No.137 2015年8月号


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目次 ◆支部の動き
 支部報保護・調査記事関連トピックス
◆ブロックからのお知らせなど
 北海道ブロック会議報告
◆事務局からのお知らせなど
 8月号『フィールドガイド日本の野鳥』増補改訂新版の取り組み
 レンジャー養成講座参加者募集のご案内
 平成27年度第1回評議員会(定時)議事録
 平成27年度第2回評議員会(臨時)議事録
 平成27年度第2回理事会(臨時)議事録
 支部名称・代表者・事務局等変更のお知らせ
 CanonMJタイアップ支部型イベントの開催までの流れ
 会員数

支部の動き

■支部報保護・調査記事関連トピックス■

 本記事は日本野鳥の会へ送付されてきている各地の支部報/会報から抽出して作成し、調査・保護に関心がある野鳥の会の会員へ配信しております。本記事の一部又は全部を不特定多数が見る可能性があるところへ公開される場合は、各支部/各会の了承を事前に得て下さい。記事は筆者の意向に反しないように、取り扱いをお願いします。

○支部報 保護・調査記事関連トピックスNO.758

●2015//5 秋田県
・秋田のホトトギスの伝説
・2014年秋タカの渡り観察
●2015/6 郡山
・あらためて自然保護を考える
●2015/6 東京
・超望遠鏡のデジカメ
・ツバメの繁殖行動は進化する!?
・不思議な鷹・ツミ(研究部)
●2015/6 三重
・カワウ駆除問題
・ミヤコドリカウント
・三重県北部のウミガメ、スナメリ調査(三重大学)
●2015/6 香川県
・26年度ガンカモ類の一斉調査
●2015/6 山口県
・コウノトリ飛来情報提供お願い
●2015/7 福岡
・カササギ営巣中
●2015/6 佐賀県
・ ラムサール条約新たに4箇所(5/30 佐賀新聞 朝日新聞)

●2015/5 秋田県
・秋田のホトトギスの伝説
 他の鳥の巣に托卵する習性のためか、ホトトギスの伝説には親子、兄弟が殺し合う残酷な話になっているものが多く、その鳴き声から「ホウチョウ(包丁)カケタカ」とか「包丁を・・・した」との聞きなしが多い。
(秋田県「探鳥あきた」NO.58,P6〜7)

・2014年秋タカの渡り観察
 9/15〜28、秋田市の北30qの五城目町(海抜285m)、秋田市の高尾山(海抜285m)で観察した。記録はハチクマ113、オオタカ38、ノスリ34、ハイタカ26、チゴハヤブサ14、ハヤブサ10、サシバ8、ミサゴ8、ツミ4、計255羽であった。ピークは9/27の58羽。
(秋田県「探鳥あきた」NO.58,P15〜17)

●2015/6 郡山
・あらためて自然保護を考える
 著者のレイチェル・カーソンは1963年、「沈黙の春」を発表し、「センス・オブ・ワンダー」(自然の驚異・神秘さに目を見張る感性)で自然をどのように理解するかを訴えている。この中で「知る事は感じる事の半分も重要でない」「子供に事実を鵜呑させるよりも、知りたがる道を切り拓いてやるのが大切である」とあり、自然を理解する事は知識でなく、好奇心と感動で感性を育てる事である。誰もが「センス・オブ・ワンダー」を実感できればと思う。
(郡山「かっこう」No.90,P2〜3)

●2015/6 東京
・超望遠鏡のデジカメ
 1000oの超高倍率デジカメ、知る人ぞ知る優れものである。野鳥だけでなく花や昆虫、看板等をメモ代わりに撮影している。特徴は手振れ防止があり、手持ち撮影できる、シャッター音無音が可能、重さ500g程度、価格は3〜5万円程度、ズームで1pまで近付ける、国産で主要メーカーから購入できる。バーダー5月号に載っているので参考まで。
(東京「ユリカモメ」NO.716,P9)

・ツバメの繁殖行動は進化する!?
 「ツバメの謎」(北村亘著 誠文堂新光社)にツバメの興味深い内容が載っている。両者の距離が一定以下になると、♀は♂を受け入れ番成立。先に到着した♂は前年の♀を待つが、その逆は無い。尾羽の長い♂がもてるのは欧州でのことで、日本では別の部分が重要。9割の野鳥でつがい外交尾が見られ、ツバメもしかり。
(東京「ユリカモメ」NO.716,P13)

・不思議な鷹・ツミ(研究部)
 4/19、支部の室内例会で「東京郊外・北多摩」に焦点を当てツミを話題にした。1980年代半ば武蔵野の森にツミが現れたが、人を余り恐れず予想もしない展開になっている。植田睦之氏(バードリサーチ)により「北多摩地区でのツミとカラス、オナガの関係」が報告され、川内博氏(都市鳥研究会)から「東京及び近郊でのツミの営巣状況の推移」が報告された。何故都市近郊にツミが進出してきたのか未だ答えは出ないが情報の共有化が図れた。
(東京「ユリカモメ」NO.716,P16)

●2015/6 三重
・カワウ駆除問題
 琵琶湖の竹生島のコロニーにカワウが5千羽(1994年)程度が2003年には1万羽を超え、その後、琵琶湖全体で4万羽になり、2009年から捕殺が始まり、2012年までに38,460羽が駆除され、約1万羽まで(竹生島では3万→2千)減少した。三重県では海に面した場所を主に25箇所以上にコロニーがあった。県中北部では7月に最大数になり、南部は12月に最大数になる。県北中部では開発でコロニーは減り、2009年の3千から現在は1千程度になっている。県南部は減少傾向は見られない。
(三重「しろちどり」NO.84,P1〜4)

・ミヤコドリカウント
 2014/15年の伊勢湾西部で越冬するミヤコドリをカウントした。2014/12:62羽、2015/1:65羽、2015/2:62羽であった。個体数はこの期間ほぼ一定で、他地域との移動は殆ど無いと思われる。
(三重「しろちどり」NO.84,P4〜5)
・三重県北部のウミガメ、スナメリ調査(三重大学)
 鈴鹿市鼓ヶ浦海岸から津市御殿場海岸でアカウミガメと鯨類のスナメリのストランディング調査(迷入、座礁、漂着調査)を行っている。2014/4〜10の調査でウミガメの上陸21回、内11回で産卵があった(平均孵化率は64%)。スナメリは31個体を確認した。
http://miekameppuri.web.fc2.com/
(三重「しろちどり」NO.84,P6〜8)

●2015/6 香川県
・26年度ガンカモ類の一斉調査(研究部)
 1/4〜18、香川県下187箇所を調査した。総計19,356羽で内訳はヒドリガモ3,860、ホシハジロ3,634、マガモ3,372、コガモ2,335、ハシビロガモ1,605、キンクロハジロ1,174、カルガモ1,132、オナガガモ1,064、ミコアイサ409、オカヨシガモ237、ヨシガモ225、オシドリ106等。3年周期で増減しているように見える(前年ピーク)。地況別では溜池(計1191ha):14,475、河川(237):1,780、河口(789):1,528、ダム湖(251):59、海域(2,813):892。
(香川県「かいつぶり」NO.377,P5〜6)

●2015/6 山口県
・コウノトリ飛来情報提供お願い
 豊岡市のコウノトリ湿地ネットは兵庫県コウノトリの郷公園と連携し、(公財)日本野鳥の会と共同で全国各地に飛来するコウノトリの情報を求めている。豊岡市では2005年に5羽を放鳥し、現在では豊岡盆地で常時50羽以上のコウノトリの個体群が形成されており、41都府県でも渡来目撃がある。
連絡先
コウノトリ湿地ネット:
[email protected]
本部自然保護室: [email protected]
(山口県「やまぐち野鳥だより」NO.239,P3)

●2015/7 福岡
・カササギ営巣中
 5/25、福岡県筑前町の電柱上でカササギが営巣中。その電柱には「カササギ営巣 管理中 九州電力 ○○営業所」とあり、常に電柱の巣を撤去している電力会社でも営巣場所や電線の種類によっては「繁殖許可」で見守っている例がある。
(福岡「野鳥だよりふくおか」NO.429,P11)

