No.17
2005年8月号
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木曽岬干拓の情報 (三重県支部・愛知県支部投稿)
04年度野鳥誌アンケート結果報告
事務局からのお知らせなど
  バードウォッチング検定の終了について
  特定外来生物の2次指定候補が決定
  会員数
  その他
木曽岬干拓の情報(三重県支部・愛知県支部投稿)
全国有数のチュウヒの繁殖地・木曽岬干拓地の情報
日本野鳥の会各支部の皆さまへ
三重県支部・愛知県支部

 チュウヒの繁殖地が消滅の危機にあると、皆さまに訴え、多くの意見書を出して頂きました。現在、三重県は意見書に関する見解書をまとめているところです。
 準備書の鳥類調査結果には下に別記したように多くの問題点が指摘されています。そのため、以下のような再調査のお願いを三重県知事宛に提出しました。

●鳥類調査の結果について指摘した主な問題点
 私たちは12年以上にわたり、木曽岬干拓地での探鳥会を行ってきました。また、アセスメントの調査が始まる前から現在まで、県の同意のもと4年間にわたって干拓地内に立ち入り、鳥類の調査を行っています。これまでの観察・調査で調べたことから準備書の矛盾点を意見書で指摘しました。  以上の諸点以外にも準備書の鳥類調査の内容には、何点も疑問を感ぜざるを得ない部分があります。

 特に今回の木曽岬干拓地の整備事業の結果、最大の影響を受けるチュウヒのデータについて疑義が生じていることは、この行政側の鳥類調査の信用性が根本的に損なわれているということでもあります。したがって、行政当局には、再度鳥類の調査を実施する責任があります。
 全国的にチュウヒの繁殖地が限定的にしか存在しない危機的な現状に、会員の皆さんが強い関心を持っていただくことと、三重県・愛知県両支部がチュウヒの繁殖地・木曽岬干拓地を保護するために進めている活動へのご支援をお願い致します。
2005年6月22日
三重県知事 野呂昭彦様
日本野鳥の会三重県支部 支部長 杉浦邦彦
日本野鳥の会愛知県支部 支部長 高木清和
名古屋鳥類調査会    会長  森井豊久

木曽岬干拓地環境整備事業環境影響評価準備書の調査やり直しのお願い

 木曽岬干拓地環境整備事業環境影響評価準備書に対して、私たちはそれぞれ意見を提出させていただきました。現在、貴職におかれましては、私たちから提出したものも含めて提出された意見書に対する見解書を作成中であると推察いたします。
 私たちの意見書のなかでは、特に鳥類の調査結果について、いくつかの重大な見過ごすことのできない問題点を指摘いたしました。
 準備書の鳥類の調査結果については、調査全体の信用性にかかわる重大な誤認があり、私たちはこうした誤認が公式なデータとして公表されることに深い憂慮の念を抱くものであります。
 貴職としては、拙速な見解書を作成されることなく、公表に耐えうるデータを得るべく、鳥類に関する再度の調査を実施されることを、私たちは心より期待するものであります。
 三重県の木曽岬干拓地に関する調査とは別に、私たちが木曽岬干拓地の生息鳥類の調査を続けていることはご承知のことと存じますが、私たちはこれまでにも環境省・三重県・愛知県・名古屋市等の実施する環境評価などにも協力させていただき、その調査結果に基づいて各自治体の事業が実施されてきているところであります。
 このたびの事業の準備書につきましては、三重・愛知両県関係者のみならず全国的なレベルで関心が持たれ、意見書も提出されております。
 本環境影響評価準備書をいかに扱い、またそれに対するどのような見解書が提出されるかは、今後の三重県の環境行政の行方を左右する試金石といっても過言ではありません。
 重大な疑義のある準備書の調査結果を放置したまま、見解書を提出されることのないよう、十分なる再検討をして下さるようお願い申し上げます。
 私たちは、貴職が見解書を提出される前に、再度鳥類に関する調査を実施されることを要望いたします。
(文責:三重県支部・近藤義孝、愛知県支部・加藤倫教)
04年度野鳥誌アンケート結果報告
評価トップは2年連続「とっておきの一枚」 特集では12月号「片野鴨池−たんぼでカモを守る」
●回収率平均0.17%、最高0.32%
 年度回答数は561件で、03年度の369件より増加したものの、1号あたりでは最高が5月号の92件です(グラフ1)。04年度の5月号は、バードウィーク特別号として非会員へ配布を行っておりますので、5月号の回収件数は会員と非会員を分けて出しています。
 アンケートの回収率は平均0.17%で、これも03年度の0.11%よりは増加しました。しかし最高でも5月号の0.32%と依然として非常に少ない回収率です(グラフ2)。回収率のグラフでは、5月号は会員からの回答のみを表しています。
グラフ1.号毎のアンケート回収件数
グラフ2.03年度と04年度の回収率
●女性と会員年数5年以内に若干偏る
 会員の回答者の構成は次のとおりでした。野鳥誌5月号の一般配布で回答があった非会員の構成は、後で述べます。
男性58.1%、女性40.8%で、03年度と大きな変化はありませんでした。会員全体の構成は男性69.8%、女性30.2%ですので、女性がより多く回答する傾向が見られました(グラフ3)。
 年齢別では60代男性の回答者が格段に多く、次いで50代女性、40代男性と続いていました。10〜30では男性より女性の回答者が多く、60〜70代では女性より男性の回答者が多くなっていました(グラフ4)。
グラフ3.回答者の性別と会員全体との比較
グラフ4.回答者の男女別年齢構成
 04年度の回答者を世代別に03年度の回答者と比較すると、男女とも50代以上が大半を占めており大きな変化はありませんでした。しかし女性では03年度に比べて10代が増加し60〜70代が減少していました。会員全体との比較でも50代以上が大半という構成に違いはありませんが、女性は会員全体に比べ10代の占める率が大きくなっていました(グラフ5)。
グラフ5-1.女性回答者の世代別比較
グラフ5-2.男性回答者の世代別比較
グラフ6.回答者の会員年数
 会員年数別では、女性では入会10年以内の回答者が多く、入会2年以内22%、3〜5年21%、5〜10年22%で合わせて65%に達しました。21年以上の回答者は5%でした。男性では、会員年数5〜10年が22%で女性と変わらなかったものの、2年以内と3〜5年は合わせて29%で女性より少なくなっていました。一方11〜20年と20年以上は合わせて28%で、5年以下の回答者数とほとんど同じになりました。女性は会員年数の短い回答者が多く、男性では会員年数の長い回答者が多い傾向が見られました(グラフ6)。
 04年度の回答者の会員年数を03年度と比較すると、僅かですが6〜10年の回答者が増加し11〜20年の回答者が減少していました。また会員全体との比較では、5年以内の回答者が多く、11〜20年の回答者が少ない傾向がありました。21年以上の回答者では、03年度との比較でも会員全体との比較でも大きな違いはありませんでした(グラフ7)。
グラフ7.回答者と会員全体の会員年数比較
 これらの結果から、04年度のアンケートは、世代的には会員全体を反映しているが、男女別では女性の意見に、また会員年数では5年以内の会員の意見にいくらか偏っている可能性があると思われます。同時に、これは現在の野鳥誌への関心が強い層を表している可能性も考えられます。

