No.160 2017年7月号


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目次 ◆支部の動き
支部報 保護・調査記事関連トピックス
◆事務局からのお知らせなど
7月号『フィールドガイド日本の野鳥』
 増補改訂新版の取り組み
平成29年度第1回評議員会(定時)議事録
平成29年度第2回理事会(臨時)議事録
支部・代表者・事務局変更のお知らせ
Strix第33巻発行のお知らせ
会員数

支部の動き

■支部報 保護・調査記事関連トピックス

 本記事は日本野鳥の会へ送付されてきている各地の支部報/会報から抽出して作成し、調査・保護に関心がある野鳥の会の会員へ配信しております。本記事の一部又は全部を不特定多数が見る可能性があるところへ公開される場合は、各支部/各会の了承を事前に得て下さい。記事は筆者の意向に反しないように、取り扱いをお願いします。

○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.848

●2017/6 東京
・葛西三枚洲のラムサール条約登録に向けて
・東京都初記録・稀な記録の鳥たち(野鳥記録委員)
●2017/5 神奈川
・鳥の名前の記事
●2017/2 岡山県
・全国90支部のネット上の広報体制(2016/10現在)
・ブッポウソウ保護活動
・風力発電所建設問題
・錦海塩田跡地問題とその後
・阿部池ソーラーパネル
・コアジサシ保護
・ガンカモ調査
・カモ糞採取活動
・カワウ生息調査

●2017/6 東京
・葛西三枚洲のラムサール条約登録に向けて
 葛西担当者と有志により「葛西東渚・鳥類園友の会」を作り、2000年、WWFJの助成を受け、翌年調査結果を報告した。東渚の魅力を伝えるための観察会は立入禁止で実現しなかったが、内湾漁協との共同での海浜清掃の立入後の観察会が可能となり、18年も続き、漁協との相互理解につながった。その間、観覧車設置計画、オリンピックのカヌースラローム競技場予定問題をはね除けてきた。昨年6月、支部は同地をラムサール条約登録地へ目指すと公表し、12月に都民向けにシンポジウム開催、今年に入り、多くの理解が進んだ。3/15、小池知事の登録推進の答弁、2018/10のドバイでのCOP13での登録を目指す。
(東京「ユリカモメ」NO.740,P3)

・東京都初記録・稀な記録の鳥たち(野鳥記録委員)
 2016/4、八王子市でカラフトムシクイを確認した。都内では2001/1、練馬区で、2008/1、杉並区で記録があり、今回3例目となる。2016/9、江東区の埋立地でハシブトアジサシを確認した。東京都では直近では、2007年に葛西臨海公園で記録がある。2016/9、葛西臨海公園でオニアジサシを確認した。2014/5、同公園で記録がある。2016/12、八王子市でムジセッカを確認した。都内では過去に何例か記録がある。2017/1、多摩川河口でミツユビカモメが確認された。東京都本土側でも数例記録がある。
(東京「ユリカモメ」NO.740,P12〜13)

●2017/5 神奈川
・鳥の名前の記事
 世界の鳥の名前に関する参考資料。日本鳥学会「日本鳥類目録」改訂第7版2012・拙著「日本鳥類和名・英名・学名対照辞典」2016・同「世界鳥類和名・英名・学名対照辞典」2011・山階芳麿「世界鳥類和名辞典」1986・白井祥平「世界鳥類名検索辞典」1992・吉井正「世界鳥名辞典」2005・内田清一郎「鳥の学名」1983・内田・島崎「鳥類学名辞典」1987・バーダー「特集鳥の名前」2003/8。webではコーネル大学のhttps://www.allaboutbirds.org/、世界鳥類学者会議のhttp://www.worldbirdnames.org/等がある。
(神奈川「はばたき」NO.540,P3 )

●2017/2 岡山県
・全国90支部のネット上の広報体制(2016/10現在)
 HP開設は64支部、内ブログは13支部。Facebookは13支部。Twitterは12支部。メール等連絡先公開は43支部。http://plus.harenet.ne.jp/~wbsjokym/link.html
(岡山県「やませみ」設立40周年記念,P55)

・ブッポウソウ保護活動
 1990年代から吉備中央町でブッポウソウの巣箱掛けによる保護活動を進めてきた。個体数が順調に増加し、2002年以降巣箱設置を抑えた。2015年、支部が管理する巣箱は136、内、利用は82、巣立ち雛は約257羽であった。その他地区の状況は、2010年岡山市北区では6巣箱で繁殖、2012年美咲町では巣箱13の内2で繁殖、2015年岡山市北区では巣箱11の内6で繁殖した。
(岡山県「やませみ」設立40周年記念,P58〜65)

・風力発電所建設問題
 2008/5、津山市長は津山市倉見五輪原高原に大型風力発電施設32基の建設に同意していた。根室市のクリーンエナジーファクトリが計画する総計8万KWの国内最大規模で2011年稼働を目指し、2008/5、環境影響評価方法書の縦覧が始まった。6月、支部は意見書を出した。最終的に2010/8、岡山県知事の意見書が出され、多くの住民の危惧に対し、事業者の回答は甘い予測の元に計画が進められている。イヌワシ等の猛禽類調査も限定的で、風車との接触が予測される場合は事業計画の見直しを求めるとの厳しい意見であった。それを受けて、事業者は現地事務所を引き払い、現在、音信不通になっている。
(岡山県「やませみ」設立40周年記念,P66〜68)

・錦海塩田跡地問題とその後
 2004年、葛ム梅塩業は2m厚さで埋め立てる計画を発表した。2007年、行政不服審査請求で「法律上の保護された利益があるとは認められない」として異議申し立ては却下された。最終的に漁業者の同意が得られず、処分場許可期限が切れ、再延長は認められず、葛ム梅塩業は自己破産し、2009年埋め立て問題は終結した。その後、同地でメガソーラー構想が出て、2016/10基礎工事が終わり、89万枚のパネルで総出力23万KWを、2019年運転開始で進められている。事業者は「H28年度希少野生動植物のモニタリング調査結果」を提示したが、チュウヒの繁殖は無いと事業者の都合の良い総括で、支部と意見がかみ合っていない。
(岡山県「やませみ」設立40周年記念,P69〜77)

・阿部池ソーラーパネル
 岡山市の阿部池でフロート式ソーラーパネル発電所計画があり、最終案ではヨシ原は全面残し、チュウヒの狩場、ツバメの塒とする。水面に20年間期限でフロート式ソーラーパネルを張りつめる。
(岡山県「やませみ」設立40周年記念,P77〜81)

・コアジサシ保護
 玉島バードアイランドの埋め立ても進み、コアジサシのコロニー場所も減少している。2007/6、約200羽、約70の営巣があった。2009/8には花火大会があり、コアジサシは1羽も観察できず。その後工事が進み、コアジサシの観察記録が無かったが、2016年、久々に6巣の営巣があったが、7月、ダンプカー出入りで内3巣が破壊された。工事事務所に申し入れし、8月末まで土砂搬入中止となった。
(岡山県「やませみ」設立40周年記念,P81〜82)

