JP081 八丈島(はちじょうじま)
東京都:八丈町
| 位置 | N 33°06′ E 139°48′ |
| 面積 | 6,948ha |
環境構成【火山地形(島嶼)/樹林(照葉樹林、二次林)/農耕地】

写真:菊池健
東京から約290km南方に位置し、高知県の室戸岬とほぼ同緯度にある。島は南東部の三原山(701m)と北西部の八丈富士(854m)という二つの火山が連なったひょうたん型をしている。また八丈本島の西約4kmのところには八丈小島という無人島がある。
八丈島は近くを流れる黒潮の影響を受け、冬は温暖で一年を通して雨が多く風も強い。
火山としての歴史の古い三原山には照葉樹林の林があり、一方の八丈富士には中央火口丘に湿原がある。
八丈小島にはアカコッコ、イイジマムシクイ、カラスバトの生息する森が残されている。ノヤギが繁殖していたが駆除され、植生の回復が進んでいる。
選定理由
| A1 | カンムリウミスズメ・アカコッコ・ウチヤマセンニュウ・イイジマムシクイ |
| A2 | カラスバト・アカコッコ・イイジマムシクイ |
| A4ii | カンムリウミスズメ |
保護指定
サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
国立公園(富士箱根伊豆)、都道府県立自然公園、自然環境保全地域
保全への脅威
- 八丈小島においてはカラスとドブネズミの影響、八丈島ではカラスとアオダイショウの影響が懸念される
- 釣り人が磯へ入ることにより、残り餌などが海鳥の天敵となるカラスを誘引する
- 八丈小島においてはササ原の拡大により野鳥の生息環境が悪化している例がある。
- 森林伐採、植林、道路の拡幅工事等による生息地の減少。
- イタチ(移入種)による鳥類の捕食。
- (長期的にみた場合)火山活動によって生息地の消失が起きる可能性が考えられる。
保全活動
- 外来種のコントロール:実施者(八丈町)
内容:八丈小島におけるノヤギの捕獲、個体数調査 - 環境教育活動:実施者(八丈ビジターセンター)
内容:探鳥会、バードウォッチング入門教室、講演会など - 法律制定、政策、規制:実施者(東京都)
- モニタリング調査:実施者(伊豆諸島自然史研究会)
内容:八丈小島におけるクロアシアホウドリ他のモニタリング調査を継続している - 経済活動を通じた保全(エコツーリズム等):実施者(八丈島島内事業者)
内容:自然観察ガイドツアーを実施
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 540KB)
※八丈島の周辺海域は、マリーンIBA(Marine Important Bird and Biodiversity Areas:海鳥の重要生息地)に選定されている。 詳しくはこちら
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JP080 御蔵島(みくらじま)
東京都:御蔵島村
| 位置 | N 33°52′ E 139°36′ |
| 面積 | 2,058ha |
環境構成【火山地形(島嶼)/樹林(照葉樹林、二次林)】

写真:山本裕
東京から南南東に約200km、三宅島から南南東に約19kmにあり、御山(33°52.5’N、139°36.1’E、851m)を島頂とする直径5km、周囲16kmのほぼ円形の小さな火山島である。
島の周囲は黒潮に削り取られ海岸線は海食壁で囲まれて砂浜はない。島の約半分がスダジイの原生林で構成されており、日本の巨樹の4.9%がこの島にある。北方系と南方系の植物が共存する特異な植生をもっており、山頂から標高450mくらいまでは高山系植物が自生している地域もあり、標高350m以下では南方系の植物が繁茂している。
オオミズナギドリの世界有数の繁殖地で、1970年代には175~350万羽がいると推定されていたが、2012年には80万羽を下回るまでに減少している。
選定理由
| A1 | カンムリウミスズメ・ミゾゴイ・アカコッコ・ウチヤマセンニュウ・イイジマムシクイ |
| A2 | カラスバト・アカコッコ・イイジマムシクイ |
| A4ii | オオミズナギドリ・カンムリウミスズメ |
保護指定
サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
都道府県指定鳥獣保護区(御蔵島)、国立公園(富士箱根伊豆)、都道府県立自然公園、自然環境保全地域
保全への脅威
- ノネコ・ノラネコによる鳥類の捕食
- 道路の拡幅等による森林伐採