●2015/6 佐賀県
・ ラムサール条約新たに4箇所(5/30 佐賀新聞 朝日新聞)
 5/29、環境省はラムサール条約に新たに、東よか干潟、肥前鹿島干潟(共に佐賀県)、涸沼(茨城県)、芳ケ平湿地群(群馬県)の4箇所が登録されたと発表した。これで日本での登録地は50箇所になる。有明海では荒尾干潟(熊本県)も含め、3箇所となる。東よか干潟(218ha)は佐賀空港でのバードストライク懸念で一時絶ち消えたが、海苔養殖場を除き面積を1/5に減らし、今回実現した。
(佐賀県「野鳥さが」NO.200,P16〜17)

○支部報 保護・調査記事関連トピックスNO.759

●2015/7 苫小牧
・鵡川河口付近のシギ・チドリ
●2015/4-5 宮古
・岩手県オオワシ・オジロワシ一斉調査
●2015/7 東京
・研究報告誌を創刊しては(山階鳥類研究所)
・コアジサシを護るために
●2015/6 神奈川
・大磯町照ヶ崎海岸のアオバト(こまたん)
・鳥以外の動物の名がついた鳥
●2015/7 愛知県
・H27年度密対連通常総会(役員会)
●2015/4 奈良
・春日山原始林の保全再生を考える
・2015ガン・カモ調査
・奈良のキビタキ、オオルリ、サンコウチョウ
●2015/6 和歌山県
・春のタカ渡り
●2015/7 岡山県
・セッカ

●2015/7 苫小牧
・鵡川河口付近のシギ・チドリ
 2014/3〜2015/2、毎月、鵡川河口付近でシギ・チドリの最大個体数を記録した。3月:シロチドリ2、ハマシギ1、アカアシシギ1。5月:21種で最大数、ハマシギ2,503、 トウネン627、メダイチドリ53、キョウジョシギ39、コチドリ16、チュウシャクシギ14、 ホウロクシギ10等。9月:19種、トウネン27、ハマシギ19、オグロシギ12、アオアシシギ11等、個体数は少ない。12月〜2月はハマシギ1のみ。
(苫小牧「あおさぎ」NO.201,P5)

●2015/4-5 宮古
・岩手県オオワシ・オジロワシ一斉調査
 2/22、岩手県沿岸部12箇所、内陸部5箇所を調査した。沿岸部ではオオワシ3(成1、亜成1、幼1)、オジロワシ8(成6、亜成1、幼1)。内陸部ではオオワシ0、オジロワシ4(成4)。本調査は北海道で1980年から始まり、現在は北海道、岩手、宮城、福井、島根が参加している。
(岩手「ミサゴの海」NO.241,P4〜5)

●2015/7 東京
・研究報告誌を創刊しては(山階鳥類研究所)
 会報に学術的に有意義な情報が掲載されるのはよい事であるが、年1回程度、支部で研究報告誌を刊行してはと提案したい。類似の刊行物として本部のStrixs、関東では神奈川支部のBinos、栃木支部のAccipieter等がある。野鳥からただ楽しみを得る以外に、知識を持つ者として一定の社会的責任が発生してくると思う。調査研究と言う知的営為に携わりたい会員もいるのではと思う。
(東京「ユリカモメ」NO.717,P3)

・コアジサシを護るために
 大田区の森ヶ崎再生センターの施設屋上に営巣するコアジサシを保護するため2001年、リトルターン・プロジェクト(LTP)が発足した。LTPは都下水道局、大田区に働き掛け施設屋上に2haの営巣地を整備し、2005年には6.2haまで拡張した。LTPスタッフ他に個人のボランティアや企業CSR活動の参加がある。
http://www.littletern.net/  http://d.hatena.ne.jp/littletern/
(東京「ユリカモメ」NO.717,P10)

●2015/6 神奈川
・大磯町照ヶ崎海岸のアオバト(こまたん)
 同地はアオバトの集団飛来地として1996年、神奈川県の天然記念物に指定された。4月末から5月上旬に飛来し始め、6〜9月、数が増え、朝10時までに延数千羽に達し、10月中旬から減り出し、11月初旬が終認となる。海岸と丹沢との途中の森で液果を食べ、種子を散布し丹沢から海に続くグリーンベルト(アオバトの環)を作る。
(神奈川「はばたき」NO.517,P2)

・鳥以外の動物の名がついた鳥
 クマタカ、クマゲラは大きいため熊がついたと思われる。マシコは猿子で紅い猿の顔を想起している。トラツグミ、トラフズクは虎に似た斑紋からで、ウミネコ、コマドリは鳴き声が猫や馬(駒)に似ているから。イヌワシは狗鷲で犬ではなく肉の味が劣っている意味で狗(イヌ)が付く。カツオドリは直接カツオに関係ではなく、カツオ等の大型魚に追われた小魚に集まる習性による。シマアジは縞味で鰺ではなく、味が良いから命名とある。サメビタキ、コサメビタキのサメは鮫皮から来ているが今では死語である。キジバトは英語ではOriental Turtle DoveでTurtle(亀)の模様に似ているとされる。
(神奈川「はばたき」NO.517,P4)

●2015/7 愛知県
・H27年度密対連通常総会(役員会)
 4/26、京都で開催、野鳥の会本部からの参加も含め15名出席。話題として動物園で繁殖した鳥が販売されている。足環の装着を申し入れする。大阪には45歳のメジロがいる事になっている。関東、関西ではフクロウカフェが広がっている。鷹匠に密猟個体がいる。オオタカの尾羽が矢羽として売られている。カスミ網が学術研究の名目で簡単に買えるので法規制が必要。
(愛知県「愛知の野鳥」No.341,P9)

●2015/4 奈良
・春日山原始林の保全再生を考える
 1967/6の同地での記録に13箇所の谷でアカショウビン10回以上出たとあり、当時は谷ごとにアカショウビンが来ていた。それも1992〜1996年には出現率零になっている。同地では高木層に依存する種、下層植生に依存する種とも出現率が1982〜1986年頃低下し始め、1991年頃には下層植生にいるヤマドリがいなくなり、高木層にいるアカショウビン、ミゾゴイ、サシバ等がいなくなっている。支部は2011年、奈良県勤労者山岳連盟とシンポジウムを共催し、2014年には「春日山原始林を未来へつなぐ会」を発足させた。
(奈良「いかる」NO.149,P1〜2)

・2015ガン・カモ調査
 1/4〜18、奈良県内120箇所を調査した。カモ類総計21,281羽で内訳はコガモ6,812、オシドリ4,280、マガモ4,028、カルガモ2,123、ハシビロガモ1,364、ヒドリガモ1,260、キンクロハジロ486、ホシハジロ407、オナガガモ231等。オシドリが今回急増した。
(奈良「いかる」NO.149,P6〜8)

・奈良のキビタキ、オオルリ、サンコウチョウ
支部の繁殖期の探鳥会記録の5年毎の出現率を見ると、キビタキは1990年頃の57%が63%まで上昇し、最近5年間は下降気味である。オオルリは同期間47%から24%と半減している。サンコウチョウは12%あった出現率が最近は3%まで急減している。
(奈良「いかる」NO.149,P17)

●2015/6 和歌山県
・春のタカ渡り
 3/17〜5/26、和歌山市加太で調査した。3/17:西行きハイタカ45、ノスリ33、ハヤブサ1、チョウゲンボウ1。3/22:西行きハイタカ3、ノスリ46、オオタカ3、チョウゲンボウ1、サシバ1(初認)。3/28:サシバ34、ノスリ9、西行きハイタカ11。5/3:サシバ2、ノスリ2、ハチクマ3(初認)。ハチクマは5/22まで毎日通過。サシバは5/25まで毎日通過。
(和歌山県「いっぴつ啓上」No.122,P11〜13)

●2015/7 岡山県
・セッカ
 セッカの繁殖期間は長く5月から8月まで声が聞かれる。チガヤ等の丈の短いイネ科が茂る草地を好む。主食は葉にとまる昆虫やクモで、巣は青草の葉や茎をクモの糸でつづり合わせ、洋ナシ型にする。巣の中にチガヤ等の穂を敷き詰め、カヤネズミの巣に似ている。英名はFan-tailed Warblerで扇型の尾を持つウグイスの仲間とある。和名のセッカ(雪加)は一説にチガヤの白い穂を咥えて飛ぶ姿からとある。セッカは一夫多妻で1羽の♀の産卵は4〜6個で、1羽の♂は20羽前後の子孫を残すが成鳥になるのは少ない。鳥で一夫多妻は2%、一妻多夫は0.2%、多夫多妻は6%程度である。
(岡山県「野鳥おかやま」NO.209,P2)

