No.71 2010年2月号


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目次 ■支部の動き
 支部報保護・調査記事関連トピックス
■事務局からのお知らせなど
 ヒナを拾わないで!!キャンペーンご協力を
 ボランティア・プログラム“グリーン・ホリデー”募集
 次回評議員会の日程
 「支部報とりまとめ発送」次回日程のご案内
 支部長交代のお知らせ
 会員数

支部の動き

■支部報保護・調査記事関連トピックス■

 本記事は日本野鳥の会本部に送付されてきている各地の支部報から抽出して作成し、調査・保護に関心がある野鳥の会内部の方へ配信しております。
 本記事の一部又は全部を不特定多数が見る可能性があるところへ公開される場合は、各支部の了承を事前に得て下さい。記事は筆者の意向に反しないように、取り扱いをお願いします。

○支部報保護・調査記事関連トピックスNO.497

●2009/11 オホーツク
・森林について Vol.10 
●2009/12 軽井沢
・ライチョウ会議参加報告
●2009/11 奥多摩
・2009年秋多摩タカの渡り観察 
・みんなの川原ですが 
●2009/12 南富士
・オオセッカ 
●2009/12 愛知県
・藤前干潟ふれあいデー開催される 
・愛知県学生科学賞最優秀賞を受賞
●2009/12 徳島県
・ソウシチョウ繁殖 
・モニタリングサイト1000シギ・チドリ類調査交流会 
●2009/12 高知
・2009秋タカの渡り観察記録
●2009/12 筑後
・有明海水鳥調査報告

●2009/11 オホーツク
・森林について Vol.10
 紅葉の色づきは黄、赤の2タイプがある。葉には光合成するための葉緑素が多く、黄色のカロチノイドは少ない。温度が下がり、光合成が低下すると、葉緑素が必要とする窒素は幹や根に回され、葉緑素は分解、結果的に黄色が残る。赤くなる方は秋に葉を落とす準備で、葉柄の付け根に離層ができ、光合成でできた糖分が茎にいかず、アントシアニンという赤い色素が葉に貯まる。この色素が作れない樹木も多い。何故その色素を貯めるのか不明。ハンノキやニセアカシア等の豆科は紅葉せず、葉緑素が必要とした窒素を菌根菌に回し、その樹木が使える窒素化合物を受け取り、菌と共生し葉は緑のまま枯れる。
(オホーツク「ばあどこおる」NO.270,P2〜3)

●2009/12 軽井沢
・ライチョウ会議参加報告 
 11/2、3、東京で第10回ライチョウ会議が開催された。信州大学の中村浩志教授は日本のライチョウは83年、3,000羽弱が現在は約1,700羽と推定され、その原因は野生動物の高山帯への侵入や地球温暖化であるという。シカは温暖化で餌資源の植物が多くなった、雪が少なくなった、ハンターが減った、農村から人が減った等で増加した。高山植物はシカに食べられており、最近は、バイケイソウやマルバダケブキの毒草まで食べだした。北岳ではライチョウが生息するキタダケソウが咲く地域まであと数百mまでシカが来ている。
(軽井沢「野鳥軽井沢」NO.320,P3〜4)

●2009/11 奥多摩
・2009年秋多摩タカの渡り観察
 9/21〜10/4、梅の公園、友田、羽村の3個所を延べ366名で観察した。合計でサシバ1,779、ハチクマ84で、ピークは9/24のサシバ826、ハチクマ21、10/4のサシバ654、ハチクマ17であった。ピークの日は8時頃の気温20℃前後が1時間に1℃上昇し、上昇気流が発生した。
(奥多摩「多摩の鳥」NO.191,P2)

・みんなの川原ですが
 羽村堰下ヨシ原保全活動をしている。8月ガビチョウの営巣で活動休止したが、近くの広場には何百とレクレーションする人が入り、カワラノギクはシートの下で潰されたり、抜かれたり。彼らは川原の使用許可を取っても、「多摩川河川管理計画」での情操空間:自然環境を保護し情操観念を育成する場所と認識していない。川原はみんなの場所、その利用には気遣いが欲しい。
(奥多摩「多摩の鳥」NO.191,P8)

