No.67 2009年10月号


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目次 ■プレスリリース
 三宅島のサンゴ、今年も良好な状態を確認
 シマフクロウ保護区 知床と浜中に設置
■ブロックの動き
 09年度全国連絡会 全体日程
 同 保護関係 海鳥を知ろう!守ろう!
 同 普及関係 探鳥会への一般の参加促進を
■支部の動き
 支部報保護・調査記事関連トピックス
■評議員会議事録
 平成21年度第1回評議員会(定例)議事録
■事務局からのお知らせなど
 伊豆東岸を調査するも発見できず
 ご活用ください! カンムリウミスズメ小冊子
 支部に関するご変更のお知らせ
 支部長、支部事務局に関する各種変更のご連絡
 「支部報とりまとめ発送」次回日程のご案内
 会員数

プレスリリース

■三宅島のサンゴ、今年も良好な状態を確認■

 発表した内容は、下記のとおりです。画像は省略しています。このプレスリリースの全文は、当会ホームページからご覧いただけます。
http://www.wbsj.org/press/090930.html

三宅島のサンゴ、今年も良好な状態を確認 〜6回目のリーフチェックを実施〜

2009.09.30

主催:三宅島自然ふれあいセンター・アカコッコ館
共催:コーラル・ネットワーク
協力:スナッパー・ダイビングセンター


 2009年9月26日、三宅島自然ふれあいセンター・アカコッコ館とコーラル・ネットワークは共同で、世界共通のサンゴ調査である「リーフチェック」を実施した。実施した場所は三宅島の西側に位置する富賀浜のテーブル状サンゴ群集と、伊ヶ谷沖のカタン崎のサンゴ群集である。調査を実施した結果、富賀浜では昨年と同様に、調査範囲の約60%以上がサンゴに覆われていた。またカタン崎においては多様な種類のサンゴが点在する群集が確認され、2006年の調査よりサンゴが多くなっていた。どちらのサンゴ群集とも良い状態が保たれていることが確認された。


●三宅島でのリーフチェックの経緯と調査方法
 三宅島では1998年より調査を開始し、以後99年、05年、06年、08年と5 回調査が行われ、今回の調査は6回目となる。今回はコーラル・ネットワークのリーフチェックコーディネーター1名、地元のダイビングサービス1名、日本野鳥の会の職員でアカコッコ館のスタッフ2名で地元の漁船の協力を得て、富賀浜と伊ヶ谷沖のカタン崎を調査した。世界共通の調査方法に準じ、サンゴ群集上にメジャーで100mのラインを設置し、ライン上のサンゴの状態を観察した。あわせて、周辺の魚やエビ、ウニなどの決められた生き物の数を記録した。


●調査結果
【富賀浜】
 テーブル状のサンゴを中心に、昨年同様60%以上が造礁サンゴに覆われ、非常に良い状態にあった。昨年同様サンゴ食の巻貝による食害は見られたが、多くは無かった。オニヒトデと思われる食痕も1箇所あったが、姿は見つからなかった。また、今年の夏には台風の接近があったが、それによる被害も見られなかった。

【カタン崎】
 サンゴの種類が多く、同じ箇所で調査した2006年に比べて造礁サンゴが増えている。昨年見られた窪地での砂などの堆積が見られず、サンゴの生育環境としては良好に保たれていた。サンゴ食の巻貝の仲間やオニヒトデ、サンゴの病気等も見られなかった。魚類では2006年にくらべてチョウチョウウオ類が若干少なかった。


●総評(リーフチェックコーディネーターでコーラル・ネットワーク所属の土川氏のコメント)
 今年の三宅島の夏は例年と比べて水温が低かったが富賀浜、カタン崎の造礁サンゴ群集とも良い状態で保たれていた。特に富賀浜のサンゴ群集は依然として伊豆諸島最大のテーブル状サンゴ群集であり、非常に良い状態で保たれていると考えられる。


●リーフチェックとは
 サンゴ礁の健康度を測るために世界同一基準で用いられているモニタリング調査で1997年に始まった。
アメリカ・カリフォルニアに本部を置く民間団体が推進している。調査は科学者とボランティアダイバーでチームを編成し、サンゴ、魚類、海底の生物など国際基準の調査項目を潜水して調査し、調査結果をインターネットを通じて本部に送る。各地の結果は毎年本部で取りまとめられ、ホームページなどを通じて公表される。


●三宅島自然ふれあいセンター・アカコッコ館
 アカコッコ館は、東京都伊豆諸島の三宅島の自然を多くの人に知ってもらうために1993年に設置された、三宅村営の自然観察施設。
  93年のオープン時から日本野鳥の会のレンジャーが常駐し、自然情報の提供、自然観察会の開催、調査・研究などの活動を行っている。


■シマフクロウ保護区 知床と浜中に設置■

 発表した内容は、下記のとおりです。シマフクロウの解説、画像、会の紹介などは、省略しています。このプレスリリースの全文は、当会ホームページからご覧いただけます。
http://www.wbsj.org/press/091007.html

日本野鳥の会が、「シマフクロウ」の生息地47.6ヘクタールを購入
シマフクロウのための野鳥保護区は5箇所に
知床地方/浜中地域に野鳥保護区設置は はじめて

2009.10.07

 (財)日本野鳥の会(事務局:東京、会長:柳生博 会員・サポーター数:約5万人)は、当会名誉顧問の持田勝郎氏(もちだかつろう・東京都杉並区)からの寄付金をもとに、2009年2月にシマフクロウの生息地としては、4箇所目となる知床地方の山林を購入した。また、2009年10月には5箇所目となる浜中地域の山林を購入した。各購入地は寄付者のお名前を冠した「持田野鳥保護区シマフクロウ知床」「持田野鳥保護区シマフクロウ浜中」とし恒久的に保全する。今後も継続して、シマフクロウの生息地を購入し、野鳥保護区を拡大していく。今回の保護区を含め、当会が野鳥保護のために設置した保護区は合計29箇所、面積は2671.2haになった。


●購入した土地について
・持田野鳥保護区シマフクロウ知床
 知床地方の山林、面積15.1ha(151,476m2)。今回購入した土地は、シマフクロウの生息地の一部である。なお、具体的な場所や地名は、シマフクロウ保護上伏せている。国内のシマフクロウの総つがい数40つがいの4割は民有林等で法的な保護指定がなく、伐採による生息環境の悪化などの恐れがある。シマフクロウの生息する知床地方は、半島部を国立公園や世界自然遺産として保護されているが、内陸部は一部が国有林等で保護されているのみで、法的な保護がされていない。当会では、知床半島からシマフクロウの分散の足がかりとなるこの地域を対象に野鳥保護区設置を進めている。なお、この購入地の周辺では、1つがいの繁殖が確認されている。


