No.78 2010年9月号


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目次 ■支部の動き
 支部報保護・調査記事関連トピックス
■事務局からのお知らせなど
 全国野鳥密猟問題シンポジウム掲載のお願い
 オリジナル野鳥カレンダー販売開始
 支部卸販売をご利用ください
 ディアゴスティーニの「観察地ガイド」に協力
 共有名簿の訂正
 支部名称等変更のお知らせ
 支部名称変更に関するお願い
 会員数

支部の動き

■支部報保護・調査記事関連トピックス■

 本記事は日本野鳥の会へ送付されてきている各地の支部報/会報から抽出して作成し、調査・保護に関心がある方へ配信しております。本記事の一部又は全部を不特定多数が見る可能性があるところへ公開される場合は、各支部/各会の了承を事前に得て下さい。記事は筆者の意向に反しないように、取り扱いをお願いします。

○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.525

●2010/7 札幌
・銭函風力発電事業に対する要望書
・野鳥と風力発電
・伊達ウィンドファーム事業への取り組み
・野鳥が衝突してからでは遅い
・風力発電に対するこれまでの対応
・モニタリング全国の森林・草原の鳥類調査
●2010/7 福岡
・撮影マナーの呼びかけ
・宗像市沖ノ島鳥類調査
●2010/7 宮崎県
・御池野鳥の森コア部分を立入禁止に
・コアジサシ野良猫対策
・コシジロヤマドリ調査報告
・ツバメの塒入り行動 

