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| ナベヅル・マナヅル分散プロジェクトの計画内容 | ||
| 分散を成功させるためには,以下のような地域との協力体制の確立と,越冬環境の改善,ツルの誘引,そして分散候補地を拡げる活動が必要と考えています. 2003年度からはツル分散候補地として整備することに名乗りをあげていただいた佐賀県伊万里市で,環境整備とツルの誘引を行なっています.詳細について「これまでの取組み」の欄を参照下さい. |
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プロジェクトのおもな項目 1.地域との協力体制をつくる 分散候補地でツル類が越冬できるようになるには,地域住民,自治体の協力が不可欠です.ツルと一緒に冬を越すような気持ちになって地域住民や自治体がツルの越冬を受け入れてもらえるように働きかけていきます. 2.ツル類の越冬環境の改善する 1)採食場所の改善 越冬期のツル類はおもに落穂や草の種子を水田で食べています.その食物条件を良くするためには二番穂の利用があります.米の収穫の早い早期米を植え,収穫後に放置しておくことにより,初冬には二番穂がでて,それがツルの食物となります.ワラの分解を促進して肥料とするために,冬期に耕してワラを鋤込むことも多いのですが,それを春までしなければ,越冬期間をとおして二番穂をツルの食物として利用させることができます.そのようなツルの越冬に配慮した農業をしていただくように農家のみなさんにはたらきかけていきます.ご協力いただいた農家の米を「鶴米」などとブランド化していくことも考えています. 2)ねぐらの改善 現在,自然の湿地も湿田も減少し,干潟も小さくなってツルがねぐらをとることのできる浅水域はほとんどなくなってしまっています.このような状況下でツルのねぐらをつくるためには冬期湛水水田をつくることが最も簡単で効果的な方法になります. ねぐらをつくる場所は,採食場所と同様に,道路から離れた場所が良く,安心して眠ることができるように,自動車からヘッドライトがあたらないような場所を選定し,光が差し込まないように遮光壁を設置すると良いと考えています. 3)立入制限など ツルが安心して越冬できるように,分散候補地での狩猟を制限したり,候補地の一部に地権者等が必要とする作業以外には人が立ち入れないように,立入制限をするなどすることを考えています. 3.通過するツル類を誘引する ツルの模型(デコイ)を使ったり鳴き声をながしたりして上空を通過するツルを誘引したり,二番穂などがはえるようにして,ツルが上空から,そこに食物があることがわかるようにすることを考えています. 4.他地域へ越冬地を拡げる 多くの地域で分散候補地としてツルの受け入れをしてもらえるようにするため,分散候補地での活動を紹介したり,分散の必要性をアピールしたりしたパンフレットを作成したり,シンポジウムを開催したりしていくことを考えています. |
![]() 二番穂の実る水田が残るようにして,ツルにとって良い採食環境を創りだすことを目指します. ![]() 水田に湛水し,ねぐらを創りだします. ![]() 自動車のライトが差し込む場合は,遮光壁を設置することを考えています. ![]() ツルが定着しはじめたら,ツルが安心して越冬できるように立入制限や観察壁の設置を考えています. イラスト:宮坂克己 |
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