- 有害鳥獣駆除事業(オオミズナギドリ対象)
- 落石防止の金網(都道沿い)でのオオミズナギドリの斃死
保全活動
- 外来種のコントロール:実施者(山階鳥類研究所)
内容:ノネコの不妊化、島外搬出 - 環境教育活動:実施者(みくらしま観光案内所)
内容:自然に関する調査研究報告書の発行 - 経済活動を通じた保全(エコツーリズム等):実施者(東京都 御蔵島村)
内容:東京都と村の協定によるエコツーリズムの推進(ガイドの育成やルールの策定など) - モニタリング調査:実施者(巨樹の会)
内容:植生回復事業とモニタリング
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 458KB)
※御蔵島の周辺海域は、マリーンIBA(Marine Important Bird and Biodiversity Areas:海鳥の重要生息地)に選定されている。 詳しくはこちら
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JP079 三宅島(みやけじま)
東京都:三宅村
| 位置 | N 34°04′ E 139°32′ |
| 面積 | 5,550ha |
環境構成【火山地形(島嶼)/樹林 (照葉樹林、二次林)/開放水面】

写真:山本裕
三宅島は、東京から南南西へ約180㎞の太平洋上にある周囲約35km、面積55.5㎢のほぼ円形の火山島である。これまでに複数回の噴火を繰り返してきており、島内では「大路池」や「新澪池跡」、「ひょうたん山」などの特徴的な火山地形が随所に見られる。
暖流である黒潮の影響により温暖多雨な気候で、海岸から標高450m付近にかけては、主としてスダジイやタブノキ、ヤブツバキなどからなる常緑広葉樹林が極相林として分布し、また、オオバヤシャブシ、オオシマザクラ、オオバエゴノキなどからなる二次林が広がっている。林縁部にはガクアジサイ、ニオイウツギ、ハチジョウイボタなどの低木が見られる。
2000年6月に始まった火山活動によって、標高450m付近より上では植生が大きく消失している他、山頂火口から噴出する火山ガスにより、主として島の東部と南西部において、樹木の枯死が見られたが、植生は回復傾向にある。属島の大野原島の岩場は、カンムリウミスズメの繁殖地となっている。
選定理由
| A1 | カンムリウミスズメ・ミゾゴイ・アカコッコ・ウチヤマセンニュウ・イイジマムシクイ |
| A2 | カラスバト・アカコッコ・イイジマムシクイ |
| A4ii | カンムリウミスズメ |
保護指定
サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
国指定鳥獣保護区(大野原島)、国立公園(富士箱根伊豆)、自然環境保全地域
保全への脅威
- 外来種の影響(イタチ、ノネコ等)
ノネコは増加していると思われる。
外来種のヒキガエルによる地表性生物への影響、カラスなどの誘引。
植生回復のために島外から持ち込まれた植樹苗に由来すると思われる国内外来種の昆虫類が見つかっている。 - 海水温の上昇による藻場への影響、海鳥の餌資源への影響が心配される。
- 雄山の噴火が起きると、火山ガス、土砂流出等の植生への影響がある
- 釣りや一般観光客によるゴミの投棄など
- 森林伐採、植林等による生息地の減少、生息地の分断
- 繁殖地での捕食者、人による攪乱(大野原島)
保全活動
- 環境管理:実施者(三宅村 東京都三宅支庁)
内容:遊歩道の維持管理 - 外来種のコントロール:実施者(東京都環境局)
内容:イタチの生息状況に関する調査 - 外来種のコントロール:実施者(三宅島にゃんこの会)
内容:猫(飼い猫・ノネコ)の不妊去勢手術助成・生息状況に関する調査など - 環境教育活動:実施者(三宅島自然ふれあいセンター・アカコッコ館)
内容:野鳥観察会・フィッシュウォッチング・観察マナー普及など
自然観察会(三宅島自然ふれあい友の会) - 保全のための人材育成活動:実施者(三宅島自然ふれあいセンター・アカコッコ館)
内容:自然ガイドの育成 - 法律制定、政策、規制:実施者(三宅村 東京都三宅支庁)
内容:村指定天然記念物の指定 など - モニタリング調査:実施者(三宅島自然ふれあいセンター・アカコッコ館)
内容:大路池周辺の鳥類相モニタリング、カンムリウミスズメの生息数モニタリングなど
生物調査(三宅島自然ふれあい友の会) - 経済活動を通じた保全(エコツーリズム等):実施者(三宅島自然ふれあいセンター・アカコッコ館・三宅島観光協会・mahana)
