プロジェクトの実施地

The forest of the fish owl シマフクロウの森を育てよう!プロジェクト ~生物多様性と森林吸収量~

知床地区 持田野鳥保護区シマフクロウ知床(15.1ha)内の森林伐採跡地

この野鳥保護区は、知床世界自然遺産地域の隣接地で、現在シマフクロウが一つがい営巣しているとても重要な場所です。法的な保護の対象ではなかったこの地を、持田勝郎氏からのご寄付を元に2009年に購入し、野鳥保護区としました。この保護区内の約4haの土地がすでに伐採されていました。ここに森をつくることで、将来シマフクロウが利用することが期待できます。
※この保護区はシマフクロウの保護のため、立ち入りはできません。また所在地も公表しておりません。

根室地区 渡邊野鳥保護区ソウサンベツ(368.1ha)内の森林伐採跡地

この野鳥保護区は、風蓮湖の国設鳥獣保護区の隣接地で、タンチョウの営巣地として重要な湿原があります。法的な保護の対象ではなかったこの地を、渡邊玲子氏からのご寄付を元に2002年に購入し野鳥保護区としました。この保護区内には湿原の他に約200haの森林があり、さらに、すでに森林が伐採されていた場所もありました。この保護区内には現在シマフクロウはいませんが、周辺に生息することが確認されていますので、ここに森をつくることで、将来シマフクロウの新たな営巣地となることが期待されます。
※この保護区はおかげさまですべての区画にご協賛いただきました。植樹地のご案内やCSR活動などにご利用いただけます。

植樹種


ミズナラ

ヤチダモ

ハルニレ

ケヤマハンノキ

イタヤカエデ

ご協賛のご案内

The forest of the fish owl シマフクロウの森を育てよう!プロジェクト ~生物多様性と森林吸収量~

知床地区

おかげさまで全区画ご協賛いただきました。ありがとうございました。

植樹について

植樹地:
「持田野鳥保護区シマフクロウ知床」 500㎡/1区画
植樹時期:
2012年6月(ご協賛募集中)  2011年6月・2010年6月(申込終了)
樹種:
ハルニレ・ミズナラ・イタヤカエデ・ケヤマハンノキ・カツラ・ヤチダモ等の広葉樹 100本/1区画
※立ち枯れなどによる消失リスクを考慮した植栽率です。

ご協賛について

ご協賛額:
1区画 25万円
協賛金内訳:
植樹費用(苗木購入、整地、植え付けなど)・管理費用(植樹後5年間の巡回・管理・事務作業)・監査費用(二酸化炭素吸収量算定、認証評価)
募集区画数:
2012年 20区画(申込終了)  2011年20区画・2010年 20区画(申込終了)

ご協賛いただくと

  • 植樹証明書を発行いたします(森林吸収量CO2の参考値を明示)
  • プロジェクトロゴ(村上康成氏デザイン)をご使用いただけます
  • プロジェクトホームページにお名前掲載(任意)と区画のページを開設します
  • 年に2回現地からのニュースレターをお送りいたします
  • 他にも、CSR、ボランティア活動などご要望に応じ、対応いたします

お申込み・お問合せ

公益財団法人 日本野鳥の会 サンクチュアリ室 担当:富岡(トミオカ)・竹前(タケマエ)
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23丸和ビル
TEL:03-5436-2634  FAX:03-5436-2635  メール:[email protected]

根室地区

おかげさまで全区画ご協賛いただきました。ありがとうございました。

植樹について

植樹地:
「渡邊野鳥保護区ソウサンベツ」 170㎡/1区画
植樹時期:
2009年7月(申込終了)
樹種:
ハルニレ・ミズナラ・ケヤマハンノキ・ヤチダモの広葉樹 100本/1区画※
※気候条件を踏まえ、立ち枯れなどによる消失リスクを考慮した植栽率です。

ご協賛について

ご協賛額:
1区画 40万円 ・ 小口1万円
協賛金内訳:
植樹費用(苗木購入、整地、植え付けなど)・管理費用(植樹後5年間の巡回・管理・事務作業)・監査費用(二酸化炭素吸収量算定、認証評価)
募集区画数:
2009年 8区画 小口 120口(申込終了)

このプロジェクトは

The forest of the fish owl シマフクロウの森を育てよう!プロジェクト ~生物多様性と森林吸収量~

日本野鳥の会の野鳥保護区は、タンチョウやシマフクロウなど希少な鳥類が生息している場所を保護する目的で設置されています。しかし、買取った土地の一部に、すでに森林が伐採されて荒れ地や放牧跡地となっている土地が含まれている場合があります。そこで、もとは森林であった場所に地元産の樹木を植え、本来の環境をとりもどすことで、以下の3つを同時に実現するのが、このプロジェクトの目的です。

プロジェクトのしくみ

みなさまからいただいた区画単位のご協賛金は、植樹費用、5年間の管理費用、事務費用、評価費用などプロジェクトの実施費用にあてられます。
植樹後5年間は、下草刈りやエゾシカの食害を防ぐための柵の設置など、植樹直後の苗木が無事育つように管理作業を行ないます。その後も、現地野鳥保護区事業所のスタッフが定期的に巡回、管理し、日本野鳥の会が存続し非常に大きな方針の転換がない限りは、森を管理し続けます。
植樹による二酸化炭素の吸収量の算定をカーボンオフセットプロバイダーに依頼し、植樹証明書に明記して協賛者へお渡しします。
プロジェクト全体の環境影響評価、リスク評価を第三者機関に依頼し、その結果を公表します。また問題点が指摘された場合は、改善につとめます。
プロジェクトの進行のようすは、ホームページやニュースレターで協賛者へ報告すると同時に、日本野鳥の会の機関誌やイベントを通し広報します。

(1)種の保全 シマフクロウが自然営巣する森づくり


直径1.5mほどのミズナラの大木。
樹齢は200年以上

シマフクロウは極東地域に分布し、日本では、北海道および北方領土にのみ生息する全長70cm翼開長180cmほどもある世界最大級のフクロウです。しかし、近年の森林の減少やエサをとる河川の環境悪化により急激に数を減らし、現在国内では140羽50つがいが生息するのみとなってしまいました。レッドデータブックでは絶滅危惧IA類(CR)に指定されており、ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種として、その保護が希求されています。日本野鳥の会でもさまざまな形でその保護につとめています。
シマフクロウの巣は直径1mを超える巨木にできた洞です。このような木が育つには100年以上の年月がかかり、一度森林が破壊されてしまうとその回復は非常に困難です。現在は、シマフクロウ用の巨大な巣箱を設置することで営巣木不足を補っています。このプロジェクトでは、営巣木としてよく使われるミズナラやハルニレなどの木を植え、100年先をみすえてシマフクロウが人の手を借りずに繁殖できる森を作ります。

