No.45 2007年12月号


バックナンバー一覧に戻る

目次 ■支部の動き
 支部報保護・調査記事関連トピックス
■事務局からのお知らせなど
 探鳥会パンフレットをご活用ください
 「こんにちはタンチョウ」できあがりました
 「自然系施設サポート」第2号を発行
 新事務所お披露目の会を開催
 新制度対応検討委員会のお知らせと傍聴募集
 次回の理事会と評議員会の日程
 お詫びと訂正 バードプラザの営業時間
 07年度上半期会員数報告
 07年度上半期寄付報告
 入会・寄付パンフレットをリニューアル
 年末の入会・寄付DMを発送
 会員数 前月比で132人減

支部の動き

■支部報保護・調査記事関連トピックス■

 本記事は日本野鳥の会本部に送付されてきている各地の支部報から抽出して作成し、調査・保護に関心がある野鳥の会内部の方へ配信しております。
 本記事の一部又は全部を不特定多数が見る可能性があるところへ公開される場合は、各支部の了承を事前に得て下さい。記事は筆者の意向に反しないように、取り扱いをお願いします。

○支部報保護・調査記事関連トピックスNO.393

●2007/11 苫小牧
・ガンカモティーチャーズガイド講座)
●2007/10-11 宮古
・ホトトギス類の生息調査
●2007/11 埼玉県
・酒(サンズイのトリ)と鳥
・米作り体験 
・駅前団地のカッコウ
●2007/10 神奈川
・箱根山岳耐久マラソンのコース変更を求める 
・タゲリ米奮闘記 ビオトープ設置 
・鳥と木の実2 
●2007/10 奈良
・ツバメのねぐら調査
●2007/10 山口県
・第68回シギ・チドリ類県内一斉調査結果
●2007/10 筑後
・2007年度三池島調査 

●2007/11 苫小牧
・ガンカモティーチャーズガイド講座
 10/21、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターで21名の参加で開催された。身近に見られるガンカモ類を素材に、主に子供対象の体験学習を行うためのプログラム集で、プログラム11の内、4つを体験した。
(苫小牧「あおさぎ」NO.155,P4)

●2007/10-11 宮古
・ホトトギス類の生息調査
 6/17〜8/11、県下52地点、10名での調査で、66箇所から報告あった。県下ではホトトギス類は托卵する小鳥が減ったためか、全体的に減っている。ジュウイチは2個所で確認したが、コルリ等の減少で?繁殖期は声を確認できず、通過のみか。カッコウは里山地域の25箇所から報告があったが、聞き取り調査では減っている。ウグイスの里山は環境が保たれており、ホトトギスは増えたとの意見もある。ツツドリは緑豊かな9箇所から報告があった。4種とも確認できたのは釜石市の五葉山山麓だけであった。
(宮古「ミサゴの海」NO194,P2〜3)

●2007/11 埼玉県
・酒(サンズイのトリ)と鳥
 日本酒、焼酎の銘柄は全国に約2,400、その内、銘柄に鳥の名前がついているのは120銘柄程ある。圧倒的に多いのは鶴で、日本酒69、焼酎7で有名なものは白鶴、沢の鶴(兵庫)、賀茂鶴(広島)、〆張鶴(新潟)、土佐鶴(高知)等。縁起の良い鶴が酒名に取り入れられた。鷹が入っているのは12銘柄で白鷹(兵庫)、瑞鷹(熊本)等が知られる。鳳は9銘柄、鶯は僅か3銘柄で春鶯囀(山梨)、初鶯(長野)等、鳩正宗(青森)、雪雀(愛媛)、越の白雁(新潟)、白鳥(新潟)、白鷺(兵庫)、鵜舞酒(岐阜)・・・山原くいな(沖縄)がある。
(埼玉県「しらこばと」NO.283,P2〜3)
・米作り体験
 シロハラクイナを育む神子田で農家と当会の交流イベント、田植え、草刈(中止)、そして9/2、稲刈りが行われた。6名が参加し、のこぎり鎌で刈り、シロハラクイナのため一部刈り残した。今年は4羽の雛が生まれ、稲刈り後、体験田に水を入れ、秋水田んぼが野鳥にどう影響するのか、観察を続ける事にした。同田んぼの新米購入は高野博明さんへ(FAX048-854-8468)。低農薬コシヒカリ5kg(3,250円+梱包送料費)、一般コシヒカリ5kg(2,500円+梱包送料費)。
(埼玉県「しらこばと」NO.283,P4)
・駅前団地のカッコウ
 蓮田駅近くの緑が残る、団地、公園でカッコウの声が毎年聞かれる。オナガが多く営巣している事と関係しているのか。滞在日数(初認日〜終認日)は05年:75日、06年:84日、07年:67日であった。
(埼玉県「しらこばと」NO.283,P9)

●2007/10 神奈川
・箱根山岳耐久マラソンのコース変更を求める
 5/27、OSJ箱根トレイルレース実行委員会は第1回箱根山岳耐久マラソンを行った。6/26、支部は環境大臣、神奈川県知事、箱根山町長、同実行委員会にマラソンのコース変更を求める要望書を提出した。1000名ものランナーが国立公園内の特別保護地区とその周辺を走り抜け、登山道脇の植生の踏み固め・登山道のショートカットの出現等の競技圧があった。箱根町憲章に「箱根の豊かな自然と文化を守り育て、次の世代に伝えましょう」とあり、自らその自然を壊す山岳マラソンは問題である。県下では97年、丹沢大山国定公園でも同じような問題があり、自然破壊を指摘した多くの関係者の声でコースを特別保護区から外して現在に至る。
(神奈川「はばたき」NO.425,P4〜5)
・タゲリ米奮闘記 ビオトープ設置
 タゲリ米の水田に、通年湿地状態を保つビオトープ水田を作り実験した。昨年は3mX3mのシートを下に敷いて水はけを悪くしたところ、泥中に昆虫の幼虫、貝、ドジョウ(推定50尾)が生き残った。5月葦の中に底辺6m、2辺が12mの三角形を整地し、水を入れたが、干上がってしまい失敗で、今後は井戸を設置し、冬の乾燥時にも給水するよう計画している。休耕田が増えると、一時、葦原が増え、オオヨシキリ等には好ましいが、農家は葦は他の田へ拡がる、害虫が発生すると言い、駐車場や宅地に変わっていく。
(神奈川「はばたき」NO.425,P7)
・鳥と木の実2
 糞の中で見つかる種子は鳥の食生活等についての情報源となる。アオバトの糞に丹沢山地でしか無いミヤマザクラ、ヤマブドウの種子を見つけ、確かにアオバとは丹沢から飛来していると分る。ムクドリは実を食べると、胃の中で果肉と種子を分離し、種子を口から吐き出してしまう。糞または吐き出しで、植物は鳥に種子を運んでもらい、報酬として果肉を提供し、目立つ色や、飲込み易い形へと進化した。種子が親木の根元へ落ちたのでは、木陰になったり、食害の虫、生長に影響する菌類等、親から受け継いでしまうのは不利と思われる。鳥の非繁殖期に合わせて、実が熟し、鳥が食べる。特に密接な関係例にヤドリギとレンジャク類があり、ヤドリギの種子は枝に貼り付き、根づくよう、糞を粘らせている。
(神奈川「はばたき」NO.425,P8〜9)

●2007/10 奈良
・ツバメのねぐら調査
 8/5、近畿一斉調査の中で、県下5箇所を調査した。奈良市東川池は釣人が遅くまでおり、ツバメ飛来無し。奈良市平城宮跡は約1万羽。奈良市二丁目池は2.5万〜3万。川西町横田池は1万±2千。曽爾村お亀池はツバメ1,100±、コシアカツバメ200±でコシアカツバメの集団塒は珍しい。
(奈良「いかる」NO.119,P31〜32)