・ガンカモ調査
 岡山県15箇所を11月(支部独自)、1月(県からの受託)で調査している。1982〜2015年の調査結果を見ると、県下では児島湖と阿部池に大半が飛来し、1月の飛来数が若干多い。2005〜2007年、ホシハジロの飛来でカモ総数2、3万が6万前後と急増した。同期間、児島湖の浚渫でホシハジロの餌が急増したためと思われる。
(岡山県「やませみ」設立40周年記念,P83〜94)

・カモ糞採取活動
 高病原性鳥インフルエンザ菌保有状況調査のため、2009年から年4回、カモの糞便を100体採取し、環境省関連研究機関に送付している。2015年には笠岡市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生し、20万羽が殺処分されている。
(岡山県「やませみ」設立40周年記念,P95)

・カワウ生息調査
 岡山県では1989年、カワウの観察報告が出始め、1993年冬、岡山市吉井川で500羽がカウントされた。2001/12、「岡山地方振興局カワウ被害対策協議会」が発足した。2007年、環境省はカワウを狩猟鳥獣に指定した。2014年、「中四国カワウ広域協議会」、2015年、「岡山県カワウ対策協議会」が発足し、その中でカワウ生息調査がされている。2001年冬季の約1200羽が現在3000羽前後で推移している。営巣は2002年の85巣が現在700巣以上に増えている。夏期2000羽が冬期3000羽に増えるのは、冬期は琵琶湖では餌不足で移動してくると言われている。
(岡山県「やませみ」設立40周年記念,P96〜101)

・岡山県支部設立40週年記念誌は支部の状況、活動内容、会員の声等が詳しく総括されている。

○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.849

●2017/6 オホーツク
・ハイド基金
●2017/6 軽井沢
・名は体を表す(鳥追人)
●2017/6 神奈川
・ネオニコチノイド系農薬使用は規制すべきである
●2017/5-6 遠江
・2017年ガンカモ類カウント調査
●2017/5-6 広島県
・2017年広島県ガン・カモ・ハクチョウ類調査
●2017/3 山口県
・2016年ガン・カモ・ハクチョウ類県内一斉調査(調査研究部)
・2016年春シギ・チドリ類県内一斉調査(調査研究部)
・2016年秋シギ・チドリ類県内一斉調査(調査研究部)
・タカの渡り15年間の記録
・オオジュウイチ録音での山口県初記録
●2017/5 筑豊
・野鳥の繁殖(編集部)

●2017/6 オホーツク
・ハイド基金
 英国では野鳥に圧力を掛けず、自然な姿で観察できる野鳥観察小屋(ハイド)が広く普及している。同じようなものは根室市に、複数設置されている。当支部はオホーツク管内でも普及を図りたいと考え、「ハイド基金」を設けた。今後、事業部の売り上げの一部や、バードソンの収入等から基金に蓄えていく。
(オホーツク「ばあどこおる」NO.361,P3)

●2017/6 軽井沢
・名は体を表す(鳥追人)
 野鳥の標準和名はカタカナ書きであるが、時には漢字の表記が分かり易い。目白、頬赤、雷鳥(鳴き声が雷音に似る)、啄木鳥(木を啄む鳥)、尾長、菊戴、巴鴨、百舌、雲雀、山雀(ヤマガラ)、小雀(コガラ)、駒鳥・・・。学名は「目」「科」は無視してもよいが、「属名」+「種名」の二命名法が基本である。属名は頭は大文字で、半角スペースで種名の頭は小文字で必ず英文学名と区別する時は斜体(嘗てのラテン語)である。亜種の場合はその後に付ける。
(軽井沢「野鳥軽井沢」NO.410,P5〜6)

●2017/6 神奈川
・ネオニコチノイド系農薬使用は規制すべきである
 本農薬はミツバチの群を崩壊させた原因物質とされている。フランスでは全面禁止、米国、EU圏、韓国では規制が進んでいる。先に厚生労働省は食品中の本農薬残留基準を緩和する処置をしている。1990年代登場し、昆虫の神経系に結合し、神経麻痺を起こし、農作物の内部にも浸透し、洗っても残留性が長い特徴がある。人の幼児の脳内情報伝達機能への影響も懸念されている。これで昆虫が減っている可能性があるが、昆虫の個体数カウントは困難である。状況証拠として、昆虫を捕食する蜘蛛は観察例が激減している。更に、私のフィールドでの野鳥個体数カウント調査では、この10年間で留鳥個体数は半減している。予防原則に基づき、本農薬は使用規制すべきである。参考:H26年度農薬の環境影響調査業務報告書(国立環境研究所)、「全国で激減するアキアカネ」(自然保護 NO.529,P36〜38)
(神奈川「はばたき」NO.541,P5)

●2017/5-6 遠江
・2017年ガンカモ類カウント調査
 45個所で調査した。コクガン1、マガン1、コブハクチョウ1、カモ類は総計19,551羽、内訳はマガモ4,747、ヒドリガモ3,487、スズガモ2,731、カルガモ2,109、ホシハジロ1,633、コガモ1,555、オナガガモ1,391、キンクロハジロ879、ヨシガモ343、ハシビロガモ164、オカヨシガモ155等
(遠江「遠江の鳥」VOl.289,P15)

●2017/5-6 広島県
・2017年広島県ガン・カモ・ハクチョウ類調査
 1/8〜22、広島県内248箇所で調査した。20種、30,156羽を記録した。内訳はヒシクイ1、ヒドリガモ5,790、スズガモ5,283、ホシハジロ4,824、マガモ3,593、ガルガモ3,003、コガモ1,901、オシドリ1,363、ハシビロガモ1,120、オナガガモ1,076、キンクロハジロ698、オカヨシガモ674、ヨシガモ278等。環境省の全国暫定集計値は前年より5%増の195万羽となっている。広島県のオオバンは2013年:59、2014:103、2015:461、2016:648、2017年:1,066と急増している。
(広島県「森の新聞」NO.210,P)

●2017/3 山口県
・2016年ガン・カモ・ハクチョウ類県内一斉調査(調査研究部)
 2016/1/11、山口県内47箇所で調査した。23種、22,351羽を記録した。内訳はオオハクチョウ1、マガモ7,592、ヒドリガモ3,636、カルガモ2,858、オシドリ1,590、オナガガモ1,475、ホシハジロ1,349、ヨシガモ1,004、スズガモ756、コガモ618、オカヨシガモ608、キンクロハジロ435等。これとは別にオオバン941。オシドリは2000年の約500から年々増えている。
(山口県「山口野鳥」NO.48,P32〜35)

・2016年春シギ・チドリ類県内一斉調査(調査研究部)
 2016/4/29〜5/14、山口県内20箇所で調査した。19種、1,441羽で個体数は過去16年間で最少であった。内訳はチュウシャクシギ972、ハマシギ182、タカブシギ53、アオアシシギ53、ソリハシシギ40、キアシシギ31、ダイゼン30、イソシギ26等。
(山口県「山口野鳥」NO.48,P36〜37)

