公益財団法人日本野鳥の会
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Activity

当会の活動

ナベヅル・マナヅル分散プロジェクト

2007年度ツル越冬地整備

 長浜干拓地ではデコイの設置だけでなく、以下のような越冬地整備が行われています。当会はこうした活動にアドバイスを行い、サポートしています。

監視小屋の設置

 干拓地の入り口には、伊万里市により監視小屋が設置されています。ここは伊万里鶴の会の皆さんのツルの飛来の観察や訪問者への案内の活動の拠点になっています。

来訪者の皆さんの案内のために、当会の寄贈した望遠鏡が役立てられています。これは当会会員からご寄付いただいたものです。
立入り制限と銃猟規制

 ツルたちが安心して越冬できるように、長浜干拓地は、2004年11月から特定猟具使用禁止区域(銃猟禁止区域)になりました。
また、長浜干拓地の地権者の皆さんの協力を得て、ツル飛来時には干拓地への立入りを極力しないよう制限することになりました。立入り制限期間は 11月1日(バリケード設置は11月15日)から2月29日です。皆様もご協力をお願いします。

車のライト等のツルのねぐらへの影響軽減

 ツルが夜間、自動車のヘッドライトの光に驚かされず安心してねぐらを利用できるように、遮光用の寒冷紗(かんれいしゃ)を設置しています。

ねぐら整備

 水田に水をはって、ツルたちが夜を過ごすためのねぐら場をつくっています。ツルたちは回りが見渡せる、浅い水の中にねぐらをとります。越冬したツルだけでなく、渡りの途中で立ち寄ったツルもこの水田でねぐらをとります。また、カモの仲間も飛来しています。

鳴声の再生

 上空を通過していくツルたちに、長浜干拓地の安全性をアピールするために、ツルの鳴声を再生するスピーカーシステムを設置しました。現在、マナヅル2羽が滞在中のため、鳴声は再生していません。このスピーカーシステムは伊万里西ロータリークラブが伊万里市にご寄贈くださったものです。

エサの確保

 ツルのエサとなるように、刈り残した水田を設けています。また、屑米などを撒いています。

伊万里市上空の飛行制限のお願い

 伊万里市上空を飛行するヘリコプター等の音を恐がって越冬中のツルが飛び立ったりした事があったため、上空を飛行する関係機関・団体に対し、緊急な場合を除き、冬期はなるべく伊万里市上空を避けて飛行して頂くように、伊万里市がお願いしています。

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