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- 当会の活動
- 自然保護
- 野鳥生息地の保全
- 重要野鳥生息地(IBA, Important Bird and Biodiversity Areas)の保全
- 甲信越・北陸のIBA
- JP100 河北潟・高松海岸(かほくがた・たかまつかいがん)
JP100 河北潟・高松海岸(かほくがた・たかまつかいがん)
石川県:金沢市、かほく市、内灘町、津幡町
| 位置 | N 36°39′ E136°40′ |
| 面積 | 2,700ha |
環境構成【潟湖/砂浜】

写真:中村正男
河北潟は内灘砂丘によって海と隔てられてできた潟湖で、かつては水深1~2mの浅い汽水湖で周囲の水田も腰まで沈むような湿田であったと言われる。現在は干拓により1,400haの干拓地と800haの淡水湖となり、周辺には排水路が整った水田が広がっている。干拓地は牧草地、畑地、ハス田などに利用されているが、一部の遊休地にはセイタカアワダチソウやヨシなどが群落をつくっている。内灘砂丘の海側は砂浜海岸で、かほく市高松から内灘町まで約16kmに渡って砂浜が続いている。
選定理由
| A1 | トモエガモ |
| A4i | ミユビシギ |
| A4iii | カモ類 |
保護指定
法的な担保がない、もしくはわずか(10パーセント未満)である
<保護指定の内容>
県指定鳥獣保護区(高松)
保全への脅威
- 海岸の浸食による生息域の減少
- 海岸への漂着ごみ
- 河北潟周辺水田の乾田化
保全活動
- 環境管理:実施団体(日本野鳥の会石川)
内容:河北潟干拓地の除草作業について協議、河北潟干拓地の有害鳥獣駆除について協議、高松海岸清掃について協議 - 環境教育活動:実施団体(日本野鳥の会石川)
内容:ツバメの塒観察会(河北潟)、シギ・チドリの観察会(高松海岸) - モニタリング調査:実施団体(日本野鳥の会石川)
カモ科鳥類一斉調査(河北潟)、シギ・チドリ類カウント - その他:
釣り、ボート愛好団体との湖面利用のルール作りや協議(日本野鳥の会石川)
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 520KB)
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JP099 七ツ島(ななつじま)
石川県:輪島市
| 位置 | N 37°36′ E 136°54′ |
| 面積 | 24ha |
環境構成【島嶼/草地】

写真:岡望
七ツ島は輪島市の北方海上20kmの地点にあり、おおむね北の島群(大島、狩又島、竜島)と南の島群(荒三子島、烏帽子島、御厨島、赤島)に分れている。いずれの島も火成岩からできており、その大部分が安山岩で、一部は凝灰角礫岩である。
最大の島は大島で周囲約1km、面積は12.6ha、海抜約62mで島の中央に無人灯台が設置されている。他の6島は面積も狭く、海面からほぼ垂直に40mほどの崖となっており容易に人を近づけない。
狩又島以外の島は標高20m以上が草地となっており、ススキ、ハマウド、イタドリ、ノアザミ、ノイバラがみられる。
1970年代まで大島、荒三子島、御厨島には漁期の夏場に漁民が生活していたが、現在はすべて無人島である。
選定理由
| A1 | カンムリウミスズメ |
保護指定
サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
国指定鳥獣保護区(七ツ島)、国定公園(能登半島国定公園)、自然環境保全地域
保全への脅威
- 外来種(カイウサギ)の浸入
- ドブネズミの増加
保全活動
- 外来種のコントロール:実施者(環境省)
内容:外来生物の捕獲・排除など - モニタリング調査
七ツ島におけるカンムリウミスズメ調査(平成15年、環境省)
保護調査活動(日本野鳥の会石川)
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 391KB)
※七ツ島の周辺海域は、マリーンIBA(Marine Important Bird and Biodiversity Areas:海鳥の重要生息地)に選定されている。 詳しくはこちら
