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北海道のマリーンIBA
濃い青色の海域は各区域にあるマリーンIBAを示しています。グレーの海域は他の区域に情報があるマリーンIBAを示しています。
表の中の地名は、選定に用いられた海鳥の繁殖コロニーがある地域を示しており、クリックをすると各繁殖コロニーがある地域の情報を見ることができます。

| コード サイト名 面積 |
該当地域 | 選定理由 | 選定鳥名 |
|---|---|---|---|
| JP-M001 道北 45,384 km2 |
礼文島 / 利尻島 / 枝幸・目梨泊 / 天売島 | A4i | ウトウ、ウミネコ |
| A4ii | ウトウ | ||
| A4iii | ウトウ | ||
| JP-M002 道東 19,922 km2 |
知床半島 / トモシリ・チトモシリ島 / ユルリ・モユルリ島 / 大黒島 | A4i | オオセグロカモメ、ウトウ、コシジロウミツバメ |
| A4ii | オオセグロカモメ、ウトウ、コシジロウミツバメ | ||
| A4iii | コシジロウミツバメ |
中国・四国のマリーンIBA
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| コード サイト名 面積 |
該当地域 | 選定理由 | 選定鳥名 |
|---|---|---|---|
| JP-M016 経島・隠岐諸島 27,613 km2 |
経島 / 隠岐諸島 | A1 | カンムリウミスズメ |
| A4i | オオミズナギドリ、ウミネコ | ||
| A4ii | オオミズナギドリ | ||
| A4iii | オオミズナギドリ | JP-M017 西南諸島 296 km2 |
西南諸島 | A1 | カンムリウミスズメ |
| A4ii | カンムリウミスズメ |
中部・近畿のマリーンIBA
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| コード サイト名 面積 |
該当地域 | 選定理由 | 選定鳥名 |
|---|---|---|---|
| JP-M012 七ツ島 314 km2 |
七ツ島 | A1 | カンムリウミスズメ |
| JP-M013 遠州灘 14 km2 |
遠州灘 | A4i | コアジサシ |
| JP-M014 紀伊長島 187 km2 |
紀伊長島 | A1 | カンムリウミスズメ |
| JP-M015 冠島・沓島 313 km2 |
冠島・沓島 | A1 | カンムリウミスズメ |
| A4ii | オオミズナギドリ、ヒメクロウミツバメ | ||
| A4iii | オオミズナギドリ |
尖閣諸島
環境構成
尖閣諸島は、東シナ海の南西部(八重山諸島の北方)にある島嶼群で、魚釣島,北小島、南小島、久場島、大正島、沖ノ北岩、沖ノ南岩、飛瀬などから成る。
南小島、北小島を中心に、アジサシ類やカツオドリが多く繁殖している。また、伊豆諸島の鳥島に次ぐアホウドリの繁殖地であり、かつて、日本人が移住し、羽毛採取のため乱獲したという歴史を持つ。現在、上陸が制限されており、アホウドリやクロアシアホウドリの正確な個体数は分かっていない。
海鳥以外にも固有種を含む多くの動植物が見られ、付近海域は好漁場となっている。
海鳥の繁殖地の保護指定
なし
繁殖している海鳥
クロアシアホウドリ、アホウドリ、カツオドリ、アオツラカツオドリ、セグロアジサシ、クロアジサシ、オオアジサシ、オオミズナギドリ
海鳥・海洋保全への脅威
- 移入種(ノヤギ)による植生の消失と裸地化による表土の流出
- 上陸制限によるアホウドリの調査・保全への遅れ
保全活動
なし
八重山諸島
環境構成

