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国際シンポジウム:大阪湾岸「いのち輝く」を未来へ―はじめよう!連携が生み出す豊かな生物多様性―開催のご案内
2025年8月19日
日本国内の主要な自然保護団体6団体(国際自然保護連合日本委員会、公益財団法人 日本野鳥の会、公益財団法人 日本自然保護協会、公益財団法人 世界自然保護基金(WWF)ジャパン、公益社団法人 大阪自然環境保全協会、日本野鳥の会大阪支部)は、大阪湾岸におけるネイチャーポジティブについて議論を深め、自然とともに生きる未来社会のデザインを考えるシンポジウムを2025年9月15日(月・祝)に大阪市立自然史博物館で開催します。当日はオンラインでシンポジウムの模様を視聴いただけます。
趣旨
現在、海洋と沿岸域は気候変動、開発、環境汚染など複合的な要因により危機的な状況に直面しています。生物多様性の損失や生態系サービスの劣化は、沿岸にくらす私たちの暮らしや経済にも直結する深刻な問題です。こうした課題に対して、自然の損失を止め、回復へと転じる「ネイチャーポジティブ」の視点は、これからの社会設計において不可欠な目標となっています。4月から開催中である2025大阪・関西万博では、「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマに掲げられ、自然との関係を見つめ直す契機でもあります。
本シンポジウムでは、藻場から湿地まで続く美しく豊かな沿岸の姿と、そこに生きる渡り鳥等による豊かな生物多様性を保全・回復していくことを目的に、英国王立鳥類保護協会(RSPB)から専門家を招聘し、国・地方自治体・企業・市民などの関係団体が一堂に会し、大阪湾岸におけるネイチャーポジティブについて議論を深め、自然とともに生きる未来社会のデザインを考えます。
開催概要
- 日時
- 2025年9月15日(月・祝)13:00~16:40(予定)
- 会場
- 大阪市立自然史博物館 講堂(定員170人)
ライブ配信、アーカイブ配信のURLはこちら(大阪市立自然史博物館のYouTubeページ) - アクセス
- 大阪市立自然史博物館
地下鉄 Osaka Metro 御堂筋線「長居(ながい)」駅より徒歩800m
(大阪市東住吉区長居公園1-23) - 参加について
- 申込不要、ただし会場での参加には博物館入館料(大人300円)が必要です。
プログラム
(敬称略)
13:00~13:15
- 開会挨拶
- 夏原 由博(大阪自然環境保全協会会長)
- 来賓挨拶
- マイケル・ブライス(在大阪英国総領事)
- 西村 学(環境省自然環境局 自然環境計画課課長)
13:15~13:40
- 基調講演
- 「沿岸域のネイチャーポジティブとは」道家 哲平(IUCN-J会長)
13:40~14:40
- 特別講演
- 「世界の視点で大阪湾を考える」(通訳あり)
- 渡り性水鳥の危機的状況と大阪湾岸の重要性(仮訳)
The critical situation of migratory waterbirds and the importance of Osaka Bay
ニコラ・クロックフォード(RSPB主任役員・シギチドリ研究員) - 沿岸生息地再生に関する国際的な事例研究から大阪湾を考える(仮訳)
The relevance International Case Studies in Coastal Habitat Restoration to Osaka Bay
ジェフ・キュー(RSPB湿地再興アドバイザー)
- 渡り性水鳥の危機的状況と大阪湾岸の重要性(仮訳)
15:00~16:25
- ディスカッション
- ⼤阪湾岸の⽣物多様性を⾼めるために〜「いのち輝く」を未来へ〜
- ファシリテーター
佐久間 大輔(大阪市立自然史博物館) - 登壇者(予定)
- 行政、企業(調整中)
- 日本野鳥の会大阪支部長 納家 仁
- 講演講師:道家 哲平、ニコラ・クロックフォード、ジェフ・キュー
- ファシリテーター
16:25~16:30
- 閉会挨拶
- 葉山 政治(日本野鳥の会理事・IUCN-J副会長)
共催
国際自然保護連合日本委員会、(公財)日本野鳥の会、(公財)日本自然保護協会、(公財)世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)、(公社)大阪自然環境保全協会、日本野鳥の会大阪支部、大阪市立自然史博物館
後援
日本景観生態学会、応用生態工学会、日本緑化工学会、環境アセスメント学会、関西自然保護機構、日本生態学会、環境社会学会、自然環境復元学会、環境科学会
助成
このイベントは2025年度環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けています。
助成名「SDGs万博市民アクション」
シンポジウムに関するお問い合わせ
シンポジウム開催事務局
E-mail:[email protected]
会場に関するお問い合わせ
大阪市立自然史博物館(担当 佐久間大輔)
TEL:06-6697-6221
E-mail:[email protected]
関連リンク
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