JP064 吾妻・磐梯(あづま・ばんだい)
山形県:米沢市
福島県:福島市、二本松市、郡山市、大玉村、猪苗代町、磐梯町、北塩原村
| 位置 | N 37°44′ E 140°11′ |
| 面積 | 29,000ha |
環境構成【森林】

写真:五十嵐悟
磐梯・吾妻は磐梯朝日国立公園に属し、広大な面積に山岳および湖沼群を有する。このため様々な環境で構成されるが、裏磐梯と吾妻山周辺では、前者は桧原湖、小野川湖、秋元湖などの湖のほか、五色沼湖沼群を含む大小さまざまな池沼が点在し、この周辺にヨシなどの湿地、草原、針広混交林、ブナ原生林などの森林帯が広がる。後者は那須火山帯中の最大の火山群で高山、東吾妻山、一切経山、西吾妻山などを総称した呼称で、ブナやアオモリトドマツの原生林を含む森林帯、岩石帯、高層湿原、渓谷などの多様な環境となっている。
選定理由
| A3 | – |
保護指定
サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
都道府県指定鳥獣保護区(裏磐梯)、国立公園(磐梯朝日)、都道府県立自然公園(霞ヶ城県立自然公園)、自然環境保全地域、保護林
保全への脅威
- 磐梯山山麓での地熱発電所・吾妻高原での風力発電など自然エネルギーに関する開発行為(周辺地域にて)
- 一切経山噴火活動
- 外来生物(ブラックバス・ブルーギル・オオハンゴンソウ・オオキンケイギク・コカナダモ・ガビチョウ・ソウシチョウ等)
- 観光道路等周辺の排気ガス等による樹木の枯死
- 人為排水、糞便による富栄養化、水質悪化
保全活動
- 環境管理:実施者(裏磐梯地区パークボランティア・自然公園指導員・福島県自然保護指導員)
内容:清掃作業・巡視活動・利用者指導 - 外来種のコントロール:実施者(環境省裏磐梯自然保護官事務所・裏磐梯地区パークボランティア・裏磐梯エコツーリズム協会・NPO法人わかば自然楽校・裏磐梯ビジターセンター・裏磐梯観光協会)
内容:オオハンゴンソウ防除・コカナダモ防除・ウチダザリガニ防除 - 環境教育活動:実施者(裏磐梯ビジターセンター・浄土平ビジターセンター・裏磐梯地区パークボランティア・日本野鳥の会ふくしま・日本野鳥の会会津支部・えながの会・福島県自然保護協会・NPO法人わかば自然楽校)
内容:自然観察会の開催、探鳥会の開催 - 保全のための人材育成活動:実施者(裏磐梯エコツーリズム協会・裏磐梯自然保護官事務所)
内容:ばんだいの宝発見講座、裏磐梯地区パークボランティア養成講習会 - 法律制定、政策、規制:実施者(環境省裏磐梯自然保護官事務所)
- モニタリング調査:実施者(裏磐梯エコツーリズム協会・エナガの会)
内容:裏磐梯モニタリング調査(水質・外来種・花・登山道・利用動態等)、野鳥観察記録 - 経済活動を通じた保全(エコツーリズム等):実施者(裏磐梯エコツーリズム協会・もくもく自然塾・裏磐梯エコガイドの会・いなわしろ伝保人の会、西吾妻山案内人クラブ 安達太良マウンテンガイドネットワーク)
内容:エコツアーの開催
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 979KB)
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JP063 朝日岳・月山(あさひだけ・がっさん)
山形県:寒河江市、村山市、鶴岡市、大石田町、長井市、西川町、大江町、朝日町、白鷹町、小国町、飯豊町、戸沢村、大蔵村、舟形町、庄内町
新潟県:村上市、関川村
| 位置 | N 38°20′ E 139°51′ |
| 面積 | 190,000ha |
環境構成【森林】

写真:大澤八州男
朝日連峰、月山は、磐梯朝日国立公園の出羽三山朝日地域に含まれるが、朝日連峰は花崗岩質の隆起山地で、月山は火山性の山地と性質が異なる。共に日本海側の多雪地帯で、雪崩による浸食が急峻な地形を作り上げている。朝日連峰の主脈には主峰大朝日岳1,870mを始め、西朝日岳、寒江山、以東岳が連なり、四方に広がる支脈も含めると、南北60km、東西40km程の広大な地域である。月山1,984m、湯殿山、羽黒山を称して古くから出羽三山と呼ばれ信仰、修験の山として人々から崇められてきた。両山地共に中腹にはブナ、ミズナラなどの落葉広葉樹が豊かに茂り、上部は高山植物の宝庫となっている。
選定理由
| A3 | – |
保護指定
サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
国指定鳥獣保護区(大鳥朝日)、都道府県指定鳥獣保護区(月山)、国立公園(磐梯朝日)、自然環境保全地域、保護林
<その他>
国指定天然記念物月山
保全への脅威
- 伐採適期のスギ林の広範囲な伐採(猛禽類の営巣林)
- 狩猟による猛禽類の餌動物(ヤマドリ、ノウサギなど)の減少
- ゲリラ豪雨、大雨による地くずれ
- 月山、朝日連峰地域への登山者の増加、春のスノ―モービル
- 大気汚染による、高山帯植生への影響
- 水門、ダムの建設
- 砂防堰堤の建設
保全活動
- 環境教育活動:
内容:探鳥会(日本野鳥の会山形県支部)、自然観察会など(山形県立自然博物館) - モニタリング調査
モニタリング調査、ボランティア巡視など(朝日山地森林生態系保護地域管理委員会)、イヌワシの繁殖調査(日本野鳥の会 奥会津連合) - その他
緑の回廊設定(東北森林管理局)、月山パトロール(出羽三山の自然を守る会)
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JP062 大山上池下池(おおやまかみいけしもいけ)
山形県:鶴岡市
| 位置 | N 38°46′ E 139°46′ |
| 面積 | 970ha |
環境構成【溜池】

写真:近藤忠男
高館山の裾野に下池(24㏊)、八森山の裾野に上池(15㏊)があり、いずれも灌漑用の池である。
共にハクチョウ類やカモ類の飛来地であり、特にマガモの数は上池20,000羽、下池40,000羽で合計60,000羽も集結する珍しい所である。
しかし近年温暖化の進行で南下しなくなり、飛来数が減っている。
高館山や八森山のブナ林には、オオルリやキビタキ、ヤマシギなどの森林の鳥も多く生息している。
選定理由
| A4i | マガモ |
| A4iii | マガモ |
保護指定
法的な担保がない、もしくはわずか(10パーセント未満)である
<保護指定の内容>
国指定鳥獣保護区(大山上池下池)
<その他>
ラムサール条約湿地
保全への脅威
- オオヒシクイ、ヒシクイ、マガンなどを追い回すカメラマンがいる
保全活動
- 環境管理
内容:下池の下の都沢湿原で毎年、草刈り、ヨシの刈り取りを行っている - 環境教育活動
内容:ガン類、森の鳥、森の昆虫、森の植物、川や池の魚の観察会 - モニタリング調査
- 内容:ガン類、森の鳥、森の昆虫、森の植物、川や池の魚の調査、モニタリングサイト1000
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 372KB)
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JP061 最上川河口(もがみがわかこう)
山形県:酒田市
| 位置 | N 38°54′ E 139°50′ |
| 面積 | 1,732ha |
環境構成【河川】

写真:簗川堅治
山形県を縦断する最上川は日本三大急流の一つである。日本海に注ぐ酒田市の最上河口はハクチョウの越冬地として、その数は10,000羽にも達する。ハクチョウの他にカモ類、カモメ類なども飛来し、これらの水鳥をねらって、ハヤブサ、オオタカ、ノスリ、オジロワシ、オオワシなどワシタカ類なども飛来し、冬期は野鳥の天国となる。
選定理由
| A4i | オオハクチョウ・コハクチョウ・オナガガモ |
| A4iii | カモ類 |
保護指定
法的な担保がない、もしくはわずか(10パーセント未満)である
<保護指定の内容>
保護林
保全への脅威
- 冬期、ハクチョウ、カモ類があまりにも多く集結する
- 夏に、酒田市の花火大会開催のためにヨシ原の一部が刈り払われる
保全活動
- 環境教育活動:実施者(日本野鳥の会山形県支部)
内容:探鳥会 - モニタリング調査:実施者(白鳥を愛する会)
内容:調査研究活動 - その他:
給餌、マコモの植え付け等(白鳥を愛する会)
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 463KB)
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JP060 飛島・御積島(とびしま・おしゃくじま)
山形県:酒田市
| 位置 | N 39°11′ E 139°32′ |
| 面積 | 249ha |