 次に、1人で何度かアンケートに答えられる場合がありますので、それを集計したところ、回答回数1回が75%で最も多く、2回回答は13%と少なくなりました。また、5回以上の回答は6%ありました。回答回数を03年度と比較すると、若干ですが複数回回答が増えていました(グラフ8)。ちなみに、11号すべてに回答いただいたのは、03年度は1名でしたが04年度は3名でした。
グラフ8.03年度と04年度の回答者の回答回数
●トップは2年連続「とっておきの一枚」
グラフ9.常設ページの評価
 毎号掲載されるページを常設ページとし、そのページへの評価を集計したものがグラフ9です。アンケートへの記入は○△×ですが、これを点数化し、より分かりやすいように100点満点換算で表しています。回答者全員が○をつけると100点になります。これは会員の回答者の集計結果で、非会員の集計結果は後で述べます。
 結果は、とっておきの一枚が89点でトップ、次いで野鳥スケッチ図鑑88点、特集86点となりました(グラフ9)。上位2つは03年度とまったく同じでした。しかし03年度に3位だったバードギャラリーは5位に後退し、03年度に5位だったひなこのお散歩鳥講座が4位に上昇しています。
 とっておきの一枚ページの評価を号毎に見ると、2月号が94点でトップ、次いで5月号と12月号が並んで93点という結果でした(グラフ10)。
 野鳥スケッチ図鑑では、8月号のアホウドリが95点でトップ、次いで7月号のコサメビタキ、1月号のコジュケイが並んで93点という結果でした(グラフ11)
グラフ10.とっておきの一枚ページの評価
グラフ11.野鳥スケッチ図鑑ページの評価
グラフ12.特集ページの評価
●特集トップは12月号「片野鴨池」
 各号の特集への評価は次のとおりでした。これも会員の回答者からの評価で、5月号非会員の回答集計は後で述べます。
 12月号の「片野鴨池−田んぼでカモを守る」が98点でトップ、次いで4月号「お花見バードウォッチング」が95点、3位は9/10月号「象徴としての鳥−古代エジプトの鳥たち」となりました。また順位が低かったのは、8月号「あなたが支える活動」73点、2月号「ほんとは、子どもは自然が大好き」76点でした(グラフ12)。

 12月号特集には29件の意見があり、そのうち不評のものはありませんでした。以下に、その中から4例を掲載します。
・すべてただ田んぼがあれば、ガン・カモの餌場になるものだと大きな勘違いをしていたので、今後の観察や調査のレベルアップが図れると思います(男性40代会員歴1年)
・私の家は農家なのですが、町内の川には毎年マガモをはじめとするたくさんのカモが来ます。田んぼに水があるのとないのでは、こんなにちがうのだとびっくりしました。私の家でもやれるかなぁ(女性10代会員歴1年)
・観察会や各種の会などで単なる観察対象、カモ一般の話題としてではなく、身近な生きものの生活を知ってもらうときの資料として好評でした。また人間との関係、水田との関係までわかってもらえる話です(男性70代会員歴30年)
・戦前、田んぼの水路がコンクリートでなく、農薬もなく、お米をたくさん食べていた日本人。日本国中、田んぼという湿地にトンボやカエル、オケラ、たくさんの生きものがいたこと、それをエサにして生きていた野鳥たち。田んぼもさることながら、大自然が復活してほしい(女性50代会員歴6年)

