新島・式根島

環境構成

式根島

伊豆諸島に属する新島(面積23.2㎢)は、東京から約150㎞海上にあり、南北に細長い形をしている火山島である。式根島(面積3.7㎢)は、その南約3㎞に位置し、以前は新島と陸続きであった。新島の北部にはカンムリウミスズメの繁殖地がある。
周辺海域では、刺し網漁(タカベ、トビウオ、イセエビ)、巻網漁(ムロアジ、アジ、イサキ、シマアジ)、建切網漁(タカベ、イサキ)、定置網漁(タカベ、イサキ、ムロアジ、アジ、ブリ、カンパチ、ヒラマサ、アカイカ、シマアジ、マダイ)、一本釣漁(カツオ、マグロ、キンメダイ、ムツ、ヒラマサ、カンパチ)、曳縄漁、採貝藻漁(テングサ、トサカノリ、サザエ、アワビ、トコブシ)などが行われている。

海鳥の繁殖地の保護指定

  • 都指定新島鳥獣保護区(特別保護地区)
  • 富士箱根伊豆国立公園伊豆諸島地域(保護地域)

繁殖している海鳥

カンムリウミスズメ、ウミネコ、オオミズナギドリ、ウミウ

海鳥・海洋保全への脅威

  • 移入種(シカ、ウサギ)の食害による植生の崩壊
  • ハシブトガラスなどによる海鳥の捕食

保全活動

  • 新島村博物館(普及・調査活動)
  • 新島自然愛好会(普及・調査活動)
  • にいじま漁業協同組合(水産資源保護のため禁漁区域・禁漁期間を設定)