カラーリングによる個体の移動追跡

捕獲した個体にはそれぞれ、環境省標識調査の金属足環と、遠方からの観察での個体識別を可能とするカラーリング(色足環)を装着しています。
カラーリングは、右足にアルファベットと番号の書かれた、それぞれの国で指定された色のリングをつけています。例えば、韓国は赤地に白文字、日本は黄地に黒文字、台湾は青地に白文字、香港は緑地に白文字などです。
また、右足のカラーリングが見えない、もしくは外れてしまった場合にも個体が確認できるように、左足には色のコンビネーションで個体識別を可能にするリングが装着してあります。
これにより国内外の観察者などから、山階鳥類研究所や日本野鳥の会へ観察情報が送られてきます。そしてそれら結果から、それぞれの個体がどれくらいの期間生きているのか?またどのように移動しているのかを知る手がかりとなっています。
例えば日本で捕獲した個体については、捕獲された12個体のうち、8個体が同じ越冬地に戻ってきたことや、人工衛星による追跡個体が立ち寄らなかった、新たな中継地に立ち寄ったことが確認されるなど、多くのことが分かってきています。
これらの結果については、更に情報があつまって結果が見せられるようになったら、改めてこのホームページでご紹介したいと思います。
これらの観察記録は、それぞれの生息地で観察されている皆さんからの情報が頼りですので、このようなクロツラヘラサギを観察されましたら、自然保護室まで情報をお知らせください。よろしくお願いいたします。


写真:Dr. Lee Ki-sup