○支部報 保護・調査記事関連トピックスNO.760

●2015/7 札幌
・ウトナイ湖ファンクラブ(ウトナイ湖サンクチュアリレンジャー 中村聡)
●2015/6 山形県
・日本のイヌワシ(最上ブロック)
●2015/7 埼玉
・2015年春シギ・チドリ類調査(研究部)
●2015/6-7 京都
・巨椋にシギチを見に行こう
・オオスズメバチ
●2015/7 大阪
・夢洲のアジサシ類(NPO南港ウェットランドグループ)
・サギたちのスゴ技
・南港野鳥園現状と課題
・カムバック・チュウヒプロジェクト
・キジとオオタカ
●2015/7 徳島県
・ちょっと気になる野鳥の和名 メボソムシクイ
●2015/7 北九州
・風力発電機が野鳥に与える影響

●2015/7 札幌
・ウトナイ湖ファンクラブ(ウトナイ湖サンクチュアリレンジャー 中村聡)
 ウトナイ湖で確認された野鳥は約270種、日本野鳥の会は1970年代後半、欧米の野鳥保護区をモデルに「サンクチュアリ」作り運動を始め、1981年、ウトナイ湖サンクチュアリが創設され、約1億円の募金でネイチャーセンターが開設された。1991年、ラムサール条約湿地登録、1999年、千歳川放水路計画中止させた。ウトナイ湖ファンクラブは約80名の会員がおり、1年1口1万円会費で個人会員を募集している。
申し込み先:[email protected]
(札幌「カッコウ」NO.375,P10〜11)

●2015/6 山形県
・日本のイヌワシ(最上ブロック)
 日本イヌワシ研究会が示したデータより。日本のイヌワシは5百羽ほどで、危機的な現状である。この25年間で番の3割が消滅した。繁殖成功率は1981年の55%が2013年には11%になり、簡潔に言うと1980年代は2年に1回程度の繁殖成功が今は10年に1回程度に低下している。今年の神室山地のイヌワシは少し巣造りをしたが、到底産卵できず、その主な原因は餌不足と餌狩場の減少である。
(山形県「やませみ」NO/85,P11)

●2015/7 埼玉
・2015年春シギ・チドリ類調査(研究部)
 4/29、さいたま市の大久保農耕地で調査した。4種、10羽(コチドリ5、チュウシャクシギ2、セイタカシギ1、ジシギ類2)でムナグロは昨年に引き続き観察されず。1週間前には140羽を超えるムナグロを見ている。
(埼玉「しらこばと」NO.375,P4)

●2015/6-7 京都
・巨椋にシギチを見に行こう
 巨椋干拓地は近鉄京都線「向島」駅南西に広がる広大な農地で、京都有数の探鳥地である。7〜10月、水田に水がある時にシギチの中継地になる。数が多いのはタカブシギ、アオアシシギ、タマシギ、ツバメチドリ、ムナグロ、トウネン、クサシギ・・・。内陸のため、ダイゼン、キアシシギ、ソリハシシギ、ハマシギ等は少ない。
(京都「そんぐぽすと」NO.194,P10〜11)

・オオスズメバチ
 オオスズメバチは働きバチ(♀)でも体長4cm、英名はJapanese giant hornet、東アジアに生息し、♀は毒針を持つ。刺されるとショック死する事がある。時速40qで飛翔でき、1日100km移動する能力がある。ミツバチやキイロスズメバチの巣を襲い、木の根本や樹洞に巣を作る。九州の一部では幼虫、蛹、成虫(毒針を抜く)を食する。
(京都「そんぐぽすと」NO.194,P14)

●2015/7 大阪
・夢洲のアジサシ類(NPO南港ウェットランドグループ)
 2003年から大阪市此花区の埋立地でアジサシ類の繁殖調査をしている。コアジサシの繁殖ペア数は2004年:500、2007年:1500、2011年:700、2013年:1000、2014、2015年:飛来せず。飛去前集結最大数は約1万になる。アジサシ(亜種アカアシアジサシ)がコアジサシから離れた水辺に営巣する。1ペアの営巣が見られるが、2012、2013年は未確認。2014年は巣立ち雛1を見る。ベニアジサシはほぼ毎年渡来し、2007年に初めて繁殖し1羽の巣立ち雛を見る。2009年に7ペアの抱卵を確認する。主食はコアジサシから略奪した魚でコアジサシの集団に入り込んでいる。同地ではクロハラアジサシ、ハジロクロハラアジサシ各数羽が毎年飛来している。
(大阪「むくどり通信」NO.238,P3〜5)

・サギたちのスゴ技
 大阪府立大学の池でゴイサギが水風呂に入っている感じでボーッツとしているのを見る。北米のゴイサギでも同じ事をしている。
http://www.thewildbeat.com/2014/03/05/spa-day-for-a-night-heron/
ササゴイのまき餌漁は北米では1950年代より知られ、日本では1980年代後半に初めて熊本県で報告がある。黒沢・樋口(1993)が調べた結果では日本での最初の記録は1977年の山梨県で、1993年時点では岩手県から鹿児島県まで広範囲に及ぶ。世界的には北米南東部、東南アジア、アフリカで記録がある。サギ類は嘴を少し水に浸け、波紋をを作り、魚をおびきよせる波紋漁をする。
1988年、広島県でコサギで、ゴイサギは2002年、東京で報告されている。海外ではアマサギ、ダイサギでも例がある。
(大阪「むくどり通信」NO.238,P9)

・南港野鳥園現状と課題 (高田博)
 レンジャー不在の無人施設となっていたが、昨年11 月、NPO「南港ウェットランドグループ」と大阪市で「野鳥園臨港緑地の干潟・湿地環境保全事業」の協働型事業委託契約を結んだ。その中で「野鳥ガイド要請講座」が4月に終了し、17名のガイドが誕生した。5月に実地研修が終り、6月から来園者へのガイドが始まった。
(大阪「むくどり通信」NO.238,P10)

・カムバック・チュウヒプロジェクト
 2014年度はチュウヒは繁殖期に確認されず、8月以降、非繁殖期に1個体を見る。2015年度は樹木の伐採で草原環境の維持、オギ(草本類)の移植、クズの除去を行ったが、5月までにチュウヒは確認されず。
(大阪「むくどり通信」NO.238,P10)

・キジとオオタカ
 万博公園で探鳥会開始は1985年、1970年に開催された万博の跡地では「万博の鳥はキジ」と言われるほど、多数のキジ(出現率百%)がいた。しかし、自然遷移での樹林の変化で1998年以降、キジの声は無くなった。2007年からはオオタカが営巣し始めたが、今年2015年は営巣しなかった。
(大阪「むくどり通信」NO.238,P12)

●2015/7 徳島県
・ちょっと気になる野鳥の和名 メボソムシクイ
 漢字名は目細虫喰で、この鳥は決して目は細くない。大橋弘一「鳥の名前」(2004)では細い過眼線が目立つためとあるが、センダイムシクイ、エゾムシクイに比べても特に細くはない。阿部直哉「野鳥の名前」(2008)にはメボソムシクイは江戸時代、ヤナギメジロの異名があり、細長い眉線をシダレヤナギ等の細い葉に目立てた命名とある。眉が細長いので、目が細いは無理がある。眉細(マユボソ)がメボソへ発音転化したのではと考える。ヤナギメジロはムシクイ科は柳を好む習性からの由来では。
(徳島県「野鳥徳島」NO.442,P5)

●2015/7 北九州
・風力発電機が野鳥に与える影響
 響灘地区に風力発電が続々と計画され、響灘ビオトープ隣接地での計画は環境影響評価の終盤になっている。響灘洋上では百数十基の計画がある。風力発電機が野鳥に与える影響の基本的な方針を支部のHPに掲載した。
http://kitakyushuyachou.web.fc2.com/furyoku.pdf
(北九州「北九州野鳥」NO.349,P10)

