No.46 2008年1月号


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目次 ■支部の動き
 支部報保護・調査記事関連トピックス
■事務局からのお知らせなど
 ネットショップに「モバイル購入」など導入
 書面表決理事会が開催されました
 支部長交替のお知らせ
 支部報とりまとめ発送次回日程
 『野鳥』誌の同封広告についてのご案内
 新たにメールマガジンを刊行
 会員数 前月比で126人減

支部の動き

■支部報保護・調査記事関連トピックス■

 本記事は日本野鳥の会本部に送付されてきている各地の支部報から抽出して作成し、調査・保護に関心がある野鳥の会内部の方へ配信しております。
  本記事の一部又は全部を不特定多数が見る可能性があるところへ公開される場合は、各支部の了承を事前に得て下さい。記事は筆者の意向に反しないように、取り扱いをお願いします。

○支部報保護・調査記事関連トピックスNO.397

●2007/冬の巻 弘前
・マダニが媒介するライム病
●2007/11-12 群馬県
・多々良沼のカラス
・県内におけるハシボソ、ハシブトガラスの分布
・高崎公園のササゴイ
●2007/12 埼玉県
・2007年夏コアジサシの今
●2007/11 長野
・講演会「タカの渡りと識別」1
・第8回ライチョウ会議 
●2007/11 香川県
・紫雲出山秋のワシタカ渡り調査記録
●2007/11-12 鳥取県
・自然保護監視員この一年
・ブッポウソウ観察雑記
●2007/11-12 愛媛県
・野鳥の密猟を防止しましよう
・佐田岬、由良半島、高茂岬のタカ渡り観察
●2007/10-11 長崎県
・オオムの歌

●2007/冬の巻 弘前
・マダニが媒介するライム病
  北から移動して来る小鳥の目の周りや嘴にダニが付いている事がある。この中にライム病を媒介するシュルツェマダニがおり、その1割に病原菌がある。ノネズミも保菌者で、欧米では発病例が多く、日本では毎年、5〜15の発症がある。ダニに刺されて数日〜数週間後、患部が赤く腫れ、疲労感、発熱、関節痛等があり、その後神経、循環器系に進展する。刺された時、ダニを刺抜きのように抜くか、皮膚科医院で取らないと病原菌が人体に注入される恐れがある。
(弘前「初列風切」NO.144,P4)

●2007/11-12 群馬県
・多々良沼のカラス
  多々良沼では冬、ハシブト、ハシボソガラスが半々で150〜200羽集まり、白鳥の餌を横取りする。主に西日本で越冬していたミヤマガラスやコクマルガラスは10年程前から東日本でも記録され、群馬県東部の板倉町では千数百羽のミヤマガラスが越冬するようになり、中にコクマルガラスが10羽前後混じっている。多々良沼では数百羽が越冬し、水田や草地で落穂、草の実、昆虫等を主食にし、人の出すゴミには来ない。
(群馬県「野の鳥」NO.284,P3〜4)

・県内におけるハシボソ、ハシブトガラスの分布
  H9〜13年に実施した県からの受託「鳥類生息密度調査(メッシュ調査)の報告から両カラスについて整理した。耕地、森林、市街地等の環境に分布は係っており、群馬県平均ではボソ:ブトの比は3:2で繁殖期、非繁殖期も同じであった。
(群馬県「野の鳥」NO.284,P6)

・高崎公園のササゴイ
  4月下旬、高崎公園にササゴイが渡来し、グォーと低音の声を聞く。すぐ巣作りが始まり、直径30cm程で5月下旬までに10巣を見る。他のサギと異なり、密集したコロニー形成はせず、営巣木は榎、桜、銀杏、欅、赤松と多様で、約1箇月で孵化し、巣の下に白い糞、青い卵殻、時には雛の死体落下で分る。親が運んだ餌(オイカワ、ドジョウ、カエル等)も落下している。6月中旬〜7月上旬、離巣した雛が羽ばたきの練習を始める。幼鳥は8/21には消え、9月に親子とも南へ渡って行く。
(群馬県「野の鳥」NO.284,P16)

●2007/12 埼玉県
・2007年夏コアジサシの今
  会員へのアンケート結果、今年のコアジサシ確認メッシュは8箇所(県南東部6、県北部2)で90年は3メッシュで、埼玉県では辛うじてコロニーは確保されている。
(埼玉県「しらこばと」NO.284,P4)

●2007/11 長野
・講演会「タカの渡りと識別」1
  9/15の叶内拓哉氏の講演から。北海道ではノスリの繁殖は殆ど無い。大陸から渡ってくるノスリは宗谷岬から南下し、津軽半島の竜飛岬へ7割が、下北半島の尻屋崎へは3割が通る。春の渡り調査では、前者は約15,000羽、後者は6〜7,000羽となる。その昔、ノスリは馬糞タカと言われた。ハチクマは9/10〜15、竜飛岬を70〜100羽が通る。北海道では、ハチクマはこの程度が繁殖しているとしてよい。
(長野「野鳥ながの」NO.452,P2〜3)

・第8回ライチョウ会議
  8/18〜19、大町市で開催された。ライチョウの現状は北ア、南ア、頚城山系で推計3千羽が生息し、減少を続けているが、白馬、乗鞍頚城周辺では減少を免れている。ニホンジカ、ニホンザルの激増で、ライチョウの餌となる草本類が壊滅的な打撃を受けている。
(長野「野鳥ながの」NO.452,P6)

●2007/11 香川県
・紫雲山で秋のワシタカ渡り調査記録
  9/22〜10/8の内、17日間観察した。総計で379羽、内訳はサシバ221、ハチクマ137、ノスリ7、オオタカ4、ハイタカ3、ツミ3、タカsp4。ピークは9/27にあった。
(香川県「かいつぶり」NO.286,P2)

