渡邊野鳥保護区 フレシマ
野鳥の生息地の保全を目的として、日本野鳥の会では、1987年から「野鳥保護区」を拡大しています。これまで、北海道東部のタンチョウの営巣する湿原やシマフクロウの生息する森林、青森県のオオセッカの生息地、沖縄県やんばる地方のノグチゲラの生息地、岩手県盛岡市のイヌワシの生息地等、25ヶ所、2202.4ヘクタールを買い取り等により確保しました。この面積は、東京ディズニーランドが43個入る大きさで、国内の自然保護団体が設置した保護区としては最大の面積です。
土地買い取りについては、会員の方をはじめとする方々からのご寄付を財源にしています。今後も野鳥の生息地の買い取りを続けていきますので、ご支援をお願いいたします。
>>日本野鳥の会が、三菱UFJ信託銀行からの寄付で「タンチョウ」の生息地34.8ヘクタールを購入〔NEW!〕
>>日本野鳥の会が明治乳業株式会社と協定を結び「タンチョウ」の生息地を新たに2ヶ所の野鳥保護区を設置
>>野鳥保護区のブログを始めました
日本野鳥の会 野鳥保護区一覧
| |
名 称 |
所在地 |
設置
(年度) |
所有する面積
(ha) |
協定等による面積
(ha) |
保全対象種 |
利用状況 |
保全対象種および財源等 |
| 1 |
永野野鳥保護区飛雁川 |
北海道別海町 |
2006 |
|
15.6 |
タンチョウ |
1つがい営巣 |
永野孝浩氏と保護協定を結ぶ。 |
| 2 |
渡邊野鳥保護区飛雁川 |
北海道別海町 |
2006 |
15.3 |
|
タンチョウ |
会員渡邊玲子氏からの寄付金を元に購入。 |
| 3 |
明治乳業野鳥保護区牧の内 |
北海道根室市 |
2007 |
|
235.5 |
タンチョウ |
2つがい営巣 |
明治乳業株式会社と協定を結ぶ |
| 4 |
明治乳業野鳥保護区槍昔 |
北海道根室市 |
2007 |
|
231.8 |
タンチョウ |
1つがい営巣 |
明治乳業株式会社と協定を結ぶ |
| 5 |
渡邊野鳥保護区ソウサンベツ |
北海道根室市 |
2002 |
368.1 |
|
タンチョウ |
2つがい営巣+1つがいの自然採食地 |
会員渡邊玲子氏からの寄付金を元に購入。 |
| 6 |
藤田野鳥保護区酪陽 |
北海道根室市 |
2003 |
22.1 |
|
タンチョウ |
1つがい営巣 |
会員藤田氏からの寄付金を元に購入。 |
| 7 |
〔新設〕 三菱UFJ信託銀行野鳥保護区酪陽 |
北海道根室市 |
2008 |
34.8 |
|
タンチョウ |
三菱UFJ信託銀行(株)からの寄付金を元に購入。 |
| 8 |
エクソンモービル野鳥保護区・春国岱 |
北海道根室市 |
1994 |
110.1* |
|
タンチョウ |
1つがい営巣+4つがいの自然採食地 |
ゼネラル石油(現:エクソンモービル・ジャパングループ)からの寄付金を元に購入。 |
| 9 |
持田野鳥保護区東梅 |
北海道根室市 |
1987 |
7.6 |
|
タンチョウ |
1つがい営巣 |
会員持田勝郎氏からの寄付金を元に購入。 |
| 10 |
持田野鳥保護区シマフクロウ根室第1 |
北海道根室市 |
2004 |
13.0 |
|
シマフクロウ |
1つがい営巣 |
会員持田勝郎氏からの寄付金を元に購入。 |
| 11 |
持田野鳥保護区シマフクロウ根室第2 |
北海道根室市 |
2005 |
7.9 |
|
シマフクロウ |
会員持田勝郎氏からの寄付金を元に購入。 |
| 12 |
渡邊野鳥保護区フレシマ |
北海道根室市 |
2004 |
203.7 |
|
タンチョウ |
1つがい営巣 |
会員渡邊玲子氏からの寄付金を元に購入。 |
| 13 |
渡邊野鳥保護区別寒辺牛湿原 |
北海道厚岸町 |
2006 |
35.3 |
|
タンチョウ |
1つがい営巣 |
会員渡邊玲子氏からの寄付金を元に購入。 |
| 14 |
早瀬野鳥保護区別寒辺牛湿原 |
北海道厚岸町 |
1994 |
284.6 |
80.8 |
タンチョウ |
3つがい営巣 |
会員早瀬廣司・富氏からの寄付金を元に購入。同時に厚岸町が80.8haを購入。 |
| 15 |
渡邊野鳥保護区チャンベツ |
北海道標茶町 |
2004 |
216.3 |
|
タンチョウ |
3つがい営巣 |
会員渡邊玲子氏からの寄付金を元に購入。 |
| 16 |
渡邊野鳥保護区大別川 |
北海道厚岸町 |
1997 |
235.0 |
|
タンチョウ |
2つがい営巣 |
会員渡邊玲子氏からの寄付金を元に購入。 |
| 17 |
渡邊野鳥保護区尾幌川 |
北海道厚岸町 |
2006 |
6.1 |
|
タンチョウ |
1つがい営巣 |
会員渡邊玲子氏からの寄付金を元に購入。 |
| 18 |
石澤野鳥保護区尾幌川 |
北海道厚岸町 |
2006 |
|
5.0 |
タンチョウ |
石澤元勝氏と保護協定を結ぶ。 |
| 19 |
渡邊野鳥保護区温根内 |
北海道鶴居村 |
2006 |
24.1 |
|
タンチョウ |
1つがい営巣 |