●2007/10 山口県
・第68回シギ・チドリ類県内一斉調査結果
 4/29、県下21箇所で調査した。総計は2,336羽で、内訳はチュウシャクシギ1,395、ハマシギ647、ダイゼン71、タシギ38、アオアシシギ30、コチドリ17、オオソリハシシギ16、イソシギ14、ダイシャクシギ13、タカブシギ13、ソリハシシギ12等。オオソリハシシギ2羽は豪州クインズランドで放鳥されたタグ付き。
(山口県「やまぐち野鳥だより」NO.193,P14)

●2007/10 筑後
・2007年度三池島調査
 熊本県支部と共同で三池島の鳥類及び環境調査を毎月実施した。6/16:ベニアジサシ572、卵421、総座数255。7/21:ベニアジサシ527、雛49、卵66、総座数57、雛死骸5、成鳥死骸1。8/12:ベニアジサシ451、幼鳥49、雛2、卵22、総座数18、成鳥水中死4、隙間に落ちて飛べないベニアジサシ保護26。
(筑後「まめわり」NO.78,P8〜9)

○支部報保護・調査記事関連トピックスNO.394

●2007/11 札幌
・エゾライチョウとキツネ
・エゾライチョウ 
●2007/11 千葉県
・アホウドリ移住、鳥島から聟島へ(9/28 朝日新聞)
●2007/11 南富士
・明星山のサシバ 
・イヌワシ 
●2007/9-10 鳥取県
・市町村の鳥制定の動き
・ブッポウソウの繁殖観察記録 
●2007/11 岡山県
・ブッポウソウはカタツムリをなぜ巣へ運ぶのか
●2007/11 徳島県
・オオチドリ来訪 
●2007/9-10 広島県
・野鳥衝突防止ステッカー「タカ丸くんⅢ」 
●2007/11 福岡
・2007年度秋のハチクマの渡り調査 
・「世界のメジロ図譜」発行
●2007/11 筑豊
・ナベヅル出水に第一陣(10/14 西日本新聞)

●2007/11 札幌
・エゾライチョウとキツネ
 エゾライチョウは狩猟での捕獲数は毎年5〜6万であったが、70年代から急激に減り、それはキツネの増加が原因と考えている。北海道では70年代後半からキツネの捕獲数が増加しており、その時期、乳牛の頭数が増え、畜産廃棄物増加で、キツネ生息数が増加している。エゾライチョウは最近は年間1〜2千羽の捕獲である。この間、生息分布メッシュも大きく減っており、親が連れる雛も6〜7羽が半減している。エゾライチョウの冬の食物は落葉広葉樹の冬芽で、シカの増加で広葉樹の樹皮食害が増え、この影響も受けている。
(札幌「カッコウ」NO.294,P4〜6)
・エゾライチョウ
 北海道には本州にいるキジやヤマドリが分布していなかったため、エゾライチョウが北海道を代表する狩猟鳥とされた。激減し、現在は観察が難しくなっているが、環境省のレッドデータでは情報不足種で、北海道では希少種であるが、今も狩猟鳥のままである。ウトナイ湖では90年を最後に見られなくなったが、05年から復活したが、生息環境が失われた周囲から移動してきたものと思われる。増えているアライグマも脅威である。
(札幌「カッコウ」NO.294,P7〜9)

●2007/11 千葉県
・アホウドリ移住、鳥島から聟島へ(9/28 朝日新聞)
 鳥島が将来、火山噴火の恐れがあるため、アホウドリの雛を350km離れた小笠原諸島の聟(むこ)島へ移住させる計画が、環境省で決まった。初回は来年2月、約10羽を予定する。聟島は嘗てアホウドリが繁殖した記録があり、今年3月、クロアシアホウドリの雛を聟島に移送し、人工飼育に成功している。
(千葉県「ほおじろ」NO.319,P12)

●2007/11 南富士
・明星山のサシバ
 明星山で鷹を観る会によると、9/15〜10/15に観察されたサシバの渡りは総計1,808羽で、例年では9月中にピークがあるが、今年は真夏日が9月下旬まで続き、10/4に1,038、10/6に538でこの両日で総数の87%が集中した。
(南富士「さえずり」NO.300,P4)
・イヌワシ
 本来の生息地とは関係の無い場所でイヌワシを見る事がある。その殆どが幼鳥か若鳥である。成鳥の番以外は縄張から追い出されて、分散する時に偶然に見られる。静岡では富士川河口、富士山御殿場口、奥駿河湾、韮山、明星山等で見た。
(南富士「さえずり」NO.300,P7〜8)

●2007/9-10 鳥取県
・市町村の鳥制定の動き
 支部は県内の市町村に市町村の鳥の制定を要望し、いくつかの行政で制定の動きが広まっている。鳥取市では先行委員会が選んだ12種の鳥から市民投票が7月に行われた。
(鳥取県「銀杏羽」NO.93,P8〜11)
・ブッポウソウの繁殖観察記録
 04/6/22〜7/23、05/5/26〜7/16、ブッポウソウの巣箱を観察した。雌雄の識別は外観からはできないとされるが、行動の違いから雌雄を推定し、求愛給餌、交尾から同定した結果、♂がやや大きく、♀は体色が黒っぽく地味に見えた。入巣比率は雌が3/4、雄が1/4で、♀は殆ど移動せず、同一場所で求愛給餌を受けた。抱卵期に巣内個体への餌運びは見られず、出巣して採餌と思われる。給餌間隔は孵化後15日(3雛)で約8分間隔で(清棲 1954)雌雄で行い、巣立ち間近では頻度が減った。採餌範囲は3ha程度で既存論文と同じであった。孵化しなかった抱卵中の巣に7羽の仲間が現れ、鳴きながら入替り巣に入り、飛び去った事があった。
(鳥取県「銀杏羽」NO.93,P12〜15)

●2007/11 岡山県
・ブッポウソウはカタツムリをなぜ巣へ運ぶのか
 ブッポウソウの巣穴周辺で、甲虫等の昆虫の遺骸や残滓、貝殻、アルミ片、陶器片が見つかる。貝殻や人工物は消化を助けるひき臼の役目があるとされる。04年、95巣の残留物1,024点を調べると、貝類742点、人工物は278点であった。貝類の47%は殻が破損しており、軟体部は殻内に一部残っており、飲み込まれた後、砂嚢で擦り合せ後、吐き出されたと考えられる。陸産貝を餌、ひき臼、いずれと認識しているのか不明である。
(岡山県「野鳥おかやま」NO.151,P2〜5)

●2007/11 徳島県
・オオチドリ来訪
 10/16、県内の乾いた水田でムナグロの群の中でオオチドリが撮影された。翌日は2羽になっていたが、21日早朝は見つからなかった。徳島県での記録は95/9、96/5に続くものである。

●2007/9-10 広島県
・野鳥衝突防止ステッカー「タカ丸くんⅢ」
 支部オリジナルグッツで、Ⅱと比べ、より攻撃的でスピード感あるツミ♂が描かれている「タカ丸くんⅢ」が完成した。1枚400円で照会は[email protected] 辰市。
(広島県「森の新聞」NO.152,P1)