●2007/11-12 鳥取県
・自然保護監視員この一年
  鳥取県自然保護監視員制度が発足し1年が経過した。4名の支部会員も監視員となり活動された。効率化の名の下、職員は削られ、月17日の勤務、その2/3以上は外回りときつい。国立公園特別地域の砂丘での違法キャンプ数十張りには個人では対応できない。来年からは県と警察が連携する方向。ハヤブサやコアジサシの営巣も確認した。傷病鳥の多くはゴミとして処分され、その鳥の計測データを残す仕組は出来ないか。
(鳥取県「銀杏羽」NO.94,P10〜14)

・ブッポウソウ観察雑記
  ブッポウソウの保護活動が始められて7年目、その個体数は確実に増加している。その内、ブッポウソウの住宅を供給する人達の嬉しい悲鳴が聞こえてきるかも。昭和30〜40年代の拡大造林で、既にブッポウソウが巣を作るに適した大きさに成長しているが、天然の樹洞は滅多に無く、オオアカゲラやムササビに穴をあけてもらう必要がある。だが、この両者を見る機会は殆ど無い。
(鳥取県「銀杏羽」NO.94,P15)

●2007/11-12 愛媛県
・野鳥の密猟を防止しましよう
  「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」の主な変遷はS54年:メジロ、ホオジロ、ウソ、マヒワ、ウグイスに限り飼養可能。H1年:飼養許可証と足環の装着義務化。H3年:霞網の捕獲目的所有、販売禁止。H4年:全国密猟対策連絡会発足。H11年:メジロ、ホオジロのいずれか1羽のみ飼養可能。H19/4/16、メジロ1羽に限り、捕獲、飼養可能。21種の特定輸入鳥獣は標識(足環)の装着を義務付け。
(愛媛県「コマドリ」NO.181,P3)

・佐田岬、由良半島、高茂岬のタカ渡り観察
  9/23、伊方町権現山でハチクマ101、サシバ97、アカハラダカ1、オオタカ2、チョウゲンボウ2であった。他にノスリ10+。由良半島で9/20〜10/15、総計は8,445羽、例年ここでは2つのピークが見られるが、今年は10/6に一気に2821羽のサシバが通過した。時間帯は13〜14時に集中した。更に南の高茂岬では9/20〜10/15、総計4,686羽で、ピークは10/12の1,450であった。
(愛媛県「コマドリ」NO.181,P9〜11)

●2007/10-11 長崎県
・オオムの歌
  オオムは自分が真似できない歌は無いと威張っていた。王様の前でウグイス、ヒバリの歌を披露したが、何一つ自分の歌が無かったため、王様は「お前は要らないよ」と不機嫌になった。色々の事を知るより、自分独自の1つの事を良く知っている方が意味がある。(「甘喩維」 尾関岩二より)
(長崎県「つばさ」NO.247,P13)

○支部報保護・調査記事関連トピックスNO.398

●2007/11-12 宮城県
・仙台市広瀬川清流保全審議会報告
・宮城県自然環境保全審議会報告
・蜘蛛の巣
●2007/10 東京
・カエルツボカビって何?
●2007/12 東京
・白化スズメのその後
・日本最初の携帯用野鳥図鑑
●2007/12 神奈川
・タゲリ米 田んぼをライス博士が視察
・鳥と木の実最終回
●2007/12 愛知県
・密猟の根絶に向けて
●2007/11 和歌山県
・タカの渡り調査
●2007/11-12 島根県
・飯梨川2007年秋のシギ・チドリ
●2007/11-12 広島県
・秋のシギ・チドリ渡り調査結果
・タカ丸くんⅢ

●2007/11-12 宮城県
・仙台市広瀬川清流保全審議会報告
  ゴルフ場跡地に東北大学新キャンパス造成計画がある。45%の土地が改変されるが、都市的な生態系の中で、農耕地的な要素の付加、オオタカを頂点とする食物連鎖、在来種群による緑化復元、建物への野鳥衝突防止の考慮等が審議された。
(宮城県「雁」NO.226,P10〜11)

・宮城県自然環境保全審議会報告
  伊豆沼・内沼の環境保全対策は、H14の自然再生推進法の施行に伴い、その前組織の自然再生事業準備委員会が8月に発足し、法に基づく自然再生協議会をH20年以降発足を目指す。準備会は学識経験者、NPO関係団体、行政、商工団体、土地改良区からの35名である。今年度は地形測量調査で浅底化の調査、水質改善基礎調査を行い、自然再生構想骨格出す。温泉部会は非公開。
(宮城県「雁」NO.226,P11〜12)

・蜘蛛の巣
  夏、マンションの外廊下は蜘蛛の良い狩場になっており、律儀な蜘蛛は、朝取り込んでいた巣を毎夕、張り直し、巣をそのまま使うものは、ゴミを取り除き、修復に励む。蜘蛛の巣は掃除のおばさんの目の仇にされ、壁塗り替え工事で巣は除かれ、蜘蛛は全くいなくなった。
(宮城県「雁」NO.226,P12)

●2007/10 東京
・カエルツボカビって何? 
  本部自然保護室室長 古南幸弘に訊いた。カエルツボカビは98年に発見された真菌(カビ)の1種で、両生類の皮膚に感染すると、9割以上の致死率と高い。アフリカの地域的な病気が拡大し、豪州や中米では両生類が壊滅的な打撃を受けている。人への感染はないが、我国でも菌が検出されており、蛙の生息地では靴や三脚等は泥を現地で洗い流し、乾燥させる事で拡大を防ぐ。蛙の持ち帰りは慎む事。蛙は水田の害虫を食べ、蛙だけの問題でない。
http://www.wbsj.org/press/070112.html
(東京「ユリカモメ」NO.624,P19)