○支部報 保護・調査記事関連トピックスNO.761

●2015/7 道北
・風力発電関係(支部総会)
・コウノトリ
●2015/7 奥多摩
・中西悟堂と奥多摩支部
・「中西悟堂野鳥村構想の地」記念プレート除幕式
・カワウ
●2015/6 長野
・2月にノゴマ!?
●2015/6 静岡
・H27年ガンカモ調査
・シベリアムクドリ
・井戸端会議 諫早の未来を考える
●2015/7 長崎県
・対馬北部のニュウナイスズメ
●2015/7 宮崎県
・コシジロヤマドリ
・広い!広い!荒尾干潟
・ヤイロチョウ保護へ今季も立入規制

●2015/7 道北
・風力発電関係(支部総会)
 道北支部エリア内の風力発電事業計画に関し、この1年間、下記に意見書、要望書を提出している。2014/4/1:猿払村及び浜頓別町(エコパワー)、6/12:稚内市(稚内グリーンファクトリー)、7/31:新苫前、道北中央、道北北西部(ユーラスネナジー)、2015/1/8:芦川・豊富山、川西・川南、増幌、勇知(道北エナジー)、3/27:幌延町・天塩町(エコパワー)、4/9;浜里(道北エナジー)。
(道北「オロロン」Vol.39 NO.1,P2)

・コウノトリ
 5/5、べニア原生花園にコウノトリが現れ、5/20までクッチャロ湖小沼でタンチョウと行動を共にした。兵庫県コウノトリの郷公園によると、大陸から飛来した個体と思われる。5/15には稚内大沼でコウノトリを見るが、同一個体か不明。
(道北「オロロン」Vol.39 NO.1,P14)

●2015/7 奥多摩
・中西悟堂と奥多摩支部
 終戦後の出版事情は悪く、戦前、「野鳥」誌を出版していた日新書房が再建されると、中西悟堂は1946/6、日本野鳥の会と共同で小冊子「自然と四季」を出し、その中で「野鳥」誌の復刊を会員に呼びかけた。その年12月、野鳥誌は復刊した。戦前は全国に8支部あったが、地元東京には支部は無く、本部と同体との見方もあったが、1947/9、中西悟堂を支部長とする東京支部が創設され、1966年まで支部長を務めた。奥多摩支部は1948/5結成の秋川支部が1953/5奥多摩支部になった。奥多摩支部報の「多摩の鳥」題字は中西悟堂の揮毫による。
(奥多摩「多摩の鳥」NO.225,P10〜11)

・「中西悟堂野鳥村構想の地」記念プレート除幕式
 福生市加美上水公園は中西悟堂が野鳥の会事務所を移転し「中西野鳥研究所」を作る野鳥村を構想した場所であったが、戦争のため実現しなかった。悟堂生誕120周年に当たる今年、中西悟堂協会はその想いを残す記念プレートを同公園に設置し、5/10、除幕式を行った。
(奥多摩「多摩の鳥」NO.225,P12〜13)

・カワウ
 カワウは本来河川の中流域から下流域を好むが、1999年から多摩川上流部でも見かけ、最上流部奥多摩湖では1999/2に7羽、2014/6には52羽が見られた。奥多摩の深い渓谷を飛ぶカワウの姿には違和感を持つ。
(奥多摩「多摩の鳥」NO.225,P31)

●2015/6 長野
・2月にノゴマ!?
 2/12、長野市で藪の地面近くで喉が紅いノゴマを見る。その後、2、3度、降雪があったが、3/7にも確認できた。支部内に情報を流すと、藪に入り込む人がおり、3/29頃には見られなくなった。
(長野「野鳥ながの」NO.537,P6)

●2015/6 静岡
・H27年ガン・カモ調査
 静岡県内43箇所を調査した。カモ類合計は4,380羽で内訳はコガモ1,166、カルガモ786、ヒドリガモ774、オナガガモ412、マガモ410、ホシハジロ226、ヨシガモ147、オカヨシガモ135、キンクロハジロ109等。これとは別にオオバン555、カンムリカイツブリ380、カワウ245。
(静岡「野鳥だより」NO.426,P13〜15)

●2015/6 徳島県
・シベリアムクドリ
 4/6、阿南市でムクドリの中に白っぽいものが混じっていた。写真判定でシベリアムクドリで鳥類目録第7版では四国で観察記載がなく、四国初記録である。朝鮮半島では普通に繁殖している。
(徳島県「野鳥徳島」NO.441,P2〜3)

・井戸端会議 諫早の未来を考える
 4/11、諫早市で同会議テーマ「干潟の再生による諫早の街づくり」が開催された。佐藤正典鹿児島大学教授による「干潟と順天(スイチョン)湾」では諫早湾のウナギは巨大な潮受け堤防でいなくなり、地元の老舗の鰻屋も消滅した。順天湾(韓国)は閉め切られた諫早湾と同じ広さで、市長の意向でラムサール湿地になり、年間300万人も訪れる。鮫島和夫元長崎総合大学教授は諫早は広域交通網の結節点とあるが、市内交通政策が無く、自然との共生は実は20世紀型の開発で公共事業で一次産業を衰退させている。
(徳島県「野鳥徳島」NO.441,P7)

●2015/7 長崎県
・対馬北部のニュウナイスズメ
 ニュウナイスズメは九州では佐賀や鹿児島で数百羽の群が越冬している。長崎県でも極地的に越冬している、対馬北部では2011/7、繁殖が確認され、繁殖は継続している。今年5月、対馬北部を回ると、スズメが少なく、ニュウナイスズメの営巣がよく見られた。何らかの理由でスズメが減少したのか、ニュウナイスズメの侵入があったのか不明である。
(長崎県「つばさ」NO.331,P9〜11)

●2015/7 宮崎県
・コシジロヤマドリ
 5月下旬、小林市のひなもり台県民ふれあいの森でコシジロヤマドリ♂に背後から襲われた。毎日散歩している老夫婦には慣れているが、それでも長い棒でガードする由。繁殖期、♂は縄張り意識が強く、進入者を撃退する習性があり、特に弱い人を攻撃する事が知られる。
(宮崎県「野鳥だよりみやざき」NO.246,P9)

・広い!広い!荒尾干潟
 熊本県荒尾市の有明海にある、南北9.1km、東西3.2km、約1,656ha、単一干潟では日本最大。クロツラヘラサギ、ズグロカモメの飛来地で、海苔養殖、アサリ漁が盛んな場所である。2012/7、ラムサール条約登録地になり、シギ・チドリ類、カモ類他多くの水鳥が中継地、越冬地として利用している。漁協、農協、商工会議所、観光協会、教育委員会、日本野鳥の会等13団体で「荒尾干潟保全・賢明利活用協議会」を設立し、登録後の課題に取組んでいる。
(宮崎県「野鳥だよりみやざき」NO.246,P13〜14)

・ヤイロチョウ保護へ今季も立入規制
 御池野鳥の森にヤイロチョウが渡来する前、環境省えびの自然保護官事務所は当支部、町、森林管理署と意見交換し、5/21〜8/31、立入規制のロープ、看板等を設けた。この規制をして4年、昨年は3羽が飛来したが、繁殖確認できず、観光資源にもなるが、この規制はこの先も必要である。
(宮崎県「野鳥だよりみやざき」NO.246,P20)

(自然保護室・野鳥の会・神奈川/森要)

ブロックからのお知らせなど

■北海道ブロック会議報告■

【日時】2015年6月27日(土)13:30〜
28日(日)11:00
【会場】ホテルスエヒロ(北海道滝川市)
【担当】日本野鳥の会滝川支部
【参加者】27名/13支部(室蘭、釧路、十勝、札幌、旭川、オホーツク、江別、苫小牧、道北、小樽、道南檜山、根室、滝川)
【財団事務局の参加者】6名/佐藤理事長、自然保護室・葉山室長、保全プロジェクト推進室・原田チーフ(鶴居)、中村チーフ(ウトナイ湖)、松本チーフ(野鳥保護区)、普及室・江面

総会
総会

【スケジュール】
●6月27日(土)
13:30 講演:北海道の風力発電施設について
   (エコネットワーク 小川巌氏)
15:00 連絡:全道一斉マガン調査協力お願い
   (宮島沼・水鳥湿地センター 牛島克己氏)
15:30 総会
18:00 懇親会
20:00 終了