●2007/11 福岡
・2007年度秋のハチクマの渡り調査
 9/8〜10/8、福岡市の片江展望台で調査した。合計5,206羽のハチクマの通過を確認した。昨年同様、9/19〜27に集中し、その間4,713羽であった。
(福岡「野鳥だより・ふくおか」NO.337,P9)
・「世界のメジロ図譜」発行
 4月、全国野鳥密猟対策連絡会から「世界のメジロ図譜」が発行された。世界のメジロ科メジロ属の亜種を含め約100種が描かれている。販売店で日本産のメジロに疑いがある時、この図譜を警察に見て貰い、販売店に立ち入る時に使える。1部500円+送料150円。郵便振替口座 01000-6-7570 加入者名 全国野鳥密猟対策連絡会。
(福岡「野鳥だより・ふくおか」NO.337,P17)

●2007/11 筑豊
・ナベヅル出水に第一陣(10/14 西日本新聞)
 10/13、夕方、出水平野にナベヅル11羽が昨年より1日早く、渡来した。午後4時50分頃、出水市の東干拓地にナベヅル成鳥4、幼鳥3が飛来し、その50分後に成鳥4が到着した。同地では昨季はナベヅル、マナヅル等11,532羽が確認され、十季連続して1万羽を越えている。
(筑豊「野鳥便り・筑豊」NO.357,P12)


○支部報保護・調査記事関連トピックスNO.395

●2007/11 茨城
・カワウの犠牲を無駄にするな
・2007年シギチドリ類調査報告
・茨城のシラコバト
・春のカワウは何を食べていたか
●2007/11 大阪
・サンショウクイに何があったのか
・ウトウ 
・近畿ツバメの塒調査2007 
●2007/11 宮崎県
・生態分かったヤイロチョウ
・養鶏場の網に掛かったクマタカ 
・蛇に胸を噛まれたトビ 
・近所に違法飼育している人はいませんか 
・ムクドリ被害、街路樹にネット設置(10/9 毎日新聞)

●2007/11 茨城
・カワウの犠牲を無駄にするな
 9/20、茨城県カワウ対策協議会が開催された。支部のカワウ塒調査結果、学術調査捕獲でのカワウの胃内容物の調査等が議論された。春に捕殺された40羽の内、鮎が見つかったのは僅か5羽からで、カワウを殺せば済む問題ではなく、天然鮎を増やす事が重要である。無駄なカワウの捕殺を再考する時が来ているようである。
(茨城「ひばり」NO.280,P2)
・2007年シギチドリ類調査報告
 4/29、8/19に一斉調査をした。春季は63調査地で26種、総計6,902羽で、内訳はムナグロ4,220、チュウシャクシギ1,349、ハマシギ469、キョウジョシギ317等。秋季は48調査地で24種、総計1,027羽で、内訳はコチドリ351、ムナグロ185、タカブシギ136、トウネン69等。秋季は水田に水が無く、ムナグロ等が飛来する環境ではないようである。過去から見ると、ムナグロが減り、チュウシャクシギ、ハマシギが増えたが、春秋の総計は6〜8千で増減を繰り返している。
(茨城「ひばり」NO.280,P3〜6)
・茨城のシラコバト
 シラコバトは戦後、越谷市周辺での数十羽まで減ったが、地域指定の天然記念物になり、80年代前半には農村集落を中心に回復した。茨城県では79/8、常総市で2、3羽が初記録され、繁殖は85年に確認された。97年以降は急激に少なくなり、02年には常総市菅生沼周辺では姿を消し、5年毎の県内野生鳥獣分布調査では、嘗ての県南西部の連続的分布は現在は小さなコアに分散している。
(茨城「ひばり」NO.280,P7)
・春のカワウは何を食べていたか
 久慈川漁協が常陸大宮市内で40羽のカワウを捕獲し、内水試で解剖して胃内容物を調べた。魚類はフナ属(15%)、ウグイ(15%)、ニゴイ(9%)、アユ(5%)、以下カワムツ、カマツカ、コイ、ゲンゴロウブナ、オイカワ等。最大胃内残留は312g、平均73g、そのピークは朝7〜8時、10〜11時、13〜15時にあるが、朝7〜8時が多い。1日3回、魚を捕食するとすると、73gX3=220g、これに消化分を加えるが、500g/日の数値は飼育下での最大値であるので、食害計算には500gは多すぎる。
(茨城「ひばり」NO.280,P22)

●2007/11 大阪
・サンショウクイに何があったのか
 サンショウクイは73年の「大阪の鳥(大阪府)」では普通に見られるとあり、87年発行の大阪府鳥類目録では箕面、北摂山系では普通で、府下南部では少ないとあり、2000年以降は支部探鳥会では5例しか記録が無い。サンコウチョウが姿を消した時、越冬地のベェトナムの環境悪化があったが、サンショウクイでは何があったのか。
(大阪「むくどり通信」NO.192,P2)
・ウトウ
 ウトウの上嘴基部に白っぽい突起が出て、陸奥方言で出崎をうとうと言い、これが語源との説。アイヌ語の突起etuの説。穴や洞をうとうと呼ぶ地域があり、ウトウが穴で子育てする事による、漢字で鴪と書く事からも穴の説。青森の善知鳥(うとう)神社、長崎の鵜戸神社の神体は洞窟である。
(大阪「むくどり通信」NO.192,P12)
・近畿ツバメの塒調査2007
 8/5前後に各支部、自然保護団体で32箇所を調査した。結果はツバメの集団塒は29箇所(昨年19)、約28万羽(同17万)を記録した。1万羽以上は11箇所で、多い順に京都府伏見区宇治川左岸:43,000、高槻市淀川右岸:40,000、三木市美嚢川:37,000、奈良市古新池:25,000、豊岡市円山川右岸:20,000等。塒は河川敷や溜池の葦原が多く、トウモロコシ畑、街路樹、電線でも見つかっている。
(大阪「むくどり通信」NO.192,P14〜15)

●2007/11 宮崎県
・生態分かったヤイロチョウ
 8/16、17、高知市で「森林の夏鳥保護を考える集い」が開催された。生態 系トラスト協会の中村滝男会長はヤイロチョウの繁殖場所はミミズが豊富、猿がいない、(猿が嫌がる)クマタカが生息を3条件とした。四万十ヤイロチョウの森は目標100haの1/3まで購入された。高知大学院生の南谷幸雄氏はヤイロチョウの孵化3日目〜巣立ちまでの12日間をビデオ記録した。全給餌518回の内、判明した473回で848匹、内訳はミミズ83%、ムカデ3.5%、蛙1.5%、鱗翅目幼虫1.5%、蛇、バッタ、カマドウマ、ゲジ、サワガニ、ヒルであった。囀りは常緑広葉樹林の斜面下部が多かった。長野支部は林道で♀に羽を広げてダンスする♂の求愛と思われる写真を示した。
(宮崎県「野鳥だよりみやざき」NO.204,P5〜7)
・養鶏場の網に掛かったクマタカ
 9/3、美郷町の養鶏舎の網にクマタカ幼鳥がかかり、保護され、9/10,放鳥された。クマタカは庭先の猫を襲う事がある?とされるが、03年、西都原での全国植樹祭でその写真が届けられ、猫を捕るのは事実である。
(宮崎県「野鳥だよりみやざき」NO.204,P8〜9)
・蛇に胸を噛まれたトビ
 4月、南郷町で錐揉みで飛ぶトビを見る。写真を見るとトビの胸に蛇が噛み付いてぶら下がっている。蛇が死んでいると見間違って近付いたのか。以前、クマタカの首に蛇が巻付き、蛇を取り除くと、蛇は籔に去り、タカが死亡した経験がある。
(宮崎県「野鳥だよりみやざき」NO.204,P10〜11)
・近所に違法飼育している人はいませんか
 本県では家庭で飼える野鳥は、県の許可を得てメジロ1羽のみだけとなっており、先進県では全て飼えなくなっている。宮崎県では農林振興局林務課に通報すれば、取り締まってもらえる。密猟等疑わしい場面に遭遇した時の対処方法は本部のHPに載っている。
(宮崎県「野鳥だよりみやざき」NO.204,P15〜16)
・ムクドリ被害、街路樹にネット設置(10/9 毎日新聞)
 和歌山駅前のけやき大通りに夕方8千羽のムクドリが集結するため、10/8、地元や県が作る協議会は、余計な枝の剪定と、123本の街路樹にネットを張る作業を開始した。
(宮崎県「野鳥だよりみやざき」NO.204,P18)