環境構成【島嶼/樹林/海岸/農耕地】

写真:簗川堅治
飛島は周囲約12㎞の小さな島で酒田港より北西に約39㎞の日本海上に位置する。段丘、海岸低地面、海蝕台からなる、ほぼ平坦な台地上である。周囲に対馬海流が流れているため温暖で、タブノキやヒサカキなどの常緑広葉樹に覆われている。
島の南東に位置する舘岩、及び西に位置する離れ島の御積島等はウミネコの繁殖地となっており、国の天然記念物に指定されている。
選定理由
| A4i | ウミネコ |
| A4iii | ウミネコ |
保護指定
サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
国定公園(鳥海国定公園)、自然環境保全地域
<その他>
国指定天然記念物飛島ウミネコ繁殖地
保全への脅威
- 畑の荒地化、森林の増加
- 団体観察者の増加
- 釣り人の上陸
- ノネコによる捕食(舘岩、百合島)
保全活動
- 特になし
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 398KB)
※飛島・御積島の周辺海域は、マリーンIBA(Marine Important Bird and Biodiversity Areas:海鳥の重要生息地)に選定されている。 詳しくはこちら
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JP059 玉川(たまがわ)
秋田県:大仙市、仙北市
| 位置 | N 39°34′ E 140°33′ |
| 面積 | 44ha |
環境構成【河川】

写真:桜田裕之
玉川は雄物川の最大支川で、仙北市神代付近から下流では横手盆地の低地を流れる。鶯野付近では直線的に改修され、堤内地には水田が広がる。低水敷には所々に小規模な中洲やワンドが分布するが、広い川原は発達しない。低水敷~高水敷にはアシ原や、ヤナギなどの河畔林が散在する。
選定理由
| A4i | オオハクチョウ |
保護指定
法的な担保がない、もしくはわずか(10パーセント未満)である
保全への脅威
- 2009年頃から、鳥インフルエンザの影響でハクチョウ類への給餌をやめるようになり、ハクチョウ類の数が減少した。
- 水田で砂利の採掘が行われているが、水田でのハクチョウ類への給餌が行われなくなったため直接的な影響はない。
- 河畔林の伐採
保全活動
- モニタリング調査:実施者(日本野鳥の会秋田県支部)
内容:厳冬期における秋田県内のカモ科鳥類生息数調査
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 670KB)
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JP058 八郎潟(はちろうがた)
秋田県:潟上市、男鹿市、三種町、大潟村、井川町、八郎潟町
| 位置 | N 40°00′ E 140°00′ |
| 面積 | 20,000ha |
環境構成【河川/湖沼/水路/水田/草地/防風林/砂浜】
かつて汽水湖だった八郎潟は、東西12㎞、南北27㎞、湖水面積22,024haあって、琵琶湖に次ぐ日本第二の広い湖であった。食糧難解消のためコメの増産を目的に、1957年から1966年にかけて干拓事業が行われ、水域の約78%を陸地化した。中央が約15,640haと湖畔が約1,560ha、合わせて約17,200haである。残りは南部を調整池に、外周を承水路にした。河口への蛇行した流れを短絡放水路に付け替え、防潮水門で日本海と遮断して淡水湖化したのである。
干拓地のほとんどが農地とその関連用地であり、防風林、大小の用水・排水路、道路が網目状に配置されている。農地は主に水田で、他に牧草地、畑地、耕作放棄地が混じる。
選定理由
| A1 | オオセッカ |
| A3 | オオセッカ |
| A4i | マガン・ヒシクイ・コハクチョウ |
| A4iii | マガン |
保護指定
法的な担保がない、もしくはわずか(10パーセント未満)である
<保護指定の内容>
国指定鳥獣保護区(大潟草原)
<その他>
東アジア・オーストラリア地域フライウェイパートナーシップ参加地
保全への脅威
- ブラックバスを釣る人による水鳥生息域の撹乱とごみ・汚物の投棄が年々増大中
- 狩猟期間中の猟銃による捕獲・誤射、有害鳥扱いの駆除
- 一部地域の農薬空中散布
- 松枯れ被害の進行と伐採、水質汚濁
