出水市西干拓、東干拓での野鳥の観察や撮影は、当面自粛してください

2011年1月14日掲載


現在、鹿児島県の出水市内において高病原性鳥インフルエンザが発生したことに伴い、出水市により西干拓、東干拓の通行制限が行われており、一般の車両は立ち入りができません。ツル観察センターも休館となっています。

これは、高病原性鳥インフルエンザのウイルスが人の通行により他地域へ拡散され、養鶏業等に被害が発生するのを防止するための措置です。
しかし、残念なことに、交通規制区域への出入りの際に行う消毒のためのポイント以外の道から、規制区域内に侵入する観光、バードウォッチング、撮影目的らしき人の車両がたびたび目撃されているとのことです。
鳥インフルエンザは、人間に感染するリスクはほとんどありませんが、車や靴底にウイルスが付着し、これが区域外に持ち出されると、ニワトリ等への感染により、周辺の養鶏業に大打撃を与える恐れがあります。特に出水市は国内有数の養鶏業地帯であり、128戸で400万羽近くのニワトリが飼育されています。ニワトリに高病原性鳥インフルエンザが発生すれば、これらが処分されることになってしまいます。こうした事態は絶対に避けなければいけません。
一部の人の心無い行為が、地域社会を大混乱に陥れるおそれがあります。交通規制区域内での野鳥の観察や撮影は、当面自粛ください。

なお交通規制の詳しい区域の地図や今後の規制解除のお知らせについては、出水市のホームページをご覧ください。

出水市「通行をご遠慮ください」


関係者等で許可を得て規制区域に出入りする車両には、念入りな消毒が行われています。