No.57 2008年12月号


バックナンバー一覧に戻る

目次 ■ブロックの動き
 近畿ブロック会議 報告
 中部ブロック会議 報告
■支部の動き
 支部報保護・調査記事関連トピックス
■事務局からのお知らせなど
 「ウィンターフェア」開催中!
 2010年版カレンダーの写真募集
 DSソフト「にっぽんの野鳥大図鑑」発売
 「年賀はがき ベニマシコ」お詫びと訂正
 次回の理事会と評議員会の日程
 「支部報とりまとめ発送」次回日程
 会員数

ブロックの動き

■近畿ブロック会議 報告■

【日時】2008年11月1日 13:00〜16:00
【場所】奈良文化会館
【担当】奈良支部
【出席】大阪、兵庫県、奈良、和歌山県、滋賀、京都の計6支部より30名の出席があった。
このうち財団よりの出席は、鈴木専務理事、古南保護室長、岡本普及教育チーフ、小林豊の4名。
【欠席】無し
【来賓】無し
【議事・内容】
1.挨拶・自己紹介
・財団から鈴木専務が挨拶した。
・続いて出席者からの自己紹介があった。

2.理事会、評議員会報告
(1)理事会報告
・近畿ブロック選出の川瀬理事より、次のような報告があった。
・5月24日に第1回が開催され、執行役員の選出で柳生会長他が選ばれた。
・決算は収入8億5千万、支出9億ぐらいで繰越金を取り崩しているが、今後厳しくなるだろう。
・新制度対応では、理事は支部から3名を選出することを求めることにした。
・八重山支部の審査委員会の設置を決定した。
(2)評議員会報告
・近畿ブロック選出の鈴木評議員より以下のような報告があった。
・始めて評議員に選出され、出席した。
・新制度対応では、支部の名前が使えなくなるということで、歴史ある日本野鳥の会の名前を残して欲しいということになった。
・新評議員会の支部選出人数が3人程度でいいのかと思い発言していたが、評議員会議事録ではそこのニュアンスが伝わっていない。
・続いて能家評議員より以下のような報告があった。
・制度変更になり今回のような評議員会はこれで最後かもしれない。
・評議会には幹事会があって会議運営などの役割があるが、今回この幹事に5人が選出された。
・理事の選任では、財団職員の飯塚さん、安西さんを理事に選任した。

3.各支部からの意見、提案
(1)ブロックの費用分担について
・奈良支部より、継続検討になっていたブロック各支部の費用分担について、ブロック会議の費用は分担せず各支部負担でよいのでは、全国会議にブロック代表を出すようであれば、その費用を分担してもよいのではとの提案があった。
・意見交換の結果、全国会議への出席はブロック代表ではなくてもという流れであることなどから、費用分担は行わないことになった。
(2)クロガモを狩猟対象リストから外すことについて
・京都支部より、環境省のガンカモ調査によると近畿管内ではクロガモが確認されていないので狩猟鳥のリストからクロガモを外すように各府県へ要望してはどうかとの提案があった。
・クロガモの狩猟数がどうなっているかなど意見交換を行い、近畿ブロック協議会として各府県に要望していくこととなった。

4.近畿の話題
(1)大阪支部 ツバメのねぐら調査
・大阪支部より、2008年の調査では近畿地区の26ヶ所のねぐらで約23万羽のツバメをカウントしたことが報告された。
・各調査地の情報では、堺市の元禄池と和泉市の会池は近接していて、ツバメは行き来して使っていること、京都のねぐらでは夕方のねぐら入りではなく早朝のねぐら立ちをカウントしていることなどが報告された。
・この3年間は大阪支部が調査とりまとめを行ってきたが、来年からは各支部で調査を行い、結果をとりまとめることとなった。
(2)兵庫県支部 新制度対応のスケジュール
・兵庫県支部より、新制度に対応して支部名を変更するなどするには来年の総会にかけていかないといけない。会員への周知の仕方や決定の仕方についていろいろなやり方があると思うが、各支部でどのように考えられているかとの意見があった。
・これについて各支部より以下のような意見があった。
・京都:委員会答申に沿って、支部名称を変更することに賛成。既に内部決定している。
・滋賀:次回か次々回の役員会で検討することにしている 。
・和歌山県:2月の役員会および6月の総会で検討する予定。
・奈良:名称変更はやむを得ないだろうと認識している。
・兵庫県:野鳥の会の名前が無くならないようにして欲しいと思っている。
・大阪:今度の制度変更で本部支部がバラバラにならないように考えて欲しい。
今までは財団法人の下にあるような形で来たのだから。
本部が公益財団法人になることは賛成している。
名称では、2〜3年先に支部名称をまた変更することがないように考えて欲しい。
新定款で支部の位置づけをどうするのか、しっかり考えて欲しい。
財団法人化の際にも支部の位置づけの問題はあった。
大阪はNPO法人化を考えていきたい。準備はこれから。これにより支部という名称を残していきたい。
(3)奈良支部 ガンカモ調査の継続状況
・奈良支部より、県委託よりガンカモ調査を330ヶ所ほどで行っているが、箇所数が多く、調査員も高齢化しており、今後の継続が不可能になりつつある。他の支部ではどうかとの意見があった。
・これについて各支部から以下のような意見があった。
・大阪:418ヶ所を延べ646人で調査している。参加希望者は多い。府から20万円程度の委託費が出ている。
・兵庫県:30名ぐらいの会員を中心に一般参加を加えて60〜80名ぐらいで調査している。調査に参加すると記念品をあげている。
・和歌山県:調査員の半分ぐらいは狩猟関係者が入っていて、データ制度の摺り合わせが課題になっている。県から若干の費用が出ている。
・滋賀:数年前までは、公式記録にクロガモが載っていたりと、データにはひどいものがあった。今年から支部のデータが採用されるようになった。
県からは90万円の委託費が出ていて、シーズン中に3回の調査をしている。
・京都:県からは25万円ぐらいの委託費。日本海も含め府下全域を調査している。
1チーム4名を基本に調査しているが、実際に4名でやっているところは少ない。人が集めにくいという面があるかもしれない。
(4)その他各支部より
・兵庫県:鳥インフルエンザ関係の調査を委託したいという話がある。カモの糞拾いや死体発見時の写真撮影など。
氷ノ山では、ソウシチョウが優占種になりつつある。
・滋賀:カワウの駆除問題とサギのコロニー問題に直面している。
サギ問題にはリーフレットを作成し、配布して対応している。県内にコロニーが24ヶ所ある。
(5)財団よりフィールドマナーなど
・財団より、写真撮影などでマナーに反するという意見が多いことから、具体的に撮影マナーを加えたフィールドマナーの改定を行いたいことなどが報告された。

