No.156 2017年3月号


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目次 ◆支部の動き
支部報 保護・調査記事関連トピックス
◆ブロックからのお知らせ
関東ブロック協議会
◆事務局からのお知らせなど
3月号『フィールドガイド日本の野鳥』増補改訂新版の取り組み
連携団体(支部等)向卸販売をご利用ください
評議員会傍聴申込要領について
新入会の方への対応についてお願い
会員数

支部の動き

■支部報保護・調査記事関連トピックス■

 本記事は日本野鳥の会へ送付されてきている各地の支部報/会報から抽出して作成し、調査・保護に関心がある野鳥の会の会員へ配信しております。本記事の一部又は全部を不特定多数が見る可能性があるところへ公開される場合は、各支部/各会の了承を事前に得て下さい。記事は筆者の意向に反しないように、取り扱いをお願いします。

○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.832

●2017/1 根室
・「フクロウの殿堂」受賞
●2016/12 山形県
・酒田市十里塚風発事業計画について
・花火大会での河川敷の草刈りについて
・カワウ勉強会
・山形県へガビチョウ進出(調査研究部)
・ヤマドリの擬傷行動
・イヌワシ(最上ブロック)
●2017/1 茨城県
・コクチョウを放鳥したつけ
・眠りながら夜鳥の調査(環境計画部)
●2017/1 南富士
・ポケモンGOから学ぶこと
●2017/1 徳島県
・2016年秋のタカ渡り調査(サシバ、ハチクマ)(研究部)
・ちょっと気になる野鳥の和名イカルチドリ
●2017/1 福岡
・ノドアカツグミ

●2017/1 根室
・「フクロウの殿堂」受賞
 米国インターナショナルアウルセンターからシマフクロウのドンと飼育者山本氏共に「フクロウの殿堂」賞を受賞した。フクロウの保護、増殖に大きな貢献があった。授賞式は3月、ミネソタ州である。
http://www.festivalofowls.com/halloffame.html
(根室「フレチカップ」NO.102,P8)

●2016/12 山形県
・酒田市十里塚風発事業計画について
 11/21、酒田市で「卒原発の進め方を考える」フォーラムで同計画に対し、本部浦達也自然保護室主任研究員から「野鳥保護の観点から建設予定地は移すべき」の提言があった。砂浜は丘(防浪砂堤)になっており、風が吹きあがる場所で、鳥の渡り時期は海沿いにクロマツ林と砂浜が一緒にある場所を小鳥類が利用し、風車があると小鳥や海鳥が多数衝突死する。
(山形県「やませみ」NO.88,P2)

・花火大会での河川敷の草刈りについて
 夏の最上川での花火大会で、河川敷のヨシが伸びて、花火が見えづらいとしてヨシの刈り払い要望があった。酒田市から当支部に容認して欲しい旨連絡あった。花火大会は歴史的、観光的に意味があり、開催は否定しないが、数時間の行事のため野鳥の生息地を奪うのは如何と思う。開催場所の変更、観覧席のかさ上げ等で対応すべき。
(山形県「やませみ」NO.88,P3)

・カワウ勉強会
 3年前から「東北地区カワウ勉強会」を主催している。それを受けて山形県はカワウ連絡協議会を開催している。野鳥の会とバードリサーチ主催で、東京で全国カワウ研修会があった。座学で長岡技術科学大学生物機能工学専攻山本麻希准教授からカワウの個体管理の必要性とその具体的方法を聞く。ワークショップで数を数えデータをまとめ地図化してモニタリング(個体数管理)を指導するが、カウントばかりでただ鮎が食われるを見るだけの不満もあり、人と魚と鳥の川づくりを進めている。
(山形県「やませみ」NO.88,P3〜4)

・山形県へガビチョウ進出(調査研究部)
 11月、ガビチョウが村山市と天童市で観察された。2年ほど前、米沢市で見られ、その後、不明であった。現在、仙台市と福島市では激増しているようで、山形県内にも進出していると思われる。積雪の多い県内には定住しないと考えられていたが、近年、雪が少ないためか。
(山形県「やませみ」NO.88,P7)

・ヤマドリの擬傷行動
 突然、バタバタと大きな音と同時に、ヤマドリが苦しみもがく姿があった。数羽の雛が藪に隠れて行った。中西悟堂は野鳥の擬傷行動を見て深く感動し、野鳥への入信の一つのきっかけになったと書いている。
(山形県「やませみ」NO.88,P8)

・イヌワシ(最上ブロック)
 10/2〜5、5人でイヌワシの人工巣をセットし補強した。これで二度と落ちない巣になった。イヌワシは初雪が降ると、営巣場所に執着しだし、12/6、番がその巣に巣材を盛んに搬入していた。1/16、巣が大きくなり、完成を確認するも、2/27、営巣中断、考えられるのは餌不足である。
(山形県「やませみ」NO.88,P9)

●2017/1 茨城県
・コクチョウを放鳥したつけ
 水戸市の千波湖や大塚池のハクチョウ類の由来は、コブハクチョウが彦根市からの寄贈、コクチョウが市民からの寄贈に拠る。当初は管理される飼鳥であり、初列風切羽を切り飛べなくしていた。断翼へ苦情が寄せられると、給餌が主の管理となり、自由に飛べるようになると個体数150羽余りに増え、交通や人家への影響が出てきた。一気に飼育舎に移さず、正しい管理に戻ることが必要である。
(茨城県「ひばり」NO.335,P2)

・眠りながら夜鳥の調査(環境計画部)
 昨年の「野鳥」誌2・3月号に「ICレコーダーを希望者に貸し出す」とあり、「情報不足」とある夜の鳥の実態調査のため、キットを借りた。6月、山間部での日出前の録音ではトラツグミ、ホトトギス、フクロウ、ヨタカ、ヤマシギの声があった。ミゾゴイ、コノハズクは目星をつけた場所で声が録れなかった。イノシシが夜間動き回り、地上営巣性の鳥(ヨタカ等)は激減しているのでは。
(茨城県「ひばり」NO.335,P2)

●2017/1 南富士
・ポケモンGOから学ぶこと
 ポケモンGOに夢中になるあまり、世のひんしゅくを買う。バードウォッチングの現場でも同じようなモラルの問題がある。共にその楽しみに熱中するあまり周囲に迷惑を掛けたり、社会のルールを乱したりすることは避けねばならぬ。
(南富士「さえずり」NO.410,P2)

●2017/1 徳島県
・2016年秋のタカ渡り調査(サシバ、ハチクマ)(研究部)
 9/2〜10/30、鳴門山展望台でサシバ総計4,716、ハチクマ376でサシバの終認は10/15、ハチクマの終認は10/16であった。サシバのピークは9/27の1,321、八チクマは9/26の102であった。9/17〜10/10、四方見展望台ではサシバ総計3,077、ハチクマ407であった。サシバのピークは9/26の1,030、ハチクマは同日の91であった。鳴門での渡りピーク後、徳島県南部のサシバ、ハチクマの渡りがピークを迎える事が知られている。
(徳島県「野鳥徳島」NO.460,P5〜8)

・ちょっと気になる野鳥の和名イカルチドリ
 イカルチドリは江戸時代中期からそう呼ばれ、その語源はコチドリより強そうに見えるからいかる(厳る)チドリとなったとある。イカルチドリが特段に強く厳めしそうには見えない。イカルチドリの学名Placidusはラテン語でおとなしいの意味である。私は語源は「いがる」にあると考える。「いがる」は中国四国地方の方言で「大きな声で叫ぶ」意味でイカルチドリは春先、大きな声で賑やかに鳴き飛び回る習性がある。
(徳島県「野鳥徳島」NO.460,P14)

