No.59 2009年2月号


バックナンバー一覧に戻る

目次 ■ブロックの動き
 2008年全国ブロック・支部連絡会 報告
 関東ブロック協議会 出席報告
■事務局からのお知らせなど
 「見つけて渡り鳥」を始めます
 三宅島バードアイランドフェスティバル開催
 ヒナを拾わないでキャンペーン ご協力を
 野鳥写真パネルをご活用ください
 支部長交代のお知らせ
 次回の理事会と評議員会の日程
 新制度対応検討委員会議事録
 新制度対応に関するブログのご案内
 「支部報とりまとめ発送」次回日程のご案内
 訂正とお詫び 会員継続案内のFAX番号間違い
 会員数

ブロックの動き

■2008年全国ブロック・支部連絡会 報告■

【日時】2008年11月15日 13時30分 〜 16日15時00分
【場所】大正大学(東京都豊島区)
【出席】北海道〜九州・沖縄の全ブロックより、29支部、38名の出席があった。
財団よりの出席は、柳生会長以下、役職員計28名が出席した。

●1日目議事・内容

  1. 開会挨拶
    柳生会長より、この会は、各支部でのいろいろな問題をみんなでたくさん話しあい、いい形の連絡会にしていきたい。会長をやっていて良いことは、聞きたくないこともくどく聞けること。支部に行って活動を見れることがうれしい。今年一番うれしいことは、ずっと現場で働いている職員が理事になり、運営の芯に携わるようになったこと。新しい体制で頑張っております。今年3月の「北海道の自然を楽しむ旅」にはたくさんの参加がありました。オホーツク支部の皆さんのおかげで、参加者も大喜びでした。もうひとつ、秋の「タカの渡りを楽しむ旅」もみんな本当に喜んでくれました。手伝ってくれた愛知県支部のみなさんありがとうございました。などの挨拶があった。
  2. 司会挨拶・趣旨説明
    財団の佐藤仁志副会長より、今回の連絡会の議事進行を行うことの挨拶と、昨年から始めたこの会は意志決定を行う場ではなく、意見交換の場であること、懸案の公益法人移行への意見交換も行いたいことなどが説明された。
  3. 保護調査関係意見交換
    財団事務局より、野鳥保護、自然保護の新しい動きもあるので支部の皆さんに関心を持っていただけそうな話題をと、鳥インフルエンザ、生物多様性会議に向けて、調査活動のことなどについて話題提供しますとの説明があった。
    1. 鳥インフルエンザについて
      財団事務局より、各地の感染現場の状況について以下の報告があった。
      • 元々、自然界にある鳥インフルエンザは弱毒性のタイプ。この弱毒性ウィルスが家禽に感染し強毒性に変異した。家禽間で猛烈にウィルスが増えなければ野鳥にはうつらない。
      • 中国や中央アジアでの感染発生場所の拡大は、鳥の渡りの移動方向や時期と一致していない。
        鶏糞や生鳥、生肉などの貿易、そのほか人や物の動き人為活動によるウィルス移動可能性が考えられる。渡り鳥より貿易の経路を疑うべきでは。
      • 韓国では西海岸の平野部に偏って発生しいているのに対して、日本では発生地が全国に散らばり、また、渡り鳥が集中しない山の中でも発生していて、発生地の環境がかなり違う。
      • 2008年に十和田湖で発生したケースでは、ハクチョウ類が持ち込んだ可能性は無いと思われ、カモ類が冬から感染していたとも考えられず、正直、原因はわからない。
      • 環境省の糞調査については、水際の糞や乾燥していない糞は拾えないので、可能な範囲で糞を集め報告すればよいのではと考えている。それでも、やらないよりは良いと思う。
      • 野鳥から鳥インフルエンザが移るのが怖いから給餌を止めるというのが懸念される。
        給餌が中止されれば、ハクチョウ類の分布状況がだいぶ変わるのでは。
        また、餌不足で弱ったハクチョウが増えると、さらに不安要素が増えるとも言える。
    2. 生物多様性条約名古屋会議に向けて
      当会理事で明治学院大学の磯崎博司教授より、生物多様性条約締約国会議が名古屋で開催されること受け、生物多様性に関して以下のような解説があった。
      • 生物多様性条約は、経済の条約ではという誤解を受けることもある。
        例えば、鳥インフルエンザのワクチンを作るため、感染者の血液をインドネシアから提供してもらおうとしたところ、インドネシアは提供に対する公平な分配が得られないとしてトラブルになった。これは生物多様性での遺伝的な資源の利用だった。
      • 名古屋会議の主要議題としては、ABS議定書、カルタヘナ議定書、テーマ別の開発途上国支援、地球温暖化といった課題など。
        ABS議定書は、遺伝資源を公正な利益配分を確保する(ABS)為のもので、名古屋議定書として採択したいとされている。
        カルタヘナ議定書は、遺伝仕組変えによる新しい生物に関する付属書についてで、その損害に対してどこまで保障するか責任を負うべきか、利害対立が大きい分採択が難しい面がある。
      • 生物多様性基本法は、生物多様性条約が考えているうちの半分。経済、遺伝的部分に関してはごく一部だが、保全については役割を果たすことができる。課題は統合。ほかの法律法令、計画の間で本当に統合ができるかどうか。これにより根拠法ができたが、計画が戦略になっていないことがよくある。
      • 実際に戦略として動かすことができるかどうか、事前手続きがちゃんと動くかどうか、NGOなどの参加ができるかどうか、相手が納得できるコミュニケーションを取ることができるかどうかなどが重要。
    3. モニタリングサイト調査など
      財団事務局より、以下のような報告があった。
      • モニタリングサイト1000の森林草原の調査では、480人くらいに協力いただき、経年変化や地理的パターンの変化、環境との対比などを調べている。
        繁殖期の記録状況比較では、ヒヨドリは南に多い傾向、サンショウクイは中部地方、日本海沿岸周辺に多い傾向、外来種は九州、関東地方で記録が多いなど、種による分布の傾向がわかってきている。
      • 絶滅危惧TB類チュウヒの保全活動を進めている。
      • 風力発電対策では、環境省「平成20年度わたり終結地衝突影響分析業務」へ協力して、各支部からのデータを活用させていただいた。
    4. 神奈川支部の事例報告
      神奈川支部の石井氏より、鳥類目録と研究年報バイノスの発行について、以下のような報告があった。
      • 鳥類目録は、長期的な累積が目的。正式なデータとして残すことと行動観察を勧めることもねらい。
      • 分布図化することで、渡り鳥の傾向がわかる種もあったし、夏鳥、冬鳥がどういう風に集まるかという傾向もわかった。
      • 市民側がバックデータを持っているということが重要と考えている。
      • 定性的なものは目録で、定量的なものはバイノスで出していくようにしている。
    5. 大阪支部の事例報告
      大阪支部の平氏より、万博公園の定例探鳥会が20年を迎え、そこから見えてくることについて以下のような報告があった。
      • 万博会場になった地域は、1965年にはほとんどが里山だったが、現在では万博公園周辺にしか緑地が無くなっている。
      • 万博公園で定例探鳥会を始めた頃の代表種はキジだったが、いまはほとんどみれない。草原の鳥のモズ、コジュケイもほとんどみなくなった。一方で林の鳥が増えた。
      • 万博公園は、外側は照葉樹林、中側に落葉樹林、中央部が芝生となっている。30年が経過し、常緑樹が伸びて、草のない環境になったためキジがすめない。生物多様性とはかけ離れている。
      • 出現した鳥種と出現場所の記録から、森林など環境管理につなげられないかと考えている。