(2)生物多様性の回復 多様性ゆたかな生物がくらす森づくり

2010年10月愛知県名古屋市において、生物多様性条約締約国会議(COP10)が日本で初めて開催されました。この条約は1992年5月に締結され、世界の生物多様性を保全するための具体的取り組みが検討されています。現在、日本を含め現在190カ国以上が加入しています。国家レベルの活動だけではなく、企業や個人にもさまざまな形で生物多様性の維持・回復に貢献していくことが求められています。
このプロジェクトでは、本来の自然環境が損なわれた場所に地元産の樹木を複数種植えることで、元の環境の復元に取り組んでいます。苗木が育ち大きな森になるのには長い年月がかかりますが、その間にも多くの生物がくらす環境が徐々に作られてゆき、生物多様性が向上します。

(3)二酸化炭素の吸収 地球温暖化をふせぐ森づくり


植樹直後のイタヤカエデ

地球温暖化防止への大きな役割を期待されている森林による二酸化炭素の吸収量は京都議定書目標達成計画にて3.8%分(4767万トン)が目標とされています。一方で森林の減少に伴う排出量は240万トンといわれています。
このプロジェクトでは、ミズナラ、ハルニレなどの広葉樹を植樹しています。天然林広葉樹の場合年間約5トン/ha※のCO2を吸収します。プロジェクトの実施地と植樹する苗木の樹種から吸収量の算定を行ない、その値を公表するとともに証明書に明記して協賛者へお渡ししています。植樹地がシマフクロウがすめる森に育つ過程で地球温暖化防止に寄与することができます。


※根室地区では同様の広葉樹の植樹により、262t-CO2/haの炭素を吸収できます

シマフクロウの森を育てよう!プロジェクト

餌台(バードフィーダー)の管理について

餌台(バードフィーダー)を設置する時の注意

2009年3月6日掲載
(2009年4月2日更新)

餌台(バードフィーダー)は、自宅にいながら、野鳥を間近に観察することができるツールですが、衛生管理を徹底して、節度をもって行わないと野鳥に感染症が広がることが起こり得ます。

2009年1月以降、北海道旭川市内でスズメが死んでいるとの道への情報が相次ぎ、現在までに50羽以上の死がいが確認されているとのことです。その内、旭川市旭山動物園が、家庭の庭先で見つかった死がいと餌台の周りにあった糞を採取して調べたところ、高確率でサルモネラ菌が検出されたことなどから、サルモネラ菌の一種による感染症の流行とみられています。糞などで不衛生な餌台にスズメが集まり、スズメ同士の感染拡大が起きたことが考えられます。

自然界においては他にもさまざまな野鳥の死因が考えられ、現時点で今回すべてのスズメの死因がサルモネラ菌とは断定できないものの、人為的な影響による野鳥の感染症の拡大を防ぐためにも、餌台を設置する時は、以下の点に十分注意してください。

餌台(バードフィーダー)は清潔にし、管理を十分に

餌台を不潔にしておくと、思わぬ事態を招く場合があります。今回のケースだけでなく、2005年から2006年にかけて北海道で発生したスズメの大量死についてもサルモネラ菌の一種が原因であった可能性が指摘されています。

サルモネラ菌は感染した野鳥の糞とともに排泄され、餌や水を介して流行が広がります。また土壌などの環境中にも少量は存在し鮮度の落ちた食物の中で急激に増殖することもあります。サルモネラ菌に限らず、古い餌や汚れた水はいろいろな病気の感染を拡大させる原因となります。餌台によって野鳥の健康を損ねないよう、清潔で適切な管理をするようお願いします。

もしも病気の流行がおきた場合は、一時、餌台を撤去する等の対応が必要です。そのような流行情報が入った場合、引き続き当会ホームページ等でお知らせしますので、対処方法等をご確認ください。

  • 空間にゆとりをもって設置
    複数の餌台(バードフィーダー)を集中して設置すると、多くの野鳥が群がり見ていて楽しくなります。しかし、限られた場所で野鳥が群がる状態は野鳥にとってストレスですし、喧嘩による怪我や免疫の低下、個体同士の直接的な接触や排泄物の摂取が増えることなどにより、病気に感染しやすくなります。過密な状態をつくらぬよう、餌台は空間にゆとりをもって設置してください。
  • 餌は新鮮で清潔、適切な種類のものを
    新鮮で清潔な質のよい餌を準備し、筒型は一度に多くを入れすぎない、オープン型は毎日新しい餌と入れ替えてください。長期に渡って保管した餌の使用や、高温多湿な場所での保管は避けてください。殻つきの種子や新鮮な果物などの適切な種類の餌を選ぶのも大切です。残飯やスナック類などはくれぐれも使わないでください。
  • 餌の量を調整し、節度ある量に
    清潔を保つためにも、1日で食べきる程度の餌を入れてください。初めて設置する方は、様子を見ながら餌の量を調整してください。大量の餌を長期間にわたって与えすぎると野鳥の健康だけでなく、行動や生態にも影響が出る場合があります。一度に大量の餌を置かないようにし、適度な数が時々訪れる程度の節度ある量にしてください。
  • 餌台(バードフィーダー)の清掃は手袋着用で、作業後は手洗いを
    餌台の清掃は専用の清潔な手袋を着用して行い、餌の補充などで餌台を触った後には、石けんなどでよく手を洗ってください。手洗いは、人と動物の共通感染症を防ぐための基本的な注意です。
  • 餌台(バードフィーダー)とその周りや地面はこまめに掃除する
    餌台や水場(バードバス)に糞が付着している場合は取り除き、容器を洗ってください。また月1~2回※1を目安に消毒しましょう。家庭用塩素系漂白剤等※2を用いて所定の通りに漬けおきして消毒し、その後よく水で流し乾燥させてから使ってください。
    食べこぼして糞とまじったような餌は病気の流行や拡大の原因となります。雨で濡れた餌にはカビや細菌がふえやすくなりますので特に注意が必要です。また、餌台の周囲の土壌※3が糞で汚染されるとそこに病原体が長期に渡って保存されてしまうこともあります。ネズミやハエなどが集まるのも好ましい状況ではありません。餌台の上はもちろんのこと、周りや地面に落ちた糞や餌は必ずこまめに掃除して取り除いてください。
  • 尖ったところがあれば補修を
    餌台(バードフィーダー)に尖った箇所や、鋭い角等があると野鳥の体に傷がつき、傷口から病気に感染する場合があります。そうしたことのないように、餌台は時々点検し、危険な箇所があれば放置せず、すぐに交換や修繕をしてください。