 一方、最も点数が低かった8月号特集には7件の意見が寄せられ、そのうち好評意見は4件、不評意見が2件、その他意見が1件でした。このうち好評意見を2例、不評意見とその他意見は全部を以下に掲載します。
【好評意見】
・野鳥の会のすべてがよくわかる(男性60代会員歴7年)
・野鳥たちとの触れ合い方で知らなかったこと(活動など)がたくさんあることを知りました(女性20代会員歴1年)
【不評意見】
・「特集」が珍しくつまらなかった。漢字ばかりでつまらなかったから。報告っぽいものには、あまり魅力を感じない(女性10代会員歴3年)
・特集はバックに青味、緑味に印字されていてかえって読みづらい。かつ高価になっているのでは?写真はカラーが良いが字のバックは白が読みやすい。薄暗(黒)のバックの印字も読みづらい。識別法を変えよう(男性60代会員歴4年)
【その他意見】
・役員報酬を見てムッときた。何人かの役員にこれだけの支出は高い。ゼータクだ。職員研修費よりも多い。いったい何人の役員に必要のないお金を支払うのか。もっと詳しく内訳が見たいものだ(天下り役員の名前を公表して)(女性30代会員歴1年)

 また2月号では、好評17件、不評2件の意見が寄せられました。このうち、好評2例と不評全部を以下に掲載します。
【好評意見】
・僕が幼かった頃、保育園の散歩でザリガニを捕まえに行ったり、落ち葉を拾って画用紙に貼っていたことを思い出しました。大人になるにつれて、知らないことを教えることばかりに気持ちが向いて、素直に生きものに触れることをしなくなってきているのではないかと思い、少し反省しました。普段とは少し違った観察会の様子がわかって良かったです(男性10代会員歴4年)
・やっとおばあちゃんになれて1年半、子どもは「自然に興味をもたせろ」が自論ですから、実行しようとテグスネひいて大きくなるのを待っています。この特集、参考にします(女性70代会員歴16年)
【不評意見】
・子どもを対象にしたものは好きではない(女性30代会員歴1年)
・教育の重要性はわかるが、『野鳥』としてこれだけのページを割くのはどうかと思う。単に野鳥が好きなだけの人も多いのでは?(男性60代会員歴10年)

グラフ13.常設ページの評価上位5つの男女別の評価比較
●常設ページは女性から好評
 会員からの回答で、常設ページの評価上位だったとっておきの一枚、野鳥スケッチ図鑑、特集、ひなこ、バードギャラリーについて、男女別、世代別、会員年数別での評価の違いを比較しました。
 その結果、男女別では、いずれのページも女性の評価が高い結果となっていました(グラフ13)。世代別、会員年数別では、若年層や会員年数が短い層で評価が高い感じがありますが、はっきりした傾向は分かりませんでした(グラフ14、15)。
グラフ14.常設ページの評価上位5つの世代別の評価比較
グラフ15.常設ページの評価上位5つの会員年数別の評価比較
●常設ページの評価と回収率の関係は現れず
 会員から回答で、常設ページの評価上位だったとっておきの一枚、野鳥スケッチ図鑑、特集の3つの評価と回収率が関係しているかどうか号毎に比較しました。回収率が最も高い5月号では、とっておき、スケッチ図鑑、特集とも揃って高い評価でしたが、その他の号では評価が高ければ回収率も高いということはなく、ページ評価と回収率の関係は分かりませんでした(グラフ16)。
グラフ16.常設ページ評価上位の3つのアンケート回収率の関係
●分かりにくい「活動」の記事は15.2%
 「活動」の記事への会員の回答者からの評価は次のとおりでした。非会員からの回答は後で述べます。
 04年度中の全11号に掲載された計84本の記事に対して、561件の回答がありました。このうち、分かりやすいとの回答が90%以上だった記事は2本で、12月号掲載の「北海道標茶町に216.3haを購入「渡邊野鳥保護区チャンベツ」が誕生」(90.2%)、同じく12月号の「野鳥保護区に標識を設置」(90.2%)でした。次いで分かりやすいとの回答が80%台の記事は17本、最も記事数が多かったのは70%台で44本でした(グラフ17)。
 一方、分かりにくいとの回答では、21%以上だったのが6月号掲載の「IBAシンポでリスト発表」(24.3%)、9/10月号掲載の「中四国ブロック協議会報告」(22.6%)の2本でした。次いで16〜20%では、8月号掲載の「「理事会および評議員会が開催されました」(19.0%)、2月号掲載の「初めてのアジア版IBA目録出版」(17.1%)でした。また分かりにくいとの意見が全くなかった記事は8本でした(グラフ18)。
グラフ17.活動の記事で分かりやすいと回答を得た比率
グラフ18.活動の記事で分かりにくいと回答を得た比率
グラフ19.活動の記事への男女別評価比較
●若い世代、会員歴短い回答者から「分かりやすい」
 会員の回答者からの活動の記事への評価561件を、男女別、世代別、会員年数別で比較したところ、男女別では違いは分かりませんでした(グラフ19)。世代別では若い世代の方が、会員年数別では会員年数が短い方が、分かりやすいとの回答が高い傾向がありました(グラフ20、21)
グラフ20.活動の記事への世代別評価比較
グラフ21.活動の記事への会員年数別評価比較
●非会員の回収率は0.74%、会員回答者より比較的若い
 5月号の一般配布で非会員からの回答を集計したところ、アンケートの回収率は0.74%で、会員の回収率より0.42ポイント高くなっていました(グラフ22)。
 回答者の性別は、会員回答者と大きな違いはありませんでした(グラフ23)。しかし世代別の比較では、女性では会員回答者より30代、40代が多くなっていました(グラフ24-1)。特に男性では、会員回答者に比べ30代が多く、60代、70代が少くなっていました(グラフ24-2)。
グラフ22.5月号の非会員からのアンケート回収率と会員との比較
グラフ23.回答者の性別と会員全体との比較
グラフ24-1.女性回答者の世代別比較
グラフ24-2.男性回答者の世代別比較
グラフ25.5月号常設ページの会員と非会員の評価の比較
●常設ページは差が少なく、活動の記事は分かりにくいが多い
 5月号で常設ページへの評価を会員と非会員で比較したところ、トップはとっておきの一枚、第2位が野鳥スケッチ図鑑で、会員の評価と違いはありませんでした。3位は目次ページで、会員の評価と違っていましたが、全体的には大きな違いはないようでした(グラフ25)。