●2009/12 南富士
・オオセッカ 
 全国で生息数が1,000羽程度と推定される貴重な鳥である。先日浮島沼でオオセッカを捕獲、標識した。その個体は尾羽が通常の12枚が13枚もあった。標識調査ではウグイスの仲間は尾羽の枚数を数えるよう教えられている。尾羽の枚数は殆どの鳥で12枚、ウグイス、ヤブサメは例外の10枚、タシギ:14、オオジシギ:16又は18、チュウジシギ:20、ハリオシギ:26等が知られてる。
(南富士「さえずり」NO.325,P6)

●2009/12 愛知県
・藤前干潟ふれあいデー開催される 
 例年、ラムサール条約登録記念で11月開催が、今年はCOP10一年前プレイベントとして10/24、25開催された。支部はコアジサシをテーマにパネル展示、コアジサシの巣作り体験(小石で巣の形を作る)、コアジサシのカンバッチを作ってもらった。
(愛知県「愛知の野鳥」NO.274,P5)

・愛知県学生科学賞最優秀賞を受賞
 10/31、阿久比高校理科部は研究論文「コアジサシは何を指標に営巣地を選ぶか」をテーマに「第53回愛知県学生科学賞最優秀賞」を受賞した。愛知県代表として日本学生科学賞を目指す。これは日本で最も伝統のある中高校生のための科学自由研究コンテスト(読売新聞社主催)で、「科学の甲子園」とも呼ばれ、国内で最も権威のある科学賞である。
(愛知県「愛知の野鳥」NO.274,P6)

●2009/12 徳島県
・ソウシチョウ繁殖 
 ソウシチョウは80年代から籠脱けのものが繁殖し始めたとされ、最近は徳島県でも剣山周辺で定着している。9/8、剣山の標高1700m付近のお花畑のシコクブシ(トリカブト属)の地上70cmにその巣を発見し、森の管理人が撮影した。それによると、9/11:4卵、9/18:雛2、卵2、9/21:雛2、卵1、9/23:2羽巣立ちした。
(徳島県「野鳥徳島」NO.375,P2)

・モニタリングサイト1000シギ・チドリ類調査交流会
 03年から始まった新生物多様性国家戦略による環境省の「重要生態系監視地域モニタリング推進事業」の一環である。100年にわたり監視しようとする事業である。この交流会が那覇市で環境省、沖縄野鳥の会、バードリサーチの主催で開催された。シギ・チドリ類は過去20年間で全体でほぼ半減したとされる。「泡瀬干潟を守る連絡会」は泡瀬干潟埋立の公金差止めの裁判で1、2審とも勝訴し、前原沖縄担当大臣は埋立事業中断、入札中止で、事実上、埋立事業は中断された。
(徳島県「野鳥徳島」NO.375,P4〜5)

●2009/12 高知
・2009秋タカの渡り観察記録
 会員から寄せられた記録の内、数が多いものを記載する。9/25:須崎市西30km、不入山でサシバ307、9/26:高知市の西10km、城ケ森でサシバ393、10/4:佐川町虚空蔵山でサシバ697、ハチクマ13、高知市五台山でサシバ556、高知市の東30km、考える村でサシバ2,330、10/5:土佐市波介山でサシバ1,056、五台山でサシバ671、考える村でサシバ330、10/9:五台山でサシバ306、ハチクマ29、考える村でサシバ879、10/10:考える村でサシバ2,289、10/11:五台山でサシバ641、考える村でサシバ300、ハチクマ25。
(高知「しろぺん」NO.276,P2〜4)

●2009/12 筑後
・有明海水鳥調査報告 
 9/23、有明海の福岡県側を調査した。結果はシロチドリ14、ダイゼン11、ハマシギ31、アオアシシギ17、キアシシギ3、イソシギ6、ソリハシシギ85、ホウロクシギ1、カルガモ3、オナガガモ3、シマアジ10、ゴイサギ11、ダイサギ134、コサギ105、アオサギ76、アマサギ14。