●2007/12 東京
・白化スズメのその後
  昨年6月、文京区でアルビノのスズメを発見し、今年4〜10月、同地で15回観察で、9回もその個体が見つかった。発見場所は同じ場所で、スズメの行動範囲は非常に狭い。繁殖期もペア行動はなく、1羽でおり、白化の遺伝で、白化の雛の可能性もあるが、他に白化は見つからない。1年半、元気で生き続けている。
(東京「ユリカモメ」NO.626,P15)

・日本最初の携帯用野鳥図鑑
  最新の野鳥図鑑は10月発売された、高野伸二著「フィールドガイド 日本の野鳥」の増補改訂版で、我国最初の野鳥図鑑は1893年の「有益鳥類図鑑」で机上用であった。携帯用の最初は1932年、内田、下村著「原色鳥類図譜」で155種が載り、野鳥の会創立1934年より前である。下村兼二は1938年「原色野外鳥類図譜」で、382種を絵で描き、説明文は現在も十分読みこなせる。
(東京「ユリカモメ」NO.626,P20)

●2007/12 神奈川
・タゲリ米 田んぼをライス博士が視察
  8/1、米国スミソニアン博物館のR・ライス博士が茅ヶ崎市の湘南タゲリ米の田圃を視察した。博士は中南米から米国に渡って来る夏鳥の減少の原因に熱帯雨林を切り開いくコーヒー栽培にあるとして、バードフレンドリーコーヒーで林を切らずコーヒーを高く購入する活動をしている。湘南タゲリ米販売も都市近郊の田圃を残す活動である。
(神奈川「はばたき」NO.427,P2)

・鳥と木の実最終回
  鳥は種子を運ぶ協力者の役目だけではない。ホオジロ科やハタオリドリ科は地面に落ちた種子を食べてしまう種子食の鳥と呼ばれる。木の実の大敵はアトリ科でエノキの実はヒヨドリに運んで貰う形で進化したが、シメはそれを割って食べてします。「庭に小鳥を」で実のなる植樹を呼びかけたのは、日本鳥類保護連盟で、その恩恵に預かる野鳥は案外偏っている。小型の実のなる樹木も要る。果実食と種子食両方に人気のあるエノキは優先したい。カエデ、シデ、ケヤキのような乾果をつける種、ヌルデ、カラスザンショウ、アカメガシワのような地味なものも鳥には人気がある。外来種の問題から、ピラカンサ等の外国産樹種を選ばない見識もあってよい。在来種であっても、元々その土地にないものも同様である。
(神奈川「はばたき」NO.427,P4〜5)

●2007/12 愛知県
・密猟の根絶に向けて
  支部は約20年前から瀬戸市や豊田市の山林でカスミ網密猟に、パトロール監視している。嘗て「密猟のメッカ」と言われた岐阜県東濃地方から愛知県北東部は岐阜県支部とのパトロール活動で密猟は随分減った。しかし、瀬戸市で小規模なカスミ網密猟現場(鳥屋場:とやば)が見つかっている。
(愛知県「愛知の野鳥」NO.250,P6)

●2007/11 和歌山県
・タカの渡り調査
  10/5に伊良子岬で3000羽のサシバが渡り、和歌山県で期待される10/6、7調査した。これに対応する大きな渡りは見られず、10/5その日の内に、和歌山県を通過したと思われる。10/6、伊良子岬で705、同日、奈良高見山で634、10/7、伊良子岬で190、奈良高見山で187。
(和歌山「いっぴつ啓上」NO.98,P6〜7)

●2007/11-12 島根県
・飯梨川2007年秋のシギ・チドリ
  8/10::11種、60羽。8/15:10、58。8/21:14、95。8/23:17、149。8/28:14、119。8/31:10、89。9/10:11、41。9/14:11、33。9/18:13、43。9/23:7、39。9/29:7、46。8/23の149羽の内訳はトウネン43、タカブシギ29、チュウシャクシギ24、ソリハシシギ10、イソシギ8、クサシギ7、キアシシギ6等。
(島根県「スペキュラム」NO.120,P2)

●2007/11-12 広島県
・秋のシギ・チドリ渡り調査結果
  9/9、広島県下17箇所で調査した。結果は20種、260羽で、内訳はケリ50、シロチドリ49、イソシギ38、コチドリ27、ソリハシシギ22、キアシシギ15、トウネン10等。
(広島県「森の新聞」NO.153,P4)

・タカ丸くんⅢ
  支部オリジナル野鳥衝突防止ステッカー「タカ丸くん」は、代を重ね、9月より「タカ丸くんⅢ」となった。1枚400円で販売。本部の助成も受け、1件、2枚を無料配布。申込先:[email protected] 辰市。
(広島県「森の新聞」NO.153,P7)


○支部報保護・調査記事関連トピックスNO.399

●2007/12 小樽
・オオソリハシシギ無着陸で渡り1万キロ (4/9 北海道新聞)
・タンチョウから水銀 (6/4 北海道新聞)
・ハクガン最多の25羽 (11/7 北海道新聞)
●2007/12 山形県
・山形県初記録の野鳥
●2007/11 奥多摩
・多摩タカの渡り観察2007
・第21回太平洋学術会議に出席して
・サシバの渡り調査について
・探鳥会と機関紙の充実で更なる発展を
・サンコウチョウの営巣
●2007/10 兵庫県
・シジュカラの声
・生態報告2件
●2007/12 福岡
・ズグロカモメ フラッグ付
・2007年ハチクマ秋の渡り観察記録