・2016年秋シギ・チドリ類県内一斉調査(調査研究部)
 2016/9/12〜26、山口県内20箇所で調査した。21種、379羽で過去16年間の平均23.1種、500羽より少なかった。内訳はチュウシャクシギ76、ソリハシシギ56、アオアシシギ55、ダイゼン51、イソシギ43、シロチドリ40等。
(山口県「山口野鳥」NO.48,P38〜39)

・タカの渡り15年間の記録
 宇部市の男山(標高228m)で2002〜2016年、9/16〜30、調査した。年により増減があり、最大は2,400羽余り、最少は300羽弱で平均は約1,300羽であった。タカは10種確認できたがハチクマが94%を占め、サシバは約3%であった。
(山口県「山口野鳥」NO.48,P58〜62)

・オオジュウイチ録音での山口県初記録
 オオジュウイチは体長42cmの大型のカッコウ類でスマトラ、ボルネオ、インド北部、 東南アジアの留鳥であるが、日本では迷鳥として粟島、五島列島、南西諸島で記録がある。雄は「ブレインフィーバ」または「ピピイハ」と大きな声で次第にピッチをあげて鳴く。2016/5/2、萩市の見島で本種の鳴き声録音記録が録れた。見島では2008/5/5にも本種の鳴き声を聞いた人がいる。
(山口県「山口野鳥」NO.48,P63〜66)

●2017/5 筑豊
・野鳥の繁殖(編集部)
 一夫多妻:鳥類の約2%で湿地帯に生息する種、早成性の種に多い。一妻多夫:鳥類の約1%でヒレアシシギ、オジロトウネン、ミフウズラ、タマシギ等で環境変動が多い場所が多い。乱婚:トケン類、キジ等で原始的な種、早成性の種に多い。一年中番行動をする:コガラ、ゴジュウカラ、セキレイ類、コクマルガラス等。雌雄とも派手な色:樹洞、土手等の穴で繁殖する種に多く、抱卵中も外敵に目立たない。巣立った雛の分散:哺乳類は雄が分散する傾向にあるが、鳥類は雌の若鳥が遠くへ分散する傾向にある。一夫一妻に関係しているのかも。年離婚率:ハクチョウ、 カラス、カワラバトは0、メジロ6%、コマドリ14%、シジュウカラ20%、ヒバリ50%、ツバメ63%。参考:akaitori.tobiiro.jp、 Wikipedia
(筑豊「野鳥だより・筑豊」NO.471,P46〜47)

○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.850

●2017/6 札幌
・カラスに警告文
●2017/6-8 栃木
・横根高原メガソーラー問題
・十勝のアカゲラ
●2017/6 埼玉
・2017年冬カモ科カウント調査(調査部)
・探鳥会リーダーズフォーラム東日本
●2017/5 南富士
・富士市の鳥
・コアジサシ永遠なれ
●2017/2 福井県
・ヒヨドリの渡り
●2017/5 福井県
・2016年秋、越前市に飛来し越冬したコハクチョウ
●2017/6 北九州
・洋上風力発電に対する支部の意見
・響灘ビオトープ東側風力発電 事業者との協議
●2017/6 筑後
・ミゾゴイ(研究部)
●2017/6 鹿児島
・南さつま市でシラコバト

●2017/6 札幌
・カラスに警告文
 ネットニュースに「カラス侵入禁止」の張り紙をしたら、カラスが来なくなったとある。カラスは文字が読めるのではなく、その張り紙を見る人の視線を嫌っている。http://www.asahi.com/articles/ASK4L2VWFK4LUJUB003.html
(札幌「カッコウ」NO.304,P15)

●2017/6-8 栃木
・横根高原メガソーラー問題
 本会は鹿沼市民や地元団体と連携して反対している。事業者は鹿沼市を避けて日光市側に場所を拡大する動きがある。3/30、日光市を訪ねた。日光市は自然破壊してまでそのようなものを作ることは歓迎しないが、メガソーラーの条例制定を検討している。4/7、横根高原の自然を守る会日光市民の会が設立された。
(栃木「おおるり」VOl.247,P7)

・十勝のアカゲラ
 帯広市南部の農耕地帯約40Km2で1999〜2001年、2005〜2009年足輪を付け、行動圏調査をした。繁殖期は営巣木周辺の狭い範囲にいるが、冬期はその地に定住しつつも、最大1km離れたチョウセンゴヨウマツに頻繁に訪れ、栄養豊富な種子を食べていた。この松の種子の凶作年は繁殖個体の生存率は3割前後、豊作時は6割前後と変動する。移入種であるこの松は侵略的でないので、保全維持管理が必要である。
(栃木「おおるり」VOl.247,P9)

●2017/6 埼玉
・2017年冬カモ科カウント調査(調査部)
 1/7〜15、県内59箇所で調査した。17種、9,600羽が記録された。個体数が多い渡良瀬遊水地等の調査が天候不良のためできず、前年より1割減った。内訳はコハクチョウ127、マガモ2,315、コガモ2,302、カルガモ1,781、ヒドリガモ1,383、キンクロハジロ711、オナガガモ419、ホシハジロ190、ハシビロガモ138等。
(埼玉「しらこばと」NO.399,P2〜3)

・探鳥会リーダーズフォーラム東日本
 1/28、29、八王子で開催され、若手のメモより。探鳥会で案内に拡声器を使用する、 望遠鏡の画像を各人のスマートフォンに配信などのIT時代の提案。支部間の交流拡大。特定の層向け探鳥会、気楽に来られる公園では新規参加者が増える。初めて参加の方は未知の鳥を見たがり、参加頻度が高い方は野鳥の行動に着目した探鳥会へ誘導する。
(埼玉「しらこばと」NO.399,P4〜5)

●2017/5 南富士
・富士市の鳥
 静岡県の鳥はサンコウチョウ、富士宮市はヒバリ、熱海市はカモメ、伊東市はイソヒヨドリ、焼津市はユリカモメ、御殿場市はクロツグミ、袋井市はフクロウ、磐田市は桶ケ谷沼のトンボにちなんで鳥ではなくベッコウトンボになっている。富士市は特に市の鳥の制定がないが、メジロは如何に。
(南富士「囀」NO.60,P4)

・コアジサシ永遠なれ
 その昔、富士川河口に数百羽のコアジサシのコロニーが毎年形成され、多くの雛が巣立っていた。アユ解禁になる時期に当たり、釣り人が巣や卵を踏みつけていた。この10年程、コアジサシは飛来してもコロニー形成は稀であった。立入を控えるよう看板設置に要望していたが、この4月、赴任した国土交通省富士川下流出張所所長が理解を示し、自ら指揮してロープを張り、看板設置できた。
(南富士「囀」NO.60,P8)

●2017/2 福井県
・ヒヨドリの渡り
 2016年秋、嶺北では雄島から九頭龍川を渡り福井新港へ、最短距離の海上はハヤブサの襲撃があるため、一部は内陸へ回る。その後越前海岸の崖沿いに南下し、敦賀へ、嶺南は敦賀から高浜青葉山へ西に海沿いに飛ぶ。
(福井県「つぐみ」NO.181,P5)