○支部報保護・調査記事関連トピックスNO.396

●2007/10 新潟県
・上越市でミゾゴイ繁殖
・鎮守の森で繁殖するアオバズク
・動物は地震を予知できるか 
・鳥屋野潟公園でトラフズク繁殖(短報) 
●2007/11 神奈川
・コアジサシの営巣地の確保 
・鳥と木の実3 
・節度ある観察者たち
●2007/11 岡山県
・各支部探鳥会の状況
・ブッポウソウ保護への新たな取組み
・猫に鈴を付けて野鳥を捕れなくする事について

●2007/10 新潟県
・上越市でミゾゴイ繁殖
 05/5/8、山からボーボーと二声聞く。新潟県内では確かなミゾゴイの繁殖記録は無く、調査を継続した。6/9以降声が無く、06年は5/9、初鳴きを聞き、7/18、林道で採食する個体を見て終った。今年は5/26、初鳴き、営巣を確認し、8/19、巣立ちした。詳細報告は暫し月日が経ってから行う。
(新潟県「新潟県支部報」NO.64,P1)
・鎮守の森で繁殖するアオバズク
 番は巣穴決定後、交尾の後、番で巣穴に出入りを10分程繰り返す。13m離れた枝で見張る♂は、下を人や猫が通っても、じろりと見るだけ、カラスが近付くと、追い立てる。抱卵開始は5月下旬が5回、6月上旬が2回、6月中旬が1回であった。孵化後24日の3羽の雛への給餌は日没13分後の19:20より始まり、回数は20時までに44回と多く、以後21:00まで9回、21:00〜24:00は7回、3時半まで1回、3:30〜4:30に10回、日出は4:38であり、昆虫の活動時間と重なっている。雛が巣穴から顔を見せてから4、5日後の日の入直後に巣立、孵化後28日であった。連日順次と、一斉巣立ちもあった。巣立後18日頃には餌も捕れ、親と別行動する。家族の塒は当初は広葉樹であるが、2週間後には杉林に移動する。広葉樹は親の目が届き、杉は枝が密で安全であるためと考えられる。9月下旬に1羽ずついなくなる。
(新潟県「新潟県支部報」NO.64,P2〜8)
・動物は地震を予知できるか
 中越沖地震で聞いた話。地震発生前、モグラが騒ぎモグラ塚を多数作った。池の亀が山の方へ歩いて行った。港に魚が大量に押寄せた。タヌキが普段より多く車に轢かれた。カラスが居なくなり、畑の被害が減った。ムクドリの塒が数日前から夜中に騒いでいた。ツバメの集団塒が湿地から乾燥した場所に移動していた等。
(新潟県「新潟県支部報」NO.64,P10)
・鳥屋野潟公園でトラフズク繁殖(短報)
 4/20、新潟市の鳥屋野潟公園で黒松の地上10m付近でトラフズクが抱卵するのを見る。巣材は枝の他に布状のプラスチックが混ざり、カラスの古巣を利用か。5/1、親の胸に綿毛の雛1確認、5/23、4羽(内2は小さい)の幼鳥を確認。6/5、15m程離れた地上に羽毛散乱し、1羽が死亡。3羽が巣立ちし、9月以降分散した。営巣木下にはペリットは無く、成鳥の塒、幼鳥の止り木下に、ネズミ類を主に、小鳥のペリットも見られた。
(新潟県「新潟県支部報」NO.64,P12)

●2007/11 神奈川
・コアジサシの営巣地の確保
 自然の営巣地を失った東京湾のコアアジサシは一時的な荒地、砂地で繁殖するようになった。酒匂川では地元チームが96年より人工台地造成を試み、99年より市の事業で造成し、相模川では個人会員の調査努力から、98年から県の協力で中州確保が行われている。昨年は多摩川河口付近の工場跡地で500番の営巣があり、整地作業の延期をした。過去、何箇所もの埋立地で営巣したが、数年で工事が行われ、毎年、「放浪の営巣地探し」をしている。支部も恒久的な営巣地の実現を横浜市に働きかけている。
(神奈川「はばたき」NO.426,P2)
・鳥と木の実3
 ドングリは親木の根元に転がる以外に、分散の手段が無いが、カケスやリスには栄養たっぷりで、その貯食による分散を狙って、捕食者の物忘れもあり、ドングリはその形を進化したと仮説が成立つ。ゴンズイは赤い実がなり、果皮がはじけて、中から黒い種子が顔を出し、赤黒の2色効果で目立ち、黒い種子が食べられても、果肉がなく、鳥は単に運び屋となる。これは疑似果実と呼ばれる。柿は多くの鳥が食べるが、極めて大きく、鳥が種子を運ぶ事はなく、鳥が食べる木の実とは様子が違う。柿は獣に食べてもらって進化したもので、鳥はおこぼれ頂戴である。哺乳類は味覚が発達しており、果実が未熟であると渋かったり、熟すと甘かったりする。
(神奈川「はばたき」NO.426,P4〜5)
・節度ある観察者たち
 デジカメ技術向上に伴い、野鳥写真を労せず撮れるようになったが、問題が出ている。営巣地に立入、営巣放棄につながる例、事前にその鳥の習性を知り、撮影時期、時間、距離、場所、人数に充分配慮したい。多数で押掛け、農地立入、駐車、喧噪、ゴミ投棄等で地元民に迷惑を掛けたり、珍鳥情報をリアルタイムで多数に知らせる事で、結局、生息地を駄目にする例、撒餌をしたり、枝を折ったりしての撮影は、穏やかな人と鳥の関係を壊し、見苦しく、そのような写真は世間は評価しないで欲しい。
(神奈川「はばたき」NO.426,P8〜9)

●2007/11 岡山県
・各支部探鳥会の状況
 本部の支部ネット通信での2006年度の各支部の探鳥会のデータを見てみる。探鳥会回数が多い順に、大阪:263回、会員数2,294、対会員0.12回、東京(191、4,973、0.04)、愛知(135、1,492、0.09)、群馬(133、870、0.15)、奥多摩(133、1,062、0.13)、徳島(72、445、0.16)、愛媛(70、393、0.18)、神奈川(68、3,797、0.02)、福岡(65、776、0.08)、岡山(40、617、0.07)・・・。探鳥会参加者数が多い順に東京6,211名、対会員数1.25、大阪(5,390、2.35)、群馬(2,835、3.26)、奥多摩(2,610、2.46)、愛知(2593、1.74)、福岡(1,834、2.36)、 岡山(1,757、2.85)、神奈川(1,174、0.31)、徳島(960、2.16)、愛媛(942、2.40)。 1回の探鳥会参加者平均は岡山が44名で1位である。
(岡山県「野鳥おかやま」NO.163,P2)
・ブッポウソウ保護への新たな取組み
 NTTの電柱に依存せずに、また巣箱の調査、清掃での高所作業を減らすため、クランプでパイプを2本つないだポールの先に巣箱を付ける新方式の巣箱を掛ける計画をしている。掃除の時は上半分のポールを外す。地元の関心も高まり、吉備中央町を中心に観察会、保護活動の輪を広げたい。
(岡山県「野鳥おかやま」NO.163,P3)
・猫に鈴を付けて野鳥を捕れなくする事について
 米国野生生物局のHPによると、猫の犠牲になる野鳥は全米で年に数億羽に達すると推定される。ある種の野鳥愛好家は猫の首に鈴や音を出す電子装置を付け、常に猫の存在を鳥に知らせよと主張している。調査では哺乳類の犠牲は減ったが、野鳥には差は無かった。鳥は主に視覚で危険を察知するためと思われる。猫は聴覚に影響を受け、体調を壊すとして、猫愛好家も反対している。野鳥は捕食者をからかう習性もあるとされる。神奈川県自然保護センターに収容される年500羽の内、5〜60羽は猫に襲われ、その7割は死亡するとある。
(岡山県「野鳥おかやま」NO.163,P4)

