草垣群島

環境構成

草垣群島は、鹿児島県枕崎市の南西沖約90㎞の東シナ海上に位置し、上ノ島、中ノ島、下ノ島の他、17の小島からなる無人島群である。中でも最も大きな上ノ島は、オオミズナギドリおよびカツオドリの集団繁殖地となっており、国指定鳥獣保護区である。また、渡り鳥にとっても重要な中継地であり、これまでに約150種が確認されている。
黒潮が沖合を流れ、メジナやシマアジの釣り場として知られ、イシダイやアラなどの磯魚の宝庫でもある。

海鳥の繁殖地の保護指定

  • 国指定草垣島鳥獣保護区（特別保護地区）

繁殖している海鳥

オオミズナギドリ、カツオドリ

海鳥・海洋保全への脅威

  • オオミズナギドリ、カツオドリのコロニー周辺の岩石採取計画
  • 釣り人の立ち入りによる繁殖地の攪乱
  • 移入種（クマネズミ）による海鳥の捕食

保全活動

  • 環境省・鹿児島県（特別鳥獣保護区の調査）