写真1.1日目の会場と柳生会長挨拶
 
写真2.1日目の磯崎理事からの報告

●2日目議事・内容

  1. 各ブロックからの近況報告
    1. 北海道ブロック/札幌支部
      • 札幌支部で6月21日にブロック協議会を開催した。15支部中13支部参加。
      • 風力発電ではオジロワシの問題が出てきており、風車に関する条例を作って欲しいという要望を北海道庁に対して言っていくつもり。
      • 全国連絡会について、ブロック長の見解としては、ほかのブロックと交流するのはイメージがわかない。
      • 北海道内のブロック交流は必要とは考える。今回は参加したが、今後行く必要はないという見解。
      • 今回も私費できている。参加するにはどうしても参加しなければならないテーマが設定されている必要がある。昨日のテーマも有意義ではあったが、それだけではきつい。
    2. 東北ブロック/宮城県支部
      • 8月23〜24日にブロック会議開催。6巡目で、80数名が参加。
      • 東北のシギ・チドリについてメインに話し合った。その他活動報告等を行った。
      • 福島県下で、アサリがカモの食害にあったという風評があったが、反論を説明した。
      • 夜は懇親会、オークション。十数万円の売り上げは運営資金に。
      • 翌日は早朝探鳥会の後、意見交換、報告会を行う新たな試みを行った。
      • 11月8〜9日には、密対連シンポを宮城県支部主管で開催。行政からも17名ほど参加。これまで密猟問題には意識が低かったが、このシンポにより意識の変革が図れた。この方向からも保護を進める必要があるとの認識に至った。
    3. 関東ブロック/東京支部
      • 11月29〜30日に第31回のブロック会議開催予定。
      • 昨年は埼玉県支部からシラコバトの調査依頼があったので、全支部で、繁殖期、越冬地における調査を行っている。
    4. 中部ブロック/静岡支部
      • 11月2〜3日に新潟で開催。財団からも参加があり、10県14支部49名参加。
      • 議題は、公益法人改革における支部の名称をどうするかが大きかった。現在のところ「日本野鳥の会○○」の方針で進めている。その他、トキの試験放鳥について、風力発電について、カワウについて、フィールドマナーについてなどの議題があった。
      • 翌日は、佐潟でハクチョウのねぐら立ちを観察した。
      • 来年は岐阜県で開催予定。
    5. 近畿ブロック/兵庫県支部
      • ブロック会議は、奈良支部主催で11月1日に開催。
      • 奈良支部からブロックで費用負担という提案があったが、各支部で負担することになった。
      • 京都支部からはクロガモが見られなくなったという報告があり、狩猟鳥からはずす提案。行政に対応するときはブロック名を使用してOK、ということになった。
      • 奈良県からは、ガンカモ調査をしているが高齢化により調査継続困難になってきたとの報告があった。大阪支部からもっとがんばれという発言があった。
      • ガンカモ調査では、大阪、奈良、滋賀などは県から費用を得ているが、兵庫県はもらっていない。兵庫県としてはボランティアの立場でできる限りやるつもり。この方針は変えない予定だが、他支部に迷惑を掛けないようにしたい。
      • 評議員会の報告も行った。「日本野鳥の会」という名前を残してほしい、本部として残してほしい、ということは理事、評議員の一致した意見だったことを報告した。
      • 全国的に会員数が減少、高齢化する中で、本部ももっと会員一人一人が参加できるようなイベントや楽しい運動を開催してほしい。
    6. 中国四国ブロック/島根県支部
      • ブロック会議は、来年2月7〜8日に開催予定。
      • 今年は、鳥を見て、飲んで、遊ぼうという開催主旨。「一生懸命遊ぼう」ということ。
      • マガンの群れに一羽ハクガンも入っているので見られるかも。
    7. 九州沖縄ブロック/佐賀県支部
      • ブロックは規程上もあいまいで、今後ブロックのあり方をどうするのか、今後議論が必要。
      • 個人的には、ブロックを本部が運営するのは難しいと思うので、位置づけをしなおして、きちんとブロック内で運営していくのが良いと思う。
      • 支部の話で言うと、新規で参加する人が減ってきた。会誌も探鳥会も要らないが、ステイタスとして、参加する人を増やしたい。
        本部には、会員証ではなくバードメイトのようなものを検討してみてはと言ってきているが。
  2. 公益法人制度改革について
    佐藤副会長より、公益法人改革により、本部支部の関係が希薄になっていく可能性がある。このことについて説明の後、意見交換をしたいとの趣旨説明があった。
     事務局より、制度改正について資料に基づき以下のような説明があった。
    • 2008年4月になって、「支部」の名称が申請に引っかかることが懸案として出てきた。名称にまで及ぶことは念頭になかった。
    • 支部とのこれまでの関係を変更するということではないが、「支部」という馴染んできた名前を使えなくなることで、始まって以来の影響の大きい出来事と認識している。
    • この機会に、支部本部のコミュニケーションを強化していきたい。支部が全国で休みなく活動しているのは、日本の環境団体の中では非常に特徴的。会のよさである。このことを強化していきたい。
    • 新法が発効する2008年12月以降、先進事例がわかってくるので、事例を見ながら全体の衣替えをしていきたい。検討委員会は2010年6月を目処に公益財団法人への移行申請をする方針で進めている。それ以前に、支部名称を整理しなければいけない。
    • 検討委員階は、すでに5回の会合を行っている。アドバイザーとして阿部顧問弁護士、永島公認税理士にも加わっていただいている。