●2007/12 小樽
・オオソリハシシギ無着陸で渡り1万キロ (4/9 北海道新聞)
  オオソリハシシギがニュージーランドから中国、韓国まで1万km以上無着陸で飛行する事が、英国の鳥類保護団体等の人工衛星追跡調査で確認された。調査グループによると、これは鳥の無着陸飛行の世界記録である。
(小樽「あおばと」NO.106,P12)

・タンチョウから水銀 (6/4 北海道新聞)
  釧路湿原周辺で死んだタンチョウ約百羽から、一般鳥類の約10〜300倍の水銀濃度が検出された事が、酪農学園大学の調査で分かった。人間であれば、視力や運動機能低下を引き起こすレベルである。これらのタンチョウは水銀が原因で死亡した可能性もある。タンチョウの水銀汚染が確認されたのは初めてである。
(小樽「あおばと」NO.106,P12)

・ハクガン最多の25羽 (11/7 北海道新聞)
  十勝管内浦幌町の三日月沼に25羽のハクガンが飛来している。国内に飛来した数としては近年最多である。93年から宮城県の保護団体が米国、ロシアの研究機関と共に、ハクガンの卵をマガンに孵化させ、マガンにハクガンを連れて飛来させる復元計画の効果があったと浦幌野鳥倶楽部は言う。
(小樽「あおばと」NO.106,P13)

●2007/12 山形県
・山形県初記録の野鳥
  5/19、飛島でヒメイソヒヨドリ♂が撮影された。日本には迷鳥として飛来し、秋田県には記録がある。山形県390番目の野鳥。5/27、飛島でオニカッコウ♀が撮影された。日本では迷鳥として数例記録があるが、記録が増加する傾向にある。山形県391番目の鳥となる。
(山形県「やませみ」NO.70,P11)

●2007/11 奥多摩
・多摩タカの渡り観察2007
  9/21〜10/7、青梅市の梅の公園でサシバ累計877、ハチクマ16、青梅市の友田レクレーション広場でサシバ357、ハチクマ22、羽村市の羽村の堰でサシバ289、ハチクマ22であった。ピークは9/26と10/4にあった。
(奥多摩「多摩の鳥」NO.179,P2)

・第21回太平洋学術会議に出席して
  6/12〜18、沖縄で開催された。4年毎に開催され、今回のテーマは「太平洋における自然と社会の多様性」で、やんばる奄美地区保全のため、国立公園指定の後、世界遺産登録を目指す。ヤンバルクイナの保護では住民との利害の調整が難しい。「野生生物を護るための国家戦略」ではバードライフ・アジアの市田則孝代表が流暢な英語で司会をされた。生物多様性は珍しい生物を保護する事ではなく、その地域に元からいた生物を保護する事である。
(奥多摩「多摩の鳥」NO.179,P4〜5)

・サシバの渡り調査について
  9/8の室内勉強会より。支部のサシバの渡り調査は98年秋より始まり、今年で10回を迎える。調査地は所沢市、青梅市、羽村市、福生市、あきる野市にあり、10年間の観察延日数は137日、年平均サシバ渡り数は1,013羽、最も多かった年は04年の1,819、多かった日は03/9/26の1,052であった。10〜12時に6割が通過する。多摩川を渡る場所は青梅市の友田を中心に10〜12kmの幅である。
(奥多摩「多摩の鳥」NO.179,P11)

・探鳥会と機関紙の充実で更なる発展を
  現在、野鳥に関心を持つ人は、恐らく支部会員の2、3倍はいるであろう。探鳥をする目的は多様化しており、いずれも尊重されなければならない。「実物をしっかり見る」で充分で、感想文や指導には慎重でありたい。共に学ぶという姿勢が欲しい。「珍鳥の追っかけ」を悪いと決め付けるのもよくない。初記録は直に喜びたい。「探鳥会に参加しない人」の表現は「参加できなくても編集、調査、保護、企画で支部を支えている人」である。このような人も考え、支部報は魅力あるものでありたい。会員であるなしに関わらず、野鳥保護に関し、各人しっかり主張できるかが大事である。中西悟堂は「お山の大将俺一人、後から来る者突き落とせ」という歌が嫌いで、支部は狭い土俵で慢心することなく、色々な考え方を迎え入れたい。
(奥多摩「多摩の鳥」NO.179,P20〜21)

・サンコウチョウの営巣
  今夏、青梅市南部の丘陵地でサンコウチョウが久々に営巣した。6/6、杉のコップ型の巣に♀が杉皮や苔を運び、番が林の中を鳴きながら盛んに飛び回る。6/13、営巣木下でチェーンソーの作業があり、結局営巣放棄。7/1、200m離れた檜に移り、造巣中、2羽とも尾が短い。7/22、抱卵14日目で孵化した模様。7/25、黄色い嘴の3羽を見る。7/28、親鳥の声はするが、巣を放棄。アオダイショウに捕食されたか。
(奥多摩「多摩の鳥」NO.179,P23)

●2007/10 兵庫県
・シジュカラの声
  NATURE誌によると、都会の騒音が多い場所のシジュウカラは高い声で囀る。車が出す周波数との重なりを防いでいる。人為的な環境が野鳥の囀りに影響する可能性があり、シジュカラのこのような可塑性を持たぬ種は、繁殖や多様性を減少させる事になるのかも知れない。兵庫県のシジュウカラの声の分析は未だ出来ていない。
(兵庫県「コウノトリ」NO.160,P10〜11)

・生態報告2件
  7/2、明石市内で戸袋にムクドリが餌を運び、そこに2羽のハッカチョウが巣材をくわえて巣を窺う。ムクドリの給餌を妨害し、親が不在時、戸袋の中を覗いたが、入口はハッカチョウには少し狭く、中に入らず。7/26、19時、明石市でハヤブサがコウモリを捕獲しようと何回も旋回したが、コウモリの敏捷さについていけず。
(兵庫県「コウノトリ」NO.160,P17)

