プレスリリース:日本野鳥の会 もっとツバメを知りたくなるパンフレット『ようこそツバメ』無料プレゼント!
2024年5月30日
今年も日本各地でツバメの姿が見られる季節になりました。公益財団法人日本野鳥の会は、ツバメの観察方法や見どころを紹介するパンフレット『ようこそツバメ』を、ご希望の方全員に無料でプレゼントします。
ツバメは古くから里山の自然の中で生きてきた、人と自然との共存を象徴する鳥です。しかし近年、ツバメは減少しているといわれています。農耕地や日本家屋の減少に伴う餌場や営巣環境の変化などが原因と考えられており、不衛生を理由に巣が落とされてしまうケースも報告されています。
みなさんの身近な場所でツバメを探して観察していただくことで、ツバメを取り巻く環境を知っていただくともに、かれらをあたたかく見守る気持ちを広めていきたいと考えています。ぜひ、多くの方にご覧いただければ幸いです。
パンフレットの概要


パンフレット『ようこそツバメ』
A3サイズ(約30×42cm)両面フルカラー
※折りたたむとハガキサイズ(約15×10cm)
- 内容
-
ツバメの基礎知識や観察の方法、観察時の注意点などを一枚のパンフレットにまとめました。また、ツバメの子育てのプロセスや見どころをイラストで解説しています。
- 構成
- ツバメはこんな鳥/日本で見られるツバメのなかま/ツバメの子育てを見てみよう/ツバメの現状ほか
申込方法
- 1.インターネット
- 専用ページよりお申し込みいただけます。
- 2.郵便・FAX
-
①氏名
②氏名のフリガナ
③郵便番号
④住所
⑤電話番号
⑥メールアドレス
⑦ご覧になった媒体名(新聞・雑誌・番組等の名称)をご記入のうえ、「日本野鳥の会 ようこそツバメ係」までご送付ください。
- 郵便
- 〒141-0031 品川区西五反田3-9-23 丸和ビル 日本野鳥の会 ようこそツバメ係
- FAX
- 03-5436-2635
※応募多数の場合、発送に時間がかかることがございます。あらかじめご了承ください。
「日本野鳥の会」について
「野鳥も人も地球のなかま」を合言葉に、野鳥や自然の素晴らしさを伝えながら、自然と人間とが共存する豊かな社会の実現をめざして活動を続けている自然保護団体です。
シマフクロウやタンチョウなどの絶滅危惧種の保護活動を行なうほか、野鳥や自然の楽しみ方や知識を普及するため、イベントの企画や出版物の発行などを行なっています。会員・サポーター数は約5万人。野鳥や自然を大切に思う方ならどなたでも会員になれます。
<組織概要>
組織名:公益財団法人 日本野鳥の会
代表者:理事長 遠藤孝一
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
創立:1934(昭和9)年3月11日 *創立90年の日本最古にして最大の自然保護団体
URL: https://www.wbsj.org/
報道関係者様 問い合わせ先
公益財団法人 日本野鳥の会
普及室 普及教育グループ 担当:井上、江面
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
TEL:03-5436-2622(平日の火・木13~15時)
FAX:03-5436-2635
E-mail:[email protected]
URL:https://www.wbsj.org/
※掲載いただけます場合には、お手数ですが上記担当までご連絡くださいますようお願いいたします。
※冊子の画像、イラストをお貸しできます。上記担当までお問い合わせ下さい。
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プレスリリース:5月11日は「世界渡り鳥の日」 今年のテーマは「昆虫を守ることは、鳥たちを守ること」
2024年5月9日

5月11日(土)は、国連が定める「世界渡り鳥の日 World Migratory Bird Day」です。世界各地で、国境や文化を越えて、渡り鳥をテーマにイベントが開催されます。今年のテーマは、「昆虫を守ることは、鳥たちを守ること」です。
日本を含むアジアでは、渡りのルートである「フライウェイ」全体を保全していくことの重要性を普及するため、渡り鳥を守る国際枠組である「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ(EAAFP)」の呼びかけで、各地でこの日を祝う観察会などの普及啓発活動や保全活動が行なわれています。
(公財)日本野鳥の会は、EAAFPのパートナーとして、このキャンペーンを通じて、より多くの方に渡り鳥とその保護の重要性を知ってもらいたいと、その趣旨やテーマを紹介し、公式ポスターの日本語版(pdf)を配布します。また、「世界渡り鳥の日」にあわせてイベント「東京港野鳥公園ビッグ・デー」を開催します。
「世界渡り鳥の日」とは
「世界渡り鳥の日(World Migratory Bird Day)」は、渡り鳥とその保全の重要性を広く普及するキャンペーンです。国連環境計画(UNEP)の下にある2つの国際条約「アフリカ・ユーラシア大陸渡り性水鳥保全協定(AEWA)」と「移動性野生動物の種の保全に関する条約(CMS)」の共同により、2006年に始まりました。現在は世界的なキャンペーンとなり、世界各地でさまざまな団体が、渡り鳥をテーマに観察会や展示会、フェスティバル、アートや音楽によるイベントなどを開催しています。鳥たちの渡りの時期は国や地域により異なりますが、年に2回、5月と10月の第2土曜日がメインの日に指定され、今年は、5月11日(土)と10月12日(土)が「世界渡り鳥の日」になります。
今年のテーマは「昆虫を守ることは、鳥たちを守ること」
「世界渡り鳥の日」は、毎年テーマが設定されています。今年の世界渡り鳥のテーマは”Protect Insects, Protect Birds” 「昆虫を守ることは、鳥たちを守ること」です。昆虫は、多くの渡り鳥にとって、その繁殖を支えるだけでなく、長距離の渡りを支え、渡りの成功を左右する重要なエネルギー源となっています。渡り鳥は、渡りのルート上で、草原や湿地、森林などさまざまな生息環境を利用し、そこに棲む昆虫を採っています。渡りの時期は、中継地での昆虫の発生のピークと重なることが多く、昆虫は鳥たちが渡りを続けるエネルギーを補給するための栄養源になっています。
しかし、集約農業や都市開発で昆虫の生息環境が失われ、農薬や除草剤が使用されることにより、こうした昆虫の個体数の減少が懸念されています。エネルギーやたんぱく質を豊富に含む昆虫が不足すると、鳥の渡りや繁殖に支障をきたし、繁殖成功率の低下につながるおそれがあります。そこで、2024年の「世界渡り鳥の日」では、鳥たちにとって重要な昆虫を守るため、農薬や肥料の使用を減らし、可能であれば有機農業に切り替える、農業景観の中で自然植生地域を維持するなど、積極的な保護対策の必要性を呼びかけていきます。
5月11日にはバードウォッチングに出かけ、見た鳥をeBirdに投稿しよう
この季節は、シギ・チドリ類などの渡り鳥が越冬地から繁殖地への渡りの途中に日本の各地の干潟や河川、水田などに立ち寄る姿が見られます。また、野山や都市の公園でも、さまざまな鳥が渡りの途中に羽を休めるために立ち寄ります。「世界渡り鳥の日」には、バードウォッチングに行ってみませんか? この日は、世界最大の市民科学プロジェクト「eBird」による世界一斉野鳥カウント「グローバル・ビッグ・デー」にも重なっています。バードウォッチングをしたら、ぜひ、見た鳥をeBirdに投稿してください。
- ●日本野鳥の会では「東京港野鳥公園ビッグ・デー」を開催
-
日本野鳥の会では、「世界渡り鳥の日」にあわせて、フライウェイサイトのひとつである東京港野鳥公園を会場にイベント「東京港野鳥公園ビッグ・デー」を開催します。園内で自由にバードウォッチングし、見た鳥をeBirdに投稿していただくもので、参加者全員に素敵な記念品をプレゼントします。
「世界渡り鳥の日」のイベント情報
世界各地で「世界渡り鳥の日」とその前後で開催されるイベントの情報は、以下のイベントマップで登録、閲覧ができます。
- 「世界渡り鳥の日」のイベントマップ(外部サイト、英文)
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ポスターのダウンロード 世界公式ポスターの日本語版(PNG)は、以下から自由にダウンロードできます。 |
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詳細は「世界渡り鳥の日」の公式サイトをご覧ください(外部サイト、英文) |
日本野鳥の会 組織概要
組織名:公益財団法人 日本野鳥の会(会員・サポーター 約5万人)
代表者:理事長 遠藤孝一
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
URL:https://www.wbsj.org/
本件に関するお問い合わせ先
(公財)日本野鳥の会
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23丸和ビル
担当:自然保護室 葉山政治/岡本裕子
電話:03-5436-2633
E-mail:[email protected]
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プレスリリース:愛鳥週間!夏鳥をeBirdに投稿しよう~スマホで参加する、市民科学プロジェクト~
2024年4月11日

