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2025年度 野外鳥類学講座「鳴き声による識別・調査入門編」を開催しました
2025年6月20日
5月31日(土)~6月1日(日)に、昨年に引き続き、長野県岡谷市で、おもに鳴き声を中心とした野外での野鳥識別のレクチャーと、簡単な鳥類調査を体験していただく、野外鳥類学講座「鳴き声による識別・調査入門編」を行いました。地元の長野県や関東近辺の他、愛知県、滋賀県、兵庫県から、研究者の方や調査会社の方、卒業論文の参考にしたい学生など、鳴き声や調査方法を学びたい14名の方に参加いただきました。
1日目は岡谷駅近くの貸会議室で、当会自然保護室の山本、奴賀が講師として、鳴き声での識別講座、ラインセンサスとテリトリーマッピングについて、調査票の書き方等について室内講義を行った後、2日目の調査地の林道へ下見に行きました。
室内講義
野外調査
2日目は早朝から林道を歩き、鳴き声のレクチャーをしながらラインセンサスやテリトリーマッピングを実際に行っていただきました。調査後は会議室に戻り、調査結果の共有や確認種リストのまとめ方などについて講義しました。
作成されたキビタキのテリトリーマップ
(テリトリーマッピングは4回以上の記録が推奨されるが、今回は2回の調査でマップを作成した)
参加者の声
- 実際の鳴き声を聞きながらの講義でとても勉強になった
- 探鳥会と違って学術的な調査の方法を知ることができた
- 調査方法、結果のまとめ方を学べてよかった
- 実際のセンサスの雰囲気が学べてよかった
- 本職で鳥を見ている方に教えてもらう機会はなかなかないので、とても楽しく学べた
- プロフェッショナルな話をたくさん聞くことができた
今後も同様の企画を検討し、開催したいと思います。