JP002 声問大沼(こえといおおぬま)

北海道:稚内市

北海道:稚内市

位置 N 45°22′ E 141°45′
面積 830ha

環境構成【湖沼、森林、湿地、牧草地】

疋田英子
写真:疋田英子

稚内市の東に位置する声問大沼は、周囲12kmで、最大水深2.2mの湖沼である。アイヌ語ではシュプントウ(ウグイの沼の意)と言われていた。1958年治水工事で声問川を直線化し、海とつながっている。淡水系、汽水系の魚介類、生きものが棲息している。多くの野鳥が繁殖し、春と秋のコハクチョウやカモ類の渡りの拠点ともなっている。沼の周辺には草花が多く、見る人を楽しませてくれる。湖畔周辺には、野鳥観察施設の「バードハウス」があり、双眼鏡貸出しもしており、市民や観光客などのハクチョウとのふれあいの場や観察教育の場ともなっている。道立宗谷ふれあい公園(キャンプ場あり)と隣接し、大型バスも止められる駐車場がある。道指定の鳥獣保護区ではあるが普通地域の指定のみである。

選定理由

A4i コハクチョウ

保護指定

法的な担保がない、もしくはわずか(10パーセント未満)である

保全への脅威

  • ハクチョウへの給餌による沼の富栄養化

保全活動

  • 野鳥観察施設、双眼鏡の貸し出し(バードハウス)
  • 隣接しており、キャンプ施設、駐車場等がある(道立宗谷ふれあい公園)

※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 440KB)

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