※1もし餌台や近辺で感染症の流行が発生した場合にはさらに頻繁に行ってください。

※2塩素系消毒剤の代わりに熱湯消毒をする方法もありますが、その場合は5分程度煮沸しないと効果がありません。取り外せて高温に耐えるような容器(陶器やステンレスなど)では有効ですが、野外で台の表面にお湯をかけた程度のやり方では効果はほとんど見込めませんので注意しましょう。

取り外せない容器や容器の周囲の台などにはアルコールや塩素系消毒剤をスプレー等で吹きかける方法がありますが、それらでは短時間の不十分な効果しか得られません。特にアルコールはすぐに揮発するので浸透性の無い材料ならば効果がありますが、木質のような材料には表面的な短時間の効果しかありませんので注意しましょう。

サルモネラ菌など木質の中で長期に渡り保存されてしまうような病原体もあります。そのような感染症が発生した場合には、上記の消毒剤を表面にスプレーする程度では流行の拡大を完全に防止することはできません。木質の材料を用いる場合はシーズンごとに新しいものに交換する、実際に感染症が発生した餌台は廃棄するなど、陶器やステンレスの容器とはまた別の配慮が必要です。

※3病原体によっては、病気の鳥の糞などにより餌台の周辺の土壌が汚染されると、そのまま長期に渡って土の中に保存される性質のものがあります。餌台で発生しやすい感染症ではサルモネラ菌がその代表です。土壌の消毒は前述のような家庭用塩素系消毒薬やアルコールなどの消毒薬ではできません。

もし濃厚に汚染された場合には、土の入れ替えなどの根本的な対策をしない限り完全な除去はたいへん困難で専門家用の土壌消毒薬を用いても影響が出なくなるまで数ヶ月またはそれ以上もかかります。そのような場合は、1年~2年は餌台を用いるのを止めるのがベストです。サルモネラ菌であっても1年以上土を休ませれば徐々に菌の数は減少していきます。

そして再開する場合は少量の餌からはじめて鳥の様子をよく観察しながらにしてください。もしどうしても餌台を楽しむのを続けたい場合には場所を完全に変えてください。

季節を選んで設置してください

野鳥の多くは春から夏の子育ての期間、昆虫など、それぞれの種に適した動物質の餌を主食にしています。不適切な栄養成分の餌を与えられるとヒナは健康に育つことができません。自然界に食物が豊富な春~夏にかけては、餌台(バードフィーダー)を置くのは控えてください。

監修:阿寒国際ツルセンター 渡辺ユキ獣医師

伊万里市・長浜干拓地のナベヅル・マナヅル飛来状況2012-2013

11月2日 今季初飛来 マナヅル成鳥2羽(つがい)が飛来しました。
今年も長浜干拓地にツルが越冬しにやってきました。地元で長年観察されている伊万里鶴の会によると、行動や干拓地の利用場所などから、毎年この干拓地で越冬しているつがいの可能性が高いということです。昨年は10月26日と越冬期の早い時期からやってきて、春の渡りの時期までずっと過ごしていました。今年も継続して利用してくれることを期待しています。

刈り取り後の干拓地(水田)で落ち穂を探すマナヅル
(写真提供:伊万里鶴の会 一ノ瀬秀春氏)
干拓地の地面
 
11月17日 大雨の干拓地
今日は朝からどしゃぶりの雨でした。午後には晴れましたが、干拓地は水はけが悪いので一面水浸しです。

長浜干拓。入口にあるプレハブは監視小屋  
水の中でエサを探すツル。落ち穂を見つけられるかな? 右はアオサギ  
 
12月5日 マナヅル27羽の群れが立ち寄り
伊万里市は、マナヅル、ナベヅルの繁殖地からの渡りのルート上にあるため、移動途中の個体が一時的な休憩場所として立ち寄ることがあります。数日もしくは数時間の間、エサを食べて栄養補給をしたり、羽を休めたりします。
ツルは基本的に家族ごとになわばりをもって行動します。先に飛来しているつがい(便宜上、つがいAと呼ぶ)がこの群れに対してどういう行動をとるのか観察したところ、見つけるや否や、鳴き合い(※)をしながらずかずかと歩いて群れに近づき、干拓地から追い出そうとしました。相手が多くても全くひるまず、気の強さはピカイチです。
群れは長浜干拓で一晩を過ごし、翌朝の10時頃飛び立っていきました。
※オスとメスが交互に鳴き合う。求愛のほか、相手を威嚇するときも行う。

写真提供:伊万里鶴の会 一ノ瀬秀春氏  
 
12月6日 マナヅル4羽の家族(成鳥2羽、幼鳥2羽)が飛来
群れが飛び去ってしばらくして、今度は4羽の家族が飛来しました。やはりつがいAがやってきて追い払い行動をしましたが、この家族は諦めずに干拓地に居続けました。落ち着いた様子から、おそらく昨年度も飛来したツルではないかと思われます。

写真提供:伊万里鶴の会 一ノ瀬秀春氏
 
12月28日 現在マナヅル6羽(1つがい、1家族)が越冬
今日からバリケードが撤去され、干拓地内を人が通行するようになりました。そのためか、初めの2~3日は、6羽すべてが長浜干拓から姿を消しましたが、その後は再び利用するようになりました。
※バリケードの詳細については、2012年度ツル保護事業の取り組みを参照

 
12月30日 マナヅル2羽が立ち寄り
夕方に長浜干拓に飛来し、翌朝には飛んでいきました。
 
2月4日 ツルと仲良し?
ツルの足元に何かがいると思い、良く見てみると……。

ヒシクイです。九州ではまれに見られる冬鳥。

このヒシクイ、なぜかツルにぴったりくっついて行動していました。

ツルが歩くとヒシクイもトコトコ…
 
2月9日 マナヅル約320羽が立ち寄り
15時頃、13羽のマナヅルが長浜干拓に飛来し、そこから次々とマナヅルが飛来しました。
その数約320羽!