・持田野鳥保護区シマフクロウ浜中
  浜中地域の山林、面積32.5ha(324,510m2)。今回購入した土地は、根室地方から釧路地方への続く、シマフクロウの分散のルート上に位置し、これまで1つがいの繁殖が確認されていた重要な地域である。浜中地域にはラムサール条約等で保護されている霧多布湿原などがあるが、山林に関しては法的な保護がされていない地域が残っている。シマフクロウの釧路方面への更なる分散を考えると、この地域の山林の確保は重要であることから、今回の保護区の設置に至った。また、購入地においては、シマフクロウ1羽が数年前から定着し、2008年から繁殖が確認されている。


ブロックの動き

■09年度全国連絡会 全体日程■

 8月号でお知らせしました全国連絡会、下記のとおり開催です。ご参加をどうぞお願いいたします。
 各プログラムの詳細は、後段の記事をご覧ください。
●日時:2010年1月30日(土)〜31日(日)
●会場:川崎グランドホテル(川崎駅徒歩10分)
     http://www.kawasakigrandhotel.jp/
●参加費(予定):
 ○シングル室 1名15,000円
 ○ツイン室(二人部屋) 1名13,000円
 ※部屋数に限りがありますので、先着順です。
●日程:
30日(土)
 13時00分 受付
 13時30分 開会
   柳生会長よりの挨拶
   会の趣旨説明
 14時00分
   保護調査関係情報交換会
   「カンムリウミスズメを中心とした海鳥の調査と保護の取り組みの促進について」
   ※詳細は後段の別記事に記載
 17時30分 一日目会議終了
 18時00分 懇親会
16日(日)
  9時00分
   普及教育関係情報交換会
   「探鳥会への一般・非会員の参加促進について」
   ※詳細は後段の別記事に記載
 12時00分 昼食
 13時00分 
   制度変更進捗と当連絡会の今後について
 15時00分 閉会
●申込:
 【参加申込】ブロック・支部名、氏名、シングル・ツインの別、連絡先を明記の上、ハガキ、FAX、メールで下記までお送りください
締め切り/12月10日到着分まで
 ・シングル室、ツイン室は先着順でお取りします
 ・上記ホテルで確保している部屋数を超えた場合は、他のホテルをご紹介することになります

(会員室長/小林豊)

■09年度全国連絡会 保護関係プログラム 海鳥を知ろう!守ろう!■

 財団では、今年度からカンムリウミスズメの保護の取り組み、そしてカンムリウミスズメをシンボルとして海洋生態系の保護の取り組みをスタートさせています。一方、支部では以前から、地域の海鳥の繁殖地調査や海域や海岸でのカウント、定期航路などを利用した探鳥会などさまざまな活動が行われています。
 今回の連絡会では、まず、日本における海鳥の現状やその保護のためにどのような取り組みが必要なのかを、当会学術顧問で北海道大学名誉教授の小城春雄様に講演いただきます。カンムリウミスズメ他の海鳥についての支部の皆さんの活動の事例発表を通じて共有したいと思います。
 その後、これらを踏まえて財団・支部で今後の海鳥に関する活動で生かせるアイデアを共有し、また海鳥の保護のための活動について意見交換したいと考えております。活動エリアに海がない支部もありますが、遠出の探鳥会で会員の皆さんに興味を持っていただくこともできるでしょう。また会員個人のバードウォッチングの観察記録も生かせる情報の共有の仕組みを作りたいと考えています。皆様の経験から、海洋保護区など生物多様性条約の議題にもとりあげられる予定の海の保全に向けてのご意見やアイディアもお聞きしたいと思います。
 皆様の支部で行われている海鳥の観察や調査に関する活動について、ぜひ事例をお持ちよりいただければと思います。

●テーマ: 「カンムリウミスズメを中心とした海鳥の調査と保護の取り組みの促進について」

●日程: 1月30日(土) 14時00分〜17時15分

●プログラム:
14時00分 予定説明
14時05分 講演
 小城春雄(北海道大学名誉教授 当会学術顧問)
   日本の海鳥の現状と課題について
15時00分
 カンムリウミスズメ調査の報告と今後の取り組みについて           
 支部における海鳥に関する取り組みの事例紹介
15時45分 休憩
15時55分 情報交換、意見交換
 ・海鳥の観察や調査に関する活動について、ご参加の皆さんからご発言いただきます。
 ・海鳥の観察できるお勧め航路や場所の紹介
 ・各地におけるカンムリウミスズメの生息状況、観察状況について
 ・海鳥の保護についての意見交換
 ・財団から、カンムリウミスズメ事業や海鳥保護のため今後の活動について(まとめ)

17時15分 終了

(自然保護室長/葉山政治)

■09年度全国連絡会 普及関係プログラム 探鳥会への一般・非会員の参加促進をすすめましょう!■

 探鳥会活動は、多くの方に野鳥の魅力を知っていただく入り口であるとともに、当会の活動への理解・支援の裾野を広げていく上で、根幹をなす活動といえます。
 会議では、まず、各支部が取り組まれている探鳥会への一般・非会員の参加の状況や課題等を確認し、その参加を促進するために支部で実践されている工夫(探鳥会プログラム、運営方法、リーダーの育成・研修など)を事例発表を通じて共有したいと思います。
 これらをふまえて今後の一般・非会員の参加促進について意見交換を行なうとともに、工夫の事例を資料として持ち帰っていただき、各支部で引き続き一般・非会員の参加促進を図っていく際の活用と、実践拡大につなげていただきたいと考えます。

●テーマ: 「探鳥会への一般・非会員の参加促進について」

●日程: 1月31日(日) 9時00分〜12時00分

●プログラム:
9時00分 予定説明
9時05分
 ・2008年度探鳥会集計結果の概要説明など
 ・一般・非会員向けの探鳥会の状況や課題の確認
 ・支部からの事例発表と意見交換(2支部程度)
   「探鳥会への一般・非会員参加の工夫」について (例:探鳥会プログラムの工夫、探鳥会運営の工夫など)
10時45分 休憩
10時55分
 ・支部からの事例発表と意見交換(1支部程度)
   「探鳥会リーダーの育成・研修等の工夫」について
 ・今後の一般・非会員の参加促進について意見交換

12時00分 終了

(普及室長/小林篤六)