八重山諸島は沖縄本島から約400㎞に位置する、日本最南西端の島々で、石垣島を中心に、西表島、黒島、竹富島、小浜島、新城島、鳩間島、波照間島、与那国島などの有人の島及び、20近くの無人の島から成る。
石垣島、西表島ではベニアジサシ、エリグロアジサシが多く繁殖している。周辺海域は、石垣島、竹富町の島々を結ぶ保礁型のサンゴ礁が発達しており、沿岸生物にとって多様な生息場所で、豊かな漁場に恵まれている。西表島の北部や西部、石垣島の北西部などでは、荒礁、内湾、砂浜が混在して沿岸海域に多様性を与えている。
西表島の南西方には、仲の神島をはじめ中ノソネ、台湾ソネなどが点在し、マチ類の一本釣り等の好漁場となっている。特に、与那国は黒潮源流域に位置し、カツオ、マグロ、カジキ等の回遊魚の好漁場となっている。主な産業としては、農業(サトウキビ、パイン、牧草)、公共事業、周辺海域では定置網などの漁業が行われている。
海鳥の繁殖地の保護指定
- 国指定西表鳥獣保護区(特別保護地区)
- 国指定与那国鳥獣保護区
- 国指定名蔵アンパル鳥獣保護区(特別保護地区)
- 国指定仲の神島鳥獣保護区(特別保護地区)
- 西表国立公園(特別地域)
- 国指定天然記念物仲の神島
- ラムサール条約湿地名蔵アンパル
繁殖している海鳥
アカアシカツオドリ、カツオドリ、クロアジサシ、マミジロアジサシ、セグロアジサシ、エリグロアジサシ、オオアジサシ、ベニアジサシ、コアジサシ、オオミズナギドリ、アナドリ
海鳥・海洋保全への脅威
- シーカヤックなどのアウトドア活動による繁殖地への影響
- 人が接近することによる繁殖地の攪乱
保全活動
- 環境省(モニタリングサイト1000調査 小島嶼・海鳥)
- 日本野鳥の会西表支部(アジサシ類のモニタリング調査)
- 東海大学沖縄地域研究センター(海鳥の調査・研究)
- 西表の海亀を守る会(海鳥の産卵調査と保護)
- 環境省(国際サンゴ礁研究モニタリングセンター)
- 石垣市教育委員会(NPOと共催した小中学生への環境教育)
- 八重山漁協(イソフエフキの産卵期間の禁漁区域設定)
沖縄島沿岸離島
環境構成

沖縄本島周辺の大小さまざまな小島や岩礁から成る。エリグロアジサシ、ベニアジサシ、マミジロアジサシが繁殖しているが、繁殖地は年による変化が大きい。ベニアジサシは、大きなコロニーをつくることが多く、慶伊瀬島、平安座浜比嘉、屋我地島、水納島、勝連、備瀬崎などで安定的に観察されている。
周辺海域の赤丸岬では、モズクなどの海藻類の養殖やウニ漁、ブダイ、フグ、タイなどの刺し網漁が行われ、慶伊瀬島ではウニ、イセエビ、タコの潜水漁業が行われている。
海鳥の繁殖地の保護指定
- 国指定屋我地鳥獣保護区(特別保護地区)
- 沖縄海岸国定公園(特別保護地区)
繁殖している海鳥
ベニアジサシ、エリグロアジサシ、マミジロアジサシ、セグロアジサシ、コアジサシ
海鳥・海洋保全への脅威
- 小島、岩礁などの釣り人の上陸による繁殖地の攪乱
- 釣り人のゴミ廃棄および漂流ゴミの増加
- ハシブトガラスなどの捕食者の増加
保全活動
- 赤丸岬
- ・今帰仁漁業協同組合(一定期間のウニ漁の禁止、オニヒトデ駆除活動、海岸清掃)
- トゥンジャ
- ・民間企業(アジサシ類の保全)
- 慶伊瀬島
- ・名護漁業協同組合(ウニの禁漁措置の実施)
枇榔島
環境構成

枇榔島(周囲約1.5㎞)は、門川町の沖合約3㎞にある無人島である。島では柱状節理が発達し、切り立った壁に囲まれている。カンムリウミスズメとオオミズナギドリが繁殖し、中でもカンムリウミスズメの世界最大の繁殖地となっている。
周辺海域では、磯建網(底網)、定置網、底引き網、延縄漁業が行われており、イセエビ、ヒラメ、カワハギ、ハモ、イワシ、マグロ、カツオなどが水揚げされる。
海鳥の繁殖地の保護指定
- 国指定枇榔島鳥獣保護区
- 日豊海岸国定公園
- 国指定特別天然記念物
- 枇榔島亜熱帯植物群落
繁殖している海鳥
カンムリウミスズメ、オオミズナギドリ
海鳥・海洋保全への脅威
- 釣り人によるゴミの廃棄によるカラス類の増加
- 環境変化による営巣環境の悪化
- 底引き網や刺し網、定置網漁などによる海鳥やウミガメの混獲
保全活動
- 環境省(モニタリングサイト1000調査 小島嶼・海鳥)
- 枇榔島調査研究会・日本野鳥の会宮崎県支部(カンムリウミスズメの標識調査)
- 門川高校(釣り針、釣り糸、ゴミの回収)
- 門川町役場(町役場主催による洋上でのカンムリウミスズメ観察会)
- 門川町教育委員会(町内の小中学校6校を対象とした門川の自然やカンムリウミスズメについての環境教育)
- 門川漁業協同組合・庵川漁業協同組合(魚資源保全のため磯建網漁の禁漁期を設定)
- 門川漁業協同組合(カンムリウミスズメの調査・観察会への協力、カンムリウミスズメウォッチングエコツアー、釣り人へのマナー啓発)
男女群島
環境構成