●2010/7 札幌
・銭函風力発電事業に対する要望書
 小樽市銭函海岸に2千KW級風力発電を20基建設する計画が出ている。3月、本部、小樽、札幌支部の連名で鞄本風力発電へ要望書を出した。北海道ブロック協議会でも各地区での風力発電計画を問題視してきた。本格的な環境調査もせず、次々と建設されている。
(札幌「カッコウ」NO.324,P4)
・野鳥と風力発電
 現在の国内の導入実績は約2百万KW、1500基で、政府は2020年までに2000KW風車で約5700基の新規導入を目指している。風力発電が起す環境問題は景観の破壊、森林等の破壊、騒音被害、鳥への被害等である。06年より本部は野鳥との問題に取り組み、毎年、現地視察、要望書提出、シンポジウムを開催している。資料集:野鳥と風車、野鳥と風力発電ワークショップ資料集、再生可能エネルギーが生物の多様性に及ぼす影響、風力発電が鳥類に及ぼす影響の調査マニュアル。今年度から政府は洋上風力発電の技術研究を始め、当会職員がNEDO主催の洋上風力発電技術研究開発委員会に委員として参加している。
(札幌「カッコウ」NO.324,P5〜7)
・伊達ウィンドファーム事業への取り組み
 07/3、3000KW級風車10基を室蘭市と伊達市境界に設ける計画が発表された。要望書を出し、5月に関係5者で、第1回懇談会が開かれた。噴火湾渡り鳥研究会は専門家による委員会設置を求め、支部も環境影響評価する機関設置を求めた。法的な縛りが無いため、一時紛糾したが、環境調査結果を考量するとして、気象協会、当支部、渡り鳥研究会の三者で12月まで野鳥調査した。ワシタカの主渡りルートから外れていたが、小鳥の渡りルートであるため、風車位置の変更を求めた。08年、経済的理由で事業者は撤退し、09年、別の事業者が引き継ぎ、2000KW級5基の計画になった。機敏に対応するため正確な科学的データが必要である。
(札幌「カッコウ」NO.324,P8)
・野鳥が衝突してからでは遅い
 支部活動は汐首岬に予定されている風車建設に05年、意見書提出から始まる。支部は同地で野鳥調査を実施し、評価委員会ができても、「社会的な利益」と「自然環境への影響」を総合的に判断するとして、風車建設は不適の結論が出ない。野鳥調査をしても結局「総合判断」、「費用対効果」等の言葉でバードストライクは仕方がないになってしまう。
(札幌「カッコウ」NO.324,P9)
・風力発電に対するこれまでの対応
 現在、根室市では4個所で11基の風車が稼働している。根室市の指導要綱では建設に当っては環境保護団体への事前説明を求めているが、事前協議では建設業者に協議を実施したとのお墨付きを与えたに過ぎない。当会は今後、調査実施、バードストライク事故防止条例制定を要望し、地域住民へ問題点を分かり易く発信していく。
(札幌「カッコウ」NO.324,P10)
・モニタリング全国の森林・草原の鳥類調査
 環境省からの受託事業、モニタリングサイト1000で、当会が運営する「森林・草原・一般サイト」は全国422個所に設置されている。調査手法の研修、成果報告が毎年、全国5、6個所で実施されている。初めて調査してみたい方の受講は歓迎で、この調査方法は一般的な鳥類調査にも使用できる。
(札幌「カッコウ」NO.324,P11)
●2010/7 福岡
・撮影マナーの呼びかけ
 展示会で明らかにフラッシュを焚いて撮影したと思われるアオバズクの写真が入賞した。当人はフラッシュを使っても毎年来るよと悪びれた様子は無い。このような写真は審査の対象外にするよう申し入れた。朝日新聞でも同じような写真が載り、問題指摘に対して、全く無視された。しつこくメディア等に働きかけが必要である。
(福岡「野鳥だより・ふくおか」NO.369,P10)
・宗像市沖ノ島鳥類調査
 当会は福岡県レッドデータブック作成の鳥類分科会として、6月に沖ノ島でオオミズナギドリ、リュウキュウコノハズク、ウチヤマセンニュウを調査した。オオミズナギドリは推定20万羽とされていたが、それに達せず数万羽と思われる。リュウキュウコノハズクは鹿児島県トカラ列島が北限地とされ、男女群島で生息の可能性があり、沖ノ島では鳴声が確認されている。ウチヤマセンニュウは博多湾、玄界灘の島で生息が確認されており、沖ノ島では数番が生息と思われる。(続く)
(福岡「野鳥だより・ふくおか」NO.369,P15〜16)
●2010/7 宮崎県
・御池野鳥の森コア部分を立入禁止に
 ヤイロチョウの繁殖時期を迎え、今年は2羽の渡来を確認した同森では、森林管理署、環境省、宮崎県の3者が繁殖地の林道を6/8〜8/31、立入禁止にした。支部が主張してきていた事が実現し、観察員の指導がし易くなった。人以外にシカの食害対策も必要になっている。
(宮崎県「野鳥だよりみやざき」NO.220,P2〜4)
・コアジサシ野良猫対策
 串間市の福島港で繁殖するコアジサシに対し、保護地域の期間占有(4/26〜8/31)を申請し、草刈り、ゴミ拾い、ロープ張り、看板設置を地元で実施してきた。昨年は150羽のコアジサシが飛来し、32羽が孵化したが、巣立ち確認は1羽、巣の放棄42個所、野良猫3匹の犠牲になった。今年は県が網を購入し、 地元で猫防除網を張った。今年は餌のキビナゴが少なく、コアジサシは少ない。宮崎県はヤイロチョウとコアジサシを県の希少野生動物に指定し、保護に力を入れている。
(宮崎県「野鳥だよりみやざき」NO.220,P5〜6)
・コシジロヤマドリ調査報告
 H21年度実施の県委託の県鳥・コシジロヤマドリの生息調査の報告書を3月に提出した。目撃が多いのは宮崎県南部、中西部であり、目撃情報より1km2の生息数は約2.7羽、森林面積をかけて県全体で10,626羽と推定した。前回H12年より約800羽増加となった。これには捕獲禁止条例が大きいとされる。北緯32°20′付近以南にコシジロヤマドリが、以北はアカヤマドリが多く、コシジロヤマドリが県北でも報告され、生息地拡大が注目される。
(宮崎県「野鳥だよりみやざき」NO.220,P14〜15)
・ツバメの塒入り行動明
 宮崎空港北西部の調整池のヨシ原でツバメの集団塒入りを見る。高空旋回していた群がだんだんと低空飛行に移り、5分間程反復飛行を繰り返し、ポトッ、ポトッと落ちるように次々にヨシ原に降下する。この様子は8月末〜9月初めがピークで10月末まで見られる。
(宮崎県「野鳥だよりみやざき」NO.220,P19)

