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野鳥図鑑画家 谷口高司氏作品展「空で繋がるサンクチュアリ」・「タマゴ式」鳥絵塾を開催
このイベントは終了しました。
当会の創立90周年を記念して、野鳥図鑑画家・谷口高司氏の作品展「空で繋がるサンクチュアリ」が春国岱原生野鳥公園で開催中です。根室で見られる野鳥を中心に、全国のサンクチュアリに関連する野鳥作品を展示しています。
本展のみどころのひとつとして、『野鳥観察ハンディ図鑑 山野の鳥、水辺の鳥』の歴代の表紙絵6点を、特別に撮影できるようになっており、(他の作品は撮影厳禁)6点が一度に並ぶのは今回が初めてです。作品の前にそれぞれの図鑑も並べてありますので原画と併せてお楽しみください。
さらに1月26日(日)には野鳥を描くワークショップ<谷口高司の「タマゴ式」鳥絵塾>を開催します。「タマゴ式」でバランスの取れた鳥の絵を描くコツをマスターしましょう!
開催概要
野鳥図鑑画家 谷口高司 作品展「空で繋がるサンクチュアリ」
- 会期
- 2025年1月11日(土)~2月11日(火・祝)
9:00~16:30 ※毎週水曜日、1月14日は休館日 - 場所
- 根室市春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター2階
- 入場
- 無料
- 主催
- ねむろバードランドフェスティバル実行委員会

会場のようす

谷口氏の野鳥への想いがつまったキャプションにも注目です
谷口高司の「タマゴ式」鳥絵塾
- 日時
- 2025年1月26日(日)
- (1)11:30~12:30
- 描く鳥/シマエナガ
対象/小学校3年生~中学3年生 ※小学生は保護者同伴 - (2)15:00~16:00
- 描く鳥/ベニヒワ
対象/大人~中学1年生
- 場所
- 根室市春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター2階
- 定員
- 各回18名(先着順)
- 参加費(画材費)
- 500円
※画材は講師が指定したもの使用します。 - 申し込み
-

ワークショップのようすねむろバードランドフェスティバル2025のホームページなどから申し込み用紙をダウンロードしていただくか、住所、名前、年齢、電話番号とプログラム名を書いてFAXまたはメールでお申し込みください。
申込用紙のダウンロードはこちら(PDF/96.2KB)
FAX:0153-24-7811
メール:[email protected] - 主催
- ねむろバードランドフェスティバル実行委員会
ポスターをクリックすると大きな画像で表示されます
関連リンク
創立90周年記念

日本野鳥の会は、2024年3月11日に創立90周年を迎えました。当会の活動を知っていただくために、創立からこれまでの歴史を振り返る動画などのコンテンツや、周年記念の事業などをご紹介します。
ごあいさつ
日本野鳥の会 会長 上田恵介

今でこそ「野鳥」といえば飼い鳥ではなく、野に棲む鳥のこととだれでも知っていますが、日本野鳥の会が中西悟堂によって創立されるまで、日本語には野鳥という言葉はまだなかったのです。
それから90年。「野鳥」という言葉はだれでも知っている日本語として定着しています。言葉が概念として定着することによって、人は野に棲む鳥たちのことを頭に思い浮かべることができるのです。その意味で中西悟堂による日本野鳥の会の設立は、日本の社会と文化そして自然保護にとって画期的なできごとだったのです。
現在、日本野鳥の会は国内最大級の自然保護団体として、名実ともに日本の社会に大きな影響力を及ぼしています。子や孫たちが見る未来の日本を、今よりもっと自然豊かな国にするために、日本野鳥の会は皆さまと力を合わせて活動してまいります。
日本野鳥の会 理事長 遠藤孝一

