諏訪湖(長野県諏訪市・岡谷市・諏訪郡)

推薦:日本野鳥の会 諏訪支部

諏訪湖(すわこ)は、八ヶ岳山麓から白樺高原、霧ヶ峰高原に囲まれ、さらにその周囲は3,000mを超す 北・中央・南アルプスが取り囲む環境の中に広がる湖です。水面標高は759m、周囲 16kmの湖は太平洋からも日本海からも100km以上離れた、文字通り山国の水辺です。諏訪市、岡谷市、下諏訪町の市街地に取り囲まれており、周囲は遊歩道とサイクリングロードが整備されていて、日々散歩やジョギングで利用される地域の憩いの場所、そして観光の中心地ともなっていています。

年間を通じて、水鳥を中心に100種類以上の野鳥たちが生息し、旅途中の立ち寄りがあり、広い湖周のどこで探鳥をするのかは悩むところです。例えば岡谷市の横河川(よこかわがわ)河口周辺は、冬のコハクチョウや多くのカモ類の飛来地というポイントでもありますが、湖のどこで何が見られるというよりは、のんびりと散策しながらその時々に水辺や湖面にいるさまざまな鳥たちを探していくというスタイルをおすすめします。

諏訪支部としては、この諏訪湖に対し「銃声のない諏訪湖をめざして」の禁猟アピールを1992年に発信、自治体や各種団体とともに働きかけを行ない、1995年に県は「諏訪湖銃猟禁止区域の設定の一部改正」を行ない、銃声が消えた諏訪湖を実現することができました。また水辺の鳥たちの繁殖、採食、休息環境を守るために、水草や湖畔樹木を残す、流入河川環境維持、浅瀬の保存など行政との調整、要望提出なども行なっています。

所在地

長野県諏訪市・岡谷市・下諏訪町

環境

ベストシーズン

1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月

見られる鳥

コハクチョウ
コハクチョウ
カワアイサ
カワアイサ

越冬していたカモ類がじょじょに減っていきますが、渡り途中の海カモ類やシギ・チドリ類が見られ、また高原をめざして渡って来たノビタキやホオアカ、コムクドリなども数多く立ち寄ります。

ササゴイやヨシゴイが飛来し、子育てを始めます。そのほかめだつのはオオバンの子育てです。

シギ・チドリ類の渡り、トウネン、キアシシギなどはほぼ毎年、アカエリヒレアシシギは時に数十羽が水面に浮かび、他30種超が不定期ですが記録されています。また100羽を超えるオオミズナギドリやクロハラアジサシ、さらにはオニアジサシやマミジロアジサシ、トウゾクカモメなどの記録もこの時期にあります。

コハクチョウや数百羽のカワアイサ越冬が見られるほか、オオワシ、オジロワシが見られることも。

近隣情報

ノビタキ
ノビタキ

諏訪盆地を取り囲む高原地帯、とりわけ霧ケ峰高原が有名ですが、ここは4月から8月までノビタキ、ホオアカを主に、ビンズイ、アオジ、オオジシギ、カッコウなどが多く生息しています。また6月から7月には草原を赤く染めるレンゲツツジ、7月のニッコウキスゲやコバイケイソウが咲き誇り、8月のシシウドの白い花、また近年数を減らしているヤナギランの赤い花に止まる鳥たちの姿は、高原ならではの光景です。

注意事項

湖周辺には散策時用や公園の駐車場が比較的多くあります。市街地に取り囲まれた湖で 湖周は車通りも多いので自家用車で訪れる際は、路上駐車をしないようにして下さい。またトイレ施設等も充実しています。

日本野鳥の会 諏訪支部については、以下をご覧ください。

軽井沢町発地(長野県北佐久郡)

推薦:日本野鳥の会 軽井沢

軽井沢の原風景は、意外にも荒涼と広がる湿地・草原です。1970年頃、南軽井沢の湿地・草原がゴルフ場に開発されてしまいました。奇しくも時期が重なるように、戦後から推奨されてきた稲作が減反政策のため畑作中心となり、軽井沢町発地(ほっち)地区の田んぼは休耕地になっていきました。まさに奇跡。草原性の鳥たちは南軽井沢から発地へと移動し、しぶとく生き続けました。これが現在の発地の鳥たちの綱渡りのような歴史です。

春になると高原の鳥たち、ホオアカやノビタキ、コヨシキリ、カッコウなどが繁殖します。周りの林にはコムクドリやアオジ、クロツグミ、ホトトギスなどの姿が、大空にはノスリの雄姿が見られます。夏の終わりには空を覆い隠すほどのツバメのねぐら入りが観察され、秋の渡りにはオオジシギやチュウジシギが通過し、冬季にはベニマシコやカシラダカ、アトリなどがやってきます。