保全活動
- 環境教育活動:
内容:小学生を対象とした愛鳥学習会(秋田県)、自然観察会、講演会、体験学習(大潟村、干拓博物館、大潟の自然を愛する会、コガムシの会、探検クラブ)、探鳥会(日本野鳥の会秋田県支部)、大潟草原鳥獣保護区管理棟の一般開放と年3回の野鳥観察会(環境省東北環境事務所) - モニタリング調査
内容:オオセッカ生息環境整備事業試験区域での継続的鳥類生息調査、同保護区と周辺の巡視および生息鳥獣の調査データの蓄積(環境省東北環境事務所)、鳥獣保護員の配置と冬期ガン・カモ生息状況定期調査、県立大学付属農場によるビオトープ水田生息生物の調査研究(秋田県)、毎月1月中旬実施「カモ科鳥類生息数定期調査」(過去26年間継続)、日々の観察情報の集積と考察、生息鳥類情報センター的活動(日本野鳥の会秋田県支部) - その他
全国一斉テグスひろい(日本鳥類保護連盟)
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 497KB)
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JP057 小友沼(おともぬま)
秋田県:能代市
| 位置 | N 40°10′ E 140°04′ |
| 面積 | 60ha |
環境構成【溜池】
小友沼は人工的に造られた農業用溜め池で、10万羽を超えるマガンが春期に利用する。この溜池は、近世初期に58年の歳月をかけ志戸橋野台地からしみ出た水を灌漑用にするため、堰き止めて造られたと伝えられている。300年を越える維持管理が行われてきているが、沼の水深は浅く、深い所でも2mもなかったことから、水争いが絶えなかったと言われている。戦後この水不足を解消するため、近くを流れる米代川から大型のポンプで水を引き入れ不足分を補うようにした。
沼の南北はいずれも小高い丘である。北側の丘は北斜面がクロマツとコナラからなる林。沼に面した南斜面はツツジなどからなる小潅木。また南側の丘はクロマツとスギの林。沼の裏側はヨシ原からなる湿地帯である。
選定理由
| A4i | ヒシクイ・マガン・オナガガモ |
| A4iii | マガン |
保護指定
法的な担保がない、もしくはわずか(10パーセント未満)である
<その他>
東アジア・オーストラリア地域フライウェイパートナーシップ参加地
保全への脅威
- 堤防老朽化に伴う小友沼ため池改修工事と生息環境との関係(実施期間は2006年~2010年)
- 小友沼と八郎潟の間に風力発電施設建設の計画がある
- 釣り人が水鳥の生息域に入り込み、生息環境を撹乱する
- 犬の散歩と運動に伴う愛犬家のマナー問題
保全活動
- 環境教育活動:実施者(おとも自然の会)
内容:ガン・ハクチョウ類の渡来時期、能代市内の小中学校の生徒を対象に、随時観察会を実施している - モニタリング調査:実施者(環境省/日本野鳥の会秋田県支部)
内容:モニタリングサイト1000(森林と草原の鳥類調査、ガンカモ類調査)
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 461KB)
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JP056 蔵王・船形(ざおう・ふながた)
宮城県:白石市、加美町、色麻町、大和町、仙台市、川崎町、蔵王町、七ケ宿町
山形県:尾花沢市、村山市、東根市、山形市、上山市
| 位置 | N 38°18′ E 140°32′ |
| 面積 | 52,000ha |
環境構成【火山地形/湿生草原/樹林/湿原】

写真:大澤八州男
火山性の山岳地帯、樹林(二次林、落葉広葉樹林、針葉樹林)、火山礫地。南に蔵王連峰、北に船形連峰、共に奥羽山脈、山形・宮城の県境の山々である。蔵王連峰の最高峰は熊野岳で1,841m、中腹にはブナ、ミズナラなどの林が、標高の高い所には冬期樹氷に変身するアオモリトドマツの林が広がり、また荒涼とした火山礫地は火山活動が比較的新しいことを物語っている。船形連峰の最高峰は船形山(御所山)で1,500m、中腹にはブナ、ミズナラなどの林が、上部にはハイマツ帯がある。
蔵王は山麓に温泉が多く、山頂には火口湖など観光資源になる景観があるなどから、早くから観光地化が進められ、山地を横断する山岳観光道路も作られている。船形山は対照的に温泉が少なく、自衛隊の演習場が山裾まで伸びているなどから観光地化の波からは外れていた地域であるがそれゆえに、ブナなどの自然林の伐採が広範に行われてきた山域でもある。