●2017/1 福岡
・ノドアカツグミ
 11/7、春日市春日公園でノドアカツグミが撮影された。福岡支部テリトリーで初記録である。
(福岡「野鳥だよりふくおか」NO.447,P10)

○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.833

●2017/1 釧路
・北海道におけるオオセグロカモメの人工物での営巣状況(釧路公立大学北海道海鳥保全研究会)
●2016/冬の巻 弘前
・希少種の観察記録
●2017/1 奥多摩
・コウノトリ見聞記
・キマユホオジロ オオソリハシシギ
●2017/1-2 長野
・秋のタカ渡り調査
●2017/1-2 諏訪
・長野県下初記録ホシムクドリ
●2017/1 三重
・ソーラー計画に見る里山の崩壊
・フクロウの受難
・川と海のクリーン作戦
●2017/1 大阪
・カラ類の混群に混じる鳥(大阪府立自然史博物館学芸員)
・オジロビタキの写真検討(鳥類目録編集委員会)
・カラフトムシクイ
●2017/1 筑豊
・北米産ホオジロ類 American Sparrows

●2017/1 釧路
・北海道におけるオオセグロカモメの人工物での営巣状況(釧路公立大学北海道海鳥保全研究会)
 アンケート調査で北海道のオオセグロカモメの人工物での営巣状況をまとめた。人工物で営巣確認は礼文町、羽幌町、枝幸町、札幌市、苫小牧市、網走市、斜里町、白糠町と全道広範囲で確認された。本種は本来、無人島や海岸で多く営巣しているが、この30年で、その数は激減し、建物の屋根、屋上、離岸堤等の人工物での営巣が増加している。筆者の2015年の釧路市内調査でも908の人工巣を確認している。世界的に極東の一部で繁殖する分布の狭い種であるので、オオセグロカモメを少し観察してみては。
(釧路「ホシハジロ」NO.422,P3)

●2016/冬の巻 弘前
・希少種の観察記録
 2013/3/27、十三湖上を旋回するカタシロワシを撮影する。岩木川沿いを南へ飛び去る。イヌワシより大きなトビの印象、オジロワシより小さい。2015/11/22、五所川原市でスズガモの群れの中でコスズガモを撮影する。2015/12/7、鰺ヶ沢町でカモメ類の群れの中でカナダカモメを撮影する。
(弘前「初列風切」NO.192,P4)

●2017/1 奥多摩
・コウノトリ見聞記
 7/20、八王子市の水田にコウノトリが飛来した。足環から2016/3生まれで6/4、千葉県野田市で放鳥された個体「きずな♂」と分かる。7/23、ギャラリーに30名程のカメラマンが来ている。7/24以降は野田市のFacebook「コウノトリをシンボルとした野田の生きもの記録」では、7/25、静岡市沼津市、7/26、浜松市に移動した。
(奥多摩「多摩の鳥」NO.234,P3)

・キマユホオジロ オオソリハシシギ
 10/14、狭山湖でホオジロ3羽の中にキマユホオジロが撮影された。10/22、狭山湖でダイゼン3羽の中で水浴びするオオソリハシシギが撮影された。共に奥多摩支部フィールド内の新記録である。
(奥多摩「多摩の鳥」NO.234,P26〜27)

●2017/1-2 長野
・秋のタカ渡り調査
 8/28〜11/13、長野市飯綱高原浅川大池で延べ48日、調査した。総計でサシバ4,161、ノスリ1,185、ハチクマ550、ツミ53であった。最大渡り日はサシバは9/25の1,323、ノスリは10/2の332、ハチクマは9/21の170、ツミは9/21の13であった。
(長野「野鳥ながの」NO.553,P3)

●2017/1-2 諏訪
・長野県下初記録ホシムクドリ
 10/29、諏訪湖畔でホシムクドリを確認した。11/2にも諏訪市豊田の水田でムクドリの群れに混じっていた。日本では山陰地方や九州、北陸の一部に定期的に少数が越冬している。長野県鳥類目録3には記録が無く、長野県初記録と思われる。
(諏訪「いわすずめ」NO.172,P2〜4)

●2017/1 三重
・ソーラー計画に見る里山の崩壊
 四日市市で68.1haに12万枚のパネル、出力2.1万KW、その近隣地で98haに23.7万枚のパネル、出力5万KWのソーラー発電が計画されている。サシバ、オオタカが存在する生物多様性の生態系が崩壊してしまう。この事業は宅地造成、企業誘致と違い、20年間の買取制度に基づき、年々買取価格低下する中で、途中で事業が成立しなくなると、元の環境に戻すのに課題が多い。運転中も土地の保水力低下で水害の恐れ、パネルの反射熱、パワーコンデショナーからの電磁波も問題である。電気使用量1KWH当たり2.25円(H28年)を負担してまで自然破壊を伴う事業に協力するのは疑問である。
(三重「しろちどり」NO.90,P2〜4)

・フクロウの受難
 9/1、名張市東山ふれあい公園で池の縁でフクロウが釣り糸に絡まっている。残念ながらその夜絶命した。会報に報告するだけでなく、一般の方にも何らかの方法で知らせたい。
(三重「しろちどり」NO.90,P7)

・川と海のクリーン作戦
 10/23、松阪市五主海岸で国土交通省、松阪市主催の恒例の清掃活動に参加した。地域住民100名と共に野鳥の会から10名が参加した。2トントラック2.5台分のゴミが回収された。
(三重「しろちどり」NO.90,P13)

●2017/1 大阪
・カラ類の混群に混じる鳥(大阪府立自然史博物館学芸員)
 混群はカラ類以外にもシギチドリ類、カモ類、冬のホオジロ類、ミヤマガラスにコクマルガラスが混じる等、例がある。カラ類の混群の研究は東日本が多く、そのためか主役はエナガやシジュウカラで次いでヒガラ、コガラでヤマガラは少なく、キツツキ類が混じり、メジロは殆ど登場しない。関西ではカラ類の混群にはヤマガラ、メジロはたいてい混じっている。メジロ主役のカラ類混群の研究は石毛ほか(2002)くらいしか無い。沖縄県西表島でのカラ類の混群ではメジロが中核種で随伴種はヒヨドリ、リュウキュウサンショウクイ、シジュウカラ、 キビタキ等である。沖縄県にはエナガはいないので、メジロが中核種になるにしても、エナガとメジロがいる西日本ではどうなっているのか観察の余地がある。
(大阪「むくどり通信」NO.246,P9)

・オジロビタキの写真検討(鳥類目録編集委員会)
 日本鳥類目録改訂第7版でオジロビタキに加え、ニシオジロビタキは亜種ではなく検討中の種となった。大阪で撮られた写真14例、31枚の写真を見た結果、全てニシオジロビタキであった。2016/11/23、枚方市山田池公園で撮られた例は画像に加え、音声からもオジロビタキと同定され、大阪府内初記録となった。
(大阪「むくどり通信」NO.246,P15)

・カラフトムシクイ
 11/29、大阪府の鶴見緑地で、クスノキに来たエナガ、シジュウカラの混群にいるカラフトムシクイを撮影した。大阪府内初記録となった。
(大阪「むくどり通信」NO.246,P16)

