にぎわいのある森ブログ

2009年12月19日(土) 14:10

風流な落としもの

森の中を歩いていると、道いっぱいに
白くてフワフワしたものがたくさん落ちていました。

散策途中の子ども達も、それぞれ手にとって興味深げに眺めています。



一見、鳥の羽のようですが、
よく見てみると芯のようなものがくっついています。



これはテイカカズラという植物の種。

タンポポの綿毛と同じように
フワフワの冠毛で風に乗り、遠くまで運ばれていきます。


ちなみに「テイカ」とは歌人・藤原定家を指していて、
テイカカズラは定家の生まれ変わりだという伝説があるそう。

様々な文章や歌を作ったり、小倉百人一首を選出したりと
風流なものを好んでいた定家。

見た目も優雅な綿毛に飾り立てられ、
そしてまさに「風」に「流」されていくテイカカズラの種は
何とも定家の名にぴったりだと思いませんか?


※参考文献:『山渓カラー名鑑 日本の樹木』(山と渓谷社)
        『樹木・ガイドブック』(上原敬二著・加島書店)

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