選定理由
| A3 | – |
保護指定
サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
都道府県指定鳥獣保護区(蔵王、御所山)、国定公園、都道府県立自然公園(蔵王国定公園、県立自然公園二口峡谷、県立自然公園船形連峰、天童高原県立自然公園、御所山県立自然公園)、自然環境保全地域、保護林
保全への脅威
- 残存自然林の伐採(大規模にではない)
- 蔵王山の噴火(平成27年に警戒レベルが2になったが、河口周辺だけであった。)
- 伐採適期スギ林の広範囲の伐採(猛禽類の営巣林)
- 狩猟による猛禽類の餌動物(ヤマドリ、ノウサギなど)の減少
- 山地にある採石場の拡大
- 蔵王山への観光客増加、自衛隊ヘリの山形宮城の往来飛行
- 大気汚染による蔵王山、アオモリトドマツ林の枯死
- 国道48号関山峠のバイパス化、高規格道路への動き
- 航空自衛隊による救難機の飛行訓練
保全活動
- 環境教育活動:
内容:聖山平探鳥会(日本野鳥の会宮城県支部)、探鳥会(日本野鳥の会山形県支部)、普及活動(宮城県蔵王野鳥の森自然観察センター)、観光客、登山者へのガイド(蔵王インストラクター協会)、観察会などの開催(船形山のブナを守る会(三本木町)、自然観察指導員連絡会みやぎ(仙台市)、朋友会(仙台市) - その他:
高山植物盗掘の監視等(緑の騎士団)、ナショナルトラスト、植林、啓蒙活動(NPO法人蔵王のブナと水を守る会(白石市)
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 682KB)
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JP055 化女沼(けじょぬま)
宮城県:大崎市
| 位置 | N 38°38′ E 140°58′ |
| 面積 | 351ha |
環境構成【湖沼/水田/里山/沈水浮葉植物】

写真:竹丸勝朗
宮城県中部の丘陵地と平野の接点に位置するダム湖。化女沼は平野部に指状に伸びる丘陵の谷に、規模の大きい灌漑用溜池として維持されてきたが堤防のダム化や周囲の環境整備が行われ、現在は貯水面積・量ともに増加したダム湖である。通常ダム湖では水草の生育は顕著ではないが、ここでは浅水域に広範囲にヒシなどが繁茂し、汀線部には巾は狭いがヨシなどの湿生植物が成育している部分もある。
湖岸には市民ピクニックエリア、化女沼古代の里といった公園が整備されている。これ以外の地域は水田、畑、不連続のコナラ、クリの二次林やスギなどの植林、点在する住宅地になり里山的な景観を持っている。
選定理由
| A4i | マガン・ヒシクイ |
保護指定
サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
国指定鳥獣保護区(化女沼)
<その他>
ラムサール条約湿地、東アジア・オーストラリア地域フライウェイパートナーシップ参加地
保全への脅威
- 外来生物の増加(オオクチバス・ブルーギル・年によってはオオマリコケムシ)と在来種の減少
- オオクチバス等を狙う釣り人によるマガン、亜種ヒシクイのねぐら入り忌避
- 水質の悪化
- ヒシとハスの過繁茂
- 放射性物質。セシウム134、137の生物濃縮が進んでいる。
保全活動
- 環境管理:実施者(大崎市湿地保全活用検討委員会)
内容:管理計画策定 - 外来種のコントロール:実施者(大崎市:委託先:NPOエコパル化女沼)
内容:オオクチバス、ブルーギルの捕獲 - 環境教育活動:
内容:「里地里山探検隊」と題した行事を年に5~6回実施(大崎市とNPOエコパル化女沼)
保全・普及活動(日本野鳥の会宮城県支部) - 法律制定、政策、規制:実施者(大崎市湿地保全活用検討委員会)
内容:周辺の里山部分を含めた管理計画の策定を実施 - モニタリング調査:実施者(大崎市、雁の里親友の会)
内容:里山及び内水面の植生調査
雁類の定期的なモニタリング(1987~):雁の里親友の会 - 経済活動を通じた保全(エコツーリズム等):実施者(NEXCO東日本やJR東日本)
内容:ツアーの実施
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 420KB)

