●2017/5 福井県
・2016年秋、越前市に飛来し、越冬したコハクチョウ
 越前市の水田に、例年数羽しか訪れないコハクチョウが、今期は30羽以上が3月まで滞在した。越冬地としてきた鯖丹地区の冬水田んぼがなくなったこと、積雪が少なったことが影響している。
(福井県「つぐみ」NO.182,P8)

●2017/6 北九州
・洋上風力発電に対する支部の意見
 下記の支部のHPに意見を掲載している。
http://kitakyushuyachou.web.fc2.com/furyoku.pdf
(北九州「北九州野鳥」NO.372,P11)

・響灘ビオトープ東側風力発電 事業者との協議
 3/9、支部事務所で3月から稼働した2基の風力発電について事業者と事後調査について協議した。先方の意見は鳥の衝突死調査は毎月2回の点検時に行う。4、9、10月の渡り時期は増やす。カメラでの監視を考えている。3Dレーダーは不採用。本機はダウンウイング型(背後から風を受け風車を回す)で、風車頭頂部に白色閃光灯を点滅させる。タワー、風車の模様彩色はしない。予算の関係で鳥のモニタリングは見送る。警戒音は騒音問題で採用しない。夜間の作業、ライトアップはしない。当方の提言は、衝突死調査は早朝に実施しないと捕食者が持ち去る。当方の鳥類観察リストを参考にすること。鳥類の飛翔行動変化把握のために、事後調査はすべき。
(北九州「北九州野鳥」NO.372,P12)

●2017/6 筑後
・ミゾゴイ(研究部)
 生息数は世界で約1,000羽、繁殖地はほぼ日本に限られ、Japanese Night Heronの英名である。日本、台湾以外に大半は比島で越冬する。営巣番は単独で、他のサギのように集団営巣地は作らない。ソングポストは営巣地周辺の樹冠で、鉄塔なども使う。ゴイサギはその声よりヨガラスと言われるが、ミゾゴイはウシドリ、ウメキドリの方言名がある。個体数は1960年代以降、徐々に減ってきている。現在、環境省レッドデータリストで絶滅危惧U類(VU)に指定されている。
(筑後「まめわり」NO.193,P10)

●2017/6 鹿児島
・南さつま市でシラコバト
 2016/11〜2017/4、薩摩半島南西部の南さつま市でシラコバト1羽を観察した(写真有)。シラコバトは近年、西日本で記録されるようになったが、多くは日本海、東シナ海側の地域で、鹿児島県では2014年に出水市で記録がある(2012 日本鳥学会)。関東地方では急速に減っている。西日本で観察されるようになったのは、関東地方からの飛来とは考えにくく、ユーラシア大陸の個体群と考えられる。
(鹿児島「るりかけす」Vol.154,P11)

○支部報/会報 保護・調査記事関連トピックスNO.851

●2017/7 苫小牧
・オオジシギ個体数調査
●2017/6 千葉県
・千葉県の自然(幹事会)
・地震と街中のスズメ確認数の変動
・オオミズナギドリ最大営巣地で9割減(4/19朝日新聞)
・ツバメで土壌汚染調査(4/23日本経済新聞)
・空の安全 バードストライク対策(4/26毎日新聞)
・小櫃川クリーン作戦
●2017/6 滋賀
・フクロウ
・2016年度滋賀県ガンカモ類等生息調査
●2014/6 兵庫
・カモ科鳥類・カワウ生息調査(研究保護グループ)
・オオコノハズク越冬記録(普及グループ)
●2017/6 香川県
・2017年春期ハイタカの渡り調査(調査部)
・シギチ観察

●2017/7 苫小牧
・オオジシギ個体数調査
 5/20、21、ウトナイ湖周辺で本部主催のオオジシギ個体数調査をした。目視とディスプレイフライト音で確認した。59箇所の調査で16年前の調査より30羽少ない77羽であった。
(苫小牧「あおさぎ」NO.213,P11)

●2017/6 千葉県
・千葉県の自然(幹事会)
 千葉県は最も標高の低い県で、最高峰は嶺岡山系の愛宕山で標高408m、県内全ての山には原生の植生は残っていない。房総の山の植生は稜線近くにモミ、ツガなどの北方系樹種が残り、その下にシイ、タブなどの南方系の常緑広葉樹が広がる。千葉県では標高300m程の中に圧縮している。標高が低いので夏鳥は少ない。
(千葉県「ほおじろ」NO.434,P2)

・地震と街中のスズメ確認数の変動
 2011/3/11の東日本大震災の前、2010年12月以降、急に近所(千葉市動物公園)のスズメが見られなくなっていた。 過去5年間、街中のスズメ確認数が安定する3〜7月、関東地区の地震エネルギー増減と、スズメ確認数の関連を見た。地震の極大、極小とスズメ数が反比例する例がかなりの頻度見られた。関東地方でM4.5以上の地震が発生する直前に、スズメの数が10%以上減る可能性も高かった。地震が多い時期や大きな地震が起きる前は街中のスズメは他へ避難していると個人的に思っている。
(千葉県「ほおじろ」NO.434,P3〜6)

・オオミズナギドリ最大営巣地で9割減(4/19朝日新聞)
 伊豆諸島御蔵島でオオミズナギドリがこの10年で9割近く減ったことが環境省の調査で分かった。増加した野ネコの影響が深刻化している。巣穴総数224万、内、繁殖に使われたのは2.6%で、繁殖数は推定11万7千羽で、2007年は約101万羽であった。野ネコは1千頭を超え、年間オオミズナギドリ成鳥1万8千、雛2千が犠牲になっている。日本鳥学会は昨年11月、野ネコ捕獲を求める要望書を出している。
(千葉県「ほおじろ」NO.434,P12)

・ツバメで土壌汚染調査(4/23日本経済新聞)
 名城大学の大浦健教授らはツバメの糞から、巣の周囲の土壌汚染有無を調べる手法を開発した。土壌中の貴金属は虫に取り込まれ、ツバメが虫を食べる。ツバメの糞で巣の周囲半径1km程度の汚染具合が分かる。
(千葉県「ほおじろ」NO.434,P12〜13)

・空の安全 バードストライク対策(4/26毎日新聞)
 関西国際空港で3年前から、タカやハヤブサを使ってコアジサシを同地で営巣させないようにしている。同空港のバードストライクの半数はコアジサシによる。また、ビーグル犬を巡回させ、コアジサシを寄せ付けないようにしている。
(千葉県「ほおじろ」NO.434,P13)

・小櫃川クリーン作戦
 5/4、野鳥の会有志、盤州干潟をまもる会、地元の方、約200名でゴミ清掃した。年々ゴミが減る傾向にある。
(千葉県「ほおじろ」NO.434,P16)

●2017/6 滋賀
・フクロウ
 フクロウは日中、木の幹にくっついて隠れている。小鳥がフクロウを集団で追い回すほど動作が素早くない。足の指は対趾足と呼ばれる前後2本ずつの指で、後ろの内側1本は前に移動でき、獲物をがっちり捕まえるためと思われ、ミサゴでも見られる。
(滋賀「におのうみ」NO.49,P13)

