Important Bird Areas in Japan
Important Bird Areas in Japan -翼が結ぶ重要生息地ネットワーク-

IBAサイト詳細 新潟県:鳥屋野潟

新潟県:新潟市

位置 N 37°53′ E 139°03′
面積 264ha

環境構成


清五郎潟でねぐらをとるコハクチョウ
写真提供:岡田成弘

湖沼
ヨシ原
水田
河畔林



 鳥屋野潟は人口82万都市である新潟市の中心部に残された湖水面積167haの潟湖である。新潟平野の遊水地としての機能を担っており、都市に隣接しながらも埋め立てられることなく残された。湖周辺にはヨシの群落が発達し、湖面にはコウホネ・ヒシが繁茂している。湖北東部の入江には水生植物が生育して形成された小島がある。潟の北側と南側にある2つの公園にはソメイヨシノ、マツ等の樹木が茂り、林を形成している。
 鳥屋野潟の南に隣接して内湖の清五郎潟(せいごろうがた)がある。潟の北西部は埋め立てられて庭園となっているが、残された湖水面にはヨシが茂り、ヒシ等の水生植物が生育している。厳冬期には清五郎潟でねぐらをとるハクチョウ、ヒシクイが多く見られ、鳥屋野潟で風雪が強い時の避難場所としての役割を担っている。



選定理由

A4i コハクチョウ

保護指定

サイト名 保護区指定 面積
鳥屋野潟 県指定鳥屋野潟鳥獣保護区 264ha

保全への脅威

鳥屋野潟 ・都市化 
・水路建設
・現在鳥屋野潟は県設の鳥獣保護区であるが、国設鳥獣保護区指定による保全強化が望まれる
・清五郎潟の開発、乾燥・陸地化
・鳥屋野潟周辺の開発により、南部に広がる水田地帯(大型水禽類の採食場)までのグリーンベルトが寸断される懸念がある

保全活動

日本野鳥の会 新潟県支部 ・探鳥会
・鳥屋野潟調査2000-2004
日本野鳥の会 新潟県支部
・新潟県水鳥湖沼ネットワーク
・野鳥生息調査(通年・毎週)
新潟県立自然科学館 ・野鳥観察会
新潟市・にいがた野鳥の会
・日本野鳥の会 新潟県支部
・市民探鳥会

見られる鳥

  80万都市のほぼ中心部にあって3,500羽のコハクチョウが飛来・越冬する都市と自然が共存する湖。潟湖周辺に残されたヨシ原の入り江でねぐらをとり、朝になると鳥屋野潟南部に広がる水田に向かい落穂、二番穂などを採食し、夕方には鳥屋野潟に戻って来る。年により2,000羽近くのヒシクイ(亜種オオヒシクイ)が入り、越冬する。夏季はコアジサシが潟で採餌し、鳥屋野潟周辺で繁殖する。近年カンムリカイツブリの繁殖が確認されている。
  清五郎潟には厳冬期700羽を超えるコハクチョウが入り、数十羽のオオハクチョウ、オオヒシクイとともにねぐらをとる。夏季にはオオヨシキリ、バン、カルガモが繁殖する。

留鳥 カンムリカイツブリ(繁殖)、カイツブリ、カルガモ、キジ、モズ、ヒヨドリ、オナガ
夏鳥 コアジサシ、バン、オオヨシキリ、コヨシキリ、カッコウ、カワセミ、コムクドリ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アマサギ、ササゴイ、ヨシゴイ
冬鳥 鳥屋野潟:コハクチョウ(最大3,500羽)、ヒシクイ(亜種オオヒシクイ)、カンムリカイツブリ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、トモエガモ、ミコアイア、オオタカ、ノスリ、チュウヒ、ハヤブサ、ウグイス、ミソサザイ、ツグミ、シメ、オオジュリン
清五郎潟:コハクチョウ、オオハクチョウ、ヒシクイ(亜種オオヒシクイ)、マガモ、コガモ、ミコアイサ、ノスリ、オオタカ
旅鳥 オオルリ、キビタキ、コサメビタキ、サンコウチョウ、クロツグミ、センダイムシクイ、エゾムシクイ、メボソムシクイ

交通

自動車 JR上越新幹線
新潟駅から
タクシーで5分ほどで鳥屋野潟
北陸自動車道
新潟中央ICから
車で2分

リンク