支部の動き

■支部報保護・調査記事関連トピックス■

 本記事は日本野鳥の会本部に送付されてきている各地の支部報から抽出して作成し、調査・保護に関心がある野鳥の会内部の方へ配信しております。
 本記事の一部又は全部を不特定多数が見る可能性があるところへ公開される場合は、各支部の了承を事前に得て下さい。記事は筆者の意向に反しないように、取り扱いをお願いします。

○支部報保護・調査記事関連トピックスNO.481

●2009/7-8 宮城県
・オーストンウミツバメの記録
●2009/7-8 栃木県
・ベランダウォッチ2008年冬結果報告
・公益法人改革と日本野鳥の会について
●2009/8 埼玉県
・2009年春シギ・チドリ類調査報告 
●2009/8 東京
・都内全域に生息するカワセミ
・全国野鳥密猟対策連絡会(密対連)への協力
・巣箱架け教室 
・オオミズナギドリ
●2009/7 岡山県
・岡山市の鳥選定要望書
●2009/7-8 島根県
・2009春飯梨川シギチ・チドリの渡り
●2009/7-8 広島県
・春のシギ・チドリ渡り調査結果報告
●2009/7-8 愛媛県
・ツルと人の共生創造委員会開催
・空からオタマジャクシ

●2009/7-8 宮城県
・オーストンウミツバメの記録
 5/3〜5、女川町沖、国の天然記念物である足島のウトウ繁殖地で8名が鳥類標識調査した。標識放鳥はウトウ333羽、オオミズナギドリ242羽、コシジロウミツバメ17羽、オーストンウミツバメ1羽等で、オーストンウミツバメは宮城県では1874/4、1950/4に記録があるのみ。繁殖地は鳥島等で、3月に繁殖を終えると、北上して日本近海にも飛来する。
(宮城県「雁」NO.236,P21)

●2009/7-8 栃木県
・ベランダウォッチ2008年冬結果報告 
 東北地方から九州で53名、37箇所で実施された。家の周囲で103種、各自の家で63種、合計で106種の野鳥が観察された。冬は夏より変動が大きく、その年の特徴が出る。アトリは例年になく多く記録され、シメはこの4年間では今回は著しく多かった。http://www.bird-research.jp/1_katsudo/index_veranda.html
(栃木県「おおるり」NO.204,P14〜17)

・公益法人改革と日本野鳥の会について 
 民間の非営利部門の健全な発展を促進し、現行の公益法人制度の問題に対処するため、法改正された。登記のみで設立できる一般法人と公益性高い公益法人(社団法人、財団法人)に分ける。08/12から5年以内に移行が必要で、野鳥の会本部は営利を目的としない公益財団法人を来年6月に申請する。これに伴い意思決定:理事→評議員、執行:常務会→理事となる。各支部は財政上、運営上とも別組織であるが、互いに協力し、総体として「日本野鳥の会」として活動する。
(栃木県「おおるり」NO.204,P53)

●2009/8 埼玉県
・2009年春シギ・チドリ類調査報告
 4/29、さいたま市の大久保農地で22名で調査した。5種、363羽を記録した。内訳はムナグロ337、チュウシャクシギ13、コチドリ7等。前年の4/29はムナグロ98と大きく落ち込んだが、今回、従来値に戻った。
(埼玉県「しらこばと」NO.304,P4)

●2009/8 東京
・都内全域に生息するカワセミ 
 06〜08年の都内の越冬鳥調査で、カワセミの平均個体数は140羽となる。その8割は多摩川水系で、東京都23区中、18区で記録されカワセミは少なくとも越冬期は、下町から多摩地区まで、出現率が上がっている。
(東京「ユリカモメ」NO.646,P10)

・全国野鳥密猟対策連絡会(密対連)への協力 
 密対連は違法な野鳥の捕獲、販売、飼育の根絶を目的に92年、京都で発足した。東京支部は02年の野鳥密猟問題シンポジウムの主管支部として参加したのをきかっけに、密対連の実行委員に入っている。06年まで本部が行った、全国一斉野鳥販売実態調査で、支部は都内で実情を調査し、報告してきた。店頭での違法な販売は減ったが、愛好家の内側での販売、インターネット販売等の調査が難しくなり、今後の課題である。
(東京「ユリカモメ」NO.646,P20)

・巣箱架け教室 
 支部は毎年11/23、代々木公園で巣箱架け教室を行っている。現在20個前後で、巣箱を清掃し、架け直しをしている。残された巣材で繁殖有無や種の判断、越冬する蜘蛛、昆虫、ヤモリを見る。
(東京「ユリカモメ」NO.646,P20)

・オオミズナギドリ
 地球表面の7割を占める海で生活している海鳥は約300種、鳥類の3%にしか過ぎないのは、海の環境が過酷である証左でもある。春から秋に伊豆七島、小笠原へ船で行くと、数十万のオオミズナギドリの大群に会う。日本を中心に極東の島々で繁殖し、総計300〜500万羽と言われる。3〜5mしか潜水できず海面近くで小魚、イカ、プランクトンを捕食する。中国語で「常左右傾斜貼於海面低空飛行」と説明がある。豪州南部で繁殖するハシボソミズナギドリは潜水に適し、総数2000〜3000万羽と推定される。
(東京「ユリカモメ」NO.646,P23)

●2009/7 岡山県
・岡山市の鳥選定要望書
 5/22、支部と岡山の自然を守る会は岡山市長に「岡山市の鳥」選定に要望書を提出した。岡山市政令指定運動の一環として運動が展開しているが、支部は判断に足る論議が行われていないため、選定は現時点では行わないようにとした。「市のシンボルとしてふさわしい鳥」として7種が提示されているが、単にイメージや政治的判断で決めず、市の鳥のあるべき姿、選定基準を論議し、市内に生息し、郷土の自然を象徴するものから決めるべきである。提示されているものにタンチョウがあり、生物多様性保全への岡山市の理解の低さ、岡山市の自然環境に対する誤ったイメージを植えつける事になる。
(岡山県「野鳥おかやま」NO.173,P2〜3)

●2009/7-8 島根県
・2009春飯梨川シギチ・チドリの渡り
 3/15〜6/6の内、12日間の調査で、25種、最大数の合計232羽を記録した。内訳はチュウシャクシギ59(5/4)、ムナグロ37(5/9)、ハマシギ26(4/4)、トウネン13(4/28)、イソシギ11(5/9)、タシギ11(4/28)等。総個体数最大数記録日は5/3で14種、128羽であった。
(島根県「スペキュラム」NO.13、P2)