今年、日本野鳥の会は設立90周年を迎えました。
野鳥研究家で文学者、そして僧侶(天台宗権僧正)であった初代会長・中西悟堂が、「野の鳥は野に」を旗印に、「鳥の科学と芸術の融合」をめざして会を設立したのが1934年。それから90年、当会は全国に広がる支部や会員、支援者に支えられ、また、他の団体、企業、行政と力をあわせて、「野鳥も人も地球のなかま」を合言葉に、人と自然が共存する未来をめざして活動してまいりました。ご支援、ご協力いただいたたくさんの皆さまに心よりお礼を申し上げます。
野鳥は生態系の中で高次消費者の性格を持ち、多くの野鳥が生息することは、そこに豊かな自然が存在することを意味しています。したがって、野鳥を保護することは、生物多様性豊かな自然を保護することにつながります。さらに、自然界の一員でもある人間の健全な暮らしを守ることにもなります。
当会は、これからも野鳥を中心とした生物多様性保全を進め、持続可能な社会づくりに貢献してまいります。引き続き、ご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
90周年記念ダイジェスト・ムービー
日本野鳥の会の活動を、短いスライド動画にまとめました。90年という長い時間の中で、日本最古にして、最大の環境保護団体としての足跡をダイジェストでご覧ください。
写真で振り返る90年

90年間の歴史を大きく4つの章に分けて紹介しています。多くの協力者とともに、野鳥保護の歴史を刻んできた当会の取り組みを、写真とともに紹介します。
未来に残したい探鳥地

創立90周年記念として、全国に85ある各連携団体・支部から「生物多様性の観点、野鳥保護の観点から推薦する探鳥地」を1か所推薦してもらいました。これらの探鳥地は、地域の生物多様性保全上重要な場所であるだけでなく、バードウォッチングも楽しめる場所です。みなさん、ぜひお出かけください。
90周年記念デザイン プレゼントグッズ付き寄付
日本野鳥の会の自然保護活動へのご寄付のお礼に、創立90周年記念デザインの特別なプレゼントをご用意しました。

ピンバッジ「コゲラ」

コゲラ「亜種だらけ」シール

カムイの羽根しおりセット

ブローチ
ゆうひ(チュウヒ)

ブローチ
縁enishi(タンチョウ)
コゲラの特集ページ「みんな大好き! キツツキの秘密を探ろう」
90周年記念Tシャツを販売

最優秀賞
タンチョウ/中村イサト
246名309点にのぼる一般公募デザイン案の中から、最優秀賞の1点をオリジナルTシャツとして商品化し、2024年4月より直営店「バードショップ」のほか、バードショップオンライン「Wild Bird」で販売します。
90周年記念オリジナルマグネットを発売

90周年記念
「オリジナルマグネット」
90周年を記念したオリジナルマグネットを発売します。マグネットは全15種類で、当会が保護活動に取り組んでいる「シマフクロウ」「オオジシギ」などのほか、当会のレンジャーがいる施設にちなんだ野鳥が描かれています。
日本野鳥の会創立90周年を記念するコラボウオッチが登場!

日本野鳥の会
創立90周年記念
翡翠-KAWASEMI-ウオッチ
日本野鳥の会の創立90周年を祝して、翡翠(かわせみ)をイメージしたセイコーのコラボウオッチが登場しました。
美しい羽色をコバルトブルーのグラデーションで表現した文字盤に、インデックスには金色に輝く翡翠のシルエット。鳥たちがのびのびとくらす、神秘的で豊かな自然がいつまでも続くよう願いを込めてデザインされたクロノグラフモデルです。
創立90周年記念 野鳥図鑑画家 谷口高司氏の作品展・ワークショップ開催

野鳥図鑑画家
谷口高司氏作品展
「空で繋がるサンクチュアリ」
「タマゴ式」鳥絵塾
当会の創立90周年を記念して、野鳥図鑑画家・谷口高司氏の作品展「空で繋がるサンクチュアリ」が春国岱原生野鳥公園で開催中です。根室で見られる野鳥を中心に、全国のサンクチュアリに関連する野鳥作品を展示しています。
さらに2025年1月26日(日)には野鳥を描くワークショップ<谷口高司の「タマゴ式」鳥絵塾>を開催します。
プレスリリース
90周年を記念する事業として、これまで進めてきたチュウヒの保護活動を発展させ、2024年度より「チュウヒ保護プロジェクト」を開始いたしました。

日本野鳥の会創立90周年を記念するコラボウオッチが登場!
日本野鳥の会の創立90周年を祝して、翡翠(かわせみ)をイメージしたセイコーのコラボウオッチが登場しました。
美しい羽色をコバルトブルーのグラデーションで表現した文字盤に、インデックスには金色に輝く翡翠のシルエット。鳥たちがのびのびとくらす、神秘的で豊かな自然がいつまでも続くよう願いを込めてデザインされたクロノグラフモデルです。