●2007/12 福岡
・ズグロカモメ フラッグ付
  11/10、前原市泉川河口干潟にズグロカモメ6羽、内1羽にフラッグと足環が付いていた。日中共同調査で今年、遼寧省で6月に標識されたもので、399羽に標識され、日本で観察された4羽目となる。遼寧省双台河口自然保護区に8〜9,000羽程度がいるとされるが、エビ養殖場や工場進出でコアジサシのように年々、営巣場所を変えている。
(福岡「野鳥だより・ふくおか」NO.338,P10)

・2007年ハチクマ秋の渡り観察記録
  9/8〜10/8、福岡市の片江展望台(標高210m)でハチクマの渡りを観察した。総計でハチクマ5,206羽(はこの8年の平均4,500羽)05年の6,262羽に次いで多かった。その他のタカは343羽で内訳は、ミサゴ180、ハヤブサ42、サシバ30、ノスリ24、チョウゲンボウ17、オオタカ17、チゴハヤブサ16、ハイタカ15、アカハラダカ1、ツミ1。
(福岡「野鳥だより・ふくおか」NO.338,P14〜19)

 

(自然保護室ボランティア・神奈川支部/森 要)

事務局からのお知らせなど

普及室より

■インターネットショップに「モバイル購入」「クレジットカード決済」を導入■

 当会インターネットショップ「Wild Bird」は、おかげさまで多くの皆様にご利用いただいております。
  通信販売全体の売上を維持・拡大することが厳しい状況のなかで、インターネットショップをご利用いただいた注文は大幅な伸びを示し、平成18年度では前年から50%以上の売上増、通信販売売上の19.1%のシェアを占めるようになりました。ご注文の多くは非会員で、加えて当会の通信販売を初めてご利用いただく方なので、当会への接触も初めてというケースが多いのではないかと推察しております。この方たちをこれだけにとどめず、ご注文等による継続した支援者、あるいは会員となっていただけるようにと考えております。ご注文いただく商品は多岐に渡っておりますが、「バードウォッチング長靴」「CD 声でわかる山野の鳥」「ワイルドバード・カレンダー」「ワンタッチ迷彩ブラインド」をはじめとするオリジナル商品への要望が多く、さらに、昨年10月に発行した「フィールドガイド日本の野鳥 増補改訂版」へのご注文も目立っています。
  そしてこの度、さらに多くの方にご利用いただけるように、携帯電話を利用した「モバイル購入」と「クレジットカード決済」を導入しました。
  「モバイル購入」につきましては、昨年11月から開始しましたが、利用場所の限られる「パソコン」だけではなく、携帯電話を利用して移動中の空いた時間にも購入が可能になり、幅広くご利用いただけるものと考えております。
  「クレジットカード決済」につきましては、多くの方からご要望がよせられるなかで、万が一でもご購入いただいた方のカードの情報が漏洩してはならないため、導入につきましては慎重に、かつ安全性の確保を第一に情報を収集してまいりました。多くの情報から検討した結果、現在、当会が利用するインターネットショップシステムを運営しておりますFuture Shopが提供する「クレジットカード決済」サービスを導入することとしました。詳細につきましては、http://c05.future-shop.jp/fs/wildbird/BusinessDeal.htmlをご参照願います。
  「クレジットカード決済」の導入により、従来以上に多くの方に当会の通信販売をご利用いただき、新たな支援者・会員が増えることにつながるよう、魅力あるインターネットショップとしていくことを目指してまいりたいと考えております。

●本件についてのお問い合わせ

普及室 販売出版グループ(TEL:03-5436-2623、[email protected])までお願いします。

(普及室/笹川泰次)

総務室より

■書面表決理事会が開催されました■

 12月17日(月)付けで、平成19年度第3回理事会(書面表決理事会)が開催され、結果は以下のとおりとなりました。

●第1号議案 野鳥保護区(北海道日高のシマフクロウ生息地)購入の件

 新規のシマフクロウ野鳥保護区の購入が承認されました。

(総務室/吉家奈保美)

■支部長交替のお知らせ■

 以下のとおり連絡がありましたので、お知らせ致します。(敬称略)

●小清水支部長

 新  伊藤 三七男   2008年1月1日付
 旧  竹田津 実

(総務室/吉家奈保美)

■「支部報とりまとめ発送」次回日程のご案内■

 次回の支部報取りまとめ発送日は1月15日(火)ですので、支部報は下記の要領でお送りくださるようお願いします。(支部報取りまとめ発送についての詳細は、支部ネット通信2007年6月号をご覧下さい。)

送付期日:2008(平成20)年1月11日(金)必着
送付部数:110部

※東京支部におかれましては130部お願いします
※神奈川支部、埼玉県支部、奥多摩支部、千葉県支部におかれましては120部お願いします
※ご事情により必要部数に満たない場合は、総務室にて発送先を調整させていただきます

送付先:〒141-0031東京都品川区西五反田3-9-23丸和ビル
(財)日本野鳥の会総務室 支部報担当宛

●本件に関するお問合せ先

03-5436-2620 総務室吉家(きっか)

(総務室/吉家奈保美)