●6月28日(日)
8:30 探鳥会 丸加高原自然観察の森
11:00 終了

【総会の内容】
1.開会
2.財団事務局:佐藤理事長より挨拶
3.議事
(1)2014年度活動報告
@風力発電に関わる要望書等の提出について(室蘭支部)
篠原支部長より、昨年度のブロック会議で決議された通り、2015年2月に北海道知事に対し、意見書「北海道における風力発電計画に対する要請」を提出し、北海道の担当部署より回答書を受け取ったことが報告された。
A風力発電問題を議論するネットワークつくりのためのメーリングリストの進捗状況について(十勝支部)
室瀬支部長より、昨年度のブロック会議で決議された通り、メーリングリストを作り、12名の登録があった。北海道知事への風力発電計画に対する意見書についての意見集約に活用されたことが報告された。
(2)2014年度会計報告
(3)協議:風力発電に対する(公財)日本野鳥の会の基本姿勢について(十勝支部)
室瀬支部長より、以下のような意見が述べられた。
@財団事務局は、「再生可能エネルギーの推進には賛成だが、野生生物に影響のある風発施設建設には反対」という立場をとっているが、そもそも日本にこれ以上発電施設は必要ないと考えられるため「再生可能エネルギーの推進に賛成」と言うべきでないと考える。財団事務局がどう考えるか、聞きたい。
Aフレシマの風発施設建設計画の中止に関して、財団事務局から出される発表には、地元団体や関係者らの取り組みが計画中止に大きく影響したことが省かれている。事実をきちんと説明するようにしてほしい。
B発電所をこれ以上建設しないためには、節電が必要。会員に呼びかけるなど、会をあげて節電に取り組んではどうか。
それに対し、自然保護室 葉山室長より回答があった。
・現在、原発が稼働していない状況では、火力発電が最大の電力供給源となり、地球温暖化が問題となる。脱原発や火力発電の低減のためには、供給源を再生可能エネルギーに置き換えていくことは重要。今後、この視点を明示しながら、理解を得られるよう会内外に説明をしていきたい。
・フレシマの風発施設建設計画中止について言及する際は、事実関係の説明に配慮していきたい。

(4)各支部の特記すべき活動報告:楽天の森つくりにおける根室地方でのシマフクロウのための森づくり(十勝支部)
室瀬支部長より、十勝支部は、楽天株式会社と協働でシマフクロウのための森づくりを行う旨が報告された。楽天より3年間で65万円が出資され、根室市の市有地への植樹等を実施予定。

(5)来年度の総会開催地の確認
次回は、旭川支部が担当することが確認された。

(6)その他
@柳生真吾さんお別れの会への弔電について(滝川支部)
越後支部長より、柳生会長のご子息・柳生真吾さんのお別れ会に、北海道ブロックより弔電を打ったことが報告された。
A風発施設計画への意見書について(札幌支部)
猿子副支部長より、石狩湾新港において、風力発電施設の建設が計画されていることに対して意見書を提出したことが報告された。
B出版物の案内(十勝支部)
室瀬支部長より「北海道の海鳥」、「北海道の動物たち」など、支部の出版物が紹介された。
(7)財団事務局からの報告・連絡事項
@会員を増やすための探鳥会につい(普及室)
A小冊子プレゼントハガキの設置について(普及室)
B探鳥会リーダーズフォーラムの報告と次回の開催について(普及室)
Cパンフレット「ツバメのねぐらマップ」の発行について(普及室)
D連携団体向け卸販売について(普及室)
E新入会員向けカレンダープレゼントについて(普及室)
Fフィールドガイド日本の野鳥 増補改訂新版の発行について(普及室)
G鳥類繁殖分布調査について(自然保護室)
H平成27年度の野鳥保護区の活動について(保護区事業所)
(8)閉会挨拶

探鳥会
探鳥会

(普及室/江面康子)

事務局からのお知らせなど

普及室より

■8月号『フィールドガイド日本の野鳥』増補改訂新版の取り組み■

増補改訂新版を購入された方からいただくアンケートには、「これまでとあまり変わっていない」とか「目録7版の掲載順に並べないのは詐欺だ」など、中身をよく読んでいないと思われるご意見も少なからずあります。掲載順についてはP13で解説しているし、この連載では同じような文章を昨年11月号にて先に紹介し、今年の2月号で補足しました。目録7版に対応させる考え方もたびたび触れてきたつもりですが、すべての亜種までリストにして、多くの亜種の分布、検討を要する亜種や亜種不明に至るまで目録7版に沿って記した図鑑が他にあるでしょうか?
この連載の読者の皆様におかれましては、新版を手に取られれば、多くの修正箇所にお気づきになるでしょう。野鳥誌で増補改訂新版を紹介する企画は11月号になりそうですが、2007年に増補改訂版を発行した際には、同年の野鳥誌10月号で経緯を、11月号では修正事例も紹介しました。ここでは、野鳥誌で触れなかった増補改訂版での修正点も解説しておきたいと思います。

<高野の良心>
2007年11月号では、解説文の修正事例としてメジロガモのように記録が増えたもの、ミヤマガラスのように分布が拡大したもの、オオヨシゴイなど減少著しいものなどを紹介しました。
分布や増減については、すでにわかっているように誤解している人、固定的に捉えている人が多いので、新版ではP13で「今なお不明の地域もあるし、変化もする」と補足してあります。『新・山野の鳥』でも「分布や習性などはわかっていないことも多く、また変わることもありますので、見分けるための目安ととらえて下さい」と書いてあります。多くのことがわかっているように記載される図鑑が多い中で、高野伸二が、自身が確信できないことは、はっきり「わかりません」と言っていた良心を引き継いでいきたいと思っています。
一方で、オオクイナの声のように高野が自ら確認できていないので「・・・といわれる」「・・・と思われる」という書き方をしていた部分は、増補改訂の際に確認できたことは言い切るように修正しました。
図版の修正は今回の新版では100箇所以上に及びますが、2007年11月号ではコガモ雌の飛翔図の修正だけ紹介してあります。

<新たな知見による修正>
増補版以前の『フィールドガイド日本の野鳥』をお持ちの方は、よく見比べていただくと気づかれるはずですが、実は、増補改訂の際にもかなりの図版修正をしました。が、歴史的な高野作品を残したいという思いは、高野図版の修正をお願いした谷口高司さんも同じ。高野さんから直接手ほどきを受けていた谷口さんが、高野さんと同じ絵の具を使ってこそ可能とはいえ、「高野さん、ごめんなさい」とつぶやきながらの、辛い作業でした。
例えば、最初の図版頁のオオハムやシロエリオオハム(増補版P27、増補改訂及び増補改訂新版ではP25)は、高野さんが亡くなった後に明らかになってきた識別点から、数箇所も修正してあります。ただし、谷口さんの技術によって高野原画を損なわないようにしていますので、よく見比べないと気づかれないでしょう(新版では、さらに夏羽の前頚の色味に微修正を加えた)。
もっと気づかれないだろう修正は、次に登場するカイツブリの仲間。増補改訂以後はミミカイツブリ冬羽の眼先に赤い線を描き足してありますが、視力が弱い方には虫眼鏡が必要かも知れません。ハジロカイツブリの飛翔図も注視すれば、風切羽の白色部分がミミカイツブリと違うように直してあります(新版では、さらにミミカイツブリの白色部の形を直した)。
オオハムの修正箇所の一つ、脇後方(シロエリオオハムより白く見える)を直したのがウミガラス類です。増補版までは、ウミガラス・ハシブトウミガラスの夏羽に暗色の縞模様が描かれていましたが、その縞模様はウミガラスの識別点として有効であることがわかってきたので修正し、さらにウミガラス飛翔図の翼下面も直しました。翼下面では、次の頁に掲載されているカンムリウミスズメも変わっていますが、わかりますか?(増補版までは暗色に描かれていたのを、増補改訂の際に下雨覆を白くした)
ほかにもカモメ類のくちばしの成長段階による変化がわかってきたので、描き直したり、野外識別で役立つように、ハジロクロハラアジサシの腰の白を類似種より目立つようにしたりしています。