【懇親会・探鳥会】
(1)懇親会
・会議後に、会場近くで懇親会が開かれた。
(2)探鳥会
・探鳥会などは行われなかった。

担当の奈良支部 川瀬支部長 会議風景

(会員室長/小林豊)

■中部ブロック会議 報告■

【日時】2008年11月2〜3日
【場所】ウエルサンピア佐潟(新潟市西区)
【担当】新潟県支部
【出席】富山県、石川、福井県、長野、諏訪、甲府、富士山麓、南冨士、静岡、遠江、愛知県、岐阜県、三重県、新潟県の計14支部より49名の出席があった。
財団よりの出席は、安西理事、古南保護室長、岡本普及チーフ、小林豊の6名。
【欠席】佐渡、軽井沢、木曽、伊那、東富士、沼津、南伊豆の7支部
【来賓】無し
【議事・内容】
1.挨拶
・新潟県支部 大島 支部長
・ブロック選出 高木 理事
・財団 安西 理事

2.議長選出
・新潟県支部より、議長を担当の新潟県支部で勤めるとの報告があり、了承された。

3.新制度への対応などについて
・公益法事制度改革に伴う新制度への移行について、意見交換が行われた。主な話題は次のとおり。
・三重県:なぜ公益法人に移行するのか? なぜ移行期限の2013年ではなく、2010年に以降するのか? 名称は、「支部」だけ取ればいいということで確認ができているのか?
・岐阜県・福井県:会費を支部へ送金することがこれまでどおりできるのか? 支部会員の位置づけはどうなるのか?
・三重県:新制度に移行すると、野鳥保護区など会の資産が課税されるなどの問題はないのか? 事業費や管理費などの比率が決まっていると思うが、大丈夫なのか?
・愛知県:内部検討の結果、「日本野鳥の会愛知」にしようと思っている。「県」が付く支部と付かない支部があるので、統一しては?
・富士山麓:「富士山麓日本野鳥の会」がいいと思っている。
・静岡:支部名を一度変えたら、後はもう変えられないのか?
・石川県:内部検討で「日本野鳥の会石川」というように考えていたが、話を聞いていて「石川野鳥の会」でもいいのではと思い始めた。中西悟堂先生が提唱していたのは「野鳥の会」であって「日本」は付いていなかった。各支部が、地域名を頭に付けた○○野鳥の会に名称変更すれば良いのでは。
・三重県:既に他団体で○○野鳥の会と名乗っているところがある。
・静岡:NPO化すれば支部を名乗れるとのことだが、統一した方がよいのでは。
・富山県:「日本野鳥の会富山県」にしようと思っていた。
・甲府:支部化前は「山梨野鳥の会」だった。今でも地域内の活動ではその名称を使って、支部名と使い分けている。
・諏訪:全体に合わせた形で名称変更をしようと考えている。早めに変わる表現を示して欲しい。
・新潟県:県内には支部の他に、県野鳥愛護会、地域野鳥の会がある。名称として使えるのは、どこまでが良くてどこまでがだめなのだろうか。
・岐阜:そもそも財団の支部ではないので、「支部」というのが間違っているのでは。対行政などで「財団法人」を使った方が有利だったという背景はある。活動していくためには、「日本野鳥の会」を使う価値がある。
・南富士:検討委員会からの答申案以上に良い案が出せなければ、全支部を説得できないのではないか。
・福井県:答申案に沿う形でよいのでは。
・議長総括:中部ブロックとしては、答申案に基づいて各支部で名称を決めていくこととする。

4.研修会 新潟県の鳥類
・新潟県支部の石部さんが講師となり、新潟県の地理的特徴、環境ごとの代表的な鳥類や探鳥地などが、多くの写真を元に解説された。

5.話題提供 トキの現況
・新潟県支部の小野島さんより、写真や地図を用いて以下のようなトキ放鳥の報告があった。
・佐渡島で10羽放鳥して、島内で8羽が追跡されている。
・追跡できているものは、放鳥地から10Km程度の広範囲に移動しているものと、もっと狭い範囲で行動しているものがいる。
・2羽は追跡できておらず、うち1羽はGPS発信器を付けているがそれが不具合で追跡できない。
・本土に出現したとの情報があり、支部からも人手を出して30人ほどで調査したが、まだ見つかっていない。