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JP098 南アルプス(みなみあるぷす)
山梨県:北杜市、南アルプス市、韮崎市、早川町、身延町、南部町
長野県:飯田市、富士見町、伊那市、大鹿村
静岡県:静岡市、浜松市、川根本町
| 位置 | N 35°28′ E 138°10′ |
| 面積 | 114,000ha |
環境構成【森林】
山梨、長野、静岡の三県にまたがる南北約50km、東西15kmに及ぶ広大な山岳群で3,000m以上の高峰が10数峰ある。
地層は古生層、中生層が主で、中部山岳では暖帯から高山帯まで幅広い植生が発達している。
高山帯では2,500m付近までシラビソ、コメツガ樹林帯をつくり、それ以上の標高ではハイマツ群落や高山草原となる。
北アルプスに比べると積雪量が少なく、夏期の降水量が多いため、半湿生草原や乾性草原が発達している。
選定理由
| A3 | – |
保護指定
サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
県指定鳥獣保護区(白鳳)、国立公園(南アルプス)、都道府県立自然公園(奥大井県立自然公園)、自然環境保全地域、保護林
保全への脅威
- ニホンザル、二ホンジカの異常繁殖による高山植物への被害
- 登山人口の増加による影響
- ニホンザル、ニホンジカ、猛禽類などが高山帯まで行動圏を広げてきている
- 温暖化等によるハイマツの枯死、高山植物の消失
保全活動
- モニタリング調査:
内容:希少野生動物生息調査(平成14~16)、南アルプス北部地域生態系攪乱要因調査(山梨県)
鳥類の分布調査
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 548KB)
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JP097 富士(ふじ)
山梨県:富士吉田市、富士河口湖町、鳴沢村、身延町
静岡県:富士宮市、富士市、裾野市、御殿場市、小山町
| 位置 | N 35°22′ E 138°44′ |
| 面積 | 15,000ha |
環境構成【森林】
■富士五湖地方:富士山は、海抜0~3,776mまで溶岩と火山灰で形成されて比較的新しい山で単独峰である。
高山帯(2,400m以上)はカラマツ-ミヤマハンノキ帯でハイマツのない自然林。亜高山帯(1,800~2,400m)はカラマツ、シラビソ、ダケカンバなどの単独、混合林の自然林(この地帯は山梨県側、静岡県側、大体同じである)。山地帯(約700~1,800m)山梨県側(富士五湖または富士北麓地方)は青木ヶ原(ヒノキ、ツガの自然林)、植林地帯(カラマツ、シラビソが主体)、二次草原地帯に大別される。
参考:山地帯 天然林約50%、人工林約50%
■朝霧高原:富士山西麓から毛無山系に広がる標高約600m~900mの高原である。名前の通り、霧が多く発生することで知られている。朝霧高原はかつてススキの草原が広がっていたが、草原は年々少なくなり、現在は、農耕地、牧草地、植林地、灌木林、荒れ地、ゴルフ場、レジャー施設など多様な環境で構成されている。
選定理由
| A3 | – |
保護指定
サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
県指定鳥獣保護区(本栖、富士山南)、国立公園(富士箱根伊豆)、都道府県立自然公園、自然環境保全地域、保護林
<その他>
国指定天然記念物富士山原始林及び青木ヶ原樹海
保全への脅威
■富士 富士五湖地域(山梨県側)
- 粗大ごみの不法投棄
- 植林地の管理形態
- 青木ヶ原などへのエコツアー観光客の増大
- スバルライン利用の一般観光客の増加
- 山頂登山者増加によるゴミ、糞尿処理
- 山小屋などへの物品運搬用ブルドーザー路、登山道整備による崩壊
- 野鳥繁殖期のトレイルランニングの開催(忍野村)
■富士 朝霧高原
- 草原の減少
- ごみの不法投棄
- 管理されていない植林地の増加
- ハンググライダー、パラグライダー、モトクロスなどのレジャー施設の増加
- 太陽光発電パネルの増加
保全活動
- 環境管理:
内容:富士山の清掃活動(富士山クラブなど)