<キャプションなどの修正>
サシバの幼鳥では眼を暗色に直したし、高野がハチクマの2つのタイプとして描いたものが、その後に判明した雌雄の違いとして示せるので、図版の尾羽を差し替えるなどのウルトラCも試みました。
キャプションを直した例では、クロアシアホウドリをあげておきましょう。上尾筒・下尾筒が白いものを高野は若鳥として描いていましたが、その後、上・下尾筒の色は個体差があることがわかってきたので、増補改訂で「若鳥」を削除しました。コホオアカの雄夏羽、雌冬羽として描かれた図版も、雌雄や季節で違うことは確かだが個体差も多いので、2つのタイプとしたほうが適切だろうという見解に沿わせました。身近な野鳥の修正事例ではシメもあります。当時は色味で雌雄を見分けていたように思いますが、高野原画もチェックしてみたら雌冬羽とされていたものが、雌の識別点となる次列風切の淡色部が確認できません。増補改訂で雄冬羽とキャプションを直し、雌の識別点を解説文に加えた次第です。
キャプションとともに解説も変えた例では、カルガモやコベニヒワがあります。増補版までは雌雄同色と記されていましたが、近年、似ている雌雄も見分けようとする方も増えてきました。例えばカルガモでは雄の方が上・下尾筒の黒味が強い傾向があることは論文にもなっているので、雌雄同色というキャプションを削除の上、解説で雌雄の違いに触れるようにしました。
また、サシバの雌雄の違いのように、図版・キャプションともそのままにして、解説文の中で書き足したものもあります。

アオゲラ
▲画像の紹介、今回は新版で直した図版の例として、裏表紙のアオゲラです。高野原画の色味をすべてチェックしたところ、アオゲラは裏表紙より、解説用図版の方が色が適切だったので、解説図版の色味に合わせることにしました。なお当通信を紙媒体でご覧の方におかれましては、WEB上ではカラーですが、白黒印刷であること、ご容赦下さい。

(普及室/主席研究員 安西英明)

施設運営支援室より

■レンジャー養成講座参加者募集のご案内■

この講座では、レンジャーが行なっている仕事の一つ「自然解説」について、経験豊かなトレーナーの指導のもと、プログラムの企画・実演・まとめまでを実践し、体験を通して学んでいただきます。ネイチャーセンターや自然系の類似施設で働きたいという方にもオススメです。

開講講座 <自然解説編> 〜自然を伝える〜
【日時】2015年10月31日(土)13時〜
11月2日(月)17時
【参加費】一般 30,000円 学生 25,000円
【対象】18歳以上の方ならどなたでも参加できます
【定員】20名
【会場】ウトナイ湖サンクチュアリ
【申込締切】2015年 9月30日(水)

グループワークをしている様子
グループワークをしている様子

【参加申し込み】
@〜Eをご記入の上、メールにて日本野鳥の会(Eメール[email protected])へお申込みください。
@氏名(ふりがな)
A生年月日
B性別
Cご連絡先(住所、電話、FAX、e-mail)
D職業(学生/一般)
E参加動機(200字程度)

野外での実習の様子
野外での実習の様子

*申し込みは先着順に受付、定員になり次第締切とさせていただきます。
*参加費には、講師料、教材費が含まれます。現地までの往復交通費、食費、宿泊費は含まれません。宿泊される場合、希望者には苫小牧市内の宿泊施設をご紹介します。
*申込締切を過ぎてキャンセルされる場合、取消料として10,000円がかかりますので、ご注意ください。返金時には、参加費から取消料と振込手数料を差し引いた金額を返金いたします。
*災害等やむを得ない事情で中止となった場合は、参加費全額をお返しします。

【お問い合わせ】
公益財団法人 日本野鳥の会
施設運営支援室・保全プロジェクト推進室
〒141−0031
東京都品川区西五反田3−9−23 丸和ビル
TEL 03-5436-2625
FAX 03-5436-2635
E-mail [email protected]

(施設運営支援室/大畑孝二)

総務室より

■平成27年度第1回評議員会(定時)議事録■

1 開催日時 平成27年6月15日(月)
  午後2時30分〜午後4時30分

2 開催場所  ニューオータニイン東京
  4F会議室「かえで」
  東京都品川区大崎1-6-2

3 出席者(敬称略、五十音順)
  評議員総数 8名
  出席評議員 7名
    上田 恵介、北白川 道久、高松 健比古、
    竹丸 勝朗、原 剛、平 軍二、柳生 博

  出席理事
     佐藤 仁志(理事長)、吉田 新(副理事長) 佐久間 仁、
     安西 英明、遠藤 孝一、松田 道生

  出席監事 曽我 千文、見田 元

  事務局
    奥田 秋穂(総務室長)
    五十嵐 真(総務室長代理)
    柴田 英美(総務室員)

4 議長  柳生 博

5 議決事項
第1号議案 定款変更の件
第2号議案 評議員の選任の件
第3号議案 理事の選任の件
第4号議案 監事の選任の件

6 議事の経過の要領及びその結果
 佐久間仁常務理事が開会を宣言、その後、柳生博評議員長から挨拶があった。引き続き、佐久間常務理事より、本評議員会は定款第22条の規定に定める定足数を満たしており、適法に成立している旨、報告があった。
議事録署名人については、定款第24条の規定により、出席した評議員長及びその会議において選任された1人となっており、評議員長の他、上田恵介評議員が選任され、本人も承諾し、直ちに審議に入った。

会議の様子
会議の様子

7 議決事項の審議
(1)第1号議案 定款変更の件
佐藤仁志理事長より、評議員定数枠を8人から12人に、また、理事定数枠を8人から10人に拡大する定款変更について、資料に基づき説明がなされた。
審議を経て、議長がこの賛否を諮ったところ、全員が異議なくこれを承認した。

(2)第2号議案 評議員の選任の件
議長より、評議員全員が本定時評議員会の終結と同時に任期満了し退任するため、改選の必要がある旨を述べ、その選任方法について諮ったところ、出席評議員より議長提案を求める発言があり、全員がこれを承認した。
議長が、下記の者を提案し、それぞれ賛否を諮ったところ、全員が異議なくこれを了承した。また、被選任者は全員就任を承諾した。

  評議員 柳生 博(重任)
  評議員 上田 恵介(重任)
  評議員 原 剛(重任)
  評議員 北白川 道久(重任)
  評議員 上原 治也(新任)
  評議員 石部 久(新任)
  評議員 石井 隆(新任)
  評議員 丸谷 聡子(新任)

  評議員 福澤 武(退任)
  評議員 竹丸 勝朗(退任)
  評議員 高松 健比古(退任)
  評議員 平 軍二(退任)

(3)第3号議案 理事の選任の件
議長より、理事全員が本定時評議員会の終結と同時に任期満了し退任するため、改選の必要がある旨を述べ、その選任方法について諮ったところ、出席評議員より議長提案を求める発言があり、全員がこれを承認した。
議長が、下記の者を提案し、それぞれ賛否を諮ったところ、全員が異議なくこれを了承した。また、被選任者は全員就任を承諾した。

  理事 佐藤 仁志(重任)
  理事 吉田 新 (重任)
  理事 佐久間 仁(重任)
  理事 遠藤 孝一(重任)
  理事 松田 道生(重任)
  理事 安西 英明(重任)
  理事 見田 元(新任)
  理事 狩野 清貴(新任)

(4)第4号議案 監事の選任の件
議長より、監事全員が本定時評議員会の終結と同時に任期満了し退任するため、改選の必要がある旨を述べ、その選任方法について諮ったところ、出席評議員より議長提案を求める発言があり、全員がこれを承認した。
議長が、下記の者を提案し、それぞれ賛否を諮ったところ、全員が異議なくこれを了承した。また、被選任者は全員就任を承諾した。

  監事 曽我 千文(重任)
  監事 上原 健 (新任)

  監事 見田 元(退任)

8 報告事項
(1)平成26年度事業報告及び決算の件
佐藤理事長より、平成26年度事業報告について資料に基づき説明があった。引き続き、平成26年度決算について、経常収益は約1,119,820千円、経常費用は約1,093,918千円、正味財産期末残高は約63,666千円の減少となった旨が資料に基づき説明があった。
高松健比古評議員より、最近の地震や噴火及び東日本大震災による生きものへの影響について質問があり、佐藤理事長より、地震や噴火による影響に関する情報は聞いていないこと、サギ類のコロニーやシジュウカラの巣への放射線物質の影響の調査は継続中であるとの回答があった。