6.会議
(1)風力発電について
・財団より、風力発電問題について以下のような報告があった。
・中部地域は風力発電ラッシュになっている。
・最近も他地域でオジロワシの衝突が報告されているが、報告事例は少ない。
・あわら市では、加賀市鴨池のガン類があわら市九頭竜川周辺の採食地へ往き来するコース上に風車の計画がある。加賀市とも連携して、この対策に取り組んでいる。
(2)カワウ問題
・甲府支部より、カワウ問題について以下のような報告があった。
・200〜300羽ぐらいのカワウがいて、営巣数は100個ぐらい。
・アオサギの巣を利用している。
・繁殖抑制対策として、ドライアイスを粉にし風船に入れて、それを親鳥がいないときに巣に入れて卵に掛け、冷やして孵化しないようにする。
・親鳥がすぐ戻ってきても、ドライアイスは親鳥に影響がない。
・アユの放流をしているので、カワウに餌を与えているような状態。
・アユが減ると他の魚も食べているようだ。
・このカワウ問題について、以下のような意見があった。
・財団:カワウは、特定の魚種を選ぶというより、その川にいる魚で獲りやすいものを食べているようだ。カワウが減っても漁業被害が減るとは限らない。
被害を減らすため、養殖されたアユを川の流れ馴らしてから放流するということもされている。
河川改修で魚の隠れる場所が減っていることもあるので、そういう対策もされて始めている。
・新潟県:最初は送電鉄塔の2巣が始まり。元々ねぐらにしていたところに巣が増えて、東北電力が巣を落とした。今はコロニーができたらすぐに駆除という形になっている。
冬に数が多く、1,500羽ぐらい。5月は少なく300羽ぐらい。
夏は内陸に多く、冬は平野部に多い。
コロニーは山手の方に作られる傾向があり、アユの放流時期、場所を重なる。
・岐阜県:漁協の方で放流時期に追い払いをするのが一番効果があるということで、早朝、釣り人が入る前に漁協が追い払いをしている。
そういう対策で、いまは被害が問題にならなくなっている。
(3)フィールドマナー
・財団より、フィールドマナー改定について以下のような報告があった。
・フィールドマナーの見直しを求める声が支部などから寄せられ、昨年、各支部へアンケート調査をしたところ、6割で深刻または極めて深刻なマナー問題との回答があった。
・またその問題としては、野鳥の撮影に関するものがもっと多くあげられていた。
・このため、フィールドマナーを改定し従来の「やさしいきもち」に付け加える形で、写真マナーと観察マナーを従来より細かく具体的に明文化することを考えている。
・これについて以下のような意見があった。
・新潟県:ブッポウソウの繁殖地で撮影問題があった。地元のグループが看板を出すなどして対応している。
・石川県:マナー向上のためのチラシを作成し舳倉島で配布している。
一人なら問題ないことでも千人がすれば問題で、内容も変わってくるのでは。
鳥よりも地元の人、農家などに迷惑を掛けないことが大事では。そういう場所がどうかで判断することも必要だろう。
舳倉ではゴミの放置とか常識的なことができていない。そうしたことが寂しいと思う。
(4)会員増
・ブロック選出の高木理事より、会員増について以下のような話があった。
・一時期よりも会員が減ってきている。会員増は重要なこと。
・探鳥会でより入会を促進するようなことはないだろうか。
・愛知県では、会員集めのため有名な人を呼んで費用はかかるがセミナーをやっている。
・参加者は100名ほどで、8割ぐらいが会員、2割が非会員だった。
・セミナーの講師からも会員勧誘をしてもらっている。
・これについて以下のような意見があった。
・富士山麓:探鳥会は定例で30名ぐらいの参加者があり、うち5名ぐらいは非会員。
名簿を書いてもらって名前を覚え、名前を呼ぶようにしている。効果が感じられる。
初めての人には、より案内を丁寧にするようにしている。
・長野:信州バードフェスティバルは今年5回目、千人ぐらいの来場者がある。
著名な講師の講演会もしており、百人ぐらい集まる。
マスコミへの情報提供もしており、取り上げてもらって反応もある。
バードフェスティバルは、地元で認知されていると思う。
・南富士:初めての人は不安なので、その人に話しかけるように心がけている。また、専門的無いことを話すようにしている。
写真を見せたい人がいて、一部で見せ合うようになり感じがあまり良くないので、参加者にプリントして配るようにしている。
・新潟:鳥屋野潟で定期的にミニ探鳥会を開いている。
・岐阜県:会員でなくても探鳥会に参加できるし、野鳥情報ももらえる。会員になることにメリットが無くなっている。
会員になればお金を払うだけで自然保護に役立つということをアピールしたほうがよい。

7.その他 
・来年の中部ブロック会議は、岐阜県支部の担当で6月27〜28日に白川郷で開催の予定、各支部ご参加をお願いしたい、との報告が岐阜県支部からあった。

【懇親会・探鳥会】
(1)懇親会
・1日目の会議後に、同会場で懇親会が開かれた。
(2)探鳥会
・1日目午後に、佐潟でハクチョウのねぐら入りの観察があった。

・2日目朝に、佐潟でハクチョウのねぐら立ちの観察と水鳥・湿地センターの見学があった。
新潟県支部 大島支部長よりの挨拶 会議風景 佐潟での集合写真

(会員室長/小林豊)

支部の動き

■支部報保護・調査記事関連トピックス■

 本記事は日本野鳥の会本部に送付されてきている各地の支部報から抽出して作成し、調査・保護に関心がある野鳥の会内部の方へ配信しております。
 本記事の一部又は全部を不特定多数が見る可能性があるところへ公開される場合は、各支部の了承を事前に得て下さい。記事は筆者の意向に反しないように、取り扱いをお願いします。

○支部報保護・調査記事関連トピックスNO.443

●2008/10 いわき
・2008年コアジサシ繁殖状況
●2008/11 神奈川
・神奈川口問題の現状
・鳥類目録で読み解く神奈川の鳥2
・相模川中流域でのコアジサシの繁殖について
・つぐみ 
・アオバズクに想う
●2008/10 福井県
・猛禽類の魅力 
・サギ類コロニーの個体数調査結果
●2008/10-11 京都
・ジュニア探鳥会 
●2008/10 兵庫県
・兵庫県におけるツバメの集団塒調査結果 
・トラツグミの声 
●2008/10 筑後
・グリーンピア八女の鳥獣保護区について