(公財)日本野鳥の会(事務局:東京、会長:上田恵介、会員・サポーター数:約5万人)は、愛鳥週間<5月10(金)~16日(木)>に、より多くの方に野鳥観察を楽しみ、世界規模の市民科学プロジェクト「eBird」に観察情報を寄せていただけるよう、キャンペーン「愛鳥週間!夏鳥をeBirdに投稿しよう」を実施します。観察対象種を見た方、期間中毎日投稿した方には、記念品をプレゼントします(該当者多数の場合は抽選)。
eBirdについて
eBird(イーバード)は、米国・コーネル大学鳥類学研究室(Cornell Lab of Ornithology)が運営する、世界最大の野鳥観察データベースであり、市民科学(市民と科学者が協働する科学研究)プロジェクトです。eBirdには世界中のバードウォッチャーから10億件を超える野鳥観察情報が寄せられ、蓄積されたデータは鳥類の調査研究や保全活動に活用されています。日本野鳥の会はコーネル大学鳥類学研究室と協働で、その日本語のポータルサイト「eBird Japan」を運営しています。
eBirdでは、自分のバードウォッチングの記録をスマートフォンやPCから投稿して、アーカイブできます。また、さまざまな検索機能で、どこに行けば見たい鳥が見られるか、人気のバードウォッチングスポットはどこか等を調べることができます。eBirdを利用すれば、スマートフォンひとつが、フィールドノートにも、図鑑にも、探鳥地ガイドにもなります。
5月10日~16日は愛鳥週間(バードウィーク)。見た鳥をeBirdに投稿しよう!
5月10日~16日は愛鳥週間。ぜひ、バードウォッチングに出かけて、見た鳥をeBirdに投稿してみましょう。特別な場所に行かなくても、家の庭や近くの公園、通勤・通学路などで見られる鳥の情報も、貴重なデータになります。今年の観察対象種は、夏鳥3種(ツバメ、キビタキ、オオヨシキリ)。この3種を全て見た方、7日間毎日投稿した方には、素敵なプレゼントも! また、キャンペーンにあわせて、イベントや、オンライン講座も実施します。
キャンペーン「愛鳥週間!夏鳥をeBirdに投稿しよう」の概要
期間
2024年5月10日(金)~16日(木)
参加方法
期間中いつでも、好きな時間にバードウォッチングをして、見た鳥をアプリ「eBirdモバイル」または「eBird Japan」に投稿してください。
※初めて使う方は「これを読めばわかる!eBird&Merlinの使い方」(PDF/6.93MB)をご覧ください。
参加賞
参加された方に、以下の二つの賞をご用意しています。
1.サントリー特別賞

サントリーホールディングス(株)提供「育林材の時計(ツバメ)」 直径約16cm
イラスト:薮内正幸
期間中にチェックリストを投稿された方のうち、観察対象種(夏鳥3種:ツバメ、キビタキ、オオヨシキリ)すべてを見た方10人(該当者多数の場合は抽選)に、サントリーホールディングス株式会社提供の「育林材のオリジナル時計(ツバメのデザイン)」をさしあげます。
観察対象種‐夏鳥3種

ツバメ

キビタキ

オオヨシキリ
2.日本野鳥の会賞

5月10日~16日の7日間毎日チェックリストを投稿した方10人(該当者多数の場合は抽選)に、日本野鳥の会オリジナル「アウトドアハット」をさしあげます。
セミナー/イベントのご案内
1.オンラインセミナー AIと野鳥識別対決-Merlinに挑戦!春夏編
- 日時
- 2024年4月24日(水)19:00~20:00
- 内容
- 「Merlin」は、世界最大の野鳥観察データベースeBirdと連動して、野鳥の識別をサポートするアプリです。このセミナーでは、Merlin(AI)とバードウォッチャー(日本野鳥の会:奴賀俊光)の識別クイズ対決を通じて、野鳥を識別するポイントと、アプリ「Merlin野鳥識別」をうまく活用するコツをご紹介します。識別クイズには、視聴者の皆さまもご参加いただけます。
- 方法
- Zoomウェビナー(定員300名)
- 講師
- 奴賀俊光(公益財団法人 日本野鳥の会)
- 参加費
- 無料
2.イベント「東京港野鳥公園ビッグ・デー」
- 日時
- 2024年5月11日(土)10:00~16:00(受付15:00まで)
- 会場
- 東京港野鳥公園 受付:ネイチャーセンター
- 内容
- 園内で自由にバードウォッチングし、見た鳥をアプリ「eBirdモバイル」で投稿していただきます。ゴール(ネイチャーセンター内)で、参加者全員に記念品をプレゼント! 観察種数上位者にはさらに素敵なプレゼントがあります。 5月11日は、eBirdによる世界一斉野鳥カウント「グローバル・ビッグ・デー」でもあり、本イベントに参加いただくことで、グローバル・ビッグ・デーにも参加できます。
- 定員
- なし
- 参加費
- 無料(ただし、東京港野鳥公園への入園料がかかります)
- 目標
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- 勇払原野でのチュウヒの個体数の維持または増加に有効な保全策を立案、実施
- 勇払原野(弁天沼周辺)のラムサール条約登録に向けた世論形成、合意形成
- サロベツ原野でのチュウヒのための当会独自の野鳥保護区の設定
- サロベツ原野のチュウヒの重要な繁殖地について、国または道の指定鳥獣保護区化または国立公園の拡張、もしくは自然共生サイトの認定
- 活動期間
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2024年度~2028年度
-
営巣地の開発や植生の遷移などの影響で繁殖個体数が著しく減少しており、絶滅が強く危惧されている。絶滅危惧IB類(環境省)、国内希少野生動植物種。
→国内希少野生動植物種への指定は、国内希少野生動植物種の提案制度を利用した当会からの提案による -
2020年時点での国内推定繁殖つがい数:135つがい
→北海道が主要な繁殖地(サロベツ原野57、勇払原野20、石狩川流域15、猿払~枝幸9、釧路~根室11、十勝4、本州19) -
繁殖地の環境変化の影響を受け、特に本州以南で個体数減少が著しい。
→本州以南では2010年頃は40~50つがいだったものが、2020年は19つがいに減少 -
北海道:湿地の乾燥化と植生遷移(灌木・樹林化、排水路整備)、繁殖地の開発(道路・太陽光発電所および風力発電所の建設、圃場整備)、天敵による捕食
-
本州:繁殖地の埋め立てや造成による植生遷移、太陽光発電所建設、不適切な撮影や観察行為による繁殖地放棄等
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創設者 中西悟堂(1895年11月16日~1984年12月11日)
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日本野鳥の会創設者で初代会長。野鳥研究家で僧侶(天台宗僧正)・歌人・俳人であった悟堂は、「野の鳥は野に」と、自然の中にくらすあるがままの野鳥と親しみ、あるがままの自然を保護することを唱え、日本における自然保護運動の先駆者といえる存在でした。東洋思想に基づく独自の自然観や斬新な思想・生き方は当時の学者や文化人を惹きつけ、日本野鳥の会の設立趣意書の賛同者には、山階芳麿、黒田長禮、内田清之助などの鳥学者のほか、柳田國男、山口蓬春、杉村楚人冠など多くの知識人が名を連ねています。
悟堂は、日本野鳥の会設立後も法整備への働きかけなど野鳥保護の啓もう活動に生涯をかける一方で、100作以上の著作も残しました。『定本野鳥記』で読売文学賞を受賞。
- オオヨシゴイ=1~2羽(環境省 2014年)
- シマクイナ=2羽(北海道大学 2021年)
- シマアオジ=10つがい(日本野鳥の会 2020年)
- サンカノゴイ=オス17羽
- チュウヒ=136つがい(日本野鳥の会 2020年)
- アカモズ=332羽(北海道大学 2020年)
- 発声時の雄の行動圏は平均14.3haであること
- 開水面の縁から30m以内の水深約20cmのヨシ原を頻繁に利用していること(Gilbert et al. 2005)
- Gilbert G, Tyler GA, Dunn CJ & Smith KW (2005a) Nesting habitat selection by bitterns Botaurus stellaris in Britain and the implications for wetland management. Biological Conservation 124: 547–553.
- 橋本洋一・桑原和之 (1992) 印旛沼におけるサギ科Ardeidae 8 種の生息場所.我孫子市鳥の博物館調 査研究報告 1: 9-22.
- 平野敏明.2018.渡良瀬遊水地における繁殖期のサンカノゴイ雄の減少.Bird Research 14: A13-A22.
- 北海道大学.2020.プレスリリース:絶滅危惧鳥類アカモズの危機的状況を明らかに~日本国内の繁殖個体数と繁殖分布域の縮小の程度を初めて算出~.(PDF)
- 北海道大学.2021.プレスリリース:国内希少野生動植物種・シマクイナの国内繁殖を初確認~巣の発見は約 110 年ぶり,巣立ち雛の撮影は世界初~.(PDF)
- 環境省.2014.レッドデータブック2014 2鳥類 環境省編.環境省,東京.
- (公財)日本野鳥の会.2020.プレスリリース:日本野鳥の会とサロベツ・エコ・ネットワークが「シマアオジ」の生息地14.8ヘクタールを購入.
- (公財)日本野鳥の会.2020.プレスリリース:絶滅危惧鳥類「チュウヒ」の全国繁殖つがい数が明らかに ~全136つがいで、国内最少のタカ科鳥類であることが判明~.
- 岡田登美男・池地秀満・植田潤・大野達男・森田尚・堀尾正三郎・堀尾岳行.1986.滋賀県下物におけるサンカノゴイ Botaurus stellaris の繁殖記録.Strix 5:53-59.
- 【内容】
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身近な野鳥を中心に、11種の野鳥の羽根を原寸大で解説付きポスターとしてまとめました。羽根についての基礎知識や、掲載した羽根の持ち主である野鳥についての情報も記載しています。
- 【構成】
- 羽根について知ろう/羽根を探してみよう/羽根の持ち主は?/羽根図鑑(ポスター)/探鳥会のご案内 ほか
- 1.インターネット
- 専用ページよりお申し込みいただけます。
- 2.郵便・FAX
-
①氏名
②氏名のフリガナ
③郵便番号
④住所
⑤電話番号
⑥メールアドレス
⑦ご覧になった媒体名(新聞・雑誌・番組等の名称)上記をご記入のうえ、「日本野鳥の会 壁掛け羽根図鑑 係」までご送付ください。
- 【郵便】
- 〒141-0031 品川区西五反田3-9-23 丸和ビル 日本野鳥の会 壁掛け羽根図鑑 係
- 【FAX】
- 03-5436-2635
- 自然共生サイト認定証授与式の開催について(環境省報道発表)
- 自然共生サイト認定サイト情報(渡邊野鳥保護区フレシマの詳細)(759KB/PDF)
- 30by30と自然共生サイトについて
- 概要はポータルサイト「30by30(環境省)」
- 詳細は「30by30ロードマップ(生物多様性国家戦略関係省庁連絡会議)」(3.24MB/PDF)
- 生物多様性条約締約国会議(COP15)の結果について
- 概要は「生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)第二部の結果概要(環境省生物多様性センター)」(1.97MB/PDF)
- 当会独自の野鳥保護区について
- 東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワーク国内参加地(PDF/2.42MB)
- 国内のサイト一覧(英文)
- 期間
- 2023年11月1日(水)~7日(火)(バードウォッチングウィーク)
- 参加方法
-
期間中いつでも、好きな時間にバードウォッチングをして、見た鳥をアプリ「eBirdモバイル」またはポータルサイト「eBird Japan」から投稿してください。
※eBirdに投稿するには、アカウントが必要です。
アカウント作成方法※初めて使う方は「eBird/Merlin 設定と基本操作ガイド」(PDF/1.2MB)をご覧ください。
- 投稿方法
-
スマホアプリ「eBirdモバイル」または、eBird Japanウェブサイトから投稿できます。
投稿方法は、以下をご覧ください。 - 参加賞
- 期間中にチェックリストを投稿された方のうち、
1.サントリー特別賞

