自然保護セミナー・海鳥と共存する漁業を考える

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ウトウ(撮影:石郷岡卓哉)

多くの海鳥が、漁業が行われる際に誤って網や釣り針にかかる「混獲」により命を落としています。その数は、延縄漁やトロール漁で年間300,000羽、刺網漁で400,000羽にのぼるといわれています。国内外で起きている混獲の現状と、それを回避するための取り組みの紹介を通じて、海鳥と共存する漁業を考えます。

日時:
2018年3月25日(日)14:00~16:30(開場13:30)
会場:東京港野鳥公園 視聴覚室
参加費:
無料(ただし、東京港野鳥公園の入園料がかかります)
*入園料:高校生以上300円、65歳以上150円、中学生150円(都内在住・在学の中学生は証明できるものを提示していただけると無料になります)、小学生以下無料
申込み:
不要。当日会場へお越しください。

プログラム

講演1「海鳥の混獲問題と国際NGOとしての取り組み」
講師:佐藤真弓(バードライフ・インターナショナル東京)

講演2「延縄混獲を回避するための取り組み」
講師:越智大介(国際水産資源研究所)

事例紹介「北海道・天売島における刺し網混獲対策の取り組み」
講師:山本裕(日本野鳥の会)

講師プロフィール

〇佐藤真弓(バードライフ・インターナショナル東京)
保全生態学の分野でガンやカモ、トンボ、外来魚などの調査・研究に取り組んだ後、2009年よりバードライフ・インターナショナルの海洋保全チームに所属し、アジア地域の海鳥の保全に取り組んでいる。

〇越智大介(国際水産資源研究所)
北海道大学大学院水産科学院で学位を取得。国立研究開発法人水産研究・教育機構国際水産資源研究所かつお・まぐろ資源部混獲生物グループに所属し、まぐろはえ縄漁業で混獲される海鳥、海亀の混獲回避技術に関する研究や、彼らの生態的リスク評価に関する研究に従事している。

〇山本裕(日本野鳥の会)
1991年に日本野鳥の会に入社。広島、三宅島のサンクチュアリのレンジャーを経て、2008年より 自然保護室に所属。日本のマリーンIBAプログラムや放射性物質の鳥類への影響調査等を担当している。

お問い合わせ

(公財)日本野鳥の会 自然保護室 電話:03‐5436‐2633
住所:〒141‐0031 東京都品川区西五反田3‐9‐23 丸和ビル
Eメール:[email protected]

主催:(一社)バードライフ・インターナショナル東京/(公財)日本野鳥の会

イベント案内チラシはこちら(PDF 338MB)