No.107 2013年2月号


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目次 ◆支部の動き
 支部報保護・調査記事関連トピックス
◆事務局からのお知らせなど
 広島県支部の総会に主席研究員参加
 ワイルドバード・カレンダー2014写真募集
 ブロック協議会の日程は早めにお知らせください!!
 平成25年度連携団体全国総会会場決定!!
 支部名称等変更のお知らせ
 会員数

支部の動き

■支部報保護・調査記事関連トピックス■

 本記事は日本野鳥の会へ送付されてきている各地の支部報/会報から抽出して作成し、調査・保護に関心がある野鳥の会の会員へ配信しております。
 本記事の一部又は全部を不特定多数が見る可能性があるところへ公開される場合は、各支部/各会の了承を事前に得て下さい。記事は筆者の意向に反しないように、取り扱いをお願いします。

○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.642

●2012/11 室蘭
・昼渡る鳥、夜渡る鳥(堀本富宏)
●2012/12 千葉県
・セグロカモメ類の分類と名称の歴史(志村英雄)
・ギンムクドリ(山階鳥類研究所 平岡考)
・音声認識技術でシマフクロウ調査(10/16 ナショナルジオグラフィックHP)
・アホウドリ再繁殖 日台合同で初調査(10/29 産経新聞)
●2012/12 埼玉
・2012年秋 シギ・チドリ類調査(研究部 石井智)
●2012/11 奥多摩
・タカの渡り観察会2012(調査部 荒井)
・奥多摩支部発展のために(大場洋一)
●2012/11 和歌山県
・紀ノ川(和歌山市)のツバメの塒(山川佳則)
・国城山のタカの渡り(中西正和)
●2012/11-12 鳥取県
・中四国ブロック交流会より(支部長 福田紀生)
・2012年日南町におけるブッポウソウ保護管理調査活動(池田兆一)

