公益財団法人日本野鳥の会
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野鳥保護区

The forest of the fish owl 〜 生物多様性と森林吸収量 〜

The forest of the fish owl 〜 生物多様性と森林吸収量 〜
シマフクロウの森を育てよう!プロジェクト

知床地区過去の現地巡回の様子


11月9日 現地巡回の様子

 11月9日に知床地区の協賛区画の現地巡回を行いました。紅葉の季節は終わりをむかえ、植樹地の苗木のほとんどが葉を落としていました。まだ落葉していない一部のミズナラは赤く染まり、秋の終わりを彩っていました。すべての樹種で冬芽の成長が確認でき、来たる冬への備えは始まっていました。周辺の山では標高800mあたりまで白い雪が目立つようになり、植樹地に雪が降る日も遠くないでしょう。

11月9日の協賛区画

 
まだ落葉していないミズナラがありました    

10月19〜20日 現地巡回の様子

 紅葉が見ごろを迎えた10月19〜20日に、知床の協賛区画の現地巡回に行って参りました。
 今回の巡回では、根室地区での調査に続き、知床の協賛区画に植樹されている全ての苗木の生育状況を調査してきました。根室の植樹本数は800本ですが、知床は2区画で4,000本、根室の5倍の苗木が植樹されています。樹列は2010年区画に80列(1列に約25本)、2011年区画に38列(1列に約50本)あるため、レンジャー(2名)が列の数だけ何度も往復して(確認で余分な往復もありました)、苗木の生育状況を確認・記録してきました。苗木は斜面上に植えられているので、その上り下りには体力を消耗しましたが、調査中は爽やかな秋晴れが続き、順調に作業を進めることができました。
 調査の結果ですが、苗木の生存率(全樹種合計)は、2010年区画で75%、2011年区画で89%でした。苗木の生存率については、50%を下回らなければ炭素吸収量算定の当初の想定から外れることにはなりませんし、一定の枯死は織り込んで植樹本数を決めていますので現状では問題ありません。北海道の厳しい自然環境の中での植樹事業ですから、その中で既に枯死してしまった苗木も確認していますが、100年後の森を目指して、今残っている苗木たちをこれからも大切に育てていきたいと思います。
 調査データは、今後も経年変化を見ていく上で重要なデータとなりますので、毎年調査を実施して管理活動に生かしていきたいと思います。
 次回は、冬芽の状態になった苗木たちの様子をお伝えしたいと思います。

10月20日の協賛区画と周辺の紅葉の様子(2010年植樹区画から撮影)

 
レンジャーが4,000本の苗木の生育状況を調査してきました    

知床地区の2010年植樹区画の苗木生存率
(2011年10月20日現在)
  生存(本) 枯死(本) 生存率
ハルニレ 467 33 93%
ヤチダモ 370 130 74%
イタヤカエデ 346 154 62%
ミズナラ 310 190 62%
合計(本) 1493 507 75%

知床地区の2011年植樹区画の苗木生存率
(2011年10月20日現在)
  生存(本) 枯死(本) 生存率
ハルニレ 383 17 96%
カツラ 383 17 96%
イタヤカエデ 363 37 91%
ミズナラ 350 50 88%
ケヤマハンノキ 302 98 76%
合計(本) 1781 219 89%

環境プランニング学会による現地監査(2011年9月29日)

 当プロジェクトでは、2009年の根室地区での植樹から、環境プランニング学会による第三者評価を受けており、2010年にスタートした知床地区でも第三者評価を受けています。
 今年も、知床地区でのプロジェクトの実施状況について第三者評価を受けるため、前日の根室地区に続き、9月29日に知床地区の現地監査が行われました。
 当会からは、現地職員1名と東京事務局の1名が立ち会い、シカ柵の設置状況や苗木の生育状況、そして2011年区画の本数不足問題とその後の対処などについて説明を行いました。当日は気温が25℃まで上がる中、きつい傾斜の上り下りをくり返しながら、2つの協賛区画(2ha)を監査して頂きました。
 今回の現地監査の結果については、環境プランニング学会から認定をいただき次第、ご報告したいと思います。

9月29日の現地検分の様子

 
イタヤカエデの黄葉が始まっていました    

9月15日現地巡回の様子

 9月15日に、知床地区の2010年植樹区画※1で今年度2回目となる下草刈りを実施しました。当日は秋らしい爽やかな天候にも恵まれ、網走地区森林組合による下草刈り作業は順調に進んでいました。協賛区画の苗木は、ミズナラの葉が夏の濃い緑から薄い緑に変色し始め、カツラの葉がいち早く赤く色づき始めるなど、紅葉の兆候が確認できるようになっています。
 次回は、9月27日に知床の協賛区画で実施する、環境プランニング学会による現地監査の様子をお伝えしたいと思います。