協力:薮内正幸美術館観察対象種(水鳥3種:ヒドリガモ、マガモ、オオバン)をすべて見た方10人(該当者多数の場合は抽選)に、サントリーホールディングス株式会社提供の「ステンレス製真空タンブラー『クマタカ』(薮内正幸イラスト)」をさしあげます。
観察対象種-水鳥3種-

ヒドリガモ
マガモ
オオバン2.日本野鳥の会賞

7日間毎日チェックリストを投稿した方10人(該当者多数の場合は抽選)に、日本野鳥の会オリジナルグッズ「卓上カレンダーと今治タオルハンカチ・カワセミ」をさしあげます。
- 日時
- 2023年10月26日(木) 19:00~20:00
- 内容
- 「Merlin」は、世界最大の野鳥観察データベースeBirdと連動して、野鳥の識別をサポートするアプリです。このウェビナーでは、Merlin(AI)とバードウォッチャー(日本野鳥の会:奴賀俊光)の識別クイズ対決を通じて、野鳥を識別するポイントと、アプリ「Merlin野鳥識別」をうまく活用するコツをご紹介します。識別クイズには、視聴者の皆さまもご参加いただけます。
- 方法
- Zoomウェビナー(定員300名、先着順)
- 参加費
- 無料
- 日時
- 2023年11月5日(日) 10:00~12:00 雨天決行
- 場所
- 手賀沼親水広場・水の館3階研修室と周辺
- 内容
- 野鳥を観察し、モバイルアプリからeBirdに投稿するまでの手順を、フィールドで体験します。 11月4~5日に開催されるジャパン・バードフェスティバル会場での講座となります。
- 定員
- 20名(先着順)
- 講師
- 日本野鳥の会スタッフ
- 参加費
- 無料
5月11日(土)は「グローバル・ビッグ・デー(世界一斉野鳥カウント)」
5月11日はコーネル大学鳥類学研究室が主催する世界一斉野鳥カウント「グローバル・ビッグ・デー(Global Big Day)」です。この日に投稿された観察記録は、リアルタイムでグローバル・ビッグ・デーのサイトから見ることができます。
eBirdとは
世界規模の市民科学プロジェクト
eBirdは、米国・コーネル大学鳥類学研究室が運営する、世界的な科学研究プロジェクトであり、誰でも参加できる市民科学プロジェクトです。世界中のバードウォッチャーの野鳥観察記録をオンラインで共有し、鳥類の研究や保護に役立てることを目的に、2002年に開発されました。2024年4月1日現在、eBirdの利用者は約98万人に達し、日々増え続けています。
ポータルサイトeBird Japan公開により、日本語で利用可能に
eBirdは、コーネル大学鳥類学研究室と、世界中のパートナー団体、何千人もの地域の専門家、何十万ものユーザーの協働で運営されています。2021年11月にコーネル大学鳥類学研究室と(公財)日本野鳥の会によりポータルサイト「eBird Japan」が公開され、eBirdへの投稿や検索、関連するアプリが日本語で利用できるようになりました。「eBird Japan」は、現在、サントリーホールディングス株式会社(メインスポンサー)と、カールツァイス株式会社(協賛)のご支援を得て、(公財)日本野鳥の会が運営しています。
eBirdは多言語に対応しており、世界中で利用できます。また、eBirdに蓄積されたデータは、調査研究や教育活動、自然保護活動など非営利目的であれば、誰でも自由に利用できます。