(筑後「まめわり」NO.104,P10)

○支部報保護・調査記事関連トピックスNO.498

●2009/11 道南檜山
・セグロカモメは卵の上下を知っている
・オジロ・オオワシを守るため高速道路の橋にポール
・シベリアムナフオオギセッカ国内初確認 (10/10 北海道新聞)
●2009/12 山形県
・イヌワシの保護を求めて
・庄内に現れた珍客
●2009/12 郡山
・2009年度カッコウ調査報告 
●2009/12 東京
・東京下町のセイタカシギの繁殖状況 
・ハマシギ 
●2009/12 和歌山県
・渡りの時期のムシクイに注目! 
・風力発電施設への補助金交付制度の見直しを要望
●2009/12 山口県
・タカの渡り2009年秋 
●2009/12 長崎県
・第12回オシドリ調査

●2009/11 道南檜山
・セグロカモメは卵の上下を知っている 
 卵内の雛が殻をあける面は卵の上部である。産卵後10日程は卵黄は比重が小さいため、卵白の上に浮かび卵の上部にあり、抱卵時、熱が効率よく伝わる。水槽に入れると、その面を上にして沈む。親は抱卵時、胚体が卵殻に付着しないように時々、転卵する。雛は卵の向によらず、決まってこの上部に穴を開けるが何故か不明。卵の鈍端の方に空気の気室があるため、巣の中では鈍端が上を向き、尖端は下になる。親の抱卵斑が鈍端の方に片寄って当る形で抱卵する事が大切である。
(道南檜山「はちゃむ」NO.86,P6〜7)

・オジロ・オオワシを守るため高速道路の橋にポール
 10/10、北海道縦貫高速道路の八雲-落部間が開通した。遊楽部川と砂蘭部川に架かる橋の欄干に2m間隔で高さ4mの「鳥よけポール」が設置された。支部が道路公団にワシの自動車への衝突防止を要請し、実験を重ね、効果を確認し、実現した。
(道南檜山「はちゃむ」NO.86,P10)

・シベリアムナフオオギセッカ国内初確認 (10/10 北海道新聞)
 10/2、林吉彦支部長が松前町の環境省松前・白神鳥類観察ステーションで標識した鳥は、我国初記録のシベリアムナフオオギセッカと山階鳥研が今回認定した。シベリアで繁殖し、東南アジアで越冬し、藪の中で生息するため、香港、韓国で数例の記録があるのみ。
(道南檜山「はちゃむ」NO.86,P10)

●2009/12 山形県
・イヌワシの保護を求めて
 東北ブロック協議会で宮古支部よりイヌワシが風車に衝突したとみられるとの報告があった。それを受けて10/27、同協議会と本部の連名で環境省に要望書を提出した。1年前に、日本野鳥の会岩手県連絡協議会は同じような要望を出しているが、事故再発防止の動きは無かった。事故再発防止策の立案、実施、モニタリングの継続、環境省からの助言、指導を求める。風力発電立地適正化に関するマニュアルに大型野鳥の渡りルート、猛禽類の繁殖場所に建設しないよう明記すること。
(山形県「やませみ」NO.74,P2)

・庄内に現れた珍客
 09/5、鶴岡市にタンチョウ1羽が飛来し、その後7月末に酒田市で亜成鳥1が確認されたが、別個体のようである。11月、鶴岡市でこの亜成鳥が見られた。10月、飛島で国内数例記録のコノデジロムスクイが観察され、山形県では98年以来の2例目である。
(山形県「やませみ」NO.74,P3)

●2009/12 郡山
・2009年度カッコウ調査報告 
 郡山市の鳥カッコウを生徒、市民の協力を得て、15年に渡り、カウントしている。アンケート用紙1万枚で5,673枚の回答があり、内、514枚にカッコウ確認があった。カッコウの声の到達距離を300〜500mとし、市内でのカッコウの声59件、生息数はその2倍の118羽と推定した。当初の94年の188羽から減っている。
(郡山「かっこう」NO.68,P23)