6月の中頃と8月の終わり頃、軽井沢支部の探鳥会が行なわれ、参加者を楽しませます。また7月には連日、ホタル観賞に人びとが集い、地元や別荘の人々に愛されてきました。

ただし、ここは休耕地という不安定な草原。いつ新たな開発などの脅威に晒されるかもしれません。ヒクイナやヨタカ、オオジシギのように姿を消したり、繁殖しなくなった種類もあります。これらの鳥たちを呼び戻すためにも、一般の市民の方々にこの貴重な場所の大切さを知ってもらうためにも、発地を「未来に残したい探鳥地」に推薦します。

所在地

長野県北佐久郡軽井沢町発地

環境

川/河原、森林、田んぼ/農耕地、草地、高原

ベストシーズン

5月、6月、7月、8月、9月、10月

見られる鳥

コヨシキリ
コヨシキリ
ホオアカ
ホオアカ

5~6月は高原・草原の鳥の繁殖時期です。まずヨシ原では、オオヨシキリの大きな声が飛び込んできます。よく聞いていると、リズムカルに高い声で歌うコヨシキリもいます。もっと丈の低い草地では、ホオジロより小声で短めの歌をさえずるホオアカ、か細い声で「ヒーローリー、ヒリョ、ヒリョ」とさえずるノビタキ。風の音をたよりに、地面より少し高いところを探してください。よく通る大きな声のカッコウや帆翔(はんしょう)するノスリ、まさしく高原の初夏です。

夏の終わりのツバメのねぐら入り。渡りの時期のオオジシギやチュウジシギ。冬のベニマシコやカシラダカ、アトリも見逃せません。キツネの目撃も多いところです。

近隣情報

軽井沢レイクガーデン

軽井沢レイクガーデン
軽井沢レイクガーデン

レイクニュータウンの中にあるガーデンで、四季折々の花が美しいところです。特に6月中頃から7月中頃のバラは数も品種も多く、ガーデンの中はバラの香りでむせ返るくらいです。また、夏場はアサザの黄色い花が湖面を埋め尽くし、必見です。カイツブリやバン、カルガモが繁殖し、カワセミも立ち寄ります。トンボやチョウなどの昆虫も多いところです。ガーデン内は三脚使用禁止です。

軽井沢発地市庭

軽井沢発地市庭
軽井沢発地市庭

新鮮な地元野菜の直売施設で、おみやげなども置いてあります。飲食店も入っていて、食事や休憩に立ち寄る人も多いところです。ただし、お昼頃を過ぎると野菜は品薄になるので注意してください。

注意事項

「軽井沢発地ホタルの里」に駐車場とトイレがあります。休耕地の周りの道は狭く、耕作地もあります。農作業中の方の邪魔にならないように観察してください。車から観察する時は、できるだけ車を端に止めてください。数台以上もしくはグループで訪れる際は、発地の地区長に連絡し、許可をもらってください。もちろん休耕地といえども、農地には絶対に立ち入らないでください。繁殖時期の長時間の撮影は、野鳥にとって脅威です。植物の希少種も多く、採集禁止です。良識ある探鳥を心がけてください。

戸隠森林植物園(長野県長野市)

推薦:日本野鳥の会 長野支部

「戸隠森林植物園」は、1964(昭和39)年5月、長野県で開催した第15回国土緑化大会及び植樹行事を記念し、森林に関する知識とレクリエーション利用の普及を目的として設けられました。長野駅から北西に約22km、車で約40分のところにあります。4月下旬から11月下旬まで開園され、冬季は積雪のため閉園です。

森林、湿地が広がる園内は、71.34haの広さがあり、遊歩道(主に木道)が整備されています。遊歩道沿いに「植物観察園」「モミの木園地」「水ばしょう園」などと名づけられた多様な森林の様相を観察できます。入園は無料です。

全国有数の野鳥の宝庫としての名に恥じず、多くの種類の野鳥が観察できます。春は繁殖を控えた小鳥のさえずりが早朝からあふれかえります。秋には珍しい旅鳥も立ち寄ります。野鳥だけでなくモリアオガエル、ホタルなどの野生生物、またミズバショウなど四季折々のさまざまな花を楽しめます。園内の「八十二森のまなびや」では、マルチビジョンシアターやジオラマ、また多くの標本を通して、戸隠の自然や生きものについて学ぶことができます。

隣接している戸隠神社奥社、鏡池からの雄大な戸隠連山、戸隠そばなど観光資源も豊富で、年間を通して多くの観光客が訪れる人気のスポットです。
長野支部では、ここでの探鳥会を毎年春5回秋3回開催しており、また戸隠森林植物園ボランティアの会主催の探鳥会や自然観察会も行なわれています。

所在地

長野県長野市戸隠3510-35

環境

池、森林、山地

ベストシーズン

5月、6月、10月、11月

見られる鳥

コルリ
コルリ
ムギマキ
ムギマキ
通年(4月下旬から11月下旬の開園期間)

オオタカ、クマタカ、オオアカゲラなどキツツキ類、カラ類、ゴジュウカラ、キバシリ、ミソサザイ、アオジ、キクイタダキ

ジュウイチ、ホトトギスなどトケン類、マミジロ、クロツグミ、コルリ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、ニュウナイスズメ、ノジコ、クロジ