●2008/10 いわき
・2008年コアジサシ繁殖状況
 夏井川河口の今年のコアジサシの繁殖状況は、初認、4/28、10羽、最大飛来数、5/1、45羽、延べ営巣数、7、巣立ち、3羽、終認、8/24、親2、幼2。過去11年間で7回、巣立ちがあり、最大は06年の営巣数116、巣立ち33羽であった。ハヤブサが姿を現すと、一斉に姿を消すが、ハヤブサ幼に攻撃する番がいた。シロチドリも同所で営巣し、餌が砂浜の虫等でコアジサシと異なり、共存している。保護柵設置:4/29、写真展:5/16〜31、保護柵撤去:8/31、その間2回、コアジサシ観察会を実施した。
(いわき「かもめ」NO.92,P2〜3)
●2008/11 神奈川
・神奈川口問題の現状
 多摩川河口干潟は環境省の日本の重要湿地500、本部の重要野鳥生息地(IBA)になっている。同地は羽田空港への連絡道路建設(神奈川口構想)予定地になっている。案として3つのルート、2つの構造(橋梁、トンネル)が検討されているが、何れも同干潟に大きな影響がある。当局は事業主体が決まっていない現状では、環境アセスの検討段階ではないと言う。9/4、支部は「多摩川河口ウエットランド構想」を提出し、干潟の保護と再生を要望した。
(神奈川「はばたき」NO.438,P2)
・鳥類目録で読み解く神奈川の鳥2
 2集、3集では多くの種で繁殖期と越冬期の2つの分布図を示した。4集では、月別に最大12枚の分布図を載せた。これは支部独自のものであるが、紙数が増え、費用増加で、最新の5集では1集と同じ1種、1枚に戻した。長年のデータより、各種増減の精度の高い情報が得られた。ヒクイナは20年以上前は、夜の水田で声を聞いたが、最近は殆ど記録が無い。アオバズク、サンコウチョウは分布図上では減っていないが、個体数は減っており、分布図の比較では減少について敏感な物差しにならない。逆に増加する種は1羽でも記録され、分布図に敏感に反映される。
(神奈川「はばたき」NO.438,P4〜5)
・相模川中流域でのコアジサシの繁殖について
 今年、相模川中流域の2個所でコアジサシが繁殖した。1箇所では飛来最大数:51羽(6/24)、営巣最大数:20(6/24)、幼鳥:11羽、終認:8/4。他方は初認:4/9、飛来最大数:29羽(6/23)、営巣最大数:6(6/19、27)、幼鳥9羽。
(神奈川「はばたき」NO.438,P6)
・つぐみ
 ツグミは夕方、10羽程が高い樹木に集まり、個々に近くの竹薮に入るのを見る。70年代以前は大量に霞網で獲られ、霞網禁止野鳥保護のシンボル的な鳥であった。渡りは北海道から南下するのと、直接日本海を渡り北陸地方に入るのがあると言われる。そのルートに当る、北陸、岐阜、愛知で未だ密猟が摘発される事がある。福井県の県の鳥になっている。
(神奈川「はばたき」NO.438,P7)
・アオバズクに想う
 長年のアオバズクの営巣地に多数のカメラマンが押し掛け、地元民は迷惑し、鳥は他の場所に移り、地元は不愉快な思いをしている。元の静かさになったが、カメラマンは場所を変え、他の地で同じ事をしている。新聞にアオバズクの営巣場所が報道されたが、上の事を思うと、その害の方が大きい。倒れた営巣木からアオバズクの雛を救い、カメラマンの付け回しから保護した人の話も聞いた。野鳥の生活まで想いを馳せ、節度ある行動を願う。
(神奈川「はばたき」NO.438,P9)
●2008/10 福井県
・猛禽類の魅力
 9/7の県自然保護センターの松村俊幸氏の講演より。ハヤブサは内陸部へ進出し、金沢市内のビルで繁殖が見られる。餌は45〜50%がハト類であった。福井県内のイヌワシは12〜20羽が生息し、石切り場でよく見るが、餌(ノウサギ、ヤマドリ)の環境が悪化している。
(福井県「つぐみ」NO.151,P3〜4)
・サギ類コロニーの個体数調査結果
 支部の調査事業として毎年5〜6月、県内のサギ類コロニーの調査を実施している。今年は62箇所のコロニーを調査した結果、総計1,378羽、内訳はアオサギ1,128、ゴイサギ116、コサギ71、アマサギ35、ダイサギ14、チュウサギ14。他の種は必ずアオサギと共におり、最大のコロニーは高浜町鷹島のアオサギ107、コサギ58、ゴイサギ16、計181であった。
(福井県「つぐみ」NO.151,P4〜5)
●2008/10-11 京都
・ジュニア探鳥会 
 支部はジュニア探鳥会を99/12から始め、08/4までに計88回となる。延べジュニア382名、保護者、会員は825名の参加があった。進学、学校行事との兼ね合い、集合場所等の問題で、人集めに結構苦労している。
(京都「そんぐぽすと」NO.154,P8)
●2008/10 兵庫県
・兵庫県におけるツバメの集団塒調査結果 
 7月下旬〜8月上旬、昨年確認されていた13箇所の集団塒を調査した。内3箇所は塒が解消されていた。殆どがヨシ原に形成されているが、丹波市では3haのトウモロコシ畑に7千羽が飛来し、宝塚市では仁川駅前の欅の街路樹2haに113のツバメがハクセキレイと共に塒した。電線で10羽前後の塒も見られた。数が多いのは三木市美嚢川河川敷で3万5千、豊岡市円山川河川敷で3万、加古川市加古川河川敷で3万、神戸市龍ケ池で2万1千、稲美町加古大池で1万等。
(兵庫県「コウノトリ」NO.166,P6〜7)
・トラツグミの声 
 野鳥大鑑によると、トラツグミは単調な1声を長い間をおいて連続して鳴き、高い音と低い音を交互に繰り返す事があるとある。県内で録音を聞くと、低い声は1.9KHz、高い声は4.2KHzとなった。別の個体は、2.6Khz、5.4Khzを示した。交互の高低の音は、雌雄が鳴き合っているとの俗説もある。北海道でも同じ傾向を示した。その結果、低い音で同じ調子で鳴くものと、高低を繰り返すものがいるのが分った。
(兵庫県「コウノトリ」NO.166,P8〜9)
●2008/10 筑後
・グリーンピア八女の鳥獣保護区について
 グリーンピア八女に272haの鳥獣保護区が設定されている。11月のその更新時期に、地元黒木町は猪の害が大きいとして、その更新はせず、公園域のため「特定猟具禁止区域」として銃猟のみの禁止を答申した。支部は猪の被害対策をキチンとせず、被害データも杜撰であり、隣接部を含め、広域で対策すべきとした。本部自然保護室の助言も受け、粘り強く交渉した結果、鳥獣保護区はそのまま更新し、駆除方策を立案する事になり、被害額の算定とその検証を求める。