●2009/12 東京
・東京下町のセイタカシギの繁殖状況
 東京湾での96年以前のセイタカシギ繁殖状況は「大都会に生きる野鳥たち」(川内博 著、地人書館)に詳しいが、最近7年間の調査結果を記す。03/5、旧中川でセイタカシギの営巣を確認し、毎年繁殖していたが、河川敷遊歩道の完成に伴い、09年の1番が最後になる可能性が高い。荒川河川敷では04年、1羽の巣立ち、09年、1組より2羽誕生、1羽巣立ち、2組は蛇に襲われ、繁殖失敗。葛西臨海公園では07年、1組より3羽巣立ち、1組は蛇で、1組は巣の水没で繁殖失敗。08年、1組は蛇で、1組は抱卵中の雄の嘴が折れ(攻撃された?)共に繁殖せず。
(東京「ユリカモメ」NO.650,P12〜13)

・ハマシギ 
 ハマシギはシギ・チドリ類としては渡りの距離は短く、赤道を越えて行く事は殆どない。70年代末まで東京湾では2万羽以上が越冬したが、現在は5千羽以下である。羽田沖の埋立が影響したと言われる。一般的にシギ・チドリはゴカイ、貝、カニ、トビムシ等の比較的大型の底生生物を採食しているとされているが、ヒメハマシギの研究では泥表面のバイオフィルムが食物の半数で、近種で形態が似ているハマシギも同様と推測される。採食方法はpecking(つつき型)、probing(さぐり型)があり、ハマシギは小型シギでは珍しく両方行う。三番瀬では今でも2〜3,000羽の群飛が見られる。
(東京「ユリカモメ」NO.650,P23)

●2009/12 和歌山県
・渡りの時期のムシクイに注目!
 04年より、日の岬に連なる所で鳥類標識調査をしている。イイジマムシクイは伊豆諸島とトカラ列島のみで繁殖する希少な鳥であるが、渡りの時期は伊豆半島、伊勢、愛媛県南部、大隅半島等に飛来する事が判明しつつある。当地でも、200羽を超えるセンダイムシクイ、エゾムシクイに混じって3羽のイイジマムシクイがこの2年間、確認された。
(和歌山県「いっぴつ啓上」NO.104,P8)

・風力発電施設への補助金交付制度の見直しを要望
 10/7、支部は賛同団体として経済産業大臣へ補助金交付制度の凍結、再検討の要望書に参加した。現在進行中の案件で、手続きでの違法行為、低周波被害、自然破壊等の問題を調査し、問題あるものは補助金採択取り消すこと。稼働中の施設で同様な問題があるものは、補助金返還を命じ、施設の撤去と現状復帰を指導すること。風力発電は出力変動が大きく、その変動をカバーするため、既存火力発電設備が非効率な運転になり、余分な燃料を使う問題が隠れている。ドイツでは風力発電施設の増加に伴い、石炭火力発電所が多く増設されている。
(和歌山県「いっぴつ啓上」NO.104,P11〜12)

●2009/12 山口県
・タカの渡り2009年秋 
 9/16〜9/30、宇部市の男山(標高228m)でタカの渡り調査をした。総数285羽で、例年の2割以下であったが、ハチクマが84%を占める。9/25、広島市で今秋最大の1,461羽に対し、当地では僅か10羽で北側5〜10kmを通過した事が、他の場所での記録で窺える。
(山口県「やまぐち野鳥だより」NO.206,P11〜13)

●2009/12 長崎県
・第12回オシドリ調査
 09/1/18、五島市を含む県下36個所で調査した。総計で1,383羽、雌雄判別できたのは♂571、♀419。数が多いのは長崎市小ケ倉ダムで224羽であった。生息環境はダム湖、溜池で河川での記録は無い。水際は常緑広葉樹の所が殆どで、ドングリも殆どの場所にある。

