生きものもすみやすい田んぼづくり(ナベヅルのえさば)の様子(徳島県 阿南市・小松島市)

2020/02/20

昨年秋からから試行している、ナベヅルを指標にした「生きものもすみやすい田んぼ」の様子を見に行ってきました。今年は四国全体でナベヅルの飛来が少なく、徳島県内でほとんど確認されていませんが、実施田ではタヒバリやツグミが二番穂の中に出たり入ったりしていました。

これらの鳥は冬の間、小型の昆虫をえさにするので、餌場として利用しているのかもしれません。二番穂を残している地表面ではハネカクシやクモ類、ナナホシテントウなどが見られました。
自動撮影カメラを設置したので、引き続き様子を見てみたいと思います。

ツグミとタヒバリ

ツグミ(赤枠)とタヒバリ(黄枠)。今季は二番穂の実りがあまり良くなく、一見実っているように見えるが触ってみると結実してない籾が多い。