会員室より

■『野鳥』誌の同封広告についてのご案内■

 昨年の『野鳥』誌12月号に同封いたしましたアフラック様からの保険広告では、会員の皆さまから支部事務局へ直接苦情や問い合わせがあったとのことで、お手数をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。今回の保険パンフレットのような「同封広告」は、2005年12月号から実施しているのですが、今回苦情や問い合わせが寄せられたことと、支部の皆さまへの説明も十分とはいえませんでしたので、改めて、同封広告の経緯、会員から多い質問、効果、会員への告知やクレームへ対応、など整理してお伝えしたいと存じます。
  会の財政安定対策が急がれるなか、収入を支える同封広告については、支部の皆さま、会員の皆さまのご理解、ご意見をいただきながら、取り組んでいきたいと考えています。

●同封広告の経緯

 活動の充実と、そのための収入確保、支出の削減の一環として、2004年4月号より『野鳥』誌の送付方法を「第三種郵便」から「冊子小包」へ変更したことにより、(1)大幅な送料節減、(2)同封物の点数・重量の増、の二点が改善されました。(1)によりかねてより希望が多かった『野鳥』誌合併号の廃止による年間12号発行を実現させることができました。しかし、その後も当会の財政は厳しく収入増加が急がれる状況が続いたため、(2)の改善点を利用し、2005年12月より「同封広告」を始めました。これにより、会としては収入増の手段がひとつ増えました。広告主には広告料、というかたちで当会の財政安定に支援いただくかたちになります。

●運用について

 よく会員の方からいただくご質問に沿って、ご説明します。

Q)
同封広告内容はどのように決めているのか。
A)
現在、下記の基準で(1)(2)(3)に該当するものはお断りしています。
  1. 当会での販売事業にバッティングする商品の直接販売
  2. 当会(支部も含む)の自然保護活動に反する事業や商品の紹介
  3. その他会の理念に照らして不適当と判断されるもの
同封広告の希望があった場合には、まず同封する広告物のサンプルを広告主から提出してもらい、上記に照らして審査します。このうち(1)については普及室販売グループの審査、(2)については自然保護室の審査をします。(3)については理念に限らず、広告主の企業や商品が悪評を受けていないかどうか、などの情報も得て判断しています。
現在は、健康食品、薬品関係については、同封をお断りしています。本当は当会や会員の皆さまの活動に関わる広告、たとえばアウトドアグッズや旅行関係などの広告が望ましいので、企業への営業や代理店への依頼など手を尽くしていますが、なかなかすぐ反応が現れません。
一方、当会の会員の年齢層(平均57歳)から、保険、医療、健康をテーマにした業種からの打診が多い傾向があります。
Q)
当会が斡旋、推奨しているのか?
A)
同封広告の内容や商品については、特に当会が斡旋あるいは推奨するものではありませんし、当会がこれによって広告料以外に斡旋料に該当するものを受け取ることもありません。
本誌の誌面広告も同じなのですが、例えば有名光学メーカーの双眼鏡の広告が野鳥誌に掲載されていても、その双眼鏡を当会が特別に推奨したり斡旋したりしているわけではありません。またその広告に記載されている内容の責任はすべて当会ではなく広告主様にあるため、広告内容についての問い合わせについては、直接広告主様にお願いしています。
ただし、同封にしても誌面にしても、事前に必ず当会でもチェックをし、会員の方が読まれたときに不都合な表現などがないかどうかは確認をしています。
Q)
個人情報が広告主に渡っているのではないか?
A)
広告主様からの広告物を当会が預かり、『野鳥』誌発送の際に当会で同封していますので、会員の皆さまの個人情報が直接広告主に伝わることはありません。
Q)
同封物が会からのお知らせと同封広告が見分け難く、紛らわしい。
A)
同封広告については、誌面の目立つ位置に、「広告」ないしは、「本広告は(広告主名)が制作し、日本野鳥の会が広告主からの委託により、同封するものです」などの文言を記載することを条件にしています。
これまでは一部徹底されていないところがありましたが、今後は厳しくチェックしていきます。

●実績と効果

 2005年12月より、2007年12月の二年間で、16件実施し、合計424万円の収入がありました(詳細別表)。広告内容は、高齢者向け携帯電話、会員制リゾート、書籍、旅行パンフレット、野菜宅配、イベント案内などです。

●会員への告知と苦情

 会員の皆さまへの説明は下記のとおり、同封広告の実施のタイミングにあわせて行ってきました。2007年の告知がないのは、同封広告の実施自体が少なかったためです。

1回目:2005年12月号

「同封広告開始についてのお知らせとお願い」B5文書を『野鳥』誌に同封

2回目:2006年3月号

誌面の「インフォメーション」のページでご理解を求める記事

3回目:2006年8月号

誌面巻末囲みで理解を求める記事

4回目:2006年12月号

「同封広告開始についてのお知らせとお願い」B5文書を『野鳥』誌に同封

5回目:2008年2月号

誌面の「活動」のページで、ご理解を求める記事

●苦情について

 退会、苦情、ネガティブな意見などの件数は下記のとおりです。これらのご意見については、お電話ではそのつど、メールやお手紙については文書で、同封広告の目的をご説明しご理解をいただけるようお願いしています。

・2006年4月号:

健康茶 6件(以後、健康食品の同封広告は中止)

・2006年7月号:

保険 17件

・2006年12月号:

保険 8件

・2007年12月号:

保険 5件

 このようにネガティブな意見は、特に保険の同封広告に集中しています。うち、同封広告が原因で辞めるといわれた方は、別表のとおり4名、また退会アンケートで同封広告が原因で辞めた方が1名ありましたので、合計5名です。表明されていない方もいらっしゃるので、実数はもっと多いと思われます。同封広告が退会率に影響することが危惧されますが、月々の退会率や年度ごとの退会率を長期にわたってモニターしていますが、同封広告の実施との顕著な関連はいまのところみられません。
たとえば年間の退会率は下記のように推移しています。同封広告の影響は2006年度の数字に反映されるはずですが、同封広告による退会がそのまま会員数の減少につながる(退会率が上昇する)、という関連はみられていないようです。