●2017/1 筑豊
・北米産ホオジロ類 American Sparrows
 〇〇Sparrowと言ってもスズメではない。北米産のホオジロ科の仲間を示し日本ではめったに見られない。2007/5、山口県見島でウタスズメ(Song Sparrow)が確認され、我国初記録となった。2013/2、出水市でミヤマシトド、過去のサバンナシトド同様、鹿児島県のこの地区に北米産ホオジロ類が出現するのは不思議である。1997/1、大阪府堺市でキガシラシトドを確認。シトドはホオジロ科の小鳥を指す古語で漢字で鵐と書き、古事記にもこの名称が出てくる。
(筑豊「野鳥だより・筑豊」NO.467,P31〜33)

○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.834

●2017/1 十勝
・シマフクロウ生息林購入(野鳥誌2016/11)
●2016/12-1 栃木
・メガソーラー事業に関する要望書を提出
・前日光県立公園内のメガソーラー発電開発
・ブナとクマタカ
●2017/1 千葉県
・2016年カモ類調査(調査・研究委員会)
・ライチョウ天敵捕獲へ(11/17毎日新聞)
・シジュウカラガン渡りを根室で撮影(11/27毎日新聞)
●2017/2 南富士
・ガンカモ調査(調査研究部)
●2017/1-2 遠江
・2016年浜松市のタカの渡り
●2017/1 奈良
・2016秋タカ渡り
●2017/1 岡山県
・探鳥会リーダーズフォーラム
・錦海のメガソーラー事業の影響
●2017/2 筑後
・ブッポウソウの巣材調査

●2017/1 十勝
・シマフクロウ生息林購入(野鳥誌2016/11)
 8/22、本部は十勝地方で365haの森林を購入し、持田野鳥保護区シマフクロウ十勝第一を設置した。ソーラー発電開発計画があり、シマフクロウ1番が生息し、地域からの要請を受けて地元森林組内の尽力により野鳥の会で購入した。これにより、国内で生息するシマフクロウの番の2割に相当する10番の生息地を野鳥の会が保全することになる。
(十勝「十勝野鳥だより」NO.194,P16)

●2016/12-1 栃木
・メガソーラー事業に関する要望書を提出
 9/23、支部は栃木県地球温暖化対策課を訪問し、「大規模な太陽光発電事業に関する要望書」を提出した。メガソーラーの設置場所は工業用地等の未利用地、大規模な建物の屋根、屋上、側面、駐車場等、自然環境や生物多様性の保全に悪影響が無い場所に限るべきである。県のアセス対象に大規模太陽光発電設備を加えること、太陽光発電設備設置に関する条例を制定し、規制すべき地域の設定、地域住民への説明会を義務づけること。県は来年公表予定の国のガイドラインを見て検討するとした。
(栃木「おおるり」Vol.244,P7)

・前日光県立公園内のメガソーラー発電開発
 同公園内横根高原で外資系(カナダ)による80〜100haでメガソーラー発電計画がある。支部は極めて問題として横根高原保全・活用協議会と情報・意見交換を行いながら対応していく。
(栃木「おおるり」Vol.244,P7)

・ブナとクマタカ
 ブナは毎年は結実しない。数年に一度、広域で一斉に豊作になり、1haに200〜500万個の種子を落とす。北米や欧州ではリスは春の花の多少で秋の方策を予測し、ドングリが実る前から個体数を増やす。日本ではブナの豊作の翌年にアカネズミが数十倍に増える事が報告されている。山形県のブナ林で1990〜2008年、クマタカの繁殖447例を分析した結果、繁殖成功率はブナの結実と関係が見られた。中型動物が増えるためと思われる。
(栃木「おおるり」Vol.244,P11)

●2017/1 千葉県
・2016年カモ類調査(調査・研究委員会)
 2016/1、県内157箇所を調査した。25種、102,789羽が記録された。内訳はスズガモ44,582、マガモ19,207、オナガガモ11,586、コガモ6,358、ヒドリガモ6,201、カルガモ4,294、クロガモ3,078、キンクロハジロ1,353、ホシハジロ1,344、オシドリ1,200、ハシビロガモ727、コハクチョウ546、ヨシガモ402、オカヨシガモ342等。スズガモはNPO法人野鳥千葉は2015年度の三番瀬海域で6万近く記録しており、スズガモはこの地区に6万羽以上渡来していると思われる。
(千葉県「ほおじろ」NO.429,P3〜6)

・ライチョウ天敵捕獲へ(11/17毎日新聞)
 環境省は来年度、南アの北岳周辺でライチョウを捕食するテンやキツネの捕獲を試行する。7月に放鳥した雛15羽は10月までに2羽まで減っていた。北岳周辺では1981年、63あった縄張りが、2014年には8に激減していた。1月にライチョウ保護増殖検討会で関係者が話し合う。
(千葉県「ほおじろ」NO.429,P12)

・シジュウカラガン渡りを根室で撮影(11/27毎日新聞)
 11/19、根室半島のオホーツク海側上空から一列で東から西へ渡るシジュウカラガン78羽が撮影確認された。中部千島エカルマ島から越冬のため日本へ渡るルートの一端を示す。アリューシャン列島では1938〜62年、シジュウカラガンの観察記録は途絶え、63年に再発見された。83年から米国から9羽譲り受け、1995〜2010年、エカルマ島で551羽が放鳥され、2014年には日本には1,000羽以上が渡来した。
(千葉県「ほおじろ」NO.429,P12〜13)

●2017/2 南富士
・ガンカモ調査(調査研究部)
 1/8、12箇所で調査した。総計13種、2,324羽で内訳はコガモ603、カルガモ490、マガモ369、ヒドリガモ357、キンクロハジロ185、オカヨシガモ184等。オオバンは768、年々増えている。
(南富士「さえずり」NO.411,P5)

●2017/1-2 遠江
・2016年浜松市のタカの渡り
 9/25〜10/12、浜松市で観察した。総計でサシバ5,734、ハチクマ48、ノスリ94、ツミ85、ハイタカ1、オオタカ25、ミサゴ91、チゴハヤブサ10、ハヤブサ10等。ピークは10/4のサシバ3,478であった。
(遠江「遠江の鳥」Vol.287,P14)

●2017/1 奈良
・2016秋タカ渡り
9/26〜10/9、奈良県御丈高原でサシバ3,298、ハチクマ73等。ピークは10/7のサシバ955。9/19〜10/9、五條市でサシバ4,453、ハチクマ76、ノスリ59等。ピークは10/6のサシバ1,249。
(奈良「いかる」NO.156,P13)

●2017/1 岡山県
・探鳥会リーダーズフォーラム
 同フォーラムは本部が2014年度から始め、今回10/29〜30、六甲山で開催された。支部活動の探鳥会を支援するものである。「ネット広報を全国に広めるため、全国支部を結ぶメーリングリストの構築」が提案され、次回、東日本でも同意をとり、開設することにした。
(岡山県「野鳥おかやま」NO.218,P3)

・錦海のメガソーラー事業の影響
 錦梅塩田跡地のチュウヒは繁殖期には殆ど観察されず、11/5には5羽確認でき、越冬期には採餌はできると思われる。ハイイロチュウヒはソーラーパネルのある場所で採餌行動はできず、そのような環境を利用できている猛禽類はトビとノスリのみである。
(岡山県「野鳥おかやま」NO.218,P8)