男女群島は、五島列島の南西約70㎞に位置する無人島群で、北から男島(約2.7㎢)、クロキ島(0.1㎢)、中ノ島(0.3㎢)、ハナグリ島(0.2㎢)、女島(1.3㎢)の5つの島と多数の小岩礁からなる。群島全体が国の天然記念物に指定されている。
周囲に対馬海流が分岐し、海鳥類の餌となる魚に恵まれることから、オオミズナギドリやカツオドリ等の集団繁殖地となっているほか、渡り鳥の中継地でもある。
暖流の影響を受け、真冬でも海水温があまり下がらないため、魚種が豊富で大型の魚も多い。主な産業は釣り(メジナやイシダイ)とダイビングである。
海鳥の繁殖地の保護指定
- 国指定男女群島鳥獣保護区(特別保護地区)
- 国指定天然記念物 男女群島
繁殖している海鳥
オオミズナギドリ、カンムリウミスズメ、ウミネコ、カツオドリ
海鳥・海洋保全への脅威
- 釣り人やダイバーが捨てるゴミや釣り針
保全活動
- 環境省(モニタリングサイト1000調査 小島嶼・海鳥)
- 男女群島僚船会(周辺海域の清掃作業)
有明海
環境構成

有明海には、日本の干潟の総面積の40%にもなる干潟がある。干満の差が日本最大で、約6mにもなる。この有明海を流れる潮流によって、河川から入る栄養分が攪拌され、多くのプランクトンとゴカイ類などの底生生物、そして、地域を特徴づけるムツゴロウやトビハゼ、ワラスボなどの多様な魚種が見られる。有明海奥部の「大授搦」や「昭代干拓」、「荒尾干潟」、「新籠」は、オオソリハシシギやメダイチドリなどシギ・チドリ類の貴重な中継地となっており、クロツラヘラサギやズグロカモメ、ツクシガモの越冬地ともなっている。また、絶滅危惧種のベニアジサシの国内最大の繁殖地(三池島)を有する。
有明海では、ノリ養殖とアサリ漁が盛んで、また、伝統的な漁法として、四つ手網漁(棚じぶ漁)やムツゴロウ漁(ムツカケ)、ワラスボ漁(スポカキ)などが今も行われている。
当地域の保全とワイズユースを目的に、「東よか干潟」、「肥前鹿島干潟」、「荒尾干潟」は、ラムサール条約湿地に登録され、国指定鳥獣保護区(特別保護地区)にも制定されている。
海鳥の繁殖地の保護指定
なし
繁殖している海鳥
ベニアジサシ、コアジサシ
海鳥・海洋保全への脅威
- ベニアジサシの繁殖地である三池島(人工島)の老朽化
- ハシブトガラスによる雛や卵の捕食
- トビイロシワアリによる雛の死亡
- 釣り人の上陸による繁殖攪乱、ゴミの放置
保全活動
- 日本野鳥の会筑後支部・熊本県支部(調査・普及活動)
机島
環境構成

福岡湾の出口、玄界灘に面する玄海島の南西にあり、大机島と小机島の二つの島からなる。大机島北側の崖地は、ウミウやヒメウの休憩地として利用されている。
周辺海域では、アワビ、サザエの採介漁業やタイ、アジ、イカ、マダイなどの漁が行われている。
海鳥の繁殖地の保護指定
- 県指定玄海島鳥獣保護区
繁殖している海鳥
カンムリウミスズメ
海鳥・海洋保全への脅威
- 釣り人の上陸(瀬渡し船)に伴う移入種(ネズミ類)の侵入と海鳥の捕食
- 博多湾における海底資源開発による影響
保全活動
- 日本野鳥の会福岡支部(玄界島や大机島、小机島を含む海域の海鳥調査)