○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.526

●2010/7-8 宮城
・2010年春シギチドリ類調査報告
・環境と鳥の関わり(交通路)
●2010/7-8 群馬
・ハヤブサ餌動物の月別変化
・レース鳩
・お気に入りの野鳥図鑑
●2010/8 東京
・三番瀬は今
・新しい東京都産の鳥の記録
・オジロトウネン
●2010/7-8 愛媛
・ハシボソミズナギドリ漂着 (愛媛新聞)
・干潟・湿地を守る日2010in愛媛
●2010/7-8 島根
・2010春シギ・チドリの渡り

●2010/7-8 宮城
・2010年春シギチドリ類調査報告
 最大羽数と記録日は、伊豆沼・内沼でケリ6(4/25)、ホウロクシギ1(4/18)等。蕪栗沼でツルシギ36(4/25)、エリマキシギ2(4/25)、セイタカシギ5(4/25)等。石巻海岸でハマシギ291+(5/2)、メダイチドリ100+(4/30)、ミユビシギ10(4/10)等。蒲生海岸でキアシシギ24(5/9)等。大沼でハマシギ148(4/29)、オオソリハシシギ9(4/29)等。全体で22種のシギチを確認した。
(宮城「雁」NO.242,P18)
・環境と鳥の関わり(交通路)
 車が通行する砂利道、舗装道路、高速道路、及び鉄道等の環境を使っている鳥を14,000件の会の鳥のデータから抽出した。323件、26科54種の記録がある。この環境には排水路、電柱、電線が併設されている。内訳はカラス3種で21%、セキレイ類は3種で16%、ハクセキレイが多い。スズメは11%、ホオジロ類は5種で10%、ホオジロが多く、ソングポストとして利用している。ワシタカは4種(トビとノスリが多く、チョウゲンボウとハヤブサ)が餌取りの監視場所として利用している。
(宮城「雁」NO.242,P21)
●2010/7-8 群馬
・ハヤブサ餌動物の月別変化
 98/5、高崎市役所の高層ビル(21階、103m)が開庁し、翌年4月にハヤブサが飛来した。03/10〜04/4、市役所周囲で落下羽毛を拾得し、ハヤブサの餌となる野鳥を調べた。確認された数は、キジバト32、季節に関係なく最も多く捕食された。ドバトは15、多くは上空高く飛翔するレース鳩で、足輪がついている。アオバトは8、10月に多く、秋に高崎市街地を渡っていくと想像される。その他、コガモ1(4月)、イカルチドリ4(2〜4月)、オオコノハズク1(10月)、ヒヨドリ1(3月)、ツグミ2、コムクドリ1(4月)等であった。
(群馬「野の鳥」NO.300,P3〜4)
・レース鳩
 レース鳩は数種の鳩を交配し、帰巣性に優れたものを通信用に改良したため、羽色は変化が大きい。鳩レースは欧州貴族の趣味から始まり、飼主はドバトとは明確に区別し、脚輪には生年、生誕地、個体番号が登録され、屋外に出るため、各種ワクチン接種が義務付られる。餌があれば一年中繁殖し、抱卵18日で孵化、孵化後25〜28日で巣立つ。孵化後2箇月で鳩舎を覚えさせ、3箇月で帰舎訓練が始まる。6箇月で300qまで距離が延び、レースは秋に100q刻みで500q、春は1000qにもなる。レース参加鳩に記録用チップが装着され、鳩舎に戻った時刻が記録され、その速度で序列が決まる。優勝は70q/h以上である。年間、孵化数の約2割が失踪し、多くは猛禽類のよる被害と思われ、パニックで電線に掛かると、すぐカラスにもやられる。
(群馬「野の鳥」NO.300,P5〜6)
・お気に入りの野鳥図鑑