日本野鳥の会 組織概要
公益財団法人 日本野鳥の会(会員・サポーター 約5万人)
代表者:理事長 遠藤孝一
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
URL:https://www.wbsj.org/
本件に関するお問い合わせ先
(公財)日本野鳥の会
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23丸和ビル
担当:自然保護室 葉山政治/岡本裕子
電話:03-5436-2633
E-mail:[email protected]
[本プレスリリースのPDF版はこちら/405KB]
プレスリリース:【ネイチャーポジティブ時代の自然保護】シマフクロウの生息地を守るために日本製紙株式会社との協働を強化
2024年3月5日
林業と生息地保全の両立を図る覚書を更新
シマフクロウ(絶滅危惧ⅠA類)
2024年2月、公益財団法人日本野鳥の会(東京都品川区、会長:上田恵介)は、2015年5月に締結した日本製紙株式会社(本社:東京都千代田区、社長:野沢 徹)所有の北海道・道東の森林(約2,000ha)における、「シマフクロウの生息地保全と日本製紙株式会社の木材生産事業の両立に関する覚書」を更新し、道東におけるシマフクロウ生息地の保全対策を強化いたしました。
*シマフクロウ保護観点から、具体的な場所、地名などの情報は明らかにしていません。
河畔林の保全を拡大―持続可能な林業のビジネスモデル
2024年2月に覚書を更新
今回の保全対策強化では、河川本流において河畔林の保全範囲を拡大したほか、新たに河川支流部の河畔林についても保全範囲に指定しました。また、調査の結果から利用頻度が高いと推定される地点については、周囲の河川を中心に河畔林に沿った形で保全範囲を拡大することで、シマフクロウの主要な行動圏にさらに配慮しました。
今回の更新に際し、内容を見直した覚書の対象地の大部分は、日本製紙(株)が通常の木材生産の施業を行なっている森林です。施業を継続しながら、絶滅危惧種の保護を行なうというこの取り組みは、ネイチャーポジティブ時代の新しい生息地保全のあり方を提示するものであり、持続可能な社会を築くうえでの象徴的な事例に位置づけられると考えています。
覚書の範囲のイメージ図
(ピンク着色部が2024年の保全範囲の部分)
日本製紙(株)との協働の経緯
2010年 社有林Aでの保護区設置 協働のスタート
当会は国の天然記念物、絶滅危惧ⅠA類であるシマフクロウとその生息地保全に取り組んできたなかで、北海道・道東の日本製紙(株)の社有林Aにシマフクロウの繁殖地があることを確認し、2010年10月、同社との協定でその一部126haをシマフクロウのための野鳥保護区としました。それ以降、毎年協働でシマフクロウ保護につながる鳥類調査や現地巡回、生息に配慮した森林施業についての協議を実施してきました。
2015年 社有林B(経営林)での施業に関する覚書を締結


協働での巣箱設置、現地調査のようす
2015年には、新たにシマフクロウの生息が確認された道東の社有林Bにおいて、同社の森林施業とシマフクロウの生息地保全を両立させる覚書を結びました。この社有林は9割以上が経営林(植栽、保育、伐採を循環させて木材を収穫する林分)であり、従来ならば天然林にすむシマフクロウの生息地保全とは両立が難しい方針の森でした。しかし、当会では日本製紙(株)と協働でシマフクロウの利用範囲を把握する調査を実施し、利用が多いため施業制限をする区域と、利用が少ないため施業ができる区域を分けることを同社に提案しました。2年以上検討を重ねて結んだこの覚書には、シマフクロウが繁殖に利用する重要なエリアにおいて、繁殖期の施業の禁止、皆伐の制限(間伐は実施)、営巣が確認された樹木は伐採しないことなどが含まれています。
そしてこの度2024年の更新は、当会が継続して実施してきた音声調査等による繁殖エリア、採餌エリアの抽出を基に、日本製紙(株)と共に現地調査や情報交換を行なったうえで、対象エリアの拡大を取り決めました。
ますます高まる民有林の重要性―生物多様性を企業と共に守る
絶滅危惧種を保護しつつ森林施業を行なう、即ち生物多様性の保全と経済活動が両立したこの取り組みは、今後の世界的な課題であるネイチャーポジティブを実現するうえでも重要な施策です。また、環境省主体で進められているシマフクロウの保護活動の多くは、国有林や道有林等の公有林での活動です。個体数が増加しつつある今、当地のように近年生息が確認された民有林だけでなく、これから新たに生息し始めることが想定される民有林、特に広大な面積を保有する企業の社有林において、同様の取り組みが行なわれることが、シマフクロウの生息地拡大のために重要になってきます。
持続可能な企業経営が求められる今、かつては立場を異にするとされてきた企業活動と自然保護活動は、協働して自然を守りつつ利用する方法を模索する時代へと移ってきました。北海道の身近な野鳥であったシマフクロウを架け橋にして、日本野鳥の会と日本製紙(株)は2010年から継続してシマフクロウのすめる環境づくりを実施してきました。シマフクロウがすめる森を守ることは、そこにすむ多くの動植物が利用できる自然環境を守ることにもつながります。2050年の「自然と共生する世界」実現に向け、これからも両者協働でシマフクロウの生息地保全活動を進めてまいります。
〈資料〉
日本製紙(株)社有林でのシマフクロウ生息地保全の取り組み
| 2010年 | 野鳥保護に関する協定を締結し、北海道東部の日本製紙(株)社有林A126haをシマフクロウの野鳥保護区化。 |
| 2011年 | 北海道東部の日本製紙(株)社有林Bでシマフクロウの繁殖を初認。 |
| 2014年 | 日本製紙(株)からの支援により、社有林Bで大規模な音声調査を実施。繁殖にかかわる重要エリア134.8haを選定。 |
| 2015年 | 前年の調査を基に「シマフクロウの生息地保全と日本製紙株式会社の木材生産事業の両立に関する覚書」を締結。保全範囲を抽出し、シマフクロウの生息地保全と森林施業を両立する基準を新たに設定。日本製紙(株)、環境省「生物多様性アクション大賞」受賞。 |
| 2020年 | 社有林Bでシマフクロウの繁殖を支援するため巣箱を設置。 |
| 2021年 | 日本製紙(株)、北海道庁「北海道生物多様性保全実践活動賞」受賞。 |
| 2023年6月 | 社有林Bに設置したシマフクロウの巣箱から雛が1羽巣立つ。 |
| 2024年2月 | 2015年の覚書を見直し、新たに社有林Bの保全範囲を45.2ha拡大し、180.0haに。 |
日本製紙(株)の社有林について
日本製紙(株)は国内に約9万haの社有林を保有。木材生産を行なう「経営林分」と、自然保護に配慮し木材生産をめざした施業を行なわない「環境林分」に区分した上で地域特性や周辺環境、生物多様性に配慮した適切な森林経営を実施しており、国内全ての社有林についてSGEC森林認証を取得。
シマフクロウについて
シマフクロウは、極東地域の狭い範囲に分布し、日本では北海道の中部から東部にかけて局所的に生息する、翼を広げると約180cmに達する世界最大級のフクロウの仲間。主に河川の魚を食べ、巨木にできる樹洞で繁殖。かつては北海道全域に分布していたが、森林の伐採や河川環境の変化により減少し、現在では道内に約100つがいが生息しているのみとなっている。環境省のレッドリストでは絶滅危惧ⅠA類に指定。1971年に国の天然記念物、1993年には国内希少野生動植物種に指定。
日本野鳥の会のシマフクロウ保全活動について
シマフクロウ生息地保全のため、土地の購入や地権者との協定により、独自の「野鳥保護区」を設置する活動を2004年から展開。2010年に日本製紙(株)と設置した野鳥保護区では、シマフクロウをはじめ生息するさまざまな生物の調査を行なっている。2011年からは日高地域の生息地において、不足する餌を補い繁殖を補助する給餌活動を開始。2012年からは、富士通㈱および富士通九州ネットワークテクノロジーズ㈱(当時)の技術協力により、各地で集音したデータからシマフクロウの鳴き声を抽出し、シマフクロウの生息状況調査を実施している。今回の覚書においても、音声解析により森林内のシマフクロウの利用範囲の推定を行い、対象地の設定に活かしている。