(2)平成27年度事業計画及び予算の件
佐藤理事長より、平成27年度事業計画について、概ね平成26年度と同様の事業を予定している旨、資料に基づき報告があった。引き続き、平成27年度予算について、正味財産期末残高が2,084,808千円、平成26年度決算と比較して約19,000千円の減少とマイナスは続いているが改善方向にあることが資料に基づき説明された。
高松評議員より、グリーンホリデーin台湾事業は平成27年度も実施するかとの質問に、佐藤理事長より、平成27年度は実施しないとの回答があった。また、日本に渡来する夏鳥の保全に関するボランティアプログラムを国際的に展開してはどうかとの質問に対し、佐藤理事長より、必要性は十分認識しており検討はしていること、東南アジアの保護団体の活動は希少種中心で普通種は現在のところほとんど取り組んでいないこと、今後も問題意識を持ちながら取り組んでいきたいなどの回答があった。

(3)理事会の結果の件
佐藤理事長より、平成26年度第3回、第4回及び平成27年度第1回理事会の結果について、資料に基づき報告があった。
吉田副理事長より、鳥と緑の日野センター用地の日野市への返還について、これまでの経過について補足説明があった。
北白川評議員より、監査に対する補足意見の取扱いについて質問があり、佐藤理事長より、常勤役員と室長による運営会議の中でこれらの課題に取り組んでいるとの回答があった。

議長は以上をもって全部の議題を終了した旨を述べ、午後4時30分閉会を宣言し解散した。

以上の議事を明確にするため、この議事録を作成し、議長及び議事録署名人がこれに記名押印する。

平成27年6月19日
公益財団法人日本野鳥の会定時評議員会

  議    長    柳生 博
  議事録署名人    上田 恵介

(総務室/柴田英美)

■平成27年度第2回評議員会(臨時)議事録■

1 開催日時 平成27年6月15日(月)
  午後4時30分〜午後5時00分

2 開催場所 ニューオータニイン東京
  4F会議室「かえで」
  東京都品川区大崎1-6-2

3 出席者(敬称略、五十音順)
  評議員総数  8名
  出席評議員 7名
    石井 隆、石部 久、上田 恵介、北白川 道久、
    原 剛、丸谷 聡子、柳生 博

  出席理事
    安西 英明、遠藤 孝一、狩野 清貴、佐久間 仁、
    佐藤 仁志、松田 道生、見田 元、吉田 新

  出席監事
    上原 健、曽我 千文

  事務局
    奥田 秋穂(総務室長)
    柴田 英美(総務室員)

4 議長 柳生 博

5 議決事項
 第1号議案 評議員長選任の件
 第2号議案 副会長選任の件

会議の様子
会議の様子

6 議事の経過の要領及びその結果
佐久間仁理事が開会を宣言、その後、本評議員会は定款第22条の規定に定める定足数を満たしており、適法に成立している旨、報告があった。
なお、議事録署名人については、定款第24条の規定により、出席した評議員長及びその会議において選任された1人となっており、事務局一任とする提案がなされ、佐久間理事が上田恵介評議員を指名した。また、評議員長選任において、上田評議員が評議員長に選任された場合、再度、議事録署名人の選任を行う旨を述べ、全員が異議なくこれを承認、本人も承諾し、直ちに議案の審議に入った。

(1)第1号議案 評議員長選任の件
評議員長が選任されるまで、柳生博評議員が議長となることを全員で確認し、定款第14条第3項の定めにより評議員長を選任したい旨を述べ、協議した結果、全員が異議なく次の通り選任し、被選任者も就任を承諾した。

  評議員長 柳生 博

(2)第2号議案 副会長選任の件
評議員長に選任された柳生評議員が引続き議長となり、定款第35条第6項の定めにより、上田評議員を副会長に選任したい旨を述べ、協議した結果、全員が異議なく次の通り選任し、被選任者も就任を承諾した。

  副会長 上田 恵介

議長は以上をもって全部の議題を終了した旨を述べ、午後5時00分閉会を宣言し解散した。

以上の議事を明確にするため、この議事録を作成し、議長及び議事録署名人がこれに記名押印する。

平成27年6月19日
公益財団法人日本野鳥の会臨時評議員会

  議    長   柳生 博
  議事録署名人   上田 恵介

(総務室/柴田英美)

■平成27年度第2回理事会(臨時)議事録■

1 開催日時  平成27年6月15日(月)
  午後5時00分〜午後5時30分

2 開催場所 ニューオータニイン東京
  4F会議室「かえで」
  東京都品川区大崎1-6-2

3 出席者
  理事現在数  8名
  出席理事   8名
    安西 英明、遠藤 孝一、狩野 清隆、佐久間 仁、
    佐藤 仁志、松田 道生、見田 元、吉田 新

  出席監事 上原 健、曽我 千文

  事務局
    奥田 秋穂(総務室長)
    柴田 英美(総務室員)

4 議長 理事 佐久間 仁(第1号議案)
     理事長 佐藤 仁志(第2号議案以降)

5 議決事項
第1号議案 理事長選任の件
第2号議案 副理事長選任の件
第3号議案 常務理事選任の件
第4号議案 理事会招集権者順序決定の件
第5号議案 常勤役員の報酬の件
第6号議案 顧問委嘱の件
第7号議案 賞罰等評価委員会委員承認の件

会議の様子
会議の様子

6 議事の経過の要領及びその結果
佐久間仁理事が開会を宣言し、理事長が選任されるまで議長として議事を進行することの承認を求め、出席理事全員がこれを了承した。続いて本理事会は定款第42条の規定に定める定足数を満たしており、適法に成立している旨、報告があった。
なお、議事録署名人については、定款第44条に基づき、出席した代表理事及び監事となっており、これから選任される理事長、副理事長、及び出席監事が署名人となることを確認した後に、次の議案の審議に入った。

(1)第1号議案 理事長選任の件
佐久間理事より、理事長が選任されるまで仮の議長として議事進行する旨の発言があり、全員がこれを了承した。続いて、定款第27条第2項に定める理事長の選任について出席理事の意見を求めたところ、理事長に佐藤理事を選任したい旨の提案があり、その賛否を諮ったところ、全員が異議なく次の通り選任し、被選任者も就任を承諾した。

  理事長 佐藤 仁志

(2)第2号議案 副理事長選任の件
ここで佐久間理事より佐藤仁志理事長へ議長を交代し、定款第27条第3項の定めにより、副理事長の選任について出席理事の意見を求めたところ、副理事長に吉田新理事を選任したい旨の意見があり、その賛否を諮ったところ全員が異議なく次の通り選任し、被選任者も就任を承諾した。

  副理事長 吉田 新

(3)第3号議案 常務理事選任の件
議長より、定款第27条第3項の定めにより、常務理事の選任について佐久間仁理事及び遠藤孝一理事を推薦したい旨の提案があり、その賛否を諮ったところ全員が異議なく次の通り選任し、被選任者も全員就任を承諾した。

  常務理事 佐久間 仁
       遠藤 孝一

(4)第4号議案 理事会招集権者順序決定の件
議長より、定款40条第2項に基づき、理事長に事故があった場合の理事会招集権者順序について、吉田副理事長、佐久間常務理事、遠藤常務理事としたい旨の提案があり、この賛否を諮ったところ、全員が異議なくこれを承認した。

(5)第5号議案 常勤役員の報酬の件
佐久間常務理事より、役付常勤役員の役員報酬月額を、勤務日数及び役割に応じ資料のとおりとしたい旨の提案があった。
遠藤常務理事より、常勤役員の執務時間及び自宅勤務が勤務日数に参入されるかについて質問があり、佐藤理事長より、特に決まりはないとの回答があった。松田道生理事より、遠方より来局する理事への手当てについて質問があり、佐藤理事長より、交通費と宿泊費等の必要経費については、原則として支給しており、今後とも支給していくとの回答があった。
佐藤理事長が本件の賛否を諮ったところ、全員が異議なくこれを承認した。

(6)第6号議案 顧問委嘱の件
佐久間常務理事より、公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団常務理事の徳田俊一氏を顧問に委嘱したい旨、資料に基づき提案があった。
審議を経て、議長がこの賛否を諮ったところ、全員が異議なくこれを承認した。