    続いて意見質問となり、以下のような質疑があった。
    埼玉県:ほかの団体で支部名称の問題があるのはいくつくらいあるのか。一緒になって要望して、内閣府が考えを変えるような可能性はないのか。「日本野鳥の会○○」とする場合、○○県支部の“県”も付けられないのかどうか。
    事務局:他団体ではいくつか聞いている。会は88支部でいいほうだとも言われているが、具体的には名前が挙がっていないので、今後調査していきたい。
    副会長:他団体と一体になって要望することは、非常に難しいと認識している。むしろこれまでが特異で、「支部」と言いながら独自の予算処理をすることがこれまでは認められてきた。
    制度論からいうと、「支部」という名称について政府に翻意を促すのは難しいだろう。
    今回は「日本野鳥の会○○」で統一しているが、「県」を入れるかどうかは各支部の判断で、入れても外しても大丈夫と考えている。
    大阪:「支部」を残したいので、NPO法人化する方向で検討している。今までは財団の傘の元で活動してきたが、これからはNPO法人よりさらに格下とみなされるのもひっかかるので、NPO法人を取得し、支部の名前を残したい。
    副会長:名称が変更されても、支部の立場は基本的には今までと変わらない。NPO法人になれば「支部」を使い続けるのも可能だろうが、できれば統一しようという答申になっている。
    東京:制度的な問題ではなく、一般、会員からの見え方が問題になっているのだと思う。自分としては「支部」の名称を使わずに対応を進めてほしい。
    ブランドイメージを維持していくための具体的な問題提起が必要。連携強化のきっかけにしていきたい。
    青森県:支部長、支部規約などはどうするのか?
    大きい支部と小さい支部を一緒に考えてもらっては困る。
    副会長:「代表」などほかの名称も考えられる。各支部からの意見を踏まえ、これから提示することと考える。
    広島県:個人的な見解としては、支部という名称でつながっていた。形式的なつながりがなくなることで、実態的なつながりを強化していきたい考え。
    この制度改革は、本部への不信感が芽生えるきっかけになりかねない。本部の情報は、逐一、支部に流していってほしい。
    島根県:移行期間が延びて提示されているが、支部に対するタイムスケジュールを示してほしい。「支部」の文言についても、そろそろ決めてもらわないと、会員に対して物が言えない。6月1日の移行後に使うのか、など支部の立場に立って早めに知らせてほしい。
    副会長:現在はまだ大枠の意見を聞き、方向性を整理した段階なので、引き続き進めていく。
    移行期間は若干ずらした形で報告したが、申請後どれくらいで認可が下りるのかは、見えない状況。それで幅を持たせた。付則では、「認可された日から」と入れている。
    宮城県:総会のスケジュールにも関わるので、やはり早めに知らせてほしい。
    副会長:方向性は早めに示したい。支部規約などは事前に作っておく対応をお願いしたい。公益法人日本野鳥の会が認可された時点で施行する、という形でお願いできればと思う。
    東京:支部としては名称変更について異論はない。
    反対意見を初めてきいたが、千葉県支部の意見には賛成。
    千葉県:国に強いられて変更を迫られるのはご苦労なことと思う。
    以前も支部NPO法人化の議論があり、同一団体の中に別の名称があるのはおかしいと申し上げた。
    財団ができる前から支部は沢山あったので、その視点で検討してもらわないと困る。会のイメージが崩れないようにしてほしい。
    銀行口座名変更など、支部には沢山課題があり、その辺も理解してほしい。
    千葉ではNPO法人化を検討したが、支部の形で行うのは無理とわかったので、別にNPO法人千葉というものを設立した。
    副会長:すでに財団を「野鳥財団」などに改称することは検討したうえで、今回の方針を示している。
    埼玉県:今回のことがきっかけで、今まであいまいだった部分を整理していけると思う。支部会員に対しても、一番先に方針を示してほしい。
    栃木県:基本的に支部本部の関係は変わらないが、新制度の下では、理事会、評議員会の機能が変わってくる。理事会は執行部であり、支部の方からは、意思決定機関の評議員会に2名程度ということになるだろう。それを送り込む仕組みも作っていく必要がある。名称の問題とともに検討してほしい。
    東京:支部会員からも新制度についての質問が出ている。12月に「支部」を取るという形になることを報告する予定である。事務作業が煩雑なので早急に結論を出してほしい。
    大阪:実際認可をする担当官が「支部」を取るだけではだめだ。という可能性はないのか。
    副会長:絶対大丈夫という確約はないが、可能性はかなり高いとして提案している。
    役所としても確約しない、担当官によって判断はちがうと言える。ただ「日本野鳥の会」というものは守りたい。
    札幌:会員組織であるのに、会員がチェックする機関がないのは問題だと思う。会員の代表の集まりがあったほうがよいのではないか。
    副会長:新制度では会員の代表は評議員となるだろう。支部から2〜3名となるのではないか。それを選ぶ機関について、以前の“支部代表者会議”のようなものも考えられるがどうか。
    佐賀県:佐久間:会員の代表が集まる“地域組織連絡会”のようなものは必要だと思う。そこで、評議員を選ぶ委員を選出するなど。
    埼玉県:全国代表者会議の再検討を。
    副会長:では今後そういった方向で検討を進めたい。
    評議員の選考は、新たな連絡会で選ぶのが理想的だが、時間がないのでブロックで選んでもらうなどの方法もある。早い段階で今後の方向性を示し進めていきたい。
    神奈川:今は理事会が最高決定機関だが、形式的に感じられる。最高決定機関となる評議員には、ある程度責任を負わせるような形にしないと無意味なのでは。
    副会長:現在執行役員が中心になって実務を進めているが、新制度では少人数の6〜7人が良いのではという方向性が出ている。責任はより重くなり、支部、会員の意見を反映できる人。という含みもある。

  3. 探鳥会の一般参加促進など
    財団事務局より、探鳥会への一般参加者促進案などとして、以下のような説明があった。
    • 支部の探鳥会参加者集は年間延べ4万人、年間予測では9万人にも及ぶが、そのうちの一般参加者(非会員)は1割程度。
    • 入会アンケートからは探鳥会へのニーズは多いことが伺えるが、探鳥会情報が一般へ伝わってないことが考えられる。
    • このため、ホームページ上の探鳥会紹介ページを改善案し、掲載情報を増やして一般の参加がしやすいようにしていきたい。一方で、一般参加に結びつきにくいと考えられる野鳥誌での探鳥会紹介は終了し、作業コストを軽減したい。
    • 紙媒体での探鳥会紹介には、各支部へ提供中の探鳥会パンフレットを活用してほしい。
    • 探鳥会保険のコスト軽減ため、これまで参加予定者数でやっていたものを、実参加者数での算定に変更したい。

    これについて、以下の意見交換があった。
    佐賀県:探鳥会保険の保障内容に変更はないか。
    事務局:保障内容の充実化については今後検討する。
    探鳥会パンフレット活用の感想はどうか。
    滋賀:支部共催行事で活用、博物館施設に設置している。どれだけ参加に結びついたか把握できてないが、カラー版のきれいなものがあり、助かっている。
    地域新聞掲載等を見て参加くださった方も多いと認識している。
    千葉県:定例探鳥会を掲載し、いろいろなところに設置しているが、効果測定はできていない。HP、新聞、市町村の広報での効果が一番大きい。
    事務局:一般広報の工夫について事例はどうか。
    奥多摩:HP更新の頻度、工夫を聞きたい。
    千葉県:珍しい鳥情報は意図的に掲載していない。制作は専門の人に依頼している。
    広島県:HP担当者が1人しかいないと、その人に何かあれば更新ができないので、2名以上いたほうがよい。
    探鳥会の報告をタイムリーに載せたほうが良いとは思うが、珍鳥問題もあり、慎重に考えている。楽しい情報を大きく扱いたいが、内部の同意が得られず、そちらの方は個人ブログへのリンクを貼っている。
    岐阜県:毎月更新している。ホームページへの質問者や来訪者は、会員にはならない、つまみ食い的な人が多い気がする。
    茨城:財団HPとリンクされている支部について再考されているのか。
    現在は公開しているが、リンクされていない。
    事務局:情報不足で申し訳ない。早速リンクしたい。
    東京:ホームページ掲載の探鳥会の様子など日付の更新はしなくて良いのか。
    事務局:基本情報については、ほとんど変わらないので、頻繁な更新は不要と考えている。
    探鳥会情報の様子などについては、新しい写真など送ってほしい。内容は、支部報に載せるもので良い。
    東京:毎月の情報を載せるのは負担でやりたくない。今ブログ形式にしているが、それは更新が面倒だから。
    全部の定例探鳥会を本部で逐一把握するのは大変だと思う。
    現在でも連休などの関係で、期日を臨機応変に対応している部分がある。
    事務局:現時点では、最低限変わらない情報について掲載していきたいと考えている。
    一般向けで時間も場所も決まっているものを掲載するイメージ。その他の詳細な情報は支部報で。情報の差別化はあっても良いのではと考える。
    東京:現実的には支部のホームページへリンクが良いと思うが、ホームページが無い支部もあるので、その辺は検討してほしい。
    事務局:支部ホームページへのリンクは積極的に活用させていただきたい。
    探鳥会情報のページは、現地の写真など頂くと、見栄えの良いものにできそうな感じがあるがどうか。
    埼玉県:ホームページのない支部の探鳥会紹介は、集合場所の写真など、初めて行く人に対して、視覚的に提示すると良いと思う。
    東京:探鳥会の実施風景写真は、個人情報保護の観点から難しい問題もある。
    取材を受ける際にも事前に了解を頂いている。サイトに載るとなると困る人もいるので、問題があるのでは。
    事務局:景観の写真はどうか。
    東京:探鳥会の風景はどれも似たようなもの。だから載せないという面もある。また幹事は写真を撮る余裕がない。
    群馬県:HPは公開しているが、あまり利用されていないように思う。
    景観写真については、写真にすると良さが伝わらない。報告会でもなかなか担当から報告があがってこないのも現状。
    事務局:探鳥会保険についてはいかがか。
    奥多摩:保険加入には氏名いらないのか。
    支部会員でも保険のサービスは変わらないのか。
    事務局:加入時には氏名は必要ない。支部会員は本部会員でもあるので、サービスは変わらない。
    東京:参加者名簿について、会員・非会員の区別はわからない。区別が必要となると、持ち帰り検討しなければならない。
    事務局:分けて把握できるようお願いしたい。
    大阪:今後は会員・非会員を分けて報告するように考える。
    栃木県:非会員でも保険の対象になるのか。
    事務局:対象になる。
    千葉県:賠償保険は。
    事務局:リーダーの賠償保険がかかっている。
    それでは、探鳥会保険は実数での加入ということで、今後見直していきたい。