- 限定数は2000点。裏蓋には創立90周年記念ロゴとエディションナンバーを刻印。
- 特製ボックスには、日本野鳥の会で活躍する写真家・掛下尚一郎氏が撮影した、翡翠の写真がセットされます。
- PREMICOオンラインショップにて好評予約受付中です。
- 商品名
- 日本野鳥の会 創立90周年記念 翡翠-KAWASEMI-ウオッチ
- 価格
- 59,800円(税込65,780円)
- 限定数
- 2000点
- 販売元
- インペリアル・エンタープライズ株式会社 PREMICO(プレミコ)
- 商品特設ページ
- https://iei.jp/kawasemi-watch/


※掲載している写真は開発中のものです。実際の商品とは多少異なる場合があります。
※製造上の理由により、裏蓋の向きや文字の位置、仕様等が写真とは若干異なる場合があります。
※バードショップでは取り扱いはございません。
商品仕様
| 材質 | ケース・裏蓋・バンド=ステンレススチール 風防=カーブハードレックス |
|---|---|
| ケースサイズ(約) | 47×39.8×厚さ12.8mm |
| 手首回り(約) | S=14cm、M=16cm、L=18cm |
| ムーブメント | クオーツ(平均月差±15秒以内) |
| 防水性能 | 日常生活用強化防水(10気圧防水) |
| 保証 | 3年間品質保証 |
| 生産国 | 日本 |
一ツ瀬川河口(宮崎県児湯郡)
推薦:日本野鳥の会 宮崎県支部

一ツ瀬川(ひとつせがわ)河口は、左岸側の児湯(こゆ)郡新富町、右岸側の宮崎市佐土原町の境界域です。河口域の中洲は中央部に畑が広がり、周りを疎林がとり囲んでいて、渡りの時期には多くの鳥たちが重要な休憩地として羽を休めます。中洲の下流には干潮時に干潟が現れ、シギ・チドリ類をはじめとした多くの水鳥が訪れ、冬場にはクロツラヘラサギも十数羽の群れで羽を休めます。
川幅は広く、岸からの眺望をさえぎるものはありません。ここでは豪快にダイビングして狩りをするミサゴやカンムリカイツブリ、群れで飛び回るカモ類などを見ることができます。
右岸の河口近くの二ツ立には水門が設置されており、水田地帯から流れ込む水路の調整池があります。ここには北・西・南から観察できるスポットがあります。池にはヨシ原の中洲があり、特に冬場にはたくさんのカモ類を近くから観察することができます。また、そのヨシ原の上にチュウヒ、ハイイロチュウヒ、オオタカ、ハヤブサなどの猛禽類が現れると、いっせいにカモの群れが飛び上がる光景が見られます。ヨシ原の中ではツリスガラやオオジュリン、アオジ、ホオジロなどの小鳥も見られ、野鳥観察の穴場になっています。
夏の海岸の砂地では、コアジサシが集団で繁殖する風景や、シロチドリの繁殖も見ることができます。
所在地
宮崎県児湯郡新富町及び宮崎市佐土原町
環境
干潟、川/河原、池、田んぼ/農耕地
ベストシーズン
1月、2月、3月、4月、5月、9月、10月、11月、12月
見られる鳥

クロツラヘラサギ

カモの群れ
- 春・夏
-
コアジサシ・ダイシャクシギ・シロチドリ等が見られます。
- 秋・冬
-
マガモ・カルガモ・ヒドリガモ・コガモ・オナガガモ・ハシビロガモ・ホシハジロ・ツクシガモ・キンクロハジロ・スズガモ・ミコアイサ等のカモ類、オオタカ・チュウヒ・ハイイロチュウヒ・ハヤブサ・チョウゲンボウ・ノスリ等の猛禽類のほか、カイツブリ・カンムリカイツブリ・ハジロカイツブリ・ヘラサギ・クロツラヘラサギ・タゲリ・カワウ・セグロカモメ等が見られます。
- 通年
-
ミサゴ・トビ等の猛禽類、アオサギ・ダイサギ・コサギなどのサギ類、ヒバリ・キジバト・セッカ等が見られます。
近隣情報