※1: 2011年植樹区画については、植樹前の5月末に実施した「地ごしらえ」と、7月26日に実施した「下草刈り」により雑草がほとんど伸びていなかったため、今回は下草刈り作業を実施していません。

9月15日の下草刈りの様子。手前はヤチダモの苗木。(2010年植樹区画)

淡い色に変化しはじめたミズナラ
(2010年植樹区画)
  葉の一部が紅葉しているカツラ
(2011年植樹区画)

8月9日 2011年度知床区画での不足分植え付け作業が終了しました

 今年の知床地区植樹で、業者の手違いにより本数が不足していたのですが、8月までに補充の植え付けが完了しました。
 今年の知床地区では6月6日に植樹をしたのですが、この時点ではまだ苗木に葉が出ておらず樹種を間違いやすいため、新芽が伸びた7月16日になって当会レンジャーが現地確認を行いました。すると2,000本植えられているはずのところが1,943本しかなく、57本不足していることがわかりました。
 原因を調べましたところ、苗木の納品時に本数が不足しているのに苗木業者も森林組合も気付かず作業を進めてしまったためと分かりました。不足分の苗木は苗木業者が負担し、8月2日に森林組合が植樹作業を実施。8月9日にレンジャーが現地で検査を行い、2,000本の苗木がしっかりと植えられていることを確認しました。
 今後は植樹後の確認を遅滞なく行うとともに、業者にも納品時や植え付け時の確認の徹底を申し入れまして、再発防止に取り組んでまいります。また後から植樹をした苗木は植付けた時期が異なるため、順調に根付いてくれるかどうか、今後も成長を注意深く見守っていきたいと思います。

8月9日に森林組合の作業員とともに、不足分の苗木が正確に植えられているかどうかを現地で確認しました
     
 
6月に植樹した苗木と区別出来るように、今回植樹した苗木には、一時的にピンクテープを付けています(ミズナラの苗木)    

7月26日現地巡回の様子

 根室の協賛区画に続き、知床の協賛区画でも下草刈りを実施しました。気温が30℃近くまで上昇する中、網走森林組合の作業員が下草刈り作業を行いました。「誤って苗木を切らないように、細心の注意を払いながらの作業なので疲れます」と作業を終えた方が話しをしてくれました。協賛区画では、ササなどの草本の他に、葉や茎に鋭いトゲを持つ外来種のアメリカオニアザミが繁茂していましたが、それも刈り払われ、巡回の際に痛い思いをすることがなくなり一安心です。

下草刈り後の協賛区画の様子(2010年植樹区画)
     
 
網走地区森林組合の作業員による下草刈りの様子    

6月29日現地巡回の様子

 6月29日に知床地区の協賛区画の現地巡回に行って参りました。巡回時の気温は26度、汗ばむほどの初夏の陽気となりました。この日差しのもと、苗木たちは一段と葉を大きく広げ、着実に成長している様子でした。2011年植樹区画の苗木たちは、植樹直後はほとんど葉が出ていませんでしたが、今回の巡回で、順調に若葉が展開しているところを確認できました。なお、2010年植樹区画は、下草が繁茂してきているので、7月に下草刈りを行う予定です。

2010年植樹区画の様子
2011年植樹区画の様子

2010年区画のミズナラ   2010年区画のハルニレ
2011年区画のカツラ   2011年区画のケヤマハンノキ

6月10日 2011年協賛区画の植樹が完了しました

 知床の2011年協賛区画の植樹が無事に完了し、6月10日に植樹作業を委託した森林組合とともに、苗木の点検作業を行いました。
 今回植樹を行った場所は、当会が2009年に設置した「持田野鳥保護区シマフクロウ知床」(面積15ha)に残された森林伐採跡の裸地(1ha)で、そこにミズナラ・ハルニレ・ケヤマハンノキ・イタヤカエデ・カツラの5種類の広葉樹を各400本ずつ植樹しています。植樹をした苗木は、まだ若葉が出たばかりの状態ですが、これから気温がどんどん暖かくなっていく中で、精いっぱい葉を広げて元気に育ってくれることと思います。
 また、今回の植樹では、当会が販売する「寄付つきTシャツ千人の森」1枚につき250円を、「シマフクロウの森を育てよう!プロジェクト」に活用する「千人の森」キャンペーン※1も実施しています。これはTシャツの購入者1,000人で、同プロジェクト1区画分(100本植樹/25万円)の植樹を達成しようというキャンペーンで、同区画にキャンペーンを象徴するTシャツ型の看板を設置しました。
 協賛募集にご協賛頂いている方々の想い、そしてTシャツを通じて集まった「千人」の想いが、シマフクロウが生息する未来の知床の「森」を育てています。
 次回は6月下旬に、今回植樹をした苗木のその後の様子など、初夏の協賛区画の様子をお伝えする予定です。

