プレスリリース 2014.05.13
ツバメを守ろう!国際交流ボランティアプログラム “グリーン・ホリデー in 台湾”を開催します
(公財)日本野鳥の会(東京、会長:柳生博、会員・サポーター数約 5 万人)は、台湾の子どもたちとともに、ツバメを観察しながら湿地環境を守るボランティアツアー“グリーン・ホリデーin 台湾”の参加者募集を開始します。
9 月 13(土)~16 日(火)に開催する第 1 回は、ツバメが暮らす湿地の保全活動と、現地でツバメ調査を始めた小学校との交流、ツバメのねぐら観察などを行います。第 2 回(2015 年春予定)は、子どもたちとツバメの子育て調査に取り組みます。
日本と東南アジアを行き来するツバメは、台湾でも幸福の象徴として人々に親しまれています。本企画を機に、日本と台湾の国際協力でツバメが暮らしやすい環境を考え、アジアに広めていきます。
《実施概要》
●名称:ツバメを守ろう!国際交流ボランティアプログラム グリーン・ホリデーin 台湾
●日程:第一回 ツバメがくる湿地を守ろう 2014 年 9 月 13 日(土)~16 日(火)(3 泊 4 日)
●対象:18 歳以上の一般(定員 20 名)申し込み先着順に受付。定員に達し次第締め切ります。
●参加費:35,000 円(航空券代、プログラム中の移動交通費、食費(フリータイムを除く)、宿泊費、教材費を含みます)
●プログラム(予定)


- 1 日目:
- 日本から台湾へ移動、オリエンテーション
- 2 日目:
- 午前:関渡自然公園の訪問・フィールドワーク
午後:レンジャーとの交流
夕方:ツバメのねぐら観察会 - 3 日目:
- 午前:湿地を守る活動
水面を覆う植物を取り除き、ツバメの食べ物になるトンボなどの虫がすみやすい環境を整えます。
午後:子どもたちとの交流
ツバメの観察や学校ビオトープに取り組む、基隆市立深美小学校を訪問し、児童や先生と交流します。 - 4 日目:
- フリータイム、台湾から日本へ移動
≪プログラム詳細・お申込み、お問い合わせ≫
◆ホームページからオンラインで、または FAX,メール、電話でお申込みください。
申込み先:(株)日本エコプランニングサービス:http://www.jeps.co.jp
電話 03-5807-1691 FAX:03-5807-1692 e-mail: [email protected]
◆プログラムの詳細は、ホームページをご覧ください。http://www.wbsj.org/
その他プログラムに関する問い合わせ:(公財)日本野鳥の会 TEL03-5436-2625
【プログラム企画】(公財)日本野鳥の会 【旅行企画・実施】(株)日本エコプランニングサービス
【協力】Ecotourism Taiwan、石川県健民運動推進本部
この活動はトヨタ自動車株式会社のトヨタ環境活動助成プログラムの助成を受けて実施しています。
【本件のプレス関係者様からのお問合せ先】
〒141-0031 東京都品川区西五反田 3-9-23 丸和ビル
公益財団法人日本野鳥の会 施設運営支援室 電話:03-5436-2625(月~金) FAX:03-5436-2635
担当:岡本裕子 E-mail:[email protected] http://www.wbsj.org/
■国際交流で、ツバメの暮らしやすい環境を考える

世界に広く分布するツバメは、私たちにとって最も身近な野鳥の代表です。しかし近年日本では、身近な環境の変化により減少傾向にあるといわれています。原因として、食べ物となる虫が多くすむ田んぼや農地の消失や、住宅構造が変わり巣をつくる場所が減ったこと等が考えられます。
日本のツバメは、秋の訪れとともに約 4000 ㎞を旅し、東南アジアで越冬します。台湾は、アジア圏のツバメの繁殖地と越冬地、渡りの中継地が重なる「交差点」です。しかし、台湾でのツバメの生息状況は、あまり調べられておりません。台湾の郊外には、かつての日本でどこでも見られたような、緑豊かな田園風景が広がります。町並みは張り出したアーケードが連なり、ツバメが巣をつくりやすい空間を提供しています。しかしここでも、宅地開発等による環境変化が急速に進みつつあります。
そこでこのたび日本野鳥の会では、ツバメをテーマに環境保全ボランティアツアーを実施し、台湾と日本で協力してツバメが暮らしやすい環境を考えていくこととしました。ツバメは、空中を飛びながらユスリカやアブ、トンボなどの飛ぶ虫を捕まえて食べています。彼らが生きていくには、こうした虫がたくさん暮らせる湿地が必要です。第一回の活動では基隆市の湿地を覆う植物を取り除き、トンボや虫がすみやすい環境を整えます。また、ツバメ調査に取り組む小学校の子どもたちとの交流や、野鳥の貴重な生息地「関渡自然公園」の訪問交流などを行います。
■台湾の小学校によるツバメ調査

基隆市立深美小学校では、グリーン・ホリデーin 台湾に向けて、子どもたちによるツバメ調査が始まりました。2 月から試験的に学校周辺の通りにある巣を数え、周辺環境などを調べました。その結果、軒先がある建物で、タイル地よりもコンクリートの壁面にツバメの巣が多いこと、人や車の通りの多い通りに多いこと、軒先の無いニュータウンにはほとんど無いことなどがわかりました。観察時に住民の気持ちを聞いたところ皆友好的で、巣を除去したいという人はほとんどいなかったそうです。
深美小学校は、1998 年に設立されたニュータウンの学校で、周辺には新しい住宅が増えています。ツバメ調査を通じて、こうした環境変化も身近に感じられました。担当教員は「半都市型の子どもたちにもっと自然を身近に感じてもらいたいと考えていました。グリーン・ホリデーをきっかけにツバメの調査を始め、ツバメだけでなく、まわりの虫や植物、空を飛ぶタカなど、いろいろな生きものに子どもの目が向くようになり、思った以上に大きな効果がありました。」と期待を寄せています。
この調査は、石川県で 40 年以上続いている「ふるさとのツバメ総調査」をモデルに、現地NGOの協力を得て行われており、今後は同校の 4・5 年生 330名が継続的に活動します。
■石川県の小学生による「ふるさとのツバメ総調査」
石川県では、自然に親しむ心を育み、野鳥を愛する気持ちを高め、地域の人々と交流することを目的に、小学生による「ふるさとのツバメ総調査」が昭和 47 年から 40 年以上にわたり毎年行われています。県内の全公立小学校の 6 年生(221 校、約 13,000 人)が参加し、愛鳥週間(5 月 10 日~16 日)に、ツバメの親鳥の数、巣の場所と数などを記録します。国外では、2013 年に韓国の小学校がこの調査方法を取り入れました。台湾での展開は、今回が初めてとなります。