加江田渓谷。昔のトロッコ線路が渓谷沿いの遊歩道になっています

初夏の加江田渓谷は水量も多く、夏鳥のさえずりが響き渡ります
加江田(かえだ)渓谷は宮崎自然休養林の一部にもなっており、宮崎市の南にある双石山(ぼろいしやま)の東麓に位置します。丸野駐車場から加江田川沿いに約8kmの遊歩道があり、周りはシイ・カシ・タブなどの照葉樹林に囲まれています。春・夏は遊歩道入口からホオジロやウグイスがさえずり、渓谷に入るとミソサザイ、アカショウビン、オオルリ、サンコウチョウなど代表的な夏鳥の声が、心地よく谷間に響き渡ります。川ではカワセミ、カワガラス、キセキレイが、上流へ下流へとせわしなく移動していきます。秋・冬にはヤマガラ、エナガ、メジロなどの混群が群れ、山の上にはクマタカが現れることもあります。
- 加江田渓谷
宮崎県宮崎市大字鏡洲字家一郷
注意事項
探鳥地近くまでの公共交通機関がありませんので、車で行くことになりますが、堤防道路や調整池の周りの道路脇の駐車は通行の妨げになります。堤防道路を海岸まで行ったところに十分な駐車スペースがあるので、そこを利用してください。
立田山憩の森(熊本県熊本市)
推薦:日本野鳥の会 熊本県支部

立田山(たつだやま)は熊本市の中心部から北東約3㎞に位置する、標高152mの小高い丘陵状の山です。常緑広葉樹、落葉広葉樹、アカマツなどの森林が混在するほか、湿地や草地、ため池など多様な環境があり、里地里山の生きものの重要な生息・生育地となっています。
立田山では「立田山の緑を守ろう」という県民・市民の声を受けて、熊本県・熊本市が一体となって整備事業を進め、現在では約150haが環境保全林「立田山憩の森」となって、多くの市民の憩いの場として利用されています。森の中には散策路が整備されており、途中には展望台、休憩所、芝生の広場などもあり、政令指定都市の中心部にありながら、豊かな森の自然を楽しむことができます。
日本野鳥の会熊本県支部では、会の設立以来、50年以上にわたって、立田山で探鳥会を開催しています。毎月第一日曜日の定例探鳥会、3月のお花見探鳥会と合わせて年に13回が開催され、多くの参加者が集まっています。
観察される鳥は、森林性の小鳥類が中心になりますが、小さなため池では、カワセミやカモ類など水辺の鳥も見ることもできます。過去10年間の探鳥会では約90種類の野鳥が記録されており、観察のしやすさから、バードウォッチング初心者の入門用の探鳥会としての役目を果たしています。温暖な地ですので、真冬でも積雪はなく、年間を通して野鳥観察をすることが可能。ただし、猛暑の夏場は、さすがに鳥は少なくなります。
立田山周辺には、「立田自然公園(泰勝寺跡)」、「熊本大学」、「リデル、ライト両女記念館」、「森林総合研究所九州支所」、「立田山野外保育センター」などの施設があり、また南方を流れる白川は阿蘇カルデラを水源とする清流で、年間を通じて野鳥の生息場所となっています。
所在地
熊本市中央区黒髪8丁目
環境
池、森林、山地
ベストシーズン
1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月、10月、11月、12月
見られる鳥

キビタキ

ルリビタキ
- 春から夏
-
夏鳥ではキビタキ、サンコウチョウの人気が高く、「テッペンカケタカ」と鳴きながら飛びまわるホトトギスも、夏鳥の代表選手。
- 秋から冬
-
冬鳥は10月頃から渡ってきますが、ジョウビタキ、ルリビタキ、ツグミ、シロハラなどは毎冬普通に見ることができ、年によっては、クロジやキクイタダキ、シメなどがくることもあります。
- 通年
-
立田山には留鳥として、メジロ、エナガ、ウグイス、シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラ、ヒヨドリなどの小鳥類が生息しており、1年を通してバードウォッチャーを楽しませてくれます。
- 春秋の渡りの時期
-
コマドリ、オオルリ、コサメビタキ、マミチャジナイなどが渡りの途中、立田山に立ち寄ってくれます。
近隣情報
泰勝寺跡