(自然保護室ボランティア・神奈川支部/森 要)

事務局からのお知らせなど

普及室より

■探鳥会パンフレットをご活用ください■

 支部ネット通信8月号でお知らせいたしました探鳥会パンフレット「バードウォッチングに出かけよう!」5万部ができあがり、23支部からお申し込みをいただいております。このパンフレットは、より多くの方にバードウォッチングに関心を持っていただき、各地で開催されている探鳥会に参加いただけるよう、普及室で作成いたしました。
 片面に探鳥会の案内が印刷されておりますので、白紙の面に各支部の探鳥会情報を印刷し、ご活用ください。三つ折にすると、公共の施設のパンフレットラックなどにちょうど収まるサイズになります。
 12月現在で35000部ほど残部がございますので、引き続き多くの支部からのお申し込みをお待ちしております。なお、初回郵送料は財団にて負担いたします。また、PDFファイルデータのご送付にも対応できますので、ご希望の支部はメールにてお問い合わせください。
 なお、パンフレットを受け取られた方から掲載内容について財団事務局にお問い合わせが入ることも想定されますため、大変お手数ですが配布される際に見本を一部財団あてにご送付くださるようお願いいたします。


探鳥会パンフレット


●本件についてのお問い合わせは、

 普及室 普及教育グループ 担当:横田(TEL 03−5436−2622 [email protected])までお願いします。

(普及室/横田さとる)

■小冊子「こんにちはタンチョウ」ができあがりました■

 この度、鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリの20周年を記念して、20年前に作成した小冊子「こんにちはタンチョウ」を1万部、改訂・発行いたしました。新書版サイズの冊子に、タンチョウの暮らしや、釧路湿原の自然、保護活動による個体数の変化などがわかりやすく紹介されています。また、サンクチュアリの情報や、この夏に鶴居村で開催した子どもワークキャンプの様子も掲載されています。
 配布・ご活用いただける支部には無料で差し上げますので、ご希望の部数をお知らせください。
※部数に限りがありますので、ご希望に添えない場合があります。
※10部以上ご希望の場合、恐縮ですが送料をご負担くださいますようお願いいたします。


こんにちはタンチョウ

●お申し込み・お問い合わせは、

普及室 普及教育グループ 担当:岡本、五十嵐(TEL03−5436−2622 [email protected])まで、お願いします。

(普及室/岡本裕子)

サンクチュアリ室より

■「自然系施設サポート」第2号を発行■

 サンクチュアリ室では、全国の自然系施設の運営担当者向けに、自然系施設の優れた運営事例を共有し、相互に向上していくことを目的とした情報誌「自然系施設サポート」を今年6月より発行しています。このたび第2号を発行しましたのでお知らせいたします。
「自然系施設」とは、自然環境の中で環境教育や自然保護に係る事業を行っている施設で、具体的には、活動できるフィールドを持つ「ネイチャーセンター」「ビジターセンター」「自然の家」などの施設を指します。サンクチュアリ室では、こうした自然系施設への運営ノウハウの提供や連携を今後進めていきたいと考えています。
 「自然系施設サポート」第2号は、A4版16ページで5,000部発行。当会レンジャーが執筆し、購読料は無料です。今号では、特集「地域おこしと自然系施設」の中で、根室市、加賀市、鶴居村の地場産業と関わる当会サンクチュアリの活動を中心に紹介しています。また、身近に干潟を感じる仕掛けや親子連れに人気のある自然観察オリエンテーリングなどの活動事例を盛り込んでいます。下記のURLよりダウンロードできますので、ご利用ください。
http://www.wbsj.org/sanctuary/about/sisetsu.html
 なお、今号は各支部に10部ずつ送付させていただきましたが、次号以降は、ウェブ上で公開し、発行の際にはEメールでお知らせする予定です。自然系施設サポート発行のお知らせを希望される方は、「自然系施設サポート希望」と「お名前」、「支部名」を明記のうえ、Eメールで[email protected]までお申し込みください。
 各地の自然系施設の運営が充実することによって、地域の環境教育の拠点になり、自然保護の賛同者を増やしていくことができると考えられます。支部におかれましても、地域の自然系施設の積極的な活用や運営への協力などに取り組んでいただければと存じます。どうぞ、よろしくお願いいたします。

(サンクチュアリ室/山本裕・東陽一)

総務室より

■新事務所お披露目の会を開催しました■

 10月26日(金)に西五反田事務所にて、新事務所お披露目の会が70名近くのご出席を得て開催されました。新しい事務所の紹介と移転の経緯などをご説明し、事務所内をご覧いただきました。
 新しい事務所は、ビルの3階と4階の2フロアとなり、自然保護室も含め全ての部署が統合され、また新たに個人情報を安全に管理するためのセキュリティエリアが設けられました。従来どおりバードプラザも併設していますので、支部の皆様もお近くへお越しの際はぜひ一度お立ち寄りください。

写真1.お披露目の会は予想以上の大盛況

お披露目会07年10月26日


写真2.事務所のある丸和ビルの外観

ビル外観


写真3.事務所内のようす

事務所内


写真4.新装開店したバードプラザ

バードプラザ


(総務室/吉家奈保美)

■新制度対応検討委員会開催のお知らせと傍聴募集について■

 新制度対応検討委員会(第2回)を下記の通り開催いたします。つきましては、支部からの傍聴のご希望を受け付けますので、希望者がある場合は各支部で取りまとめの上、下記、傍聴申込方法によりお申し込みください。なお、会場に限りがあるため、希望者多数の場合は抽選とさせていただきますので、予めご了承ください。
 本委員会の傍聴は、7/13開催の新制度対応検討委員会(第1回)において承認されました。同委員会の議事録は、支部ネット通信9月号No.52に掲載しております。

●新制度対応検討委員会(第2回)

【日時】2008年1月18日(金)15:00〜18:00(予定)
【会場】(財)日本野鳥の会 西五反田事務所 会議室(予定)
【傍聴申込方法】支部名、申込責任者氏名、申込責任者連絡先電話番号、傍聴希望者氏名(ふりがなもつけてください)、傍聴希望者連絡先電話番号(昼間用)、を明記の上、1月7日(月)迄に、E-mailもしくはFAXにてお申し込み下さい。
【宛先・お問い合せ先】
 (財)日本野鳥の会 総務室総務グループ 宛
 E-mail:[email protected] /TEL03-5436-2620/FAX03-5436-2635

(総務室/吉家奈保美)

■次回の理事会と評議員会の日程■

 日程のみお知らせします。開催場所は東京都内です(詳細未定)。正式な開催通知は、後日関係各位へ郵送します。

●平成19年度第4回理事会(定例)

※支部ネット通信10月号では「第3回」となっておりましたが「第4回」に変更となりました。
 日時:2008年2月16日(土)

●平成19年度第3回評議員会(定例)