  4. フィールドマナーの改定について
    財団事務局より、フィールドマナーの改定について以下のような説明があった。
    • 近年、従来の「やさしいきもち」では不足していると、フィールドマナーの見直しを求める声が支部などから寄せられている。
    • 昨年の各支部へのアンケート調査でも、深刻なマナー問題があるとの回答が6割あった。また野鳥の撮影に関するものがもっと多くあげられていた。
    • このため、フィールドマナーを改定して、従来の「やさしいきもち」に付け加える形で、写真マナーと観察マナーを従来より細かく具体的に明文化したい。

    これについて、以下のような意見交換があった。
    東京:やめましょうと言えば済むようなことがある。もっとはっきり表現しても良いのではないか。
    千葉県:マナーは難しい問題。野鳥誌で書いたら、指摘されたと思った人が退会したことも。
    「熟知していない場合は避けましょう」は取った方がよい。
    岐阜県:会員同士は注意しやすいが、非会員のマナーについてどうするか。非会員の悪いマナーが目立つし、県外からの人には注意しにくい。
    広島県:確信犯的な人にはどう対応しているか。
    島根県:怒鳴る、それだけだ。
    大阪:大阪はマナーが悪いので評判だが、そういう人たちに対してはこちらが大勢で大挙していくやりかたで対抗している。
    専務:音でおびき寄せている事例もある。これを加えてほしい。
    東京:「やさしいきもち」を整理できないのか。
    押し付けるのではなく、当事者であるカメラマン団体も巻き込んで作るのが効果的だろう。
    埼玉県:会員の自戒を込めて、もっと厳しい表現にしたほうがよい。
    茨城:マナーがなってない写真が優秀賞を取った例などもある。
    大阪:朝日新聞に繁殖期の写真が結構掲載されている。財団のほうで、メディアにも働きかけてほしい。
    東京:会の発足当時は、繁殖は撮らないというのは常識だった。最近はいろんな雑誌等で紹介される事例が多く、こういった点については、カメラ雑誌、マスコミなどに対して財団が率先して悪影響をアピールすべき。
    愛媛県:マナーで対応できるレベルを超えているのでは。
    千葉県:TVや新聞など、営巣現場が出るたびに抗議すること。巣の写真を撮るのは恥ずかしいよ、という方向に持っていくしかない。やめようというメッセージは強く言えるようにならないと。
    大阪:反論の論理は、迷惑は掛けてないじゃないかという言い方をされる。
    事務局:確信犯の手前にいる人たちにストップをかけていきたい。
    静岡:こんなマナーの話をしなければいけないのが情けない。
    事務局:アサヒカメラと組んで意見を出したこともある。
    意見はあちこちで言ってきているが、現実に追いついていない面がある。反省点でもある。
    今後さらに検討していきたい。
    愛媛県:支部ホームページは見ている人が少ない。探鳥会は会員が多く一般は少ない。会員でない常連が多い。会員のメリットがなくなっているし、都市部と地域の事情が大きく違う。会長に来て頂ければ、取材など受けた際に保護のアピールなどもできる。
    広島県:都会と地方の違いを踏まえて検討してほしい。
    副会長:会長の積極的な参加はもっともだが、会の活動に関しては、すべてノーギャラでやっておられる。調整が非常に難しい場合も多いので、理解をお願いしたい。

  5. 終わりの挨拶
    佐藤副会長より、熱心な議論を頂きありがたい。より良い形でのこういった場を維持していきたい。今後もよろしくお願いする、との挨拶があった。

●懇親会・探鳥会など


写真3.2日目の会場と会議風景

(会員室長/小林豊)

■関東ブロック協議会 出席報告■

【日時】2008年11月29日13時 〜 30日12時 
【場所】ホテルコンチネンタル(東京都府中市)
【担当】東京支部
【出席】東京、群馬県、千葉県、神奈川、茨城、栃木県、吾妻、埼玉県、奥多摩の計9支部より46名の出席があった。
このうち財団よりの出席は、柳生会長、古南保護室長、小林会員・普及教育担当室長、岡本普及チーフ、山本保護室員、浦保護室員、掛下普及室員、林山普及室員の8名。
【欠席】無し
【来賓】無し
【議事・内容】

  1. 挨拶
    ・東京支部 西村 支部長
    ・財団 柳生 会長
  2. 新制度下における関東ブロック協議会の今後の展望
     新制度対応について、以下のような意見交換が行われた。
  3. 栃木県:ブロックそのものはそのままなので、理事、評議員の選出を外すだけで良いのではないか。
    千葉県:支部名称が変わるのにブロックという名称でよいのか。
    理事、評議員の選出が無い中で、ブロック活動を続けるのか。
    埼玉県:外の人から見て野鳥の会は一つなので、そういうような運営が必要なのでは。
    神奈川:ブロック協議会が一つの団体なのか、別々の団体の集まりなのか分かりにくい。
    茨城:県単位で活動していると県の中のことが中心になる。他県のことは分かりにくい。
    他県のことが分かるようになる場が必要では。
    神奈川:実態として乖離があるのでは。本部会費千円に疑問を持つ人もいる。
    東京:関東だけで限らずに、隣接する支部も含めて考えてはどうか。
    千葉県:懇親会中心の会にしてはどうか。
    栃木県:懇親だけでは支部費用を使いにくいが、九州ブロックのような交流中心のものになってもよいのでは。
    千葉県:支部型会員の本部会費千円を無くしてもいいのでは。
    地域外の話などは、必要なテーマでPJチームを作ってやればいいのでは。
    埼玉県:PJチームは、ブロック協議会のようなものが母体になって作っていくのがよいのでは。
    東京:顔が見えるつながりがあるから良いのでは。