泰勝寺跡の茶室「仰松軒」
立田山山麓には、熊本藩主・細川家の菩提寺「泰勝寺(たいしょうじ)跡」があります。細川家初代藤孝(ふじたか)夫妻と、二代目忠興(ただおき)とガラシャ夫人の墓「四つ御廟(ごびょう)」や、武人でありながら茶人としても有名だった細川忠興の原図に基づいて復元された茶室「仰松軒(こうしょうけん)」などがあります。また、宮本武蔵のものと伝わる供養塔もあり、史跡散策スポットとして市民に親しまれています。
- 立田自然公園 泰勝寺跡
熊本県熊本市中央区黒髪4-610
立田山ヤエクチナシ自生地

立田山の豊国廟で栽培されているヤエクチナシ。
立田山には八重咲のクチナシ「ヤエクチナシ」の自生地があり、1929年に「立田山ヤエクチナシ自生地」として国指定天然記念物に指定されています。本来の生育地は伐採や遷移の進行で消滅したのではないかと言われていますが、その一方で数系統のヤエクチナシが、立田山の「豊国廟(とよくにびょう)跡」など数か所で栽培されています。
写真提供:立田山ヤエクチナシ井戸端会議、河原畑濃氏
注意事項
- 森での動植物の採取は禁止されています。
- ごみは各自でお持ち帰りください。
- 「立田山憩の森」は全面禁煙です。
- 「森林総合研究所」の実験林があり、林内の立ち入りは禁止。
- 遊歩道は、散歩やジョギングをされている方も多いので、立ちどまって鳥を観察する際には、通行の妨げにならないよう注意してください。
日本野鳥の会 熊本県支部については、以下をご覧ください。
ながさき県民の森(長崎県長崎市)
推薦:日本野鳥の会 長崎県支部

「ながさき県民の森」は、1968年(昭和43年)に明治100周年を記念して、長崎県によって設置されました。長崎市と西海市にまたがって位置しており、総面積が382haと西日本有数の規模を誇り、長浦岳(561m)を中心とするこの一帯は、西彼杵(にしそのぎ)半島で最も高い山地です。照葉樹を中心にカエデ類などが混じる混合林で、西部には渓流が流れています。
特筆すべきことは、アカハラダカが、長崎県を渡りのルートとして南下していることが明らかになった契機が、この場所ということです。1986年9月にこの県民の森で約5,000羽が観察され、また、同日に諫早(いさはや)の五家原岳(ごかはらだけ)山頂で13,000羽の渡りが観察されたことから、長崎県内での渡りルートが判明しました。
県民の森の主な施設として、「森の交流館」、「森林館」、「木工館」、「天文台」、キャンプ場、展望台、冒険広場(アスレチック)、芝生広場、水車小屋、駐車場、休憩所、野外トイレ、電話、水道施設などが整備されています。また、散策ルートも整備され、車イスコース、高齢コース、一般コース、健脚コースなどさまざまな楽しみ方ができます。
所在地
長崎県長崎市神浦北大中尾町693-2
環境
森林
ベストシーズン
4月、5月、6月、9月、10月
見られる鳥

オオルリ

キビタキ
- 春・夏
-
ウグイス、ホオジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、コジュケイ、アオゲラ、コゲラ、オオルリ、キビタキ、クロツグミ、カラアカハラなどが見られます。特にオオルリは岩瀬戸渓谷沿いに多く、県内一の密度ではないかと思われます。また、キビタキは森の茶屋付近で多く見られます。
- 秋・冬
-
エゾビタキ、コサメビタキ、センダイムシクイなどが一時的に渡来し、メジロ、ヒヨドリ、アオジ、ミヤマホオジロ、シロハラ、ツグミ、キジバト、タカ類などが観察されます。
近隣情報
琴海赤水公園

赤水公園
「琴海赤水(きんかいあかみず)公園(長崎市琴海戸根原町)」は、「ながさき県民の森」に隣接しており、大村湾を見下ろし、県北の山々、正面に多良山系、南に雲仙岳を見渡す大パノラマが広がる眺望抜群なところです。また、赤水堤周辺は森林と水辺が一体となった公園で、ヤマガラ、シジュウカラ、アオゲラ、カケス、キビタキ、コサメビタキ、キセキレイなどが観察されます。また、秋にはタカ類の渡りも観察されます。駐車場やトイレも整備されています。
琴海中央公園