 日時:2008年3月8日(土)

(総務室/吉家奈保美)

■お詫びと訂正 −バードプラザの営業時間について−■

 本通信9月号(9月14日発行)掲載の「事務所移転のお知らせ」、中のバードプラザの営業時間に誤りがありました。バードプラザ閉店時間を正しくは17時までのところ、17時30分とご案内しておりました。また会員の皆様にお届けいたしました「事務所移転のお知らせ」のチラシ(野鳥誌10月号同封、バードショップカタログ秋冬号同封(赤い鳥会員のみ))でも同様に誤ってお知らせしておりましたので、深くお詫び申し上げますとともに、改めてバードプラザの営業時間を以下にご案内いたします。

  • 営業時間 11:00〜17:00
  • 定休日  土曜、日曜、祝祭日

 なお、現在17時以後にご来店の場合にも混乱のないように対応させていただいておりますが、会員の皆様へは野鳥誌1月号にてお詫びと訂正をさせていただきます。赤い鳥会員の皆様には11月29日発送のウインターフェアーのお知らせダイレクトメールに同封してお詫びと訂正をお届け済みです。

(総務室/岩下路子)

会員室より

■07年度上半期会員数報告■

〜会員数の減り幅小さく、新入会者は前年同期より増加〜

 10月1日時点での会員数は44,766人で、前年同期と比べて812人減少しております。現時点では退会者のほうが入会者より多いので会員数は依然減少していますが、04年度以降の期首(4月1日)会員数と上半期末(10月1日)会員数を比較すると、年々減り幅が小さくなってきています(表1参照 ※2005年については後述のように退会期間延長の特例があったため、比較対象としては不適です)。


表1.期首と上半期末の会員数比較
  04年度 05年度 06年度 07年度
期首(4/1)会員数 47963人 46644人 46024人 45023人
上半期末(10/1)会員数 47291人 46860人 45578人 44766人
増減 -672人 216人 -446人 -257人

 以下、入会者と退会者の数字を個別にみていきます。
 まず、今年度上半期の新入会者数は前年同期の998人より78人増加しました(表2参照)。上半期の入会者数のうち、前年同期に比べ増加となった会員種類は本部型会員、支部型会員、家族会員です。なお上半期のオンライン入会の利用率は24.8%と、前年同期の21.8%より3.0ポイント上昇しています。オンライン入会は、当会ホームページからその場で申込ができるというシステムです。


表2.上半期の入会者数の比較
   04年度 05年度 06年度 07年度 増減率
07対06 07対05
個人特別会員 35人 17人 21人 16人 76.19% 94.12%
総合会員(おおぞら会員) 279人 258人 246人 245人 99.59% 94.96%
本部型会員(青い鳥会員) 353人 290人 209人 256人 122.49% 88.28%
支部型会員(赤い鳥会員) 369人 376人 319人 342人 107.21% 90.96%
家族会員 242人 220人 203人 217人 106.90% 98.64%
合計 1278人 1161人 998人 1076人 107.82% 92.68%

表3.上半期のオンライン入会者数
   04年度 05年度 06年度 07年度 増減率
07対06 07対05
個人特別会員 0人 3人 8人 3人 37.50% 100.00%
総合会員(おおぞら会員) 0人 29人 49人 61人 124.49% 210.34%
本部型会員(青い鳥会員) 126人 91人 68人 81人 119.12% 89.01%
支部型会員(赤い鳥会員) 0人 38人 67人 78人 116.42% 205.26%
家族会員 0人 30人 26人 44人 169.23% 146.67%
合計 126人 191人 218人 267人 122.48% 139.79%

※2004年度は本部型会員のみ受付。


 次に今年度上半期の退会者数は前年同期の1,542人より60人減少しました(表4参照)。
 退会者には、退会する旨を連絡してくる「申し出退会者」と会員猶予期間を過ぎても会費の支払いがなく非会員となる「会費切れ退会者」の2種類があります。前年同期と比較すると、申し出退会者は155人減少、会費切れ退会者数は95人増加しており、退会者全体としては減少しています(表5参照)。なお、2005年度は退会者数が大幅に減少していますが、これは2005年4月から会費切れ会員の会員猶予期間を会員種類に関わらず一律会費期間終了後7ヶ月間に延長したことによるものです。2004年度、2006年度と比較すると、退会者全体数は減少傾向にあることがわかります。


表4.上半期の退会者数
   04年度 05年度 06年度 07年度 増減率
07対06 07対05
個人特別会員 112人 69人 58人 59人 101.72% 85.51%
総合会員(おおぞら会員) 819人 420人 587人 539人 91.82% 128.33%
本部型会員(青い鳥会員) 319人 122人 220人 215人 97.73% 176.23%
支部型会員(赤い鳥会員) 550人 216人 352人 324人 92.05% 150.00%
家族会員 323人 314人 325人 345人 106.15% 109.87%
合計 2123人 1141人 1542人 1482人 96.11% 129.89%

表5.上半期の退会者数の内訳
   04年度 05年度 06年度 07年度 増減率
07対06 07対05
申し出退会者 1050人 1046人 1161人 1006人 86.65% 96.18%
会費切れ退会者 1073人 95人 381人 476人 124.93% 501.05%
合計 2123人 1141人 1542人 1482人 96.11% 129.89%

 今年度上半期の継続率は97.0%で、前年同期の96.5%より0.5ポイント上昇しました。先にご説明したように2005年度は会員猶予期間の延長を行ったことにより、一時的に退会者数が減り継続率が上昇しています。このため、2005年同期と比較すると継続率は下降していますが、2006年同期と比較すると継続率は0.5ポイント上昇しています(表6参照)。
 なお、2006年度末の継続率は93.2%と同年度上半期の継続率96.5%よりも下降していますが、これは上半期に比べ下半期に更新時期をむかえる会員が多いためです。2007年度末の継続率も上半期の継続率97.0%より下降すると考えられます。


表6.上半期の継続率
   04年度 05年度 06年度 07年度 増減率
07対06 07対05
個人特別会員 97.30% 97.80% 96.60% 97.40% 0.8p -0.4p
総合会員(おおぞら会員) 96.20% 98.10% 95.00% 97.00% 2.0p -1.1p
本部型会員(青い鳥会員) 94.90% 97.70% 96.60% 96.50% -0.1p -1.2p
支部型会員(赤い鳥会員) 95.10% 98.90% 97.60% 97.60% 0.0p -1.3p
家族会員 96.10% 97.00% 96.50% 96.50% 0.0p -0.5p
全体 95.90% 97.90% 96.50% 97.00% 0.5p -0.9p

 新入会者が増えていることについては、経路別の詳細な集計・報告は年度末に行いますが、フリーマガジン「トリーノ」の配布や、時期を限定して実施している入会時プレゼントの効果が出てきているものとみています。「トリーノ」の効果は第1号が発行された昨年12月以降出てきていますが、上半期同士の比較では明らかにこの分が増加しています。また退会者数は前述のように2005年度の例外を除けば全体として減少傾向にあり、これは会員猶予期間を延長し、その間に継続のお願いを繰り返した効果が現れているのではと考えられます。
 退会者についてはある程度の数が出ることはやむを得ないので、今後現状の継続お願いの努力は続けつつ、入会者増に力を入れることとしていきたいと考えています。中でも「トリーノ」などによる効果にはある程度の手ごたえを得ていることもあり、これらの伸びている入会経路をさらに強化していき、入会者数をさらに増やしていくことで会員数増加に転じさせたいと考えています。

(会員室/伊野純子)