  4. 各支部における会員総会の開催状況
     神奈川より、神奈川では総会は開いていない。NPO法人化の予定があるわけではないが、今後のこともあり、各支部の開催状況を聞きたいとの提案があり、各支部より以下のような意見があった。
  5. 群馬県:ブロック規約に基づき、毎年一回開いている。
    出席者は、今年は二十数名だった。定足数は定めていない。
    出席者を増やすためスライド上映などを行っている
    千葉県:定足数は決めていない。
    講演会や懇親会を一緒にやっている。
    茨城:年一回開催している。出席者は四〜五十名。会計関係の報告などが中心。
    外部講師を呼んで、いろいろなテーマで講演してもらっている。
    栃木県:会則で決まっており年一回開催している。講演会などは行わず、早くやって終わる。
    年ごとに県南、県央、県北と開催場所を変えている。
    吾妻:年に一回開催している。定足数は決めていない。地域内に居住していない会員が多い。
    以前は12月に開催していたが、近年では4月に開催している。
    埼玉県:年一回開催している。
    講演会もあり、本部職員を講師に呼ぶのが特徴。懇親会目当ての参加者もいる。
    支部事務所を開催場所にしており、懇親会もできる。
    奥多摩:規約で決まっていて、年一回開いている。毎年5月に開催。
    出席者は四十人を超えることはない。講演会も一緒にやっている。
    東京:開催していない。四千人の会員がいて、会場確保の問題などある。
    今のところ会員からの開催を求める声はない。
    新年会は毎年やっている。七十人ぐらいの参加で五百円の参加費。
    役員選出は幹事会の投票で決めている。

  6. 各支部の近況報告
    1. 群馬県
      ・会員数は793名。課題は毎年の赤字。繰越金を取り崩している。
      ・支部報の削減をすることになるかもしれない。
      ・アンケートを行って、会員がどんな情報を求めているか調べている。
    2. 千葉県
      ・会員数は2001年対比で、おおぞら会員の減少が大きく、赤い鳥会員の減少が少ない。
      ・東京湾での青潮発生を予測していたが、行政が対応せず、谷津干潟のシギチや三番瀬で採餌するスズガモの数が減っている。
      ・谷津干潟でアオサの発生によりシギチが減っている。これを韓国でのラムサール条約会議でブース展示した。
    3. 神奈川
      ・会員数2,700名。入会を増やすため、パンフレットを作りアウトドアショップなどにおいてもらっている。
      ・探鳥会は年120回やっている。会員獲得のため公開探鳥会をしている。
      ・羽田空港に神奈川側から多摩川の干潟を通して道路の計画があり、県と協議の場を作る予定。
      ・県鳥類目録第5集、研究年報15集を発行したが、あまり売れてなく赤字傾向。デジタル化も考えている。
    4. 茨城
      ・会員1,118名。
      ・探鳥会は123回で、参加は延べ1,648名。県自然百選での探鳥会もしている。
      ・定例は担当者がいなくなるので、一年間だけ毎月やる探鳥会にシフトしている。
      ・防鳥ネットの被害対策やカワウの有害鳥獣駆除対策に取り組んでいる。
      ・鵜飼い用ウミウの日本唯一の供給地になっている。イイジマムシクイの通過が確認された。
    5. 栃木県
      ・会員は750名。
      ・40周年で、記念探鳥会、名誉会員表彰など計画している。
      ・財政悪化で赤字予算を組んだ。役員で財政対策のワークショップを行った。
      ・探鳥会は133回、初心者向け探鳥会も開いている。10月には研究発表会もある。
      ・オオタカの営巣地にホンダのテストコース計画が持ち上がっている。
    6. 吾妻
      ・会員は134名。このうち県外が23名。地域人口に対する会員数比は高い。
      ・支部の予算は25万円。これで黒字になる。
      ・探鳥会は月一回。ガンカモ調査を11地点で実施、924羽をカウント。
      ・地域内の小学校、愛鳥モデル校からの指導依頼に対応している。
    7. 埼玉県
      ・会員数は減少傾向。探鳥会は110回、参加者4,680名。
      ・新制度対応については、支部報で伝えている。
      ・シロハラクイナは今年繁殖していない。タカ渡り、カモ・ハクチョウ類の調査などしている。
      ・シラコバト調査の結果、生息地がまばらになっていることが分かった。生息していても数羽とか数が少なく、絶滅が心配される。
    8. 奥多摩
      ・会員数1,030名。
      ・行事150回、3,530名参加。タカ渡り調査を14日実施し、366名の参加があった。
      ・河川でヨシ原の草刈りや、カワラノギクの保護活動もしている。
      ・55周年では金門島への探鳥会を行った。福生市のカフェで写真展も行っている。
    9. 東京
      ・会員3,700名。年間で238名減少。会員数減少の対策を考えているが、妙案が無い。
      ・行事は175回、参加者5,960名。
      ・都産鳥類目録作成プロジェクトが進行中。
      ・東京のカモたちを発刊した。
  7. 行事開催中の救命救急対応
     昨今の時代背景から、探鳥会などの際の事故対応を日頃から準備しておく必要があるのではとのことから、以下のような意見交換があった。
  8. 鈴木専務:看護士の経験から、救急措置を必要とするような体験を共有しておくことが大切なのでは。
    ケガの場合は、すぐに水で傷を洗うのが有効。ペットボトルの水を持っておく。ハンカチでも何でも手持ちのものを使って対応する。
    東京:探鳥会で熱射病の人が出た。その時に、救急車を呼ぶため現在地を説明することが難しかった。場所の説明ができるように準備しておいた方がよい。
    リーダーが救急隊に同行すると人手が少なくなるので、他の参加者の対応などを考えておいた方がよい。
    神奈川:数年前に山道で転落した人がいた。骨折で歩けず、救急車が来るところまで担ぎ下ろした。リーダー4人の内、2名が付き添った。
    この時は入院治療となり、本部の保険で対応した。ボランティア保険も掛けていたが、リーダーに責任がないので適応されなかった。
    埼玉県:山の探鳥会では、携帯が使えないところがある。携帯が使えるところがどこか、チェックしておいた方がいい。
    栃木県:山の探鳥会で子供連れの参加者があり、その子供が迷子になったことがあった。
    調査中にケガをして、保険適応したことがある。
    奥多摩:山の探鳥会では、登りより下りでの危険が多い。もうすぐ終わりというような油断したときに起こるので注意が必要。
    千葉県:定例探鳥会では、救急病院など緊急連絡先のリストを用意している。
    心臓ペースメーカー付けていることを黙っていて、事故になりそうだった参加者があった。
    参加者がマムシに噛まれた事例がある。血清のある病院を調べておくと良い。
    自然保護協会で野外救急の講習をしてもらった。
    埼玉県:担架代わりになるようにレジャーシートを携行している。握る部分だけ棒などをまけば、持っていられる。
    奥多摩:背負って下ろすのに、ベルトを使って下ろしたことがある。
    埼玉県:事故事例の収集と告知をして欲しい。事故未遂の事例などもあると良いのでは。

  9. 保護活動・普及活動についての情報交換
     渡良瀬遊水池のラムサール化問題、風力発電問題、一般向けイベント用のパネルなどについて、報告や意見交換があった。

●懇親会・探鳥会
・1日目の会議後に、会場で懇親会が開かれた。
・探鳥会などは無かった。


写真1.主管の東京支部、西村支部長
 
写真2.会議風景

写真3.集合写真

(会員室長/小林豊)

 