琴海中央公園
「琴海中央公園(長崎市琴海戸根原町)」は大村湾沿いにあり、周囲を海と田畑で囲まれた城跡に造られ、自然林などを残した公園です。国道206号からのアクセスも容易で、駐車場やトイレも整備されています。冬季はアオジ、クロジ、ルリビタキ、エナガ、ミヤマホオジロ、シロハラ、アオバト、ハヤブサ、チョウゲンボウ、マガモ、ホシハジロ、ヒドリガモ、カンムリカイツブリなどが観察されます。
注意事項
県民の森へは、正面ゲート、東ゲート、西ゲート、北ゲートから入場することができますが、野鳥観察が目的の場合は東ゲートか西ゲートから入場するのがよいでしょう。長崎市や佐世保市方面からは、東ゲートが近いでしょう。キャンプ場や「森の交流館」などを利用する場合には、正面ゲートからになります。北ゲートは通常、閉鎖されています。
開園時間は9:00~17:00となっています。
日本野鳥の会 長崎県支部については、以下をご覧ください。
愛媛県重信川河口(愛媛県松山市)
推薦:日本野鳥の会 愛媛

重信川(しげのぶがわ)河口は、西条市の加茂川河口などとともに、環境省によって「生物多様性の観点から重要度の高い湿地」に選定されています。瀬戸内海に面した河口には、泥質干潟・砂浜・礫地帯・ヨシ原などの多様な環境があり、180種を超える多くの種類が観察されている、県内有数の探鳥地です。
当会ではこうした貴重な干潟を守り、その重要性を訴えるため、「重信川河口探鳥会」および清掃活動と探鳥会を併せておこなう「重信川河口清掃探鳥会」を毎年開催しています。1996年からは27年以上の長期間にわたって重信川河口鳥類調査を継続しており、個体数の経年変化をモニタリングしています(2023年には、372回実施した調査結果をまとめた『重信川河口鳥類調査報告書』を出版しました)。
見通しのよい開けた環境で、必ず鳥がいてじっくりと観察できるので、初心者にもおすすめの探鳥地です。
所在地
愛媛県松山市西垣生町/松前町北川原
環境
海、干潟、川/河原
ベストシーズン
1月、2月、3月、4月、5月、6月、9月、10月、11月、12月
見られる鳥

ハマシギ

ウミアイサ
- 夏
-
コチドリ、コアジサシ、オオヨシキリ、セッカなど
- 春・秋
-
メダイチドリ・キョウジョシギ・トウネン・ソリハシシギ・チュウシャクシギなどのシギ・チドリ類
- 冬
-
ヒドリガモ・ウミアイサなどのカモ類、ダイゼン、ハマシギ、セグロカモメなどのカモメ類、オオジュリン
- 通年
-
シロチドリ、イソシギ、カワセミ、ミサゴ・ハヤブサなど
近隣情報

松山城
松山市内の松山城山では、毎月第一日曜日に定例探鳥会を行なっています。松山城は日本で12か所しか現存していない天守を有する城郭の一つで、道後温泉とともに「美しい日本の歴史的風土100選」に選定されています。愛媛へ観光にお越しの際は、松山城山探鳥例会にも、ぜひ一度足をお運びください。詳細は当会HPをご覧ください。
- 松山城
愛媛県松山市丸之内
注意事項
- 干潟への立入りはご遠慮ください。
- 近くに駅、バス停、トイレ等はありません。
- 駐車場スペースは松山市側(北岸)、松前町側(南岸)にありますが、せまいため譲りあって停めてください。
日本野鳥の会 愛媛については、以下をご覧ください。
讃岐平野のため池群(香川県一円)
推薦:日本野鳥の会 香川県支部