フレームに収まらないほどの数 (写真 伊万里鶴の会 一ノ瀬秀春氏)

鹿児島県出水市では、同日9時頃にマナヅルの北帰行が確認されていますので、
おそらくその一部が伊万里市に立ち寄ったのではないかと思われます。

(出水市の北帰行 2013年1月29日 マナヅル18羽
            2月3日 マナヅル11羽
            2月9日 マナヅル1031羽、ナベヅル3羽)

翌朝9時半から10時にかけて、すべて飛び去って行きました。
これまでの6羽は引き続き越冬しています。

 
2月17日 マナヅル115羽が立ち寄り
13時頃、大きな群れが長浜干拓に飛来しました。この日は、出水市でマナヅル144羽が飛び立っているので、おそらくその一部が休憩に立ち寄ったと思われます。
今回は、20日の朝まで滞在しました。天気が良いと翌朝に旅立つことが多いですが、17日の夜から19日まで雨だったため、長浜干拓で天気が回復するのを待っていたようです。

  (写真 伊万里鶴の会 一ノ瀬秀春氏)
 
2月20日 越冬しているマナヅル6羽、もうすぐ北帰行?
日中、越冬していた6羽が一斉に飛び立ち、干拓地の上空を旋回上昇する姿が見られました。長距離を移動する際にこうした行動が見られるので、北帰行かと思われましたが、1時間ほどで干拓地に戻ってきました。
1週間ほど前から、普段は対岸の木須干拓周辺を利用している家族B(2羽の子連れ家族)が、つがいA(成鳥2羽)と一緒に長浜干拓を利用するようになりました。なわばり意識が弱まり、群れになるのも北帰行の前に見られる傾向です。
 
2月21日 当地で越冬中のマナヅル6羽が北帰行しました
朝10時半頃、長浜干拓で越冬していた6羽が一緒に北へ飛んでいきました。
夕方になっても戻ってこなかったので、北帰行したと思われます。
これから繁殖地まで長い旅路です。無事にたどり着き、来年また姿を見せてくれますように!
 
3月4日 マナヅル2羽が立ち寄り
まだ多くのツルが出水市に滞在しているので、立ち寄りが見られます。
このツルたちは、翌朝飛び立っていきました。
 
3月22日 ナベヅル35羽が立ち寄り
ナベヅルの飛来は、長浜干拓では今年度初です。出水市では今シーズンはナベヅルの北帰行が遅く、3月15日から本格的に始まり、22日の朝はナベヅル1808羽が飛び立ちました。
その一部と思われます。
翌朝飛び立っていきました。
 
3月25日 ナベヅル52羽が立ち寄り
出水で3日ぶりにナベヅル1161羽の北帰行があり、長浜干拓にも群れが飛来しました。
翌朝飛び立っていきました。
   

2012年-2013年越冬期まとめ

今シーズンは、マナヅルが496羽、ナベヅルが87羽飛来し、そのうち2家族合計6羽(成鳥2羽のペア、成鳥2羽・幼鳥2羽の4羽家族)のマナヅルが長浜干拓で越冬しました。滞在日数は、ペアが113日間、家族が79日間で、長期間に及びました。2月~3月の北帰行の時期には、出水地域から飛来したと思われる群れが複数回、長浜干拓を中継地として利用しました。

伊万里市・長浜干拓地のナベヅル・マナヅル飛来状況 2011-2012 年越冬期

10月7日~8日 マナヅル成鳥1羽が飛来しました。
10月7日夕方、長浜干拓地内でマナヅルの成鳥1羽が飛来しているのが今季初めて確認されました。昨年の長浜干拓地へのツルの飛来より21日早く、2003年の観察開始以来最も早い飛来になりました。このマナヅルには左足に「M91」、右足にカラーリング(上から水色・白)が装着されていました。この個体は翌10月8日朝に長浜干拓地を飛去しました。同日夕方に鹿児島県出水市で確認されたため、移動途中で長浜干拓地に立ち寄ったものと思われます。


(写真:伊万里市提供)

10月7日補足
この足環付きマナヅルがどこで放されたのかについて、(財)山階鳥類研究所に問い合わせたところ、1995年1月29日に鹿児島県出水市で放鳥されたもの(その年生まれの幼鳥)とわかりました。
なおこの個体は、飛翔中、右足が少し下がっていて、異常があります。同研究所によりますと、すでに2009年3月にはこうした足の異常が見られたことが、韓国からの報告でわかっているそうです。
「恐らく右足は指関節の少し上で一旦骨折し、自然治癒していると思われます。左足指にも異常が見られ、骨折等を伴っているでしょう。両足にこのような異常が見られているのは、足環装着に起因するのではなく、何かに挟まったとか、飛翔中に電線への衝突したとかいう、何らかのアクシデントがあったと思われます。」とのことでした。

10月26日 マナヅル成鳥2羽が飛来しました。
10月26日、長浜干拓地にマナヅル成鳥2羽が新たに飛来しました。長浜干拓地に飛来してすぐに非常に慣れた様子で田んぼをついばむ様子などから、毎年飛来しているペアではないかと考えられています。昨年の飛来が10月28日でしたので、2日早い飛来となります。


(写真:伊万里市提供)

10月31日 ナベヅル1羽が一時飛来しました。
10月31日8時30分頃、ナベヅル成鳥1羽が飛来しました。しかし、10時頃に飛去しました。
11月1日 ナベヅル幼鳥3羽が飛来しました。
11月1日16時55分頃、ナベヅルの幼鳥3羽が飛来しました。10月26日に飛来したマナヅル2羽と一緒にネグラをとっており、昼間も近くで行動する姿が観察されています。


10月26日に飛来したマナヅル2羽と飛来したナベヅル3羽
(写真:伊万里市提供)

11月2日 マナヅル3羽(成鳥2羽、幼鳥1羽)が確認されました。
11月1日夕方にツル類と思われる3羽が長浜干拓地に飛来しました。暗かったため種類の確認ができませんでしたが、翌2日早朝にマナヅル3羽と確認されました。しかし、10月2日夜の確認を最後に、以降は観察はされていません。