●2017/2 筑後
・ブッポウソウの巣材調査
 八女市の鉄橋でブッポウソウが営巣した巣を調査した。巣材は1,630g、卵は38X50oあった。昆虫の残渣はハエの仲間の囲蛹(いよう)の殻とカツオブシムシ類の幼虫脱皮殻だけであった。本来の餌である甲虫類の残渣が無かったのは意外である。
(筑豊「まめわり」NO.189,P6)

・いきさつ
 支部報からの記事抽出要約作業は1999年10月当時、日野市にあったWING研究センターで当時の保護研究室のリサーチアシスタントとして開始しました。今は、WINGは廃止され、 在宅作業で現在ピックアップされた記事は1万件を超えました。各地支部報は各支部に配布され、記事の原文は野鳥の会の中では公知ですが、要約記事でも、引用する場合は執筆者の意向に反しないよう宜しくお願いします。

○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.835

●2017/1-2 札幌
・十勝の鳥たちの魅力(十勝支部 道東鳥類研究所)
●2017/1-2 群馬
・2016年秋のタカ渡り観察
●2017/2 静岡
・2017年ガンカモ調査
●2016/12 福井県
・ハチクマ観察
・三方五湖オジロワシ飛来状況調査(調査担当)
・オシドリ、カケスの渡り
・キアシセグロカモメ福井県初記録
●2017/2 徳島県
・孟宗竹を使用した巣箱の製作
・ちょっと気になる野鳥の和名ホシハジロ
●2017/1-2 愛媛
・由良タカ類の渡り調査 風車の影響か
・サシバの渡り観察
●2017/2 北九州
・浮体式洋上風力発電環境影響評価書
・愛鳥条約(荒垣秀雄 S28/5/11 朝日新聞天声人語より)

●2017/1-2 札幌
・十勝の鳥たちの魅力(十勝支部 道東鳥類研究所)
 十勝川エリアは明治期までは釧路湿原と肩を並べる広大な湿原であった。1980年代までに9割以上が国内有数の食糧基地に変わった。今でも湿地や河跡湖が点在し、春秋に通過するオオヒシクイ5〜6,000羽の中継基地になっている。最近はマガンが春に1万羽以上飛来する。目玉はハクガン約300羽、シジュウカラガン1,000羽以上渡来する。塒が分散しているため、宮島沼のような乱舞は見られない。タンチョウは1990年代に十勝川を遡り増えている。人工水路にサケが遡り、内陸へオオワシ、オジロワシも進出している。離島や岬に欠く十勝でも沖合は海鳥の宝庫である。暖海の海鳥と思われあていたカンムリウミスズメも定期的に来ている。この地区ではコアカゲラも局地的に分布している。
参考ブログ:鳥キチ日記
http://blog.goo.ne.jp/torikichi14
(札幌「カッコウ」NO.390,P5〜10)

●2017/1-2 群馬
・2016年秋のタカ渡り観察
 9/25、伊勢崎市境島村利根川右岸でサシバ104を記録。フィリピンでのサシバの密猟実態を示す日本自然保護協会発行の「自然保護」NO.551,2016/5-6に「海を超えるサシバ保護活動」の記事がある。
http://www.nacsj.or.jp/katsudo/kaiho/2016/04/post-14.html
(群馬「野の鳥」NO.339,P6〜9)

●2017/2 静岡
・2017年ガンカモ調査
 県内43箇所で調査した。総計16種、4,064羽で内訳はヒドリガモ805、コガモ797、カルガモ681、オナガガモ325、キンクロハジロ303、オカヨシガモ242、ウミアイサ222、マガモ194、スズガモ164、ホシハジロ129等。その他、オオバン1,414、カワウ996、不明ウ類901、カンムリカイツブリ684。
(静岡「野鳥だより」NO.442,P5〜9)

●2016/12 福井県
・ハチクマ観察
 9/21〜10/2、あわら市刈安山でサシバ321、ハチクマ205。9/2〜9/27、越前市の矢良巣岳でサシバ36、ハチクマ331。9/10〜9/27、敦賀市の鉢伏山でサシバ67、ハチクマ935。9/10〜10/4、敦賀市の天筒山でサシバ282、ハチクマ1,160、その他462。9/17〜9/27、小浜市奥本保でサシバ63、ハチクマ1,544。サシバは嶺北では多いが福井県全県では通過は少ない。
(福井県「つぐみ」NO.180,P3〜4)

・三方五湖オジロワシ飛来状況調査(調査担当)
  2/7、4箇所で定点調査した。オジロワシ2羽を確認。今季は12/30、1羽を初認、1/4、2羽になる。3年前、越冬個体はいなくなり、その後連続して2個体が越冬するようになった。オオワシは2009/2に15年連続越冬が途絶えている。
(福井県「つぐみ」NO.180,P5)

・オシドリ、カケスの渡り
 福井県ではオシドリは留鳥であるが、嶺南では秋に漂鳥的な渡りをする数十羽の群れが西へ飛翔するのが記録されている。カケスは奥越の大野市で9/17〜27、10,300羽(多い日は1日で3,200)が通過した。嶺南でも1,000羽以上のカケスが通過している。
(福井県「つぐみ」NO.180,P7)

・キアシセグロカモメ福井県初記録
 2016/3/24、敦賀市でキアシセグロカモメが撮影された。キアシセグロカモメは3亜種に分類され、本個体はモンゴルカモメと思われる。県内初記録となる。日本に渡来する亜種は中央アジア東部で繁殖するため、和名をモンゴルカモメと称される。
(福井県「つぐみ」NO.180,P9)

●2017/2 徳島県
・孟宗竹を使用した巣箱の製作
 孟宗竹は18世紀に日本に渡来した外来種で広い利用価値がある反面、旺盛な繁殖力で林業に被害を加える。太めの直径10〜15pのものを切り出し、巣穴28〜30oをあけ、節間158〜286o、7本のシジュウカラ類の巣箱を作った。
参考:http://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/syo/asahi/siryou/subako.html
(徳島県「野鳥徳島」NO.461,P8)

・ちょっと気になる野鳥の和名ホシハジロ
 ホシハジロと呼ばれるのは江戸時代後期からで、名の由来は翼に白帯があるから羽白、星は虹彩が赤い雄の目を星に見立てたためであろうとある。ホシハジロの♂は、顔は赤褐色であり、赤い目は目立たず、それを星と見なすのは無理がある。嘴の灰白色斑が遠目にも目立ち、これを星と見立てたのではないか。本来はホシハシハジロ(星嘴羽白)とすべきを、発音しづらいためハシを略し、ホシハジロになったと考える。
(徳島県「野鳥徳島」NO.461,P10)

●2017/1-2 愛媛
・由良タカ類の渡り調査風車の影響か
 2015年から由良半島の基部付近で風力発電の風車が稼働始めた。南宇和高校の自然科学部の研究では、風車の後方の気流が乱れ、サシバは滑昇風を利用した帆翔ができず。高度をかせげない。風車の騒音が半径2kmまで達し、サシバの塒が変わったとあり、昨秋、今秋も由良半島上空を渡るサシバは減っており、遠く南東や北西側を通る。サシバの渡り時期風車の稼働停止等、きめ細かい配慮が必要である。
(愛媛「コマドリ」NO.236,P6)