(筑後「まめわり」NO.90,P4〜5)

○支部報保護・調査記事関連トピックスNO.444

●2008/10 道南桧山
・ウミネコが沿岸域に拘るのは何故か
・汐首岬における秋の渡り調査結果
●2008/10 千葉県
・大規模な青潮で渡り鳥に大きな影響
・カツオドリ野生復帰の試み (7/31 朝日新聞)
●2008/11 静岡
・トキの復活
●2008/11 愛知県
・コアジサシの営巣誘致について
●2008/11 大阪
・ミサゴが繁殖
・万博記念公園でオオタカ2年連続営巣 (8/30 産経新聞)
・三列風切
●2008/11 岡山県
・岡山市の鳥
・ドングリの森とカケス
●2008/11 大分県
・2008年秋県下一斉シギ、チドリ類カウント調査結果

●2008/10 道南桧山
・ウミネコが沿岸域に拘るのは何故か
 ウミネコを淡水だけで飼育した時と、海水のみとを比較すると、海水では塩腺が大きくなる。利尻島で繁殖するウミネコの塩腺はその中間にあり、淡水にも依存すると思われる。嘴の先端から濃い塩水が出るが、繁殖期はそれが見られない。繁殖期は淡水を摂取していると推定し、利尻島の沼に飛来するウミネコを観察した。孵化期は5〜10日に1回、育雛期は2日に1回飛来し、水飲み、鼻腔洗い、水浴びをする。ウミネコの塩腺は産卵後21日目に完成し、孵化後機能する事に関連しているかも知れない。(続)
(道南桧山「はちゃむ」NO.81,P4〜5)
・汐首岬における秋の渡り調査結果
 函館市の汐首岬で06/8/25〜11/10の内、30日間、定点調査をした。猛禽類の移動は8月下旬から始まり、下北半島へ南下する個体と、北へ移動する(渡島半島西部から津軽半島へ?)個体に分かれる。前者は10月上旬以降、後者はそれ以前に多い。ノスリは前者が203羽、後者が81羽、トビ(33、69)、オオタカ(15、19)、オジロワシ(10、3)、ハイタカ(7、8)、ハチクマ(3、6)、ハヤブサ(2、52)、ケアシノスリ(1、1)、チュウヒ(0、1)、総計各274、240羽。
(道南桧山「はちゃむ」NO.81,P10〜14)
●2008/10 千葉県
・大規模な青潮で渡り鳥に大きな影響
 8/22、東京湾奥部全域を覆う青潮が発生した。折り悪く小潮で動きが無く、三番瀬は10日以上、青潮が続いた。更に、連日の大雨で8/31には行徳可動堰から大量に放水があり、ダブルパンチで多くの生物が死んだ。それを捕食する渡り鳥の観察個体数が激減した。渡り鳥がいない国設鳥獣保護区の現状に戸惑う。底生生物調査結果は惨憺たるものであった。従来は青潮は縞状発生で、期間も短かったが、今回はそれを大幅に超え、今冬のスズガモも心配である。
(千葉県「ほおじろ」NO.330,P2〜6,11)
・カツオドリ野生復帰の試み(7/31 朝日新聞)
 東京農工大が、都内で保護されたアカアシカツオドリの野生復帰に取り組んでいる。7月中旬、都環境局に届けがあり、動物病院で手当ての後、リハビリ施設がある同大学に運ばれて来た。NPO法人と連携しての野生動物救護活動第1号で、近く放鳥される。
(千葉県「ほおじろ」NO.330,P13)
●2008/11 静岡・トキの復活
 9/25、佐渡のトキ保護センターで10羽のトキが放たれた。野生で生きていくためには、昔の湿地帯の生物がいなくてはならない。地元の協力地区は10ha以上は5箇所で、計78ha、全体でも100ha程度で心細い。人工増殖は順調で、今年産卵102個(有精47、無精40、破卵15)で、孵化29羽。辻宏帰さんは03年までの36年間、トキの保護増殖に努められ、大学時代に高野氏(神奈川支部)との友好があり、その縁で同支部会員は佐渡に接点を持ってる。
(静岡「野鳥だより」NO.359,P3〜4)
●2008/11 愛知県・コアジサシの営巣誘致について
 今年、大同特殊鋼(株)知多工場内で誘致したが、営巣は確認できなかった。工場から出る廃材を活用し、新たにコアジサシ営巣地に挑戦したい。デゴイは紙粘土のため、雨に弱い。来年は木製100体を用意する。広さは本来1ha以上を要するので、それを目指して広くする。営巣地周囲の草の背が高く開放感が無いので、台地状にする。砂利は白すぎで角があるので、改善する。工場作業員の動きをネットフェンスで目隠しする。
(愛知県「愛知の野鳥」NO.261,P8〜9)
●2008/11 大阪・ミサゴが繁殖
 熊取の山、関電の鉄塔でミサゴが繁殖し、1羽が巣立った。その後、巣の撤去作業に立ち会った。巣の大きさは140cmX130cm、厚さ40cm、産座は60cmX40cm、厚さ10cmであった。大阪府でのミサゴの繁殖は1959年:鉢ヶ峯の赤松で雛2、63年:同地で卵2、66年:同地で中断(大阪稀少鳥類研究グループ)で、今回はそれ以来の繁殖である。
(大阪むくどり通信」NO.198,P3)
・万博記念公園でオオタカ2年連続営巣(8/30 産経新聞)
 吹田市の同公園の森で、昨年1羽、今年2羽のオオタカの巣立ちが確認された。年間150万人が利用する公園での森作りの手法が実りつつある。支部はカメラマンや観察者が集まらないよう求め、同公園も営巣地を公表していない。オオタカは大阪では泉南地域、箕面市の山地に生息し、営巣確認で開発が縮小された例もある。支部のH12〜13年の調査では府内に約50組の営巣があり、その後減少している。
(大阪むくどり通信」NO.198,P5)
・三列風切
 三列風切は翼の基部を強固にするため、人の肘に当る所についている。スズメ目では殆どが3枚、シギ・チドリ類は4枚で長く先端が尖っているため、初列と見間違えるかも知れない。カモメ類は5枚で翼を広げると肩羽に覆われ見えない。カモ類は4枚でマガモ、カルガモでは幅が広く、カルガモでは幅広の白縁が目立ち、尾や腰と見間違う。ヨシガモ♂では長く湾曲し垂れ下がり、オシドリ♂では銀杏羽となる。ハト類は4枚でドバトでは黒く、次列の黒と連なる。
(大阪むくどり通信」NO.198,P6)
●2008/11 岡山県・岡山市の鳥
 岡山市が政令市を目指す中で、「岡山市の鳥」を制定する動きがある。タンチョウを推薦する動きがあるが、野鳥の会として問題点を指摘する。県内でタンチョウを飼育管理しているのは県で、岡山市は何も関与していない。岡山県ではタンチョウは飼育鳥で、飼育費用が掛かり、その数を増やす事に消極的である。タンチョウを市の鳥として自然保護教育の対象にして良いのか。
(岡山県「野鳥おかやま」NO.169.P2)
・ドングリの森とカケス
 県内では10月頃、カケスが数羽ずつ、三々五々、フワフワと頼りなげに渡る。鳴き真似が得意で、ノスリやトビの高い声を出す。カラス同様雑食性で、別名樫鳥とあり、樫の実やドングリを足で押さえ食べる。貯食の習性があり、ドングリは地中3cmに埋められたものが発芽率が高く、カケスがその一役を担っている。
(岡山県「野鳥おかやま」NO.169.P3)
●2008/11 大分県・2008年秋県下一斉シギ、チドリ類カウント調査結果 9/14を中心に県下29箇所で実施した。27種、323羽であった。内訳はトウネン56、ハマシギ45、キアシシギ41、ソリハシシギ35、タカブシギ27、アオアシシギ23、タシギ16等。
(大分県「たより」NO.213,P6)

