九十九里浜(一宮川河口から飯岡海岸まで)
千葉県:旭市、いすみ市、匝瑳市、山武市、山武郡横芝光町・九十九里町、
長生郡白子町・長生村・一宮町
| 位置 |
N 35°35′ E 140°31′ |
| 面積 |
19,000ha |
波打ち際の景観と採餌するミユビシギ
写真提供:志村英雄
違法行為で破壊されたサギ・コロニー
写真提供:志村英雄
砂浜
九十九里浜は、旭市飯岡から大原町までつづく、南北約60kmの長大な砂浜だ。北から順に、新川、栗山川、木戸川、作田川、真亀川、南白亀川、一宮川などの中小河川が流入する。
環境構成は、荒波の打ち寄せる砂浜が南北につらなり、その海岸から内陸に向かって、海浜植物群落、防風林の松林が南北に帯状に連なる。また、各河川の河口部では、植生の帯の内側に大小の潟が形成されることが多い。
| サイト名 |
保護区指定 |
面積 |
| 九十九里浜 |
県指定一宮川河口鳥獣保護区 |
84ha |
|
県指定南白亀川河口鳥獣保護区 |
97ha |
|
県立九十九里自然公園 |
3,253ha |
| 九十九里浜 |
・九十九里浜の自然環境の問題点=太平洋の荒波による海岸侵食が進行している。それに対し波消ブロックを多量に投入しており、海岸の景観と植生が大きく変わっている場所がある。
・四輪駆動車や乗馬の乗り入れも、海浜植物群落やコアジサシの営巣に悪影響を与えている。
・防風林、その周辺の笹薮には毎年サギ・コロニーがかけられる。以前、違法に重機を入れてコロニーが破壊されたことがある。近年、サギコロニーがかかりそうになると、行政指導のもとに林が切り払われ、サギ類の営巣地が奪われる。 |
| 日本野鳥の会 千葉県支部 |
・随時:一宮川河口探鳥会 |
| 千葉県環境生活部自然保護課 |
・コアジサシの営巣を保障するために、地元自治体を指導している |
2006年の動き
保全活動
| 日本野鳥の会 千葉県支部 |
・4〜8月:サギ類・コロニーの調査と調査員研修会
・4〜8月:シギ・チドリ類調査 |
普及活動
| 日本野鳥の会 千葉県支部 |
・ジャパン・バード・フェスティバルで、九十九里浜の環境と野鳥についてのプレゼンテ―ションを行った |
海上では、アビ類、カイツブリ類、ウミスズメ類やウ類が浮かび、カモメ類、トウゾクカモメ類、ミズナギドリ類などが採餌し、潮位によっては海岸近くに寄ってくる。
砂浜では、コアジサシやシロチドリが繁殖し、旅鳥のシギ鵆類が採餌・休眠の場として利用し、ミユビシギが越冬する。
海浜植物群落では、ヒバリなどが繁殖し、渡りの途上のシギ・チドリ類が休息する。
防風林の松林とその周辺では、サギ類のコロニーがかかることが多い。
| 留鳥 |
シロチドリ |
| 夏鳥 |
コアジサシ、サギ類(コロニーをかけることが多い) |
| 冬鳥 |
カイツブリ類、アビ塁、クロガモ、ビロードキンクロ、カモメ類、ミユビシギ総数で1000羽ほど、ミサゴ |
| 旅鳥 |
シギ・チドリ類 |
| 迷鳥 |
アラナミキンクロ、ハシブトアジサシ |