 活動記事への意見の比較では、分かりやすいとの回答はほとんどの記事で会員より非会員のほうが多くなっていました(グラフ26)。同時に分かりにくいとの回答も、すべての記事で会員より非会員のほうが多くなっていました(グラフ27)。しかも、会員では分かりにくいとの回答がほとんどなかった記事でも、非会員では10%を超えており、大きな違いがありました。
グラフ26.5月号で分かりやすいと回答があった活動記事の会員と非会員比較
グラフ27.5月号で分かりにくいと回答があった活動記事の会員と非会員比較
 非会員から5月号の常設ページ記事に寄せられた意見は、ほとんどは好評なもので、はっきり不評と分かる意見は次の4件だけでした
・朝日新聞経由で初めて貴誌、拝読しました。辛口のアンケートでお許しください。ファンからのエールと真摯にご一考いただけたら幸甚です(男性年齢不明)
・夫についてバードウォッチング14年、あまり興味がないので、いまだに素人です。(シギの夏羽根、冬羽根、カモのオス・メスもよくわからない人です)夫は会歴11年で、私は野鳥雑誌は表紙もきれいで、時々パラパラ見たりしておりました。こんな私でも、時々特集が面白くないと思うことも(初心者向けで)…。とっておきの一枚のコーナーも、年々、珍鳥からありきたりなものになり、面白くないと思ったり。年々、会員減少とか…私の近くにバードウォッチャーはいませんね。友人も山登りを始めた人は多いですが、近所の中1の子にバードウォッチングを勧めてみても、興味ないとか(女性40代)
・5月号を初めていただいたので、言葉がわかりにくいものがある。イベント、過ぎていた(男性60代)
・大きい活字はある程度は良いが、ちょっと大きすぎる(特集など)のではないでしょうか。なんとなく雑な印象を受けます(男性50代)

●非会員からの回答は男女別の差無し
 非会員からの回答で、常設ページへの評価を男女別、世代別で比較したところ、どちらもはっきりした傾向はありませんでした(グラフ28、29)。会員からの回答では、男女別ではっきり違いが出ていた(グラフ13)のとは対照的です。
グラフ28.常設ページの評価上位5つの非会員回答者男女別の評価比較
グラフ29.常設ページの評価上位5つの非会員回答者世代別の評価比較(※10代は3件、70代は2件と回答が少ない。20代の回答は無し)
●まとめ
 野鳥誌アンケートへのご協力、ありがとうございました。野鳥誌毎号でアンケートを始めたのが03年度ですので、今回で2年目の報告となります。03年度に比べるとアンケート回収率が向上し、少しは野鳥誌アンケートが浸透してきたのではと思われますが、依然として低い回収率は引き続きの課題です。
 とっておきの一枚や野鳥スケッチ図鑑など、野鳥をビジュアルに掲載したページの評価が高くなる傾向は、03年度と変わりませんでした。しかし一方で、古代エジプトの壁画の鳥を題材にした9/10月号の特集が高い評価を得るなど、会員の多様なニーズが改めて伺える結果でした。
 5月号の一般配布結果では、40代以下の非会員から比較的多くの反応をいただくことができました。40代以下は会員の年齢構成では3割程度しか占めていませんし(グラフ5)、入会者中に占める割合も少なくなっています(支部ネット通信2005年5月号 「会員数動向と会員・寄付拡大報告」グラフ6、7)。そうした中で今回の一般配布結果では、40代以下にも関心を持っていただけることが分かり、今後の会員拡大の参考にしていきたいと思います。

 05年度の野鳥誌は、特集の内容をより充実させるため特集に充てるページ数を倍近くに拡大しました。また号毎の特集テーマも、より多様なニーズに応えられるように幅広く扱っています。それでもまだまだ不足している点が多いと思いますので、アンケートのご意見を元に改善して参りたいと思います。どうぞ引き続き野鳥誌アンケートにご協力をよろしくお願いいたします。
(会員室長/小林豊)
事務局からのお知らせなど
普及室より

■バードウォッチング検定の終了について■

 野鳥誌7月号でもお知らせしましたが、2004年11月に開催した第4回をもって「バードウォッチング検定」を終了いたします。これまで、団体受検や広報などで御協力いただきました支部の皆様には、本事業への御支援について御礼申し上げますと共に、事業を継続できませんでしたことを、あらためて深くお詫びいたします。
グラフ1 バードウォッチング検定の事業費収支と受検者数
 バードウォッチング検定は、1回の実施毎に3,000人規模の受検者を見込んで計画されました。しかし、受検者数は第1回の2,805人が最大であり、第2回以降は1,000人前後にとどまっていました。(グラフ1)
 受検者数が伸びなかったことは事業の収支にも大きく影響していました。事業費ベースでは、第1回に約68万円の黒字があるものの、第2回以降は約100〜270万円の赤字となっています(グラフ1)。さらに、この事業に関わる職員の人件費を加えると年間で約430万円が加わり、1回の検定実施につき360〜700万円の赤字を生み出していました。
 これに対し、受検者を多く集めて赤字幅を減らそうと、全国の自然関係施設等347施設へのポスター掲示、パンフレット配布を行い、新聞や雑誌への情報提供などの広報を積極的に行ってきました。第4回については、これまで受検の少なかった子どもたちや学校に対して広く受検を呼びかけました。しかし、結果的に採算の合う人数を集めることはできませんでした。