内容:大路池のガイドツアー、団体ツアーの企画・誘致、三宅島島内の自然ガイド
IBAサイトの保全に関係する地域のグループ
- 三宅島にゃんこの会
- 三宅島自然ふれあい友の会
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 467KB)
※三宅島の周辺海域は、マリーンIBA(Marine Important Bird and Biodiversity Areas:海鳥の重要生息地)に選定されている。 詳しくはこちら
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JP078 神津島(こうづしま)
東京都:神津島村
| 位置 | N 34°13′ E 139°09′ |
| 面積 | 1,848ha |
環境構成【火山地形(島嶼)/樹林(照葉樹林、二次林)/農耕地】

写真:山本裕
東京の南方海上約 170kmに位置し、伊豆諸島のほぼ中間に位置するひょうたん型の島。中央に天上山がそびえ、島全体が峻険で平地に乏しく、特に東側は断崖絶壁となって海に落ちこんでいる。流紋岩を主体に形成され、深く入り組んだ海岸線と白砂青松が美しい景観をかたちづくっている。また、属島の祗苗島と恩馳島の岩場は、カンムリウミスズメの繁殖地となっている。
選定理由
| A1 | カンムリウミスズメ・アカコッコ・ウチヤマセンニュウ・イイジマムシクイ |
| A2 | カラスバト・アカコッコ・イイジマムシクイ |
| A4ii | オーストンウミツバメ・カンムリウミスズメ |
保護指定
サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
国指定鳥獣保護区(祗苗島)、国立公園(富士箱根伊豆)、都道府県立自然公園、自然環境保全地域
保全への脅威
- 植林・森林伐採
- 都市開発
- 外来種との競争
- 外来植物の導入
保全活動
- 環境教育活動:実施者(多幸湾ファミリーキャンプ場 神津島村)
内容:宿泊型自然体験イベント、観察会の実施など(キャンプ場)
島の植物や野鳥の図鑑の出版(村) - その他:生物リストの作成など
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 392KB)
※神津島の周辺海域は、マリーンIBA(Marine Important Bird and Biodiversity Areas:海鳥の重要生息地)に選定されている。 詳しくはこちら
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JP077 新島・式根島(にいじま・しきねじま)
東京都:新島村
| 位置 | N 34°22′ E 139°16′ |
| 面積 | 2,686ha |
環境構成【火山地形(島嶼)/樹林(照葉樹林、二次林)/開放水面】

写真:高井健慈
新島村は、新島、式根島及びその他の無人の小島から成りたっている。
新島は、東京の南方海上約 150kmに位置し、北側の宮塚山、南側の向山の二つの火山郡が接合した南北に細いひょうたん型の島である。流紋岩を主体に形成され、特に東側の羽伏浦は白ママと呼ばれる海蝕崖が続き、青い海と美しいコントラストを成している。集落は、東西に開けた平坦地と北部の西海岸ぞいの二つに分かれている。
式根島は、新島の南方約 6kmの海上に浮かぶ台地状の島である。流紋岩を主体に形成され、出入りに富んだ海岸と白砂青松が美しい景観をかたちづくっている。集落は、東部に広がっている。
選定理由
| A1 | カンムリウミスズメ・アカコッコ・ウチヤマセンニュウ・イイジマムシクイ |
| A2 | カラスバト・アカコッコ・イイジマムシクイ |
| A4ii | カンムリウミスズメ |
保護指定
サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
国立公園(富士箱根伊豆)、都道府県立自然公園、自然環境保全地域
保全への脅威
- シカ、ウサギなどの影響
- 道路の拡幅等による生息地の減少。
- (長期的にみた場合)火山活動によって生息地の消失が起きる可能性が考えられる。
保全活動
- 外来種のコントロール:実施者(東京都)
内容:ニホンジカの有害鳥獣駆除 - 環境教育活動:実施者(新島村博物館 新島自然愛好会)
内容:観察会の開催
企画展示やセミナーの開催(博物館) - その他
調査活動(新島村博物館、新島自然愛好会)
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 435KB)
