プレスリリース:愛鳥週間!身近な鳥を観察してeBirdに投稿しよう ~スマホで参加する、市民科学プロジェクト~

2023年4月13日

カワセミ

(公財)日本野鳥の会(事務局:東京、会長:上田恵介、会員・サポーター数:約5万人)は、愛鳥週間(5月10(水)~16日(火))に、より多くの方に野鳥観察を楽しみ、世界規模の市民科学プロジェクト「eBird」に観察情報を寄せていただけるよう、キャンペーン「愛鳥週間!身近な鳥を観察してeBirdに投稿しよう」を実施します。観察対象種を見た方、期間中毎日投稿した方には、記念品をプレゼントします(該当者多数の場合は抽選)。

eBirdについて

eBird(イーバード)は、米国・コーネル大学鳥類学研究室(Cornell Lab of Ornithology)が運営する、世界最大の野鳥観察データベースであり、市民科学(市民と科学者が協働する科学研究)プロジェクトです。eBirdには世界中のバードウォッチャーから10億件を超える野鳥観察情報が寄せられ、蓄積されたデータは鳥類の調査研究や保全活動に活用されています。日本野鳥の会はコーネル大学鳥類学研究室と協働で、その日本語のポータルサイト「eBird Japan」を運営しています。

eBirdでは、自分のバードウォッチングの記録をPCやスマートフォンから投稿して、アーカイブできます。またさまざまな検索機能で、どこに行けば見たい鳥が見られるか、人気のバードウォッチングスポットはどこか等を調べることができます。eBirdを利用すれば、スマートフォンひとつが、フィールドノートにも、図鑑にも、探鳥地ガイドにもなります。

5月10日~16日は愛鳥週間。身近で見られる鳥をeBirdに投稿しよう!

5月10日~16日は愛鳥週間です。今年のキャンペーンのテーマは「身近な鳥」。特別な場所に行かなくても、家の庭や近くの公園、通勤・通学路などで見られる鳥をeBirdに投稿してみましょう。観察対象種の身近な野鳥5種(スズメ、シジュウカラ、ヒヨドリ、アオサギ、カワセミ)をすべて見た方、7日間毎日投稿した方には、素敵なプレゼントも! また、身近な野鳥の見分け方を解説する講座(オンライン)や、野外でeBirdの使い方を学ぶ講座も実施します。

キャンペーン「愛鳥週間!身近な鳥を観察してeBirdに投稿しよう」の概要

期間

2023年5月10日(水)~16日(火) (愛鳥週間)

参加方法

期間中いつでも、好きな時間にバードウォッチングをして、見た鳥を「eBird Japan」またはアプリ「eBirdモバイル」から投稿してください。

※eBirdに投稿するには、アカウントが必要です。
アカウント作成方法

※初めて使う方は「eBird/Merlin 設定と基本操作ガイド」(PDF/1.2MB)をご覧ください。

投稿方法

スマホアプリ「eBirdモバイル」または、eBird Japanウェブサイトから投稿できます。投稿方法は、以下をご覧ください。

参加賞

1.サントリー特別賞

育林材の時計(カワセミ)
サントリーホールディングス(株)提供/「育林材の時計(カワセミ)」 直径約16cm

期間中にチェックリストを投稿された方のうち、対象種(身近な野鳥5種:スズメ、シジュウカラ、ヒヨドリ、アオサギ、カワセミ)のすべてを見た方10人(該当者多数の場合は抽選)に、「サントリー特別賞」としてサントリーホールディングス株式会社提供の「育林材の時計(カワセミのデザイン)」をさしあげます。


観察対象種‐身近な野鳥5種

スズメ
スズメ
シジュウカラ
シジュウカラ
ヒヨドリ
ヒヨドリ
アオサギ
アオサギ
カワセミ
カワセミ


2.日本野鳥の会賞

アホウドリの水筒
日本野鳥の会オリジナル
「アホウドリの水筒」

期間中、7日間毎日チェックリストを投稿した方10人(該当者多数の場合は抽選)に、日本野鳥の会オリジナルグッズ「アホウドリの水筒」をさしあげます。

講座(オンライン/対面)のご案内

1.オンライン講座「身近な野鳥を見分けて、eBirdに投稿しよう」

日時
2023年4月27日(木) 19:00~20:10
内容
身近な野鳥の識別ポイントを中心に解説し、家の庭や近くの公園で見た鳥をeBirdに投稿する方法をご紹介します。キャンペーンの観察対象種5種(スズメ、シジュウカラ、ヒヨドリ、アオサギ、カワセミ)のほか、身近な種について、見られる環境や、似ている種と見分けるポイントを解説します。
方法
Zoomウェビナー(定員400名)
講師
奴賀俊光(公益財団法人 日本野鳥の会)
参加費
無料

詳細・お申込みはこちら

2.対面講座「グローバル・ビッグ・デー!eBird野外体験講座」

日時
2023年5月13日(土) 10:00~12:00
会場
国立科学博物館附属自然教育園
内容
野鳥を観察し、その結果をモバイルアプリからeBirdに投稿するまでの手順を、フィールドで体験します。5月13日は、eBirdによる世界一斉野鳥カウント「グローバル・ビッグ・デー」。本講座に参加いただくことで、グローバル・ビッグ・デーにも参加できます。
定員
20名
講師
日本野鳥の会スタッフ
参加費
無料(ただし、自然教育園への入園料がかかります)

詳細・お申込みはこちら

5月13日(土)は「グローバル・ビッグ・デー(世界一斉野鳥カウント)」

グローバル・ビッグ・デーバナー

5月13日はコーネル大学鳥類学研究室が主催する世界一斉野鳥カウント「グローバル・ビッグ・デー(Global Big Day)」です。この日に投稿された観察記録は、リアルタイムでグローバル・ビッグ・デーのサイトから見ることができます。

eBirdとは

世界規模の市民科学プロジェクト

eBirdは、米国・コーネル大学鳥類学研究室が運営する、世界的な科学研究プロジェクトであり、誰でも参加できる市民科学プロジェクトです。世界中のバードウォッチャーの野鳥観察記録をオンラインで共有し、鳥類の研究や保護に役立てることを目的に、2002年に開発されました。2023年4月1日現在、eBirdの利用者は86万人にのぼり、日々増え続けています。

ポータルサイトeBird Japan公開により、日本語で利用可能に

eBirdは、コーネル大学鳥類学研究室と、世界中のパートナー団体、何千人もの地域の専門家、何十万ものユーザーの協働で運営されています。2021年11月にコーネル大学鳥類学研究室と(公財)日本野鳥の会によりポータルサイト「eBird Japan」が公開され、eBirdへの投稿や検索、関連するアプリが日本語で利用できるようになりました。「eBird Japan」は、現在、サントリーホールディングス株式会社(メインスポンサー)と、カールツァイス株式会社(協賛)のご支援を得て、(公財)日本野鳥の会が運営しています。

eBirdは多言語に対応しており、世界中で利用できます。また、eBirdに蓄積されたデータは、調査研究や教育活動、自然保護活動など非営利目的であれば、誰でも自由に利用できます。

eBird概念図

日本野鳥の会 組織概要

組織名:公益財団法人 日本野鳥の会(会員・サポーター 約5万人)
代表者:理事長 遠藤孝一
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
URL:https://www.wbsj.org/

本件に関するお問い合わせ先

(公財)日本野鳥の会
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23丸和ビル
担当:自然保護室 葉山政治/岡本裕子
電話:03-5436-2633
E-mail:[email protected]


本プレスリリースのPDF版はこちら/373KB]

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