プライオリティ セッティング(Priority Setting)
自然保護の進めるとき、すべての自然を守りたいと思っていても、現実的には保護する対象に優先順位をつけることが必要になってきます。
たとえば、あなたが自然保護区の新設について意見を述べる機会があったとしましょう。もしあなたが、「日本にはすばらしい自然の残っている場所が1000カ所あり、その価値は比較できません。これらはすべて自然保護区にすべきです。」と発言しても、おそらく真剣に取り上げてはもらえないでしょう。
すべての自然を守ることは目標ですが、限られた資金と人材の中では、客観的なデータを用いて自然保護の優先順位を定め、最も重要な地点を守ることに努力を注ぐ必要があります。世界中で共通の客観基準を用いて保護の必要な優先地域を判定し、その保護対策を提案するのがIBAプログラムです。
|
|