2002年度 7.70%
2003年度 9.16%
2004年度 8.16%
2005年度 5.99%
2006年度 6.96%

●今後について

 とはいっても、やはり会員の皆さまの苦情が多い広告は避けたいところですので、苦情の多い「保険」の広告の実施を今後どうするか、ということがあります。同封広告を開始してから「保険」広告によるものはたった3件しかないにも関わらず、収入面では158万円と全体の4割弱を占めています。財政の安定が自然保護団体としての使命を果たすうえでは何よりも不可欠の現状のなかでは、会の活動に直接かかわりのない広告であっても、できるだけ会員の皆さまのご理解をいただいて、現状の仕組みで実施させていただくしかない、と考えているのが実情です。もちろん、引き続き、より会員の皆さまにご理解いただけるよう繰り返しご説明をしていくとともに、喜んで見ていただけるような同封広告への営業を続けていく所存です。

 同封広告についてのご意見はいつでも受け付けておりますので、引き続きお気づきの点についてはお知らせください。


『野鳥』誌への同封広告の実績と反応
   同封物 封入地域 部数 会員から直接当会に届いた反応
2005年
12月号 高齢者向け携帯ケイタイ電話 一都三県 11,000 なし
   会員制リゾート体験チケット 一都三件他 14,000 なし
2006年  
3月号 健康茶 全国 30,000 計6件 (意見4、クレーム2、退会1)
4月号 日経ナショナルジオグラフィック 全国 28,000 なし
  JTBより新潟旅行案内 一都三県 11,000 なし
5月号 会員制リゾート体験チケット 一都三県 14,000 なし
6月号 野菜宅配 一都三県 11,000 計1件 (クレーム)
7月号 アメリカンファミリー保険案内 全国 27,500 計17件 (意見10、クレーム5、退会2)
  会員制リゾート体験チケット 一都三県 11,000 なし
9月号 会員制リゾート体験チケット 一都三県 11,000 なし
12月号 朝日生命保険案内 全国 27,000 計8件 (意見6、クレーム1、退会1、支部型へ変更1)
  会員制リゾート体験チケット 一都三県 11,000 なし
2007年
3月号 フォトイメージングエキスポ案内 一都三県 11,000 なし
7月号 野菜宅配 一都三県 11,000 なし
 12月号 アメリカンファミリー保険案内 全国 26,500 計5件 (意見2、クレーム3)
※一都三県=東京、埼玉、千葉、神奈川
※個別の広告収入額については、広告営業の都合上記載しておりません。ご了承ください

(会員室/猪沢則子)

■新たにメールマガジンを刊行■

●ねらいは増収、直接経費は0円

 新年から新しいメールマガジン『BIRDFAN Weekly』を創刊しました。メールマガジンは、名前のとおり電子メールで送られる雑誌のようなもののことで、読者はパソコンで受信して、パソコンの画面上で読みます。
  当会では、これまでにバードショップや幾つかのサンクチュアリから個別のメールマガジンを発行していましたが、会全体としてメールマガジンはありませんでした。しかし、会員数の減少や財政状況の悪化を踏まえ新しい支援者層の拡大が必要であること、また近年のデジタルメディアの普及への対応として発行することにしたものです。
  そのため入会者の増加と寄付収入や販売収入の拡大、さらにメールマガジンに掲載する広告からも収入を得ることを発行のねらいとしております。このような収入増を図るには、相当数の読者数を確保することが必要ですので、他団体や類似分野の様々なメールマガジンの読者数を調べ、より多くの読者数が期待できる週刊での発行としました。
  配信システムには、メールマガジンサービス大手の「まぐまぐ」を使用しています。「まぐまぐ」は無料で使うことができるため、このメールマガジンを発行するための直接経費は全くかかりません。また読者も購読料のようなものが全く必要ありません。その代わり、「まぐまぐ」からの広告がメールマガジンに加えられてしまいます。見栄えは悪くなりますが、経費をかけずに発行ができるというメリットをご理解ください。

●支部からの掲載情報をお待ちします

 この『BIRDFAN Weekly』に掲載しているのは、当会のホームページに掲載されているサンチュアリの自然情報を中心に当会のイベントや販売物、発行物などの情報です。ホームページの掲載情報を転載する形を取ることで、原稿制作などのコストを最低限にすると同時に週刊発行を維持しています。
  これまでのところ支部からの情報は掲載していませんが、野鳥情報やイベント情報などをご提供いただければ掲載可能です。ブログなどを運営されている支部では、そこに掲載された情報を転載する形でも大丈夫です。支部会員や探鳥会参加者の拡大につなげることも考えられますので、どうぞ情報提供のご検討をお願いいたします。
  ただし、週刊発行ですし、読者は全国に散らばっており、また非会員をターゲットにしておりますので、古い情報を載せることはできませんし、会員同士の内輪向けのような情報も載せられません。予めご了承ください。

●配信のお申し込みは

 当会ホームページ『BIRDFAN』サイトからお申し込みいただけます。バックナンバーの閲覧もできます。『BIRDFAN』サイトのURLは下記のとおりです。トップページの真ん中ほどに登録フォームが表示されています。支部報などでもご紹介いただければありがたいです。
  http://www.birdfan.net/

(会員室長/小林豊)

■会員数 前月比で126人減■

●1月1日会員数 44,426人(対前月-126)

  会員数は先月に比べ126人減少、期首(4月1日)に比べると597人減少しました。
  12月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より108人少なくなっています。会員の増減は、入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。この復活者数と入会者数との合計が退会者数よりも少なかったために、前月に比べ126人の会員数減少となりました。
  12月の入会者数は前年同月の入会者数に比べ+67人でした。