 野鳥の会が発行している図鑑は「フィールドガイド日本の野鳥増補改訂版」614種掲載。「野鳥観察ハンディ図鑑 新山野の鳥」157種、「同上の新水辺の鳥」150種。「見る読むわかる野鳥図鑑」初心者にポイントを押え説明できる。各社から出ているものは「ひと目で見分ける287種 野鳥ポケット図鑑」「わかる図鑑B 野山の鳥」130種。「鳴き声と羽でわかる野鳥図鑑」144種、声はQRコードを使用し、携帯で聞ける。「増補改訂フィールドベスト図鑑8 日本の野鳥」370種。「野鳥 しぐさでわかる身近な野鳥」46種、66種の声(CD)。
(群馬「野の鳥」NO.300,P7)
●2010/8 東京
・三番瀬は今
 今冬〜春、三番瀬にはシギチが20種、計4千羽余りが越冬、飛来した(ハマシギ2,600、ミユビシギ300、オオソリハシシギ200、キョウジョシギ225等、ソリハシセイタカシギも2羽)。谷津干潟はラムサール条約登録地で、三番瀬はその40倍の広さ1800haもあり、スズガモ、アジサシ等の我国一番の渡来地であるが、同登録地になっていない。市川市は人工干潟を造ろうとしており、行徳漁協は登録はメリット無しで拒否し、「三番瀬を守る署名ネットワーク、三番瀬のラムサール条約登録を実現する会」は賛同が得られている船橋市側を2012年に先行して登録する運動をしている。全国では73〜83年のシギチの個体数は99〜03年には半減している。
(東京「ユリカモメ」NO.658,P3)
・新しい東京都産の鳥の記録
 未発表の都内の記録をここで公表する。バライロムクドリ(モモイロハッカ)が94/11、葛西臨海公園で観察、撮影されていた。07/9、同公園でヒメシロハラミズナギドリを観察、撮影されていた。08/11、同公園でヒメハジロを観察、撮影。何れも東京都初記録となる。東京都初記録の要件は標本があり、その所在が確認できること、同定可能な写真や録音があり、その所在が確認できること、日本鳥学会誌、山階鳥類研究所報、野鳥誌、ユリカモメ等に詳しく報告していること、ネットで発表時は、印刷したものが多方面に配布されていること、野外観察のみの時は、複数の観察者の確認があること。
(東京「ユリカモメ」NO.658,P14〜15)
・オジロトウネン
 本種の幼鳥の背、肩羽、雨覆、三列風切には淡色の羽縁の少し内側にサブターミナルバンドと呼ばれ黒線が見られる。他のシギチの幼鳥にも見られるが、本種とコオバシギで綺麗に見える。本種は通常4個の卵を産んだ♀はその後は♂に任せ、自分は別の♂と番になり、新たに産卵し、この分は♀が抱卵、育雛する二重巣卵体制をとる。これはミユビシギ、ヨーロッパトウネンでも見られ、極地の短い夏を有効に使うための適応であろう。
(東京「ユリカモメ」NO.658,P23)
●2010/7-8 愛媛
・ハシボソミズナギドリ漂着 (愛媛新聞)
 5/21、伊方町の宇和海沿岸に約150羽のハシボソミズナギドリの死体が漂着した。日本では初夏に多数見られ、愛媛県でも宇和海や伊予灘で観察される。愛媛県では1964/5、宇和海で約300羽が死体になっている。
(愛媛「コマドリ」NO.197,P7)
・干潟・湿地を守る日2010in愛媛
 諫早湾が干潟堤防で閉め切られ、多くの生き物が消滅した97/4/14を忘れず、全国の干潟、湿地の回復、保全を進めていくキャンペーンで、今年も愛媛県では4/11、4/29、重信川河口と加茂川河口で探鳥会を開催した。
(愛媛「コマドリ」NO.197,P11)
●2010/7-8 島根
・2010春シギ・チドリの渡り
 4〜5月、飯梨川で記録したシギチの最大個体数は、コチドリ11(4/3)、ムナグロ77(5/5)、トウネン8(5/12)、ハマシギ127(5/5)、アオアシシギ10(5/5)、キアシシギ7(5/8)、イソシギ10(4/28)、オオソリハシシギ10(4/15)、ホウロクシギ6(4/19)、チュウシャクシギ99(5/2)、タシギ14(5/5)、セイタカシギ8(5/2)等。
(島根「スペキュラム」NO.136,P2)