○支部報保護・調査記事関連トピックスNO.445

●2008/11 オホーツク
・森林について 
●2008/10-11 宮古 
・ふるさとの自然は何処に
・風力発電施設が鳥類に与える影響とその調査方法の検討会
●2008/10 新潟県
・コムクドリの生活史を調べる1 
・コムクドリの巣箱による繁殖 
●2008/11 奥多摩
・2008年秋多摩タカの渡り観察
・支部エリア内新記録
・オナガ
●2008/11 南富士
・今年のタカの渡り 
●2008/11 三重県
・セイタカシギの繁殖記録
●2008/11 北九州
・足環ツルから判ったこと2
・ハチクマの秋の渡り情報

●2008/11 オホーツク
・森林について
 森林は地球温暖化防止に重要な役割を持つ。木造住宅は第二の森林と言われ、最終的に元々空気中にあったCO2に戻り、新たにCO2を出さない。エコはEcologyの略で、生物学、生態学の意味で、その知見を反映した思想や活動を意味する。もう1つのエコがあり、Enviromental Children’s Organizationでカナダ在住の日系4世の少女が立ち上げ、リオの地球環境サミットに5人の代表を送り、発言した。
(オホーツク「ばあどこおる」NO.258,P2)
●2008/10-11 宮古 
・ふるさとの自然は何処に
 江戸期には盛岡で一度に1700頭の鹿の大猟があった。鶴は毎年20羽が将軍に献上され、コウノトリの巣が点々とあり、トキは農民から駆除願いが出され、狼が馬を襲っていた。明治に入ると、鹿以外のこれらは銃で滅び、昭和に入ると、カワウソが消えた。近年、カッコウ、コノハズク、ヨタカ、クロツグミ、ヒクイナ、ヨシゴイ、サンショウクイ等が急激に姿を消しつつある。カシラダカの大群も無くなり、ありふれた鳥であったベニマシコも少ない。
(宮古「ミサゴの海」NO.200,P2〜3)
・風力発電施設が鳥類に与える影響とその調査方法の検討会
 10/11〜13、本部自然保護室の主催で三沢市で開催された。愛媛、愛知、三重、福井、根室、札幌各支部と、三沢野鳥の会、業者、気象協会等から計27名の参加があった。米国加州のアルタモント峠で長年調査をしている、ショーン・スモールウット氏から調査方法を学んだ。
(宮古「ミサゴの海」NO.200,P5〜6)
●2008/10 新潟県
・コムクドリの生活史を調べる1
 コムクドリ♂は最初は多くの巣箱を占有するが、他の♂が飛来すると激しく攻防した後、占有巣箱を減らし、200m2程度の縄張でも営巣する。♂の頬の茶色の斑点は個体識別に役立つ。巣穴をめぐり、ムクドリとの争いも激しく、巣穴径45mm以上はムクドリが取り、コムクドリは36mm〜45mmに限定され、アカゲラの穴は大きすぎ、コゲラの穴は小さすぎで、コムクドリの営巣が少ない原因かも。参考:小池 コムクドリの繁殖生態 1988 Strixs7:113-148
(新潟県「新潟県支部報」NO.66,P2〜4)
・コムクドリの巣箱による繁殖
 上越市で92〜02年、巣箱を架設し、コムクドリの繁殖を観察した。公園で4〜10m間隔にある桜の木に15個の巣箱を架けた。初産卵日は4/29〜5/6で、02年は4/20と早くなった。一腹卵数が通常4〜6個で、他の♀が卵を産み足す事があり(加入卵)、8、9個の例もあった。5卵巣の40巣で孵化率85%、巣立ち率64%(対産卵数)、6卵巣の66巣で孵化率81%、巣立ち率60%、7卵巣の33巣で81%、61%であった。巣立った巣箱内には多くの桜の種子(1000〜1400個)が残された。参考:07/5/22 朝日新聞(新潟版) コムクドリ早まる産卵
(新潟県「新潟県支部報」NO.66,P7〜10)
●2008/11 奥多摩
・2008年秋多摩タカの渡り観察
 支部のタカ渡り観察は11年目で、9/20〜10/5、梅の公園、友田、羽村で調査した。総計はサシバ1161羽、ハチクマ70で、ピークは9/23、258、9/24、238、10/2、218であった。晴れれば山地、曇れば平地を通過した。
(奥多摩「多摩の鳥」NO.185,P2)
・支部エリア内新記録
 今期、支部エリア内での初記録は2種。1/5、八王子市でコクマルガラス(暗色型)がハシブトガラス20羽と共に行動していた。9/14、埼玉県狭山湖でチュウジシギ2羽が撮影され、同定された。
(奥多摩「多摩の鳥」NO.185,P20〜21)
・オナガ