・2016年度滋賀県ガンカモ類等生息調査
 琵琶湖で水鳥が集中する赤野井湾、湖北水鳥公園、高島新旭水鳥センターの3地点で11月→1月→3月に調査した。赤野井湾では総計1,206→1,494→1,411、湖北水鳥公園では5,146→7,244→2,247、高島新旭では1,531→521→663であった。ヒシクイ、マガン、コハクチョウは湖北水鳥公園のみに飛来する。オオバンは11月に最大数で3箇所合計で22,434羽で→2,804→3,562と変化する。
(滋賀「におのうみ」NO.49,P14〜15)

●2014/6 兵庫
・カモ科鳥類・カワウ生息調査(研究保護グループ)
 1/15を中心に、兵庫県中南部の176箇所を調査した。(括弧内は県が調査した兵庫県全域221箇所)、総計27,538(41,064)で内訳はマガン3(9)、ヒシクイ0(3)、ホシハジロ8,555(10,677)、ヒドリガモ3,731(5,127)、コガモ2,147(4,597)、オシドリ2,136(1,265)、スズガモ1,932(2,566)1、カルガモ1,723(3,127)、マガモ1,630(5,145)、ハシビロガモ1,518(1,633)、オナガガモ1,027(2,456)、オカヨシガモ986(1,352)、ミコアイサ470(474)、ヨシガモ199(350)等。地況別では海岸、河口19箇所で12,347、河川8箇所で2,918、ダム湖10箇所で1,639、溜池138箇所で10,505、塩田跡1箇所で129。カワウは総計1,334(2,603)。ソーラーパネルを水面に張った溜池14箇所ではカモ類は5年前の結果より個体数は大幅に減っている(半分〜数分の1)。
(兵庫「コウノトリ」Vol.218,P8〜16)

・オオコノハズク越冬記録(普及グループ)
 2016/2から神戸市垂水区星稜台で水場とトレイルカメラを設置して観察した。1/30、県下では記録が少ないオオコノハズクが記録され、その後も計5回の夜間撮影ができた。
(兵庫「コウノトリ」Vol.218,P18)

●2017/6 香川県
・2017年春期ハイタカの渡り調査(調査部)
 3/17〜4/30、NPO法人希少生物研究会の指導の下、四国の内陸部から庄内半島の紫雲出山を経由し、岡山から本州へ渡る春期のハイタカの渡りを調査した。総計509羽で3/17〜4/6、その間渡りは継続し、計356羽、4/7〜4/16は122、4/17〜4/30は31で、終認は4/24であった。ピークは4/16の66羽であった。
(香川県「かいつぶり」NO.401,P5〜6)

・シギチ観察
 4/29、高松市の新川河口で調査した。チュウシャクシギ23、アオアシシギ7、キアシシギ4、コチドリ3、イソシギ2、ソリハシシギ1。同日、観音寺市姫浜で調査した。ハマシギ70+、ミユビシギ10+、チュウシャクシギ7、メダイチドリ6、キョウジョシギ6、トウネン3、シロチドリ2、コチドリ2、ダイゼン1、イソシギ1。
(香川県「かいつぶり」NO.401,P7〜8)

(自然保護室・野鳥の会・神奈川/森 要)

事務局からのお知らせなど

■普及室より

■7月号『フィールドガイド日本の野鳥』増補改訂新版の取り組み

<再びオジロか?ニシオジロか?>

 4月に発行された日本鳥学会誌に、オジロビタキのDNAバーコーディングを含めた種同定についての観察記録が掲載されました(富田ら2017)。可能であれば、オジロビタキとニシオジロビタキを区別したほうがよい時代になってきましたが、2016年2月号の連載「オジロか?ニシオジロか?」で触れたように、簡単ではありません。特に雌や若い個体はよく似ているので、種を同定するには上尾筒や声のチェックなど、総合的な検討が必要です。
 大阪支部による『大阪府鳥類目録2016』を拝見しました(支部のホームページを見ると、大阪支部の正会員になるともらえるように書かれています)。ボランティア作業でこれだけのまとめを成し遂げられるとは頭が下がる思いですし、特記したいことは多々あるのですが、ここでは、2016年11月の1例を画像、音声を合わせてオジロビタキと確認し、その他近年大阪に飛来したほとんどがニシオジロビタキだったとされていることを紹介しておきます。
 ちなみに、以前紹介した熊本県支部による目録ではオジロビタキとして掲載しながらも、ニシオジロビタキが含まれている可能性が高いように書かれています。また、当会ホームページの投稿コーナーでは、ニシオジロビタキとして投稿された写真は、暫定的に目録未掲載というカテゴリーで扱うようにしました。

<幼鳥のくちばしの色は?>

 前号(6月号)で「カワラヒワ幼鳥のくちばしの色、ヒヨドリ幼鳥の下尾筒などを修正したことはこれまで紹介してきたと思います」と書きました。過去の連載を見直してみると、ヒヨドリ幼鳥については2015年7月号で触れていたものの、カワラヒワ幼鳥については、見つかりませんでした。が、新版に取り組み始めた2013年、郡山支部報『カッコウ』(12月発行、No.84)に寄稿した中で触れていたので、その部分を抜粋しておきます。

・・・2007年になんとか『フィールドガイド日本の野鳥増補改訂版』を出版しましたが、2012年に日本鳥学会が発行した『鳥類目録改訂第7版』で、鳥類の分類に大幅な変更がありました。私自身が書いた『新・山野の鳥』と『新・水辺の鳥』はすでに新たな分類に沿った改訂版を出し、現在、『フィールドガイド日本の野鳥増補改訂版』を、再度改訂せねばならない作業で苦闘しているところです。
 どちらも当会発行なので、違いがないようにしなくてはなりません。例えば全長などは個体差や計測による違いもあり、何を根拠にするかによって数値が違ってくるのですが、できるだけ数字を合わせることも、実は増刷の度にしている苦労の一つです。
 今悩んでいるのは、カワラヒワの幼鳥のくちばしの色です。高野図版では黒っぽく描かれていますが、巣立ち前後から次第に薄くなると思います。成長の個体差もありますが、私の観察では野外で見る機会が多いのは薄い個体という印象に沿って、『新・山野の鳥』では当初は薄い幼鳥を描いていました。が、高野図版と合わせる必要、また、「薄いのは成鳥と似ていてわかりやすいが、黒っぽいのを目にした場合はこれがカワラヒワか?」と悩むのではないかと考え、改訂版では図版担当の谷口高司さんに頼んで濃くしてもらっています。・・・

 2015年に発行に至った新版(『フィールドガイド日本の野鳥増補改訂新版』)をお持ちの方は、P283をご確認下さい。谷口さんには、さらに高野の原画にも微修正を施してもらい、『新・山野の鳥改訂版』とあまり違わないように、薄くもなく、濃くもないような微妙な色味にしてもらいました。