(自然保護室ボランティア・神奈川支部/森 要)

事務局からのお知らせなど

自然保護室より

■全国野鳥密猟問題シンポジウム 参加者募集記事の支部報への掲載のお願い■

 全国野鳥密猟対策連絡会と当会は、野鳥の密猟の根絶をめざして、野鳥密猟問題シンポジウムを開催しています。今回は日本野鳥の会愛媛の主管により下記のように開催いたします。一人でも多くの皆さまのご参加をいただきたく、支部報に下記の募集記事をご掲載いただければ幸いです。

★参加者募集中!★第18回 全国野鳥密猟問題シンポジウム 四国大会 in松山
 (財)日本野鳥の会と全国野鳥密猟対策連絡会は、野鳥の密猟の根絶をめざして、各地で野鳥密猟問題シンポジウムを開催しています。今回は日本野鳥の会愛媛の主管により下記のように開催いたします。野鳥の密猟・違法飼養の対策に関わっておられる方、密猟防止のために何かしたいと考えておられる方のご参加をお待ちしています。
【日時】平成21年11月27日(土)13時(開場12時)〜17時 28日(日)9時〜12時
【テーマ】連携し、野の鳥は野に!
【会場】道後やすらぎ荘(松山市道後鷲谷町434−3)
【内容】11月27日【公開シンポジウム】

11月28日【ワークショップ】 【申込み】参加区分(①、②、③)とご住所・お名前・電話番号(またはEメール)、宿泊される場合は性別と年齢も明記の上、FAX・電子メール・郵送のいずれかで下記までお申し込みください。
FAX番号:089-923-3081 電子メール:[email protected](メール件名「密猟問題シンポジウム参加申込書」で)
〒796-8010 愛媛県八幡浜市五反田1-933 松田久司宛
(お知らせいただく個人情報は本行事運営と宿泊手続きの目的に限定して使用します。)
★インターネットからのお申し込みはこちらをご利用ください。
http://www008.upp.so-net.ne.jp/mittairen/info/event.symposium.html
【参加区分】
①会議+夕食会+宿泊+朝食:1万円 ②会議+夕食会:4千5百円 ③会議のみ:千円 (宿泊は原則、相部屋です。)
【申込み〆切】11月13日(土)
【問合せ先】密対連事務局
Tel/Fax:075-864-0777 E-mail:[email protected]
【会場への交通】http://dogo-yasuragisou.com/access.htm
松山空港から 伊予鉄バス松山空港線道後温泉駅前行で約40分/JR松山駅から 伊予鉄道(路面電車)「JR松山駅前線」道後温泉行で約25分 いずれも道後温泉駅下車徒歩10分
※駐車スペースがないため自家用車でご来場の際は近隣の有料駐車場をご利用ください。
【主催】全国野鳥密猟対策連絡会
【主管】日本野鳥の会愛媛
【共催】(財)日本野鳥の会
【後援】環境省(予定)、愛媛県、山階鳥類研究所、WWFジャパン、生物多様性JAPAN
(平成22年度独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金助成事業)

(自然保護室/古南幸弘)

普及室より

オリジナル野鳥カレンダー 2011年版販売開始!

