Important Bird Areas in Japan
Important Bird Areas in Japan -翼が結ぶ重要生息地ネットワーク-

IBAサイト詳細 北海道:利尻島

北海道:利尻郡利尻町・利尻富士町

位置 N 45°10′ E 141°14′
面積 175,44ha

環境構成


写真提供:小杉和樹

島嶼
草原
森林 (広葉樹林)
海岸



 利尻島は北海道北部の日本海に、礼文島とともにある島嶼である。島内の中心には標高1,721mの利尻山があり、その山頂から稜線が四方へ広がり、豊かな裾野は海岸となって周囲60km程の丸い形を作りあげている。大きさは石垣島よりやや小さく、面積は182kuであるが、北方領土を除くと北海道では一番大きな島である。
 環境も、海岸、草原、湖沼、森林、高山といった多種多様で極めて自然度の高いことが特徴である。植物ではリシリヒナゲシやリシリアザミといった固有種が知られ、昆虫でも固有亜種の多いことが知られている。

選定理由

A3 -
A4i ウミネコ

保護指定

サイト名 保護区指定 面積
利尻島 道指定利尻鳥獣保護区 17,544ha
利尻礼文サロベツ国立公園 24,166ha

保全への脅威

利尻島 ・ 公共工事等による外来植物の繁茂による植生変化
・ 有害鳥獣駆除の予定
 (ウミネコ及びオオセグロカモメ:空港でのバードストライク防止)
・ 利尻・礼文・稚内間のフェリーでの観光客の餌付けによる生態への影響

保全活動

利尻町立博物館 各季節の定期探鳥会
日本野鳥の会 道北支部 ウミネココロニーのセンサス(毎年5月末)
北海道大学 ウミネココロニーでの継続的生態調査

見られる鳥

 利尻島ではこれまで約280種類の野鳥が確認されている。島嶼ゆえに、夏鳥や旅鳥の割合が多く、ルリガラやズアオアトリ、イエスズメといった日本初記録という迷行記録も多い。近年では、ウミネコが海岸草原で大規模(約5万羽)なコロニーを形成している。

留鳥 クマゲラ、アカゲラ、ゴジュウカラ、ハシブトガラ、シマエナガ、キクイタダキ、ウソ、スズメ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、オオセグロカモメ
夏鳥 コマドリ、ウグイス、ノゴマ、エゾセンニュウ、シマセンニュウ、イソヒヨドリ、ノビタキ、ハクセキレイ、エゾヒタキ、アオジ、クロジ、アカハラ、イワツベメ、アマツバメ、カワラヒワ、ベニマシコ、ウミネコ
冬鳥 オオワシ、オジロワシ、シロカモメ、ワシカモメ、シノリガモ、ウミアイサ、ハシブトウミガラス
旅鳥 ヤツガシラ、ツグミ、シロハラ、マミチャジナイ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、ムギマキ、アトリ、ベニヒワ、キレンジャク、ヒレンジャク、ミヤマガラス
迷鳥 ヒメクビワカモメ、コグンカンドリ、コクマルガラス、カラアカハラ、ブッポウソウ

交通

関西・関東からの一般的なアクセスは、稚内まで空路を利用しフェリーで利尻島入りするか、千歳空港を中継して利尻空港を利用して直接利尻島入りすることになる。もちろん、稚内駅までJRを利用し、フェリーで利尻礼文に渡島することも可能。
飛行機 羽田空港から ・千歳空港へ 1時間30分
・稚内空港へ 1時間50分
大阪(伊丹・関西)空港から ・千歳空港へ 1時間50分
大阪(関西)空港から ・稚内空港へ 2時間10分(季節運航)
名古屋空港から ・千歳空港へ 1時間40分
・稚内空港へ 2時間(季節運航)
千歳空港から ・利尻空港へ 50分
・稚内空港へ 50分
丘珠空港から ・稚内空港へ 50分
鉄道 JR札幌駅から ・稚内駅へ 5時間〜6時間
海路 稚内から ・稚内港から鴛泊港(利尻島)へ 1時間40分