●2012/11 室蘭
・昼渡る鳥、夜渡る鳥(堀本富宏)
 2007/10、室蘭市で気象レーダーを使い、夜渡る鳥の調査をし、その後全国に広がった。その結果分かった 事は主に夜渡る鳥はカッコウ、ツツドリ、ノゴマ、コルリ、ツグミ、アカハラ、クロツグミ、エゾセンニュウ、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ等長距離渡る鳥、夜は上昇気流が無く、大気が安定し、小鳥の 飛行に有利で昼間に採餌の時間が取れる。昼渡る鳥はハクチョウ、ツル、ワシタカ等で猛禽類に襲われない大型の鳥、ツバメ、アマツバメ等速く飛翔する鳥、シジュウカラ、モズ、メジロ、ウグイス、シメ、カワラヒワ、アオジ、ヒヨドリ、ベニマシコ、ルリビタキ、スズメ、ムクドリ等短距離移動する鳥も昼間。シギ、チドリ、ガンカモ、アオサギ等は昼夜いずれも渡り、干潮時に採餌する。
(室蘭「ハヤブサ」NO.130,P7)
●2012/12 千葉県
・セグロカモメ類の分類と名称の歴史(志村英雄)
 カモメ類は識別が難しいと言われる原因は、換羽状況の複雑さと分類が時代と共に変り、多様な和名が提起された事にある。今秋出た「日本鳥類目録改訂第7版」ではカモメ類は旧来の分類のままで、国際的な分類の趨勢から遅れている。P.J.Grant「Gulls A Guide to Identification」1982では、北半球で見られる近縁種の大型カモメをセグロカモメとニシセグロカモメに分け、前者を11亜種に分けている。K.M.Olsen,H.Larsson「Gulls of NorthAmerica,Europe and Asia」2003では、セグロカモメを7つの種に分けている。
(千葉県「ほおじろ」NO.380,P3〜5)
・ギンムクドリ(山階鳥類研究所 平岡考)
 4/21、松戸市でギンムクドリ♂が撮影された。千葉県では2006/3〜4、千葉市でギンムクドリとムクドリとの交雑種と考えられる個体が観察され、2005/5、野田市で♂、また東京都で2011/1〜3、葛西臨海公園で♂が撮影されている。
(千葉県「ほおじろ」NO.380,P6)
・音声認識技術でシマフクロウ調査(10/16 ナショナルジオグラフィックHP)
 富士通と富士通九州ネットワークテクノロジーズは収録した集音データよりフクロウの鳴声を抽出するプログラムを開発し、野鳥の会のシマフクロウ生息調査に支援をしている。従来の録音再生での人手による確認時間が1/10に減り、調査地点も3倍に増やせた。昨年10月、生息地の道路沿い約500m毎にICレコーダーを置き、3時間の録音から短時間でシマフクロウの声を抽出できた。 今後はICレコーダー設置、回収作業が不要な「マルチセンシング・ネットワーク」(遠隔地データ収集システム)を活用する。
(千葉県「ほおじろ」NO.380,P12〜13)
・アホウドリ再繁殖 日台合同で初調査(10/29 産経新聞)
 10/28、尖閣諸島の約140km西の台湾の離島 彭佳嶼で日台の鳥類研究者が、約60年前、絶滅した同島のアホウドリの再繁殖を目指して、初の合同調査を実施した。主催は台湾野鳥学会で、山階鳥研の平岡考専門員らが招かれた。
(千葉県「ほおじろ」NO.380,P13)
●2012/12 埼玉
・2012年秋 シギ・チドリ類調査(研究部 石井智)
 9/17、さいたま市の大久保農耕地で調査した。11年ぶりにシギチは記録されなかった。猛暑や雨が降らないため、田圃が乾いた状態であった。昨年はタシギ7羽のみ、ムナグロは08年の8羽以降途絶えている。
(埼玉「しらこばと」NO.344,P4)
●2012/11 奥多摩
・タカの渡り観察会2012(調査部 荒井)