(写真:伊万里市提供)

現在、長浜干拓地には、10月26日に飛来したマナヅル2羽と、11月1日に飛来したナベヅル3羽の計5羽のツル類が滞在しています。
【ツル滞在数5羽】

11月6日 ナベヅル7羽(成鳥5羽、幼鳥2羽)が飛来、飛去しました。
11月6日朝、ナベヅル7羽(成鳥5羽、幼鳥2羽)の群が飛来しました。しかし、11時頃に、10月26日から滞在しているマナヅル2羽に追われて、飛去しました。


左の2羽が今年生まれの幼鳥。幼鳥は額に赤い部分がなく、顔から首にかけてやや茶色がかっています。
(写真:伊万里市提供)

11月11日 ナベヅル6羽(成鳥5羽、幼鳥1羽)が飛来しました。
11月11日15時頃、ナベヅル6羽(成鳥5羽、幼鳥1羽)が飛来しました。干拓地内におりてすぐは、10月26日から滞在しているマナヅル2羽に追いかけられましたが、その後は分かれて、翌12日まで干拓地内に滞在しました。


(写真:伊万里鶴の会 一ノ瀬秀春さん提供)

11月12日 ナベヅル9羽が飛去しました。
11月12日7時40分に、11月1日に飛来したナベヅル3羽(幼鳥3羽)と、11月11日に飛来したナベヅル6羽(成鳥5羽、幼鳥1羽)が一緒に飛去しました。
11月12日 ナベヅル28羽が長浜干拓地上空を通過しました。
11月12日12時頃、長浜干拓地上空をナベヅル28羽が通過しました。これらの個体は鹿児島県出水市へ越冬のために向かう個体が上空を通過したものと思われます。


(写真:伊万里鶴の会 一ノ瀬秀春さん提供)

11月14日 マナヅル1羽(幼鳥)が飛来しました。
11月14日8時40分に、新たにマナヅルの幼鳥1羽が飛来しました。10月26日から滞在しているマナヅル2羽に近づくと、追われてしまうため、2羽とは距離を置きながら干拓地内に滞在しています。この様子は、当日午後に行ったデコイの設置作業の後にも、よく観察することができました。
この幼鳥は初めての越冬ですので、先に滞在しているマナヅル2羽が受け入れて、長浜干拓地で越冬してくれるように、地元の方々は見守っています。


(写真:伊万里鶴の会 一ノ瀬秀春さん提供)

12月17日 マナヅル4羽(成鳥2羽、幼鳥2羽)が飛来しました。
12月17日16時25分にマナヅル4羽(成鳥2羽、幼鳥2羽)が飛来しましたが、10月26日から滞在しているマナヅル成鳥2羽に追われ、翌日の18日8時47分に飛去しました。


(写真:伊万里鶴の会 一ノ瀬秀春さん提供)

長浜干拓地には現在、10月26日から滞在しているマナヅル成鳥2羽と11月14日から滞在している幼鳥1羽の合計3羽が滞在しています。
【ツル滞在数3羽】

1月18日 マナヅル6羽(成鳥4羽、幼鳥2羽)が飛来しました。
1月18日15時頃、マナヅル6羽(成鳥4羽、幼鳥2羽)が飛来しました。干拓地内では成鳥2羽、幼鳥1羽にそれぞれ分かれて2グループで行動していることから、2家族と見られています。


(写真:伊万里市提供)

長浜干拓地には現在、10月26日から滞在しているマナヅル成鳥2羽と、11月14日から滞在している幼鳥1羽と、今回飛来した6羽の合計9羽が滞在しています。
【ツル滞在数9羽】

1月21日 マナヅル6羽が飛去し、新たにマナヅル6羽(成鳥4羽、幼鳥2羽)が飛来しました。
1月21日11時頃、1月18日に飛来したマナヅル6羽(成鳥4羽、幼鳥2羽)が飛去しました。その後、12時15分にマナヅル3羽(成鳥2羽、幼鳥1羽)が飛来し、さらに13時10分にマナヅル3羽(成鳥2羽、幼鳥1羽)が飛来しました。飛来当初は飛去した6羽が戻ってきたものと思われましたが、観察を続けたところ干拓地内での行動や家族同士の様子から別個体と考えられています。
1月31日 マナヅル2羽(成鳥1羽、幼鳥1羽)が飛来しました。
1月31日9時22分にマナヅル2羽(成鳥1羽、幼鳥1羽)が飛来しました。日本最大のツルの越冬地である鹿児島県出水市では1月30日にマナヅルの北帰行が始まったことが確認されており、この2羽は出水市からの北帰行の途中で長浜干拓地に立ち寄ったものと考えられています。


(写真:伊万里市提供)

長浜干拓地には現在、10月26日から滞在しているマナヅル成鳥2羽と、11月14日から滞在している幼鳥1羽と、1月21日に飛来した6羽(成鳥4羽、幼鳥2羽)と今回飛来した2羽(成鳥1羽、幼鳥1)の合計11羽(成鳥7羽、幼鳥4羽)のマナヅルが滞在しています。
【ツル滞在数11羽】

2月11日 マナヅル5羽(成鳥4羽、幼鳥1羽)が飛来しました。
2月11日14時20分頃、マナヅル成鳥2羽が飛来しました。その後、16時30分頃にマナヅル3羽(成鳥3羽、幼鳥1羽)が飛来しました。
しかし、翌12日10時30分頃に、この5羽と、1月21日に飛来した内の3羽(成鳥2羽、幼鳥1羽)、1月31日に飛来した2羽(成鳥1羽、幼鳥1羽)の計10羽が飛去しました。
長浜干拓地には現在、10月26日から滞在しているマナヅル成鳥2羽、11月14日から滞在している幼鳥1羽、1月21日に飛来した3羽(成鳥2羽、幼鳥1羽)の計6羽が滞在しています。
【ツル滞在数6羽】