マミチャジナイ、シロハラ、ムギマキ、ルリビタキ、イスカ

水辺の鳥

園内の「緑が池」でカモ類

近隣情報

鏡池から望む戸隠連峰
鏡池から望む戸隠連峰
秋にはマミチャジナイの姿も
秋にはマミチャジナイの姿も

森林植物園から徒歩30分位で鏡池があります。雄大な戸隠連峰が望め、湖面に姿を映します。森林植物園からの道では多くの鳥、花に出会うことができます。車で5分ほどの距離にキャンプ場があります。野鳥観察の夜はキャンプもおすすめです。

注意事項

  • 園内は昆虫、魚、植物の採取は禁止
  • ペットは持ち込まない
  • 散策路は(遊歩道)を外れない
  • ツキノワグマに注意

日本野鳥の会 長野支部については、以下をご覧ください。

三方五湖(福井県若狭町・美浜町)

推薦:日本野鳥の会 福井県

三方五湖(みかたごこ)は、2005年にラムサ-ル条約湿地に登録されました。日向湖(ひるがこ)、久々子湖(くぐしこ)、菅湖(すがこ)、水月湖(すいげつこ)、三方湖(みかたこ)の5つの湖の塩分濃度がそれぞれ異なっており、多様な魚類が生息する湖となっています。また、周辺にはカモ類の餌場となる水田が広がり、ゆるやかな低山に囲まれています。

日本野鳥の会福井県は、古くから当地で探鳥会を開催してきました。湖周辺の公園や施設整備が進み、安心して探鳥会に参加できる環境がしだいに整ってきました。特に三方湖湖岸の「道の駅三方五湖」には2階の展望室に望遠鏡が備えてある「三方五湖自然観察棟」(県の施設)があり、寒い冬にも暖かい室内から湖岸の水鳥を観察することができます。
春にはシギ・チドリ類が立ち寄り、夏にはオオヨシキリやカイツブリ、カルガモが繁殖し、森林性の小鳥たちのヒナ連れの姿を見ることができます。

秋から冬にかけては、最近では1羽になりましたがオジロワシが越冬し、湖をねぐらとし、二番穂水田を餌場とするコハクチョウが100羽を超え、約10,000羽のカモでにぎわいます。特に、汽水湖で水深が浅く湖底が砂地の久々子湖では、ホオジロガモをはじめとした潜水ガモやカモメ類を多く見ることができます。

このように三方五湖は、冬季のカモ類とコハクチョウ類や海ワシだけでなく、一年を通じて森林性の小鳥からミサゴ、ノスリなどの猛禽類まで、多様な野鳥の観察ができる探鳥地です。

所在地

福井県若狭町・美浜町

環境

ベストシーズン

1月、2月、11月、12月

見られる鳥

ミサゴ
ミサゴ
オオヨシキリ
オオヨシキリ
春・夏

周辺の水田に水が張られて代搔きや田植えが始まると、渡り途中のシギ・チドリ類が立ち寄り、ヨシ原ではオオヨシキリがさえずり、カイツブリやカルガモの繁殖が始まります。ミサゴは盛んに湖に飛び込み、魚を獲る姿が見られます。

夏鳥たちと交代するかのように、カモ類がどんどん到着します。湖上空を飛ぶヒヨドリの大群は、時折出現するハヤブサを避けるために、湖面すれすれを飛んでいきます。晩秋からはコハクチョウが増え始めます。

多くの種類のカモやオオバン、カンムリカイツブリで湖がいちばんにぎやかになり、運がよければ上空を飛ぶオジロワシを見ることができます。

近隣情報

年縞博物館
年縞博物館 水月湖から採取した世界標準のものさしを展示

久々子湖から出航する電池推進遊覧船
久々子湖から出航する電池推進遊覧船

「道の駅三方五湖」の隣にある「縄文ロマンパ-ク」では、川の河口近くに六角屋根の東屋があり、階段を上がるとヨシ原付近の野鳥観察ができます。公園内には、水月湖で採取された世界標準のものさしを展示する「年縞(ねんこう)博物館」や「若狭三方縄文博物館」があり、見学ができます。

久々子湖の北端にある「美浜町レイクセンタ-」からは、走行音が静かな電池推進遊覧船が航行しており、船上からカモ類など水鳥を間近に観察することができます。水月湖、日向湖にまたがるレインボ-ライン頂上からは、三方五湖、若狭湾を一望することができます。

野鳥観察の後は、「三方温泉きららの湯」(若狭町中央)で疲れをいやすことができます。

注意事項

湖周道路は幅が狭く樹木も迫り出しているため、自動車での通行はおすすめできません。農耕地での観察の際には、耕作者の通行の妨げにならないよう配慮をお願いします。

日本野鳥の会 福井県については、以下をご覧ください。

普正寺の森(石川県金沢市)