●なぜ赤字になるのか?
 赤字が生まれる原因は、一言で言えば支出に見合うだけの受検者を集めることができなかったことにあります。
 検定を1回行うと、400〜600万円の支出が発生しますが、この支出の中身は大きくふたつに分けることができます。ひとつは、受検者の人数に関係なく固定費として毎回発生する支出です。具体的には、受検者管理や検定の採点、結果通知を行うために検定業者に委託しているシステムの委託費で、1回の実施毎に約160万円支払わなければなりません。もうひとつはパンフレットやポスターなどの印刷費、発送費、全国5ヶ所の会場費、広報等に関わる支出です。これについては、工夫を凝らすことである程度削減することができます。しかし、削減するにも限度があり、ふたつをあわせて約370万円に抑えることが精一杯でした(グラフ2)。
グラフ2 バードウォッチング検定の支出
 これに対して収入の方は、受検料3,000円から、受験票や採点結果通知票の作成、郵送費などを除いた2,400円が受検者1人あたりの収入となります。上記のぎりぎりまで切り詰めた支出370万円に見合う収入を得るためには、事業費ベースで1,500人以上、人件費を含むと3,300人以上の受検者を集めなければならないことになります。しかし、現実には受検者は1,000人前後で留まっており、上記の赤字につながっています。なお、自然や生き物を扱った類似の検定の受検者数も、約1,000人規模であると聞いています。現状ではこれ以上の受検者を集めるのは困難であるといえます。 

●形を変えて継続できないのか?
 検定事業の継続ができないか、検定の規模を縮小することとeラーニングへの移行について検討してみました。まず、検定の規模縮小についてですが、会場を減らし人数を減らすことによって、会場費や広報費などの支出を減らすことができます。しかし、検定業者へのシステム委託料が固定費としてあるかぎり、広報やパンフレット等に関わる経費をすべてなくしても、最低666人の受検者を集めなければ採算を合わせることができません。広報を行わないでこの人数を集めるのは現実的ではなく、規模縮小による検定継続は断念せざるを得ませんでした。
 次にeラーニングについてです。インターネットを利用し、自宅のパソコンから検定受検ができるeラーニングに移行することによって、受検者を会場に集めずにインターネット上で検定受検が可能なため、受検者数の増加が図れるのではないかと考えました。
しかし、eラーニングへの移行は、個人情報保護など高度なセキュリティを持ち合わせた新しいシステムを400万円以上の投資で作る必要があり、さらにシステムの維持費も発生することがわかりました。また、検定業者によると、eラーニングへの移行で必ずしも受験者数が増えるわけではないとのことでした。いずれにしても、事業としてスタートするにはリスクが大きすぎ、現状ではeラーニングへの移行は難しいと判断しました。

●事業継続を断念
 このまま検定事業を続けても、回を重ねるたびに赤字が増す状態であり、当会全体の赤字を増大させる要因となります。このような結果から、断腸の思いではありますが、昨年11月に実施した第4回をもって終了する判断に至りました。
前述の通り事業を継続する余力がなかったとはいえ、事業終了について余裕をもって皆様に御周知できなかったことにつきましては、重ねてお詫び申し上げます。

●「級」の扱いと今後のフォロー
 受検された方がお持ちの「級」につきましては、級をお持ちの皆様の記録を当会普及室にて保持、保障し続けます。現在同様、今後ともそのままお持ちください。級についてのお問い合せや、検定についてのご質問、ご意見については、当会普及室で承ります。お手数ですが、もし支部にお問い合せがあった際には、普及室をご案内いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
 今後は、受検を希望していた方へのフォローとして、当会ホームページ上に、過去実施したバードウォッチング検定の問題用紙および正解と解説を、無料でダウンロードできるしくみをつくる予定です。自己採点していただくことになりますが、ご自身の知識やレベルを知る目安として、今後ともご利用いただけたら幸いです。よろしくお願い申し上げます。

バードウォッチング検定終了についてのお問合せ先
 普及室 TEL:03-5358-3516 FAX:03-5358-3608
 電子メール:[email protected]
(普及室/箱田敦只・景山誠)
自然保護室より

■ 8月5日、特定外来生物の2次指定候補と要注意生物が決定 ■
■インドクジャクなど6種・亜種群の鳥類が要注意生物にリストアップ■

●外来生物法は6月1日に施行
 特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律、通称「外来生物法」については、本通信第11号でもお伝えいたしましたが(http://www.wbsj.org/info/shibu/net/200502.html)、6月1日から、この法律が施行され、特定外来生物の輸入や飼育等が規制されるようになりました。この外来生物法の内容については、7月に環境省が発行したパンフレットを各支部のみなさまにお送りしましたのでごらんいただいているかと思いますが、インターネット上でも、環境省のホームページで説明を見ることができます。法律施行時には、37種の生物が、対策・規制が必要な特定外来生物に指定されました。鳥類では、ソウシチョウ、ガビチョウ、カオジロガビチョウ、カオグロガビチョウの4種が特定外来生物となっています。