●2009/7-8 広島県
・春のシギ・チドリ渡り調査結果報告
 4/29、県内10箇所で調査した。25種、775羽を記録した。内訳はハマシギ249、チュウシャクシギ226、ケリ65、タシギ46、シロチドリ37、キアシシギ30、コチドリ21、イソシギ20、ダイゼン13、アオアシシギ10等。
(広島県「森の新聞」NO.163,P2)

●2009/7-8 愛媛県
・ツルと人の共生創造委員会開催
 6/11、コウノトリとツル類が渡来している西予市で、同委員会が開催された。委員は各区長、農業関係者、教育関係者、支部長を含む有識者で、これらの鳥を保全したい思いは共通で、安全な農作物生産の場が、鳥にとっても安心に生息できる場にしたい。
(愛媛県「コマドリ」NO.191,P22)

・空からオタマジャクシ
 全国的に空からオタマジャクシが降ってくる現象が話題になったが、6/17、新居浜市でも同じような事が観察された。水田で採餌したサギ類がコロニーに帰る途中で落としたと考えられる。
(愛媛県「コマドリ」NO.191,P22)

○支部報保護・調査記事関連トピックスNO.482

●2009/8 小樽
・アオバトの山
●2009/5-6 盛岡
・盛岡市で観察されたアカアシチョウゲンボウ 
●2009/7-8 群馬県
・尾瀬の鳥暦 
●2009/8 千葉県
・モートン湾と谷津干潟は自然の仲間 
●2007/9(2年遅く着) 岐阜県
・県の傷病鳥獣保護事業 
●2007/10 岐阜県
・バードウォッチング 
・コジュケイは人為的な外来種
●2009/7-8 鳥取県
・イヌワシとクマタカの生態と保全 
・バードリスニング 
・中西悟堂先生と私 
●2009/8 高知
・ツバメの塒入り 
●2009/8 熊本県
・熊本の野鳥を取り巻く自然環境の課題

●2009/8 小樽
・アオバトの山 
 支部は毎年8月、張礁海岸でアオバト観察会をしている。張礁小学校の校章は緑鳩(アオバト)がデザインされている。この町には以前、和宇尻、アイヌ語でアオバトの地の意の地名があった。江戸時代には1万羽以上の飛来があったと思われる。別名馬鹿鳥と呼ばれ、大量に獲られ、S21年の全国統計では100万羽が獲られたと推定される。S22年、狩猟鳥から外れた。和宇尻の地名は尻がつき、嫌われて今は無い。アオバトの島の意味のアイヌ語の島名も今は無い。和宇尻山(アオバトの山)は地形図に残っている。
(小樽「あおばと」NO.116,P2〜7)

●2009/5-6 盛岡
・盛岡市で観察されたアカアシチョウゲンボウ 
 5/15〜20、同研究センター内で、アカアシチョウゲンボウ♂成が観察された。電柱や電線に止まり、草刈後の草地でガガンボをフライキャッチし、ホバリングはしない。地面に降り、芋虫、ミミズを捕獲した。5/20、7:45飛去。今春は対馬、秋田で記録があり、少数が日本を通過している。今回は岩手県初記録になる。
(盛岡「山翡翠」NO.328,P5〜6)

●2009/7-8 群馬県
・尾瀬の鳥暦 
 今年はイワツバメは3/15、前橋市で初認、その後県内の都市部へ渡来と考えられる。尾瀬では50年代頃まで、燧ケ岳の岩場にコロニーがあり、60年代、山小屋に巣が架けられ、珍しがられた。今では無数に湿原を飛び回る。ウグイスの初鳴きは、今年は2/28太田市から始まり、3/25頃に各地に広がる。尾瀬では79年からの23年間で初鳴きは4/27〜5/26で、平地から2箇月ほど遅い。カッコウ、ホトトギスの初鳴き時期は、場所の差が無く、平地と尾瀬には同時期に来ると思われる。
(群馬県「野の鳥」NO.294,P4)

●2009/8 千葉県
・モートン湾と谷津干潟は自然の仲間 
 6 /7、谷津干潟の日、豪州クイーズランド渉禽類研究会会長で、豪州東海岸でシギ、チドリの調査、保護をしている同氏の講演があった。豪州東海岸にいるキアシシギは殆どが日本に向う。西海岸の同鳥は中国、韓国、日本へ分かれて渡る。同研究会と日本の組織と連携して調査を進めたい。
(千葉県「ほおじろ」NO.340,P3〜6)

●2007/9(2年遅く着) 岐阜県
・県の傷病鳥獣保護事業 
 岐阜県はリハビリテーター制度を立ち上げたと言うが、「雛を拾わないで」のキャンペーンを悪用し、雛の(保護)は扱わない。傷病野鳥の保護は行政がやると法律に明記されているが、県内にはそれに応える施設が無い。保護すべき鳥の多くは、人の活動結果で生じている。
(岐阜県「濃飛の野鳥」NO.479,P3)

●2007/10 岐阜県
・バードウォッチング
 支部発足40周年記念講演より。野鳥の会を辞めて十数年、当時バードウォッチングの普及に努力したが、自然保護に結びつかず反省している。何時、何処で、誰が、何をの記録は川口孫二郎氏以降で、中西悟堂氏はこの点は曖昧だった。高野伸二氏は科学的な試みをされた。思い込みを除き、科学的な自然観を持つ必要がある。
(岐阜県「濃飛の野鳥」NO.480,P8)

・コジュケイは人為的な外来種 
 コジュケイは大正時代、人為的に日本で放たれた。1919年、中国からの10羽を東京赤坂の庭園で放し、繁殖したのが最初と言われる。数年後、その周辺でも生息が確認された。同時期、神奈川県立鳥獣飼育場から5羽が逃げ出し、自然繁殖し、その後、神奈川県各地に放鳥され、1930年頃より、全県で盛んに放鳥された。日本鳥類目録(2000)で、はっきり外来種として扱われる事になった。
(岐阜県「濃飛の野鳥」NO.480,P9)

●2009/7-8 鳥取県
・イヌワシとクマタカの生態と保全 
 6/7の支部総会時の講演会にて。イヌワシはクマタカと異なり人工的な伐採地等の開放的な空間で狩をする。日本のイヌワシの調査研究は個人に委ねられており、データの蓄積、共有体制が確立しておらず、保護を考える上で危うい。イヌワシは兄弟殺しがあり、クマタカの幼鳥はなかなか独立しない。
(鳥取県「銀杏羽」NO.104,P12〜13)

