第5回(2005年8月号) 「夏休みにバードウォッチングに行きたいのですが、どこに行けばよいでしょうか?」
【遠くに出かける前に】 いろいろな鳥に気づき、見分けられるようになるには、身近にいる鳥からわかるようにしましょう(大きさ、体型、声などの特徴は身近な鳥と比べる必要がある)。ハトやスズメも双眼鏡で野鳥を捉える訓練の対象になるし、「ペアか、親子か?」「何をしているか?」など注目すべき点はたくさんあります。 【北国からの旅人】 シギ・チドリ類は北極で子育てするものが多く、日本より南で冬を越すために、夏に南下が始まります。茂みに多い小鳥などと違い姿や行動をじっくり観察でき、慣れてくると「シギか、チドリか」はすぐわかるようになります。
山野では種や目立つ鳥が少ないので「リーダー泣かせの8月」と言う人もいます。でも、鳥が少ないだけに見分けやすく、絞った観察をしやすいので初心者向きとも言えます。また、どこでもよく羽が落ちている時期で、身近でさえカワラヒワやオナガなどの美しい羽も拾えます。シギ・チドリ類の場合は似た種が多いので、すべてわかろうとせず「見分けやすい種に絞って探す」「識別以外のテーマを用意する」などの工夫をするとよいでしょう。唯一の難点は暑さですが、谷津干潟や東京港野鳥公園など冷房付きの施設もあります。