 9/20〜10/8、青梅市の梅の公園、友田レク広場、羽村市郷土資料館前で観察した。総計でサシバ1,809羽(梅の公園898、友田103、羽村808)、ハチクマ87羽であった。300羽を超えるサシバが通過した日は3日あり、9/24:473、狭山丘陵の西、六道山の大きな群が羽村に来た?9/26:317、10/4:349。羽村を通過した個体は八王子市内を南西へ、梅の公園通過個体は、高尾山の西、大月方面へ向うと思われる。関東サシバの渡りネットワークと連携しており、千葉県野田市をサシバが通過後、約2時間で奥多摩に達している。
(奥多摩「多摩の鳥」NO.209,P2〜3)
・奥多摩支部発展のために(大場洋一)
 奥多摩支部でも会員数が減少している。探鳥会1回当りの参加者は1997年、29人が2011年、22人と0.5人/年で減っている。これは会員数増減とリンクしている感じで、会員数100名の増減で探鳥会参加者は2.7人/年の変化がある。(過去の実績では会員減少に連れて探鳥会参加者が減少した。逆に会員増加で探鳥会参加者増加になるかは数値だけからは確証できない(森))。会員の約半数は探鳥会には参加せず、接点は支部報のみであった。
(奥多摩「多摩の鳥」NO.209,P4〜8)
●2012/11 和歌山県
・紀ノ川(和歌山市)のツバメの塒(山川佳則)
 7/21、18:20、最初の11羽が来る。19:15、推定1万羽弱のピークになる。8/5、18:00、4羽が飛来、19:20、1.5万〜2万羽になる。上空を舞う群、川面を舞う群、葦原すれすれに舞う3つのゾーンがある。スズメの群は早くから集合し、ツバメとの距離を調整している。
(和歌山県「いっぴつ啓上」NO.113,P10)
・国城山のタカの渡り(中西正和)
 10/4、紀ノ川上流、奈良県境に近い国城山でサシバ1,609、ハチクマ17の大フィーバーであった。当日、伊良湖岬は1,800羽以上で、朝通過した個体が午後当地を通過した。
(和歌山県「いっぴつ啓上」NO.113,P11)
●2012/11-12 鳥取県
・中四国ブロック交流会より(支部長 福田紀生)
 9月の同交流会で本部より下記要請があった。野鳥情報ネットワークへの参加(90支部中46支部未登録)、定期探鳥会データベースへの参加(90支部中33支部が未回答)。休刊していたストリクスを昨年から再発行したが、売れ行きが芳しくなく、各支部10冊程度購入をお願いしたい。法人会員の獲得に努めて頂きたい。
(鳥取県「銀杏羽」NO.124,P9〜10)
・2012年日南町におけるブッポウソウ保護管理調査活動(池田兆一)
 今年は36巣箱中、26巣箱で繁殖が確認できたが、巣立ち数は不明。飛来時期は例年より早く、32巣箱で5月上中旬に集中した。5/8には15の巣箱に初飛来した。求愛給餌は例年より格別に多く、5月下旬〜6月上旬に集中して見られた。雛への給餌は例年より早く、7月上中旬に集中して見られた。干渉行動は渡来時期に合わせ頻繁に見られ、巣箱確保のバトルで墜落した1個体を保護した。
(鳥取県「銀杏羽」NO.124,P17〜19)

○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.643

●2012/12 道北
・ベニバトとの再会(小杉和樹)
・稚内地区の風力発電計画について(小杉和樹)
●2012/12 東京
・1年目の「野鳥の保護研究基金」(同基金委員会)
・葛西臨海公園とオリンピック(本部自然保護室長 葉山政治)
●2012/12 南富士
・フクロウ探知犬(渡辺修治)
・9・11グランドゼロの夜(渡辺修治)
・胎教ではなく卵教(渡辺修治)
・オオタカは変わった色のハトを狙う(渡辺修治)
・カメムシではあるまいし(渡辺修治)
●2012/12 ひょうご
・大阪南港野鳥園展望台(NPO法人南港ウェットランドグループ 石井正春)
●2012/12 徳島県
・ハイタカの狩り(平山真樹子)
●2012/11 佐賀県
・カササギの生態及び生息環境に関する専門家会議 (副支部長 青柳良子)
●2012/11 長崎県
・キツツキのデゴイ(高田勝)
・ムクドリ(山口雅生)