事務局からのお知らせなど

サンクチュアリ室より

■国民参加型の野鳥生息情報収集事業 「見つけて渡り鳥」を始めます■

 現在、生物多様性の保全は急務とされています。生物多様性を脅かす大きな要因の一つに地球温暖化などの気候変動があげられます。現在、地球温暖化の影響は、高山などを除いては、あまり顕著に現れていないようです。しかし、これまで、普通にいた野鳥がある地方で少なくなってきた。さえずりを聞く時期が変わってきたなどの変化は、毎年の状況を記録しておかなければ、客観的に評価できません。絶滅の危機にある種であれば多くの人が注目しますが、私たちの身の回りに普通にいる種は、意識して情報を収集・蓄積しなければ見過ごされがちです。かつて普通にいた鳥がふと気づくと絶滅に瀕していた、そうした事態を防ぐために全国の野鳥の分布状況が継続的に把握されていればこうした事態を未然に防ぐことができます。

 この調査は、全国各地で見られる野鳥の生息確認情報を、各地にお住まいの会員の方から寄せていただく調査です。家庭や学校、職場などの身の回り、探鳥会や旅行のついでに見かけた情報をインターネットを通してウェッブサイト上の地図上に入力していただき、蓄積、発信いたします。参加者全員が調査者となって日本の野鳥を守る活動に参加いただくものです。 将来的に広く一般の方が参加できるように、識別に誤認の少なく、一般に知られている種類を選定いたしましたが、会員の皆様を中心に精度の高い情報を収集したいと考えております。
 全国から集まった情報は、継続して蓄積して変化を把握します。また、これまでに環境省の生物多様性調査や気象庁の生物季節調査結果などと比較検討し、結果を公表してまいります。

 見つけて渡り鳥 http://www.torimikke.net/ よりご利用ください。

●概要

●調査対象種および収集情報
 調査開始時の対象種として、一般の方にもなじみがあり、識別の容易な種として9種を対象とします。
 各種とも、初認情報だけではなく、確認情報とします。同じ場所でも何度でも確認情報を発信していただき、その種類の初認日や滞在期間などを抽出します。
 各年の変動の中から変動傾向を見るため、5年以上の継続事業とします。
各種とも、初認情報だけではなく、確認情報とします。同じ場所でも何度でも確認情報を発信していただき、その種類の初認日や滞在期間などを抽出します。
 各年の変動の中から変動傾向を見るため、5年以上の継続事業とします。
【夏鳥情報】ウグイスさえずり、ツバメ、ホトトギス、カッコウ、コアジサシ
【冬鳥情報】ジョウビタキ、ユリカモメ、ハクチョウ類(オオハクチョウ、コハクチョウ)

●こんな使い方も

(サンクチュアリ室長/葉山政治)

■三宅島バードアイランドフェスティバル2009 期間を延長して今年も開催します!■

 このイベントは三宅島にバードウォッチャーを誘致することで島の自然観光を推進させようと2006年から開催しているイベントです。昨年は島外や海外からもあわせて期間中6日間で542名の方に来館していただきました。
 昨年は私たちがお聞きしただけでも愛知県支部、奥多摩支部、神奈川支部、埼玉県支部、東京支部、弘前支部(もし漏れている支部がありましたら大変失礼いたしました)と団体・個人で多くの支部の方にお越しいただきました。この場をおかりしまして御礼申し上げます。
 今年は4月から7月に期間を延長して、利便性を高め三宅島のバードウォッチングシーズンを、皆さんにより楽しんでいただこうとイベントを多数ご用意いております。今号では現在決定をしているイベントについてお伝えいたします。
 鳥の情報や旅のプランの相談などアカコッコ館レンジャーにお気軽にご連絡ください。よろしくお願いいたします。

●フェスティバル期間
 2009年4月25日(土)から7月5日(日)
 ※期間中でもイベントにより開催日が違います


写真1.早朝でも賑わうアカコッコ館

●アカコッコ館特別早朝5時開館
 東京からの定期船は、朝5時に三宅島へ到着します。バードウォッチャーは着後すぐに島一番のポイント「大路池」(たいろいけ)に移動して、ウォッチングを始められますが、大路池近くに位置するアカコッコ館の開館時間は9時からのため、会員はじめバードウォッチャーのみなさんが利用しにくい状況でした。この点を改善するために、昨年イベント期間中は船の到着に合わせてアカコッコ館も早朝5時から開館をしました。今年も期間を延長して実施します。このような早朝開館は、国内のサンクチュアリや自然観察施設では数少ない取り組と思います。
○実施日:2009年4月25日(土)から6月28日(日)までの土曜日・日曜日
○開館時間:5:00〜16:30(上記実施日のみ)

●大路池ガイドウォーク
 野鳥のさえずりが響き渡る大路池の森をレンジャーの案内で散策します。フェスティバル期間中の毎週土曜日に開催しています!(ただし6月27日、7月4日は除く)
○実施日:2009年4月25日(土)から6月20日(土)の毎週土曜日
○実施時間:8:30から10:00
○申し込み不要、参加費無料、アカコッコ館集合
○アカコッコ館の入館料は別途必要です


写真2.大路池の風景

●漁船でカンムリウミスズメウォッチング
 漁船に乗って三本岳に向かいます。途中オオミズナギドリを観察、カンムリウミスズメとの出会いを期待して観察します。
※カンムリウミスズメ観察にはベストシーズンですが、その日の海況や潮の流れによっては観察できない場合もございますのでご了承ください。


写真3.漁船で海鳥ウォッチングの様子

○実施日時
5月2日(土)13:30〜15:30
5月3日(日)13:30〜15:30
5月4日(祝)13:30〜15:30
5月5日(祝)13:30〜15:30
5月9日(土)13:30〜15:30
5月10日(日)9:00〜11:00
○事前申込:3/17受付開始。先着順
○定員:各回8名
○参加費:3,000円(船の借り上げ料分)
○集合:三宅島 阿古漁港
 ※海況不良の場合は中止(海況を見て船長が判断をします)

●伊豆岬「ウチヤマセンニュウ」ウォッチング!
 ウチヤマセンニュウの最大の繁殖地伊豆岬で、ウチヤマセンニュウを観察します。
○実施日時:6月7日(日)、14日(日)、21日(日)8:00〜9:30  
○申し込み不要、参加費無料、伊豆岬駐車場集合


写真4.伊豆岬の景観

 その他にも、路線バスを使って手軽に、リーズナブルにバードウォッチングを楽しんでいただくための、路線バスフリーパス「三宅島鳥パス」の発行、24時間で見られた野鳥の種数を競う「Bw−1グランプリ」などの企画も予定しています。また講師をお招きしての観察会やツアー、講演会なども予定しております(講師予定は江戸家小猫氏、上田秀雄氏、安西英明氏です)。その他のイベントの詳細は、野鳥誌4月号、支部ネット通信次号、アカコッコ館ホームページ(http://www.wbsj.org/sanctuary/miyake/)でご確認ください。

 4月から7月は三宅島のバードウォッチングベストシーズンです!ぜひこの機会に三宅島にお越しください。

●三宅島へのアクセス、お問い合わせ
○航路
  東海汽船が1日1往復
  東京(竹芝)22:30 → 三宅島 翌日5:00
  三宅島14:20 → 東京(竹芝)20:30(21:00)
  ※東京着時刻は、就航日によって違います
  ※天候により発着時刻が変更されることがあります
  東海汽船予約・問い合わせ
   http://www.tokaikisen.co.jp/
   TEL:03-5472-9999
○空路
  全日空が1日1往復就航
  東京(羽田)11:45 → 三宅島12:30
  三宅島13:000 → 東京(羽田)13:40
  全日空予約・問い合わせ
   http://www.ana.co.jp
   TEL:0120-029-222
○三宅島アカコッコ館
  島内の自然情報、回り方などご相談ください
  ホームページで交通や観察ポイント紹介しています
  http://www.wbsj.org/sanctuary/miyake/
  TEL:04994-6-0410


