Important Bird Areas in Japan
Important Bird Areas in Japan -翼が結ぶ重要生息地ネットワーク-

IBAサイト詳細 北海道:十勝川下流域

十勝川下流域、河口沿岸、育素多沼、長節湖、池田キモントウ
北海道:十勝郡浦幌町、中川郡豊頃町・池田町

位置 N 42°47′ E 143°33′
面積 10,000ha

環境構成


幌岡沼近景
写真提供:室瀬秋宏

河川
淡水性湿地


 十勝川河口から上流約40km区間の十勝川下流域は、昭和20年頃までに行われた河川改修工事により、直線化した十勝川と改修に伴って活用可能となった農耕地、そしてかつて大湿地であった名残の河跡湖などの湿地で構成されている。河口から30km付近の利別川との合流点付近までは浅瀬が少ないゆったりと流れる水路であり、それより上流は瀬や淵がある水路となっている。高水敷は主にヤナギ類による樹林、オオヨモギやクサヨシからなる草地、牧草地からなっている。河跡湖などの湿地ではタンチョウやアカエリカイツブリが営巣している。また、春期と秋期には約5,000羽のガン類(マガン・ヒシクイ)が飛来し、冬期間はオジロワシ・オオワシの越冬地となっている。

選定理由

A1 タンチョウ
A3 タンチョウ
A4i ヒシクイ

保護指定

サイト名 保護区指定 面積
十勝川下流域 道指定大津鳥獣保護区 283ha
道指定天然記念物大津海岸長節湖畔植物群落

保全への脅威

十勝川下流域 ・ガン類やタンチョウの農耕地への飛来に対する農業生産者からの反発
・治水事業に伴う湿地の乾燥化

保全活動

日本野鳥の会 十勝支部 ・探鳥会
浦幌野鳥倶楽部 ・探鳥会
日本野鳥の会十勝支部
 ・十勝夢ツーリズム協会
・十勝川下流エコツアー
環境省・タンチョウ保護調査連合 ・タンチョウバンディング
北海道開発局帯広開発建設部 ・治水事業に伴う自然環境調査

2006年の動き

日本野鳥の会 十勝支部 ・ 1月下旬:ワシ類・カモ類探鳥会
・ 6月下旬:池田キモントー付近草原性鳥類探鳥会
環境省・タンチョウ保護調査連合 ・タンチョウバンディング
日本野鳥の会 十勝支部
 ・十勝夢ツーリズム協会
・ 11月上旬:十勝川下流エコツアー


見られる鳥

 十勝川高水敷では、アオジやセンダイムシクイなどの樹林性鳥類、コヨシキリ、オオジュリンなどの草原性鳥類が見られ、河跡湖などの湿地ではタンチョウやアカエリカイツブリが営巣している。また、春期と秋期には約5,000羽のガン類(マガン・ヒシクイ)が飛来し、冬期間はオジロワシ・オオワシの越冬地となっている。

留鳥 アオサギ、トビ、オオタカ、マガモ、カルガモ、カワアイサ、アカゲラ、コアカゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、シジュウカラ、ハシブトガラ、エナガ、ゴジュウカラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
夏鳥 アカエリカイツブリ、オシドリ、ミサゴ、ハイタカ、ツミ、チュウヒ、ウズラ、タンチョウ、コチドリ、オオジシギ、ヤナシギ、キジバト、カッコウ、カワセミ、ヒバリ、ショウドウツバメ、モズ、ノゴマ、ノビタキ、アカハラ、エゾセンニュウ、シマセンニュウ、マキノセンニュウ、コヨシキリ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、オオジュリン、ホオアカ、シマアオジ、アオジ、カワラヒワ、ベニマシコ
冬鳥 マガン、ヒシクイ、ハクガン、オオハクチョウ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、ホオジロガモ、ミコアイサ、オジロワシ、オオワシ、ノスリ、ハイイロチュウヒ、コチョウゲンボウ、オオバン、セグロカモメ、オオセグロカモメ、シロカモメ、オオモズ、ツグミ、カシラダカ、アトリ、ベニヒワ、ハギマシコ、ユキホオジロ
旅鳥 アマサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、オカヨシガモ、ハシビロガモ、シマアジ、タゲリ、トウネン、ヒバリシギ、オジロトウネン、ツルシギ、アカアシシギ、アオアオシシギ、タシギ、セイタカシギ、アカエリヒレアシシギ、タヒバリ
迷鳥 シジュウカラガン、カリガネ、サカツラガン、コハクチョウ、カナダヅル、ナベヅル、ミヤコドリ、ハマヒバリ、ツメナガホオジロ

交通

飛行機 とかち帯広空港から ・車で30分〜1時間
鉄道 JR帯広駅から ・車で20分〜1時間
JR池田駅から ・車で10分〜1時間