・バードリスニング 
 鳥取市内で実施しているバードリスニングは05/5から始まり、今回で5回目になる。天理教布教師の「健常者と障害を持つ人の交流」の思いから実現した。支部も協力し、触る図鑑、拾い集めた羽、樹脂製の野鳥の模型、点字の野鳥コラム等を準備し、障害者10名、ボランィアを含め35名前後で鳥の声を確認した。
(鳥取県「銀杏羽」NO.104,P18〜19)

・中西悟堂先生と私
 S25年頃、中西先生の日本野鳥の会に入会した。当時の会誌は、鳥関係以外の文人墨客、政府の要人も執筆に当たった。これには芸術と科学を協調させたいとの先生の思いがあった。鳥博士の内田清之助氏は上品で美しく清新高雅な会誌と賞賛した。S55年、「野鳥の会不祥事件」*で、会長を辞任し、S59/12、89歳で他界された。その後、会誌は野鳥と人の心の接点が少なくなり、残念である。S33年、世田谷の先生宅を訪問した時、玄関に「午前8時より午後4時までの訪問を禁ず」とあり、初めての人とは打ち解けないと家人から聞いた。
*詳しくは中西悟堂著「野鳥開眼」(永田書房)。
(鳥取県「銀杏羽」NO.104,P20〜22)

●2009/8 高知
・ツバメの塒入り 
 ツバメは塒入り前に、集団で旋回して周囲に天敵がいないのか確認している。ピークの7月下旬に写真を撮ると、幼鳥は早く親から離れるためか、圧倒的に幼鳥が多い。ムクドリやハクセキレイとも集団塒を作る事もある。
(高知「しろぺん」NO.272,P2)

●2009/8 熊本県
・熊本の野鳥を取り巻く自然環境の課題 
 支部は野鳥の知識と情報ネットワークを活用できる立場上、社会的にも環境保全の役割を担う事が求められており、人材を派遣している。本部とも協働して調査もしている。しかし、支部は保全上の問題を体系的に整理し、把握しているわけではない。調査の意義や位置付を認識して、組織として協働しなければならない。個々の事例の現況を話し合い、保全の具体化のため、県内での課題、関連主体団体、保護すべき対象種等の一覧表を作った。
(熊本県「野鳥くまもと」NO.267,P8〜10)

○支部報保護・調査記事関連トピックスNO.483

●2009/8 道北
・利尻島ウミネコセンサス結果 
●2009/8 長野
・風力発電中止 
●2009/8 富山県
・富山にトキがやってきた
●2008/1 岐阜県
・会が絶滅危惧種にならないように
・御岳山ライチョウ調査 
●2008/3 岐阜県
・ヤマドリに蹴られた
●2009/8 石川
・「加賀の鴨米ともえ」を商標登録
・あわら風力発電、ミサゴ調査
●2009/8 徳島県
・2009年春のタカの渡り調査 
●2009/8 筑豊
・希少海鳥繁殖ピンチ(6/5 朝日新聞)
・ハヤブサ繁殖地ピンチ(6/16 新聞記事)
●2009/8 筑後
・カワガラス

●2009/8 道北
・利尻島ウミネコセンサス結果
 今年のウミネコ飛来数推定値は、産座数X2と非繁殖個体数を3割として、46,600羽で、前年より3.2万羽減少した。初産卵日は過去12年で最も遅く、平年より9日遅い5/25であった。特に餌のオキアミの条件が悪かったためと考えられる。産卵日の同調が弱く、カラスに卵が捕食され、7割の巣で卵が無かった。ここでは98年:20,800羽が06年:101,000羽まで増加し、その後、09年の46,600羽まで減った。
(道北「オロロン」Vol.33 NO.3,P5)

●2009/8 長野
・風力発電中止
 須坂市の根子岳風力発電計画は中止となった。支部の多岐に渡る活動(行政へ反対申入れ、シンポ開催、署名活動、現地説明会、マスコミ対策、ワシタカ調査)があり、現地でのワシタカ調査には地元民も応援に来られ、本部からの助言、県内各支部の後援があった。日本生態学会も国立公園内の、自然回復力が著しく低い亜高山帯での、大規模開発は中止すべきとしていた。
(長野「野鳥ながの」NO.473.P3,7)

●2009/8 富山県
・富山にトキがやってきた
 新潟県魚沼地方に伝わる鳥追い歌に、田の苗を踏み荒らすトキを佐渡島まで追い払ったとの意のものがある。嘗て、トキは佐渡島と本州を行き来したのかも知れない。昨年9/25、佐渡市で放鳥された04番のトキが、今年5/16、黒部市に定着した。放鳥後の移動は、3/27まで:佐渡市、3/28:新潟市、4/1:村上市、4/3:村上市→福島市→宮城県角田市、1日に140km移動!4/11:米沢市、5/1:長岡市、5/5:長岡市→上越市、5/7:糸魚川市、5/9:上越市、5/16:黒部市。放鳥トキ情報
 http://ibis-info.blog.ocn.ne.jp/
(富山県「愛鳥ニュース」NO.74,P2)

●2008/1 岐阜県
・会が絶滅危惧種にならないように 
 近年、簡単に野鳥の情報は手に入る。野鳥の会会員にならなくても、野鳥と付き合える。会に入ると会費が掛かるし、何か束縛される気にもなるかも、会員のメリットは無いと思われているかも知れない。会にサービスを求めるのでなく、社会的役割を果たす事に価値を求めたい。会員であるだけで、これに協力している自覚を持って欲しい。
(岐阜県「濃飛の野鳥」NO.483,P3)

・御岳山ライチョウ調査 
 岐阜県の鳥はライチョウである。73年、岐阜県ライチョウ研究会が乗鞍岳を調査したのが最初である。07/6/16、御岳山に入った。この時期、♀は抱卵し、♂は岩の上で見張りをしている。この♂や♀の抱卵糞と言われる大きな糞の塊を探し、個体数を推定する。84年は18縄張り、95年は12、01年は12、今回は8縄張りと減り、4羽の雛を確認した。雛は少なく、見張り場で立つ♂が少ない事、長く立っていない事は、個体数が減り、♂が他と縄張りを争そわなくてもよい状態とも考えられる。
(岐阜県「濃飛の野鳥」NO.483,P8〜9)