推薦:日本野鳥の会 石川

「普正寺(ふしょうじ)の森」は、石川県健民海浜プールに隣接する場所で、ここは普正寺海岸と犀川(さいがわ)下流との間の砂丘上に広がった林です。海と川に挟まれた貴重な条件を有するこの森は、渡り鳥のルートにもなっており、「ササゴイの池観察舎」が設置されていて、遊歩道や水場、大池も整備されています。防風林でもあった多くの松は、松くい虫による被害で消えてしまいましたが、森は明るく見やすいという条件に恵まれています。

身近な鳥から高原の鳥まで楽しめるうえ、春や秋の渡りのシーズンには、アカショウビンやサンコウチョウなどのほか、しばしば予期せぬ珍客の訪問もあります。市街地に近い場所でありながら、アカテガニやクロベンケイガニなどの陸ガニも生息していて、バードウォッチングをしながら、足元でその姿を楽しむこともできます。日本野鳥の会石川では、1985年5月から40年近くにわたって、この「普正寺の森」で毎月定例探鳥会を開催しています。子どもたちから高齢者まで幅広い市民の方々の参加があり、多くの人に親しまれる探鳥地となっています。

2015年10月にこの「普正寺の森」を掘削する河川改修工事が始まることを知り、野鳥をはじめとする生物たちの環境を守るために、日本野鳥の会石川の中で「普正寺の森河川工事対策委員会」を立ち上げました。専門家の意見も参考にしながら、石川県の河川課や自然環境課と意見交換をしつつ、野鳥をはじめとする生物多様性に配慮した『環境保全のための河川工事の在り方』を行政と共に探っています。

所在地

石川県金沢市普正寺町

環境

海、川/河原、池、森林

ベストシーズン

4月、5月、6月、9月、10月、11月

見られる鳥

イスカ
イスカ
キレンジャク、ヒレンジャク
キレンジャク、ヒレンジャク

ベニマシコ、ジョウビタキ、オオルリ、キビタキなど冬鳥と夏鳥が交錯し、森の散策が楽しい季節です。

野鳥の少ない季節ですが、カワセミ、シジュウカラ、コゲラ、カワラヒワなどの常連さんたちに出会うことができます。

シロハラ、コサメビタキ、エゾビタキ、ジョウビタキなど、森の中が渡りの鳥でにぎやかになる季節です。

キンクロハジロ、ヒドリガモなどのカモ類や小鳥類が観やすくなる季節。海辺ではシロチドリの姿も見られます。

近隣情報

金沢港いきいき魚市

金沢港いきいき魚市
金沢港いきいき魚市

石川県の豊かな海産物が集まる「金沢港いきいき魚市」では、金沢港はもとより、近港から水揚げされた地物の魚を中心に、四季折々、鮮度抜群の海産物をお手頃価格で手に入れることができます。立ち食い寿司やイートインコーナーもあり、普正寺の森から車で10分ほどなので、バードウォッチングの後の腹ごしらえや、お土産探しにもオススメです。

石川県金沢港大野からくり記念館

からくり記念館外観
石川県金沢港大野からくり記念館

幕末の発明家・科学技術者「大野弁吉」の業績を紹介するとともに、近代技術のあけぼのを代表するからくり作品を展示しています。江戸時代から続く日本特有の技術の開花をうかがい知ることができ、日本の職人の創意、工夫、美しさへのこだわりを「見て・触れて・楽しむ」ことができる体験型ミュージアムです。

注意事項

  • 夏場はカが多いので、長袖・長ズボンなどカに刺されないような注意が必要です。
  • 森の中での撮影は、譲り合いの精神で楽しんでください。

日本野鳥の会 石川については、以下をご覧ください。

呉羽山(富山県富山市)

推薦:日本野鳥の会 富山

富山駅から車で10分の場所にある呉羽山(くれはやま)。展望台からは富山市街が間近に見下ろせ、晴れた日にはその向こうに、“立山をあおぐ特等席”として、雄大な立山連峰を見ることができます。また、周辺には古墳や城址などの史跡に加えて、「民俗民芸村」や「五百羅漢」、「富山ガラス工房」、「富山市ファミリーパーク(動物園)」など、見どころがたくさんあります。

富山平野の中央部に突き出たこの丘陵地帯には雑木林が多く、渡り途中の野鳥が羽を休める格好の場所となっています。春の渡りの季節には、オオルリやキビタキ、コマドリなどの夏鳥のさえずりがにぎやかに聞こえてきます。また、秋の渡りの季節には、カラスザンショウの実をついばむムギマキの姿を見ることもできます。

日本野鳥の会富山では毎月1回、ここで定例探鳥会を開催しています。安養坊(あんようぼう)にある「八幡社」に集合して、雑木林の中の遊歩道を歩きながら鳥を観察しています。探鳥会では年間を通して50~60種の野鳥を見ることができ、ビギナーにとっては、バードウオッチングの基本をおぼえる格好の機会となっています。