・サシバの渡り観察
 9/18〜10/12、愛南町でサシバの渡り観察した。由良では総計8,154、高茂では8,736で、ピークは由良で10/7の3,906、高茂では10/10の2,799であった。10/6、7、2日間でこの2地点で約9,600のサシバは過去最大になった(1995/10/10〜11に8,093、2009/10/9〜10に8,442)。大分県城山では10/1〜4、約2,000のサシバ(大分希少生物研究会調査)が佐田岬半島を通過していると思われる。
(愛媛「コマドリ」NO.236,P7)

●2017/2 北九州
・浮体式洋上風力発電環境影響評価書
 響灘白島沖5〜6kmで予定の風力発電(2基、風車直径100m、高さ122m)の環境影響評価書の閲覧が1月中旬に終わった。鳥類に関する問題点は1・各シーズン2回の調査は不十分、2・普通種への影響が対象に無い、3・洋上でのバードストライク有無の調査方法が無い、4・バードストライクに「安全措置を講じる」とあるだけで具体的対策が無い、5・「予測評価には不確実性を伴う」とあるが、「環境への影響が少ない」との断言と矛盾する。
(北九州「北九州野鳥」NO.368,P10)

・愛鳥条約(荒垣秀雄 S28/5/11 朝日新聞天声人語より)
 今日から愛鳥週間が始まった。今年はペルリ来日開国100年で、下田に来た黒船の乗組員が上陸して鳥が多いのに驚き、早速鉄砲で鳥打ちを始めた。日本人はむごいことをすると怒り、神奈川条約付録10条に「鳥獣遊猟はすべて禁ずる」が入った。
(北九州「北九州野鳥」NO.368,P11)

(自然保護室・野鳥の会・神奈川/森 要)

ブロックからのお知らせなど

■関東ブロック協議会

●日程:2016年11月19日(土)、20日(日)
●場所:御岳ビジターセンター・駒鳥山荘
●担当:日本野鳥の会奥多摩支部
●参加者:日本野鳥の会東京、日本野鳥の会群馬、日本野鳥の会千葉県、日本野鳥の会神奈川支部、日本野鳥の会茨城県、日本野鳥の会栃木、日本野鳥の会吾妻、日本野鳥の会埼玉、日本野鳥の会奥多摩支部、財団事務局より計41名が出席した。財団事務局からは、佐藤(理事長)、箱田(普及室室長代理)、堀本(普及室員)、生田(普及室員)が出席した。


▲関東ブロック協議会 集合写真

●議事
11月19日(土)
13:00〜16:20
(1)開催支部挨拶
奥多摩支部の市川支部長より開会の挨拶があった。
(2)財団事務局挨拶
佐藤理事長より挨拶があった。財団事務局と各連携団体が“オール日本野鳥の会”として活性化できるよう、財団事務局の財政基盤を確立しながら、支部への支援を増やしていきたい、具体的には来年度から全国のブロック会議の担当団体には1万円の支援をすること、会費の代理徴収などの体制をより充実などが挙げられた。
(3)会場の御岳ビジターセンターより挨拶
御岳ビジターセンターの馬場氏から開催の御礼と挨拶があった。

(4)確認と報告
@各団体の連絡先の確認
A前回議事録の報告
B次回開催担当団体の確認(次回は日本野鳥の会東京が担当)
C各団体より近況報告
【日本野鳥の会東京】
・現在、幹事17名、リーダー47名。会員数は2,564名で昨年から105名減少。行事は1年に178件開催し総動員数は6,327名であった。これらの活動報告を行う「会員の集い」を10月に開催した。
・保護活動では、葛西臨海公園でゴミ拾いをする「東なぎさ大クリーン作戦」の開催、行徳野鳥観察舎閉館に対し再開と存続を求める署名活動、代々木公園巣箱掛け教室、葛西三枚洲のラムサール登録に向けた活動等を実施した。
・研究活動では、報告書「東京の野鳥たちから月例探鳥会7か所・20年間の記録」の発行、東京23区のオオタカ・ノスリ一斉調査第2回目の実施、東京湾のミヤコドリの調査研究を開始した。

【日本野鳥の会群馬】
・群馬では分会ごとに探鳥会を実施している。前年度は110回実施し、総動員数は1,800名。参加者が10名以下の分会を活性化させつつ、全体動員数2,000名目指す。
・10月に会員を増やすための探鳥会として「初心者のためのバードウォッチング」を開催。参加者24名中、非会員が20名、会員が4名で、うち3名がお試し会員になった。

【日本野鳥の会千葉県】
・現在会員数は1,177名で昨年から40名減少している。探鳥会は年に80〜90回実施した。
・利根川付近で減少傾向にあるオオセッカ・コジュリンの調査を毎年実施している。この調査結果を国交省利根川下流河川事務所へ伝えたところ、河川工事をする際前もって相談してくれるようになった。
・「谷津干潟の日」や「ジャパンバードフェスティバル」への出展を行った。

【日本野鳥の会神奈川支部】
・現在会員数1,925名、昨年から100名弱減少している。運営は幹事17名のほか、探鳥会幹事19名、探鳥会リーダー21名。リーダーの人手が不足しており、特に若い人が少ない状況である。
・昨年は定例探鳥会3か所のほか、一般向け探鳥会を年に60回実施した。野鳥だけでなく、磯・チョウ・トンボを対象とした観察会や車窓観察会も行った。
・定例探鳥会の1つで8年続いた「多摩川河口定例会」は、開発に抗えず架橋工事に際し終了することとなった。今後は「湾岸定例探鳥会」として、広域の自然を探る探鳥会を計画している。
・水田を保護するため、茅ヶ崎で作っている「タゲリ米」を買い上げて販売を行っている。最近は茅ヶ崎のふるさと納税や給食にも使われるようになった。
・新たな取組みとして、奥多摩支部と合同の探鳥会「たまりゅう」を開催。ほかに、神奈川の支部報「はばたき」内で奥多摩や埼玉の探鳥会情報を掲載することも始めた。

【日本野鳥の会茨城県】
・5月に総会と会員の集いを開催した。探鳥会奨励賞等を表彰したほか、国立環境研究所安藤温子氏による講演「アカガシラカラスバトの食性から見た生態」を行った。
・探鳥会は年に126回実施、ほかに、会員を増やすための探鳥会を実施し、多くの人がお試し会員となった。
・ガンカモ、シギチドリ一斉調査、蓮田の乱網被害調査を実施した。
・昨年のブロック会議で話題となった涸沼のメガソーラー設置計画については、環境省から業者への設置許可がおりず、中止となっている。
・新しいホームページは2017年2月公開予定である。

【日本野鳥の会栃木】
・リーダー研修会を開催。会員を増やすための意見交換、神奈川支部の樋口氏を講師に招いた「効果的な勧誘のノウハウ紹介」ほか、ワークショップを行った。
・「ビギナー探鳥会」について、当初は入会者がいなかったものの、お試し入会を始めてから入会者が増加した。参加者も増加傾向で若い女性が多い。また、宇都宮大学探鳥会の学生らと共同で「ユース観察会」を開催。学生と交流しつつ、次世代のリーダー発掘している。
・「栃木探鳥地ガイド」を2017年2月発行予定である。
・『5月に「環境影響評価条例」並びに「自然環境保全協定実施要綱」における工業団地の造成等に係る対象規模緩和を行わないように求める要請』を県知事に提出したが、規模緩和は止められなかった。また、9月には「大規模な太陽光発電事業に関する要望」を県知事に提出し、太陽光発電機を設置する場合は、自然環境に影響を及ぼさない場所にするよう要請した。