※1 6月10日現在、400名以上の方がTシャツを購入され、引き続き1,000人を目指して賛同をお願いしています。

6月10日の協賛区画(2011年植樹区画)
2011年植樹区画に、広葉樹の苗木2,000本を植樹しました

看板を立てるために、深さ1mの穴を掘りました   「千人の森」区画に設置したTシャツ型の看板

5月27日現地巡回の様子

 5月27日に知床地区の協賛区画の現地巡回に行って参りました。前回の巡回ではまだ冬芽の状態であった苗木たち。今回の巡回で全ての樹種の芽吹きを確認することができました。ここ数日は好天に恵まれ、新緑の季節が加速しています。シカ柵の補修工事も終わり、その後協賛区画へのエゾシカの侵入も確認されず、苗木の生長を安心して見守ることができます。2011年区画のシカ柵設置工事も順調に進んでおり、工事担当者もシマフクロウのためにと汗を拭きながら作業に励んでいました。次回は、6月上旬に予定している、2011年区画の植樹作業の様子をご報告する予定です。

5月27日の協賛区画(2010年植樹区画)
2011年植樹区画のシカ柵設置工事も順調に進んでいます。

イタヤカエデ   ミズナラ
ハルニレ   ヤチダモ
※苗木はいずれも2010年植樹区画のものです。

4月30日現地巡回の様子

 4月30日に知床地区の協賛区画の現地巡回に行って参りました。雪の圧力で破損したフェンスの応急措置が完了しました。シカ柵の外にはフェンス沿いに歩いたエゾシカの新しい足跡がありましたが、協賛区画内にはシカの侵入の痕跡はなく、応急措置を施したシカ柵が確実にシカの侵入を防いでくれていることを確認できました。気温が10度以上になる日も増え、イタヤカエデの冬芽から若葉が展開し始めている様子も確認できました。
 次回は、5月下旬に予定している2011年の植樹区画のシカ柵設置と植樹の様子、そして2010年の植樹区画のシカ柵の補強状況についてご報告する予定です。

雪の圧力で網の一部が外れたシカ柵の応急措置が完了しました

さらに頑丈な金具で支柱と網を固定しています。   イタヤカエデが芽吹きはじめていました

4月22日現地巡回の様子

 4月22日(金)、知床地区における2010年度協賛植樹区画の現地巡回と、2011年度に行なう植樹の打ち合せに行って参りました。
 苗木たちにとって、協賛区画で迎えた初めての冬。無事に冬を乗り越えてくれたかどうか、期待と不安の気持ちが入り混じる中、冬期間閉鎖していたシカ柵のゲートを開け協賛区画の中に入りました。
 協賛区画に入り、程なくして、残雪の上にエゾシカの足跡があることに気づきました。足跡の状況から、数頭のエゾシカが協賛区画の中に侵入していたことが推察されました。足跡をたどり侵入経路を確認したところ、シカ柵の網が100m強の範囲で外れてずり落ち、エゾシカが自由に行き来できる状態になっていました。網が外れた原因として、結氷した雪が雪解けと共に崩れる際にシカ柵を巻き込み、その重さで網が外れてしまったと考えられます。根室の協賛区画と同じ仕様のシカ柵ですが、起伏があり積雪も2m近くにもなる知床の協賛区画の環境下では、強度が十分ではなかったことが分かりしました。このまま網が外れた状態にしておくと、エゾシカの影響をまともに受けてしまいますので、シカ柵の設置業者と現地で協議し、応急措置(落ちた部分を再度とめてもらう)を取り急ぎ依頼しました。
 また、先端が折れている苗木が一部にあることも確認しました。原因として、侵入したエゾシカにかじられたり踏まれたりしたこと、また風雪で折れてしまったことが考えられますが、影響の度合いは葉が出た後に判明しますので、出葉後に状況を確認し結果と対応についてご報告いたします。
 今後の対応についてですが、2010年区画のシカ柵については、応急措置により当面エゾシカが侵入出来ないような対策を講じていますが、2011年の植樹区画のシカ柵設置(5月実施)に合わせ、今回の経験を踏まえてより強固なシカ柵の設置・補強を進めて参ります。経過報告については、随時ホームページに掲載しお知らせして参ります。

