「大船渡第一・第二太陽光発電所事業」に係る鳥類生息環境の保全に関する要望書を岩手県知事に提出しました

要望書を岩手県の担当職員に手渡す宮古支部長・関川氏要望書を岩手県の担当職員に手渡す宮古支部長・関川氏

2025年6月2日に当会は、日本野鳥の会宮古支部および日本野鳥の会もりおかの代表らとともに岩手県庁を訪問し、「大船渡第一・第二太陽光発電所事業」に係る対象事業実施区域と、その周辺における希少猛禽類や渡り鳥の生息環境の保全に関する要望書を岩手県知事宛てに提出しました。

当該事業の予定地の自然環境保全の観点にもとづいた以下の理由から、岩手県に対し当事業の白紙撤回を検討するよう、また、事業者に対し指導・勧告してくださるよう要望しました。

  • 岩手県の北上高地は、山林・牧野・農耕地・河川・湿原等が混在した多様で豊かな自然環境を有し、一年を通してさまざまな野生動植物が生育・生息していること
  • 同地はイヌワシ・クマタカ等の国内希少野生動植物の重要な生息地であり、ガン・カモ・ハクチョウ類等の鳥類の渡りルートにもなっていること。また、環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類および国内希少野生動植物種に指定されるオオワシ・オジロワシ等の越冬地であり、沿岸部の大船渡湾や広田湾ではコクガンも越冬していること
  • 事業予定地の多くは県立自然公園の区域内であり、予定地には鳥類に限らず、環境省レッドリスト2020やいわてレッドデータブックに掲載されている動植物が多く生息していること
  • 事業が計画通りに実施されれば、当該地域の自然環境は大きく変容し、さらには、土砂災害や山林火災等を含む環境への被害が発生する懸念があること
  • 当事業計画を県立自然公園内で進めることは、この地域の豊かな自然環境を末長く保全しようとする岩手県の方針に反する行為であること

意見書・要望書等