【日本野鳥の会吾妻】
・現在会員数121名、うち群外24名、県外19名。
・2016年は創立50周年のため、50周年記念誌の発行を予定している。
・探鳥会は月1〜2回実施。安西主席研究員を講師に、群馬と合同で50周年記念北軽井沢探鳥会を行った。そのほか、「野鳥の写真展」、「我妻の鳥たち」写真展を開催した。
・ガンカモ調査を1月実施。ツバメ調査を嬬恋地区で来年実施予定。我妻郡内の愛鳥モデル校の探鳥指導を行った。

【日本野鳥の会埼玉】
・探鳥会は1年に127回、参加者はのべ4,635名。一般の参加者が増えている。会員数は減少傾向である。
・「Young探鳥会」は6回、室内交流会は1回開催。参加者は最大約130名。第1回は東京、第4回は栃木と共催で行った。TwitterやFacebookでの広報が効果的であった。運営はベテランリーダー数名と若手リーダー数名。「Young探鳥会」が新たなリーダー発掘の場にもなっている。
・探鳥会参加費を「会員・中学生以下50円、一般100円」から「会員100円、一般200円、中学生以下無料」に変更。参加費引き上げによる参加者の減少はみられない。
・リーダー研修会の開催。新人リーダー5名のうち2名は20代で、Young探鳥会の効果と考えられる。
・さいたま市緑区環境講演会「世界につながる見沼田んぼ野鳥たち」のほか、外部依頼の探鳥会指導などを行った。
・福岡県和白干潟ラムサール条約登録署名活動に協力した。

【日本野鳥の会奥多摩支部】
・探鳥会を97回実施し、参加者数は延べ2,193名。
・スタッフ研修会を開催した。内容は、講演「野鳥の会における保全活動について」、財団事務局による講演「会員を増やす今後の取り組みについて」、ほかディスカッション等。
・保全関係では羽村堰下ヨシ原保全活動、研究関係では多摩川冬鳥調査、タカの渡り観察会、ホオジロガモ生態調査を実施。
・小学校の出前授業、写真展、羽村市郷土博物館での講座を行った。

D本部近況報告
【「探鳥会リーダーズフォーラムについて」普及室室長代理 箱田敦只】
 1月に開催する「探鳥会リーダーズフォーラム東日本」概要説明と参加の呼びかけがあった。また、10月に開催された「探鳥会リーダーズフォーラム西日本」の報告がされた。

【「連携団体(支部等)向け卸販売のご案内」普及室員【生田南美子】
 卸販売を活用し探鳥会で商品を販売することで、探鳥会のサービスの向上と、連携団体(支部等)の収入につながるという説明がされた。在庫を持って販売するのが難しい場合も「探鳥会で図鑑が買いたい」等の声があった場合は、各団体から購入できる旨を説明いただき、是非卸販売を活用してほしい。

・講演「中西悟堂と御岳山」(日本野鳥の会東京 西村眞一)
中西悟堂の日本野鳥の会発足から西多摩との関わりについて、資料やスライドを交えながら講演が行われた。
・夕食の後、懇親会が行われた。

11月20日(日)
・早朝探鳥会が行われた。
9:05〜11:50
(1)「提案議題の協議」
@葛西三枚洲ラムサール登録に向けて(日本野鳥の会東京 飯田)
 2018年の登録を目指し、各自然保護団体と協力して活動している。同地がラムサール条約の登録基準を満たしており、野鳥の貴重な生息環境であることを示すデータや写真が紹介された。これまでシンポジウムや勉強会、イベント出展などを行っており、今後は江戸川区や都知事への呼びかけをする予定。

A会員を増やすための取り組み
【日本野鳥の会埼玉】
 間口を広げるための探鳥会を運営・企画している。例として予約制の遠出探鳥会、Young探鳥会、レディース探鳥会、ビギナー探鳥会、カメラ探鳥会などが挙げられた。また、リーダーの心構えとして、探鳥会では常に初心者を意識しサポートすることが大切であると述べられた。
 質疑応答において、ホームページで探鳥会の日程を全て公開することは問題ないかという質問に対し、一般の参加者が増えるメリットはあるが、特にデメリットは見られないという回答がされた。また、「遠出探鳥会」については、旅行業法に反さないよう旅行会社を利用した方が良いということが確認された。これについては財団事務局で確認次第、各団体へ情報共有を行うと説明がされた。

【日本野鳥の会栃木】
 お試し入会を導入し、間口を下げて入会しやすくすることが効果的であると述べられた。栃木の場合、通常会費3,000円、入会金500円であるが、お試し入会は半年間1,000円である。
 他団体のお試し入会もほとんどが半年間1,000円であるが、その後正規会員になる割合は15〜30%前後と高くないので工夫が必要との意見があった。また、一部の団体が採用している「支部のみ会員制度」について、メリットやデメリット等意見交換がされた。

【日本野鳥の会千葉県】
 会員減少の対策として、お試し入会を導入している。またホームページに会員限定情報を掲載し、会員へのサービスを行っていると説明がされた。ほかに、探鳥会のリピート率を上げるため、メーリングリストやDM、市の広報誌等を利用している。

【日本野鳥の会奥多摩支部】
 自治体等と連携した講座や観察会、アウトドアショップ好日山荘での講座等を開催し、探鳥会などの会の活動を広報したと説明がされた。お試し入会については、支部報だけでなく野鳥誌も届く“本部と共同のお試し入会制度”を導入してはどうかという提案がされた。

【財団事務局 普及室普及教育グループ 堀本理華】
 会員を増やすための探鳥会の実施について、今年は18団体、全28回の探鳥会が行われる予定である。財団事務局では参加者を集める為、非会員に対する広報に力を入れている。仕組みとしては、無料配布の小冊子を制作し申込みを集め、申込者の情報を登録し、探鳥会案内を継続して郵送やメールで送付するというもので、以前各地で行われた「つばめのねぐら入り観察会」では、参加した非会員の半分〜7割が探鳥会案内をきっかけに参加していた。会員を増やすため、ぜひこの仕組みを活用して欲しい。
 また、地域の申込者が増えることで、探鳥会案内の送付者が増えるため、小冊子のプレゼントハガキの設置、地方新聞に小冊子の記事掲載への協力をお願いしたい。

Bリーダー研修会について(日本野鳥の会埼玉)
 会員1,730名のうち、リーダー121名。リーダー育成を目的にリーダー研修会を年に1回行っている。研修会では「リーダーとしての心構え」「リスクマネジメント」「模擬探鳥会」などをテーマにした講演やワークショップ、情報交換、自己紹介等が行われる。新規リーダーを養成するだけでなく、基本事項を再確認することで既存のリーダーのモチベーションを維持する場にもなっている。
 新規リーダーを獲得するためには、探鳥会の時に参加者を良く見ておくこと。最初は交通安全係など、やれる範囲で行ってもらう。なお、リーダーになる為には、探鳥会に参加していること、探鳥会の運営について知っていること、他のリーダーの推薦があることが条件になっている。