写真5.東京−三宅島間の定期船サルビア丸

(サンクチュアリ室三宅島担当/篠木秀紀)

普及室より

■ヒナを拾わないで!!キャンペーンにご協力をお願いします■

 今年も野鳥の子育ての季節が到来します。当会では2008年4〜7月末まで、巣立ちビナへの適切な対応方法を普及し、自然の仕組みや野鳥の生態を理解してもらうことを目的に、「ヒナを拾わないで!!キャンペーン」を実施し、法人・団体からの協賛をもとに作成した103,000枚のポスターを、学校・教育関係者、行政の鳥獣保護担当、公共施設、動物病院等に配布しました。支部の皆様には、ポスターの配布・掲示にご協力いただき、誠にありがとうございました。
 当キャンペーンは(財)日本鳥類保護連盟・NPO法人野生動物救護獣医師協会と当会の3団体共催ですすめており、2009年で15回目を迎えます。昨年はキャンペーンに先立ち環境省での記者発表を行い、朝日新聞夕刊、毎日新聞朝刊等にも掲載されました。その認知度は徐々に上がってはいるものの、やはり野鳥の繁殖期には、「ヒナを拾ってしまったが、どうしたら良いか」という問い合わせが多数寄せられます。
 2009年度は、キャンペーンを継続するとともにいっそう普及の幅を広げていけるよう、教育委員会や企業など、新たなポスター配布先の開拓を進めております。支部の皆様には、引き続き、当キャンペーンをより多くの方に知っていただけるよう、ポスター配布へのご協力をお願い申し上げます。また、このポスターを教材として学校対応などで活用される機会がありましたら、生徒さんからのご感想や、授業風景の写真など、反響をお聞かせいただければ幸いです。いただいたご報告は、会誌「野鳥」やホームページ等に掲載し、全国の学校や教育関係者にご紹介したいと考えております。
 なお、現在、ポスター制作・配布にかかる費用は、全て法人・団体から戴いた寄付金を充てております。こちらは、一口1万円から、2月23日まで受け付けております。ご協賛を検討いただける支部には、ご案内資料をお送りしますので、お気軽にお問い合わせください。ご協賛いただける際には、ポスターに支部名を掲載いたします。

≪2009年度「ヒナを拾わないで!」キャンペーン概要≫
目的:巣立ちビナの適切な対応方法を伝えると共に、自然の仕組みや野鳥の生態への理解者を増やす。
期間:2009年4月1日〜7月31日
共催:(財)日本野鳥の会、(財)日本鳥類保護連盟、NPO法人野生動物救護獣医師協会
後援: 環境省(予定)
ポスター発行部数:10万枚以上
配布先:学校・教育関係者、地方自治体、動物病院、ペットショップなど
配布開始時期:2009年3月末

●担当・お問い合わせ先
 普及室 普及教育グループ 担当:林山雅子
  TEL:03-5436-2622
  FAX:03-5436-2635
  E-mail:[email protected]

(普及室/岡本裕子)

■「ワイルドバード・カレンダー2009」野鳥写真パネルをご活用ください■

普及室で貸し出しているパネル類に、「ワイルドバード・カレンダー2009」野鳥写真が加わりました。この写真パネルは、日立グループのご支援・協力を得て作成したもので、財団事務局では、昨年秋から東京ドームシティや通天閣にて写真展を開催し、好評を頂いております。各支部におかれましても、地域の施設などで展示の機会がありましたら、ぜひご活用ください。また、会の活動を紹介したパネルや、入会・寄付のご案内パンフレット、裏面に支部の探鳥会情報を印刷してお使いいただく探鳥会パンフレットなど配布物のご用意もありますので、あわせて設置いただき、会の活動や支部探鳥会のPRにお役立てください。

◎ワイルドバード・カレンダー2009写真パネル
サイズ・仕様:
 半切サイズ(額:全紙サイズ、ガラスなし)
 マット面に日立グループ、日本野鳥の会のロゴシール(約50mm×25cm)が貼ってあります。
■点数:12点
 それぞれ野鳥解説のキャプション(160mm×80mm)が付いています。

1月:ベニヒワ
2月:モズ
3月:ミヤコドリ
4月:アオジ
5月:マミジロ
6月:ツメナガキセキレイ
7月:カワセミ
8月:ヘラシギ
9月:ダイサギ
10月:カケス
11月:ジョウビタキ
12月:ノスリ

■財団でご提供できる配布物:
 ・入会寄付のご案内パンフレット(ようこそ野鳥の世界へ)
 ・探鳥会パンフレット
 ・バードショップカタログ
 ・フリーマガジン「トリーノ」
 ・子ども向け小冊子「野鳥のせかいへのパスポート」 等

■貸出し費用・手続き    
【費用】無料
 ※貸出・返却にかかる送料は、ご負担をお願いします。(発送時:着払い、返送時:元払い)
【貸出期間】
 下記担当者まで、お気軽にご相談ください。

●担当・お問い合わせ先
 普及室 普及教育グループ 担当:林山雅子
 TEL:03-5436-2622 FAX:03-5436-2635
 E-mail:[email protected]


写真1.写真パネルの一例
 
写真2.通天閣での写真展の様子

写真3.会の活動紹介パネル

(普及室/岡本裕子)

総務室より

■支部長交代のお知らせ■

 下記の通りご連絡をいただきましたので、お知らせいたします。(敬称略)

●東京支部支部長
  新  中村 一也  (2009年1月1日付)
  旧  西村 眞一

(総務室/五十嵐真)


■次回の理事会と評議員会の日程■

 下記の通り予定しております。(関係者の方々には、先に郵送にてご案内しております。)

●平成20年度第4回理事会(定例)
日時:2009年2月21日(土)
14:30〜17:00(受付14:00より)
場所:当会西五反田事務所 会議室

●平成20年度第2回評議員会(定例)
日時:2009年3月14日(土)
14:00〜16:30(受付13:30より)
場所:ゆうぽうと 6F 菖蒲
(JR五反田駅西口から徒歩7分)

(総務室/五十嵐真)

■新制度対応検討委員会議事録■

 公益法人制度改革に伴う当会の対応を検討する、「新制度対応検討委員会第6回」が12月12日、当会西五反田事務所にて開催されました。
本件については支部の皆様にも重要な意味をもつことから、本検討委員会の議事録を 支部ネット通信上で公開しております。

●新制度対応検討委員会(第6回)議事録
【日時】2008年12月12日(金)14:00〜16:55
【場所】西五反田事務所 会議室
【出席】佐藤仁志委員長、遠藤孝一副委員長、鈴木君子委員、吉田新委員、伊藤直人委員、阿部裕行アドバイザー、永島公朗アドバイザー
【事務局】飯塚利一事務局長、安西英明主席研究員、小林豊会員室長、岩下路子総務室長代理、   五十嵐真総務室担当、田中綾総務室担当
【傍聴】佐久間仁(会長アドバイザー)、中村一也(東京支部副支部長)
【欠席】松田道生委員、 川端一彦委員