3月10日 マナヅル6羽が飛去しました。
3月10日9時過ぎに、長浜干拓地に残っていたマナヅル6羽が飛び立ち、滞在していたツルはすべて北帰しました。
この6羽の内訳は、10月26日に飛来した成鳥2羽、11月14日に飛来した幼鳥1羽、1月21日に飛来した成鳥2羽、幼鳥1羽の3組です。2月12日に10羽が飛去して以降、干拓地に滞在していました。
この6羽は3月10日までに、合計6回、飛去しようとしては戻ってくることを繰り返しており、6回めの3月3日は10:00に飛び立って3月4日の朝までは不在でしたが、3月5日の14:00頃に戻ってきているところが確認されていました。6回も飛び立っては戻ることを繰り返した理由は、曇りで視界が悪かったり、北からの風が強かったりしたことが理由として考えられますが、はっきりとは分かっていません。

10月26日から滞在していた2羽のマナヅルの滞在日数は136日間で、2007年度と2010年度に記録した112日間を抜いて、過去最長の滞在日数となりました。
【ツル滞在数0羽】

2011年-2012年越冬期まとめ

  • 2011年10月から2012年3月までの期間に、長浜干拓地にはマナヅル30羽(成鳥20羽、幼鳥10羽)とナベヅル17羽(成鳥11羽、幼鳥6羽)の計47羽のツル類が飛来し、28羽のナベヅルが上空を通過しました。
  • 10月26日から3月10日までの136日間滞在したマナヅル成鳥2羽と、11月14日から3月10日までの117日間滞在したマナヅル幼鳥1羽の滞在日数は、2007年度と2010年度に記録した112日間を抜いて過去一番目と二番目の滞在日数となりました。

今年度もツルを見守ってくださった東山代土地改良区のみなさんをはじめとする農家の皆さん、伊万里市民の皆さん、ツルたちの観察記録をとってくださった伊万里鶴の会の皆さん、日本野鳥の会佐賀県支部の皆さん、そして伊万里市役所の皆さんに心から感謝申し上げます。

伊万里市・長浜干拓地のナベヅル・マナヅル飛来状況 2010-2011 年越冬期

10月28日マナヅル4羽(成鳥2羽、幼鳥2羽)が飛来しました。
10月28日14時15分、長浜干拓地内で成鳥2羽と幼鳥2羽のマナヅルの家族が飛来しているのを伊万里ツルの会の方が確認されました。長浜干拓地内で慣れた様子でエサを食べている様子などから、昨年度11月18日から2月21日まで滞在した2羽とその子供ではないかと考えられています。昨年より20日早い飛来となり、このまま滞在してくれることを地元の方をはじめ皆さんが期待しています。


(写真:伊万里市提供)


【ツル滞在数4羽】
(写真:伊万里鶴の会 一ノ瀬秀春さん提供)

11月7日ナベヅル4羽(成鳥3羽、幼鳥1羽)が飛来しました。
11月7日8時頃、成鳥3羽と幼鳥1羽が飛来しました。10月28日に飛来した4羽に追われるといったことはありませんでしたが、残念ながら10時30分頃に南方向に飛去しました。また、11月6日12時頃には地元の鳥獣保護員の石丸英輔さんが長浜干拓地上空を飛行するナベヅル23羽を観察されています。まだまだツルの移動の季節は続きますので、さらなるツルの飛来に皆さん期待しています。


【ツル滞在数4羽】
(写真:伊万里鶴の会 一ノ瀬秀春さん提供)

11月26日 ナベヅル4羽が長浜干拓地上空を通過しました。
11月26日16時15分、長浜干拓地の上空を4羽のナベヅルが通過しました。これらの個体は鹿児島県出水市へ越冬のために向かう個体が上空を通過したものと思われます。


【ツル滞在数4羽】
(写真:伊万里鶴の会 一ノ瀬秀春さん提供)

12月16日 マナヅル4羽が飛来しました。
12月16日11時頃、寒波とともに長浜干拓地に4羽のマナヅルが飛来しました。しかし、10月28日から滞在している4羽に追われ、10分ほどで飛去しました。


鳴き合う2家族の8羽のマナヅルたち


残念!
(写真:伊万里市提供)

12月28日 現在11羽!ツルたちは元気にしています。
長浜干拓地に、新たなマナヅル2群が到着しました。
12月27日13時30分過ぎ、マナヅル4羽が長浜干拓に飛来しました。今回は成鳥4羽です。朝鮮半島で過ごしていたものが寒波のために南下してきたのでしょうか。先に越冬していた4羽(現地では「伊万里太郎」親子と呼ばれています)は、この4羽に相変わらず追い出し行動をやっていますが、28日14時現在、干拓地にとどまっている、とのことです。
また12月28日10時ごろにも、新たにマナヅル3羽が飛来しました。これで、長浜干拓地に滞在しているツルは、合計11羽(すべてマナヅル)となっています。
長浜干拓地のツルたちの健康状態は、伊万里ツルの会や伊万里市役所のボランティアの皆さんにより毎日観察してチェックしていただいています。幸いなことに、今のところ高病原性鳥インフルエンザ等の病気の兆候は見られていません。11月に環境省により行われた「野鳥の高病原性鳥インフルエンザウイルス保有状況調査」でも、伊万里市内で採取されたカモ類のフンからは鳥インフルエンザのウイルスは確認されませんでした。
なお、伊万里市役所により干拓地内で行われていたツル類への給餌は、カモ類との接触の機会を増やしてしまう可能性もあるので、念のため停止されています。


(写真:伊万里鶴の会 一ノ瀬秀春さん提供)

1月2日 マナヅル7羽が飛去し、新たにマナヅル1羽が飛来しました。
長浜干拓地に12月27日に飛来した4羽と12月28日に飛来した3羽は、10月28日に飛来していた4羽に追われ残念ながら飛去しました。
その後、14時頃に新たにマナヅル1羽が飛来し、1月2日時点で長浜干拓地には5羽のマナヅルが滞在しています。
【ツル滞在数5羽】


(写真:伊万里鶴の会 一ノ瀬秀春さん提供)

1月6日 マナヅル2羽が飛来しました。現在合計7羽、健在です。
1月6日15時頃、長浜干拓地に新たなマナヅル2羽が飛来しました。1月6日現在、長浜干拓地では、10月28日に飛来した4羽、1月2日に飛来した1羽、1月6日に飛来した2羽の3グループに分かれて、合計7羽のマナヅルが滞在しています。
【ツル滞在数7羽】


(写真:伊万里鶴の会 一ノ瀬秀春さん提供)