●2008/3 岐阜県
・ヤマドリに蹴られた 
 07/10、高山市の大規模林道に車を止め、沢に入ると、ヤマドリ♂に合う。撮影をしていると、近づいてきて、頭に飛び乗り、警戒鳴きをし、苔をむしり、落葉やどんぐりをくわえ、放り投げ、車まで追いかけてきた。次の日、同じ場所で、茸取りの人が同じ目に合った。「縄張りから出ろ」のようである。96年、東京の高尾山でも人が襲われている。ヤマドリの尾羽は老鳥になる程、節が多くなり、13節以上になると、夜、光るとの伝説がある。
(岐阜県「濃飛の野鳥」NO.485,P3,8)

●2009/8 石川
・「加賀の鴨米ともえ」を商標登録
 鴨池周辺では96年からカモの餌場つくりのため、冬に田圃に水を張る「ふゆみずたんぼ」を実施し、01年からはこの田圃で取れた米を「加賀の鴨米ともえ」を販売し、鴨池の保全活動に協力を頂いた。現在、水田1枚のみで、面積を増やすため「加賀の鴨米ともえ」を6月、鴨池観察館友の会の尽力で商標登録した。
(石川「石川の野鳥」NO.147,P6)

・あわら風力発電、ミサゴ調査
 7/9、本部自然保護室古南氏を迎えて、鞄d源開発が北潟湖畔で実施するミサゴの行動圏調査に同行した。この周辺には10羽を超えるミサゴがおり、近く設立される保全措置に関する検討会で論議する必要がある。
(石川「石川の野鳥」NO.147,P6)

●2009/8 徳島県
・2009年春のタカの渡り調査 
 今年春のタカの渡り調査は2/21、鳴門山展望台で始まり、5/26、蒲生田岬で終わった。4/29、5/2、5/6にアカハラダカ成鳥が通過した。02年に調査開始以来、初記録と思われる。秋にも通過例数回ある。サシバは3月末から4月上旬、5月にもピークがあるため、成鳥が先に渡り、幼鳥が遅れて来るためと思われる。
(徳島県「野鳥徳島」NO.371,P2〜4)

●2009/8 筑豊
・希少海鳥繁殖ピンチ (6/5 朝日新聞)
 国の特別鳥獣保護区である宗像市の沖ノ島の属島、小屋島で、天然記念物であるカンムリウミスズメが約10羽、ドブネズミに捕食された。カンムリウミスズメは5月に繁殖後、島を離れ、その後、ヒメクロウミツバメが7、8月に繁殖する。70年代は小屋島での両種は何れも3〜400羽が繁殖に来たが、87年にドブネズミの侵入で壊滅的な被害が出た。ネズミ駆除で回復していたが、今年は5〜60羽のカンムリウミスズメが繁殖し、2割程に被害が出た。環境省は対策を検討している。
(筑豊「野鳥だより・筑豊」NO.378,P11)

・ハヤブサ繁殖地ピンチ (6/16 新聞記事)
 国内初の北九州市のハヤブサの繁殖地で、人工巣穴が崩れ、危機にある。周防灘に面した採石場跡地の自然巣穴が無くなった2000年、土地区画組合が1千万円を出し、野鳥の会メンバー等の市民グループが人工巣穴を堀り、今までに15羽が巣立った。無人カメラを含め、新規巣穴を約1500万で予定している。
(筑豊「野鳥だより・筑豊」NO.378,P20)

●2009/8 筑後
・カワガラス 
 カワガラスの繁殖期は早く、九州では12〜4月で、造巣は10月頃から始まる。秋に♂も♀も「チチージョイジョイ」と囀り、番形成のディスプレイが見られる。砂防ダムの上で、翼を広げ座り込み、周辺に多数いる蟻を嘴でついばんで、翼に擦り付けて、蟻浴するカワガラスを見たことがある。
(筑後「まめわり」NO.100,P8)

(自然保護室ボランティア・神奈川支部/森 要)

評議員会議事録

■平成21年度第1回評議員会(定例)議事録■

【日時】平成21年5月30日(土) 14:30〜16:27
【会場】大崎第一地域センター区民集会所 第1、第2集会室
    東京都品川区西五反田3-6-3
【評議員現在数】28名
【出席評議員】敬称略
 ・ブロック推薦評議員
   北海道ブロック:山田 三夫、盛田 徹
   東北ブロック:児山 章二
   関東ブロック:池野 進、橋口 長和
   東京支部:川端 一彦
   中部ブロック:石部 久、伴野 正志
   近畿ブロック:鈴木 博、納家 仁
   中国・四国ブロック:山橋 良治
   九州・沖縄ブロック:前田 幹雄、広塚 忠夫
 ・学識経験者評議員
   芦ア 治、伊藤 勝、上田 恵介、遠藤 孝一、曽我 千文、蓮尾 純子、松田 道生、横山 隆一
 以上21名
【欠席評議員(委任状提出あり)】敬称略
 ・ブロック推薦評議員
   東北ブロック:伊藤 信義
   中国・四国ブロック:丸山 健司
 ・学識経験者評議員
   安藤 正治、川村 研治、国松 俊英、中村 桂子、樋口 隆 昌
 以上7名
【出席執行役員】敬称略
  柳生 博、佐藤 仁志、鈴木 君子、吉田 新  以上4名
【出席監事】敬称略
  伊藤 直人、高松 健比古  以上2名
【傍聴】敬称略
  日比野 政彦(理事)、西村 眞一(理事)、 小室 智幸(理事)、藤掛 保司(埼玉県支部)、阿瀬 誠一郎(和歌山県支部)  以上5名
【事務局】
飯塚利一(事務局長)、安西英明(主席研究員)、小林豊(会員室長)、小林篤六(普及室長)、葉山政治(サンクチュアリ室長 兼 自然保護室長)、古南幸弘(自然保護室長代理)、富岡辰先(サンクチュアリ室長代理)、岩下路子(総務室長代理)、五十嵐真(総務室総務グループチーフ)、奥田秋穂(総務室経理人事グループチーフ)、田中綾(総務室総務グループ)、小川富由美(総務室総務グループ)、横田智(総務室経理人事グループ)、渡辺順子(総務室経理人事グループ)/以上14名
出席者合計46名

14:30 開会
 飯塚利一事務局長より、評議員現在数28名のうち、委任状を含め28名の出席を得て、寄附行為第32条第6項および第27条に基づき、本評議員会成立の旨の報告があった。

会長挨拶 
 柳生博会長より、創立75周年記念事業の取組み状況に関する報告と挨拶があった。

傍聴者承認 
 松田道生議長より、傍聴希望者の紹介があり、本評議員会の傍聴が承認された。

議事日程承認
 遠藤孝一幹事会代表幹事より、5月23日に幹事会を開催して本評議員会の議事等について審議したこと、本日の議事にかかる概ねの時間配分案が示され、異議なく了承された。

