1月16日 冬期の池の状態を確認(持田野鳥保護区シマフクロウ日高第1)

2011年1月16日、レンジャー2名で持田野鳥保護区シマフクロウ日高第1の巡回に行ってきました。今回の巡回は、冬期におけるシマフクロウ給餌用天然池の状態確認と放流魚の確認が目的です。この給餌池では昨年11月からヤマメを放流し、生息するシマフクロウの天然餌の不足分を補っています。
夏期には天然池までの林道を管理用車で入ることができるのですが、冬期間は積雪のため通行できません。林内には約50cmの積雪があるため、レンジャーはスノーシューを履いてザックを背負い、完全防備で道無き道を向かいました。
森を抜けて天然池まで出てみると、秋まで清らかな水を湛えていた池が真っ白になっていました。池一面に厚さ15cm程の氷が張り、その上に雪が積もっていたのです。池の周囲を歩いてみると、水が動く箇所は一部水面が開いており、その中には元々生息しているトゲウオの仲間やカジカなどを確認することができました。放流したヤマメは、氷の下の深いところで、ジッと春を待っています。
冬期間に巡回で入ることは今回が初めてだったため、冬の天然池の状態は不明でしたが、今回の巡回で厳冬期には天然池は結氷することが分かりました。
この時期のシマフクロウは、付近の凍らない河川で魚を捕食したり、林内のネズミを捕食するなどして生活しています。これから繁殖期に入りますが、より多くの餌を必要とする雛が生まれる4月~5月ころには、池の氷が解けて、シマフクロウがこの池で餌を捕り子育てしていくことでしょう。
次回は、雪解け後の春に池の状態確認と魚の補給を行なう予定です。

保護区内の天然池(1月)
保護区内の天然池(1月)

上に乗れるほど厚い氷が張っている
上に乗れるほど厚い氷が張っている

天然池の開水面
天然池の開水面

戻る