●2012/12 道北
・ベニバトとの再会(小杉和樹)
 9/8、利尻島でベニバト♂若が撮影された。道内では1987/11、利尻島で記録されて以来2例目となる。7月下旬には手売島でも観察されており、それは♂成の別個体で、今回は北海道北部の島嶼に複数が飛来した極めて珍しい例である。 南方系の鳥で、従来は本州北部から北側では観察されていなかった。北上するキジバト群と共に北上したのかもしれない。
(道北「オロロン」Vol.36 NO.2,P3〜4)
・稚内地区の風力発電計画について(小杉和樹)
 稚内市増幌地区に仮称:天北風力発電で10〜15基の風車の建設が予定され、支部は事業者、アセス会社より何度か説明を受けた。着工予定は2014/10で、環境影響評価は始まっている。増幌川はオジロワシ等の猛禽類の重要な餌場で、同地はワシ類の渡り経路に当り、ガン、ハクチョウ類の集結地でもある。
(道北「オロロン」Vol.36 NO.2,P4〜5)
●2012/12 東京
・1年目の「野鳥の保護研究基金」(同基金委員会)
 支部の事業として立ち上げ、1年間で延べ250名以上の方から厚志が寄せられ、総額約130万円に達した。この基金で東京都内、当会に関わる企画を対象に、自然保護、環境保全の基礎的な調査や研究、広報活動を助成していく。
(東京「ユリカモメ」NO.686,P10)
・葛西臨海公園とオリンピック(本部自然保護室長 葉山政治)
 東京都は同公園の西側1/3を2020年オリンピックのスラローム会場にし、その後もスポーツ施設として利用する計画である。ここは1985年に始った葛西沖開発土地区画整備事業の一環として作られた公園で、都民に自然と直に触れあう場を提供している。名古屋のCOP10で決議された愛知目標の第一は「人々が生物多様性の価値と行動を認識する」で、東京都は5月、「生物多様性の保全に向けた基本戦略」で「世界諸都市の範となる持続可能な都市モデルを示す」とある。8月、東京支部と本部連名でオリンピック招致委員会に計画見直しの要望書を出した。
参考:野鳥誌12月号「葛西臨海公園の自然を守ろう」
(東京「ユリカモメ」NO.686,P12)
●2012/12 南富士
・フクロウ探知犬(渡辺修治)
 ネットの情報より。ニシアメリカフクロウの調査で、プレイバック調査(鳴声を流し、その反応をみる)が用いられていたが、危険な競合種のアメリカフクロウがいると、反応しなくなる事が分かった。そのため、特別に訓練したフクロウ探知犬でペリットが集積している塒を探し、ペリットのDNAを調べている。
(南富士「さえずり」NO.361,P8)
・9・11グランドゼロの夜(渡辺修治)
 ネットの情報より。毎年、9/11、グランドゼロに光の柱が出現する。その光の中に浮かび上がる鳥が意外と多い。今年も2時間半で、28種の野鳥を確認した人もいる。ハヤブサがアメリカムシクイを狩っていた。
(南富士「さえずり」NO.361,P8)
・胎教ではなく卵教(渡辺修治)
 ネットの情報より。ルリオーストラリアムシクイの♀は抱卵後期に卵に向って固有の音声を含む鳴声を発し続ける。その後、孵化した雛はその時の母親の音声を含む餌乞鳴きし、♀親はこの音声が無い場合は巣を放棄する。カッコウからの托卵防護策である。
(南富士「さえずり」NO.361,P8)
・オオタカは変わった色のハトを狙う(渡辺修治)
 ネットの情報より。白いハトは全体の1.6%で、オオタカの巣の近くで回収された白いハトの羽根は20%を越えると言う。自然界では白色は目立つので猛禽類の餌食になり易いとされる。その調子でいくと白いハトはいなくなりそうだが、ハトは異なる羽色でペアをつくる傾向にあるので、多くの羽色が維持されるとされる。
(南富士「さえずり」NO.361,P8)
・カメムシではあるまいし(渡辺修治)
 ネットの情報より。ニシブッポウソウの巣内雛は危険を感じると、悪臭を放つオレンジ色の液を吐くという。この臭いで親鳥もなかなか巣に近づけない。
(南富士「さえずり」NO.361,P8)
●2012/12 ひょうご
・大阪南港野鳥園展望台(NPO法人南港ウェットランドグループ 石井正春)
 大阪南港野鳥園は大阪市の市制改革プランにてH25年度末の指定管理者期限切れを見据えて「現有の干潟や湿地のあり方等を総合的に勘案して、収支均衡方策の検討と併せて施設(展望台)の存続も検討」とある。橋下市長の改革でこれらの施設を廃止した場合、干潟の機能の劣化が懸念され、市に野鳥園展望台施設の維持管理を求めていく。
(ひゅうご「コウノトリ」NO.191,P6)
●2012/12 徳島県
・ハイタカの狩り(平山真樹子)
 2012/1/1、農道沿いの草むらの脇に佇むハイタカ♀を見る。道沿いにフワリと低空飛行し、数m先の草むらに着地を繰り返し、次に田圃の二番穂の中を姿勢を低くして猛然と走り回る。飛び出したスズメをアクロバティック的に捕えた。 ハイタカは飛翔しながら獲物を追うイメージがある。
(徳島県「野鳥徳島」NO.411,P2〜3)
●2012/11 佐賀県
・カササギの生態及び生息環境に関する専門家会議 (副支部長 青柳良子)
 10/16、佐賀県庁で第2回の会議があった。佐賀平野に集中して生息するカササギはH11年に最多営巣数6,228を示したが、現在、広範囲で減少しているが、依然として周辺地域より多い。要因は複合的で結論を出すのは難しい。 塒の減少、餌場が遠くなった、佐賀城公園のカラスの塒等の影響がある?
(佐賀県「野鳥さが」NO.185,P18〜19)
●2012/11 長崎県
・キツツキのデゴイ(高田勝)
 30年程前に北海道新聞のコラム蘭にあった話より。ミユビゲラは日本では北海道にしかいない珍しいキツツキで、実物そっくりの木彫りを彫り、庭の木に取り付けた人がいた。キツツキ類は警戒時、じっと動かない事があるので、その生態を知っていた学生が騙され、写真を撮って得意になっていた。くだんの学生はその後、鳥の行動生態学を専攻し、キツツキ類を対象に研究をしている。
(長崎県「つばさ」NO.299,P2)
・ムクドリ(山口雅生)
 ムクドリは全国的にはごく一般的な鳥であるが、九州北部では嘗ては春と秋に通る旅鳥であった。それでも長崎県諫早市のある場所では通年数羽が見られていた。6年程前から事情が大きく変わり、長崎市内でもムクドリの大きな群が現れ、街路樹に集団で塒するようになっている。この傾向は県南から始まり、県北へ進んでいるようである。ムクドリの家族(親2、雛6)は畑の害虫を1年間に百万匹以上食べるとの研究があり、ムクドリ1家族で百万円の利益がもたらす「農林鳥」と言われる。実は果実の害鳥とも言われる。
(長崎県「つばさ」NO.299,P5〜6)