一方、8月の探鳥会は「クリーンアップ探鳥会」と称して、野鳥を探しながらごみを拾う活動も行なっています。春先には丘陵地のどこかからフクロウの声が聞かれ、富山市街の身近にある自然豊かな探鳥地として、将来に引き継ぎたいと考え、紹介します。

所在地

富山県富山市安養坊

環境

森林

ベストシーズン

1月、2月、4月、5月、10月、11月、12月

見られる鳥

ムギマキ
ムギマキ
トラツグミ
トラツグミ

4月中旬から5月にかけて、オオルリやキビタキ、コマドリ、クロツグミなどの代表的な夏鳥が見られます。暗い林の中には、ヤマシギやミゾゴイがいることも。

渡り途中のコサメビタキやエゾビタキの他にも、ムギマキが見られます。カラスザンショウが実をつける頃が観察のチャンスです。

木の葉が落ちて、カラ類の混群やキツツキの仲間がとても観察しやすいです。上を見上げると、オオタカやハイタカ、ミサゴが悠々と飛んでいるし、積雪具合では、山から下りてきたトラツグミを見ることができます。

近隣情報

ビューポイントから見た「富山市街と立山連峰」
ビューポイントから見た「富山市街と立山連峰」
冬の「呉羽山公園都市緑化植物園」
冬の「呉羽山公園都市緑化植物園」

呉羽山は富山県を東西に二分する丘陵です。昔から西側を呉西(ごせい)、東側を呉東(ごとう)と呼んでおり、富山の歴史や文化の境となってきました。尾根に沿って自然歩道「フットパス」が設けられ、ビューポイントからの眺望は格別です。2023年には「呉羽丘陵フットパス連絡橋」が完成し、今後、周辺の園路や広場についても整備される予定です。 観察ポイントとしては、図書館の北側にある、「呉羽山公園都市緑化植物園」も見逃せません。公園内の池にはカワセミが見られ、コガモに混じってシマアジがいることもあります。

注意事項

映画のロケ地にもなった、「五百羅漢」の辺りがいちばんのおすすめです。「五百羅漢」は、階段がとても急で、木の根っこがあちこちで張り出しています。鳥を見るのに夢中になって転ばないよう、足下に十分注意してください。

日本野鳥の会 富山については、以下をご覧ください。

御岳山(東京都青梅市)

推薦:日本野鳥の会 奥多摩支部

御岳山(みたけさん)は、神話に登場する第十代崇神(すじん)天皇の時代が起源と言い伝えられており、文献では奈良時代に金剛蔵王権現(こんごうざおうごんげん)像が安置されたことが初めて記録されており、その頃から蔵王信仰・修験道・山岳信仰の地として知られるようになりました。鎌倉時代から安土桃山時代にかけて金峰山(きんぷさん)御嶽蔵王権現として武士たちの信仰を集め、江戸時代に入ると江戸を護るために社殿の向きが改められました。江戸中期になると庶民の社寺詣でが盛んになり、御嶽信仰と共に御師(おんし)集落が広がっていきました。今に残る宿坊もこの流れを受け継いでおり、茅葺屋根の東馬場家、日本野鳥の会の創設者・中西悟道が定宿とした駒鳥山荘も、数ある宿坊の一つです。

なお、鳥声録音の先駆者・蒲谷鶴彦が、戦後AC電源駆動の自作録音機を用いてコノハズクの鳴き声を録音したのも、御嶽神社の境内です。

現在の御師集落には「東京都御岳ビジターセンター」があり、鳥、植物、昆虫、登山道など、いろいろな情報が得られるほか、歴史や文化の展示があり、各種観察会・講座も開催しています。

日本野鳥の会奥多摩支部では、前身の秋川支部結成記念として1948(昭和23)年7月に探鳥会を開催し、1953(昭和28)年の奥多摩支部結成後からは支部探鳥会を、四季を通じて実施しています。探鳥コースは大きく二つに分けられ、春から夏は沢沿いのロックガーデン。冬は木漏れ日の大塚山。9月はタカの渡り観察で日の出山へ。11月はハイキングを兼ねて紅葉の奥の院と上高岩山に交互に登っています。

なお、集落内にはムササビ用の巣箱が数か所に設置され、運がよければムササビが顔を出していることがあります。またカモシカに出会うこともあります。

ムササビ
ムササビ

カモシカ
カモシカ

所在地

東京都青梅市御岳山

環境

山地

ベストシーズン

1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月

見られる鳥

オオルリ
オオルリ
ミソサザイ
ミソサザイ

4月にはミソサザイがさえずり、5月にはオオルリ、キビタキ、クロツグミなどが飛来し、にぎやかになります。6月にはロックガーデンのイワタバコやタマガワホトトギスの花も楽しめます。