<組織概要 2024年2月現在>
組織名:公益財団法人 日本野鳥の会
会長:上田恵介(立教大学名誉教授)
代表者:理事長 遠藤孝一(日本野鳥の会栃木県支部副支部長)
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
創立:1934(昭和9)年3月11日
会員・サポーター:約5万人
URL:https://www.wbsj.org/
報道関係者様 問い合わせ先:(画像の提供も下記にお問い合わせください)
担当:公益財団法人日本野鳥の会 自然保護室 苫小牧グループ
松本潤慶(まつもと・じゅんけい)
〒059-1365 北海道苫小牧市植苗150-3
野鳥保護区事業所(ウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンター内)
TEL:0144-82-8803
E-mail:[email protected]
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プレスリリース:生息数わずか135つがい「チュウヒ保護プロジェクト」を2024年度より開始 (公財)日本野鳥の会 創立90周年記念事業
2024年2月20日

公益財団法人日本野鳥の会(創立1934年3月11日/事務局:東京)は、2024年3月11日をもって、創立90周年を迎えます。この90周年を記念する事業として、これまで進めてきたチュウヒの保護活動を発展させ、2024年度より「チュウヒ保護プロジェクト」を開始いたします。
チュウヒとその生息地保全促進のために
写真/岡田宇司
当会はかねてよりタンチョウ、シマフクロウ、アカコッコ、カンムリウミスズメ、オオジシギなど絶滅が心配される種の保護を、重要な事業として行なってきました。特に2016年度から2020年度までの5年間のオオジシギ保護調査事業では、渡り経路の解明や北海道内の繁殖個体数の推定、2019年のオーストラリアの異常気象による影響把握など種の保護上の成果を上げ、これらの知見は、原野の代表種であるオオジシギの世界及びオーストラリアにおけるレッドリストのランクアップに活用されました。
そして、日本でのオオジシギの生息地の一つである北海道苫小牧市の勇払(ゆうふつ)原野一帯の保全に関しては、安平(あびら)川河道内(かどうない)調整地の範囲決定によって一定の保全が担保されたことを受け、ラムサール条約登録に向けて地元自治体等との調整を継続している段階です。
しかし、社会的な再生可能エネルギーの導入促進の高まりを受け、当地では河道内調整地以外の原野環境は、今後も太陽光発電所の設置が進む可能性が高く、原野の保全と再生可能エネルギー導入の両立の重要性がこれまで以上に高まっていると考えられます。
一方、オオジシギと同様に原野を利用する種である「チュウヒ」も、勇払原野や同じく北海道にあるサロベツ原野に生息していますが、国内推定繁殖数135つがいと、猛禽類のなかでは最も絶滅の危険性が高い状況にあります。そこで、当会ではチュウヒをオオジシギに続く原野の代表種として位置づけ、創立90周年に当たりチュウヒと原野の双方の保全を促進するための5か年(2024~2028年)の保護プロジェクトを展開することといたしました。
繁殖地の開発によって高まる絶滅の危険性
チュウヒの重要な生息地、苫小牧市にある勇払原野の弁天沼付近
チュウヒは絶滅の危険性が高いにもかかわらず、保護増殖事業などの行政による保護が行なわれておらず、国内繁殖つがい数の減少が著しい状況にあり、その主な要因は繁殖地の減少にあります。(下記資料参照)。
サロベツ原野は、国内の繁殖つがいの42%が利用する重要な生息地です。ここで繁殖するチュウヒの75%は、サロベツ国立公園外の乾燥化してササ原になった民有地で繁殖していますが、これまでにチュウヒが繁殖するササ原の数か所が圃場整備や開発の対象となり、当会らの地元行政機関等への働きかけにより、整備が一時中断された例があります。
また勇払原野でも多くのチュウヒが民有地で繁殖していますが、このエリアが工業用地ということもあり、常に太陽光発電所や風力発電所の建設、工場誘致などの開発による危機に晒されており、実際にチュウヒの繁殖地での風力発電所建設計画が存在しています。
このように、サロベツ原野および勇払原野のチュウヒとその繁殖地は、常に消失の危機に晒されていることから、保護を行なう緊急度が非常に高くなっています。
チュウヒ保護が生物多様性保全にもつながる
猛禽類の中では最も絶滅の危険性の高いチュウヒですが、英国では英国王立鳥類保護協会(RSPB)の生息環境整備などの保護活動により、チュウヒの繁殖が復活した事例があります。そして、湿地・草地生態系の頂点捕食者であるチュウヒの生息地保全を促進することは、同じ湿地や草地に生息する希少鳥類オオジシギをはじめオオジュリン、ノゴマ、ノビタキなど、湿地・草地生態系や生物多様性の保全にもつながります。
当会は、勇払原野の近くには直営のウトナイ湖サンクチュアリを有し、もう一つの重要繁殖地サロベツ原野では、この地域の環境保全にあたっているNPO法人サロベツ・エコ・ネットワークと協働し、さまざまな活動を進めてきました。こうした現地での拠点やネットワークとも連携を図りながら、一般の方への普及活動や保全活動の促進に努め、2028年には本プロジェクトの目標を達成すべく、鋭意取り組んでまいります。
保護プロジェクトの概要
これまで当会が行なってきたサロベツ原野、勇払原野での繁殖状況調査を継続しつつ、当会独自の野鳥保護区の設置に向けての活動や、繁殖地の公的保護を行政などに働きかけていく。
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〈資料〉 チュウヒ
タカ目タカ科チュウヒ属 ユーラシア大陸北部、サハリンなどで繁殖し、東南アジアで越冬する。日本には冬鳥として本州以南に渡来する。北海道、本州や九州で局所的に少数が繁殖。草原、湿地、ヨシ原などが生息環境。両翼をV字型にして、低空飛行で滑空しながら地上の獲物を探す。やや平面的な顔は、フクロウ類のように収音効果が高い。食性は肉食性で、魚類、両生類、爬虫類、鳥類やその卵、小型哺乳類等を捕食する。春先には、らせん飛行や宙返り、空中でのエサの受け渡しなどの求愛行動も見せる。 チュウヒの置かれている現状チュウヒの減少の主な理由 |
日本野鳥の会 創立90周年にあたって
1934(昭和9)年3月11日、当会の創設者・中西悟堂(コラム参照)を中心に、当時の鳥学者、文学者、日本画家、新聞記者などの有識者が集い、日本野鳥の会設立の目的などを話し合う座談会が開催されました。この日を当会設立の日とし、2024年でちょうど90年。90年におよぶ歴史は、日本の自然保護団体として最古となります。
中西悟堂は、野鳥は「飼うか食べるか」の時代に、「野の鳥は野に」と、自然の中にくらすあるがままの野鳥と親しみ、保護することを唱え、日本野鳥の会を設立しました。そして、自然の中で野鳥観察(バードウォッチング)を楽しむ会「探鳥会」を、1934年6月に日本で初めて開催します。それは全国各地の支部(連携団体)によって広められ、引き継がれ、現在でも各支部が中心となって年間3000回もの探鳥会が開催されています。
また直営・受託のサンクチュアリ(*1)に当会所属のレンジャーを配置し、地域の自然を守る調査・保全活動と共に、自然の楽しさや大切さを伝える普及活動を行なっています。
その一方で、当会は悟堂の「鳥たちを守ることは、日本の山河を守ること」という思想を出発点に、野鳥の密猟問題や大規模公共事業の開発問題に対して、署名運動や反対運動、ロビー活動などによって、野鳥を取り巻く環境の保護・改善に力を注いできました。
現在は、環境省や他の自然保護団体との協働、また企業からの技術支援や協定締結などのご協力をいただきながら、タンチョウやシマフクロウなどの絶滅危惧種の保全、風力発電所や太陽光発電所による自然や野鳥への影響把握と保全策の提言、海洋など自然界に流出するプラスチック問題についての調査・啓蒙などに取り組んでいます。
今後、生物多様性の保全が図られ、ネイチャーポジティブ(*2)を推進することが、人間社会の持続性・発展性においても、ますます重要となってきます。当会はこれからも、先人たちの功績に恥じることのないよう、地域社会や企業のみなさまとの連携をより深めながら、日本の豊かな生物多様性を次世代へとつなげる活動を行なってまいります。
*1 サンクチュアリ……自然環境の保護に加え、レンジャーが常駐するネイチャーセンターや自然観察路などが設けられた自然保護地域
*2 ネイチャーポジティブ……生物多様性や自然の損失を食い止め、回復させ、豊かにすること
その他の90周年記念事業
支部(連携団体)による「未来に残したい探鳥地」を公開
当会には全国で85の支部(連携団体)があります。各支部はそれぞれの地域で、野鳥の生息地の保全や調査に努めながら、会員や一般の方に向けた探鳥会を実施しています。地域の自然を守ってきた各支部から、生物多様性等の観点で「未来に残したい探鳥地」を1か所推薦していただき、支部による紹介文などとともに、当会のHPに掲載いたします(2024年7月公開予定)。
90周年記念Tシャツを販売
246名309点にのぼる一般公募デザイン案の中から、最優秀賞の1点をオリジナルTシャツとして商品化し、2024年4月より直営店「バードショップ」のほか、バードショップオンライン「Wild Bird」で販売いたします。