○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.644

●2013/1 千葉県 ・アマツバメ(11/18 千葉日報)
・ヤンバルクイナ番で12年ぶり確認(11/17 琉球新報 Web版)
・伊豆沼に66,000羽のマガン飛来(11/21 朝日新聞デジタル版)
●2013/1 東京
・鳥類標識調査と鳥類の保全(山階鳥類研究所副所長 尾崎清明)
・手乗りスズメの是・非(川内博)
●2013/1 神奈川
・鳥の名前について(和名について)(石井直樹)
・丹沢ブナ党シンポジウム(丹沢ブナ党代表 梶谷敏夫)
●2012/12 三重
・チュウヒの採餌から見たヨシ原環境の多様性について(岡山県支部 多田英行)
・木曽岬干拓地鳥類生息調査(近藤義孝)
●2012/12 香川県
・ブッポウソウの繁殖期における行動パターンと音声コミュニケーション(合田延寿)
・チュウヒ(研究部 溝田泰博)

●2013/1 千葉県
・アマツバメ(11/18 千葉日報)
 「房総の草木虫魚」(成田篤彦氏)より。内房の島の海洞穴で、明治時代の調査で約2千羽のアマツバメの繁殖記録があり、現在でも数十羽が繁殖している。アマツバメは百年も繁殖を続けていたが、何故激減したのか明確ではない。巣作りや採食の場所が減ったためとされるが、人が近づけない断崖絶壁に巣があるため繁殖の詳しい様子は不明である。
(千葉県「ほおじろ」NO.381,P12)
・ヤンバルクイナ番で12年ぶり確認(11/17 琉球新報 Web版)
 沖縄県大宜味村で2010年頃からヤンバルクイナ♂1が生息していたが、10/30、NPO法人どうぶつたちの病院沖縄がヤンバルクイナの番を確認した。♀が北から移動してきたとみられ、マングースの防除に効果があったと思われる。環境省やんばる野生生物保護センターによると、同村がヤンバルクイナ生息の南限であった。
(千葉県「ほおじろ」NO.381,P13)
・伊豆沼に66,000羽のマガン飛来(11/21 朝日新聞デジタル版)
 11/7の調査で、伊豆沼周辺に約66,000羽のマガンの飛来を確認した。宮城県環境生活部自然保護課によると、国内で越冬するマガンの約9割が伊豆沼周辺に飛来する。
(千葉県「ほおじろ」NO.381,P13)
●2013/1 東京
・鳥類標識調査と鳥類の保全(山階鳥類研究所副所長 尾崎清明)
 日本鳥類目録に91種が加えられ、日本産鳥類は633種になった。掲載種が増えた背景にはデジタルカメラ撮影の普及の他に、鳥類標識調査結果によるのが10種程ある。鳥類標識調査の主な目的は生態解明で、我国での標識調査は1924年、農商務省によるゴイサギの足輪付けから始まり、戦時の中断後、1961年から再開されている。再開後の放鳥数は累計で5百万羽に達し、内、回収は3万2千例を超えた。その結果を「鳥類アトラス」として公開している。
http://www.biodic.go.jp/birdRinging/top.html
現在全国の約450名のバンダーにより、年間15〜16万羽に標識されている。
(東京「ユリカモメ」NO.687,P3)
・手乗りスズメの是・非(川内博)
都立上野公園・不忍池で手乗りスズメを見るが、西欧では以前から同じような光景を見ている。不忍池ではヒヨドリも人の手に乗って餌を貰っており、明治神宮ではヤマガラも手乗りになっている。現実を目にすると、「ちょっと待って、これでいいのかな?」の気持ちが湧いてくる。都立公園では野生動物への餌やりは禁止されており、公園管理者が見かけると注意をするが、管理者が去ると元に戻る。
(東京「ユリカモメ」NO.687,P8)
●2013/1 神奈川
・鳥の名前について(和名について)(石井直樹)