降水量が少なく渇水の多い香川県では、古くから雨水を利活用するため、多くのため池が造られてきました。
全国一の密度を有する香川のため池は、里山と共に地域の人々の生業(なりわい)と結びついた独特の風景となっています。
ため池は、田んぼの水を確保したり、洪水を調整したりする機能のほか、生物相を豊かにする水辺としての働きを併せ持っています。また、農業のサイクルに合わせて水位は変動し、毎年または数年に1度、「池干し」が行なわれます。このように「適度に管理する」という人の営みが池の機能を維持するとともに、生態系のバランスにも寄与しています。
このような環境は、順次いろいろな池で池干しが行まわれる秋から冬場にかけて、特に水辺を好む旅鳥や冬鳥に安住の場所を提供しています。しかし、再生可能エネルギーの導入加速化の必要性が叫ばれる近年、太陽光発電装置が設置される池が増えてきました。特に、その効率性から比較的大きな池が開発されるケースが増えています。これによりシギ・チドリ類やカモ類、サギ類などに影響が出ています。
クリーンなエネルギー源の確保は重要なことですが、先人が長い年月にわたって積み上げてきた讃岐平野のため池と里山の循環サイクルは、今後とも守っていきたいものです。
所在地
香川県一円
環境
池、田んぼ/農耕地
ベストシーズン
1月、2月、3月、10月、11月、12月
見られる鳥

ミコアイサ

ヘラサギ
- 春・夏
-
水草の多い池ではカイツブリ、バンなどが繁殖しています。ミサゴは年間を通して見られ、出会える確率も高いです。
- 秋・冬
-
水を抜いた池では淡水湿地を好むイカルチドリ、コチドリ、タゲリ、アオアシシギ、ハマシギ、ツルシギ、トウネン、セイタカシギなどのシギ・チドリ類、マガン、ヘラサギ、クロツラヘラサギ、ナベヅルなどの大型の野鳥や、タヒバリ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイなどの小鳥類も立ち寄ります。また、近年はコウノトリの冬季の餌場、休息地となっています。
丸亀市田村池、八丈池、大窪池、金丸池、善通寺市前池、高松南部の小田池、坂瀬池など冬季に水を湛えた池には、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサなどのカモ類や、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、オオバンなどの水鳥が多数渡来します。特にミコアイサの飛来数は、近県に比べて多くなっています。ミコアイサは丸亀市宝憧寺池(ほうどうじいけ)、新池、大池、高松市坂瀬池、平田池などにやってきます。
近隣情報

高松市 小田池(右側が太陽光パネル)

高松市 坂瀬池
注意事項
ため池近くの道路の多くは非常に細くなっています。車の走行には十分注意してください。また、駐車する位置も、地元の方の通行に支障をきたさないよう、十分注意してください。
日本野鳥の会 香川県支部については、以下をご覧ください。
八幡川河口(広島県広島市)
推薦:日本野鳥の会 広島県支部

広島県鳥類目録(2024)340種中、八幡川(やはたがわ)河口付近で、海鳥を中心に約200種が観察されています。広島市西区と佐伯区の間で広島湾に注ぐ八幡川の河口は、多くの野鳥が集まる場所として知られてきました。かつては、汽水域に繁茂するアオサを主食とするヒドリガモが3,000羽いる場所として知られていました。
1980年代に入ると都市化の進展に伴い、広島港五日市地区湾整備事業による埋立て計画が生じました。埋立ては、河口干潟・前浜干潟の自然環境を保全するため、人工干潟・野鳥園の設置を前提に実施されました。人工干潟は1991年造成され、沈下対策の2期工事が2006年に施工されました。以来、日本野鳥の会広島県支部では、沈下計測や野鳥の飛来モニタリングを、継続して行なっています。埋立地内に設置される野鳥園は、埋立て造成地の利用とセットとなったため、今後(2025年以降)展開される見込みです。
日本野鳥の会広島県支部が発足した1981年の第1回探鳥会から、八幡川河口で毎月1回定例探鳥会を開催しており、広島県を代表する探鳥地です。広島県西部に位置し、100万を超える人口がある広島都市圏からアクセスが容易な地でもあります。今後開設される野鳥園とともに、河口に集まる多くの野鳥を身近に観察できる瀬戸内海広島湾の河口干潟で、ガンカモ類、シギ・チドリ類、サギなど水鳥を中心とした多数の野鳥を身近に観察できる場所です。
所在地
広島県広島市佐伯区五日市町
環境
海、干潟、川/河原、池、草地
ベストシーズン
1月、2月、3月、4月、5月、8月、9月、10月、11月、12月
見られる鳥