<幼鳥の声は?>

 カワラヒワ幼鳥については、新版で声も修正したこともどこかに書いたはずですが、ウグイスやミサゴなど声の修正を紹介した2014年12月号では触れていませんでした。
 新版は、ムシクイ科やセンニュウ科などの声の違いを表す必要にも迫られて、声のカタカナ表記を比較検討しながら修正や追記をしています。例えば、ウグイスのチャッをジャッにした上で、オオセッカについては「ウグイスほど強く濁った声ではない」と書き足しました。カワラヒワ幼鳥の声は高野が「チュンチュンチュン」と書いていましたが、その声の質はスズメと違うので、「ピュンピュンピュン」とさせていただきました。
 松田道生さんは『鳴き声で調べる野鳥図鑑』(文一総合出版)で「チョンチョンチョン」と書いています。また、中西悟堂は『定本野鳥記』第一巻で「小河原鶸の幼鳥は、餌をねだる時はツイン、ツインとまるでカネタキ(秋の虫)のような金属的な声を出し、・・・」と書いています。中西先生にまで逆らうつもりはないのですが、当会発行の『CD鳴き声ガイド 日本の野鳥」』を何度聞きなおしてみても、私には「ピュンピュンピュン」が適切に思えます。
 『CD鳴き声ガイド 日本の野鳥』は、松田道生さんが日本各地で収録したさまざまな声を編集構成しました。その収録順は『フィールドガイド日本の野鳥』に対応しており、他のCDや図鑑で紹介されることがほとんどない幼鳥の声まで聞くことができます。ここでは幼鳥の声が収録されている種を記しておきましょう。
 コブハクチョウ、ウミネコ、ユリカモメ、タンチョウ、バン、ノスリ、オオタカ、ツミ、トラフズク、フクロウ、オオコノハズク(?)、キジ、コゲラ、ヒヨドリ、ミソサザイ、ルリビタキ、クロツグミ、ヤブサメ、オオルリ、シジュウカラ、カワラヒワ、スズメ、ホシガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス。

(参考文献)
富田直樹・仲村昇・齋藤武馬・小田谷嘉弥・真野徹(2017)
新潟県福島潟において秋季に捕獲されたオジロビタキFicedula albicillaのDNAバーコーディング及び外部形態に基づく種同定. 日鳥学誌. 66(1):41-44.

 なお、『CD鳴き声ガイド 日本の野鳥』については、以下よりご確認ください。
http://www.birdshop.jp/fs/wildbird/gd3591


© 谷口高司

▲増補改訂版以後、谷口高司さんに追加してもらった画像の例。「幼羽と年齢」という解説を補足するために、幼羽が大雨覆に残っているヒタキ科の第1回冬羽をアカハラの翼で示したものです。

(普及室・主席研究員/安西 英明)

総務室より

■平成29年度第1回評議員会(定時)議事録

1、開催日時:平成29年6月13日(火)午後2時30分〜午後4時00分

2、開催場所:当財団会議室(東京都品川区西五反田3-9-23丸和ビル3階)


▲評議員会の様子

3、出席者:
評議員総数8名出席評議員7名(敬称略、五十音順)
石井 隆、石部 久、上田 恵介、上原 治也
原 剛、丸谷 聡子、柳生 博

出席理事:
安西 英明、上原 健、遠藤 孝一、笠原 逸子
狩野 清貴、佐藤 仁志、見田 元、吉田 新

出席監事:曽我 千文

事務局:
奥田 秋穂(総務室長)、五十嵐 真(総務室長代理)
林山 雅子(総務室員)

4、議長:柳生 博

5、議決事項
第1号議案 理事の選任の件
第2号議案 評議員の選任の件

6、議事の経過の要領及びその結果
 遠藤孝一常務理事が開会を宣言、その後、柳生博評議員長から挨拶があった。引き続き、遠藤常務理事より、本評議員会は定款第22条の規定に定める定足数を満たしており、適法に成立している旨、報告があった。
 議事録署名人については、定款第24条の規定により、出席した評議員長及びその会議において選任された1人となっており、評議員長の他、上田恵介評議員が選任され、本人も承諾した。
 会議の運営について、議案の審議に先立ち報告事項を行うことを確認したのち直ちに報告事項の説明に入った。

7、報告事項
(1)平成28年度事業報告及び決算の件
 佐藤仁志理事長より、平成28年度事業報告について資料に基づき説明があった。引き続き、平成28年度決算について、一般正味財産は、約49,272千円、指定正味財産は、約40,646千円の減少であること、公益事業会計の一般正味財産が減額となり、収支相償基準は達成できたこと、法人税等の納税額は、5,778千円となったことが資料に基づき説明があった。
 石井隆評議員より、会員数の減少は会員の高年齢化も原因であり、今後は、継続率の推移に加え平均年齢の推移をデータ化する必要があるのではないかとの意見があった。吉田新副理事長より、会員数5万人回復、連携団体との協力体制の構築など、当会の目指す姿及びその道筋を日本野鳥の会ビジョン2030及び中期計画として策定中であるとの説明があった。

(2)平成29年度事業計画及び予算の件
 佐藤理事長より、平成29年度事業計画について、資料に基づき説明があった。引き続き、平成29年度予算について、一般正味財産の部の経常増減額は247,780千円減、全体では正味財産期末残高が2,130,891千円と期首に比べ320,491千円減少する予算であること、また会計及び事業区分ごとの損益の傾向等について資料に基づき説明があった。なお、平成29年度予算(案)は、資金収支ベースで収支差額は58,348千円のマイナスとなり、収支均衡という予算編成目標は達成できなかった旨、資料に基づき説明があった。
 上原治也評議員より、正味財産が減少しているが、当会の財政状況は健全と考えてよいかとの質問があり、五十嵐真総務室長代理より、正味財産の主な減少要因は、鳥と緑の日野センター撤退に係る費用が占めており、特段、問題視するにはあたらない旨の説明があった。
 丸谷聡子評議員より、大規模太陽光発電施設について、事業主対策のため、企業との繋がりを深める必要があるのではないかとの意見が出され、佐藤理事長より、企業との関わり方を検討するチームを立ち上げたとの説明があった。
 丸谷評議員より、探鳥会リーダーの育成は重要な課題であるので、現在実施中の探鳥会リーダーズフォーラムについて、参加費を安くするなどより参加しやすい運営を検討してほしい旨の意見があった。

(3)理事会の結果の件
 佐藤理事長より、平成28年度第4回、第5回及び平成29年度第1回理事会の結果について、資料に基づき報告があった。
 日本野鳥の会ビジョン2030及び中期計画について、石井評議員より、評議員の意見は反映可能か、また、上田恵介評議員より、連携団体の意見は反映可能かとの質問があり、吉田副理事長より反映する予定であると回答された。

8、議決事項の審議
(1)第1号議案 理事の選任の件
 議長より、理事全員が本定時評議員会の終結と同時に任期満了し退任となるため、改選の必要がある旨を述べ、その選任方法について諮ったところ、出席評議員より議長提案を求める発言があり、全員がこれを承認した。議長が、下記の者を提案し、それぞれ賛否を諮ったところ、出席評議員全員が異議なくこれを承認した。また、会議を欠席した松田道生氏を除く被選任者は全員就任を承諾した。
  