■07年度上半期寄付報告■

 〜全体は前年度並み、『野鳥と緑の信託』が好調〜 

・『野鳥と緑の信託』の預入額が1億円に

 既に野鳥誌等でお知らせしておりますが、三菱UFJ信託銀行との提携により今年5月からリニューアルスタートした『野鳥と緑の信託』の預入額が順調に伸び、近々1億円に達する見込みです。9月には、上期分の収益寄付が91,127円、同社からのマッチング寄付が500,000円、合計約60万円の一般寄付をいただきました(マッチング寄付は、収益寄付と同額の寄付を同社からいただくことになっているもので、今年度は最低500,000円をいただく契約となっています)。引き続きあらゆる機会を利用し、契約者の拡大に努めたいと思いますので、支部におかれても広報などご協力をお願いします。

・全体の寄付収入は昨年度とほぼ変わらず

 当会への寄付について05年度〜07年度の上期実績の比較をグラフ1に示しました。


グラフ1.上期寄付金の推移

 ただし、定常的な寄付を比較するために、昨年度の野鳥保護区寄付約1千8百万円、遺贈約7千6百万円は、このグラフの集計対象からは省いています。
 グラフをみると、昨年度の寄付合計約3千100万円に対し、今年度は約3千万円と若干減となっていますが、昨年度はイベントや広告出稿への協賛金として企業からの特定寄付が多かったのに対し、今年度は主に一般寄付が増加し、会員室取扱分では51.5%、他部署取扱分でも5.3%の増となっています。また「野鳥の会カード」や個人からの特定寄付については毎年度ほぼ同様の安定した収入になっています。
 次に、会員室で取り扱う寄付の主なものについて、05年度〜07年度の上期実績の比較をグラフ2に示しました。ここでも遺贈などめやすとして1千万円を超える大口のものや特定の事業に対する寄付などは除外しています。


グラフ2.会員室扱上期寄付金の推移

 会員室が取り扱う寄付全体では、約466万円の増収となりました。
 個別に見ると、生涯会員寄付は7名から3名に減少、金額では昨年度の35%と大きく落ち込みましたが、「その他一般寄付」については昨年度より194%の大幅増となりました。その希望使途の内訳をみますと、グラフ3で示すとおり自然保護活動への寄付が約94万円(10.5%)、普及活動への寄付が約4万円(0.5%)、その他(指定なし)が約795万円(89%)となっており、昨年度と比較するとその他(指定なし)が大幅に増えた結果となっています。これは、個人や企業からそれぞれ100万円以上のご寄付が合計4件あったことによります(グラフ4)。このような高額ご寄付は件数では少ないものの、1件でも全体の収入を大きく左右するものですので、安定した収入につなげられるよう個別対応する中で寄付実績者の情報を積極的に把握し、傾向をつかむよう努めていきたいと思います。


グラフ3.各種活動への寄付内訳

グラフ4.その他一般寄付の寄付単価別の合計金額

 バードメイト寄付については、昨年度の約495万円に対し0.8%微増し約499万円でした。
 昨年度と今年度の寄付経路の比較をしてみたところ(グラフ5)、野鳥誌4月号に同封した申込用紙からの寄付は44%増加しましたが、8月号からの寄付では63%も減少してしまいました。この結果について、昨年度はどちらにも寄付パンフレットを同封したのに対し、今年度は上期中にパンフレットのリニューアル作業を行っていたこともあり、4月号にはバードメイト専用申込みチラシを同封、8月号では本誌中に「ご支援のお願い」ページを設けて同封は郵便振替用紙のみとしたことが影響していると思われます。4月号はバードメイトの新しいデザインを会員の皆さまにお知らせする最初の機会であるため、それに的を絞った専用チラシが効果的に働き寄付が増えたと思われる一方、8月号では本誌中に説明があるとはいえ、同封が郵便振替用紙のみでは寄付に結びつかず、減少につながったと思われます。8月号での減少が無ければ、総額で前年度を超えることができたはずですので、この点は反省し、今後の計画に活かしたいと思います。
 この他特に変化があったのは、フリーマガジン「トリーノ」をご覧になった方からの寄付が増えた点です。07年夏号(vol.3/6月19日発行)より誌面広告でバードメイトの紹介を始めたところ、約3ヶ月間の申込みは62件、66千円の寄付をいただきました(上期の集計には入っていませんが、vol.4/9月14日発行では1ヶ月で29件、29千円)。引き続き広告のデザインやメッセージなどを工夫しながらさらに新規のバードメイトファンを増やしていきたいと思います。
 なお、グラフ中の「その他媒体合計」については、申込用紙の配布経路が不明の寄付や、合計が少額の媒体約10経路の合計金額です。


グラフ5.バードメイと寄付の告知媒体別の入金額

 募金箱寄付収入では、約500個の設置協力をしてくださっていた企業からの送金が、昨年度は2回あったのに対し、今年度は1回だったことが主な原因で、30%の減少となりました。さらに同企業の経営母体が変わったことなどにより募金箱の撤去が決まり、下期の収入が見込めなくなったことから、引き続き新たな設置場所拡大策を図り挽回に努めます。
 オリコカード寄付は多少の増減があるものの、ここ数年間とも安定した収入を保っていますが、紹介手数料の実績が一昨年および昨年とも上期はゼロなので、新入会者へのカード申込パンフレットの送付を引き続き行いながら、トリーノ誌面も有効に活用しながら申し込みへの呼びかけを強化し、紹介手数料・ロイヤリティともに増収していく考えです。
 なお、下期はリニューアルした入会・寄付パンフレットを効果的に配布することで、新たな支援者層の獲得を目指したいと考えています。

(会員室/吉倉浩子)

■入会・寄付パンフレットをリニューアルしました■

 この度3年ぶりにパンフレット類のリニューアルを行い、「入会」「寄付」「活動」に分かれていたパンフレットを一冊に統合しました。いわば日本野鳥の会の総合案内パンフレットとなっており、会への支援メニューとして入会と寄付を同時にご案内することで、多様なご支援の意向に対応できるようにしています。
 また、今までの入会パンフレットではページ数の関係から入会方法の説明が中心となっていましたが、今回は野鳥の魅力や会の活動をアピールするページを増やし、入会や寄付をしてみよう、という気持ちにつなげる意図もあります。さらに従来3冊に分かれていたものを統合したため、トータルでの印刷コストは従来の3冊合計約50円から約30円に削減されています(印刷部数によって異なるため、概算です)。また合計重量が軽減されたことや、1冊になり配りやすくなったことで配布にかかるコストも軽減されたものと思われます。
 これにより、単体の「寄付」および「活動」パンフレットは廃止いたしますのでご了承ください。また、「お試し入会」パンフレットについても、フリーマガジン『トリーノ』誌上の「野鳥誌プレゼント」およびホームページ経由での申込が圧倒的多数になってきていることから、印刷・配布にかかるコストなどを勘案し、現在の在庫分をもって廃止といたします。今後は『トリーノ』配布へのご協力をお願いいたします。なお、従来のパンフレットは引き続きお使いいただけますので、在庫がある場合は有効にご活用いただければ幸いです。
 新しい入会・寄付パンフレットは、会員の皆さまへは寄付のお願いを兼ねて野鳥誌12月号に同封したほか、各支部には11月下旬の支部報発送時に一定量を同封していますので、ご利用ください。追加のご希望は随時会員グループにどうぞ。
 またこのパンフレットに関して、ご意見などございましたら今後の参考にさせていただきますので、ぜひお寄せください。

(会員室/齋藤英一郎)