 オナガは英名では青い翼のカササギを意味し、和名は尾が長いとなる。支部の探鳥会では見る機会はカケスより少なく、キクイタダキに続き29位である。40数年前の読売新聞にオナガは武蔵野の鳥と言われ、中央線では山中湖畔に少数がいるが、その先は松本平まで全くいない。東海道沿線では帯状で、山陽線の西端、その先福岡県の一部に達しているとある。今は40年前より分布域を狭めている事になる?
(奥多摩「多摩の鳥」NO.185,P23)
●2008/11 南富士
・今年のタカの渡り
 今年は一寸した異変があり、渡りの時期が早く、県内では9月中にほぼ終了し、白樺峠の渡りのピークも9/9にあった。年々渡りの数が減っていたが、今年は近年になく多数が通過した。伊良湖岬では久々に1万羽を超え、幼鳥が多く、今年は繁殖率が高かったと思われる。
(南富士「さえずり」NO.312,P6)
●2008/11 三重県
・セイタカシギの繁殖記録
 四日市市の埋立地で2組のセイタカシギから8羽が巣立った。1971年、千葉県行徳に40羽が渡来し、75年、愛知県鍋田干拓で国内で初繁殖した。近年、葛西臨海公園等で繁殖しているが、今回の例は珍しい。2巣は30m離れ、共に洋梨型の淡黄緑の地に褐色の斑がある卵4個(長径4cmX短径3cm)があり、ハシブトガラスの卵とほぼ同じ大きさであった。抱卵は雌雄が頻繁に交代して行い、その時、互いの声は無かった。外敵に対し、同地で営巣するケリ、コアジサシと共に立ち向かい、6/30、計8羽が孵化し、その33日後、12羽全てが旅立った。
(三重県「しろちどり」NO.59,P3〜7)
●2008/11 北九州
・足環ツルから判ったこと2
 ツルは夫婦仲が良いとされるが、マナヅルで追跡できた22組では、1組は4年目以降は別々の相手とペアになり飛来した。 他は他方が飛来しなくなる(死亡?)と新しいペアが出来たが、21組の内、翌年に新しいペアができたのは6羽で、他は3年、4年と掛かる。死亡したと思われる21羽の平均寿命は♂9.4歳+、♀6.2歳+で♂が長寿であった。ナベヅルでは18組の内、1組に離婚があり、死亡したと思われる17羽の平均寿命は、♂6.9歳+、♀7.6歳+で♀が長寿であった。
(北九州「北九州野鳥」NO.269,P8)
・ハチクマの秋の渡り情報 
 門司区風師山で9/13:23羽のハチクマが渡る、9/14:53、9/19:250、9/23:346、9/25:440、9/27:94、10/2:6。八幡東区皿倉山で9/22:157、9/25:95、9/27:51、10/1:0。六ヶ岳(筑豊支部)で9/13:26、9/20:285、9/22:173、9/23:277。
(北九州「北九州野鳥」NO.269,P9)

(自然保護室ボランティア・神奈川支部/森 要)


事務局からのお知らせなど

普及室より

■「ウィンターフェア」開催中!支部卸販売をご利用下さい■

 会誌「野鳥」12月号に「ウィンターフェア2008」のカタログを同封させていただきました。また、支部販売事業ご担当の皆様には、当フェアについての支部卸販売のご案内を別途お送りいたしました。掲載商品の内、8ページの「藪内正幸氏作品集の専用木製額」以外は、全て支部卸販売の対象商品となっております。探鳥会やイベント等で会員の皆様や参加者にご案内いただき、支部でご注文を取りまとめていただければ、支部卸価格で販売させていただきます。商品を通じたコミュニケーション、支援者の輪の拡大にぜひご活用ください。
 今回は、定番の光学機器の割引セールをはじめ、鳴き声を録音する「オリンパスリニアPCMレコーダーLS-10」や、高速連写の機能を搭載した「カシオハイスピードエクシリムEX-FH20」等、野鳥を楽しむための新商品をお得な価格でご案内しております。さらに、このほかにもお買い得な商品が盛りだくさんです。この期間をぜひお見逃し無く!!
 商品についてのご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

●本件についてのお問い合わせ:
普及室 販売出版グループ(TEL:03-5436-2626、FAX:03-5436-2636、[email protected])までお願いします。

(普及室/瀬古智貫)


■「ワイルドバード・カレンダー」2010年版の写真募集中■

 2010年のカレンダーを彩る野鳥の写真を募集しております。自然の中に生きる四季折々の野鳥の姿を捉えた力作をお待ちしております。採用作品12点は、カレンダーへの掲載のほか、写真展、ホームページなどにて活用させていただく予定です。
 応募要項は、当会ホームページからご覧いただけます。また、要項の送付をご希望の方は、下記までご請求下さい。