会務報告
 鈴木君子専務理事より、最近の事業に関する取り組み状況及び財政状況等、一連の会務報告があった。

議事録署名人選出
 寄附行為第32条第6項および第30条に基づき、鈴木博評議員と横山隆一評議員を議事録署名人として選出した。

●議案審議
第1号議案 平成20年度事業報告及び決算案の同意の件
 飯塚事務局長および各室長より平成20年度事業報告(案)の概要について、岩下路子総務室長代理より、平成20年度決算(案)について内容説明があり、当期収支差額はほぼ収支均衡であること、収入面では寄付金収入と補助金収入は目標値を達成しているがその他収入は未達成であること、支出面では管理費の給与手当支出がマイナスとなり、大口寄付3000万円のうち1000万円を平成20年度に使ったこと等の説明があった。

 続いて、伊藤直人監事より、高松健比古監事と共に監査を実施し会計処理等適正であったこと、未曾有の経済危機対策として財政改善策の立案、事業を効果的に進める方法の検討、職場環境の改善の3点が必要である旨の監査報告があった。

 橋口長和評議員より、中期事業計画策定に向けて策定責任者等をはっきりさせておいた方が良いとの意見、石部久評議員より、財団事務局と支部との交流のため積極的に職員を出張させてほしいとの意見があった。また、川端一彦評議員より職員採用に関する質問、曽我千文評議員よりレンジャー養成講座の収支に関する質問があった。

 以上の審議をふまえ、第1号議案は同意された。

第2号議案 「定款の変更の案(骨子案)」承認の件
 五十嵐真総務室総務グループチーフより、新制度に対応して現『寄附行為』を『定款』に変更する必要があり、内閣府が示す「『定款の変更の案』作成の案内」等を参考に公益認定を得られるよう変更作業を進めていること、今回は骨子案として重要項目に関する変更方針を示し承認を得たいこと、最終的な『定款の変更の案』に関する審議、承認は平成22年3月頃開催の評議員会を予定していること等の説明があった。

 広塚忠夫評議員より、支部名称変更に関する内閣府とのやり取りおよび新制度対応後の財団と連携団体間の会費の流れについて質問があり、佐藤仁志副会長より、5月22日付文書による変更後の支部名称については、環境省経由で内閣府の承認をいただいたものであり今後変更される可能性はないこと、会費の流れは従来と何ら変更はないこと等の回答があった。

 橋口評議員より、名称変更に関する動向を見極めるため、公益認定申請時期を遅らせて2011年4月頃としてはどうかとの意見があり、佐藤副会長より、参考資料として配布した「連携団体規約」にもある通り、財団が公益認定された後に、支部名称を変更する「連携団体規約」は発効すること、現段階ではスケジュール変更の予定はない旨の回答があった。

 以上の審議をふまえ、第2号議案は同意された。

第3号議案 「評議員選定委員会」委員選出の件
 五十嵐総務室総務グループチーフより、委員構成は内閣府が示す基準を参考に、評議員より1人、監事より1人、事務局員より1人、会員より2人、外部委員を3人としたいこと、理事会および評議員会が「選定委員会」に対して評議員候補者の推薦を行うことができること、評議員枠1人及び会員枠2人を本日の評議員会にて選出いただきたいこと、また会員枠2人については理事会から評議員会に対して選出を付託されたこと等説明があった。

 続いて、遠藤代表幹事より、5月23日開催の幹事会における検討結果として、評議員枠1人には松田道生評議員会議長を推薦すること、会員枠2人には支部を代表する方で、東京を境に 北の地域から1人、南の地域から1人選出することとした旨の説明があった。

 ここで、松田議長より川端副議長へ議長役を交代した上で、松田議長を評議員枠1人の選定委員とすることについて、賛否を問い異議なく承認された。

 続いて、会員2人については立候補者がなく、遠藤代表幹事より山田三夫評議員と前田幹雄評議員を推薦する旨の提案があり、これについて賛否を問い異議なく承認された。

 納家仁評議員より、外部委員枠3人の選出について質問があり、佐藤副会長より、今後臨時理事会を開催し決定するとの回答があった。

 以上をふまえ、第3号議案は承認された。

●報告事項
1.『Strix』について
 葉山政治自然保護室長より、休刊中の『Strix』について、上田恵介評議員の協力を得て復刊する運びとなったこと、日程として今年度中に復刊する旨の広報を行い、次年度中に復刊する 予定であるとの報告が資料に基づきあった。

 上田評議員より、鳥類研究者の裾野を広げる媒体として復活させていきたい旨のご挨拶があった。

●質問・意見交換等
 川端評議員より、新型インフルエンザの流行を受け探鳥会における対策について情報共有を したい旨の提案があり、鈴木評議員、納家評議員、橋口評議員よりそれぞれの支部における対策について報告があった。

 盛田徹評議員より、支部名称の変更及び会費徴収に関する質問があり、佐藤副会長より、会費の収受業務は財団と支部間で結ぶ覚書に基づき財団が代行しており、公益法人制度改革と直接関係はないこと、支部名称の変更は財団が公益認定申請を予定する2010年6月頃までには、支部による変更をお願いしたい旨の回答があった。

 以上により、16時27分、平成21年度第1回評議員会(定例)(第43回)は終了した。

 上記の審議を明確にするため、この議事録を作成し、議長および議事録署名人の名において 署名、捺印する。

平成21年9月 17日
財団法人 日本野鳥の会
  評議員会議長 評議員  松田 道生
  議事録署名人 評議員  鈴木 博
  議事録署名人 評議員  横山 隆一


事務局からのお知らせなど

サンクチュアリ室より

■カンムリウミスズメPJ 伊豆東岸を調査するも発見できず■

 静岡県伊豆半島東海岸での目撃情報や観察記録を踏まえ、9月は調査船をチャーターして伊豆半島東岸を調査しました。しかし、6時間航海して探しましたが、残念ながら発見できませんでした。
 三宅島−東京の定期航路も調査しましたが、こちらも発見できずです。
今回の詳細は、下記のとおりです。

●繁殖地での調査
9月は行ってない。

●洋上の個体数調査
(1)伊豆半島東海岸
海域:静岡県伊東市川奈崎沖から同東伊豆町稲取沖の海域
方法:クジラウォッチング船「光海丸」をチャーターして洋上のカンムリウミスズメを目視で探す
調査員:会員室長小林、会員室内藤、普及室山本
期日と結果:
9月15日
  9:38 伊東市富戸港出港
 10:41 川奈崎沖
 12:40 稲取沖
 15:44 富戸港帰港
  観察できず