●特定外来生物の第2次指定と「要注意外来生物」
 特定外来生物の指定検討は、引き続いて進められており、8月5日には環境省において第5回特定外来生物専門家会合が開催され、特定外来生物の2次指定候補42種が決まりました。
 今後、パブリックコメントの公募(9月9日〆切)を経て、第2次指定生物が決定されます。また、特定外来生物の指定にはより一層の科学的知見の収集などが必要であるが、生息が拡大すると被害が起こることが想定されるので、早急な注意喚起や防除対策が実施されることが望ましい生物として「要注意外来生物」をリストアップすることが決まり、そのリストが既に8月12日から公表されています。
 
 当会では、WWFジャパンや日本自然保護協会とともに、早急な対策が必要が生物をリストアップして特定外来生物への指定を求めています。鳥類については、今回の2次指定では新たな特定外来生物の指定はありませんでしたが、支部・会員の皆さんからの情報を参考に、インドクジャク、カナダガン大型亜種、コリンウズラ、クロエリセイタカシギ、シリアカヒヨドリ、メジロ外国産亜種について要注意生物へのリストアップを提案し、この6種・亜種群が要注意生物にリストアップされることになりました。

●要注意外来生物のプロフィール
 このほど要注意外来生物となった鳥類の現況は、以下の通りです。

○インドクジャク Pavo cristatus
 薩摩硫黄島、八重山諸島(黒島、小浜島、石垣島など)では、観光業者が飼育していたものが野外で繁殖し増えている。地表性の昆虫や両生・爬虫類を食物とするのでこれらの生物にとって大きな脅威となり、実際に生息数が少なくなっている島もある。これらの島では、早急に防除対策をとる必要がある。

○カナダガン大型亜種 Branta canadensis spp.
 関東・甲信地方(富士山麓、関東南部)で生息記録が増えつつある。日本で繁殖するようになった亜種は確定していないが、日本産の亜種よりあきらかに大きいので別亜種である。北米の公園やニュージーランド、ヨーロッパに移入されて増えているオオカナダガン(Branta Canadensis moffiti)である可能性が最も高い。オオカナダガンは、狩猟の影響などで野生個体は一時絶滅に瀕したが、保護増殖のため公園などで繁殖したものは留鳥化して個体数が増えた。
 増殖率が高く、ニュージーランドに移入したものは、60個体程度から、狩猟対象とされていたにも係わらず10,000羽以上に増えた。飼育由来の留鳥化したオオカナダガンが増加した地域では、芝生など草地の過食、水草への食害、水際の土壌流出、糞害(見た目がきたない、貯水池の水質汚染と健康への影響)、人への威嚇(ヒナ連れ親)、飛行機への衝突の危険性などが大きな問題となっている。野外での繁殖を抑制する必要がある。

○コリンウズラ Colinus virginianus
 北米原産で、草地から藪、樹林まで広範囲の環境に生息する。雑穀類や草の種子、ドングリ類を多く食べるが、繁殖期には昆虫類も多く食べ、生態はウズラに似る。日本各地で増えていると言われるが、実態はあきらかでない。神奈川県では、相模川の川原に生息することが報告されている。愛玩で飼育されているものも多いが、猟犬の訓練や競技会時に野外に放されたものが生き延びた主であると言われている。日本産のウズラと生態が酷似しているため、競合が起こる可能性がある。

○クロエリセイタカシギ Himantopus himantops mexicanus
 セイタカシギ(Himantopus himantopus )のアメリカ亜種で動物園等で飼育されている個体数も多い。2001年9月、日本画家の上村淳之氏が放鳥したとされる。放鳥数は数十羽から数百羽と言われる。2004年の6月に大阪で営巣が確認されたセイタカシギにクロエリセイタカシギの特徴が顕著に現れているため、日本産のセイタカシギと交雑が起こっていると考えられる。日本に生息するセイタカシギ亜種(Himantopus himantops himantops)は、生息数が少なく、日本の絶滅のおそれのある野生生物では、絶滅危惧TB類(EN)となっている。交雑による遺伝撹乱の影響は大きいと考えられる。
 今後、放鳥されたクロエリセイタカシギや交雑個体の生息数について、早急に生息状況を把握し、対処の必要性や対処方法を検討する必要がある。

○シリアカヒヨドリ Pycnonotus cafer
 インド、パキスタン、ネパール、中国雲南省などの山地に生息する。ハワイなど太平洋の島々で野生化し、現地の固有種の生活を圧迫し、果実への食害も起っている。日本での定着はまだあまりないが、IUCN(国際自然保護連合)が発表した生態系を撹乱する移入種ワースト100あげられていることから、生息数が増加すると被害が起ることが想定される。

○メジロ外国産亜種 Zosterops japonicus spp.
 外国産の亜種が極めて多数輸入されているとされる。迭出数も多数あると考えられるので、在来種との交雑による遺伝的撹乱が生じている可能性が極めて高い。

 この他にも、大阪から瀬戸内海地域では、ハッカチョウが急激に生息地域を拡大中との情報も入っています。

●日ごろからの継続的な記録の蓄積と公表を
 鳥類は、外来のものが野外で生息数や生息域が拡大すると、防除対策をとるのが極めて困難です。早期に輸入販売の規制や飼育管理の徹底を図り、野外への逸出を未然に防ぐようにしなければなりません。環境省への働きかけへの資料は、会員のみなさんの観察が支部報へ発表されたり支部として地域の生息記録をまとめた結果が基礎となっています。これも日ごろからの継続的な記録の蓄積と公表の活動の賜物です。情報をいただいた各支部のみなさんに改めて御礼申し上げます。