最優秀賞
タンチョウ/中村イサト

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〈コラム〉
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「日本野鳥の会」について
「野鳥も人も地球のなかま」を合言葉に、野鳥や自然の素晴らしさを伝えながら、自然と人間とが共存する豊かな社会の実現をめざして活動を続けている自然保護団体です。
独自の野鳥保護区を設置し、シマフクロウやタンチョウなどの絶滅危惧種の保護活動を行なうほか、野鳥や自然の楽しみ方や知識を普及するため、イベントの企画や出版物の発行などを行なっています。

<組織概要 2024年2月現在>
組織名:公益財団法人 日本野鳥の会
会長:上田恵介(立教大学名誉教授)
代表者:理事長 遠藤孝一(日本野鳥の会栃木県支部副支部長)
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
創立:1934(昭和9)年3月11日
職員数:65名
会員・サポーター:約5万人
直営サンクチュアリ:2施設
受託サンクチュアリ:6施設
URL:https://www.wbsj.org/
報道関係者様 問い合わせ先:(画像の提供も下記にお問い合わせください)
公益財団法人日本野鳥の会 広報室 (平日10:00~17:00)
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23
TEL:03-5436-2632
E-mail:[email protected]
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プレスリリース:絶滅危惧ⅠB類(鳥類)「サンカノゴイ」の全国のオスの繁殖個体数が明らかに 国内で確認できたのは17羽のみ!
2024年1月15日
2020~2022年の繁殖期(4~6月)に北海道全域・青森県・茨城県で、繁殖状況確認調査とアンケート調査を実施
(公財)日本野鳥の会(事務局:東京)は、湿地、湖沼、河川のヨシ原で繁殖するサギ科鳥類で、個体数の減少が懸念される「サンカノゴイ(環境省レッドリスト:絶滅危惧ⅠB類)」の保護調査活動を行なっています。
サンカノゴイは北海道では夏鳥で4~6月に湿地で繁殖し、北海道以外では留鳥として水田、放棄水田やヨシ原などで暮らし、少数が冬鳥として大陸から渡来します。
近年、本種は個体数が減少していると考えられ、その繁殖状況を把握するため、当会では2020年から2022年の繁殖期(4~6月)に、北海道全域と本州の一部(青森県、茨城県)を対象に、繁殖分布調査(現地調査)を実施しました。同時に、本州等での現在の繁殖状況を把握するため、過去に繁殖記録がある千葉県と滋賀県の琵琶湖の状況に詳しい会員にヒアリング調査を、栃木県と石川県の状況については既存文献の調査を実施しました。
![]() サンカノゴイ ずんぐりしたサギ科の鳥で、広いヨシ原に生息し、姿が見にくいため、「湿原の忍者」と呼ばれることもある。主に1羽で飛ぶ時に観察され、早朝と夜に見られることが多い。顔と首は茶褐色で、頭頂は黒っぽく、上面には縞があり、ヨシ原に溶け込む保護色となっている。 |
国内で繁殖している可能性のあるオス17羽を確認
3年間の現地調査では、オスのBooming※の数を繁殖の可能性がある羽数としてカウントし、併せて、ヒアリングや既存文献調査を行なった結果、北海道北部で5羽、本州以南(青森3、茨城5、栃木1、千葉3)で12羽、計17羽のオスのBoomingが確認され、これらの地域でサンカノゴイが繁殖している可能性を確認できました。
※Boomingとは…オスが繁殖期に出す「ウォッヴォーーーゥ」という瓶の口を息で吹いたような特徴的な声のこと

現地調査、ヒアリングや既存文献調査で確認できたサンカノゴイの繁殖エリアと個体数
サンカノゴイは国内では繁殖個体数が非常に少ない湿地・草原性鳥類の1つであると判明
現在、日本で繁殖個体数が確認されている湿地・草原性鳥類の個体数
※サンカノゴイの繁殖個体数は、日本で繁殖する湿地・草原性鳥類の中ではシマアオジに次いで少ないと推定されます。
湿地の消失や減少により、サンカノゴイの生息が確認されなくなった地域があることは知られていますが、広大なヨシ原で生活するため、生息の確認が困難です。そのため個体数の推定が難しく、これまで繁殖個体数が詳細に把握されてきませんでした。全国鳥類繁殖分布調査報告書(調査期間2016~2021年)によると、繁殖確認数は0、繁殖の可能性のある個体数が7羽とされています。
サンカノゴイの減少要因――湿地・草原の喪失と抽水植物の減少
日本では、過去100年間に1,000km2以上の湿地や草原が失われました。また、
●乾燥化や埋立て
●植生遷移による疎林化や樹林化、それらによるヨシ原自体の衰退や劣化
●工業地域や農地、宅地への転用、最近では太陽光発電施設の設置などの開発行為による消失
等の要因から、湿地・草原性鳥類の個体数が著しく減少しています。それは近年、日本の希少種保護に関して重要かつ有効な法律である「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)」の「国内希少野生動植物種」に指定された鳥類の多くが、チュウヒ、シマアオジ、シマクイナ、アカモズなどの湿地・草原性鳥類であることからもわかります。
今回の調査結果から、サンカノゴイは現在、北海道、青森県、関東圏の一部の湿地や草原でしか繁殖していないことがわかりました。過去には北海道の中央部や東部、滋賀県の琵琶湖などでも繁殖が確認されていましたが、今回はそれらの場所での繁殖の可能性は確認できませんでした。北海道中央部では2018年から、琵琶湖では10年ほど前から、繁殖するオスを確認できなくなりました。また、栃木では最大4~5羽のオスの繁殖が確認されていましたが、2013年以降から1~2羽しか確認できなくなっています(平野 2018)。このような個体数の減少要因としては、生息地のヨシなどの抽水植物が開発や改修により減少していることが挙げられます(平野 2018)。
サンカノゴイが好む環境――湛水した広いヨシ原
英国ではラジオテレメトリー調査から、サンカノゴイの繁殖環境について以下の報告がされています。
サンカノゴイの繁殖には湛水した広いヨシ原の存在が重要だということです。
日本での断片的な調査結果でも、本種は生息環境として水の多いヨシ原を選好することが示唆されています(岡田ほか 1986、橋本・桑原 1992)。しかし、日本にあるヨシ原は、ヨシを主とする高茎植物が広く生育するものの、大部分は地表が乾燥あるいは湿った程度のヨシ群落であることが多く、サンカノゴイが選好する環境は少なくなってきたものと考えられます(平野 2018)。
今後のサンカノゴイの保護――繁殖情報の把握と、その環境管理
今後は、サンカノゴイの繁殖情報を再度整理し、サンカノゴイの繁殖地があれば、地域住民や行政機関、開発事業者は、その存在に配慮した行動を取らなければならないと考えます。本種の繁殖を保全する場合、水深20cm程度の広大なヨシ原の存在が重要であることから(環境省 2014)、そのような湿地の保全と、湿地環境が悪化している場合にはその回復を試みる必要があります。さらに、本種にとって好適な繁殖条件や環境をより詳しく調べ、1997年に11羽にまで減少したサンカノゴイを、2022年に228羽にまで回復させた英国のように、既存の繁殖地周辺での繁殖可能な環境の創出と管理をしていく必要があります。
当会では、北海道北部を中心に、繁殖地が限定されるサンカノゴイの繁殖環境を保護するために、行政機関との協働や保全への働きかけを行なっていく予定です。
引用文献
本リリース資料に掲載している写真の利用については、下記担当にお問合せください。
報道関係者様 問い合わせ先
公益財団法人 日本野鳥の会 自然保護室 / 浦(うら) ・田尻(たじり)
TEL: 03-5436-2633
E-mail: [email protected](浦) / [email protected](田尻)
日本野鳥の会 URL: https://www.wbsj.org/
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プレスリリース:飾って楽しむ!野鳥の羽根を集めたポスター『壁掛け羽根図鑑』無料プレゼント!
2023年11月10日
公益財団法人 日本野鳥の会は、原寸大で野鳥の羽根を紹介する、ポスター『壁掛け羽根図鑑』を、ご希望の方全員に無料でプレゼントします。
普段、道ばたや公園に落ちていてもあまり気づかれることのない野鳥の羽根。そんな野鳥の羽根に注目し、身近な鳥を中心とした11種の羽根を原寸大で紹介します。
「鳥たちはこんな羽根を持っているんだ!」と興味・関心を持っていただくことで、より野鳥に愛着を感じてもらうとともに、“飾って楽しむ!“という野鳥観察にとどまらない、新たな野鳥の楽しみ方をお伝えできればと考え、このポスターを制作しました。
ぜひ、多くの方にご覧いただければ幸いです。
ポスターの概要