(長崎県「つばさ」NO.268,P6〜7)

(自然保護室ボランティア・神奈川支部/森 要)

普及室より

■ヒナを拾わないで!!キャンペーン ご協力をお願いします■

 普及室では、毎年4月〜7月末まで、巣立ちビナへの適切な対応方法を普及し、自然の仕組みや野鳥の生態を理解してもらうことを目的に、「ヒナを拾わないで!!キャンペーン」を実施しています。今年も、目標10万部のポスターを作成し、全国の公立小学校および、教育関係者、行政の鳥獣保護担当、公共施設、動物病院等への配布を計画しております。当キャンペーンは(財)日本鳥類保護連盟・NPO法人野生動物救護獣医師協会と当会の3団体共催ですすめており、今年で16回目をむかえます。支部の皆様には、ポスターの配布・掲示にご協力いただいておりますことにお礼を申し上げるとともに、本年も一層の普及の裾野を広げていけるよう、ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
 なお、このポスターの制作・配布にかかる費用は、全て法人・団体から戴いた寄付金を充てております。こちらは、一口1万円から、2月22日まで受け付けております。各支部の事務局あてに、ご案内資料をお送りいたしましたので、ご検討いただけますと幸いです。なお、ご協賛いただける際には、ポスターに支部名を掲載いたします。


≪2010年度「ヒナを拾わないで!」キャンペーン概要≫
■目的:巣立ちビナの適切な対応方法を伝えると共に、自然の仕組みや野鳥の生態への理解者を増やす。
■期間:2010年4月1日〜7月31日
■共催:(財)日本野鳥の会、(財)日本鳥類保護連盟、NPO法人野生動物救護獣医師協会
■後援: 環境省(予定)
■ポスター発行部数:10万枚以上
■配布先:学校・教育関係者、地方自治体、動物病院、ペットショップなど
■配布開始時期:2010年3月末

●この件に関するお問い合わせ、ご協賛お申込み先
 普及室 普及教育グループ 担当:林山雅子
 TEL:03-5436-2622 FAX:03-5436-2635 E-mail:[email protected]

(普及室/林山雅子)

■ボランティア・プログラム“グリーン・ホリデー”ボランティア・プログラム“グリーン・ホリデー”■

 普及室とサンクチュアリ室では、当会がすすめる野鳥とその生息環境の保全活動を、実体験を通して知ってもらいたいという想いから、2009年5月よりボランティア・プログラム“グリーン・ホリデー”を開始しました。
 2009年度は、北海道の野鳥保護区をフィールドに、年間4回の活動を通して、のべ47名がタンチョウの冬季採餌環境の整備や、将来シマフクロウが暮らせるような森づくりに取り組みました。参加者は10〜70代まで幅広い年代にわたりましたが、これまで当会の活動への参加が少なかった20〜30代の学生や会社員が多かった点が特徴的でした。参加動機には「自然の中で、他人と違った休日を楽しみたくて、気軽に参加した」といった「気軽さ」「楽しさ」があげられており、自分たちを取り巻く自然に目を向け、その保全に貢献するボランティア活動への参加が、余暇の過ごし方の一つとして選択されるようになってきていること、また、このような活動場所を求めるニーズが、若い世代にあることがわかりました。
 全体を通して参加者の満足度は高く、「様々な世代で協力しあって活動でき、日頃できない体験がたくさんできた」「日本野鳥の会が長期的な視点で保全活動に取り組んでいることがわかった」との感想が聞かれ、9割以上がリピート参加を希望しました(アンケートより)。若い世代から、活動への理解と共感を得られたことは、将来の自然保護活動を支える担い手を増やす、大きな一歩になりました。
 2010年は、5月のゴールデン・ウィークより、根室市内の野鳥保護区、鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ、鴨池自然観察館をフィールドに、高校生以上の一般対象に3回、親子対象に1回の計4回の活動を計画しております。案内パンフレットができあがりましたら、各支部にもお送りしますので、告知にご協力いただけますと幸いです。