理事 安西 英明(重任)
理事 上原 健(重任)
理事 遠藤 孝一(重任)
理事 笠原 逸子(新任)
理事 狩野 清貴(重任)
理事 松田 道生(重任)
理事 見田 元(重任)
理事 吉田 新(重任)

理事 佐久間 仁(退任)
理事 佐藤 仁志(退任)

(2)第2号議案 評議員の選任の件
 議長より、佐藤仁志氏を評議員として推薦したい旨説明があり、賛否を諮ったところ、出席評議員全員がこれを承認した。また、本人も就任を承諾した。

評議員 佐藤 仁志(新任)

 議長は以上をもって全部の議題を終了した旨を述べ、午後4時00分閉会を宣言し解散した。

 以上の議事を明確にするため、この議事録を作成し、議長及び議事録署名人がこれに記名押印する。


平成29年6月15日

公益財団法人日本野鳥の会定時評議員会

議長 柳生 博

議事録署名人 上田 恵介

以上

(総務室/林山 雅子)

■平成29年度第2回理事会(臨時)議事録

1、開催日時:平成29年6月13日(火)午後4時15分〜午後5時00分

2、開催場所:当財団会議室(東京都品川区西五反田3-9-23丸和ビル3階

3、出席者:
理事現在数8名出席理事7名
安西 英明
上原 健
遠藤 孝一
笠原 逸子
狩野 清貴
見田 元
吉田 新

出席監事
曽我 千文

事務局:
奥田 秋穂(総務室長)
五十嵐 真(総務室長代理)
林山 雅子(総務室員)

4、議長:
理事 上原 健(第1号議案)
理事長 遠藤 孝一(第2号議案以降)


▲理事会の様子

5、議決事項:
第1号議案 理事長選任の件
第2号議案 副理事長選任の件
第3号議案 常務理事選任の件
第4号議案 理事会招集権者順序決定の件
第5号議案 役員改選に伴う常勤役員の年間報酬額決定の件

6、議事の経過の要領及びその結果
 上原健理事が開会を宣言し、理事長が選任されるまで議長として議事を進行することの承認を求め、出席理事全員がこれを了承した。続いて本理事会は定款第42条の規定に定める定足数を満たしており、適法に成立している旨、報告があった。
 なお、議事録署名人については、出席役員全員が署名人となることを確認した後、次の議案の審議に入った。

(1)第1号議案 理事長選任の件
 議長より、定款第27条第2項に定める理事長の選任について出席理事の意見を求めたところ、理事長に遠藤孝一理事を選任したい旨の提案があり、その賛否を諮ったところ、全員が異議なく次の通り選任し、被選任者も就任を承諾した。

理事長 遠藤 孝一

 ここで、定款第41条に基づき議長を上原理事から遠藤理事長に交代した。

(2)第2号議案 副理事長選任の件
 議長より、定款第27条第3項の定めにより、副理事長の選任について出席理事の意見を求めたところ、副理事長に吉田新理事を選任したい旨の意見があり、その賛否を諮ったところ全員が異議なく次の通り選任し、被選任者も就任を承諾した。

副理事長 吉田 新

(3)第3号議案 常務理事選任の件
 議長より、定款第27条第3項の定めにより、常務理事の選任について上原理事及び狩野清貴理事を推薦したい旨の提案があり、その賛否を諮ったところ全員が異議なく次の通り選任し、被選任者も全員就任を承諾した。

常務理事 上原 健
     狩野 清貴

(4)第4号議案 理事会招集権者順序決定の件
 議長より、定款40条第2項に基づき、理事長に事故があった場合の理事会招集権者順序について、吉田副理事長、上原常務理事、狩野常務理事の順としたい旨の提案があり、この賛否を諮ったところ、全員が異議なくこれを承認した。

(5)第5号議案 役員改選に伴う常勤役員の年間報酬額決定の件
 奥田秋穂総務室長より、定款第33条及び「役員及び評議員の報酬等並びに費用に関する規程」第3条に基づき、役員改選に伴う常勤役員の年間報酬額について、資料に基づき説明があった。
 見田元理事より、常勤役員の年間報酬額について余りにも低額なので、見直しを今後の検討課題としてほしい旨の提案があった。
 審議を経て、議長がこの賛否を諮ったところ、全員が異議なくこれを承認した。

 上記の議事を明らかにするために議事録を作成し、出席役員全員の名において記名、押印する。

平成29年6月15日

公益財団法人日本野鳥の会臨時理事会

議長 代表理事  遠藤 孝一

代表理事 吉田 新

理事 安西 英明

理事 上原 健

理事 笠原 逸子

理事 狩野 清貴

理事 見田 元

監事 曽我 千文

以上

(総務室/林山 雅子)

■支部・代表者・事務局変更のお知らせ

名称変更などがあった支部についてお知らせいたします。(敬称略)

●日本野鳥の会大阪支部
【支部長の変更】
新):松岡 三紀夫
旧):上村 賢

●日本野鳥の会滋賀
【代表の変更】
新):河村 則英
旧):山岸 忠彦
変更年月日:2017年6月18日

●日本野鳥の会長野支部
【事務局長の変更】
新): 小宮山 義光
旧): 小林 富雄(支部長兼務)

※変更年月日のご連絡のない場合は、記載しておりません。

(総務室/鈴木 美智子)

■自然保護室より

■Strix第33巻発行のお知らせ

 『Strix』(ストリクス)は、1982年より、当会が発行している野外鳥類学論文集です。このたび第33巻を発行しましたのでお知らせ致します。
 第33巻は、特集「モニタリング」です。総説1編、原著論文3編、論説1編より構成され、モニタリングの有用性と保全への活用を紹介する総説と、当会レンジャーと支部の皆様による長期の観察記録に基づいた報告を掲載しています。この他に、会員の皆様の長年にわたる野外調査の記録や貴重な観察記録、繁殖記録、興味深い行動の観察など、原著論文7編、短報6編を掲載しています。ぜひ、ご購入のうえご覧ください。(詳細は下記をご覧ください)


https://www.wbsj.org/activity/conservation/publications/strix/



▲Strix第33巻 表紙

≪Strix 第33巻 掲載論文≫
【特集:モニタリング】
◎鳥類のモニタリング:その重要性,応用,将来に向けた提言(天野達也)
◎30年にわたる鳥の相対的な個体数変化傾向から横浜自然観察の森の保全機能を推定する(藤田剛・掛下尚一郎・藤田薫・古南幸弘)
◎姫路市自然観察の森における繁殖期の鳥類生息状況 26年間のラインセンサス調査結果より(斉藤充)
◎エゾシカの採食圧によるハマナス群落の衰退が草原性鳥類に及ぼす影響について(山岸洋樹・善浪めぐみ・手嶋洋子・田尻浩伸・外山雅大)
◎霞ヶ浦におけるカモ科鳥類の経年変化(渡辺朝一・池野進・西野正義・益子美治郎・川崎惟男・武田隆治・村上禎啓・大高由良)