山小屋のエコ水洗トイレ化(国、県、地方自治体、山小屋組合) - 環境教育活動
内容:探鳥会と探鳥地域の美化活動(日本野鳥の会富士山麓支部)
探鳥会(朝霧高原、日本野鳥の会南富士支部)
登山マナーの指導(県、地方自治体、山小屋組合) - モニタリング調査:実施者(日本野鳥の会南富士支部)
内容:ガンカモ調査、カワウ調査、モニタリングサイト1000草原(全て朝霧高原) - その他
平成26年富士山世界文化遺産に指定
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 860KB)
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JP096 八ヶ岳(やつがたけ)
山梨県:北杜市
長野県:茅野市、佐久市、富士見町、原村、佐久穂町、南牧村、小海町、立科町
| 位置 | N 36°01′ E 138°22′ |
| 面積 | 15,000ha |
環境構成【森林】
八ヶ岳連峰は八ヶ岳中信高原国定公園の一部で南北およそ50km、東西約30kmに及ぶ山岳高原地帯で山梨側は南八ヶ岳の赤岳(2,899m)を主峰とし、それに続く6つの険しい山岳と麓に広がる広大な高原地域である。山岳には高山性植物の他にアオモリトドマツやコメツガが自生し、山麓一帯にはアカマツ、ヤマツツジなどの豊かな植生に加えて多くの湧水があり、野生鳥獣の生息環境として良好である。
選定理由
| A3 | – |
保護指定
サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
都道府県指定鳥獣保護区(八ヶ岳)、国定公園(八ヶ岳中信高原国定公園)、自然環境保全地域、保護林
保全への脅威
- 清里を中心としてリゾート開発がすすみ、野生の生息環境が狭まりつつある
- 牧場の造成などによって天然林の消失が加速されている
- 夏期の観光客が増加傾向にあり、自然度が低下してきている
保全活動
- 環境教育活動:実施者(日本野鳥の会甲府支部)
内容:山梨県の協賛を得て、山麓に探鳥の拠点(飛沢溜池)づくりをした。ここを中心にして年1~2回の探鳥会を実施。
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 672KB)
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JP095 北アルプス(きたあるぷす)
新潟県:糸魚川市
富山県:黒部市、魚津市、富山市、上市町、立山町、朝日町、入善町
長野県:大町市、松本市、安曇野市、小谷村、白馬村、松川村
岐阜県:飛騨市、高山市
| 位置 | N 36°32′ E137°37′ |
| 面積 | 293,000ha |
環境構成【森林】

写真:福井強志
火山、樹林(針葉樹林)。
通称北アルプスは飛騨山脈で、3,000m級の山々からなり新潟県、富山県、長野県、岐阜県の県境にある。乗鞍岳は飛騨山脈の南部に位置し、複数の峰々からなり多くの火口湖の池が点在している。亜高山帯では常緑針葉樹林からなり、森林限界のダケカンバ林から高山帯ではハイマツが優先している。それに続く、高山植物のお花畑ではアオノツガザクラ、コマクサなど多くの種類が自生する。
選定理由
| A3 | – |
保護指定
サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
国指定鳥獣保護区(北アルプス)、都道府県指定鳥獣保護区(白馬蓮華、風吹岳、北ノ俣)、国立公園(中部山岳)、都道府県立自然公園、自然環境保全地域、保護林
<その他>
ラムサール条約湿地、国指定特別天然記念物上高地
保全への脅威
- 不十分な森林管理
- 自動車の影響(排ガスや騒音問題)
- 観光、レクリェーションのオーバーユース問題
- 春スキーでの保護区への侵入や氷結剤散布
保全活動
- 環境教育活動:
内容:自然観察会などの普及(乗鞍の自然を考える会)
探鳥会(日本野鳥の会岐阜) - モニタリング調査
内容:ライチョウ調査(長野県、日本野鳥の会長野支部、日本野鳥の会岐阜)
調査活動(乗鞍の自然を考える会)
自然環境変遷動向調査(平成19年に北の俣・水の平自然環境保全地域にて。岐阜県)
立山植生モニタリング調査、ライチョウ調査(富山県)
