プレスリリース:バードウォッチングウィーク!(*11月1日~7日) 身近な水鳥をeBirdに投稿しよう

2023年10月12日

ヒドリガモ

(公財)日本野鳥の会(事務局:東京、会長:上田恵介、会員・サポーター数:約5万人)は、バードウォッチングウィーク<11月1日(水)~7日(火)>に、より多くの方が野鳥観察を楽しみ、世界規模の市民科学プロジェクト「eBird」に観察情報を寄せていただけるよう、キャンペーン「バードウォッチングウィーク! 身近な水鳥をeBirdに投稿しよう」を実施します。観察対象種を見た方、期間中毎日投稿した方には、記念品をプレゼントします(該当者多数の場合は抽選)。

eBirdについて

eBird(イーバード)は、米国・コーネル大学鳥類学研究室(Cornell Lab of Ornithology)が運営する世界最大の野鳥観察データベースであり、市民科学(市民と科学者が協働する科学研究)プロジェクトです。eBirdには世界中のバードウォッチャーから10億件を超える野鳥観察情報が寄せられ、蓄積されたデータは鳥類の調査研究や保全活動に活用されています。日本野鳥の会はコーネル大学鳥類学研究室と協働で、その日本語のポータルサイト「eBird Japan」を運営しています。

eBirdでは、自分のバードウォッチングの記録をスマートフォンやPCから投稿して、データベースに保存することが(アーカイブ)できます。また、さまざまな検索機能で、見たい鳥の写真や音声、どこに行けば見られるか、人気のバードウォッチングスポットなどを調べることができます。eBirdを利用すれば、スマートフォンひとつが、フィールドノートにも、図鑑にも、探鳥地ガイドにもなります。

11月1日~7日はバードウォッチングウィーク。eBirdで野鳥観察を楽しもう!

11月1~7日はバードウォッチングウィークです。秋から冬にかけては木々の葉が落ち、鳥の姿を見つけやすくなります。ガン・カモ類など比較的大型の水鳥も渡ってくるので、バードウォッチングを始めるのに最適です。公園の池や近くの川など、身近な水辺で見られる鳥を観察して、eBirdに投稿してみましょう。観察対象種の水鳥3種(ヒドリガモ、マガモ、オオバン)をすべて見た方、7日間毎日投稿した方には、素敵なプレゼントも!

「eBirdを使ってみたいけれど、見た鳥の名前がわからない」という方には、eBirdと連動してAIが識別をサポートするアプリ「Merlin」がおすすめです。キャンペーンに合わせて、アプリ「Merlin」の使い方を紹介するオンラインセミナーや、野外でeBirdへの投稿方法を解説する講座も開催します。

キャンペーン「バードウォッチングウィーク!身近な水鳥をeBirdに投稿しよう」の概要

期間
2023年11月1日(水)~7日(火)(バードウォッチングウィーク)
参加方法

期間中いつでも、好きな時間にバードウォッチングをして、見た鳥をアプリ「eBirdモバイル」またはポータルサイト「eBird Japan」から投稿してください。

※eBirdに投稿するには、アカウントが必要です。
アカウント作成方法

※初めて使う方は「eBird/Merlin 設定と基本操作ガイド」(PDF/1.2MB)をご覧ください。

投稿方法

スマホアプリ「eBirdモバイル」または、eBird Japanウェブサイトから投稿できます。
投稿方法は、以下をご覧ください。

参加賞
期間中にチェックリストを投稿された方のうち、

1.サントリー特別賞

ステンレス製真空タンブラー『クマタカ』
協力:薮内正幸美術館

観察対象種(水鳥3種:ヒドリガモ、マガモ、オオバン)をすべて見た方10人(該当者多数の場合は抽選)に、サントリーホールディングス株式会社提供の「ステンレス製真空タンブラー『クマタカ』(薮内正幸イラスト)」をさしあげます。


観察対象種-水鳥3種-

ヒドリガモ
ヒドリガモ
マガモ
マガモ
オオバン
オオバン


2.日本野鳥の会賞

卓上カレンダーと、今治タオルハンカチ・カワセミ

7日間毎日チェックリストを投稿した方10人(該当者多数の場合は抽選)に、日本野鳥の会オリジナルグッズ「卓上カレンダーと今治タオルハンカチ・カワセミ」をさしあげます。

講座(オンライン/対面)のご案内

1.オンライン講座「AIと野鳥識別対決‐Merlinに挑戦!」

日時
2023年10月26日(木) 19:00~20:00
内容
「Merlin」は、世界最大の野鳥観察データベースeBirdと連動して、野鳥の識別をサポートするアプリです。このウェビナーでは、Merlin(AI)とバードウォッチャー(日本野鳥の会:奴賀俊光)の識別クイズ対決を通じて、野鳥を識別するポイントと、アプリ「Merlin野鳥識別」をうまく活用するコツをご紹介します。識別クイズには、視聴者の皆さまもご参加いただけます。
方法
Zoomウェビナー(定員300名、先着順)
参加費
無料

詳細・お申込みはこちら

2.対面講座「eBird野外体験講座」

日時
2023年11月5日(日) 10:00~12:00 雨天決行
場所
手賀沼親水広場・水の館3階研修室と周辺
内容
野鳥を観察し、モバイルアプリからeBirdに投稿するまでの手順を、フィールドで体験します。 11月4~5日に開催されるジャパン・バードフェスティバル会場での講座となります。
定員
20名(先着順)
講師
日本野鳥の会スタッフ
参加費
無料

詳細・お申込みはこちら

eBirdとは

世界規模の市民科学プロジェクト

eBirdは、米国・コーネル大学鳥類学研究室が運営する、世界的な科学研究プロジェクトであり、誰でも参加できる市民科学プロジェクトです。世界中のバードウォッチャーの野鳥観察記録をオンラインで共有し、鳥類の研究や保護に役立てることを目的に、2002年に開発されました。2023年10月1日現在、eBirdの利用者は世界で90万人、国内で5600人を超え、日々増え続けています。

ポータルサイトeBird Japan公開により、日本語で利用可能に

eBirdは、コーネル大学鳥類学研究室と、世界中のパートナー団体、何千人もの地域の専門家、何十万ものユーザーの協働で運営されています。2021年11月にコーネル大学鳥類学研究室と(公財)日本野鳥の会によりポータルサイト「eBird Japan」が公開され、eBirdへの投稿や検索、関連するアプリが日本語で利用できるようになりました。「eBird Japan」は、現在、サントリーホールディングス株式会社(メインスポンサー)と、カールツァイス株式会社(協賛)のご支援を得て、(公財)日本野鳥の会が運営しています。

eBirdは多言語に対応しており、世界中で利用できます。また、eBirdに蓄積されたデータは、調査研究や教育活動、自然保護活動など非営利目的であれば、誰でも自由に利用できます。

日本野鳥の会 組織概要

組織名:公益財団法人 日本野鳥の会(会員・サポーター 約5万人)
代表者:理事長 遠藤孝一
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
URL:https://www.wbsj.org/

本件に関するお問い合わせ先

(公財)日本野鳥の会
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23丸和ビル
担当:自然保護室 葉山政治/岡本裕子
電話:03-5436-2633
E-mail:[email protected]


本プレスリリースのPDF版はこちら/678KB]

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