1月10日 マナヅル14羽が飛来しました。
1月10日15時30分頃にマナヅル9羽(成鳥7羽、幼鳥2羽)が、17時30分頃にマナヅル5羽(成鳥5羽)が長浜干拓地に飛来しました。先住している4羽(10月28日飛来)に追われ、干拓地内にグループごとに点在していましたが、翌11日の朝に有田川対岸の休耕田で確認されたのを最後に姿が見えなくなってしまいました。
1月12日現在、長浜干拓地では10月28日に飛来した4羽、1月2日に飛来した1羽、1月6日に飛来した2羽の合計7羽のマナヅルが滞在しています。
【ツル滞在数7羽】

1月20日 マナヅル3羽が飛去しました。
1月20日12時頃、1月2日に飛来した1羽と1月6日に飛来した2羽が飛去しました。1月20現在、長浜干拓地で滞在しているのは10月28日に飛来した4羽のマナヅルのみになりました。
【ツル滞在数4羽】
1月26日 マナヅル4羽が飛去しました。
10月28日に飛来したマナヅル4羽の家族が、1月26日の朝に有田川対岸の木須町方向に向かったのを最後に確認されていません。ここ数年の伊万里における北帰行には1ヶ月ほど早いことから、餌不足等の理由で他の地域に移動した可能性が考えられます。現在、長浜干拓地に滞在しているツルはいません。
【ツル滞在数0羽】

2月1日 マナヅル4羽、再飛来
1月26日以来行方不明となっていたマナヅル4羽が、2月1日15時30分頃再飛来しているのが見つかりました。成鳥2羽、幼鳥2羽という構成が同じで、採食場所やネグラを使用している行動の様子から、以前と同じ家族だろうと考えられます。2月8日現在、長浜干拓地付近にとどまっています。
【ツル滞在数4羽】

2月16日 長浜干拓地にマナヅルが次々に飛来しています。
マナヅルの越冬シーズンが終わりに近づき、渡りのルートの途中にもあたる長浜干拓地には、他越冬地から北帰行の群が次々と立ち寄っています。

2月13日 マナヅル3羽(成鳥2羽、幼鳥1羽) が飛来
2月15日午前 マナヅル3羽(成鳥2羽、幼鳥1羽)が飛去

2月15日 15:30ごろ、マナヅル13羽が飛来 → この13羽のマナヅルの越冬地が判明しました!
2月16日 マナヅル13羽飛去

現在、長浜干拓地には、10月28日に飛来した4羽が残っています。
【ツル滞在数4羽】


2月15日に飛来した13羽のマナヅル
(写真:伊万里市提供)

2月21日 マナヅル4羽が飛去しました。
長浜干拓地に残っていたマナヅル4羽の家族(10月28日に今季初飛来)が2月21日に飛去しました。この家族の滞在日数は通算で112日間(途中、所在不明期間5日間あり)でした。
現在、長浜干拓地に滞在しているツルはいません。越冬していたマナヅルが去った日付は、これで2008年から4年連続で、2月21日に飛去したことになります。
【ツル滞在数0羽】

2月27日 マナヅル75羽が飛来しました。
2月27日14時30分に4羽、15時30分に71羽のマナヅルが飛来しました。これらのマナヅルは日本で最大のツルの越冬地である鹿児島県出水市で越冬していた個体の北帰行の一部が立ち寄ったものと考えられています。その後3月1日15時に57羽が飛去し、3月2日9時10分に18羽が飛去しました。現在、長浜干拓地に滞在しているツル類はいません。
【ツル滞在数0羽】


(写真:伊万里市提供)

2月15日に飛来したマナヅル13羽の越冬地が判明しました!

2月15日に長浜干拓地に現れたマナヅルは、13羽のうち1羽の左脚に赤い色の脚環がついていました。近隣の越冬マナヅルの情報と照らし合わせたところ、ちょうど同じ2月15日の朝、大分県宇佐市と豊後高田市にまたがる周防灘に面した水田地帯で越冬していたマナヅル13羽の群が飛び立っており、しかもこの中に赤い色の脚環をつけた1羽が入っていたことが、宇佐の自然と親しむ会会長の大塚雅雄さんからのご連絡で判明しました。
大塚さんのお話では、この群は2010年12月30日に宇佐市の海岸沿いの水田に現れた10羽に、1月1日に近くの塩田跡地に現れた3羽が合流したもので、3羽の中の1羽の左足に赤い脚環が着いていたそうです。同会の林譲治さんと田中弘さんが写真された結果、刻印された番号が読み取られたとのことです(赤地に白い文字で縦に「242」)。このマナヅルがどこで放されたかを山階鳥類研究所に問い合わせたところ、2010年5月20日になんと中国の内モンゴル自治区の自然保護区内で装着され、放鳥された成鳥であることが分かったとのことでした。
このことから、長浜干拓地が出水地方以外で越冬するツルにとっても、渡りの途中で休憩する場所になっていること、またその中に中国から飛来したマナヅルが少なくとも1羽はいたことが判明したのです。


右端の「赤242」は、中国内モンゴル自治区から飛来し大分県で越冬した後、伊万里に立ち寄ったことが分かりました(写真提供 田中弘さん。2011年1月10日大分県宇佐市乙女新田にて撮影)

2010年-2011年越冬期まとめ

  • 2010年10月から2011年3月までの期間に、長浜干拓地にはマナヅル123羽とナベヅル4羽が飛来しました。
  • 10月28日に飛来したマナヅル4羽の滞在日数は通算112日間で、過去最長記録となる2007年度の滞在日数と同じになります。

今年度もツルを見守ってくださった東山代土地改良区のみなさんをはじめとする農家の皆さん、伊万里市民の皆さん、ツルたちの観察記録をとってくださった伊万里鶴の会の皆さん、日本野鳥の会佐賀の皆さん、そして伊万里市役所の皆さんに心から感謝申し上げます。

伊万里市・長浜干拓地のナベヅル・マナヅル飛来状況 2009-2010 年越冬期

伊万里市・長浜干拓地のナベヅル・マナヅル飛来状況 2009-2010 年越冬期

11月18日 マナヅル2羽が飛来しました。
11月18日の午前11時頃、長浜干拓地内でマナヅル2羽を確認しました。
干拓地内で慣れた様子でエサを食べている様子などから、昨年度11月20日から2月21日までの94日間滞在した2羽でないかと思われます。


【ツル滞在数 2羽】
(写真:伊万里市提供)