生物多様性基礎調査(爺ヶ岳におけるライチョウを取巻く環境の調査。環境省) - その他
自然再生事業(八方尾根自然環境保全協議会)
保全活動(乗鞍の自然を考える会)
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 443KB)
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JP094 妙高・戸隠(みょうこう・とがくし)
新潟県:上越市、糸魚川市、妙高市
長野県:長野市、小谷村、信濃町、飯綱町
| 位置 | N 36°55′ E 138°04′ |
| 面積 | 55,000ha |
環境構成【山岳/湖沼・河川/草原/落葉広葉樹林】

写真:岡田成弘
■妙高
山岳、亜高山帯、高層湿地、ブナ林、草原、湖沼・ダム湖、河川、滝、落葉広葉樹林、スキー場。
新潟県上越地方南西部に位置する妙高山(標高2,452m)、火打山(標高2,462m)、焼山(標高2,400m)の頚城三山は妙高連峰の中核を成している。冬期日本海を吹き抜けてくる季節風が豪雪をもたらし、豪雪の雪解け水が高谷池湿原、天狗の庭、黒沢湿原を形成する。ハイマツ帯は国内北限のライチョウの生息地となっている。高層湿原ではハクサンコザクラ、チングルマ、コバイケイソウ、ツガザクラ、ウサギギク、ガンコウラン、コケモモ等の高山植物が見られる。降り積もった多量の雪がブナ林を育て、笹ヶ峰では植樹されたドイツトウヒの巨樹の森が広がる。高原地帯にはシラカバ等の落葉広葉樹林が発達し、無積雪期にはススキの草原となるスキー場から赤倉、関、燕、池の平、杉野沢の各温泉街へと通ずる。池の平いもり池やシラカバ林にはミズバショウ群落が見られる。
■戸隠
火山地形、海底火山の噴出物、湿地、落葉広葉樹林と常緑針葉樹林、多雪地帯。
妙高山、火打山、黒姫山など成層火山と戸隠山、高妻山など海底火山が隆起した地形。標高約1,000mの高原から亜高山まで。水分の多い平坦地には春にミズバショウの咲くハンノキ林、その周辺にはサワグルミ林、ハルニレ林、ミズナラ林がひろがる。カラマツの植林地も広い面積を占める。標高を上げていくとブナ林、その上部にダケカンバ林、山頂付近はハイマツも生えている。ブナ林内のチシマザサが特徴。雪解けとともに草花が咲き出しミツガシワの群落、トガクシショウマなどが見られる。多雪地帯特有のユキツバキ、ヒメアオキ、エゾユズリハなども分布している。
また、山岳信仰の霊地として古くから人々の信仰を集めていた。
選定理由
| A3 | – |
保護指定
サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
都道府県指定鳥獣保護区(火打山)、国立公園(妙高戸隠連山)、都道府県立自然公園(久比岐県立自然公園)、自然環境保全地域、保護林
保全への脅威
- 登山者の増加によるライチョウ生息域の環境悪化(新潟県側)
- 百名山のブームなど、一部オーバーユースになっている(長野県側)
- 外来種の影響(オオハンゴンソウが10数年前から出現している。アライグマが侵入してきているとの情報もある。長野県側)
- 湿地の乾燥化(長野県側)
- ネコ、イヌなどの野生化
保全活動
- 環境管理:実施者(戸隠森林植物園管理運営協議会 国・県・市町村の行政と自然保護団体)
内容:2012年にはイノシシによる地面を掘り起こされる被害が広がり、地面を覆う防護ネットを張った。 - 外来種のコントロール:
内容:いもり池における外来魚(ブラックバス)、外来植物(オオハンゴウソウ、スイレン)の駆除・除去(妙高高原ビジターセンター) - オオハンゴンソウの駆除 2008年から2009年に戸隠地区で駆除と駆除後の植生変化に関する調査をした。(長野県環境保全研究所とNPO法人戸隠森林植物園ボランティアの会)
- 環境教育活動:実施者(日本野鳥の会新潟県、上越探鳥の会、妙高高原ビジターセンター)
内容:探鳥会(日本野鳥の会新潟県、上越探鳥の会、日本野鳥の会長野支部)
探鳥会(新潟県、新潟県野鳥愛護会)
自然観察会(妙高高原ビジターセンター)
観察会、植樹活動(NPO法人戸隠森林植物園ボランティアの会) - 保全のための人材育成活動:実施者(国際自然環境アウトドア専門学校)