(2)定期航路
海域:三宅島〜東京の定期航路に沿う海域
方法:東海汽船の定期船のデッキより洋上のカンムリウミスズメを目視で探す
調査員:アカコッコ館チーフレンジャー篠木、会員室長小林
期日と結果:9月28日 14:23〜16:30 観察できず(伊豆大島東方沖で打ち切り)

(会員室長/小林豊)

普及室より

■ご活用ください! 小冊子 「カンムリウミスズメの海をまもろう!」■

 前月号支部ネット通信のプレスリリース情報でもお知らせしましたが、この度、カンムリウミスズメがくらす環境やその生態をより多くの方々に知っていただき保護の重要性を広く普及するため、小冊子「カンムリウミスズメの海をまもろう!」を2万部作成し、無償配布を開始しました。
 本冊子では、カンムリウミスズメの生態を親しみやすいイラストで紹介するとともに、彼らが危機的な状況にあり、今まさに保護が必要であることをわかりやすく紹介しています。イラストは、バードメイトでおなじみの関口尚さんに描いていただきました。
 各支部の事務局に先日冊子のサンプルをお送りましたので、ご一読ください。当会の活動を普及するツールとして、特に会員でない一般の方にも当会のカンムリウミスズメを守る取り組みを知っていただけるよう、ぜひご活用ください。講座やイベントでまとまった部数ご入用の場合や、近隣の自然関連の施設などで設置・配布にご協力いただける場合は、普及室・担当掛下までお知らせください。
【仕様】新書判、24ページ、一部フルカラーの2色刷り
※本冊子は、日本財団の助成金ならびに三菱製紙株式会社からの用紙提供を受け作成しています。

●本件についてのお問い合わせ、冊子のお申し込み
普及室普及教育グループ 担当:掛下(かけした)
TEL:03-5436-2622 FAX:03-5436-2635 E-mail:[email protected]
(※なお、10部以上ご希望の場合には、冊子送料を着払いでご負担いただきますことをご了承ください。)

(普及室/掛下 尚一郎)

総務室より

■支部に関するご変更のお知らせ■

  下記の通りご変更がありましたので、お知らせいたします。

●旧軽井沢支部
 7月の総会にて名称が変更され、支部長を「代表」、支部報を「会報」と呼ぶことになり、新たに代表も選出されました。
   【新名称】 日本野鳥の会軽井沢
   【代表】 高橋 光治 (敬称略)
 なお、支部専用事務所は閉鎖となりました。ご連絡の際は、毎年各支部へお送りしている共有名簿に“緊急時内部連絡用”のご連絡先が掲載されていますので、そちらをご参照ください。今後ご変更となる場合は、後日あらためてお知らせいたします。

●静岡支部事務局
 9月12日をもって専用事務所が閉鎖となりました。今後は個人宅となりますので詳細は掲載いたしません。お電話のみ、支部専用回線を別途引いておられますので、ご案内いたします。
【新しい電話番号】054−366−7021(支部専用回線)
郵便物などをお送りになる際は下記担当へご相談ください。
(担当)総務室総務グループ
  TEL:03-5436-2620
  FAX:03-5436-2635
  [email protected]

(総務室/田中綾)

■支部長、支部事務局に関する各種変更のご連絡について■

 支部長や支部事務局等にご変更があった際のお願いです。総務室では、一般の方からの各種 お問い合わせや支部の方とのご連絡のために、支部長・支部事務局・役員の名簿を作成しています。本名簿は、支部長、理事・監事・評議員の皆様に年1回最新版をお送りしており、次回送付までのご変更は支部ネット通信にてお知らせしております。ご変更がありました際はお早めに、下記総務室総務グループまでご一報ください。
(変更のご連絡はこちらまで)
  総務室総務グループ TEL:03-5436-2620/FAX:03-5436-2635/[email protected]

(総務室/五十嵐 真)

「支部報とりまとめ発送」次回日程のご案内

 次回支部報取りまとめ発送は11月10日(火)となりました。支部報は下記の要領でお送りください。(取りまとめ発送の詳細については、支部ネット通信2008年4月号をご覧ください。)
送付期日:2009年11月9日(月)必着
送付部数:110部
 ※東京支部は130部、お願いいたします。
 ※神奈川支部、埼玉県支部、奥多摩支部、千葉県支部は120部、お願いいたします。
 ※ご事情により必要部数に満たない場合は、総務室にて発送先を調整させていただきます。
送付先:〒141-0031
  東京都品川区西五反田3-9-23丸和ビル
  (財)日本野鳥の会総務室 支部報担当
本件に関するお問い合せ:03-5436-2620 総務室 田中

(総務室/田中綾)

会員室より

■会員数■

●10月1日会員数41,113人(対前月-111人)

 会員数は先月に比べ111人減少しました。
 9月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より149人少なくなっています。会員の増減は、入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。9月の入会者数は50人で、前年同月の入会者数137人に比べ87人減少しました。
 また、9月の退会者数は199人で、前年同月の退会者数 241人に比べ42 人減少となりました。

※会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活する方がいらっしゃるため、退会者数の年度累計は、実際の退会者数とはずれた数字となります。このため、退会者数合計については年度末の集計後にお知らせいたします。

●都道府県および支部別会員数
 野鳥誌贈呈者数を除いた数を掲載します。


備考:その他は海外在住の会員を示します。

備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。

(会員室/沖山展子)

■支部ネット担当より

●メール配信をご利用ください
 本通信はメール版も発行しており、支部単位で2アドレスまで送付先をご指定いただけます。印刷版では送付部数が限られますが、メール版ですと幹事さんがたくさんいても簡単に転送でき、情報共有に便利とお思います。
 転送の範囲は、特に定めていません。一般の会員さんにはお届けしていない通信ですが、お見せできないものではありませんので、転送の範囲は各支部にお任せしております。実際、一般会員が参加されているメーリングリストに転送さている支部もございます。
 メール配信のお申し込み、お問い合わせは末尾のメールアドレスまでお願いします。

(会員室長/小林豊)

支部ネット通信 第67号
◆発行
財団法人日本野鳥の会  2009年10月16日
◆担当
会員室
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23
丸和ビル
TEL:03-5436-2632
FAX:03-5436-2635
E-mail:[email protected]