4月22日の協賛区画
雪の重みによりシカ柵の一部で網が外れていました。対策を講じ、 より強固なシカ柵の設置・補強を進めていきます。

シカ柵の網が外れた場所からエゾシカが侵入した痕跡がありました。   先端が折れている苗木が一部 ありました(写真:ヤチダモ)
2011年の植樹について森林組合と打合せを行いました   シカ柵の設置業者と今後の対応について協議し、応急措置を依頼しました。

12月17日現地巡回の様子(2010年12月17日)

 12月17日に知床地区の協賛区画の現地巡回に行って参りました。前日より降り始めた雪によって、現地へ続く林道は雪に閉ざされ始めました。これから4月までの冬季間は除雪が行なわれないため、現地へは入れなくなります。今回は、冬季閉鎖前の状態を確認しました。
 協賛区画は一面の雪原となり、冬芽を抱いた苗木たちも寒さに耐え忍んでいるようです。現在の積雪は25cm程度ですが、これから当地には1m以上の雪が降り積もります。苗木の多くは雪の下に入り、遠い春を待ち続けることになります。

11月10日の協賛区画
     
約25cmの積雪があります   エゾユキウサギの足跡が
ついていました

イタヤカエデ   ミズナラ
ハルニレ   ヤチダモ

11月10日現地巡回の様子

 11月10日に知床地区の協賛区画の現地巡回に行って参りました。この日は、7月の巡回時に確認した、植樹時の誤植(※1)、及び、一部樹種の規定以上の枯死群(※2)について、苗木の再植栽を実施しました。作業は網走地区森林組合が実施し、作業終了後にレンジャーが苗木を1本1本見て回り、植樹の状況や苗木の状態を確認しました。再植栽した苗木の生育状況については、今後も注意深く観察していきたいと思います。
 協賛区画の苗木たちの黄葉は終わり、現在は冬芽の状態になっています。冬を迎える準備は整っています。

※1:49本のイタヤカエデ植樹部分に、本プロジェクトでは未発注のカツラが植樹されていました。
   苗木業者の梱包間違いにより発生した問題でしたので、再植栽を行いました。
※2:99本のイタヤカエデに枯死が確認されました。2割以上の枯死は規定を超えるため、 再植栽を行いました。

11月10日の協賛区画
     
 
巡回時は風が強く、時折吹雪きました    

イタヤカエデの冬芽   ミズナラの冬芽
ハルニレの冬芽   ヤチダモの冬芽

10月23日現地巡回の様子

 10月23日に知床地区の協賛区画の現地巡回に行って参りました。9月に下草刈りを行った協賛区画では、その後ササ等の草本は繁茂していません。苗木たちの黄葉はちょうど見頃で、植樹した4種の黄葉を見ることができました。根室地区では黄葉はほとんど終わっていましたが、知床地区の方が平均気温が高いこともあり、1週間ほど黄葉が遅いようです。
 天気予報では、10月の最終週に「雪」のマークがついていました。間もなく黄葉が終わり、苗木たちは長く厳しい冬を迎えます。

10月23日の協賛区画
     
イタヤカエデ   ミズナラ
ハルニレ   ヤチダモ

環境プランニング学会による現地評価(2010年9月29日)

 前日の根室地区に続き、9月29日に知床地区の協賛区画について第三者認定を行なうため、環境プランニング学会による現地検分が行われました。当会からは、現地職員一名と東京事務局の二名が立ち会い、植栽方法や管理方法、今後の方針などをご説明しました。
 強風が吹き荒れる中でのご案内となりましたが、広い植樹地の隅ずみまでまわり、7月に判明したカツラの誤植位置や、イタヤカエデの枯死の状況、過去の切り株から元気良く出てきたミズナラの萌芽の様子などを確認していただきました。

9月29日の現地検分の様子
     
 
防鹿柵と協賛区画    

9月11日現地巡回の様子

 6月の植樹直前に全面下草刈りを行った知床の協賛区画ですが、それから3ヶ月でササや他の草本が繁茂する状況になってきました。このまま放置しておくと苗木の生育に影響がでますので、根室の協賛区画に続き、知床の協賛区画でも下草刈りを実施しました。作業は網走地区森林組合に委託し、約6時間で作業は無事終了しました。下草刈りが終わってすっきりとした協賛区画。苗木たちには冬に備えて十分に栄養を蓄えておいてほしいです。
 次回の巡回では、協賛区画の黄葉の様子をお届けできるのではないかと思います。

下草刈り後の協賛区画の様子(9月11日)
     