内容:妙高市にある国際自然環境アウトドア専門学校による対象地域の自然・生物調査、研究、保護を中心とした実習、フィールドワーク、自然観察会の実施 - 経済活動を通じた保全(エコツーリズム等):実施者(ハートランド妙高)
内容:体験型エコツーリズム実施 - モニタリング調査:実施者(新潟県、新潟県野鳥愛護会)
内容:野鳥生息調査 - その他:実施者(戸隠高原生物多様性保全協議会:地元3団体、県・市オブザーバー(2013年1月発足))
内容:野生動物の実態を把握し、共存、自然環境の保全活動につなげる。イノシシやニホンジカの侵入、アライグマの情報もあり実態調査を実施している。 - 戸隠妙高連山国立公園の管理体制やビジョンを検討する連絡協議会を設立予定とし、同公園管理体制検討会議が始まっている。
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 1,009KB)
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JP093 福島潟(ふくしまがた)
新潟県:新潟市
| 位置 | N 37°54′ E 139°15′ |
| 面積 | 163ha |
環境構成【湖沼/湿地/ヨシ原/水田】

写真:岡田成弘
福島潟は新潟市北東部に位置する県内最大の潟湖で、湖水面積193㏊である。越後平野北部水田地帯を流れる13本の中小河川が潟に注ぎ込むため、洪水調整の役割も担っている。
湖水は放水路を通り日本海へと通じている。広大な潟を取り囲むようにヨシの群落が形成され、湖面内部までモザイク状にヨシ群落が発達し、入り組んだ地形がオオヒシクイをはじめとする水鳥にとって良好な環境となっている。福島潟は北限のオニバス自生地として知られ、ミズアオイ、ミクリ、ガガブタなどの水生、湿生植物をはじめ450種類の植物が確認されている。潟の北西側には新潟市水の駅「ビュー福島潟」など人と自然が触れ合うための公園設備があり、南側には環境省一級鳥類観測ステーションがある。
選定理由
| A4i | ヒシクイ・コハクチョウ |
| A4iii | カモ類 |
保護指定
法的な担保がない、もしくはわずか(10パーセント未満)である
<その他>
東アジア・オーストラリア地域フライウェイパートナーシップ参加地
保全への脅威
- 外来種の影響(ブラックバス、セイタカアワダチソウなど)
- 陸地化の進行(浚渫により緩和されている)
- 水位変動による環境変化
保全活動
- 環境管理:実施者(福島潟環境保全対策推進協議会、新潟県)
内容:新芽呼ぶヨシ焼き、福島潟クリーン作戦
植生調査、水質調査、浚渫に関する要望の提出 など(上記協議会)
浚渫(新潟県) - 環境教育活動:
内容:自然観察会(水の駅「ビュー福島潟」、NPO法人ねっとわーく福島潟)
探鳥会(福島潟野鳥の会、にいがた野鳥の会) - モニタリング調査:実施者(環境省)
内容:モニタリングサイト1000
ガン、ハクチョウ類生息数調査(越冬期) 、オオヒシクイ生息調査(水の駅ビュー福島潟)、オオヒシクイ調査(NPO法人ねっとわーく福島潟) - 経済活動を通じた保全(エコツーリズム等):実施者(事業による)
内容:ヨシ刈り(地元農家等個人)、潟舟体験(ねっとわーく福島潟)
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 618KB)
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JP092 瓢湖(ひょうこ)
新潟県:阿賀野市
| 位置 | N 37°50′ E139°14′ |
| 面積 | 310ha |
環境構成【湖沼/湿地/水田】

写真:岡田成弘
瓢湖は越後平野の東端、五頭連峰の裾野に広がる阿賀野市にあり、江戸時代初期に農業用水用の池として造られた。1950年にハクチョウが初めて飛来し、1954年には「水原のハクチョウ渡来地」として国の天然記念物に指定された。その後渡来数の増加とともに新池、あやめ池、さくら池を拡張し、現在では湖水面積24㏊、総面積280㏊の瓢湖水きん公園として整備されている。湖面にはオニビシ、ハスが生育し、北東側にはヨシ原が広がる。池の周囲にサクラが植栽され、あやめ池とさくら池ではヨシ、マコモが繁茂し、アヤメなど湿性植物が生育している。湖面では約6,000羽のハクチョウ類、20,000羽のカモ類が越冬し、瓢湖周辺の広大な水田地帯は、ハクチョウ類の採食場所となっている。瓢湖の南西部には阿賀野川が流れ、中洲ではコハクチョウの群れがねぐらをとる。
