事業報告と決算の全文は、
別のページで公開している他、印刷した冊子でもお配りしています(有償)。
野鳥保護区を拡大
保護区総面積は約1,600ヘクタールへ
■シマフクロウのための保護区2ヶ所目を設置
2ヶ所目のシマフクロウ保護区を購入しました。これにより当会が設置した
野鳥保護区は合計16ヶ所約1,600ヘクタールになり、民間自然保護団体が保有する保護区としては依然として国内最大級です。シマフクロウ保護区では、今年2羽のヒナが巣立ち、またタンチョウ保護区でも9巣の繁殖、ヒナ2羽を確認しました。
※野鳥保護区は2006年度も新設しています。

藤田野鳥保護区酪陽で
繁殖したタンチョウの親子

渡邊野鳥保護区フレシマ
■IBA基準生息地の白書を出版

IBA白書
IBA基準生息地全167カ所の保護指定状況や開発危険度などについて調査を行い、46.8%のIBAは保護指定がなく、1カ所のIBA(
旧浅井新田養魚池)がすでに消滅したこと、開発の危機にさらされている最大のIBAが
沖縄県泡瀬干潟であること等を把握しました。これらをまとめたものを、
IBA白書2005として3月に出版しました。また、広報用展示パネルを作成し、イベントにおける展示や貸出を行いました。

イベントでのIBAパネル展示
■IBA基準生息地の保全活動
ウトナイ湖・勇払原野の保全構想についてとりまとめ、
報告書を出版しました。
鶴居・
三宅島・
春国岱で調査や講座開催を、
仏沼・
泡瀬干潟・
伊豆沼・
諫早で
支部や地域団体を支援するなどの活動を行い、このうち
春国岱と
仏沼がラムサール条約湿地に登録されました。また、12ヶ所のIBA基準生息地にある施設を訪問して実態を調査し、保全を進めるための働きかけを行いました。

青森県三沢市の仏沼を柳生会長が視察

ウトナイ湖での調査

勇払原野保全の報告書
■クロツラヘラサギの渡り中継地が判明
クロツラヘラサギの越冬状況調査を 行い、19地点において150羽が越冬したとの結果を得ました。また環境省の委託により、発信機をつけた個体の渡り経路を人工衛星により追跡し、沖縄から
朝鮮半島の繁殖地までの中継地として、八代海沿岸および有明海沿岸の複数の湿地が使われていることが明らかになりました。

衛星追跡した渡り経路
佐賀県伊万里市でねぐら整備や誘致用の実物大模型(デコイ)の設置を行い、55羽のマナヅルが飛来、3羽が越冬しました。また越冬地の静穏確保のため、航空機の上空飛行の自粛を関係機関等に要請し、飛行経路の変更が行われました。

伊万里の空を行くツル

55羽のツルが飛来

デコイを設置
ボランティア調査員114名の協力により、31道府県293軒の販売店における野鳥の販売状況調査を行いました。また前年度までの調査結果をまとめた報
告書をもって業界団体5団体に野鳥の輸入と猟具の取り扱いの自粛要望を行いました。これにより、一部団体から猟具の扱いについて通達を検討する等の反応を
得ました。
■野鳥と人の共存の仕組みづくり
関東地方と中部・近畿地方の
カワウの広域的な保護管理についての協議会に参加しました。また、「
カラスフォーラム2005」を開催し、首都圏のカラス類保護管理の項目素案をまとめました。

カラスフォーラム2005
■その他にも、
鳥獣保護法改正にあたって野鳥輸入規制強化を働きかけ、実現
風力発電が野鳥に与える影響について情報収集、情報提供
鳥インフルエンザについての情報収集と正しい知識の普及啓蒙
全国での野鳥の生息状況モニタリング調査
野外鳥類学論文集Strix第24巻の発行
などを行いました。
三宅島・アカコッコ館が運営再開、
東京バードフェスティバルを開催
■三宅島・アカコッコ館が運営再開
三宅島自然ふれあいセンターアカコッコ館が避難解除に伴い運営再開しました。全国12カ所の
サンクチュアリの利用者は年間約34万人となりました。
探鳥会、自然観察会等は1,617回開催し、参加者はのべ16,495人でした。

三宅島のシンボル「アカコッコ」

再開したアカコッコ館で解説するレンジャー

「野鳥のせかいへのパスポート」
■子どもの中に野鳥ファンを増やす事業
子ども向け小冊子「
野鳥のせかいへのパスポート」を企業・団体からの助成を受け20,000部製作しました。また、子ども向けホームページ「
きっずレンジャー」を開設しました。
■ティーチャーズガイドの作成と活用
小学校の総合学習で役立つプログラム集として、「ガンカモティーチャーズガイド」1,000部を作成しました。また昨年作成した「
タンチョウティーチャーズガイド」を利用して、学校教員等を対象にした講習会や、普及啓発活動を実施しました。

サンクチュアリで総合学習

ティーチャーズガイドの講習会
■東京バードフェスティバル開催
東京港野鳥公園を会場に「東京バードフェスティバル2005」を開催し、約9,500人の参加がありました。また、千葉県我孫子市の「ジャパンバードフェ
スティバル」、「田園プラザかわば」(群馬県)での「ネイチャースクールinかわば」などのイベントに参加・出展しました。

安西研究員とバードウォッチング

東京バードフェスティバル

ジャパンバードフェスティバル閉会式

東京バードフェスティバルで柳生会長の講演
■バードプラザの運営
当会初台事務所の
バードプラザには、7,271人のお客様にご来場、お買物をしていただきました。また、バードウォッチング入門講座などの
イベントを34回実施し、のべ606人の参加がありました。

バードプラザの展示
■物品販売
ハンディ図鑑「
新・山野の鳥」、「
新・水辺の鳥」を合計24,950部販売しました。また、バードウォッチング入門者を対象とした
スターターセット145セットを販売しました。新規にお客様登録をいただいたのは1,219人でした。

イベントでの販売風景
■その他にも、
ヒナを拾わないでキャンペーンの実施
レンジャー養成講座の実施
サンクチュアリでのボランティア受け入れ
初心者向け冊子配布
TV・ラジオ出演、取材対応、講師派遣、原稿執筆
などを行いました。
■2005(H17)年度決算