チュウシャクシギ

スズガモとトモエガモ
干潟を利用する代表種はシギ・チドリ類ですが、八幡川河口で観察されるシギ・チドリは4月末から5月初めの時期を除いては多くはありません。八幡川を代表するガンカモ類はヒドリガモが代表種でしたが、近年はオカヨシガモ、マガモ、オナガガモ、カルガモ、ヒドリガモと5種の陸ガモが各々100羽前後、河口干潟で越冬します。人工干潟の水面では、潜水ガモのスズガモ、ホシハジロの300羽以上の群れが、10月から4月に越冬します。冬季には、カンムリカイツブリやユリカモメ、カモメ、ウミネコ、セグロカモメのカモメ類4種と、近年多数のカワウの群れが見られます。夏のヨシ原では、オオヨシキリや近隣のツバメが集まる集団ねぐらが観察できます。
近隣情報
御手洗川(みたらしがわ)河口
八幡川の西10km、廿日市(はつかいち)市に位置する野鳥飛来地です。支部の定期的な探鳥会を年2回程度開催しています。前浜干潟に生息する野鳥が観察できます。おすすめは春秋のシギ・チドリ類と冬のガンカモ類です。満潮時には、牡蠣の幼生を抑制する棚「カキひび」の上で羽を休める、多数のユリカモメやハマシギ等が観察できます。
宮島

宮島の大鳥居
御手洗川の対岸の世界遺産「宮島」は、紅葉谷公園、大元公園、包ヶ浦、標高535mの弥山(みせん)などで、山地の野鳥を観察できる見どころが多い場所です。大鳥居を望むコースをめぐる探鳥会も、年2回程度開催しています。
日本野鳥の会 広島県支部については、以下をご覧ください。
深山公園(岡山県)
推薦:日本野鳥の会 岡山県支部

岡山県玉野市にある「深山(みやま)公園」は山深い場所にあるのではなく、瀬戸内海の海の玄関宇野港から直線距離3kmほどの丘陵地にあります。国道30号線に接した標高50m~180mの松林を主体としてサクラ、ウメ、ツバキ、ツツジ、モミジなどが植栽されています。
園内は五面のため池、赤松池、中池、タイズ池、新池そして伊達池があります。これらの池を中心として豊かな自然環境を活かした「散策ゾーン」とスポーツを楽しめるミニパターゴルフ場やわんぱく広場、ドックランなどの「プレイゾーン」があります。さらに「道の駅みやま公園」が併設され、大きな駐車場を有する都市公園です。
これらを含めた面積は200ha(岡山市の後楽園の約15倍/東京ドームの約40倍)という広さを持つ公園です。その一部は岡山県から「鳥獣保護区特別保護地区」にも指定されています。赤松池ではコブハクチョウ等が飼育されていて、冬季にはこのエサを目当てにたくさんのカモたちが集まります。池を周回する散策ゾーンでは、近づいても平気なキジバト、近くまで人なつこく寄ってくるヤマガラなどが迎えてくれます。今までに118種類ほどにもおよぶたくさんの野鳥が確認されている、自然豊かな公園です。
所在地
岡山県玉野市田井2丁目4490
環境
池、森林、草地、山地
ベストシーズン
1月、2月、3月、4月、5月、11月、12月
見られる鳥

オナガガモ

ヤマガラ
- 春・夏
-
ホトトギス、ツバメ、キビタキ、オオルリなど
- 秋・冬
-
ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、キクイタダキ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、ビンズイ、アオジなど
- 通年
-
カイツブリ、カワウ、アオサギ、キジバト、ミサゴ、トビ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロなど
近隣情報

道の駅みやま公園

直島へのフェリー乗り場
公園内には、地元で穫れた農産物や鮮魚、特産品などを販売する「道の駅みやま公園」があり、多くの買い物客でにぎわう場所です。また、わんぱく広場には多くの家族連れが来園します。さらの3km離れた宇野港には、瀬戸内海の多島美を眺めながら露天風呂に入れる温泉施設があり、宇野港には「地中美術館」で有名な直島への直行便が発着するフェリー乗り場があります。
注意事項
- 多くの方々が散策やジョギングを楽しんでいます。歩道は狭いので道をふさがないようにしましょう。
- 散策道は、サイクリングロードにもなっています。お子さんたちの自転車には気をつけましょう。
日本野鳥の会 岡山県支部については、以下をご覧ください。