■年末の入会・寄付DMを発送■

 会員室では毎年末、入会および寄付のお願いをするDMを発送しています。昨年度は入会DMを23,837名にお送りして97名の方に入会いただき、寄付DMを7,031名にお送りし493人から2,268,016円のご寄付をいただきました。
 今年度は入会DMを、過去に複数回イベント等に参加されたがまだ入会いただいていない方など約10,000名にお送りし、また寄付DMを過去の寄付実績のある方など約4,000名にお送りする予定です。
 送付件数は少なくなっていますが、会員・支援者管理システムの履歴機能を活用し、今までに支援実績がある方などレスポンスの可能性が高い方に絞り込むことで、コストパフォーマンスの向上をねらっています。
 また両DMとも共通の封筒を使い同時に発送するなどの工夫を行うことでさらにコスト削減をねらっているほか、封筒は通常の茶封筒ではなく青空をイメージし、メッセージを明記したデザインの封筒にすることで開封率の向上もはかっています。
 これらのDMは12月上旬に発送予定です。

(会員室/齋藤英一郎)

■会員数 前月比で132人減■

●12月1日会員数 44,552人(対前月-132)

 会員数は先月に比べ132人減少、期首(4月1日)に比べると471人減少しました。
 11月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より258人少なくなっています。会員の増減は、入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。この復活者数を入会者数に加えても、退会者数が多かったために、前月に比べ132人の会員数減少となりました。
 11月の入会者数は前年同月の入会者数に比べ+30人でした。

表1.11月の入会・退会者数
入会者数 退会者数
個人特別会員 6人 14人
総合会員(おおぞら会員) 35人 140人
本部型会員(青い鳥会員) 41人 69人
支部型会員(赤い鳥会員) 50人 115人
家族会員 36人 88人
合計 168人 426人
年度累計 1,363人 ※  

 ※会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活する方がいらっしゃるため、退会者数の年度累計は、実際の退会者数とはずれた数字となります。このため、退会者数合計については年度末の集計後にお知らせいたします。

●都道府県および支部別会員数

 野鳥誌贈呈者数を除いた数を掲載します。

表2 都道府県別の会員数 (12月1日現在)
都道府県 会員数 対前月差 都道府県 会員数 対前月差 都道府県 会員数 対前月差 都道府県 会員数 対前月差
北海道 2,063人 3人 神奈川県 4,559人 -28人 大阪府 2,323人 -3人 福岡県 1,546人 -4人
青森県 333人 -1人 新潟県 472人 -4人 兵庫県 1,699人 -9人 佐賀県 209人 -1人
岩手県 458人 2人 富山県 262人 -1人 奈良県 629人 -9人 長崎県 267人 1人
宮城県 597人 0人 石川県 316人 1人 和歌山県 219人 0人 熊本県 465人 2人
秋田県 258人 2人 福井県 286人 0人 鳥取県 221人 0人 大分県 278人 0人
山形県 215人 -3人 山梨県 366人 -1人 島根県 159人 1人 宮崎県 298人 2人
福島県 860人 1人 長野県 1,024人 -5人 岡山県 650人 1人 鹿児島県 434人 2人
茨城県 1,170人 -10人 岐阜県 663人 -1人 広島県 707人 -3人 沖縄県 154人 -1人
栃木県 579人 4人 静岡県 1,639人 -15人 山口県 517人 1人 その他 126人 8人
群馬県 934人 -11人 愛知県 1,805人 -13人 徳島県 381人 -3人 全国 44,552人 -132人
埼玉県 2,722人 -3人 三重県 527人 -3人 香川県 272人 6人  
千葉県 2,290人 -14人 滋賀県 360人 2人 愛媛県 379人 -2人
東京都 6,747人 -19人 京都府 941人 -2人 高知県 173人 -2人
備考:その他は海外在住の会員を示します。
表3 支部別の会員数 (12月1日現在 )
支部 会員数 対前月差 支部 会員数 対前月差 支部 会員数 対前月差 支部 会員数 対前月差
小清水 10人 2人 福島 207人 0人 長野 542人 -8人 島根県 171人 2人
オホーツク 225人 -2人 郡山 223人 -2人 軽井沢 256人 -2人 岡山県 633人 -1人
根室 87人 1人 二本松 55人 0人 諏訪 261人 -2人 広島県 670人 -3人
釧路 193人 1人 白河 75人 0人 木曽 48人 0人 山口県 526人 -1人
十勝 150人 1人 会津 77人 -1人 伊那 96人 0人 香川県 246人 7人
旭川 98人 0人 南会津 19人 0人 甲府 254人 1人 徳島県 411人 -2人
滝川 59人 0人 いわき 144人 0人 富士山麓 91人 -2人 高知 177人 -2人
道北 36人 0人 福島県相双 13人 0人 東富士 59人 0人 愛媛県 365人 0人
江別 24人 1人 南相馬 20人 0人 沼津 225人 -5人 北九州 417人 -1人
札幌 411人 3人 茨城 1,118人 -5人 南富士 272人 0人 福岡 767人 -3人
小樽 137人 -5人 栃木県  553人 1人 南伊豆 58人 0人 筑豊 220人 -3人
苫小牧 224人 -1人 群馬県 823人 -11人 静岡 524人 -4人 筑後 184人 0人
室蘭 171人 0人 吾妻 98人 0人 遠江 465人 -5人 佐賀県 247人 -2人
函館 79人 -2人 埼玉県 2,251人 3人 愛知県 1,422人 -5人 長崎県 271人 -3人
道南檜山 69人 0人 千葉県 1,701人 -23人 岐阜県 682人 -1人 熊本県 460人 -1人
青森県 205人 0人 東京 4,776人 -18人 三重県 458人 -3人 大分県 280人 0人
弘前 146人 -1人 奥多摩 1,052人 -4人 奈良 597人 -4人 宮崎県 295人 3人
秋田県 254人 2人 神奈川 3,583人 -18人 和歌山県 225人 0人 鹿児島県 382人 2人
山形県 214人 -2人 新潟県 384人 -5人 滋賀 315人

1人

八重山 69人 -3人
宮古 118人 0人 佐渡 24人 0人 京都 977人 -3人 やんばる 121人 -2人
盛岡 220人 1人 富山県 234人 -3人 大阪 2,207人 -6人 合計 40,485人 -158人
北上 127人 -1人 石川 312人 1人 兵庫県 1,443人 -11人  
宮城県 575人 0人 福井県 279人 -1人 鳥取県 243人 2人

備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。

(会員室/伊野純子)

■支部ネット担当より

 12月8〜9日に東京で開催しました第1回全国ブロック連絡会議は、おかげさまで無事終了しました。年末のお忙しいところご参加いただいた支部の皆様、ありがとうございました。
 参加された支部へは事後アンケートをお送りしますので、よろしくお願いいたします。また事後アンケートの結果も含めて、開催報告を本通信に掲載する予定です。今回参加できなかった支部へは、余部のある当日の配付資料を後日お送りする予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

 本通信は電子メールでもお送りしています。転送も簡単で、支部内の情報共有が効率化できます。お申し込みは支部単位で右記のメールアドレスまでどうぞ。一支部あたり2アドレスまでご登録いただけます。
 また本通信のバックナンバーは、インターネットから閲覧できますのでご利用ください。URLは次のとおりです。
http://www.wbsj.org/info/shibu/net/index.html

 今年の支部ネット通信もこれが最後となりました。一年間、お読みいただきましてありがとうございました。来年も、支部との連携強化や会全体の活動活発化のため、いろいろな情報をお送りしていきたいと思っております。引き続きよろしくお願いいたします。

(会員室長/小林豊)

支部ネット通信 第45号
◆発行
 財団法人日本野鳥の会 2007年12月21日
◆担当
 会員室
 〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23
 丸和ビル
 TEL:03-5436-2632
 FAX:03-5436-2635
 E-mail:[email protected]