【原著論文】
◎越冬期におけるチュウヒの同種内での排他的行動の特徴(多田英行)
◎愛知県西三河地域におけるサシバButastur indicusの営巣木の分布と変遷(加藤雅之・松沢孝晋・坂本泰隆・轟正和・永井敏和・吉田賢吾・柳澤紀夫)
◎北海道におけるメジロの繁殖期の分布(藤巻裕蔵)
◎小笠原諸島南鳥島の鳥類相(川上和人)
◎北方四島における沿岸海鳥類の分布と営巣地分布(福田佳弘・小林万里)
◎石狩川沿い河跡湖沼群に生息するカモ科鳥類(玉田克巳)
◎イカルチドリの配偶システムと雌雄の役割分担(内田博・上田恵介)

【短報】
◎奄美大島で観察されたヒメコウテンシCalandrella brachydactyla200羽以上の群れ(土方秀行・橋本寿二・宮山修・鳥飼久裕・所崎聡)
◎青森県仏沼におけるウズラの繁殖(高橋雅雄・長瀬京子・三国孝・久保清子・久保益男・宮彰男)
◎北海道東部太平洋側におけるカワウの繁殖初確認(千嶋淳・片岡義廣・青木則幸・矢萩樹・長田宏子)
◎火山斜面や山岳地帯のガレ場に生息するヒバリの繁殖集団について(上田恵介・三王達也・佐藤望・上沖正欣・三上修)
◎伊豆諸島におけるオニカッコウEudynamis scolopaceusの初記録と音声による同定(大久保香苗)
◎繁殖後のサシバの行動を追跡するためのインターバルレコーダーとトレイルカメラの有用性の検証(三上修)

≪『Strix』第33巻のご購入方法≫
■頒布価格(本体3,000+税) 送料別途
■お申込み先:
お求めは、以下のホームページ、メール、ファックスのいずれかよりお申し込み下さい。
日本野鳥の会 Strix で検索
・Eメール:[email protected]
・ファックス:03-5436-2635

※バックナンバーも当会ホームページよりご購入いただけます。
Wild Bird ストリクス で検索

≪お問合せ先≫
日本野鳥の会自然保護室 (TEL:03-5436-2633)

(自然保護室/山本 裕)

会員室より

■会員数

 7月3日会員数35,383人で、先月に比べ25人増加しました。6月の入会・退会者数の表をみますと、入会者数は退会者数より11人少なくなっています。
 会員の増減は入会者数と退会者数のほかに、会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活した人数によって決まります。6月の入会者数は195人で、前年同月の入会者140人に比べ55人増加しました。また、6月の退会者は206人で、前年同月の退会者147人に比べ59人増加しました。

表1. 6月の入会・退会者数

入会者数退会者数
個人特別会員 12人 15人
総合会員(おおぞら会員) 39人 55人
本部型会員(青い鳥会員) 38人 40人
支部型会員(赤い鳥会員) 83人 61人
家族会員 23人 35人
合計 195人 206人
年度累計 574人

※会費切れ退会となった後に会費が支払われ会員として復活する方がいらっしゃるため、退会者数の年度累計は、実際の退会者数とずれた数字となります。このため、退会者数合計については年度末の集計後にお知らせいたします。

■都道府県および支部別会員数■
 野鳥誌贈呈者数を除いた数を掲載します。

表2 都道府県別の会員数(7月3日現在)

都道府県会員数対前月差
北海道1753人14人
青森県259人-1人
岩手県363人0人
宮城県488人2人
秋田県249人-1人
山形県211人2人
福島県630人0人
茨城県928人-3人
栃木県622人4人
群馬県633人-1人
埼玉県2225人1人
千葉県1639人-5人
東京都4942人2人
神奈川県3394人6人
新潟県371人-1人
富山県212人0人
石川県291人-2人
福井県224人-1人
山梨県288人0人
長野県862人-1人
岐阜県478人-1人
静岡県1347人-4人
愛知県1518人-3人
三重県424人0人
滋賀県296人4人
京都府804人5人
大阪府1979人4人
兵庫県1282人-2人
奈良県479人-1人
和歌山県198人0人
鳥取県186人1人
島根県166人-1人
岡山県561人0人
広島県561人-8人
山口県376人-2人
徳島県310人1人
香川県208人1人
愛媛県371人3人
高知県134人-1人
福岡県1327人4人
佐賀県196人2人
長崎県211人2人
熊本県413人3人
大分県220人3人
宮崎県246人0人
鹿児島県339人-3人
沖縄県113人0人
海外12人0人
不明44人3人
全国35383人25人

備考:不明は転居先が不明の会員を示します。

表3 支部別の会員数(7月3日現在)

都道府県会員数対前月差
小清水13人0人
オホーツク支部242人5人
根室支部82人-1人
釧路支部163人-1人
十勝支部193人-3人
旭川支部85人0人
滝川支部46人0人
道北支部34人1人
江別支部20人0人
札幌支部308人0人
小樽支部75人-2人
苫小牧支部167人0人
室蘭支部159人-1人
函館支部25人0人
道南檜山73人0人
青森県支部141人-2人
弘前支部121人-1人
秋田県支部238人-1人
山形県支部194人2人
宮古支部89人0人
もりおか155人0人
北上支部106人1人
宮城県支部443人3人
ふくしま163人1人
郡山172人-2人
二本松15人0人
白河支部40人0人
会津支部51人0人
奥会津連合10人0人
いわき支部111人1人
福島県相双支部16人0人
南相馬14人0人
茨城県828人-6人
栃木603人4人
群馬569人1人
吾妻41人0人
埼玉1683人-11人
千葉県1065人-9人
東京2895人3人
奥多摩支部841人-3人
神奈川支部2395人-1人
新潟県286人1人
佐渡支部28人0人
富山186人1人
石川271人-1人
福井県216人-2人
長野支部466人0人
軽井沢支部173人0人
諏訪231人-1人
木曽支部22人-1人
伊那谷支部82人-1人
甲府支部197人0人
富士山麓支部56人-2人
東富士67人0人
沼津支部169人0人
南富士支部246人0人
南伊豆41人1人
静岡支部356人-1人
遠江416人-5人
愛知県支部1113人1人
岐阜482人-1人
三重356人0人
奈良支部449人-2人
和歌山県支部198人0人
滋賀296人4人
京都支部768人4人
大阪支部1869人8人
ひょうご982人-1人
鳥取県支部203人1人
島根県支部158人-5人
岡山県支部530人2人
広島県支部484人-6人
山口県支部354人-5人
香川県支部166人1人
徳島県支部321人0人
高知支部121人-1人
愛媛344人0人
北九州311人-2人
福岡支部 598人2人
筑豊支部232人0人
筑後支部166人-1人
佐賀県支部217人5人
長崎県支部203人2人
熊本県支部404人2人
大分県支部217人2人
宮崎県支部238人0人
鹿児島307人0人
やんばる支部78人-1人
石垣島支部25人0人
西表支部42人0人
 30425人-24人

備考:支部別の会員数の合計は、都道府県別の会員数の合計と異なります。
これは、本部型(青い鳥)会員や支部に所属されていない個人特別会員が支部別の会員数に含まれないためです。


(会員室/沖山展子)


★支部ネット担当より

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支部ネット通信 第160号
◆発行
公益財団法人日本野鳥の会 2017年7月27日
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