●詳細はホームページ:
http://www.wbsj.org/event/greenholiday.html
●この件に関するお問い合わせ:

  (財)日本野鳥の会 普及室(岡本・谷川)TEL:03-5436-2622

(普及室/岡本裕子)

総務室より

■次回評議員会の日程■

 日程や場所、主な議題をお知らせいたします。既に関係各位へは開催案内を郵送しております。

●平成21年度第2回評議員会(定例)
日時:2010年3月13日(土)
   受付13:30〜、会議14:00〜17:00
場所:大崎第二地域センター・区民集会所
   TEL 03-3492-2000
   〒141-0032 品川区大崎2-9-4
     大崎ウエストシティタワーズ貢献施設棟
    (JR山手線大崎駅 新西口より徒歩3分)
議題:平成22年度事業計画及び収支予算案の同意、定款変更案の承認ほか

(総務室/田中 綾)

■「支部報とりまとめ発送」次回日程のご案内■

 次回の支部報取りまとめ発送は、3月9日(火)となりました。支部報は下記要領にてお送りください。(取りまとめ発送の詳細については、支部ネット通信2009年4月号をご覧ください。)


送付〆切:3月8日(月)必着
送付部数:110部
 ※東京支部は130部、お願いいたします。
 ※神奈川支部、埼玉県支部、奥多摩支部、千葉県支部は120部、お願いいたします。
 ※ご事情により必要部数に満たない場合は総務室で発送先を調整させていただきます。
送付先:〒141-0031
 東京都品川区西五反田3-9-23丸和ビル3F
 (財)日本野鳥の会総務室 支部報担当
本件に関するお問い合せ:
 03-5436-2620 総務室 田中

(総務室/田中 綾)

■支部長交代のお知らせ■

 下記の通りご連絡を頂きましたので、お知らせいたします。(敬称略)

●福島県相双支部 支部長
 【新】 白瀬 豊 (2009年4月より)
 【旧】 新妻 徳善

(総務室/田中 綾)

会員室より

■オホーツク支部の会費額変更■

 オホーツク支部の年会費が2,000円から1,500円へ変更となります。変更は平成22年4月から入会ご希望の方から対象となります。またご継続の方で、会員期間の始まりが4月からの方へは、順次『会費自動引落としのお知らせ』および『会員継続のお願い』への記載金額を変更してお届けします。どうぞよろしくお願いいたします。

(会員室/沖山展子)

■会員数■

●2月1日会員数41,533人(対前月-114人 )

 会員数は先月に比べ114人減少しました。
 1月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数よ156人少なくなっています。会員の増減は、入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。
 1月の入会者数は133人で、前年同月の入会者184人に比べ51人減少しました。また、1月の退会者数は289人で、前年同月の退会者数323人に比べ34人減少となりました。

※会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活する方がいらっしゃるため、退会者数の年度累計は、実際の退会者数とはずれた数字となります。このため、退会者数合計については年度末の集計後にお知らせいたします。

●都道府県および支部別会員数
 野鳥誌贈呈者数を除いた数を掲載します。


備考:その他は海外在住の会員を示します。

備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。

(会員室/沖山展子)

■支部ネット担当より

 本通信のバックナンバーは、インターネットからご覧いただけます。URLは以下のとおりです。
http://www.wbsj.org/info/shibu/net/index_2010.html


 本通信はメール版も発行しており、支部単位で2アドレスまで送付先をご指定いただけます。印刷版では送付部数が限られますが、メール版ですと幹事さんがたくさんいても簡単に転送でき、情報共有に便利と思います。
 メール配信のお申し込み、お問い合わせは末尾のメールアドレスまでお願いします。

(会員室長/小林豊)

支部ネット通信 第71号
◆発行
財団法人日本野鳥の会  2010年2月19日
◆担当
会員室
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23
丸和ビル
TEL:03-5436-2632
FAX:03-5436-2635
E-mail:[email protected]