夏から秋

初夏は巣立ちヒナに会えるチャンスがあり、8月は富士峰園地のレンゲショウマが咲き、9月中旬から10月上旬は日の出山でタカの渡り観察。11月は紅葉がきれいです。

12月から3月は、富士峰から大塚山を周遊するのがおすすめです。カラ類の混群やマヒワ、アトリなどの冬鳥が楽しめます。

通年

早朝はケーブル終点の御岳平での定点観測をおすすめします。小鳥たちが飛来し、楽しめます。表参道も急ぐことなく斜面に目と耳を向けると、多くの鳥がエサを啄んでいます。また、御師集落の裏道にも多くの鳥がいるので、観光客、登山者と分かれて裏道を歩くことをおすすめします。

なお、キバシリやオオアカゲラなども通年生息しているので、足しげく通うと出会えるでしょう。

近隣情報

御岳渓谷
御岳渓谷
カワガラス
カワガラス

御岳山での探鳥の後、時間があれば御岳渓谷を散策することをおすすめします。瀬音の響く渓谷にはカワガラス、セキレイ3種、アオサギ、カワウなど山の上とは異なる鳥たちを身近に見ることができ、カラ類を中心とした小鳥たちも観察できます。

また、御嶽駅近くには、お蕎麦が美味しい「玉川屋」が、御岳渓谷沿いには「玉堂美術館」、「御岳美術館」、甘味処の「いもうとや」があり、沢井駅まで渓谷沿いに足を伸ばすと「寒山寺」、「小澤酒造」、「櫛かんざし美術館」、食事処の「ままごと屋」、「豆らく」があります。

注意事項

交通の便のよい観光地ですが、ロックガーデンや大塚山はハイキングコースとなりますので、軽登山靴などしっかりした靴で行くことをおすすめします。また山地のため天候が急変することがあります。晴れていても、雨具はお守りとしてお持ちください。

日本野鳥の会 奥多摩支部については、以下をご覧ください。

東京湾に残された干潟(三番瀬、谷津干潟、小櫃川河口)

推薦:日本野鳥の会 千葉県

ハマシギとスズガモ群(小櫃川河口干潟)

東京湾にはかつて広大な干潟が拡がり、地球規模で移動する渡り鳥にとって貴重な中継地としての役割を果たしてきましたが、その多くが工業団地等の開発によって埋め立てられてしまいました。現在では、干潟としての機能が残り、まとまって野鳥観察できるのは、三番瀬(さんばんぜ)、谷津(やつ)干潟、小櫃川(おびつがわ)河口だけとなっています。いずれの干潟も熱心な市民活動の結果、現在の姿が守られていますが、未来に引き継ぐためにはさらに多くの方の理解と協力が必要です。

三番瀬は東京湾の最奥部に位置し、船橋市をはじめ、習志野市、市川市、浦安市の沖合に広がる干潟・浅海域です。海浜公園の前面に広がる干潟は人工的に作られたものですが、干潟の生物を身近に観察できる場所として家族連れも多く訪れます。

谷津干潟は周囲が住宅地、工業団地へ造成される中で、奇跡的に埋立てを免れた長方形の湿地です。シギ類、チドリ類の希少な生息地として環境保護活動が行なわれた結果、鳥獣保護区に指定され、さらには1993年にラムサール条約湿地に登録されました。

小櫃川は、河口が木更津市の盤洲(ばんず)干潟の中心として三角州による湿地帯を形成しています。希少になった塩性のアシ原が拡がる東京湾の干潟の原風景が残された場所として、ハマエンドウなどの海浜植物も観察できる貴重な場所となっています。

干潟は野鳥だけでなく、ハゼなどの魚類、カニなどの甲殻類やゴカイ、貝など多様な生物が生息しており、日本野鳥の会千葉県では定期的に探鳥会を開催し、野鳥の観察を通じて、干潟が生物多様性を確保し、安定した自然環境を維持する上で重要な役割を果たしていることを伝えています。

所在地

千葉県船橋市、習志野市、木更津市

環境

海、干潟、川/河原

ベストシーズン

1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月

見られる鳥

ミヤコドリ
ミヤコドリ
チュウシャクシギ
チュウシャクシギ

ハマシギ・ミユビシギ・オオソリハシシギ等のシギ類や、ダイゼン・メダイチドリ等のチドリ類は春・秋の渡りシーズンで多くの種類が観察できますが、それ以外の季節でも多様な姿を見ることができます。また、夏にはアジサシ類、冬はカモメ類、カモ類が多く訪れます。

三番瀬では一年を通じてミヤコドリが姿を現し、最近はズグロカモメも人気です。小櫃川河口ではヨシ原での小鳥やチュウヒ等の猛禽類との出会いもあります。ただし、いずれの鳥も年々その数を減らしており、例えば、スズガモはかつて東京湾に10万羽程度は確認されましたが、現在は2万羽程度と、危機的な状況になっています。