 毎年ご好評をいただいております当会オリジナルカレンダーを9月1日に発売しました。2011年版も、壁掛け型「ワイルドバード・カレンダー」と、卓上型「バーズ・イン・シーズンズ」の2種類を制作しました。
 ぜひ、探鳥会等でご案内いただき、カレンダーを通じて野鳥のすばらしさの普及、会員・支援者の輪の拡大、販売促進にご協力いただければ幸いです。
 以下にカレンダーの特徴をお知らせします。会員や一般の方々へのご案内時のご説明ご活用ください。

●「ワイルドバード・カレンダー2011」(壁掛け)
 商品番号606166/販売価格1,470円、会員価格1,250円(各税込)

今回のテーマは「野鳥から見える生物多様性」

 野鳥の存在は、食物となる草木や虫、さらにそれらとつながる生物がいる証。日本の多様な環境、そこにすむたくさんの生物がいるからこそ見られる四季折々の風景をお楽しみ下さい。

厳選された野鳥写真12点

 各月を彩る作品は、会員の皆様をはじめ多くの方々からご応募いただいた1,219点から選出致しました。

すべて紙素材で分別いらず

 「ペーパーリング製本」のため、毎月めくってとっておける上、リサイクルする際には分別が不要です。

サウンドリーダーで野鳥の声が聞けます

 カレンダーの解説ページに印刷された音声コードをSNGサウンドリーダー(別売)でなぞると、カレンダーに掲載された野鳥の声を再生することができます。

生物季節がはいりました

 ツバメが初めて見られた日、ウグイスが初めて鳴いた日などの生物季節(気象庁の生物季節観測値)のいくつかを暦に掲載しました。
※今回ご紹介している「ワイルドバード・カレンダー2011」はペーパーリング製本で、支部等でまとめてご注文いただく「名入れカレンダー」の紙綴じ製本とは異なる仕様となっております。予めご承知おきください。

●「バーズ・イン・シーズンズ2011卓上カレンダー 森の小鳥たち」
商品番号606205/販売価格1,050円(税込)
※会員価格の設定はございません。
・野鳥写真ライブラリー「ナチュラリー」との共同制作により、12ヶ月の写真は第一線で活躍する野鳥写真家の作品で構成しています。
撮影:撮影:石田光史、大橋弘一、福与義憲、江口欣照
・使用後に暦部分を切り取れば、写真をポストカードとして再利用できます。

●カレンダーのご注文・お求め
①各支部の販売事業ご担当者様まで
②日本野鳥の会 普及室 通信販売係 〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
TEL:03-5436-2626 FAX:03-5436-2636
③全国最寄りの書店でお取り寄せ
※通常価格での販売のみ。会員価格にはなりません

●本件についてのお問い合わせは、普及室 販売出版グループまでお願いします。
TEL:03-5436-2623 FAX:03-5436-2636 Email:[email protected]

(普及室/江面康子)

支部卸販売をご利用ください

 「バードショップカタログ2011秋冬号」が間もなく発行となります。9月下旬には、各支部販売事業ご担当者様宛にも支部卸販売のご案内と合わせてお届けします。各支部で、販売を通じてバードウォッチングの輪が広まるとともに、その販売収益が支部活動の一助となることを願っております。どうぞ拡販にご協力お願いします。
 以下に今回のカタログの注目情報をお知らせします。

●オリジナル新商品盛りだくさん!
今回のカタログも当会オリジナルの新商品が満載です。おすすめの商品をご紹介します。

オリジナルクリアファイル「シマフクロウ」

商品番号 605288 価格\315(税込)
当会が保護活動をおこなっている野鳥「シマフクロウ」をデザインしたクリアファイルです。シックなデザインで、ご家庭やオフィスで幅広くご活用いただけます。

アウトドアグローブ パステル(2色セット)」

商品番号 S441382 M441383 L441384 価格\1260(税込)
はめたまま図鑑がめくれる手袋「アウトドアグローブ」の新色です。「パステル」は、ピンク・オレンジ2色セットとなっております。
 秋冬のバードウォッチングの装いに、機能的で華やかなグローブを加えてみてはいかがでしょうか。

お年玉付年賀はがき

商品番号 ナキウサギ 610146/カンムリウミスズメ610147/ジョウビタキ610148 価格 50枚組\4,400(税込)
平成23年版は、ナキウサギ(村上康成)、カンムリウミスズメ(箕輪義隆)、ジョウビタキ(小林絵里子)の3絵柄。※11月中旬の販売を予定しております。
他の商品とまとめて注文される場合のお届け時期については、お問い合わせください。