11月21日 マナヅル成鳥2羽、幼鳥1羽が飛来しました。
11月21日の午前6時半頃、長浜干拓地内で新たにマナヅル成鳥2羽が飛来しているのが確認されました。しかし、11月18日から滞在している2羽に追われ、午前7時頃に飛去しました。
また、午前7時半頃にマナヅル幼鳥1羽が飛来しましたが、こちらも11月18日から滞在している2羽に追われ、午前11時頃に飛去しました。


羽を広げ威嚇する2羽


幼鳥を追う成鳥


幼鳥に羽を広げ威嚇する成鳥
【ツル滞在数 2羽】
(写真:伊万里市提供)

12月07日 マナヅル成鳥1羽が飛来しました。
12月07日の午後3時半頃、マナヅル成鳥1羽が長浜干拓地内に飛来しているのが確認されました。しかし、翌日の12月08日の午前11時半頃に飛去しました。
現在、長浜干拓地には11月18日に飛来したマナヅル2羽が滞在しています。
【ツル滞在数 2羽】
12月12日 マナヅル1羽が飛来しました。
12月12日にマナヅル1羽が長浜干拓地に飛来しました。
11月18日から滞在している2羽に追われながらも、上手く逃げ回り滞在していましたが、12月16日に飛去しました。


【ツル滞在数 2羽】
(写真:伊万里市提供)

1月27日 マナヅル2羽が飛来しました。
鹿児島県出水市でツルの北帰行が始まった1月27日の14時20分頃、マナヅル2羽が長浜干拓地に飛来しました。
昨年、北帰行の途中で立ち寄ったと思われるマナヅルの確認は2月12日でしたので、去年より2週間程早いことになります。
11月18日から滞在している2羽に追われながらも、長浜干拓地に滞在中です。


1月27日に飛来した2羽


11月18日から滞在中の2羽(左)に追われる飛来した2羽(右)
【ツル滞在数 4羽】
(写真:伊万里市提供)

2月4日 2月4日からマナヅルが次々に長浜干拓地に飛来しています。
これらのマナヅルは、鹿児島県出水市で越冬していた個体が北帰行の途中で立ち寄ったものと思われます。
2月4日 16時55分 マナヅル57羽飛来
2月5日 10時05分 マナヅル57羽飛去
2月7日 15時58分 マナヅル5羽飛来
2月8日 11時45分 マナヅル5羽飛去
2月9日 13時45分 マナヅル4羽飛来
長浜干拓地では現在、11月18日に飛来した2羽、1月27日に飛来した2羽、2月9日に飛来した4羽の合計8羽が滞在しています。


2月4日に飛来した57羽
【ツル滞在数 8羽】
(写真:伊万里市提供)

2月20日 2月9日から滞在していたマナヅル4羽が飛去しました。
2月20日 10時5分に、2月4日から滞在していたマナヅル4羽が飛去しました。
2月21日 11月18日から滞在していたマナヅル2羽と1月27日から滞在していたマナヅル2羽が飛去しました。
2月21日
10時30分頃、11月18日から滞在していたマナヅルが2羽と、1月27日から滞在していたマナヅル2羽が飛去しました。滞在期間は96日間で、2004年度からの観察開始では昨年度の94日間を抜いて過去2番目の滞在日数となりました。
過去の年度別の最長滞在日数は以下の通りです。
2004年度 2005年01月29日~2005年02月22日 25日間
2005年度 2005年12月24日~2006年02月18日 57日間
2006年度 2006年11月16日~2007年02月13日 90日間
2007年度 2007年11月02日~2008月02年21日 112日間
2008年度 2008年11月20日~2009年02月21日 94日間
2009年度 2009年11月18日~2010年02月21日 96日間
【ツル滞在数 0羽】
3月8日 マナヅルの新たな群(約280羽)とクロヅル1羽が到着しました。
ツルの渡りはまだ続いています。
「3月8日16時16分に、長浜干拓にマナヅル約280羽・クロヅル1羽が飛来しました。
最初は80羽ほどが飛来し、その後1時間程かけてこれだけの数になりました。3月9日現在も長浜干拓に滞在しています。」(伊万里市役所農山漁村整備課林務水産係 江崎早耶佳さんからの連絡)

これは、出水を飛び立ったマナヅルのうちの一部のようです。


【ツル滞在数 マナヅル約280羽、クロヅル1羽】
(写真:伊万里市提供)

3月12日 長浜干拓地に1羽のマナヅルが滞在しています。
3月8日に飛来していたマナヅル約280羽とクロヅル1羽の群は、3月11日朝にマナヅルの大半が飛去し、後にマナヅル12羽、クロヅル1羽が残りました。そこに同じ日の昼すぎ、新たに100羽のマナヅルが飛来しました。
翌3月12日の午前中にマナヅル111羽とクロヅル1羽が飛去し、後にマナヅル1羽だけが残りました。この1羽のマナヅルは足にケガをしているようすで心配しています。
【ツル滞在数 1羽】
3月14日 足にケガをしていたマナヅル1羽が飛去しました。
1羽だけ残り、足をケガして心配されていたマナヅルですが、3月14日の11時40分頃に無事に飛去しました。
現在、長浜干拓地に滞在中のツルはいません。
【ツル滞在数 0羽】

2009-2010年越冬期のまとめ

  • 2009年11月から2010年3月までの期間に、長浜干拓地にはマナヅル452羽とクロヅル1羽が飛来しました。
  • 3月8日に飛来したマナヅル280羽とクロヅル1羽の計281羽は、2004年度からの観察開始では
    一度に滞在した数として最高を記録しました。
  • 11月18日から2月21日までの96日間滞在していたマナヅル2羽は、2004年度からの観察開始では
    昨年度の94日間を抜いて過去2番目の滞在日数となりました。

今年もツルたちをあたたかく受け入れ、見守ってくださった東山代土地改良区のみなさんをはじめとする農家の皆さん、伊万里市民の皆さん、ツルたちの観察記録をとってくださった伊万里鶴の会、日本野鳥の会佐賀県支部のメンバーの方々、そして伊万里市役所の皆さんに心から感謝申し上げます。

伊万里市内に長期滞在中のナベヅル1羽

2006年12月25日から長浜干拓地から約16km離れた内陸地にある南波多町の徳須恵川脇の水田に滞在している1羽のナベヅルは、2011年10月28日現在も地域の人たちに見守られながら長期滞在しています。