2019年10月26日(土)「チュウヒ報告会-草原のタカ、チュウヒの生態と保全」を開催しました 於:北海道豊富町

2019年10月26日(土)に北海道・豊富町で「チュウヒ報告会-草原のタカ、チュウヒの生態と保全」を開催しました。勉強会には近隣市町村の住民を中心に60名以上の方が参加され、北海道北部における、近年のチュウヒ保護への関心の高まりをあらためて知ることになりました。

当会からは、本州におけるチュウヒの繁殖状況や、勇払原野とサロベツ原野の繁殖環境の違い、風力発電施設への衝突の可能性、英国のチュウヒの具体的な保全策などを紹介しました。そのほか、3名の講師から北海道全域の繁殖状況や、開発事業者にチュウヒの繁殖に配慮をしてもらうための活動等について報告があり、最後は、「チュウヒと産業との共存にむけて」のテーマで4名の講師による対談を行ないました。

チュウヒ報告会2019-草原のタカ、チュウヒの生態と保全

日時:
2019年10月26日(土)14:00~16:30
場所:
豊富町定住支援センター ふらっと★きた
共催:
(公財)日本野鳥の会、環境省北海道地方環境事務所、NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク
後援:
豊富町
協力:
日本野鳥の会道北支部
講演内容:
  1. 北海道におけるチュウヒの繁殖分布と調査手法
    米川 洋(エデュエンス・フィールド・プロダクション)
  2. 近年の道央におけるチュウヒの繁殖状況
    先崎啓究(道央鳥類調査グループ)
  3. チュウヒの本州以南の繁殖状況とサロベツにおける繁殖環境と行動
    浦 達也(公益財団法人 日本野鳥の会)
  4. サロベツ周辺のチュウヒの繁殖状況と情報共有の試み
    長谷部 真(サロベツ・エコ・ネットワーク)
  5. 対談:チュウヒと産業の共存に向けて
    コーディネーター…有山義昭(環境省)
    パネラー…米川、先崎、浦、長谷部