●ホームページ応募要項掲載場所
 日本野鳥の会HPトップ→「ショッピング」→「商品のご案内」→「オリジナルカレンダー」
 (http://www.wbsj.org/goods/calendar/index.html
●応募要項の請求先
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23丸和ビル
(財)日本野鳥の会 普及室 カレンダー係
   TEL:03-5436-2626 FAX:03-5436-2636 E-mail:[email protected]
●応募締切:2009年3月31日(消印有効)
●結果発表:2009年6月(予定)

●本件についてのお問い合わせ:
普及室 販売出版グループ(TEL:03-5436-2626、FAX:03-5436-2636、[email protected])までお願いします。

(普及室/江面康子)


■ニンテンドーDSソフト「にっぽんの野鳥大図鑑」が発売されます■

 11月8〜9日に千葉県我孫子市で開催されたジャパンバードフェスティバル、「野鳥」誌12月号に同封された広告等でご案内が始まっていますが、新年1月にニンテンドーDSソフト「にっぽんの野鳥大図鑑」が、株式会社ディースリー・パブリッシャー より発売されます。
 日本で比較的よく見られる鳥297種をカラーイラストで収録、さえずり・地鳴き等を含めた鳴き声は約300音源、毎日行うトリドリルや楽しいゲームも6種類収録されています。
 また、探鳥地情報を紹介する「グッドロケーション」モードに掲載する画像・情報については、全国の支部や関係の皆様にご協力いただきました。この場をかりてお礼申し上げます。
 DS片手に新しいスタイルのバードウォッチングを楽しんでみてはいかがでしょうか?
 ただいまご予約注文をお受けしております。

●商品番号511100 ニンテンドーDS「にっぽんの野鳥大図鑑」¥5,040(税込)
◆構成・解説・野鳥音源/松田道生(当会評議員)
◆野鳥イラスト・キャラクター/水谷高英
◆監修:(財)日本野鳥の会
◆発売元:(株)ディースリー・パブリッシャー
商品の詳細はメーカーのホームページhttp://www.d3p.co.jp/takeout2/index.htmlもご参照ください。
※当ソフトを使うためには、ニンテンドーDS本体(別売)が必要です。お近くの家電量販店等でお買い求めください。

●本件についてのお問い合わせ:
普及室 販売出版グループ(TEL:03-5436-2626、FAX:03-5436-2636、[email protected])までお願いします。

(普及室/小林篤六)


「年賀はがき ベニマシコ」についてお詫びと訂正

 商品番号610141「年賀はがき ベニマシコ」のイラスト下部の説明文に誤りがありました。
【誤】尾が長めの尾の → 【正】尾が長めの
 お詫びして訂正いたします。 ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。

●本件についてのお問い合わせ:
普及室 販売出版グループ(TEL:03-5436-2626、FAX:03-5436-2636、[email protected])までお願いします。

(普及室/小林篤六)


総務室より

■次回の理事会と評議員会の日程■

 日程のみお知らせいたします。開催場所は東京都内です(詳細未定)。正式な開催通知は、後日関係各位へ郵送します。
●平成20年度第4回理事会(定例)
※ 支部ネット通信10月号では「第3回」となっていますが「第4回」に変更となりました。
日 時:2009年2月21日(土)
●平成20年度第2回評議員会(定例)
日 時:2009年3月14日(土)

(総務室/五十嵐真)


■「支部報とりまとめ発送」次回日程のご案内■

 次回の支部報取りまとめ発送日は1月13日(火)ですので、支部報は下記の要領でお送りくださるようお願いいたします。(支部報取りまとめ発送についての詳細は支部ネット通信2008年4月号をご覧下さい。)
●送付期日:2009年(平成21年)1月9日(金)必着
●送付部数:110部
※東京支部におかれましては130部お願いいたします。
※神奈川支部、埼玉県支部、奥多摩支部、千葉県支部におかれましては120部お願いいたします。
※ご事情により必要部数に満たない場合は、総務室にて発送先を調整させていただきます。
●ご送付先:
〒141−0031 東京都品川区西五反田3-9-23丸和ビル (財)日本野鳥の会総務室 支部報担当宛
●本件に関するお問合せ先: 03-5436-2620 総務室 五十嵐真(いがらしまこと)

(総務室/五十嵐真)


会員室より


■会員数■

●12月1日会員数 43,296人(対前月-296人 )

会員数は先月に比べ296人減少しました。
 11月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より309人少なくなっています。会員の増減は、入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。
 11月の入会者数は107人で、前年同月の入会者数168人に比べ61人減少しました。
また、11月の退会者数は416人で、前年同月の退者数426人に比べ-10人減少となりました。
表1 11月の入会・退会者数
※会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活する方がいらっしゃるため、退会者数の年度累計は、実際の退会者数とはずれた数字となります。このため、退会者数合計については年度末の集計後にお知らせいたします。

●都道府県および支部別会員数
 野鳥誌贈呈者数を除いた数を掲載します。
表2.都道府県別の会員数
備考:その他は海外在住の会員を示します。

表3.支部別の会員数
備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。

(会員室/上田康之)


■支部ネット担当より

 今年の配信は、これで最後となります。今年は、八重山支部の取り消しや、公益法人制度改革への対応に支部名称の問題など、大きな出来事がいろいろありました。お伝えしきれなかったこと、いたらなかったことなど様々あるかと思いますが、一年間どうもありがとうございました。
 来年は、公益法人制度改革への対応がいよいよ本番。八重山地区では新支部が設立されるかもしれません。そして日本野鳥の会は、設立75周年。より一層、情報をお伝えし、連携を強めていきたいと思います。
 皆さまどうぞ良いお年をお迎えください。

(会員室長/小林豊)

支部ネット通信 第57号
◆発行
財団法人日本野鳥の会  2008年12月19日
◆担当
会員室
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23
丸和ビル
TEL:03-5436-2632
FAX:03-5436-2635
E-mail:[email protected]