 鳥の和名は標準和名として通常、カタカナで図鑑に掲載されている。内、外国産の鳥の和名は山階芳麿「世界鳥類和名辞典」(大林書林1985)が基本になっている。 しかし、和名付与時、得たであろう意味(漢字)情報は捨てられ、カナ和名のみとなっているため、特に長いカタカナでは意味の区切りに迷う事がある。その中には日常的に使われていない語も多いので、その例を示す。カンショウ:環礁、メンガタ:面型、サイシキ:彩色、ハシ:嘴、ケイ:鶏、ジ:地、ビ:尾、エ:柄、ノ:野。「世界鳥類和名・英名・学名対照辞典」(石井直樹自費出版 2011)では世界の野鳥のカタカナ和名に適切な漢字を当てはめている。
(神奈川「はばたき」NO.488,P5)
・丹沢ブナ党シンポジウム(丹沢ブナ党代表 梶谷敏夫)
 11/18、「守れ里山、生命の森-秦野の里山を子供たちに引き継ごう」を題して開催された。広島県の細見谷の大規模林道は法廷闘争では形式敗訴、実質勝訴で情報公開の活用と被告側の傷をしっかり見るのが鍵である。丹沢周辺でも厚木市西山の採石場も法廷で勝利は無く、市民に呼び掛け山に通い、山の稜線をこれ以上破壊しないよう監視を続けている。秦野市の霊園開発に対し、規模の縮小、場所の変更等の努力をしている。丹沢のブナ林は西の県境付近は健全が維持されており、東丹沢は立ち枯れが進み、シカの数も減っていない。
(神奈川「はばたき」NO.488,P6)
●2012/12 三重
・チュウヒの採餌から見たヨシ原環境の多様性について(岡山県支部 多田英行)
 チュウヒの狩りは「不意打ちハンティング」と呼ばれる。ヨシ原の上をすれすれに飛び、ヨシ原の合間に獲物を見つけると急降下する。ノスリは10m程の高度でイネ科が優占する低めの草地を使う。チュウヒは5m程の高度で背丈の高い草地を移動する。チュウヒのV字型の長い翼は羽ばたきを少なくし、低速で安定した飛行を可能にしている。顔はフクロウに似て聴覚に頼っている。チュウヒが好む狩り場は「環境のギャップ」で、植物の成長に合わせて季節的に餌場を変える。主な餌はネズミ類と鳥類である。
(三重「しろちどり」NO.74,P2〜4)
・木曽岬干拓地鳥類生息調査(近藤義孝)
 支部と愛知県野鳥保護連絡協議会は2002年よりチュウヒの繁殖状況を調査している。2007〜2012年の結果を示す。2007:1番繁殖、幼鳥1、2008:1番繁殖、幼鳥3、2009:2番繁殖、幼鳥6、2010〜2012:2番が繁殖行動するが、繁殖はせず。東海地方で唯一繁殖継続していたのが途切れている。チュウヒの塒入り数は2003/1に最大の35羽、2012/1は21羽である。コチョウゲンボウの塒入りでは2002/12の最大44羽以降減少しており、2012/1に6羽である。
(三重「しろちどり」NO.74,P5〜6)
●2012/12 香川県
・ブッポウソウの繁殖期における行動パターンと音声コミュニケーション(合田延寿)
 日本鳥学会2012年度大会で発表した。雌雄は似ており、何れが鳴くのかよく分かっていない。岡山、広島、島根等で人工巣箱が設置され、数十〜二百番が繁殖し、長野県では自然林で繁殖しているが、日本での総数は千羽に満たない。岡山県吉備中央町でICレコーダーと巣内ビデオカメラで記録した。6月の産卵までの観察では♀は声を出す頻度が♂より著しく低く、抱卵交換等での雌雄の鳴き合せは殆ど聞き取れなかった。 音声の声紋から音声を構成する要素は短い単発音、0.2秒程度の連続音、1秒程度の長い連続音の3つがあり、いずれも広い周波数帯域を持った濁った声である。
(香川県「かいつぶり」NO.347,P3〜4)
●2012/12 筑後
・チュウヒ(研究部 溝田泰博)
 チュウヒは軽やかに宙を飛ぶから「宙飛」と名付けられたとの説がある。野を擦るように飛ぶ「野擦」が由来とされるノスリはチュウヒより高空を飛ぶ事が多いので、両者の名前が入れ替わっているとの説もある。日本では中部以北で局所的に少数が繁殖し、冬季は西日本を中心に越冬する。大陸で繁殖した個体も少数が日本に渡って来て越冬する。「国内型」と「大陸型」は体色に差がある。「国内型」の繁殖数は50+番で内秋田県の大潟村では22番の繁殖巣が確認されている。
(筑後「まめわり」NO.139,P9)