Cたまりゅうについて(日本野鳥の会神奈川・日本野鳥の会奥多摩支部)
 「たまりゅう」と題し、多摩川流域で合同探鳥会を行った。神奈川と奥多摩支部合同で、上流から下流まで計5か所で開催。他団体と交流しつつ、他のエリアにも足をのばしてもらうのが目的。実施状況や取組についての工夫、反省点が述べられた。参加者の好評を得、
次回は下流から上流まで、神奈川・奥多摩支部・東京の3団体で合同ではなくリレー方式で開催予定。

(普及室/生田南美子)

事務局からのお知らせなど

■普及室より

■3月号『フィールドガイド日本の野鳥』増補改訂新版の取り組み


<鳥たちは何してる?>

 1月に開催された探鳥会リーダーズフォーラム東日本で、「野鳥の行動観察から環境保全を目指す探鳥会」というテーマの分科会があったそうです。私は、野鳥の楽しみ方は幅広く紹介したほうがよいとの考えから、かねてより行動の観察もお勧めしてきました。野鳥誌の連載「ひなこのお散歩鳥講座」では、1998年8月号で「何してる?ウォッチング」、2001年9・10月号で「場面や状況を見分ける」と題して書いています。
 種の識別が中心の探鳥会では、識別できる人が識別できない人に教えるという一方通行になりがちです。また、珍しくない鳥や簡単に見分けられる鳥はよく見ないという傾向も生じやすいと思われます。行動の観察では、「何してますか?」と問いかけることで主体的な観察を促しやすいし、ベテラン・初心者の区別なくその場その時の話題として一緒に観察したり、考えたりもできるし、身近な鳥や何度も見る鳥でも対象にすることができます。
 高野による『フィールドガイド日本の野鳥』の評価の一つ、識別図鑑にとどまらないという点でも、種ごとの習性や行動を識別ポイントとして位置づけて解説しています。行動の図版も多く、仲間を識別するのに役立つガン・カモ・ハクチョウ類の採食姿勢、シギ類の広げた翼や下面を示すためののびや飛び立ちなどの行動、オオヨシキリ・コヨシキリのさえずっているところ、ビンズイ・オオセッカではさえずり飛翔、キクイタダキの飛翔採食など、枚挙に暇がありません。ヤマセミでは、雌の下雨覆の色を示すのにホバリングを描いているなど、心憎いと思いませんか?

<鳥は吸えない?鳥は大食い?>

 1982年に『フィールドガイド日本の野鳥』初版が発行された後、初心者向け図鑑として1998年に『新・山野の鳥』を担当することになった私は、身近な鳥から紹介しました。最初をスズメにしたら、「教科書的に基礎を押し付けても興味を引けないのではないか?」という声があったので、求愛、交尾、砂浴、頭かきなど、高野から教わったおもしろい行動の例を図版で加えました(識別でも興味を引くように幼鳥、改定版ではイエスズメも加えた)。
 高野没後の2007年、『フィールドガイド日本の野鳥』増補改訂版を担当することになり、「行動の見分け方」というコーナー(新版ではP346)を新設した背景にも、高野の教え、「図鑑は読むもの」「基礎が大事」「行動もおもしろい」などがあります。飲水と採食では、鳥や人や自然を理解する上で大切なことにも触れたつもりなので抜粋させていただきます。
 ・・・哺乳類は乳を吸うために吸い込む能力を発達させたが、鳥類は水を飲むには上を向いて流し込む必要がある・・・(以後、例外のハト類やツバメなどの飲み方を解説)
 ・・・飛ぶには軽い体を保たねばならず、頻繁に食べては糞をする。高栄養の動物質を食べるものが多く、小鳥では虫をつまみやすい、細長いくちばしが一般的。虫が少ない季節には木の実も食べるが丸飲みするので、種子は糞で出され、植物の散布に貢献する。・・・(以後、例外のタネ食について、種ごと、季節ごとに「何を食べるか?」「どうやって食べるか?」に違いがあることなどを解説)

<クビキン雌の目は黒い?>

 新版の2刷りの前に、『新・水辺の鳥』改訂版で4刷を用意しなくてはならなくなりました。『フィールドガイド日本の野鳥』と全長が違う種について、数字を揃える努力をしていることは以前書きましたが、カモ類など検討が追いついていないものがあります。高野は全長をできるだけ簡単に記すことを心がけて数字を選んでいましたが、私は『新・山野の鳥』『新・水辺の鳥』で雌雄差が大きい種では雌雄それぞれの平均的な数値を記載したので、初心者向け図鑑のほうが詳しい部分が生じたままになっています。
 ここでは、4刷りで『フィールドガイド日本の野鳥』新版の記載と合わせる例を書いておきましょう。オオハシシギは『新・水辺の鳥』改訂版3刷までは「まれ」と記してきました。が、2016年4月に書いたように新版では頻度マークを記載したので、「多くない」と直します。
 また、クビワキンクロで「雌では目が黒い」となっていた黒を、新版に揃えて暗色にします。遠目には黒っぽく見えますが、アップの写真も掲載される昨今となったし、高野は最初から暗色と書いていました。また、改めて高野の図版を虫眼鏡でよく見てみたら、黒い瞳と黒くない虹彩が正確に描かれていました。


© 谷口高司
▲画像:増補改訂版で「行動の見分け方」を新設した際に谷口高司さんに描いていただいたシジュウカラの求愛給餌。春先に雌が雛のような声を出していれば、このような場面が見られるはず。

(普及室・主席研究員/安西 英明)


■連携団体(支部等)向卸販売をご利用ください

通販カタログ「バードショップ」2017春夏号が発行となりました。会員のみなさまには、会誌「野鳥」4月号に同封しております。
販売事業ご担当者の皆様には3月下旬に、連携団体(支部等)向卸販売のご案内と合わせてお届けします。
仕入れた商品を連携団体(支部等)で販売することで、探鳥会の参加者が図鑑や双眼鏡などバードウォッチングに必要な道具をその場で買えるようになり、サービスの向上につながります。さらに、売上は連携団体(支部等)の収入になります。販売を通じてバードウォッチングの輪が広まるとともに、その販売収益が連携団体(支部等)の活動の一助となれば幸いです。


▲グッズ販売の様子(日本野鳥の会遠江の探鳥会にて)

●2017年春夏号の特集・おすすめ商品
(1)野鳥の声がずっと流れるCD「BIRD SONGS」〜高原や森林の鳥〜
野鳥の声と周りの自然音を収録したCDで、ナレーション等は一切入っていません。高原や森林の鳥たちの歌声が、川のせせらぎや虫の音などとあいまって、心地よさや癒しを与えてくれます。ちょっと疲れた時や、集中したい時に聞くのもおすすめです。

(2)新作Tシャツ「ザ・メッセージ」&「千人の森2017」
「ザ・メッセージ」では、“I’m here to listen to the message.”をキーワードに生態系ピラミッドをモチーフにしたTシャツと、沢山の鳥が鳴く姿を模様にしたTシャツをデザイン。寄付つきTシャツ「千人の森」は、昨年同様巣から顔を出したシマフクロウのデザイン。1枚につき250円をシマフクロウの巣箱の製作と設置のために使わせていただきます。

(3)特別価格!お得な「バードウォッチングスターターセット 」
これからバードウォッチングを始める方におすすめしたい、双眼鏡にハンディ図鑑2冊・一括ブックカバーがついてお得なセット。機種はニコンの「プロスタッフ 8×30」又は「モナーク7 8×30、10×30」。当会が自信を持っておすすめする機種です。