 
下草刈り作業の様子    

【イタヤカエデ(撮影:2010年9月11日)】
●イタヤカエデ

【ハルニレ(撮影:2010年9月11日)】
●ハルニレ

【ミズナラ(撮影:2010年9月11日)】
●ミズナラ

【ヤチダモ(撮影:2010年9月11日)】
●ヤチダモ

8月28日現地巡回の様子

 8月28日に知床地区の協賛区画の現地巡回を行って参りました。現地に到着してまず驚いたのは、6月〜7月には地面が見えていた協賛区画が、ササや他の草本が伸びてきて一面緑色になっていたことです。6月の植樹時に地ならしを行っており、前回の巡回までは地面が見えている状態でしたが、それからひと月で地面が見えなくなるくらい草本が繁茂してきています。根室地区よりも夏の平均気温が高い知床地区の方が、やはり草本の成長するスピードが早いなと感じました。このままにしておくと苗木の成長が悪くなってしまいますので、根室地区と同様に協賛地区の下草刈りを行う予定です。

8月28日の協賛区画
     
協賛区画のイタヤカエデ   協賛区画のミズナラ

7月9日現地巡回の様子

 7月9日に協賛区画の現地巡回に行って参りました。6月はじめの植樹時には、葉の出ていない苗木で一面茶色の景色でしたが、1ヶ月後には立派な葉を出し、緑色の景色へと変わっていました。まだまだ細く弱い木々ですが、これから夏の暑い季節を乗り切り、元気に成長してほしいです。私たちも定期的に見回り、様子を観察していきます。
 なお、今回の巡回時に、植樹時の誤植(※1)、および、一部樹種に規定以上の枯死群(※2)を確認しました。この部分に関しては、10月〜11月の秋植え時期に再植栽を実施する予定です。詳細は、別途ご報告いたします。

※1:49本のイタヤカエデ植樹部分に、本プロジェクトでは未発注のカツラが植樹されていました。
   苗木業者の梱包間違いにより発生した問題でしたので、再植栽を行います。
※2:99本のイタヤカエデに枯死が確認されました。2割以上の枯死は規定を超えるため、再植栽を 行います。

7月9日の現地巡回の様子
     
 
協賛区画の中にいたキタキツネ    

6月4日現地巡回の様子

 6月4日から行なわれた知床地区における植樹のため、現地へ行って参りました。当日は、早朝から森林組合の作業員10名が集まり、プロの慣れた手つきで、1本1本丁寧に植え付けられていきました。作業員からは、「シマフクロウが来るような森に早く育てばいいな」との声も聞かれ、気持ちのこもった作業となっていました。  1haに2,000本の植樹を行うため、4日に植樹できた本数は全体の40%の約800本でした。植え付け作業は6月7日まで行なわれます。植樹後には、シカの食害を防ぐために防鹿柵の設置も行ないます。100年後、シマフクロウが住める森を育てる活動が、今、知床でスタートしました。

4種類の苗木が手作業でしっかりと植えつけられていく
 
植えつけられた苗木。ミズナラ(左上)、ハルニレ(右上)、ヤチダモ(左下)、イタヤカエデ(右下)

4月27日現地巡回の様子

 4月27日に知床地区における植樹の準備のため、現地へ行って参りました。2月には1m以上の積雪があった保護区内も、雪解け後の地面から草の芽も出始めて、ようやく春の訪れを感じられるようになっています。
今回は、地元森林組合の方と植樹を行う場所や方法についての現地打合せを行いました。協賛いただいた区画にどのように植樹を行うのか、GPSを使い実際に歩き、地図と照らし合わせて決めていく作業です。春の日差しで暖かくなってきているとはいえ、植樹予定地の地面はまだまだ凍っており、植樹作業は地面がとけてからの始動になります。これから地拵えを行い、5月中旬から下旬には植樹ができるようになる予定です。

森林組合の方とGPSを使用して歩き   植樹範囲を地図で確認する  

2月の現地の様子

 知床地区のプロジェクト実施地は、1m以上の積雪におおわれています。道路も除雪されてないので、雪が解けるまでは近づくことができません。そこで、除雪されていて入ることができ、かつ実施地を遠望できる場所を探して現地の様子を撮影してきました。
 写真の中ほど、左右に横切るように木立があり、柵も何とか見えると思いますが、その木立と柵の手前が日本野鳥の会の「持田野鳥保護区シマフクロウ知床」です。雪原部分が約4haの伐採跡地で、プロジェクトの実施地です。柵の後ろは保護区外になり、広いなだらかな雪原に見えるのは畑です。

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