表1.12月の入会・退会者数
入会者数 退会者数
個人特別会員 8人 11人
総合会員(おおぞら会員) 46人 115人
本部型会員(青い鳥会員) 54人 54人
支部型会員(赤い鳥会員) 75人 70人
家族会員 43人 84人
合計 226人 334人
年度累計 1,589人

※会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活する方がいらっしゃるため、退会者数の年度累計は、実際の退会者数とはずれた数字となります。このため、退会者数合計については年度末の集計後にお知らせいたします。

●都道府県および支部別会員数

 野鳥誌贈呈者数を除いた数を掲載します。

表2 都道府県別の会員数 (1月1日現在)
都道府県 会員数 対前月差 都道府県 会員数 対前月差 都道府県 会員数 対前月差 都道府県 会員数 対前月差
北海道 2,072人 9人 神奈川県 4,558人 -1人 大阪府 2,304人 -19人 福岡県 1,551人 5人
青森県 330人 -3人 新潟県 470人 -2人 兵庫県 1,698人 -1人 佐賀県 209人 0人
岩手県 453人 -5人 富山県 261人 -1人 奈良県 624人 -5人 長崎県 268人 1人
宮城県 603人 6人 石川県 319人 3人 和歌山県 217人 -2人 熊本県 469人 4人
秋田県 258人 0人 福井県 285人 -1人 鳥取県 223人 2人 大分県 276人 -2人
山形県 214人 -1人 山梨県 367人 1人 島根県 160人 1人 宮崎県 297人 -1人
福島県 857人 -3人 長野県 1,019人 -5人 岡山県 645人 -5人 鹿児島県 434人 0人
茨城県 1,175人 5人 岐阜県 665人 2人 広島県 701人 -6人 沖縄県 156人 2人
栃木県 579人 0人 静岡県 1,633人 -6人 山口県 513人 -4人 その他 117人 -9人
群馬県 920人 -14人 愛知県 1,800人 -5人 徳島県 380人 -1人 全国 44,426人 -126人
埼玉県 2,715人 -7人 三重県 528人 1人 香川県 269人 -3人
千葉県 2,273人 -17人 滋賀県 354人 -6人 愛媛県 378人 -1人
東京都 6,726人 -21人 京都府 932人 -9人 高知県 171人 -2人
備考:その他は海外在住の会員を示します。
表3 支部別の会員数 (1月1日現在 )
支部 会員数 対前月差 支部 会員数 対前月差 支部 会員数 対前月差 支部 会員数 対前月差
小清水 12人 2人 福島 209人 2人 長野 536人 -6人 島根県 172人 1人
オホーツク 227人 2人 郡山 220人 -3人 軽井沢 255人 -1人 岡山県 629人 -4人
根室 86人 -1人 二本松 53人 -2人 諏訪 260人 -1人 広島県 667人 -3人
釧路 197人 4人 白河 75人 0人 木曽 48人 0人 山口県 523人 -3人
十勝 151人 1人 会津 77人 0人 伊那 92人 -4人 香川県 239人 -7人
旭川 98人 0人 南会津 19人 0人 甲府 256人 2人 徳島県 411人 0人
滝川 59人 0人 いわき 145人 1人 富士山麓 92人 1人 高知 175人 -2人
道北 36人 0人 福島県相双 13人 0人 東富士 57人 -2人 愛媛県 364人 -1人
江別 24人 0人 南相馬 20人 0人 沼津 225人 0人 北九州 417人 0人
札幌 416人 5人 茨城 1,119人 1人 南富士 271人 -1人 福岡 767人 0人
小樽 137人 0人 栃木県  553人 0人 南伊豆 57人 -1人 筑豊 224人 4人
苫小牧 223人 -1人 群馬県 809人 -14人 静岡 525人 1人 筑後 185人 1人
室蘭 172人 1人 吾妻 96人 -2人 遠江 458人 -7人 佐賀県 246人 -1人
函館 79人 0人 埼玉県 2,243人 -8人 愛知県 1,419人 -3人 長崎県 272人 1人
道南檜山 68人 -1人 千葉県 1,683人 -18人 岐阜県 685人 3人 熊本県 464人 4人
青森県 204人 -1人 東京 4,761人 -15人 三重県 458人 0人 大分県 278人 -2人
弘前 143人 -3人 奥多摩 1,046人 -6人 奈良 591人 -6人 宮崎県 295人 0人
秋田県 254人 0人 神奈川 3,573人 -10人 和歌山県 223人 -2人 鹿児島県 383人 1人
山形県 209人 -5人 新潟県 381人 -3人 滋賀 320人 5人 八重山 67人 -2人
宮古 117人 -1人 佐渡 25人 1人 京都 966人 -11人 やんばる 123人 2人
盛岡 218人 -2人 富山県 233人 -1人 大阪 2,192人 -15人 合計 40,348人 -137人
北上 125人 -2人 石川 312人 0人 兵庫県 1,441人 -2人
宮城県 577人 2人 福井県 279人 0人 鳥取県 244人 1人

備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。

(会員室/伊野純子)

■支部ネット担当より

 支部ネット通信も5年目に入りました。今年もどうぞよろしくお願いします。

 本通信は電子メールでもお送りしています。転送も簡単で、支部内の情報共有が効率化できます。お申し込みは支部単位で右記のメールアドレスまでどうぞ。一支部あたり2アドレスまでご登録いただけます。
  また本通信のバックナンバーは、インターネットから閲覧できますのでご利用ください。URLは次のとおりです。
http://www.wbsj.org/info/shibu/net/index.html

(会員室長/小林豊)

支部ネット通信 第46号
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