公益財団法人日本野鳥の会
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三井物産の森・森林体験教室「森と自然とふれあおう!」 2009年度 実施報告

 2009年度の「森と自然とふれあおう!」は北海道むかわ町と厚真町にまたがる似湾(にわん)山林で6、7、10月の3回開催され、合計108名の方に参加いただきました。各回1泊2日の行程で、「森の生物多様性にふれる」をメインテーマに、班毎に分かれて森林での自然観察と観察マップ作りを行いました。
 この他6月は森と干潟のつながりを知るための「干潟観察」、7月は森の管理を知る「間伐体験」、そして10月は「フクロウの巣箱作りと巣箱かけ」と各回ごとにサブテーマを設け、希望者向けの早朝バードウォッチングもあり、という盛り沢山のプログラムでした。

 このうち6月は、初日の自然観察で「お気に入りの木」を見つけて自分達で名前をつけたり、沢で水生昆虫を探したり、と4時間程の森歩きを堪能しました。
翌日の午前中に、出会った生きものの記録を写真やイラスト、拾ってきた実物などを模造紙に貼り付けて班毎にオリジナルの自然観察マップを作成し、発表しました。落ちていたホオノキの花と葉で直径50cmの標本を貼り付けたり、「クモの子を散らす」の記録写真を連続で貼る班など、個性豊かなマップができました。発表でも、他の班にはない発見を自慢したり、ユニークな視点を強調したり、と笑いが絶えない楽しい雰囲気が印象的でした。

 参加者のアンケートでは、「小さな草から大木まで、名前があり森林を構成していることを感じられた。」「ただ観察して終わりではなく、生きものマップを作る事で今回のいろいろな出会いや発見を2度かみしめる事ができ、班の人たちと同じ作業をする事で得られる一体感が嬉しいなと思いました。」「班ごとの活動は自然観察をじっくりできたり、各班にリーダー・サブリーダー、三井物産の方、多数ついていてじっくり話や説明が聞けた事で充分に自然を満喫できました。」「自然を身近に感じる事ができた。二日間様々なプログラムで非常に内容が充実していた。ぜひまた参加したい。」などと各回ともたいへん好評でした。

 

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