Important Bird Areas in Japan
Important Bird Areas in Japan -翼が結ぶ重要生息地ネットワーク-

IBAサイト詳細 山口県:熊毛八代

山口県:周南市

位置 N 34°05′ E 131°56′
面積 1,038ha

環境構成


写真提供:小林繁樹

水田




 周南市八代は標高約300mの中国山地に囲まれた盆地で、山すそまで稲田が続き、のどかな田園風景が広がっている。本州で唯一のナベヅルの渡来地であり、鹿児島県出水市とともに国の特別天然記念物に指定されている。盆地の中央、魚切地区にツルの監視所が設けられており、そこから前方の給餌場に集まるナベヅルを観察するのがよい。



選定理由

A1 ナベヅル

保護指定

サイト名 保護区指定 面積
熊毛八代 県指定八代鳥獣保護区 1,038ha
国指定特別天然記念物

保全への脅威

熊毛八代 ・水田の放棄
・塒(ハゲ山)の減少 
・道路建設
・周南市八代のナベヅルは最も飛来数が多かった昭和15年には355羽が記録されていたが戦後の混乱期から減少し始め、ねぐらや採餌場所である水田が、ゴルフ場をはじめとする開発行為によって減少したこと、湿田の耕作放棄や休耕田化などが拍車をかけ、急激に飛来個体数が減少し、近年ではわずかに10数羽が飛来するだけとなっている。地元の保護団体や行政による下記に示す様々な保全対策が行われているが、減少傾向を止めることが出来ていない。
・採時場所・ねぐらである湿田の休耕田化
・減反政策や農業従事者の高齢化などにより水田の耕作放棄
・飛来個体群の高齢化
・幼鳥群の未定着

保全活動

鶴いこいの里交流センター ・11月:八代のナベヅルねぐら整備活動
・八代のツルの生態を知る学習探鳥会(山口県支部、八代のツルを愛する会、ナベヅル環境保護協会、夢現塾、米川環境保護協議会)
日本野鳥の会 山口県支部 ・探鳥会
周南市 ・ナベヅル調査H14

見られる鳥

 八代では冬期越冬するナベヅルが代表的な種類ですが、周辺の山地や水田などを観察するとその他にも様々な野鳥を見ることが出来る。

留鳥 アオサギ、コサギ、トビ、キジ、キジバト、アオゲラ、コゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、カワガラス、ウグイス、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、コジュケイ
夏鳥 アマサギ、サシバ、ホトトギス、ツバメ、コシアカツバメ、サンショウクイ、ヤブサメ、キビタキ
冬鳥 オシドリ、コガモ、マガモ、ヒドリガモ、ノスリ、ナベヅル、タヒバリ、ミソサザイ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、キクイタダキ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、カシラダカ、アオジ、アトリ、ミヤマガラス
旅鳥 イワツバメ、ノビタキ、コサメビタキ

交通

飛行機 宇部空港 ・最寄りの空港
鉄道 山陽新幹線JR徳山駅 ・JR岩徳線乗り換え高水駅下車
バス JR岩徳線高水駅から ・防長バス魚切行きで終点下車(約30分)
・ただし、バスは一日4便程度と不便
自動車 JR岩徳線高水駅から ・タクシーで駅から約15分
山陽自動車道熊毛IC ・県道8号徳山光線で周南市八代へ
一般道 ・国道2号線周南市高水で県道8号徳山光線に入り周南市八代へ

リンク

  • 日本野鳥の会 山口県支部
  • 鶴いこいの里交流センター
    (http://www.city.shunan.yamaguchi.jp/hp/turu/)