 今後も外来鳥類の生息状況についての情報収集、あるいは対策や飼育管理について、支部のみなさんと連携して進めて行きたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

  環境省による外来生物対策法の紹介 http://www.env.go.jp/nature/intro/

  WWFジャパンによる2次指定作業へのコメント 
   http://www.wwf.or.jp/lib/press/p2005/p05080502.htm

  TRAFFICによる、カブトムシ・クワガタムシ対応についてのコメント
   http://www.wwf.or.jp/lib/press/p2005/p05080502.htm#a
(自然保護室/金井裕)
総務室より

■「支部報とりまとめ発送」次回の日程のご案内■

 次回の支部報取りまとめ発送日は9月12日(月)ですので、支部報は下記の要領でお送りくださるようお願いします。(支部報取りまとめ発送についての詳細は、支部ネット通信2005年6月号をご覧下さい。)

  送付期日:平成17年9月9日(金)必着
  送付先:〒151-0061東京都渋谷区初台1-47-1小田急西新宿ビル1階
  (財)日本野鳥の会総務室 支部報担当宛
  ※本件に関するお問合せ先:03-5358-3513 総務室 吉家(きっか)
(総務室/吉家奈保美)
会員室より

■ 会員数 ■

●8月1日会員数 46,959人(対前月 +39人)
 先月に比べ39人会員数が増加となりました。会員の増減は、入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。7月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数よりも28人多くなっています。入会者のほかに会員へ復活した人数が多かったため、全体で39人の会員数増加となりました。
 2005年4月からの会費切れ会員の会員猶予期間延長により、7月の会費切れ退会の対象は個人特別会員とその家族会員のみで、会費切れ退会は6人でした。05年7月の申し出退会者数は134人と、会費切れ退会と合わせると140人となります。これは前年同月の退会者数366人に比べると266人も減少しています。退会者数が大きく減少したことも、会員数をより増加へとつなげたものと考えられます。
 2005年4月から4ヶ月連続して会員数は増加となりましたが、05年4〜7月の入会者数は前年同月の入会者数を連続して下回り、7月までの今年度累計は前年度累計(4〜7月)の980人に比べ−134人となっています。今年度の入会者数が前年に比べ減少傾向となっていますが、赤い鳥(支部型)会員の入会者数は05年5月から3ヶ月連続して前年同月より増えています。

 前号でご報告しました6月の退会者数(家族会員)が誤っておりました。お詫び申し上げます。表2に支部ネット通信で報告した数値と訂正したものを記載しております。
表1 7月の入会・退会者数
入会者数 退会者数
個人特別会員 3人 11人
総合会員(おおぞら会員) 36人 42人
本部型会員(青い鳥会員) 43人 8人
支部型会員(赤い鳥会員) 59人 36人
家族会員 27人 43人
合計 168人 140人
年度累計 846人 710人
7月の入会案内発送件数 3,188件(年度累計8,684件)
7月のホームページアクセス件数 19,482件(年度累計104,585件)

表2 6月退会者数の報告値と訂正値
支部ネット通信での報告値 訂正後の値
個人特別会員 6 6
総合会員(おおぞら会員) 50 50
本部型会員(青い鳥会員) 6 6
支部型会員(赤い鳥会員) 31 31
家族会員 21 32
合計 114 125
年度累計 559 570