※新島・式根島の周辺海域は、マリーンIBA(Marine Important Bird and Biodiversity Areas:海鳥の重要生息地)に選定されている。 詳しくはこちら
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JP076 利島(としま)
東京都:利島村
| 位置 | N 34°31′ E 139°17′ |
| 面積 | 412ha |
環境構成【火山地形(島嶼)/樹林(照葉樹林、二次林)/開放水面 /農耕地】
東京の南方海上約 130kmに位置し、島の中央に標高508mの宮塚山を頂く円錐形の島。
島は玄武岩を主体に形成されているが、表土は地味が肥えており、全島が椿林で覆われている。
集落は、漁港やヘリポートなどのある宮塚山の中腹北西寄りに集中しており、約160世帯、300人が住んでいる。
選定理由
| A1 | アカコッコ・ウチヤマセンニュウ・イイジマムシクイ |
| A2 | カラスバト・アカコッコ・イイジマムシクイ |
保護指定
サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
国立公園(富士箱根伊豆)、自然環境保全地域
保全への脅威
- 椿虫(トビモンオオエダシャク)の大発生による椿産業の被害
保全活動
- 法律制定、政策、規制:実施者(利島村役場)
内容:自然と村民の生活を守るため、以下の条例が定められている。 - 利島村キャンプ禁止条例
- 利島村ポイ捨てによる空き缶等の散乱防止・環境美化条例
- 利島村廃棄物の処理及び清掃等に関する条例
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 424KB)
※利島の周辺海域は、マリーンIBA(Marine Important Bird and Biodiversity Areas:海鳥の重要生息地)に選定されている。 詳しくはこちら
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JP075 大島(おおしま)
東京都:大島町
| 位置 | N 34°44′ E 139°24′ |
| 面積 | 9,105ha |
環境構成【火山地形(島嶼)/樹林(照葉樹林、二次林)/農耕地】
東京の南方海上約 110kmに位置し、伊豆諸島の中で最も大きな島。島の中央に典型的な複式火山三原山がそびえ、その東側は断崖絶壁となって海に落ち込み、西側は平地が開けている。地質は主に玄武岩で形成されているが、たび重なる噴火により溶岩流や噴出物が随所に露出している。
大島東海岸を除く島の周囲に集落が点在し、約4,700世帯、9,000人が住んでいる。これらの集落は都道大島循環線により結ばれている。
選定理由
| A1 | アカコッコ・ウチヤマセンニュウ・イイジマムシクイ |
| A2 | カラスバト・アカコッコ・イイジマムシクイ |
保護指定
サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
国立公園(富士箱根伊豆)、都道府県立自然公園、自然環境保全地域
保全への脅威
- 外来種(キョン、タイワンザル、タイワンリスなど)の影響
- 植林・森林伐採
- 都市開発
- 観光/レクリエーション
保全活動
- 環境管理:実施者(東京都)
内容:鳥獣保護区の管理 - 外来種のコントロール:実施者(東京都)
内容:キョンの防除、タイワンザル・クリハラリスの有害鳥獣駆除 - 環境教育活動:実施者(大島町 大島自然愛好会)
内容:大島町郷土資料館の設置運営(大島町) セミナー・イベントの開催(愛好会) - 経済活動を通じた保全(エコツーリズム等):実施者(伊豆大島ネイチャーガイドクラブ)
内容:大島町認定ガイドによる火山・歴史・自然の案内 - モニタリング調査:実施者(大島自然愛好会)
内容:生物リストの作成などの調査、研究活動 - その他:実施者(東京都立大島公園)
内容:カラスバトの飼育繁殖
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 415KB)
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JP074 東京湾奥部(とうきょうわんおくぶ)
千葉県:市川市、船橋市、習志野市、千葉市、市原市
東京都:大田区、江戸川区
神奈川県:川崎市