○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.645

●2012/12 札幌
・最長寿ガラス
・新しくなった日本鳥類目録
●2012/11-12 もりおか
・イヌワシ餌場確保のための森林整備(佐賀耕太郎)
●2012/12 ふくしま
・阿武隈川のガン・カモ・ハクチョウ調査結果
●2012/12 富山
・新釈・中西悟堂伝(高橋輝男)
●2012/12 福井県
・2012年秋季タカの渡り調査(小嶋明男 大西五十二 柳町邦光)
●2012/12 伊那谷
・カラス(吉田保晴)
・伊那谷のセッカ(原星一)
●2012/12 高知
・標識の付いたクロツラヘラサギ(佐藤重穂)
●2012/12 筑豊
・鳥獣保護法違反で書類送検(保護部 後藤文嗣)
●2012/12 長崎県
・2012年日台共同鳥類標識調査(馬田勝義)

●2012/12 札幌
・最長寿ガラス
 東京で足環付きのハシブトガラスの写真を撮った。その足環番号より日本最高齢(19歳4箇月)のハシブトガラスと判明した。
(札幌「カッコウ」NO.349,P15)
・新しくなった日本鳥類目録
 今回新しくなった日本鳥類目録第7版はエゾライチョウから始り、最後サバンナシトドまで633種が記載されている。DNA遺伝子レベルの解析が進み、今や日本で繁殖する野鳥の96%(230種)のDNAが登録されており、近い将来、不明の野鳥もDNA解析で同定できるよう山階鳥研と国立科学博物館で取組みが進んでいる。
(札幌「カッコウ」NO.349,P15)
●2012/11-12 もりおか
・イヌワシ餌場確保のための森林整備(佐賀耕太郎)
 10/20、盛岡市の「ゼネラル石油野鳥保護区」の除間伐を支部、岩手県自然保護協会、東北地域環境計画研究会、山仕事クラブの共同で実施した。10年ぶりに主にイヌワシの餌動物の増殖を図るもので、同地(8.4ha)は当時のゼネラル石油よりの寄付で野鳥の会の鳥獣保護区になっている。
(もりおか「山翡翠」NO.349,P3〜4)
●2012/12 ふくしま
・阿武隈川のガン・カモ・ハクチョウ調査結果
 2011年の阿武隈川(福島市)での調査結果。ハクチョウ類772、カモ類7,858、内訳はオオハクチョウ543、コハクチョウ229、オナガガモ5,227、マガモ768、カルガモ655、コガモ570、ヒドリガモ239、キンクロハジロ172、ホシハジロ129、カワアイサ53、ホオジロガモ40等。
(ふくしま「キビタキ」NO.205,P15)
●2012/12 富山
・新釈・中西悟堂伝(高橋輝男)
 日本で鳥類を保護する民間団体を求めて最も奔走したのは中西悟堂ではなく、当時の農商務省鳥類調査室長の内田清之助で、彼は学者で、残念ながら、内田の言う事は全く関心を示されなかった。悩める内田に中西を引き合せた人がおり、省内の人脈を使って、鳥学会の重鎮、文化人を引き寄せ、中西は内田が語る「日本野鳥の會」の会長に乗せられた。その後は梯子を外された形になった。 「野の鳥は野に」は「野辺の族は野辺に」の表記が一度出ただけで、中西の言葉とする説は後年の脚色である。当時、中西は鷹狩りを振興する「日本放鷹倶楽部」の設立発起人になっており、本当は野鳥を飼うのが大好きな中西は周囲が求める「中西」像を演じされ続ける事になった。虫取りの子供が虫網を没収された感じの悲哀を感じる。
(富山「愛鳥ニュース」NO.88,P2〜3)
●2012/12 福井県
・2012年秋季タカの渡り調査(小嶋明男 大西五十二 柳町邦光)
 県下16地点で調査した。福井県北部:石川県境刈安山・風谷峠南で11日間で、サシバ196、ハチクマ53を記録。西部山地:記録はかなり少ない。東部山地:殆ど記録されず。敦賀市街地北部:天筒山で8日間でサシバ90、ハチクマ189を記録。 滋賀県境若狭町:河内の森で3日間でサシバ24、ハチクマ115を記録。若狭湾海岸部:おおい町父子で8日間でサシバ8、ハチクマ36を記録した。嶺北地方はサシバの比率が高く、嶺南地方はハチクマの比率が高い事が今回も確認された。 県境刈安山以北の石川県側では加賀温泉郷〜鞍掛山〜大倉岳高原の山稜の上昇気流を利用して福井県へ入ってくると思われるので、その先福井県では海岸線に近い山稜を経ているのではないか。
(福井県「つぐみ」NO.164,P3〜16)
●2012/12 伊那谷
・カラス(吉田保晴)
 ハシボソガラスは農耕地で長時間餌を探し、ハシブトガラスは山林、農耕地、住宅地を移動しながら餌を探す。秋田県ではハシブトをヤマガラスと称し、気性が荒々しい種とし、ハシボソはサトガラスと称し、気質が優しい種とされた。春に里に下りて来たハシボソガラスに餅を投げて与え、豊穣を祈願した「烏勧請」は継承されていない。戦前はカラスを食べる風習があったが、ハシブトは肉が臭いとして敬遠されていた。カラスを凶とす考えは中国から伝わり、他方、太陽の中にいる三本足のカラス(金鳥)も伝わり、神の使いの聖なる鳥で幸運を運ぶとして、日本サッカー協会のシンボルマークにもなっている。神武天皇が東征時、道案内をしたカラスは八咫(ヤタ)烏と呼ばれ、「咫」は当時の長さの単位で親指と中指を広げた長さで、8咫もある大きな烏であった。
(伊那谷「かわせみ」NO.36,P2〜5)
・伊那谷のセッカ(原星一)
 嘗てはセッカは天竜川周辺の田圃で1年中よく見られる鳥と紹介されていた。飯田市では1966〜1988年、セッカの記録があるが、その後確認できなくなっている。天竜川の河川敷でも同じ事が言える。03/5、駒ヶ根市で渡り途中のセッカが見られた例があり、その後、久々に今年7/22、伊那市で囀る♂と思われる1羽が4日間見られた。セッカは南方系の鳥で本州中部以南では普通に観察されるが、長野県では少ない。
(伊那谷「かわせみ」NO.36,P7)
●2012/12 高知
・標識の付いたクロツラヘラサギ(佐藤重穂)
 10/24、高知県の物部川河口で足にカラーリングが付いたクロツラヘラサギが撮影された。高知県では迷鳥か稀に飛来する。足環から08年、韓国北西部の繁殖地の島で放鳥された個体で、熊本県八代海や鹿児島県錦江湾に3年連続して立ち寄っている。今年は夏に韓国で確認されており、南下中に高知県に立ち寄り、鹿児島県へ行った事になる。
参考:台湾黒面琵鷺保育学會 http://bfsn.bfsa.org.tw/index.php
(高知「しろぺん」NO.312,P4〜5)
●2012/12 筑豊
・鳥獣保護法違反で書類送検(保護部 後藤文嗣)
 11/6の新聞報道によると、福岡県嘉麻市でメジロ違法飼養の疑いで64歳の男が書類送検された。自宅裏でメジロを捕獲し、自宅で8羽を飼育していた疑い。支部は発見者は直接警察へ連絡するようお願いする。
(筑豊「野鳥だより・筑豊」NO.418,P17)
●2012/12 長崎県
・2012年日台共同鳥類標識調査(馬田勝義)
 日本鳥類標識協会は日本近隣の標識調査を活発にし、渡り鳥の回収を増やすため、海外で共同調査を実施している。最近はカムチャッカ半島、サハリン、韓国を訪れ、今年は9/24〜30、台湾で、日本側から8名が参加し、技術交流した。台湾では中華民国野鳥学会が標識センターになり、バンダーや協力者は約100名で、殆どが大学や研究機関に所属している。
(長崎県「つばさ」NO.300,P13〜14)

(自然保護室支援・野鳥の会 神奈川/森 要)