■都道府県および支部別会員数■

 都道府県別の会員数の合計47,187人には野鳥誌の贈呈数も含まれており、野鳥誌贈呈数228を引いた数が公称会員数となります。都道府県別の会員数合計の対前月差は+46人となっており、8月1日会員数の対前月+39より多くなっていますが、これは野鳥誌贈呈先+7人が含まれているためです。
表3 都道府県別の会員数 (8月1日時点)
都道府県 会員数 対前月差 都道府県 会員数 対前月差 都道府県 会員数 対前月差 都道府県 会員数 対前月差
北海道 2,114人 1人 神奈川県 4,944人 -18人 大阪府 2,489人 -2人 福岡県 1,608人 4人
青森県 366人 2人 新潟県 498人 0人 兵庫県 1,781人 0人 佐賀県 236人 0人
岩手県 501人 1人 富山県 256人 2人 奈良県 694人 -2人 長崎県 291人 3人
宮城県 597人 1人 石川県 348人 0人 和歌山県 234人 0人 熊本県 477人 -3人
秋田県 268人 -2人 福井県 281人 0人 鳥取県 246人 1人 大分県 287人 2人
山形県 231人 1人 山梨県 373人 -2人 島根県 169人 1人 宮崎県 300人 2人
福島県 883人 4人 長野県 1,044人 2人 岡山県 647人 3人 鹿児島県 408人 1人
茨城県 1,227人 4人 岐阜県 671人 1人 広島県 775人 2人 沖縄県 155人 1人
栃木県 557人 1人 静岡県 1,805人 0人 山口県 542人 0人 その他 182人 4人
群馬県 1,010人 4人 愛知県 1,939人 22人 徳島県 421人 2人 全国 47,187人 46人
埼玉県 2,844人 4人 三重県 537人 2人 香川県 267人 0人  
千葉県 2,473人 2人 滋賀県 340人 1人 愛媛県 423人 0人
東京都 7,263人 0人 京都府 989人 -6人 高知県 196人 0人
備考:その他は海外在住の会員を示します。
表4 支部別の会員数 (8月1日時点)
支部 会員数 対前月差 支部 会員数 対前月差 支部 会員数 対前月差 支部 会員数 対前月差
小清水 4人 0人 福島 213人 -2人 長野 548人 -3人 島根県 178人 1人
オホーツク 179人 -1人 郡山 236人 1人 軽井沢 289人 2人 岡山県 643人 4人
根室 89人 -2人 二本松 61人 0人 諏訪 273人 -1人 広島県 752人 5人
釧路 181人 -1人 白河 75人 -1人 木曽 53人 1人 山口県 548人 0人
十勝 156人 0人 会津 75人 -2人 伊那 85人 0人 香川県 236人 0人
旭川 96人 1人 南会津 22人 0人 甲府 267人 -3人 徳島県 458人 -1人
滝川 54人 -2人 いわき 159人 0人 富士山麓 98人 -2人 高知 199人 0人
道北 37人 0人 福島県相双 12人 0人 東富士 68人 0人 愛媛県 414人 2人
江別 28人 0人 福島県原町 17人 0人 沼津 251人 2人 北九州 442人 3人
札幌 443人 3人 茨城 1,189人 2人 南富士 296人 0人 福岡 781人 -4人
小樽 167人 0人 栃木県  537人 0人 南伊豆 63人 0人 筑豊 234人 2人
苫小牧 249人 0人 群馬県 897人 2人 静岡 617人 -3人 筑後 193人 0人
室蘭 176人 -1人 吾妻 102人 3人 遠江 503人 1人 佐賀県 285人 0人
函館 107人 -2人 埼玉県 2,360人 3人 愛知県 1,568人 11人 長崎県 311人 1人
道南檜山 73人 0人 千葉県 1,907人 -2人 岐阜県 702人 0人 熊本県 473人 -2人
青森県 227人 1人 東京 5,275人 -10人 三重県 467人 -1人 大分県 300人 4人
弘前 152人 0人 奥多摩 1,093人 7人 奈良 662人 -2人 宮崎県 304人 2人
秋田県 272人 -1人 神奈川 3,981人 -21人 和歌山県 232人 0人 鹿児島県 376人 1人
山形県 234人 -1人 新潟県 417人 -1人 滋賀 250人 10人 八重山 78人 2人
宮古 124人 0人 佐渡 21人 1人 京都 1,079人 -7人 やんばる 119人 1人
盛岡 235人 -1人 富山県 231人 0人 大阪 2,432人 -4人 合計 43,466人 2人
北上 137人 1人 石川 335人 -1人 兵庫県 1,552人 5人  
宮城県 604人 1人 福井県 278人 0人 鳥取県 270人 1人
備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。
(会員室/八木典子)

■野鳥誌8月号を支援者の方々へ送付■

 前年度の事業報告を特集した野鳥誌8月号は、支部型(赤い鳥)会員を含むすべての会員の皆さまへお送りしていますが、今年度からそれに加えて、前年度に一定額(5,000円)以上の寄付をくださった非会員の方、および一定額(10,000円)以上の商品を購入いただいた非会員の方へお送りしています。
 今年度、上記の対象となった方は1,229名でした。これらの方々に会の活動をご報告し、さらに支援いただけるようにとの趣旨によるものです。
 また、個人特別会員の皆さまに対しては、資金面でよりご支援いただいていることもあり、新しい種類のパンフレット・小冊子などが出来る度にご報告としてお送りするようにいたしました。まずはこの8月に完成した「活動」パンフレット(2004〜2005年度版)をお送りしています。

■全国の書店でお試し入会パンフレットを配布■

 8月中旬から、全国ダイエー店内の書店のうち70店舗で「お試し入会」パンフレット計50,000部を配布します(なくなり次第終了)。雑誌などを買った際に入れてもらう袋にあらかじめパンフレットを封入しておくことで、多くの方の目にとまるようにしています。
 今年2月には東京近郊の書店10店舗で5,000部を試験的に配布したのですが、この時は申し込み14件、うち入会0件と実績はあがりませんでした。しかし配布部数が少なかったということもあり、今回大規模に行うことで改めて効果測定をしたいと考えています。
 なお、今回配布するパンフレットは従来のものに比べサイズを小さくし、ページ数も削った簡易版です。これにより製作単価が1部あたり10.3円から4.8円に削減されています。今後、お試し入会パンフレットを増刷する際にはこの簡易版に統一していく予定です。
(会員室/齋藤英一郎)
支部ネット通信担当より
 今号では、三重県支部・愛知県支部より投稿をいただきました。ありがとうございます。本通信は各支部やブロックからの投稿記事も掲載しております。他支部やブロックなどに伝えたいこと、呼びかけたいことなどありましたら、ご遠慮なくご利用ください。原稿はメールでお送りいただけます。特に締め切りはありませんが、月の前半にお送りいただければ、その月の号に掲載可能です。
本通信は電子メールでもお送りしております。1支部あたり2アドレスまで登録いただけます。まだご登録されてない支部もありますので、どうぞご利用ください。また、本通信のバックナンバーは、ホームページから閲覧できます。URLは以下のとおりです。
http://www.wbsj.org/info/shibu/net/
(会員室長/小林豊)
支部ネット通信 第17号
発行:財団法人日本野鳥の会 2005年8月26日
担当:会員室
〒151-0061 東京都渋谷区初台1-47-1
小田急西新宿ビル1F
TEL.03-5358-3510・3511 FAX.03-5358-3608
E-mail:[email protected]