ほかにも、様々な双眼鏡やウェアなどのバードウォッチング用品、野鳥や自然にちなんだ商品を多数掲載しております。みなさまのご利用、お問い合わせをお待ちしております。

●支部卸販売のご注文、お問い合わせ先
普及室 販売出版グループ
TEL:03-5436-2623 FAX:03-5436-2636
E-mail:[email protected]

(普及室/生田南美子)

総務室より

■評議員会傍聴申込要領について

 平成29年度第1回定時評議員会の傍聴申込要領をお知らせします。

1 開催日時
平成29年6月13日(火)15:00〜16:30

2 開催場所
公益財団法人日本野鳥の会会議室
(〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23)
・東急目黒線「不動前」駅より徒歩5分
・JR「五反田」駅より徒歩約10分
・JR「目黒」駅より徒歩約10分

3 目的事項
平成28年度事業報告及び決算
平成29年度事業計画及び予算
理事の改選の件他

4 申込要領
 会場の都合上、傍聴は連携団体(支部等)1人を限度とします。
 参加希望者は、連携団体(支部等)の代表を通じ、メール又はFAXで下記あてにお申込み下さい。
申込先:日本野鳥の会総務室総務G(林山)
メールアドレス([email protected]
FAX(03-5436-2635)

5 申込期限
平成28年4月21日(金)必着

(総務室/林山 雅子)

会員室より

■新入会の方への対応についてお願い

 財団では、連携団体(支部等)に新入会の方より、「入会後しばらく待っても、支部報が届かない、支部から連絡がない」などのお問い合わせをいただくことがあります。支部報発行の頻度は連携団体(支部等)により違いますが、ちょうど支部報の発行がしばらくない時期に入会した方より、そういったお問い合わせをいただくことが多いようです。
 そこで、お手数ですが、連携団体(支部等)に新入会された方へは、支部報の発行がない時期であってもバックナンバーをお送りいただくなどして、連携団体(支部等)で入会を受け付けたことをご本人様にお知らせいただきますようお願いいたします。財団から各連携団体(支部等)へ配布しております『会費事務の手引き』にてもお願いしておりますが、最近立て続けにそういったお問い合わせがありましたので、改めてお願いさせていただきます。

(会員室 / 佐藤ゆき乃)

■会員数

 3月1日会員数35,348人で、先月に比べ79人減少しました。2月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より28人少なくなっています。
 会員の増減は入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。2月の入会者数は168人で、前年同月の入会者157人に比べ11人増加しました。また、2月の退会者は196人で、前年同月の退会者174人に比べ22人増加しました。

表1. 2月の入会・退会者数

入会者数 退会者数
個人特別会員 6人 7人
総合会員(おおぞら会員) 29人 56人
本部型会員(青い鳥会員) 26人 37人
支部型会員(赤い鳥会員) 81人 53人
家族会員 26人 43人
合計 168人 196人
年度累計 1605人

※会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活する方がいらっしゃるため、退会者数の年度累計は、実際の退会者数とずれた数字となります。このため、退会者数合計については年度末の集計後にお知らせいたします。

■都道府県および支部別会員数■
 野鳥誌贈呈者数を除いた数を掲載します。

表2 都道府県別の会員数(3月1日現在)

都道府県 会員数 対前月差
北海道1736人2人
青森県261人1人
岩手県364人-2人
宮城県482人-2人
秋田県245人0人
山形県205人0人
福島県621人-2人
茨城県936人-5人
栃木県600人10人
群馬県636人1人
埼玉県2233人1人
千葉県1662人-5人
東京都4956人-26人
神奈川県3394人-7人
新潟県372人0人
富山県218人0人
石川県293人1人
福井県229人1人
山梨県291人-3人
長野県865人-3人
岐阜県486人3人
静岡県1347人-9人
愛知県1507人2人
三重県423人-2人
滋賀県300人-3人
京都府782人2人
大阪府1962人0人
兵庫県1290人-6人
奈良県476人2人
和歌山県199人0人
鳥取県183人0人
島根県165人1人
岡山県565人-3人
広島県553人-2人
山口県378人-5人
徳島県313人1人
香川県212人0人
愛媛県373人-1人
高知県135人0人
福岡県1315人-7人
佐賀県199人-1人
長崎県210人0人
熊本県405人-5人
大分県218人-2人
宮崎県249人-2人
鹿児島県349人-5人
沖縄県110人0人
海外12人0人
不明33人1人
全国35,348人-79人

備考:不明は転居先が不明の会員を示します。

表3 支部別の会員数(3月1日現在)

都道府県 会員数 対前月差
小清水13人0人
オホーツク支部238人2人
根室支部81人0人
釧路支部159人1人
十勝支部197人-2人
旭川支部88人1人
滝川支部46人-2人
道北支部33人0人
江別支部20人0人
札幌支部309人0人
小樽支部82人1人
苫小牧支部166人0人
室蘭支部160人2人
函館支部24人-1人
道南檜山71人1人
青森県支部144人0人
弘前支部121人0人
秋田県支部234人-2人
山形県支部192人0人
宮古支部90人-2人
もりおか154人0人
北上支部107人1人
宮城県支部437人-2人
ふくしま158人3人
郡山173人-1人
二本松17人0人
白河支部40人0人
会津支部51人0人
奥会津連合10人0人
いわき支部109人-1人
福島県相双支部16人0人
南相馬13人0人
茨城県843人-1人
栃木577人10人
群馬572人1人
吾妻41人2人
埼玉1710人-1人
千葉県1086人-6人
東京2901人-12人
奥多摩支部846人-2人
神奈川支部2,405人-4人
新潟県283人0人
佐渡支部28人-1人
富山189人-1人
石川270人1人
福井県220人1人
長野支部465人-3人
軽井沢支部173人-1人
諏訪236人1人
木曽支部24人-1人
伊那谷支部81人1人
甲府支部201人-2人
富士山麓支部60人0人
東富士68人1人
沼津支部166人0人
南富士支部243人-1人
南伊豆39人0人
静岡支部368人-2人
遠江413人-5人
愛知県支部1096人2人
岐阜494人2人
三重357人-1人
奈良支部445人1人
和歌山県支部201人1人
滋賀300人-3人
京都支部760人1人
大阪支部1843人-3人
ひょうご986人-3人
鳥取県支部199人-1人
島根県支部161人1人
岡山県支部540人-2人
広島県支部478人-3人
山口県支部359人-5人
香川県支部168人0人
徳島県支部326人1人
高知支部122人-1人
愛媛346人-1人
北九州312人-3人
福岡支部 596人-4人
筑豊支部235人-4人
筑後支部167人-1人
佐賀県支部212人-1人
長崎県支部203人-2人
熊本県支部398人-7人
大分県支部216人-2人
宮崎県支部237人-3人
鹿児島316人-6人
やんばる支部79人-2人
石垣島支部25人-1人
西表支部41人1人
30,479人-75人

備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。
これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。


(会員室/沖山展子)


★支部ネット担当より

 シジュウカラが盛んに鳴きはじめました。春が近いなあと実感しています。皆さまいかがお過ごしでしょうか。いつも支部ネット通信をご愛読いただき、ありがとうございます。
 今月号では、6月に開催される評議員会傍聴申込要領について掲載しました。ぜひ連携団体でご検討ください。
 寒かったり暖かかったりと、安定しない日が続きますが、くれぐれもご自愛ください。

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支部ネット通信 第156号
◆発行
公益財団法人日本野鳥の会 2017年3月24日
◆担当
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