公益財団法人日本野鳥の会
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Activity

当会の活動

ナベヅル・マナヅル分散プロジェクト

2008年度ツル越冬地整備

 長浜干拓地ではデコイの設置だけでなく、以下のような越冬地整備が今年度も行われています。当会はこうした活動にアドバイスを行い、サポートしています。

ねぐら整備

 水田に水をはって、ツルたちが夜を過ごすためのねぐらをつくっています。ツルたちは回りが見渡せる、浅い水の中にねぐらをとります。越冬したツルだけでなく、渡りの途中で立ち寄ったツルもこの水田でねぐらをとります。また、カモの仲間も数多く飛来しています。

エサの確保

 ツルのエサとなるように、刈り残した水田を長浜干拓地内に設けています。また、屑米などを撒いています。

鳴声の再生

 上空を通過していくツルたちに、長浜干拓地の安全性をアピールするため、ツルの鳴き声を再生するスピーカーシステムを設置しています。現在マナヅル2羽が滞在しているため、鳴き声の再生は行っていません。このスピーカーシステムは伊万里西ロータリークラブが伊万里市にご寄贈くださったものです。

立入り制限と銃猟規制

 ツルたちが安心して越冬できるように、長浜干拓地は、2004年11月から特定猟具使用禁止区域(銃猟禁止区域)になりました。
また、長浜干拓地の地権者の皆さんの協力を得て、ツル飛来時には干拓地への立入りを極力しないよう制限しています。立入り制限期間は 11月1日(バリケード設置は11月17日)から2月28日です。皆様もご協力をお願いします。
(写真:伊万里市産業部農山漁村整備課)

車のライト等のツルのねぐらへの影響軽減

 ツルが夜間、自動車のヘッドライトに驚かされず安心してねぐらを利用できるように、遮光用の寒冷紗(かんれいしゃ)を設置しています。

伊万里市上空の飛行制限のお願い

 伊万里市上空を飛行するヘリコプター等の音を怖がって越冬中のツルが飛び立ったことがあったため、上空を飛行する関係機関・団体に対し、緊急な場合を除き、冬期はなるべく伊万里市上空を避けて飛行していただくよう、伊万里市からお願いしています。

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