| 位置 | N 35°36′ E 139°53′ |
| 面積 | 16,000ha |
環境構成【干潟/浅海域】

写真:瀬古智貫
元々遠浅の砂地の海であったため埋め立てが進められてきた。東京国際空港も東京ディズニーランドも東京湾の埋立地である。埋立地は工場にもなってきたが、バブル経済崩壊後、再開発が進められるようになりオフィスビルや高層住宅、そしてショッピングセンターなどに建て替えられている。
干潟に海水の浄化作用があることがわかってきて東京湾に残された数少ない天然の干潟である三番瀬などの保護運動が起きている。
現在東京湾奥部では、三番瀬、谷津干潟、東京湾奥部の河口、江戸川放水路、江戸川下流域、葛西海浜公園および周辺海域、東京港野鳥公園、大井ふ頭中央海浜公園、森ケ崎、多摩川河口が重要湿地とされている。
選定理由
| A4i | カワウ・スズガモ・ダイゼン・キョウジョシギ・ハマシギ・ミユビシギ・キアシシギ・チュウシャクシギ |
| A4iii | スズガモ |
保護指定
法的な担保がない、もしくはわずか(10パーセント未満)である
<保護指定の内容>
国指定鳥獣保護区(谷津干潟、葛西沖三枚洲)
<その他>
ラムサール条約湿地(谷津干潟、葛西海浜公園)、東アジア・オーストラリア地域フライウェイパートナーシップ参加地(谷津干潟、東京港野鳥公園)
保全への脅威
■三番瀬
- 2011の震災によって地盤沈下。(干出域の減少)
- ヒトの圧力 モーターパラグライダー、スズキ釣り、貝とり、写真家など
■葛西
- 2020年東京オリンピック、パラリンピック開催、取り組みで臨海公園の外(下水道局の地)に変更になったが、すぐ隣で大量の淡水が使われること、併行して海水浴場が作られようとしている。(都議会で知事公言)
■多摩川河口
- 特区制度に伴う架橋計画(神奈川口)
■谷津干潟
- アオサの繁茂
保全活動
■三番瀬、谷津干潟
- 環境管理:
実施者(千葉の干潟を守る会、日本野鳥の会東京、千葉県野鳥の会他) - 環境教育活動:実施者(行徳野鳥観察舎友の会、谷津干潟観察センター)
普及活動 - 保全のための人材育成活動:実施者(NPO行徳自然ほごくらぶ、谷津干潟観察センター)
- 法律制定、政策、規制:実施者(三番瀬を守る署名ネットワーク)
内容:三番瀬をラムサール条約湿地にする - モニタリング調査:実施者(バードリサーチ)
内容:シギ・チドリ - その他
傷病鳥の収容、回復訓練(NPO行徳自然ほごくらぶ)
<保護活動の経緯>
- 2001年9月に埋立計画が撤廃される
- 2002年1月~2004年1月 「三番瀬円卓会議」
「三番瀬再生計画案」を作成(2004年1月) - 2004年12月~「三番瀬再生会議」
「三番瀬再生基本計画素案」を発表(2005年4月)
~猫実川河口の貴重な浅瀬を石積み傾斜護岸等にする内容
■葛西
- 外来種のコントロール:実施者(NPO法人 生態教育センター、協力:葛西東渚・鳥類園友の会)
- 環境教育活動:
内容:全流域でゴミ拾い100箇所、1万人が参加(年間)(NPO法人荒川クリーンエイドフォーラム)、荒川と中川の間の土手で子供中心に実施(中土手の会)、月例探鳥会(日本野鳥の会東京)、保護区の自然観察会を年二回(日本野鳥の会東京、鳥類園友の会、内湾漁協)、西なぎさゴミ拾いと観察会(5~11月、月1回)、東なぎさ大クリーン作戦(西なぎさ発東京里海エイド)
■東京港野鳥公園
- 環境教育活動:実施者(東京港野鳥公園)
普及教育活動(イベント、観察会、団体対応ほか) - モニタリング調査:実施者(東京港野鳥公園)
- 環境管理:実施者(東京港野鳥公園)
■多摩川河口(日本野鳥の会神奈川支部)
- 2006年「神奈川口構想」に際し多摩川河口干潟の環境保全を求める要望書、
多摩川河口干潟の保全に関する要望書~「神奈川口構想」の具体化に関して~、
神奈川口構想の連絡道路に関して計画的アセスメント協議会設置について - 2007年京浜臨海部の自然再生計画について多摩川河口の自然を考えるシンポジウム
- 多摩川河口ウェットランド構想発表
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 583KB)
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JP073 盤州・富津干潟(ばんず・ふっつひがた)
千葉県:木更津市、袖ケ浦市、富津市
| 位置 | N 35°24′ E 139°54′ |
| 面積 | 2,400ha |
環境構成【干潟】

写真:岡本裕子