委員長・副委員長挨拶

 佐藤仁志委員長より、挨拶があった。

傍聴紹介

 傍聴として、佐久間仁 会長アドバイザー、中村一也 東京支部副支部長の紹介があった。

議題1.第5回委員会以降の動き等について報告

 五十嵐総務室員より、10/24の第5回委員会以降、近畿、中部、関東におけるブロック協議会及び全国ブロック・支部連絡会が開催されたこと、11/21支部長に対して「制度改革関連報告」をしたこと、12/1公益法人制度改革関連3法が施行されたこと、環境省へ照会した結果所管法人の移行申請に関する情報はまだ無いこと、等の報告があった。

議題2.支部等に配布する「一問一答集」について

 五十嵐総務室員より、前回委員会における審議結果を受け、「臨時答申書」に対して支部より寄せられた質問、意見に対する返答を一問一答集の形でまとめた旨説明があった。これを受けて討議が行われ次のような結論を得た。

●『3.財団法人のために任意団体が寄付集めをすることなどに問題はないか?』について
 設問の主旨は、財団法人の寄付集めに任団体が協力することである点、預かり金という形で処理しているため問題がない点、を確認した上で文言の一部修正をおこなうこととなった。

●『4.会費納入制度はどのようになるのか?現状の制度が継続できるのか?』について
 新制度対応後、会員制度及び会費制度について現状と変わる点がないことを明確にする文言修正をおこなうこととなった。
 また、支部の関係者に余計な心配をかけないため、新制度対応後も財団本部と支部との関係に大きな変更がない旨を明確にする設問を新たに設けることとなった。

●『8.「支部」の名称を取った場合、新たな呼び名はどうなるのか?』
 新制度対応後、「支部長」に代わる代表者の名称としては、「代表」あるいは「代表幹事」が想定できるとして回答することとなった。

 上記のほか、文章の構成について質問、答え、補足説明の順に記載すること、設問をよりわかりやすい表現に工夫すること等が決まった。

議題3.委員会が公開するブログの運営について

 五十嵐総務室員より、財団本部の制度改革に関する対応状況を公開し、新制度後の目指す姿やそこに至るシナリオを支部関係者らと共有し、その不安の低減に資するブログを開設することについて、資料に基づき説明があった。
 討議の結果、当ブログを出来るだけ速やかに開設し、支部関係者に告知することとなった。

議題4.「定款の変更の案(ver2)」の検討

 前回委員会における審議結果を受け、「定款の変更の案(ver2)」が事務局より示された。このうち、主に会長に関する規定について討議が行われ、以下のような結論を得た。

●「連携団体」について
 定款の附則に連携団体を掲名する方法は採らないこととした。この点、内閣府公益認定等委員会への確認により公益認定のための必須事項ではないこと、団体名等に変更があるたび定款変更が必要となること、新制度後、法律により書面表決理事会が認められておらず、その都度理事会を開催するため非常に費用、時間がかかることから方法を改めた。

●「会長」について
 代表権を有する「理事長」とは別に象徴的な存在としての「会長」という項目を盛り込むこと、会長は評議員との兼務を可とすること、また、会長を補佐する副会長についても設置することができる規定とすることなった。

議題5. 次回の日程及び今後の日程について

 五十嵐総務室員より、今後の制度対応関連スケジュールとして、5月開催の理事会において「定款の変更の案(骨子)」及び「最初の評議員の選任方法」について審議いただくこと予定であること等、資料に基づき説明があった。
 また、次回(第7回)の日程については、1/30(金)14:00〜17:00、西五反田会議室にて開催の方向で調整することとなった。

(総務室/五十嵐真)


■新制度対応に関するブログのご案内■

 既にご案内しておりますが、先般、公益法人制度改革に関するブログを開設いたしました。本ブログでは、制度改革に関する財団の対応状況、行政庁や他団体の関連する動きなどを随時お伝えしております。また、本件に関する支部の皆様のご意見・ご質問等も承っております。皆様のご理解を深める一助となるよう様々な情報提供を心がけてまいりますので、是非ご高覧ください。
【名称】日本野鳥の会 “公益財団法人”化に向けて
     〜新制度対応検討委員会の動きなど〜
【アドレス】http://www.wbsj.org/blog/koeki/
【内容】1.新制度対応検討委員会について
     2.行政庁の動きについて
     3.他団体の動きについて
     4.いただいたご意見、ご質問等への返答

(総務室/五十嵐真)


■「支部報とりまとめ発送」次回日程のご案内■

 次回の支部報取りまとめ発送日は3月10日(火)ですので、支部報は下記の要領でお送りくださるようお願いします。(支部報取りまとめ発送についての詳細は、支部ネット通信 2008年4月号をご覧下さい。)

【受付期限】2009年3月6日(金)必着
【必要部数】110部
※東京支部におかれましては130部お願いいたします。
※神奈川支部、埼玉県支部、奥多摩支部、千葉県支部におかれましては120部   お願いいたします。
※ご事情により必要部数に満たない場合は、総務室にて発送先を調整させていただきます。
【宛先】〒141−0031
東京都品川区西五反田3−9−23 丸和ビル
(財)日本野鳥の会総務室 支部報担当
【お問い合せ先】03−5436−2620

(総務室/五十嵐・田中)

会員室より

■訂正とお詫び 会員継続案内の通販係FAX番号が違っていました■

 昨年12月から今年2月に、会員室より会員の皆さまに、会員ご継続のご案内をお送りした際、当会の通信販売係のFax番号が誤って記載されたチラシを同封していたことが判りました。
 水色の短冊型のチラシ「・・・次期の会員証を先にお届けします・・・」裏面の普及室・通信販売係のFax番号部分です。
 ●誤 Fax:03-5463-2636
 ●正 Fax:03-5436-2636

 至急、お詫びと訂正を当会ホームページに掲載しました。
 また、会員の皆さまには『野鳥』4月号(3月末発行)で、訂正記事を入れてお知らせする予定です。
支部におかれましても、会員の方より販売へFaxをしたが連絡が無いなどの問い合わせがありましたら、お手数をおかけいたしますが、会員室までご一報くださいますようよろしくお願いいたします。
会員室 会員グループ 電話03-5436-2631

(会員室/上田康之)

■会員数■

●2月2日会員数 43,008人(対前月-126人 )

 会員数は先月に比べ126人減少しました。
 1月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より138人少なくなっています。会員の増減は、入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。
 1月の入会者数は185人で、前年同月の入会者数208人に比べ23人減少しました。
 また、1月の退会者数は323人で、前年同月の退者数266人に比べ57人増加となりました。

表1.1月の入会・退会者数

※会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活する方がいらっしゃるため、退会者数の年度累計は、実際の退会者数とはずれた数字となります。このため、退会者数合計については年度末の集計後にお知らせいたします。

●都道府県および支部別会員数
 野鳥誌贈呈者数を除いた数を掲載します。

表2.都道府県別の会員数(2月2日現在)
備考:その他は海外在住の会員を示します。

表3.支部別の会員数(2月2日現在)

備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。

(会員室/上田康之)

■支部ネット担当より

 メール版も発行しており、支部単位で2アドレスまで送付先をご指定いただけます。
インターネットからもご覧いただくことができまして、こちらは第1号からのバックナンバーすべてを閲覧できます。インターネット版のURLは以下のとおりです。
http://www.wbsj.org/info/shibu/net/index.html

(会員室長/小林豊)

支部ネット通信 第59号
◆発行
財団法人日本野鳥の会  2009年2月20日
◆担当
会員室
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23
丸和ビル
TEL:03-5436-2632
FAX:03-5436-2635
E-mail:[email protected]