近隣情報

谷津干潟自然観察センター
谷津干潟自然観察センター

三番瀬には「ふなばし三番瀬環境学習館」、谷津干潟には「谷津干潟自然観察センター」があり、それぞれの干潟の状況を学習することができます(入場料は有料)です。

注意事項

干潟は干満によって大きく風景が変わり、観察できる鳥も変化します。事前に潮汐表を確認しつつ、現地でも急激な満ち潮にはご注意ください。

日本野鳥の会 千葉県については、以下をご覧ください。

見沼たんぼ(さいたま市・川口市)

推薦:日本野鳥の会 埼玉

芝川、加田屋(かたや)川、そして東西の見沼(みぬま)代用水。4つの河川に囲まれ、鹿の角のような形に広がる見沼たんぼ。かつては、無数の沼が点在する大湿地帯「見沼」でした。江戸時代に干拓や新田開発が行なわれ、「見沼たんぼ」が誕生。その後長い間、水田として維持されてきました。一時は1万羽を超えるサギ類の大集団営巣地「野田の鷺山」が形成されたこともありました。

高度成長期には開発ラッシュが押し寄せましたが、狩野川(かのがわ)台風(1958年)の際、この地域が自然の貯水池として機能し、下流の被害を最小限にとどめることができました。その後は主に治水のため、開発が抑制される政策がとられています。

1970年代以降は水田から畑への変換がすすみ、現在では水田の割合はわずか数パーセントまで減っています。最近では、首都近郊に残された数少ない大規模緑地空間として、見沼たんぼを保全しようという動きが出てきています。

保全政策や農業に従事する方々のおかげで良好な自然環境が残されているため、この地域はさまざまな野鳥にとって重要な生息地となっています。年間を通して見られる身近な普通種に加え、四季折々のさまざまな野鳥が見沼田んぼを訪れます。

これらの野鳥の観察を通して、見沼たんぼの環境の大切さを知っていただくために、日本野鳥の会埼玉では「三室(みむろ)地区定例探鳥会(毎月1回)」「民家園(芝川第一調節池など)探鳥会(年4~5回)」「見沼自然公園周辺探鳥会(冬季3回)」「大宮市民の森探鳥会(年1回)」などの探鳥会を開催しています。

所在地

埼玉県さいたま市(緑区、見沼区、北区、大宮区)、川口市

環境

川/河原、池、森林、田んぼ/農耕地、草地

ベストシーズン

1月、2月、3月、4月、5月、6月、9月、10月、11月、12月

見られる鳥

トモエガモとオナガガモ
トモエガモとオナガガモ
ベニマシコ
ベニマシコ
通年

キジ、オオタカ、カワセミ、シジュウカラ、ヒバリ、メジロ、エナガ、ホオジロなど

身近な鳥がにぎやかにさえずります。キジの姿も見やすい季節。ツバメ、コチドリ、オオヨシキリが飛来し、雑木林を渡りのヒタキ類などが通過してゆきます。

カルガモ、シジュウカラ、ムクドリ、スズメなど身近な鳥の幼鳥や親子連れ。コムクドリの群れも登場します。

サシバ、カッコウの仲間、エゾビタキ、ノビタキなど、南へ向かう鳥たちとの出会いが期待できます。

水辺にはさまざまなカモ類が集合。ツグミ類、ジョウビタキ、ルリビタキ、シメ、ベニマシコ、カシラダカなどが越冬しています。年によってはイカル、アトリなども。

近隣情報

浦和博物館
浦和博物館
旧坂東家住宅
旧坂東家住宅

見沼たんぼに点在する、いくつかの小さな博物館。探鳥会の集合や休憩に利用しているほか、後援の形でご協力いただいているところもあります。

「さいたま市立浦和博物館(さいたま市緑区三室)」の趣のある建物は、埼玉県師範学校校舎「鳳翔閣(ほうしょうかく)」(浦和レッズの旗にも描かれている)の中央部を復元したもの。古代から近代に至る郷土の民俗・歴史・美術資料が展示されています。

「浦和くらしの博物館民家園(緑区下山口新田)」には、市内の伝統的な建造物7棟が移築・復元されています。展示は生産・生活用品を中心にした民俗資料など。

「旧坂東家住宅 見沼くらしっく館(見沼区片柳)」は、新田開発で活躍した坂東家の10代目が1857年に建てた屋敷。中に入れますので、タイムスリップ気分を楽しんでください。

「さぎ山記念館(緑区上野田)」には「野田の鷺山」に生息していたサギ類の写真や剥製のほか、貴重な歴史資料が保存されています。

注意事項

畑や田んぼなどの農地は私有地です。立ち入らないように気をつけましょう。農作業中の傍らを通る時には、ひとことあいさつを忘れずに。路上駐車もご遠慮ください。

日本野鳥の会 埼玉については、以下をご覧ください。

群馬県立多々良沼公園(群馬県館林市・邑楽町)

推薦:日本野鳥の会 群馬

「鶴舞う形の群馬県」の顔の辺りに位置する「群馬県立多々良沼(たたらぬま)公園」は、次のような多様な自然環境を備えた公園です。

  • 公園の中心となる多々良沼
  • 農閑期は水位が下がり、水深の浅いところは干潟のような陸地となる
  • 南側には東西に伸びる松林
  • 西側に広がるヨシ原
  • 周辺を取り巻く農耕地