■盤洲干潟:小櫃川右岸防潮堤の北西側に広がる河口三角州(43ha)と、その先の前浜干潟(1,400ha)から成る。三角州はヨシ、アイアシを主とする塩性湿地で、感潮クリーク(塩水と淡水の影響を受けている水路)が入る。一部にアズマネザサ群落、エノキ林、クロマツ植林、人工池がある。前浜は大潮時に1.5~2km沖まで干出する日本でも最大級の砂質の自然干潟。干満差2m、干潟の勾配約1/1000。
■富津干潟:富津岬の北東側に広がる砂質干潟。アマモ、コアマモの藻場があり、東部は潮干狩り場となっている。岬全体が千葉県立公園。クロマツ林の中に遊歩道があり海浜はレジャーが盛んである。
選定理由
| A4i | スズガモ・シロチドリ・ミユビシギ・キアシシギ |
保護指定
法的な担保がない、もしくはわずか(10パーセント未満)である
<保護指定の内容>
都道府県指定鳥獣保護区(富津岬)、国定公園(南房総国定公園)、自然環境保全地域
保全への脅威
■盤洲干潟
- マリンスポーツ(カイトボーディング)の影響
盤洲干潟の小櫃川河口部(前浜干潟)でのマリンスポーツ(カイトボーディング)により干潟域で採餌、休息するシギ・チドリ類が撹乱されている。同好者の口コミで今後も増えるかもしれない。この場所は盤洲干潟でも水鳥の密度が高いところで、満潮時のシギ・チドリ類の休息場所もある。 - 干潟に隣接してスパ・宿泊施設営業(排水・照明の影響)
- 三角州渚線の後退・干潟の底質変化(潮流変化、河川からの流入土砂)
- ゴミ・アオサの漂着
- 海上、前浜でのカモ猟(陸部は銃猟禁止区域)
■富津干潟
- 海浜レジャー、潮干狩りによるアマモ場撹乱
- ゴミ漂着
保全活動
- 環境管理:
実施者(①富津干潟は国、千葉県、富津市 ②盤洲干潟は千葉県、木更津市)
内容:県による漂着物処理事業、ボランティアによる海岸ごみの定期的掃除 - 環境教育活動:実施者(日本野鳥の会千葉県、盤洲干潟をまもる会)
内容:探鳥会、自然観察会 - 法律制定、政策、規制:実施者(②は千葉県、木更津市)
内容:盤洲干潟をまもる会、日本野鳥の会千葉県、その他自然保護団体が小櫃川河口三角州43haを千葉県自然環境保全地域に指定するよう県に要望。 - モニタリング調査:実施者(日本野鳥の会千葉県)
内容:シギ・チドリ類(4,8月)、カモ類(1月)のカウント
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 545KB)
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JP072 九十九里浜(くじゅうくりはま)
千葉県:旭市、いすみ市、匝瑳市、山武市、横芝光町、九十九里町、白子町、長生村、一宮町、大網白里町
| 位置 | N 35°35′ E 140°31′ |
| 面積 | 19,000ha |
環境構成【砂浜】
九十九里浜は、旭市飯岡から大原町までつづく、南北約60kmの長大な砂浜である。北から順に、新川、栗山川、木戸川、作田川、真亀川、南白亀川、一宮川などの中小河川が流入する。
環境構成は、荒波の打ち寄せる砂浜が南北につらなり、その海岸から内陸に向かって、海浜植物群落、防風林の松林が南北に帯状に連なる。また、各河川の河口部では、植生の帯の内側に大小の潟が形成されることが多い。
選定理由
| A4i | ミユビシギ |
保護指定
サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
都道府県立自然公園(県立九十九里自然公園)、自然環境保全地域
保全への脅威
- 九十九里浜の自然環境の問題点=太平洋の荒波による海岸侵食が進行している。それに対し波消ブロックを多量に投入しており、海岸の景観と植生が大きく変わっている場所がある。
- 四輪駆動車や乗馬の乗り入れも、海浜植物群落やコアジサシの営巣に悪影響を与えている。
- 防風林、その周辺のササ藪には毎年サギ類のコロニーができる。以前、違法に重機を入れてコロニーが破壊されたことがある。近年、サギ類のコロニーが作られそうになると、行政指導のもとに林が切り払われ、サギ類の営巣地が奪われる。
保全活動
- 環境教育活動:実施者(日本野鳥の会千葉県)
内容:一宮川河口探鳥会(随時) - 法律制定、政策、規制:実施者(千葉県環境生活部自然保護課)
内容:コアジサシの営巣を保障するために、地元自治体を指導している
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 544KB)

