選定理由
| A4i | コハクチョウ・マガモ・オナガガモ |
| A4iii | カモ類 |
保護指定
サイトの一部(10~49%)に法的な担保がある。
<保護指定の内容>
国指定鳥獣保護区(瓢湖)、都道府県立自然公園、自然環境保全地域
<その他>
ラムサール条約湿地、東アジア・オーストラリア地域フライウェイパートナーシップ参加地、国指定天然記念物水原のハクチョウ渡来地
保全への脅威
- 湖底のヘドロの堆積
保全活動
- 環境管理:実施者(阿賀野市、瓢湖のハクチョウを守る会)
内容:瓢湖の水質調査 - 外来種のコントロール:実施者(瓢湖のハクチョウを守る会)
内容:帰化植物(セイタカアワダチソウ)の駆除 - 環境教育活動:
内容:探鳥会(新潟県、新潟県野鳥愛護会、瓢湖のハクチョウを守る会)
地元小学生によるハクチョウパトロールの支援(瓢湖のハクチョウを守る会) - 保全のための人材育成活動:実施者(新潟県、新潟県野鳥愛護会、阿賀野市瓢湖管理事務所)
内容:野鳥講演会の開催 - モニタリング調査:実施者(瓢湖管理事務所、瓢湖のハクチョウを守る会)
内容:ハクチョウ類ガン類の飛来数調査
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 481KB)
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JP091 鳥屋野潟(とやのがた)
新潟県:新潟市
| 位置 | N 37°53′ E 139°03′ |
| 面積 | 264ha |
環境構成【湖沼/ヨシ原/水田/河畔林】

写真:岡田成弘
鳥屋野潟は新潟市の中心部にある湖水面積167haの潟湖である。新潟平野下流域の遊水地としての機能を担っており、都市に隣接しながらも埋め立てられることなく残された。湖の周囲を取り巻くようにヨシの群落が発達し、湖面にはコウホネやヒシが繁茂している。潟の両岸にある2つの公園では植樹されたサクラ、マツ、カシなどの木々が成長し、都市の中に森を形成している。湖内にはコイ科魚類をはじめ淡水魚が多く生息する。鳥屋野潟の南東側には内湖の清五郎潟がある。潟の半分は埋め立てられて庭園となっているが、残された湖水面にはヨシが茂り、ヒシ等の水生植物が生育している。厳冬期には清五郎潟でねぐらをとるオオハクチョウ、コハクチョウが多く見られ、積雪期にはヒシクイも入り込むなど、鳥屋野潟で風雪が強い時の避難場所としての役割を担っている。
選定理由
| A4i | コハクチョウ |
保護指定
法的な担保がない、もしくはわずか(10パーセント未満)である
保全への脅威
- 鳥屋野潟の湖岸堤整備が新潟県(土木河川整備課、新潟地域振興局地域整備部)によって計画・実施される。これにより、コハクチョウ、オオハクチョウ、ガン類のねぐらとなるヨシ原の減少による影響が懸念される。ヨシ原の保全及び工事後の植栽による復元などを提言している(日本野鳥の会新潟県)。
- 内湖である清五郎潟の開発、乾燥化によるコハクチョウねぐらの消滅危機。
- 鳥屋野潟周辺の都市開発による南部水田地帯とのグリーンベルト分断化
保全活動
- 環境教育活動:
内容:ハクチョウ類・ガン類生息数調査(10月から3月の越冬期)日本野鳥の会新潟県
鳥屋野潟に生息する鳥類調査(周年)(日本野鳥の会新潟県)
鳥屋野潟探鳥会(日本野鳥の会新潟県)
新潟市民探鳥会(新潟市、にいがた野鳥の会、日本野鳥の会新潟県)
新潟県立自然科学館屋上からの鳥屋野潟探鳥会(新潟県立自然科学館・日本野鳥の会新潟県)
探鳥会・自然観察会(鳥屋野潟公園管理事務所) - モニタリング調査:
内容:環境省生物多様性センター:モニタリングサイト1000、
ハクチョウ類・ガン類生息数調査(越冬期)(日本野鳥の会新潟県)
野鳥生息調査(通年毎年)(日本野鳥の会新潟県)
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 728KB)

