(7)第7号議案 賞罰等評価委員会委員承認の件
佐久間常務理事より、賞罰等評価委員会委員を辞退した門司和夫氏の後任候補者西村眞一氏について、資料に基づき説明があった。
審議を経て、議長がこの賛否を諮ったところ、全員が異議なくこれを承認した。

上記の議事を明らかにするために議事録を作成し、佐藤理事長、吉田副理事長及び出席監事の名において記名、捺印する。

平成27年6月19日
公益財団法人日本野鳥の会臨時理事会

  議長 代表理事 佐藤 仁志
  代表理事 吉田 新
  監  事 上原 健
  監  事 曽我 千文

(総務室/柴田英美)

■支部名称・代表者・事務局等変更のお知らせ■

今月は支部名称等の変更はありません。

(総務室/鈴木美智子)

会員室より

■CanonMJタイアップ支部型イベントの開催までの流れ■

会員室メディアグループでは、キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、CMJ)とタイアップした野鳥撮影イベントを、2014年5月から2015年7月までの期間に、9回実施しました。

@ 2014年5月10日
本部主催 於、都立東京港野鳥公園 27名申し込み
A 2014年12月5日
本部主催 於、都立東京港野鳥公園 54名申し込み
B 2014年12月21日
東京支部1回目(鳥フォト倶楽部主体)
22名申し込み
C 2015年1月27〜28日
本部主催 宿泊型
於、横浜自然観察の森、隣接の上郷・森の家宿泊 51名申し込み
D 2015年2月1日
大阪支部 27名申し込み
E 2015年2月22日
奥多摩支部 23名申し込み
F 2015年3月1日
東京支部 2回目(支部一般会員 向け)26名申し込み
G 2015年5月9日
愛知県支部 32名申し込み(午前18名 午後14名)
H 2015年7月5日
青森県支部(・八戸野鳥の会) 23名申し込み

申し込み総計 285名

イベントで貸出される機材
イベントで貸出される機材

2014年11月の全国連携団体総会にて、当企画を講習会に参加した支部の皆さまにご案内しましたが、まだ実施していない支部のご参画を検討していただけますよう、開催までの具体的な流れについて、ご紹介いたします。

支部のスタッフの方々になるべく負担をおかけしないように、運営実務を本部が引き受ける体制になっております。
10月くらいから始まる秋の野鳥の渡りの時期から来年3月くらいまでの早春にかけて、開催をご検討いただけますようお願い申し上げます。
※ イベントの企画概要・主旨については、別途、資料をお渡しします(ご希望の方のみ、[email protected]へ)

【イベント開催においての要点】
・ CMJから出されている開催条件は、参加者が20名以上であること(1回あたり最大35名まで対応可能/日の長い季節には、午前と午後の2部構成にした実績もある)
・ 参加者募集の告知は早めにする
・ 野外撮影の場所以外に、機材貸出し&講習実施のためのセミナールームが必要
→支部のほうで会場を選定し、利用申し込みをする(会場費用は本部で負担)
・ 支部からは当日のお手伝い(搬入・搬出など会場設営の手伝い、受付、投影機材のセッティング手伝い、記録写真を撮影)が数名必要
※本部から2名(司会進行や運営全般)、CMJから機材貸出しで1〜2名が出張

★ 後日、本部からイベント協力費5〜7万円の謝金を支部の口座にお振り込みします
まずは、開催時期と会場のご検討をお願いいたします

愛知県支部(5/9開催)での講習の様子

愛知県支部(5/9開催)での講習の様子
愛知県支部(5/9開催)での講習の様子
(上:室内/下:野外)


【イベント開催までの流れ】★下線が支部の担当業務

----------------【企画 段階】--------------------

@ 開催希望の2〜3か月前までに、担当の柵(さく)にその旨を知らせる。
  必ず支部の幹部会議などを通して(許可を得て)からにしてください。

例)逆算方式
・ 11/10 イベント当日
    ↑
・ (10日前)11/1 参加者に、機材のお知らせ &詳細な案内状を本部から送付
    ↑
・ (2週間前)10/25〜31 希望機材の調整を本部とCMJでおこなう 〜 機材確定
    ↑
・ (3週間前)10/20〜24 申し込み〆切 〜 参加者情報シートの入力(本部か支部のいずれかで)
    ↑(募集期間は1か月以上)
・ (2.5〜1.5か月前)8月半ばから9月半ば 支部報や野鳥誌、ホームページなどで参加者を募集

A【支部】が 講師の希望を、柵に出す
講師は、実際にCanon機を使っている野鳥写真家に限られます(写真家との日程調整が必要)。
<これまでに依頼した講師>叶内拓哉、戸塚学、吉田巧、福田啓人

B【本部】がCMJと開催日の調整をする(CMJが他のイベントと重なると、調整が必要)

C【支部】が会場を手配(スクリーン・投影用のプロジェクター、パソコンの有無を確認)
会場費については、本部で負担するが、できれば公共の施設が良い。

---------------【募集・広報 段階】 --------------

D 参加者募集の手法を本部と支部で相談する
  A 支部報や支部のHPに募集要項を掲載
  B 野鳥誌のイベント掲載ページに掲載
  C 主催者の周辺で10名近くの参加者が確保されていると、安心です。
野鳥撮影を趣味にする方などの集まりがあれば、お声掛けください。

E 申し込み先(窓口)と手段を決める
[あ] 支部宛てにハガキやメール、電話で申し込む

[い] 本部宛てにハガキで申し込む

----------【申し込み情報整理 段階】 ------------

F 【本部】で 参加者の希望機材のとりまとめをし、CMJに機材の発注する
※ 人気機材が集中すると、第1希望を叶えられない方が出てくる
※ 参加者情報は個人情報のため、取り扱い注意。
支部から本部へ送付の場合は宅急便か郵便書留で。
メールでのやりとりでも、ファイルにロックをかけ、パスワードは2通目で通知。

E 【本部】から、参加者に詳細な案内状と、機材確定のお知らせを郵送

--------------- 【開催当日】 ------------------

■ 【本部】が用意し、前日までに支部のイベント幹事か会場宛てに郵送
・ 参加者の名札
・ 参加者名簿
・ ポスター類
・ アンケート用紙とボールペン&ボード
・ パソコン

■ 【支部】にご用意いただきたいもの
・ 施設にない場合、投影用のプロジェクター

■日本野鳥の会探鳥会保険は、本部負担で掛けている

■この件に関するお問い合わせ
公益財団法人 日本野鳥の会
会員室 メディアグループチーフ 柵 さち子
〒141-0031
東京都品川区西五反田3丁目9番23号 丸和ビル
TEL:03-5436-2632  FAX:03-5436-2635 E-MAIL:[email protected]

(会員室/柵さち子)

■会員数■

8月1日会員数36,208人(対前月-102)会員数は先月に比べ102人減少しました。7月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より99人少なくなっています。会員の増減は入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。7月の入会者数は142人で、前年同月の入会者122人に比べ20人増加しました。また、7月の退会者は241人で、前年同月の退会者250に比べ9人減少しました。

表1. 7月の入会・退会者数

※会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活する方がいらっしゃるため、退会者数の年度累計は、実際の退会者数とずれた数字となります。 このため、退会者数合計については年度末の集計後にお知らせいたします。

■都道府県および支部別会員数■
 野鳥誌贈呈者数を除いた数を掲載します。

表2.都道府県別の会員数(8月3日現在)

備考:不明は転居先が不明の会員を示します。

表3.支部別の会員数(8月3日現在)

備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。

(会員室/沖山展子)

■支部ネット担当より

厳しい暑さが続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。いつも支部ネット通信をご愛読いただき、ありがとうございます。
今号では、施設運営支援室よりレンジャー養成講座、会員室よりキヤノンマーケティングジャパンとタイアップした支部型の野鳥撮影イベントのお知らせを掲載しております。ぜひ、多くの皆さまに、このような場をご活用いただければと思います。

■支部ネット通信は支部の代表の方に電子メールでも配信をしています。電子メールでの配信を希望される支部の代表の方は下記メールアドレスまでお気軽にお申し込みください。

支部ネット通信 第137号
◆発行
公益財団法人日本野鳥の会 2015年8月25日
◆担当
総務室 総務グループ
奥田秋穂/柴田英美
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23
丸和ビル
TEL:03-5436-2620
FAX:03-5436-2635
E-mail:[email protected]