ポスター『壁掛け羽根図鑑』
A3サイズ(約30×42cm)両面フルカラー
※折りたたむとハガキサイズ(約15×10cm)
申込方法
*2023年11月10日より受付開始
※ポスターの発送は、お申し込み受付後に順次行なっていく予定ですが、お申し込みが集中した場合は遅れることがございます。あらかじめご了承ください。
「日本野鳥の会」について
「野鳥も人も地球のなかま」を合言葉に、野鳥や自然の素晴らしさを伝えながら、自然と人間とが共存する豊かな社会の実現をめざして活動を続けている自然保護団体です。
シマフクロウやタンチョウなどの絶滅危惧種の保護活動を行なうほか、野鳥や自然の楽しみ方や知識を普及するため、イベントの企画や出版物の発行などを行なっています。会員・サポーター数は約5万人。野鳥や自然を大切に思う方ならどなたでも会員になれます。
<組織概要>
組織名:公益財団法人 日本野鳥の会
代表者:理事長 遠藤孝一
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
創立:1934(昭和9)年3月11日 *創立89年の日本最古にして最大の自然保護団体
URL: https://www.wbsj.org/
報道関係者様 問い合わせ先
公益財団法人 日本野鳥の会
普及室 普及教育グループ 担当:井上、江面(えづら)
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
TEL:03-5436-2622(平日の火・木13~15時)
FAX:03-5436-2635
E-mail:[email protected]
URL:https://www.wbsj.org/
※掲載いただけます場合には、お手数ですが上記担当までご連絡くださいますようお願いいたします。
※ポスターの画像をお貸しできます。上記担当までお問い合わせ下さい。
[本プレスリリースのPDF版はこちら/371KB]
プレスリリース:「渡邊野鳥保護区フレシマ」が環境省の自然共生サイトに認定され、認定証を授与されました
「渡邊野鳥保護区フレシマ」が自然共生サイトに認定

認定証を受け取る上田会長
(公財)日本野鳥の会(事務局:東京。以下、当会)、が絶滅危惧種(絶滅危惧II類、VU)で国指定特別天然記念物のタンチョウ保護のため、2005年に北海道根室市に設置した「渡邊野鳥保護区フレシマ」が自然共生サイトに認定されました。10月25日に環境省主催で開催された⾃然共⽣サイト認定証授与式には当会上田恵介会長が出席し、認定証を受け取りました。
自然共生サイトについて
2022年12月にカナダ・モントリオールで開催された「第15回生物多様性条約締約国会議」で採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組(以下、枠組)」や2023年3月に閣議決定された「生物多様性国家戦略2023-2030」では、生物多様性の損失を食い止め、回復軌道に乗せる「ネイチャーポジティブ(自然再興)」の考え方が取り入れられています。枠組ではネイチャーポジティブ達成に向けて23のターゲット(目標)が設定されており、その中のひとつ「30by30目標(ターゲット3)」を達成するための国内の取り組みとして、2023年度より環境省によって自然共生サイト認定の仕組みが開始されました。
30by30目標と自然共生サイト
30by30目標は<2030年までに各国が陸域と海域の30%を保全する>というものですが、国立公園、国定公園や鳥獣保護区のように法律や条例で守られた保護地域だけでは目標達成は難しく、OECM(Other Effective area-based Conservation Measures)として民間が所有している土地も活用することが不可欠とされています。このOECM認定のための国内の仕組みが自然共生サイトで、自然共生サイトに認定されると、前述の保護地域との重複を除いた範囲がOECMとして国際データベースに登録され、30by30目標の達成に貢献できます。
当会独自の野鳥保護区とOECM
当会は野鳥保護区に生息する希少種を守ることで、同所に生息するさまざまな生物を守り、生物多様性の維持向上をめざしています。当会の野鳥保護区は、鳥類の生息地として重要な場所のうち保護地域になっておらず、開発の危機に瀕していたり、将来的に開発の恐れがある場所に設置していることから、典型的なOECMであると言えます。
当会独自の野鳥保護区は、1986年に会員の方から静岡県沼津市の山林を寄贈いただき、小鷲頭山(こわしずやま)野鳥保護区(2.3ha)を設置したことから始まりました。1987年には、ご寄付を元に北海道根室市の湿原を購入してタンチョウを守るための野鳥保護区の設置を開始し、2004年からはシマフクロウが生息する森林を購入してシマフクロウのための野鳥保護区設置を開始しました。これまでの約40年間の取り組みにおいてご寄付や企業、個人との協定により野鳥保護区を拡大し、現在までに北海道を中心に全国に約4,000ヘクタールの野鳥保護区を設置しています。
30by30目標達成に向けた当会の取り組み
既往の研究が示す通り、30by30目標の達成は生物多様性保全に有効であることから、当会は同目標に賛同し、2022年度には「30by30アライアンス(事務局:環境省)」の発起人となったほか、自然共生サイト認定試行事業(令和4年度)にも参加しました。当会は、今後も鳥類の生息地として重要な生息地における野鳥保護区の設置を継続し、30by30目標達成に寄与します。
関連するウェブサイト等
報道関係者様 問い合わせ先
公益財団法人 日本野鳥の会 自然保護室/田尻(たじり)
TEL:03-5436-2634
E-mail:[email protected]
※掲載いただけます場合には、お手数ですが上記の担当者までご連絡くださいますようお願いいたします。
※写真はデジタルデータの提供が可能です。使用については必ずご相談ください。禁:無断転載。
詳細資料
渡邊野鳥保護区フレシマ

渡邊野鳥保護区フレシマ全景
2005年3月、タンチョウ繁殖地の保護を目的として、法的に保護されていない湿原と草原を渡邊士乃武(わたなべしのぶ)氏からのご寄付を元に買い取った。タンチョウ(*)は1970年代から繁殖している。また、オジロワシ(*)が繁殖し、越冬期には多数のオオワシ(*)、オジロワシが採食のために飛来する。(*いずれも絶滅危惧II類、VU)
この保護区は根室市の太平洋側に位置し、五本松川とホロニタイ川の下流域に広がる湿原と湖沼、草原で形成され、北海道の海岸線の原風景が残されている。保護区周辺も含めると面積規模も大きいことから、根室半島湿原群として、環境省の「生物多様性の観点から重要度の高い湿地(重要湿地)」にも選定されている。
草原部分にはエゾゴゼンタチバナをはじめとした希少な植物が多く生育しているので、生物多様性を維持するため、クマザサ繁茂の抑制を目的とした馬の放牧による植生管理を継続している。その結果、現在も希少な植物とそれらを利用する昆虫類が多く見られる。また、タンチョウの繁殖状況のモニタリング調査を定期的に実施している。
参考: 渡邊野鳥保護区フレシマ(わたなべやちょうほごくフレシマ)
日本野鳥の会 組織概要
組織名:公益財団法人 日本野鳥の会(会員・サポーター 約5万人)
代表者:理事長 遠藤孝一
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
URL:https://www.wbsj.org/
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プレスリリース:10月14日は「世界渡り鳥の日 World Migratory Bird Day」
2023年10月13日