 この他にも、毎年恒例のカレンダーや、アウトドア用品、生活雑貨など様々な商品を多数ご案内しております。ぜひ、ご利用ください。

●支部卸販売のご注文、お問い合わせ 普及室 販売出版グループまでお願いします。
TEL:03-5436-2623 FAX:03-5436-2636 Email:[email protected]

(普及室/江面康子)

ディアゴスティーニの「観察地ガイド」に協力

 ディアゴスティーニが発行している週間「野鳥の世界」をご存知ですか? 3月から毎週火曜日発行(1冊税込み580円)で、8月末までに28号と続いています。日本を含めた世界の鳥をグループごとに取り上げる「野鳥データファイル」、「識別マニュアル」、「野鳥の不思議」など、毎号7つの項目で構成されていますが、そのひとつ「観察地ガイド」について、24号から安西が協力することになりました。
 原稿を事前にチェックできるようになったので、場所によってはそこで探鳥会を実施している支部・連携団体には情報のチェックをお願いしたり、誌面で支部・連携団体の活動やホームページ、IBAの紹介も掲載してもらうようにしています。これまでご協力いただいた支部・連携団体に感謝申し上げるとともに、今後も関係する支部・連携団体にはご相談申し上げることがあると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

(主席研究員/安西英明)

総務室より

共有名簿の訂正

 先般お送りしました「共有名簿」(支部・理事・監事・評議員の連絡先一覧)に、新潟県支部より名称変更、役員交代、事務局住所表記訂正のご連絡をいただきましたので、最新の事業報告書に同封して差し替えページを支部代表者様宛てにお送りしました。なお、先月の支部ネット通信でお知らせしました2件の訂正(大阪事務局、筑後事務局)につきましても差し替えページを同封させていただきました。今後のご訂正は通常どおり、支部ネット通信にてお知らせしますので何卒ご了承ください。

(総務室/五十嵐 真、田中 綾)

支部名称等変更のお知らせ

●新潟県支部(2010年6月5日より)
・新名称:『日本野鳥の会新潟県』
・支部長の交代と呼称の変更(敬称略)
 支部長 大島 基 → 会長 石部 久
※事務局の住所標記にも一部訂正がありました。
石部会長のご住所と併せて、事業報告書に同封の差し替えページをご参照ください。
●静岡支部 (2010年5月20日より)
・新名称:新名称:『日本野鳥の会静岡』
・支部長→代表
●沼津支部 (2010年8月15日より)
・新名称:新名称:『日本野鳥の会沼津』
・支部長→代表

(総務室/五十嵐 真、田中 綾)

支部名称変更に関するお願い

 先般より公益法人制度改革への対応に伴い、支部名称等のご変更をお願いしております。総会や役員会等でご変更内容が確定された際は、お手数ですが新しい規約を添えて文書にて下記までお知らせください。
【新規約のご送付はこちらまで】
〒141-0031  品川区西五反田3-9-23 丸和ビル3F 総務室総務グループ
TEL 03-5436-2620 Eメール [email protected]

(総務室/五十嵐 真、田中 綾)

会員室より

■会員数■

●9月1日会員数41,014人(対前月-143人 )

 会員数は先月に比べ143人減少しました。
 8月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より-150人少なくなっています。会員の増減は、入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。8月の入会者数は90人で、前年同月の入会者77人に比べ13人増加しました。
 また、8月の退会者数は240人で、前年同月の退会者数317人に比べ74人減少しました。

 表1.8月の入会・退会者数

 

※会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活する方がいらっしゃるため、退会者数の年度累計は、実際の退会者数とずれた数字となります。このため、退会者数合計については年度末の集計後にお知らせいたします。

●都道府県および支部別会員数
 野鳥誌贈呈者数を除いた数を掲載します。

 表2.都道府県別の会員数(9月1日時点)

 
備考:その他は海外在住の会員を示します。

 表3.支部別の会員数(9月1日時点)

備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。

(会員室/沖山展子)


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(会員室長/小林豊)

支部ネット通信 第78号
◆発行
財団法人日本野鳥の会  2010年9月17日
◆担当
会員室
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丸和ビル
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