会員渡邊玲子氏からの寄付金を元に購入。 |
| 20 |
古山野鳥保護区温根内 |
北海道鶴居村 |
1993 |
|
12.9 |
タンチョウ |
1つがい営巣 |
古山正勝氏と保護協定を結ぶ。 |
| 21 |
早瀬野鳥保護区温根内 |
北海道鶴居村 |
1990 |
19.5 |
|
タンチョウ |
会員早瀬廣司・富氏からの寄付金を元に購入。 |
| 22 |
仏沼野鳥保護区 |
青森県三沢市 |
1992 |
3.5 |
|
オオセッカ |
|
バードソン1992の募金により購入。 |
| 23 |
エクソンモービル野鳥保護区イーハトーブ盛岡 |
岩手県盛岡市 |
1996 |
8.4 |
|
イヌワシ |
|
ゼネラル石油(現:エクソンモービル・ジャパングループ)からの寄付を元に購入。 |
| 24 |
小鷲頭山野鳥保護区 |
静岡県沼津市 |
1986 |
2.3 |
|
|
|
会員矢崎武男氏からの寄贈。 |
| 25 |
やんばる奥間野鳥保護区 |
沖縄県国頭村 |
1992 |
3.1 |
|
ノグチゲラ |
|
ゼネラル石油(現:エクソンモービル・ジャパングループ)からの寄付金を元に購入。 |
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|
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小計 |
1586.0 |
581.6 |
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合計 |
2167.6 |
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* 一部持ち分あり
北海道の野鳥保護区について、数が増えたため一部、改称を行いました。
>>野鳥保護区とは
>>生息環境の保全
>>ご支援のお願い
>>野鳥保護区に行ってみよう
野鳥保護区とは
藤田野鳥保護区酪陽で繁殖したタンチョウの親子
野鳥の生息地を保護するためには、森林の伐採や無用な開発をされないように、その土地を恒久的に確保することが最も有効です。日本野鳥の会では、重要な野鳥の生息地に、鳥獣保護区等法的な指定をするよう環境省等に呼びかけると同時に、ナショナルトラストの考え方を導入し、独自に買い取りや所有者との協定により土地を確保し野鳥保護区として保全しています。
特にタンチョウにおいては、1986年に日本野鳥の会ツル保護特別委員会により策定された「タンチョウ保護の全体構想」の中で、規模が大きな繁殖地については、環境省等による法的な指定を呼びかけ、中・小規模の繁殖地や個人・企業の所有地である場合等については、日本野鳥の会が土地の借り受けや買い取り、あるいは当該・周辺地主との協定によって保護区とする方針が出され、現在もこの方針に沿って進めています。
野鳥保護区の環境管理と監視活動
渡邊野鳥保護区フレシマを調査するレンジャー
土地を買い取ることにより、恒久的にその場所を残すことができますが、それで終わりではありません。野鳥保護区が集中する北海道東部では、阿寒郡鶴居村に拠点施設として鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリを設置し当会職員のレンジャーを常駐させて、保護区の環境が変化していないか、周辺部で開発が進んでいないかなど、モニタリング調査や巡回監視などの保全活動を続けています。さらに根室市にも野鳥保護区事業所を開設して当会職員が常駐しています。
鶴居村の早瀬野鳥保護区温根内では、1993年までタンチョウが繁殖していましたが、上流部の土砂の流入や川の水量の減少により、ヨシ原にハンノキが繁茂し、繁殖できない環境になってしまいました。1999年から、ハンノキを伐採し、ヨシ原を復元する事業を進めてきた結果、2002年から、再び繁殖がはじまりました。このような環境管理の活動も保護区の保全には欠かせないものです。
>>タンチョウの生息環境の復元事業
ご支援のお願い
渡邊野鳥保護区ソウサンベツでの看板設置
野鳥保護区に行ってみよう
野鳥保護区は、野鳥の重要な生息地であるため、また、湿原などのため人が入り込めない地域もあり原則として一般公開はしておりません。ただし、下記のいくつかの野鳥保護区では、保護区またはその隣接地を訪れることができます。
●早瀬野鳥保護区別寒辺牛湿原
●エクソンモービル野鳥保護区・春国岱
●仏沼野鳥保護区
野鳥保護区事業所
〒086-0074
北海道根室市東梅103 春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター内
●土曜・日曜・祝祭日・年末年始定休
●電話:0153-25-8911 FAX:0153-25-8570
(4月〜9月:9:00〜17:00、 10月〜3月:9:00〜16:30)
●E-mail:hogoku@wbsj.org
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