10月14日(土)は、国連が定める「世界渡り鳥の日 World Migratory Bird Day」です。世界各地で、国境や文化を超えて、渡り鳥をテーマにイベントが開催されます。
日本を含むアジアでは、渡り鳥の魅力や直面する脅威、渡りのルートである「フライウェイ」全体で保全していくことの重要性を普及するため、渡り鳥を守る国際枠組である「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ(EAAFP)」の呼びかけで、各地でこの日を祝う観察会などの普及啓発活動や保全活動が行なわれています。
(公財)日本野鳥の会は、EAAFPのパートナーとして、このキャンペーンを通じて、より多くの方に渡り鳥とその保護の重要性を知ってもらいたいと、その趣旨やテーマを紹介するほか、この日を多くの人に知ってもらうため公式ポスターの日本語版(pdf)を配布します。
「世界渡り鳥の日」とは
「世界渡り鳥の日(World Migratory Bird Day)」は、渡り鳥とその保全の重要性を広く普及するキャンペーンです。国連環境計画(UNEP)の下にある2つの国際条約「アフリカ・ユーラシア大陸渡り性水鳥保全協定(AEWA)」と「移動性野生動物の種の保全に関する条約(CMS)」の協働により、2006年に始まりました。現在は世界的なキャンペーンとなり、世界各地でさまざまな団体が、渡り鳥をテーマに観察会や展示会、フェスティバル、アートや音楽によるイベントなどを開催しています。鳥たちの渡りの時期は国や地域により異なりますが、年に2回、5月と10月の第2土曜日がメインの日に指定され、今年は、5月13日(土)と10月14日(土)が「世界渡り鳥の日」になります。
2023年のテーマは「鳥たちの命を支える水」
「世界渡り鳥の日」は、毎年テーマが設定されています。今年の世界渡り鳥のテーマは”Water: Sustaining Bird Life” 「鳥たちの命を支える水」です。水は、私たち地球上のすべての生命を支えるものであり、渡り鳥もまた、飲料としての水のほか、干潟などの沿岸の湿地から、湖沼、河川などの内陸の湿地まで、さまざまな湿地環境を渡りの中継地として休息や採餌に利用したり、繁殖に利用したりしています。しかし、こうした湿地環境は、埋め立てや開発、汚染、気候変動の影響などにより失われつつあります。私たちが便利な暮らしを求める一方で、きれいな水や湿地環境の消失が渡り鳥への大きな脅威となっています。「世界渡り鳥の日」では、今年の2回のキャンペーンを通じて、「鳥たちの命を支える水」をテーマに、渡り鳥と水、そして湿地環境の大切さを伝えていきます。
国内のフライウェイサイトはこちら(外部サイト)
10月14日(土)は、オクトーバー・ビッグ・デー
10月14日(土)は、世界最大の市民科学プロジェクト「eBird」による、世界一斉野鳥カウント「オクトーバー・ビッグ・デー」にも重なっています。ぜひこの日はバードウォッチングをして、観察結果をeBirdに投稿してください。
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ポスターのダウンロード 世界公式ポスターの日本語版(PDF)は、以下から自由にダウンロードできます。 |
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詳細は「世界渡り鳥の日」の公式サイトをご覧ください(外部サイト、英文) ※「世界渡り鳥の日」の写真素材等も公式サイトからダウンロードでき、広報目的であれば無償で使用できます。 |
日本野鳥の会 組織概要
組織名:公益財団法人 日本野鳥の会(会員・サポーター 約5万人)
代表者:理事長 遠藤孝一
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
URL:https://www.wbsj.org/
本件に関するお問い合わせ先
(公財)日本野鳥の会
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23丸和ビル
担当:自然保護室 葉山政治/岡本裕子
電話:03-5436-2633
E-mail:[email protected]
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プレスリリース:バードウォッチングウィーク!(*11月1日~7日) 身近な水鳥をeBirdに投稿しよう
2023年10月12日

(公財)日本野鳥の会(事務局:東京、会長:上田恵介、会員・サポーター数:約5万人)は、バードウォッチングウィーク<11月1日(水)~7日(火)>に、より多くの方が野鳥観察を楽しみ、世界規模の市民科学プロジェクト「eBird」に観察情報を寄せていただけるよう、キャンペーン「バードウォッチングウィーク! 身近な水鳥をeBirdに投稿しよう」を実施します。観察対象種を見た方、期間中毎日投稿した方には、記念品をプレゼントします(該当者多数の場合は抽選)。
eBirdについて
eBird(イーバード)は、米国・コーネル大学鳥類学研究室(Cornell Lab of Ornithology)が運営する世界最大の野鳥観察データベースであり、市民科学(市民と科学者が協働する科学研究)プロジェクトです。eBirdには世界中のバードウォッチャーから10億件を超える野鳥観察情報が寄せられ、蓄積されたデータは鳥類の調査研究や保全活動に活用されています。日本野鳥の会はコーネル大学鳥類学研究室と協働で、その日本語のポータルサイト「eBird Japan」を運営しています。
eBirdでは、自分のバードウォッチングの記録をスマートフォンやPCから投稿して、データベースに保存することが(アーカイブ)できます。また、さまざまな検索機能で、見たい鳥の写真や音声、どこに行けば見られるか、人気のバードウォッチングスポットなどを調べることができます。eBirdを利用すれば、スマートフォンひとつが、フィールドノートにも、図鑑にも、探鳥地ガイドにもなります。
11月1日~7日はバードウォッチングウィーク。eBirdで野鳥観察を楽しもう!
11月1~7日はバードウォッチングウィークです。秋から冬にかけては木々の葉が落ち、鳥の姿を見つけやすくなります。ガン・カモ類など比較的大型の水鳥も渡ってくるので、バードウォッチングを始めるのに最適です。公園の池や近くの川など、身近な水辺で見られる鳥を観察して、eBirdに投稿してみましょう。観察対象種の水鳥3種(ヒドリガモ、マガモ、オオバン)をすべて見た方、7日間毎日投稿した方には、素敵なプレゼントも!
「eBirdを使ってみたいけれど、見た鳥の名前がわからない」という方には、eBirdと連動してAIが識別をサポートするアプリ「Merlin」がおすすめです。キャンペーンに合わせて、アプリ「Merlin」の使い方を紹介するオンラインセミナーや、野外でeBirdへの投稿方法を解説する講座も開催します。
キャンペーン「バードウォッチングウィーク!身近な水鳥をeBirdに投稿しよう」の概要
講座(オンライン/対面)のご案内
1.オンライン講座「AIと野鳥識別対決‐Merlinに挑戦!」
2.対面講座「eBird野外体験講座」
eBirdとは
世界規模の市民科学プロジェクト
eBirdは、米国・コーネル大学鳥類学研究室が運営する、世界的な科学研究プロジェクトであり、誰でも参加できる市民科学プロジェクトです。世界中のバードウォッチャーの野鳥観察記録をオンラインで共有し、鳥類の研究や保護に役立てることを目的に、2002年に開発されました。2023年10月1日現在、eBirdの利用者は世界で90万人、国内で5600人を超え、日々増え続けています。
ポータルサイトeBird Japan公開により、日本語で利用可能に
eBirdは、コーネル大学鳥類学研究室と、世界中のパートナー団体、何千人もの地域の専門家、何十万ものユーザーの協働で運営されています。2021年11月にコーネル大学鳥類学研究室と(公財)日本野鳥の会によりポータルサイト「eBird Japan」が公開され、eBirdへの投稿や検索、関連するアプリが日本語で利用できるようになりました。「eBird Japan」は、現在、サントリーホールディングス株式会社(メインスポンサー)と、カールツァイス株式会社(協賛)のご支援を得て、(公財)日本野鳥の会が運営しています。
eBirdは多言語に対応しており、世界中で利用できます。また、eBirdに蓄積されたデータは、調査研究や教育活動、自然保護活動など非営利目的であれば、誰でも自由に利用できます。

日本野鳥の会 組織概要
組織名:公益財団法人 日本野鳥の会(会員・サポーター 約5万人)
代表者:理事長 遠藤孝一
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
URL:https://www.wbsj.org/
本件に関するお問い合わせ先
(公財)日本野鳥の会
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23丸和ビル
担当:自然保護室 葉山政治/岡本裕子
電話:03-5436-2633
E-mail:[email protected]
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