事務局からのお知らせなど

普及室より

■広島県支部の総会に主席研究員が参加しました■

 1月23日、広島市内の公民館にて広島県支部の総会があり、「誰でも、どこでもできる探鳥会リーダー」というタイトルで講演させていただきました。50人ほどの参加があり、総会会場での座学の後、近所の神社に場所を移して野外実習をしました。スズメとヒヨドリ、カラスのペア、それにハトの羽という僅かな観察対象だけででしたが、解説の工夫によって参加者を充分に満足させられることを紹介しました。翌日は支部創設以来続いている八幡川河口の探鳥会も手伝わせていただきました。

(普及室/安西 英明)

■ワイルドバード・カレンダー2014 写真募集■

 「ワイルドバード・カレンダー2014」の写真(ポジフィルム/デジタル)を募集致します。応募期間は2013年1月10日〜3月31日です。
 デジタルデータにつきましては、ホームページ上からご応募を受け付けます。詳細は応募要項でご確認下さい。応募要項は、当会ホームページで公開中のほか、ご希望の方へは 郵送も致します。皆様の力作をお待ちしております。

●応募要項のページ
http://www.wbsj.org/goods/calendar/index.html
会HPトップ > ショッピング > 商品のご案内 > オリジナルカレンダー

●カレンダーについてのお問い合わせ、要項のご請求は、 普及室 販売出版グループまでお願いします。
TEL:03-5436-2626  FAX:03-5436-2636
E-mail:[email protected]

(普及室/江面 康子)

総務室より

■ブロック協議会の日程は早めにお知らせください!!■

平成25年度ブロック協議会の日程が決まりましたら、早めのご連絡をお願いします。
特に、ゲストによる講演等を予定される場合は、できるだけ早くご連絡ください。
日程等の連絡先は次の通りです。
メール、郵便、FAXなんでも結構です。ご連絡をお待ちしています。

【ブロック協議会連絡窓口】
公益財団法人日本野鳥の会総務室総務グループ(担当:奥田)
住所:〒141-0031 品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
メールアドレス:[email protected] TEL:03-5436-2620 FAX:03-5436-2635

なお、今日現在次のブロック会議が予定されています。
●中部ブロック会議:平成25年9月7日(土)〜8日(日) 幹事:日本野鳥の会三重
●北海道ブロック協議会:平成25年6月22日(土)〜23日(日) 幹事:釧路支部

(総務室/奥田秋穂)

■平成25年度連携団体全国総会会場決定!!■

最寄駅:JR京葉線海浜幕張駅徒歩3分
交通:(羽田)リムジンバスで40分
(東京)JRで35分

既にご承知のとおり、平成25年度から連携団体全国総会開催日が、皆様のご要望にお応えし、5月の第4土・日から11月の第2土・日に変更になりました。 平成25年度は、11月9日(土)、10日(日)に開催します。参加取りまとめ等はこれからですが、今からご予定くださるようお願いいたします。
今月号では、会場についてお知らせします。

会場:クロス・ウェーブ幕張
〒261-0023 千葉市美浜区中瀬1-3
幕張テクノガーデンA棟
TEL:043-298-1161


(総務室/奥田秋穂)

■支部名称等変更のお知らせ■

【代表者等の交代】
● 伊那谷支部
新代表者:小口 泰人  旧代表者:星野 和美
● 愛知県支部
新代表者:高木 清和  旧代表者:新實 豊 

※住所・電話番号・メールアドレスに関しては本紙には掲載いたしませんので、ご連絡の際は下記担当へご相談ください。
総務室総務グループ TEL 03-5436-2620 / FAX 03-5436-2635

(総務室/奥田秋穂、鈴木美智子、松井江里奈)


会員室より

■会員数■

2月1日会員数38,028人(対前月-38)会員数は先月に比べ38人減少しました。
1月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より40人少なくなっています。 会員の増減は入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。1月の入会者数は216人で、前年同月の入会者161人に比べ55人増加しました。また、1月の退会者は256人で、前年同月の退会者237人に比べ19人増加しました。

 表1.1月の入会・退会者数

※会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活する方がいらっしゃるため、退会者数の年度累計は、実際の退会者数とずれた数字となります。このため、退会者数合計については年度末の集計後にお知らせいたします。

●都道府県および支部別会員数
 野鳥誌贈呈者数を除いた数を掲載します。

 表2.都道府県別の会員数(2月1日時点)

備考:その他は海外在住の会員を示します。

 表3.支部別の会員数(2月1日現在)

備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。

(会員室/沖山展子)

■支部ネット担当より

春の暖かさと、冬の寒さを交互に感じる今日このごろ。厳しい寒さを乗り越え、春の暖かさと桜の開花が待ち遠しい今日この頃です。
いつも支部ネット通信をご愛読いただき有難うございます。



支部ネット通信 第107号
◆発行
日本野鳥の会 2013年2月22日
◆担当
総務室 総務グループ 奥田秋穂/松井江里奈
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23
丸和ビル
TEL:03-5436-2620
FAX:03-5436-2635
E-mail:[email protected]