このように豊かな自然環境により、年間で100種前後の野鳥と出会うことができます。

一般の方にも有名な野鳥では、群馬県では数少ない白鳥の飛来地です。緯度から見ると最南端に位置し、最近ではオオハクチョウ、コハクチョウがほぼ同数飛来しています。
冬になると、多々良沼の浮島弁財天の近くにダイブするミサゴや、ガバ沼でオナガガモを狩るオオタカを狙って多くのカメラマンが待機します。また、周辺の農耕地にはミヤマガラスもやってきます。運が良ければコクマルガラスも見られるかもしれません。

農閑期に水位が下がってくると、旅鳥のシギ類やチドリ類が立ち寄ります。浮島弁財天から遠くない干潟のようになったところで採餌をします。
海のない群馬県でありながら、アジサシ類、カモメ類も観察できます。
8月~9月の「ツバメのねぐら入り」の時期には、ねぐらのヨシ原が観察場所から近いので、ツバメやショウドウツバメが頭の上スレスレに帰ってきて、目の前のヨシ原に吸い込まれていく様子を見ることができます。

日本野鳥の会群馬では、この公園で年間3回の探鳥会を実施しています。
8月には「ツバメのねぐら入り探鳥会」を実施し、ツバメ以外にもヨシゴイ、ゴイサギなど10〜20種が観察できます。
11月と2月に実施している探鳥会では、午前中の3時間で、冬鳥を中心に50~60種の野鳥を観察することができます。

所在地

群馬県館林市松沼町地内外

環境

川/河原、池、森林、田んぼ/農耕地、草地

ベストシーズン

1月、2月、3月、4月、5月、6月、8月、9月、10月、11月、12月

見られる鳥

コハクチョウ、マガン
コハクチョウ、マガン
オグロシギ、オオハシシギ、ハマシギ
オグロシギ、オオハシシギ、ハマシギ
春・秋

セイタカシギ、オグロシギ、オオハシシギ、ツルシギ、アオアシシギ、コアオアシシギ

ツバメのねぐら入り(ツバメ、ショウドウツバメ)、オオヨシキリ、ヨシゴイ、コアジサシ

オオハクチョウ、コハクチョウ、アメリカコハクチョウ、マガン、オオヒシクイ、マガモ、コガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、アメリカヒドリ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オシドリ、トモエガモ、シマアジ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、ミコアイサ、カワアイサ、セグロカモメ、ユリカモメ、クロハラアジサシ、コチドリ、トウネン、ハマシギ、タシギ、クイナ、ミヤマガラス、カケス、ジョウビタキ、ベニマシコ、オオジュリン、アオジ、ビンズイ、タヒバリ、アリスイ、アオゲラ、アカゲラ、キクイタダキ、アカハラ、シロハラ、トラツグミ、コウノトリ

通年

カワセミ、カイツブリ、オオタカ、ミサゴ、チョウゲンボウ、ハイタカ、キジ

近隣情報

群馬県立森林公園「おうらの森」(旧群馬県立緑化センター)

群馬県立森林公園「おうらの森」(旧群馬県立緑化センター)
群馬県立森林公園「おうらの森」(旧群馬県立緑化センター)

多々良沼公園の北西に隣接する森林公園で、規模は小さいですが、春と秋の2回、夏鳥の中継地として、オオルリ、キビタキ、センダイムシクイ、オオムシクイ、イカル、ツツドリ、サンコウチョウなどを観察することができます。

群馬県立森林公園 おうらの森
群馬県邑楽郡邑楽町大字中野3924番地1

つつじが岡公園(城沼)

館林市「つつじが岡公園(城沼)」
館林市「つつじが岡公園(城沼)」

多々良沼公園の5km東には、ツツジで有名な「つつじが岡公園」があります。
当会の館林分会では、毎月第1日曜日に公園内の城沼周辺で月例探鳥会を実施しています。通年でクイナ、カワセミが見られ、桜の時期にはニュウナイスズメ、渡りの中継地としてコムクドリも観察できます。春から夏にかけての繁殖期には林にサギのコロニーができ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アマサギ、ゴイサギが子育てをします。城沼のハスが枯れた頃から水鳥が多く飛来し、ハクチョウのねぐらにもなっています。ハクチョウは早朝に多々良沼などに飛び立っていきます。

つつじが岡公園 群馬県館林市花山町3181

注意事項

  • 多々良沼を1周する散策コース(5.7km)は、野鳥観察するには3時間程度必要です。
  • 大きな駐車場は「松沼南駐車場」「多々良沼公園駐車場(浮島弁財天)」の2か所ですが、散策コースに沿って、小さな駐車場が7か所ありますので、観察したい野鳥に合わせて利用すると便利です。

日本野鳥の会 群馬については、以下をご覧ください。